きららBBSでのSS初投稿の求道者と申します、宜しくお願い致します。pixivに現在進行形で執筆中のものをこちらでも消化してきます。
きんいろモザイクはアニメ+映画+10巻まで消化しました、最終回+続編+映画化おめでとうございます。
タイトルから内容を察された方もいらっしゃるかもしれませんが、性格の違うきんモザキャラのいる"鏡の世界"にアリスが飛ばされる、という話です、他にも鏡の世界を題材としたきららSがありそれに触発されて書きました。また以前同じコンセプトのSSを別の作品で行いましたが鏡の設定等はそこからいくつか引き継ぎます。
注意
・キャラ崩壊注意!!(特に鏡シノと鏡カレン)
・独自設定注意
・基本ギャグテイストですが、一か所だけシリアス混ぜる予定でいます
・更新は不定期ですがかなりゆっくり進められる思われます。(大まかなシナリオは完成しています。)
・全ての原作キャラが出て来るとは限りません。
・性格改変・パラレルワールド系等原作改変の要素を好まない方はブラウザバックを推奨されます。
・あまりにも評判が悪い場合はsageて逃亡します。
SS初心者で至らない点至らない点もあるとは思われますがよろしくお願いします。
ちなみに筆者の推しキャラはシノです。
シノ「.....こうしてその少女は鏡の中に引きこまれ永遠の時をそこで過ごす事になりました。」
シノ「おしまい、です! 楽しんでいただけましたか!?」
綾「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
アリス「ひぃぃぃぃぃぃ!」
カレン「寒気がするデース...」
陽子「すまん... これは綾やアリスでなくてもキツイわ...」
忍「えー、話し足りないですよー、まだ鏡にまつわる話なら沢山あるんですけど....」
カレン「逆になんでシノは表情一つ変えずに話し続けられるのデスカ...」
忍「例えば鏡に向かって「お前は誰だ」と呟き続けたら精神が崩壊するとか、成仏しきれなかった霊魂が鏡の中から現れて霊界に引きずり込むとか、性格が逆転した自分のいる "鏡の世界"と呼ばれる場所があるとか」
綾「だからなんで続けるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
アリス「にゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
忍「うう... すみません... 皆さん楽しんでいらっしゃったのかと... 」
陽子「あの反応の何処をどう見てそう思ったんだ...」
カレン「シノって時々悪魔のようデース」
綾「…グスッ」
アリス「うぅ...」
忍「うぅ... ごめんなさい... 放課後ジュース奢るので許してください...」
陽子「まあまあ綾もアリスも落ち着けって... 全部作り話だから...」
カレン「あ、でも知人から聞いたんデスガ、最後の鏡の世界とやらは作り話じゃないみたいデス。鏡を媒介とした別世界から帰れなくなった人って割と多いとか」
綾アリス「にゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
陽子「空気読めよ!! 火に油どころかガソリンくらい注いでるぞ!」
カレン「んー、デモこれ他の話に比べればそこまで怖い話でもないデスヨ。」
カレン「ある条件が整えば性格が逆転したパラレルワールドに飛ばされるって話デス。鏡さえ壊れなければ帰ることもできるとか。」
陽子「パラレル? なんだそりゃ?」
綾「私達の住んでいる世界と並行して存在する別世界の事ね。以前しのとカレンが話してたでしょ?」
アリス「まあそれくらいなら... 性格が逆転した世界かぁ...」
綾「そんな世界存在する訳ないじゃない... そんな根も葉もない噂、腐るほどあるわ... いちいち信じてたらきりがないわ..」
陽子「さっきあれだけ怖がっていた人の発言には思えないな...」
綾「そりゃそんな世界が現実的じゃない、って言うのもあるけどみんな、ちょっと考えてごらんなさい... もしそんな世界存在したら...」
陽子「...?」
綾の妄想
陽子1『あゃぁぁぁぁ、持久走やだぁぁぁよぉぉぉ.... 助けてぇぇぇぇぇ....』
陽子2『べ、別に綾と一緒に登校たいだなんて考えてないんだから!偶然居合わせただけだから!!勘違いしないでよ!』
陽子3『ふふっ... 綾さん... タイが曲がっていてよ...』
陽子4『あら綾さん! 小鳥さん達がお喋りをされてますわ!! 素敵ですわね!!』
綾「弱虫陽子... ツンデレ陽子... こんな陽子嫌よ... ホラーより怖いわ...」
アリス「陽子! 変なもので食べたの!?」
カレン「現実は小説よりも奇なり...デス...」
忍「こんな陽子ちゃん見たくありませんでした!! 元気な陽子ちゃんが一番です!!」
陽子「いや私何も変わってないよ!?突然のdisにどう対応すれば!? ちょっ、何引いているんだ!?」
放課後
綾「うっ... なんで昼あんな話したのよ... お嬢様陽子が脳裏に焼き付いて授業に集中どころじゃなかったわ...」
陽子「えっ、その話まだ続いていたの...?」
陽子「ところで放課後だな!! 今日何する何する!?」
カレン「買い物へ行きまショウ!! 新しく服を新調したいと考えていたんデス!!」
綾「ダメよ!! 受験生なんだからもうちょっと勉強しなさい!! 今日は教室で勉強会って約束でしょ。」
陽子「ええー良いじゃんー 最後の高校生活楽しまないと」
カレン「そうデスそうデス!! たまには息抜きも必要デスヨ!!」
綾「はぁ... 息抜きっていうのは普段から努力してる人が言えるのよ... まあたまにはいいけど今日は駄目!! 私の出した課題半分も終わってないみたいだし、テストも酷かったじゃない...」
陽子「うっ、それは...」
忍「まあまあ綾ちゃん、そうカッカしないでください、世の中勉強だけじゃないですよ? きっとなるようになります!!」
綾「なってないから言ってるのよ... 通訳者志望の言うことかしら...」
カレン「ところでアリスはどこへ?」
忍「体育館のロッカーに忘れ物をしたから取りに行くとか...」
陽子「アリス本当おっちょこちょいだよなぁ... 体育館かぁ... って体育館!?」
カレン「? どうしたデス? 陽子?」
陽子「いや...大したことじゃないんだけどさ... 体育館って確か次の授業からダンス始まるじゃん? だからスポーツミラー設置してたよな...?」
綾「それが何よ? って鏡!? ちょっと思い出させないでちょうだいよ... さっきの思い出しちゃったじゃない...」ウルウル
カレン「えっ!!アリスが鏡の中に引き込まれ... 大丈夫でショウカ...?」
綾「ま、まあ!!落ち着きましょ!! ほら、疑いは暗中の人影って言葉があるわ... なんでも怖い怖い思うから本当に怖く...なる...の... だから怖いなんて思わなければ何にも怖いことわ...ないわ...」ガタガタガタ
陽子「説得力の無さよ!!」
カレン「私アリスが心配デース!!体育館に行くデース!!」
忍「そうです!!アリスを拉致する幽霊さんは私が許しません!!教育的指導を行います!!」
陽子「幽霊に指導って本当図太いな..シノは...みんなが行くなら私も行く!!」
綾「もう!? だから勉強って言ってるでしょ!? 陽子はただサボりたいだけでしょ!? すぐ戻ってくるはずだし待ちなさい!?」
陽子「うっ、痛い所を... これがさっき話してたパラレルワールドの綾だったらこうもう少し優しいのかなぁ...」
綾「優しくなくて悪かったわね...」ムッ
陽子「...いや、ちょっと待てよ... 口うるさくない綾...」
陽子「うわわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
忍カレン綾「」ビクッ
陽子「何かがフラッシュバックしてきた... 素直で元気な..綾... 怖っ...」
綾「その反応、さっきの仕返し!?」
カレン「ああ、陽子が前性格が変わった綾を夢で見てうなされてましたネ... それで...」(原作七巻参照)
陽子「ごめん綾!! アリスもそろそろ戻って来る頃だろうし私ちゃんと勉強するから!! いつもの綾が一番好きだから戻って!!」
綾「」ビクッ
綾「ほほほほほ褒めたって何も出ないわよ... だ、大好きなんて... 後...そうホイホイ使うっていい言葉じゃないわよ...」テレテレ
陽子「?」
綾「よく分からないけど... まあ、分かってくれたらそれで良いわよ...//」
綾「...あと...今日機嫌がいいから少し早めに切り上げて...カレンが提案したように皆で買い物いきましょ?」
陽子カレン「やったー!!!」
忍「やりましたね!! 流石陽子ちゃん!? それでどれくらい早く切り上げるんですか...?」
綾「そうね... ノルマを下げるわ、問題集90ページの予定だったけど70ページにするとか...」
陽子「思ったより変わってねぇ!!」
一方
アリス「うぅ... ロッカーに忘れ物なんて... 陽子みたいな真似を... カレンに示しが付かないよ...」
アリス「さっきあんな話聞いたから1人だと心細いよ... って、ひゃっ!? 」
鏡 キラン
アリス「鏡ぃ.... うぅ、バットタイミングだよぉ... っていうか体育館にこんな鏡あったっけ?」
アリス「あっ、そういえばダンスの授業が始まるって言ってたからその為かな?」
ピカッ
アリス「!」
アリス「な、なんか鏡光ったような!」
『えっ! 光った!? なんで!?』
アリス「!?」
アリス「えっ、誰...? 今誰もいないよね... も、もしかしてさっきシノが話してた、成仏しきれなかった霊が!?」
アリス「いやそんなわけないよね、多分カレンが私を脅かそうと着いてきて...」
『今の声... 何....?』
アリス「え!?」
鏡 ピカッ
アリス「わっ!」
アリス「どうなって...」
シュン
一旦出かけるので切り上げます、見てる人いらっしゃるかな。
帰ってきたらpixivに挙げた内容は全て上げる事にします、アリスが鏡の世界に到着したところを。
元の世界(原作の世界線)は容量と気力の関係で書かないつもりです。
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―――――――
――――
...アリス....
アリス!起きろ!
アリス「...!」
綾『アリス! 起きろ!』
アリス「...なんで保健室にいるの...?」
アリス(そういえばさっき鏡が光って..!)
綾『やっと目を覚ましたか... 体育館の床で寝るとか何考えてるんだ...?』
アリス「!? あ、綾...」
綾『...随分腑抜けた顔してるなぁ... 今日はシノっちがレッスン長丁場になるから早めに切り上げて来いって言ってたよな... 遅いってカンカンだったぞ...』
アリス「えっ... 綾...? シノっち...?」パクパク
綾『...本当にどうしたんだ? 金魚みたいに口パクパクさせて! いつもは見せない表情で新鮮だなぁ!!』
アリス「あ、綾... どうしたの...? なんかおかしいよ...?」
綾『あれ... なんか逆に心配されてる...?』
アリス「変だよ! 綾! なんか男っぽいしいつも以上に元気だし! 陽子みたい...」
アリス「もしかしてイメチェンでもした?」
綾『私が...陽子みたい...? 言ってるんだ...?いつも以上に元気...? 私普段そんなに元気ないか...?』
アリ綾『...』
アリ綾『えっ...!?』
アリス「綾!? どうしちゃったの!? 具合でも悪いの!?」
綾『い、いや... ...アリスこそどうしたんだ... 積極的なアリス...』
アリス「積極的とか知らないけど...そのキャラ全然似合ってないよ!?誰得なのそれ!?」
綾『酷いな!? 誰得呼ばわり!? カレンですらここまで言ってくることあんまないのに!?』
??「」コンコン
陽子『御取込中かな...入ってもい....?』ガチャ
アリス「!?」
綾『陽子!!』
陽子『な、なにかな... 綾...』
綾『なんかアリスがおかしくなったんだよ! 』
陽子『...お、おかしくって... どう...?』
綾『ああ、急に床で寝始めるし、簪つけてるし、私が急に男っぽくなったって言うんだよ...』
アリス「だってそうでしょ!! 普段のアヤはもっとお淑やかで! 恥ずかしがり屋で! 恋愛小説が好きな文学少女で!! こんな男っぽいアヤ陽子も怖いでしょ...」
陽子『...うーん、よくわからないなぁ.... 私にはいつもの綾にしか見えないけど...』
アリス「なんで!? 前素直な綾の夢見た陽子怖がってたでしょ!? ねぇ...」
陽子『ア、アリスちゃん... 落ち着いて... 普段の綾が文学少女っていうのはどういう...』
アリス「...!」(アリス"ちゃん"!?)
陽子『え、えっと... アリスちゃん... どうしたのかn』
アリス「」サササササッ
綾『えっ、なぜ避けた...?』
陽子『えっ... アリスちゃん... 私何か気にさわることしt...』
アリス「いや... アリスちゃんって何...? ちょっと鳥肌が立って...」
綾『何言ってるんだ!? アリス!? 陽子は私と兄弟以外同級生と年下には全員ちゃん付けだろ!?』
アリス「!?』
陽子『アリスちゃん...ごめんね... 私何か気に障る事言ちゃったかな... 馴れ馴れしかったかな...』ウルウル
綾『何言ってるんだアリス!? 陽子泣いてるだろ!! 謝れよ!?』
アリス「ええっ!! いや、だってこんなの私の知ってる陽子じゃないよ! なんかとってもしおらしいよ!」
陽綾『えっ....』
アリス「いっつもはもっと大雑把で、大らかで、男勝りで、体力バカで!! 陽子までキャラ変えたの!?流石に無理あるよ!?」
陽子『...え、えっと... そ、それって綾の事なんじゃ...』
綾『失礼だなおい!! っていうか見た目と中身にギャップがあるって言われるの結構気にしてるんだからちょっとは否定してくれよ!!』
陽子『う、うん... ごめん綾....』
アリス「...」ガタガタガタ
陽子『ど、どうしたの、アリスちゃん... 顔色悪いよ....』
アリス(...演技かと思ってたけど... あの2人が...咄嗟にこんな演技なんて出来るわけない...)
アリス(...そう言えばさっき鏡を媒介に性格の違うパラレルワールドに飛ばされるって噂あったよね... もしかして...)
??「お邪魔するデース!!!!!!」
ガタン
カレン『はぁい!! 県立茂木高校の金髪系アイドルカレンちゃんデース!!🌟みんなー!!元気にしてた!!( ´∀`)』
綾『ゲッ...カレンか... ただでさえ面倒な事になってるのに...』
カレン『ゲッ、とはなんですかゲッ、とは!!聞き捨てならないネー! アヤヤー!!』
アリス「えっ、カレン...?」
カレン『2人とも遅いから呼びに来たんだヨ! プンプン! 別に、シノに叱られるのが怖いからとかじゃなくてネ!2人が心配で!!』
カレン『ハァ.... わざわざ足を運ぶこっちの身にもなれよ... シノ怒ってるぞ....』ボソッ
アリス「えっと... カレン...」
アリス(...あの素直さと明るさが取り柄のカレンが... 腹黒に...)ワナワナ
綾『毎度腹立つ演技だな... カタコト日本語で話すの逆に疲れないか...?』
カレン『演技じゃないヨ! 本当に人聞き悪いネ! 綾は! メッ!』
カレン『カレンちゃんが人気なのは普段の努力の賜物デース!!ほらほら見て見て!! 今日もみんなから! 久世橋先生から沢山お菓子貰ったデース!!』
綾『ま・た・か!!またどこかからくすねてきたのか!? シノっちの雷足りてないな!! 』
カレン『迷惑とはなんデース? だからこれは努力の結果で!! このカ!レ!ン!ち!ゃ!ん!に掛かればチョr...当然なのデス!』
綾『今チョロいって言いかけたよな...』
陽子『カ、カレンちゃん... その...なんていうか...』
カレン『ヨウコ? どうしたデース? もしかして食べたいのデスカ!?まったく食いしん坊さんデスね!!しょうがないので少し恵んでヤリマース!!意地悪するアヤヤにはアゲナイヨ!!』
陽子『い、いや...そうじゃなくて貰うのも良いけど., た、たまには...ちゃ、ちゃんと返さないと... 駄目だよ...』
カレン『...』
陽子『カレンちゃん?』
カレン(まったく...陽子は世渡り下手すぎるわ... 渡されたものは素直に受け取るのが義理だろ... 年取れば若い頃手に入った物も入らなくなるんだから... 若いうちくらい特権を乱用したって罰は当たらないだろ...)グチグチグチ
綾(よく聞こえないけど絶対良からぬ事考えてるな...)
陽子『...?』
カレン『アッ! 何でもないデスヨ!? そうデスね!? たまにはこちらからも感謝の意を表すのもいいかもしれマセーン!! 善処するデス!!』
カレン(ふぅ... あっぶね...!? 素が出るところだった... 流しとけばいいでしょ、陽子には嫌われたくないシ!! いや、しっかしこのキャラ本当疲れるわ...』
陽子『』サー
綾『おい... カレン... 本音ダダ漏れだぞ... 陽子引いてるぞ...』
カレン『あっ』
綾『まったく... 調子に乗り続けてるといつかボロ出るぞ... アリスからも何か言ってやr』
アリス「Please help me, Lord.... アリス「Please help me, Lord.... Please help me, Lord.... Please help me, Lord.... Please help me, Lord......」ガタガタ
3人『えっ...』
カレン『アリス...?』
陽子『アリスちゃんが...英語を...』
綾『やったな! アリス! 英語力戻って!』ギュッ
アリス「!!』
綾『漸く外国人に戻ったんだな! シノっちと烏丸先生に認められるんだな! 長い日々だったよ!』
アリス「ちょっ...! 私元々外国人だよ! 綾、どうしちゃったの!」
カレン『...エー、どういう事デス? 陽子...? アリスの英語が再び流暢にナッテ、なんか様子がおかしくて...』
陽子『...それが解らなくて... 私はもっと勇ましいとか綾はもっとお淑やかとか言うし... 来たばかりのアリスちゃんほどじゃないけど元気だし』
綾『凄いなーアリス! ねえなんか英語で話してみて!』
アリス「ちょっ綾... やめて...」
アリス「みんな!!! 私の話を聞いて!!!」
一同『!!!!』
カクカクシカジカ
アリス「っていう訳!」
カレン『鏡の世界デスカ...』
綾『何々体育館の鏡が光って....』
陽子『自分と同じ声が聞こえて...』
綾『気付いたら意識を失って...』
陽子『で、私達の性格が変わったと...』
アリス「こんなこと有り得ないと思うし3人で私を驚かそうと画策したのかと思ったんだけど... 3人がここまで上手に演技が出来るとは思えないし... もしかしたらって...」
カレン『ハァ、馬鹿馬鹿しいのデス。』
一同『!』
カレン『アリスは話下手ですネ、大根役者もいいところ、この前の学祭のステージではよく出れましたネ...』
綾『大根役者って...お前が言うか..?』
アリス「...えっと... ありのままを話しただけなんだけど...」
カレン『ハイハイ凄いですねー(棒) 大体鏡が光るなんてありえないじゃないですか。多分アリスが頭打って記憶失ったとかそんな感じじゃ...』
綾『頭打って記憶失うっていうのも有り得ないと思うんだけど...』
カレン『それより怪談といえば!! さっきの綾の語り口は凄かったデスヨネ!! あのシノを揺さぶって!!』
綾『ああ!! わざわざ徹夜した甲斐があったな!! あんなに怯えたシノっち新鮮だったよな!!』
陽子『うぅ... 綾... もうああいう話はやめてよ... 私苦手なの知ってるでしょ...? それに私達受験生なんだからこんな事で徹夜なんてしてる場合じゃ...』
そういえばきんモザの初期設定(京都で花嫁修行編)だったときの綾の性格は綾と陽子を混ぜたような性格でもっと男っぽかったらしいですね。
おしとやか陽子というのもまたいいものですね…
アリス「...ん? 怪談... それってさっきシノが話してたよね...それで綾と私が悲鳴を上げて... カレンが鏡の世界の話を付け足して...」
一同『えっ...』
???『私がどうかしたか?』
一同『....』
陽子『やっぱり... 食い違ってる...のかな...』
カレン『ハイハイ!私難しい日本語分からなぁいのでーす! 終わり終わり! シノが来る前に学校逃げてアイスクリームでも食べに行きまショウ!』
綾『だからお前は一旦口をだな... 私はそんな事でも起こらない限りアリスの英語が流暢になるとは...』
>>31
申し訳ありません、訂正します。
アリス「...ん? 怪談... それってさっきシノが話してたよね...それで綾と私が悲鳴を上げて... カレンが鏡の世界の話を付け足して...」
一同『えっ...』
一同『....』
陽子『やっぱり... 食い違ってる...のかな...』
カレン『ハイハイ!私難しい日本語分からなぁいのでーす! 終わり終わり! シノが来る前に学校逃げてアイスクリームでも食べに行きまショウ!』
綾『だからお前は一旦口をだな... 私はそんな事でも起こらない限りアリスの英語が流暢になるとは...』
???『私がどうかしたか?』
一同『!!!』
カレン『ししし、シノ! どうしてそこに!?』
忍『今日の放課後はお楽しみ、英会話レッスン、地獄の5時間コースを教室で行うと話していたはずだが.... 40分オーバーだ、どこで油を売って...』ゴゴゴゴ
アリス「...え、英会話レッスン...?」
カレン『ぁぁぁぁぁぁぁぁ』ガタガタガタ
綾『シノ、こ、これには深い事情が...』
アリス「シノが... スパルタに...」
忍『言い訳なら話は後で聞いてやる... ...時間がない、この場でレッスンを行う!』
綾『ヒッ!』
忍『まず綾! 先週渡した単語表とフレーズ集は網羅したか!』
綾『あ、あぁ... 一応...』
忍『そうか、ならば Would like some more coffee?それに続くフレーズの例を答えよ!』
アリス(えっ!!!! シノの英語が流暢になってる!! この人誰!????????)
綾『え、えっと...』
陽子『...綾』サッ
綾(おっ! 陽子ナイス!』
綾『えっ、えっと... へれ、やうあー(here you are.)』
陽子(綾! そこじゃないよ!? しかも発音間違ってるし!』
忍『...綾...!! 先週に引き続き予習を怠ったな... お仕置きだな...』
綾『...ひっ、助けて陽子!!!』
陽子(ごめんね綾... 流石に庇えない....さっきの英語って中学生レベルだよね...』
カレン『御愁傷様デス!』クスクスクス
アリス(あの優しかったシノが...やっぱりこれ別の世界だよ!!)
アリス「あ、あの... シノ...!」
綾『た、助けてくれアリス!』
忍『どうしたアリス? 質問なら後にしてほしいのだが... 今はこの馬鹿の相手を...!』
忍『!?』
アリス「...えっとね、ちょっと入り組んでてね... 私の話聞いてくれr」
忍『この簪は.....』
忍『...』パアアアア
アリス「!?』
忍『アリス!! もう大丈夫なのか!?? これを付けたという事はあのことはもう気にしていないのか!?』
アリス「!! 何のこと? っていうかシノ!? それより大変な事があって!?聞いて!!』
忍『すまない... アリスが急に簪を頭に付けている物だから動揺してな... 大変な事とは?』
アリス「? 簪? 私いつも付けてるよ?」
忍『!?』
アリス『だってシノがくれた宝物だもん! お風呂の時と寝る時以外一時だって外した事はないよ!」
忍『!? なっ... どういう事だ...?』
陽子『忍ちゃん?実はね...』
忍『鏡の世界... か...』
陽子『そうなんだよ... 忍ちゃん...なんかアリスちゃん私達の事おかしいっていうし明るくなってるし、忍ちゃん並みに英語流暢だし... 』
綾『なぁシノっち? 今日のレッスン中止にしない? アリスがおかしくなった原因を突き止めるべきなんじゃないかな、って... 』
カレン『そうデース!! 今すぐアリスを治すべきデース!! あの融通の利かn、クールなアリスが鏡の向こうのメルヘンワールドから来るって言い出すなんて可笑しいデース!!』
綾『だからもう少し言葉選びを考えろお前は...』
忍『はぁ、どうせ君達はレッスンをサボりたいだけだろう...? まあいい、アリスの方が様子がおかしい事は事実だからな。』
綾『よし!』
カレン(へへっ、シノなんてアリスの話さえ持ち出せばチョロいもんデス!!)
忍『ただし、綾、君は予習を怠った罰として、そしてカレン、君は無断で抜け出そうとした罰として来週補習を受けてもらう...』
綾カレ『』
忍『で、アリス? 』
アリス「はっ!!」ササッ
アリス「Oh,yes sir!!」
陽子『アリスちゃんがまた英語に!!?』
忍『むっ、そんなに身構えなくたっていいだろう...アリス...私達の仲じゃないか...?』
アリス「い、いや... どこか逆らっちゃいけない気して... 私の知ってるシノと違うから...」
忍『むっ... 私はそんなに恐ろしいか? 普通にしているだけなのだが...』
カレン(自覚ねぇのデスカ...)
陽子(忍ちゃんは普段からもうちょっと笑顔意識すればなぁ...)
忍『まあいい、本題に入ろう、ここまでの話を纏めると...』
アリス「.....」
忍『今の君は私達の知ってるアリスではない、 いきなり簪を付けだしたり英語が流暢になっているのを見ると演技や頭を打った事によるショックとは考えられない。』
忍『そして君も私達に違和感を覚えている、君の知っている綾はもっとお淑やか、陽子はもっと快活、カレンは純粋ないい子だと言うし、そして私はもっとおっとりしてる、と...』
アリス(なんだろう... こんなに淡々と男口調で話すシノ見てると寒気がするよ...)
忍『だがアリスの姿形はすべて同じ... となるとこのアリスはその性格の違う自分のいる鏡の世界、とやらから来た、と考えるのべきなのかもしれない...』
一同『!?』
陽子『何言ってるの!? 忍ちゃんらしくないよ!?』
カレン『クスクスクスクス、メルヘンワールドから来たのはアリスだけじゃなかったのデスね... 綾の馬鹿が移って堕ちるところまd』
忍『何か言ったか?』ギロッ
カレン『...サーセン、調子に乗りました...』
綾『私は信じるよ!!だってその方が夢あるじゃん!! アリスは向こうにお淑やかな私がいるって言ってたよな!!見てみてぇ!!』
陽子『...私も信じようかな... 2人がこんなに自信持って言うならそうなのかも... 嘘ならすぐボロ出るし...』
カレン『...ちょっ!! 陽子までソッチ側ですカ!? 裏切り者!?』
アリス「もう!? カレン!? 事を荒立てないで!! こっちの世界とか向こうの世界とか正直もう訳がわからないy」
忍『いや、やはり間違いないようだ、証拠が見つかった。』
一同『証拠?』
忍『これだ...』サッ
綾『これは...アリスの写真...? 来たばかりの....』
綾(..それにしてもアリス、二年経っても身長まったく変わらないな...)
綾(うっ... これ見てるとやっぱり私の胸も希望ないって事なのか...)
陽子『もしかしてずっと持ち歩いてたの? 相変わらず忍ちゃんはアリスちゃんにお熱だね...』
カレン(...金髪美少女代表の私を差し置いて...何故... こいつは百合か、百合デスカ!?)
アリス「シノぉ... 嬉しいよ!!」
忍『うっ... まじまじと見るな... こ、このような事もあろうかと非常用にな...』
綾『どんな事態だよ...』
忍『まあそれはさておき、この写真のアリスと、アリスの髪を見比べて欲しい。』
カレン『? 何が違うんデs』
一同『!?』
忍『そうだ、簪の位置が違う』
忍『私がホームステイでアリスに簪をプレゼントした時言ったんだ、アリスには簪を右に付けた似合うと... それを覚えてくれて以来ある時期まで毎日つけてくれた... だが今のアリスは左に着けている。』
陽子『それがどうして今回の話と繋がるの?』
忍『アリスが左に簪をつけている理由は恐らく今のアリスが鏡写しの世界から来たからだろう。』
忍『いくら暫く使わなかったいえ一年や二年で装飾品使い方の習慣が抜ける事は考えにくい...』
忍『またこの調子で行くと恐らく利き手なども逆転してるのだろう、アリス?利き手は?』
アリス「えっと、右利きだけど...?」
一同『!!』
忍『...やはり私の仮説が正しかったか... 鏡の世界だから性格や能力だけでなく利き手も変わる。』
忍『まさか私達を騙す為に英語や演技の練習をしたり、簪の位置や利き手を変えたとは訳ではあるまい。』
忍『従ってこのアリスは鏡の世界から来たアリス、という事だ。』
陽子『本当だったんだ...流石の推理だね...忍ちゃんは....』
綾『流石シノっち!! 冴えてる!! にしても元気なアリスかぁ!! 新鮮!!』
カレン『そ、そんな馬鹿な... シノの弱みを握れると思ったのに...』ワナワナ
アリス「そ、そうなんだ...」
アリス「...」
忍『眠気は取れたかな、アリス...』ポンポン
アリス「!?」ババッ
忍『だからそう身構えるな...私は君の味方だよ... ...まあ無理もない... 何の前兆も無しに全く違う世界に飛ばされたんだ... 受け入れろ、っていう方が、動揺しない人の方が珍しいさ...』
アリス「シノ....」
忍『...それにしても..こう明るく、無事に育ったアリスを見ると感慨深い物があるな...』
アリス「!?」
アリス「むっ... 無事に育ったってどういう意味!? こっちでも私が小さい事からかうの!?」
忍『むっ...良く分からないが機嫌を損ねてしまったようだな... 変な意味ではなかったのだが...』
アリス「むぅ」プクー
忍『表情豊かだな、こっちのアリスは..』
忍『そうだ、先程のレッスンでは大声を上げてしまっていたが... もし怖がらせてしまっていたらごめんよ... 普段私達はあんな感じだが何だかんだ仲良くさせてもらっている、安心してほしい...』ナデナデ
アリス「あっ、シノ... う、うん...そこは大丈夫だから... 気にしないでね... 心配してくれてありがとう...///』
忍『ふふっ、元気になったなら良かったよ... 態々アリスが世界一つ越えてきてやって来たんだ... 何かしてほしい事があれば遠慮なく申し付けて欲しい...』
忍『それから. 私達も君を一刻も早く向こうに返せるよう協力する、こちらのアリスのように一人でなんでも抱え込まないで欲しい...』
忍『頼りないかもしれないが..少しの間よろしく...アリス...』ニコッ
アリス「ほ、本当//!! シノ!! 頼もしいよ!!こっちこそよろしくね!!」
アリス(...// 最初は驚いたけど... なんだろう....)
アリス(うぅ...普段の大和撫子なシノも素敵だけどこっちの頼れるシノも素敵だなぁ...///)パアア
カレン『はぁ... また始まったデス、あの二人はどちらの世界でもバカップルデス、見てるだけで胸焼けシマス。シノの金髪フェチはどうにかならないんデスかね。』
綾『いや、確かにそれもあるだろうけど、シノっちのお前への反応見てるととそれだけじゃないだろ... 陽子とか真面目にやってる人には普通に接してるし...』
陽子『そうだね...』
陽子(はぁ... ちょっと妬いちゃうな...私達も忍ちゃんとアリスちゃんみたいになれたらなぁ...)チラッ
綾『?どうしたんだ?陽子?』
陽子『綾.... えっと...なんでもないよ... そろそろ二人を呼ぼうよ。』
陽綾『アリス(ちゃん)!!』
アリス「?何?二人とも?』
綾『そうだ、言い遅れたけど、勿論私達三人も協力するよ!!』
アリス「ほ、本当!?」
陽子『どっちの世界のアリスちゃんもアリスちゃんだし... 根暗な私じゃ頼りにならないかもだけど... それでもできる事があるなら...』
アリス「わぁ...二人ともありがとう!!」
カレン『ちょっ 3人!! なんで私までそんな友情ごっk、面倒ごとに..巻き込まれて!! 今日はパパが早く帰る日なんですから早めに切り上げt...』
忍『ゴホンゴホン』ギロッ
一同『ヒッ』
カレン『わわわわ、分かってるデース!! おおおおお、幼馴染の好みとして、あ、あ、あ、あアリスの為に一肌でも二肌でも脱いでやるデース!! アリス、九条カレンをよろしくデース!!』
アリス「...みんな...!! ありがとう!!!」
アリス(男っぽい綾、弱気な陽子、腹黒なカレン... そしてちょっと怖いけど勇ましいシノ...)
アリス(みんな協力してくれるんだ…!!最初は慣れれるかどうか不安だったけど... みんなの温かみは変わらないんだね...!!)
忍『さて...向こうの世界に戻る方法を模索するとしよう..まず...』
to be continued....
これで前編は終わりです、予定としては前編+中編二つ+後編で終わらせる予定です。
いかがでしたでしょうか、前例があるとはいえちょっといじりすぎたかもしれません。
次の投稿はどうなるか分かりません、一週間先か、一か月先かは、しかしコメント返信等の反応は行い続けるつもりです。
ご拝読ありがとうございました。
カレンちゃんがまさかの腹黒キャラに…!
シノのアリスがシノに取られるー!(混乱)
続き楽しみにしています!
>>14
ご覧いただきありがとうございました、伝わっていたようでしたら嬉しい限りです。
>>15
ご覧いただきありがとうございます、恐縮です。
期待に沿える作品になるよう勤めさせて頂きます。
>>30
ご覧いただきありがとうございました、それは初耳でした...
もしその設定できんモザが進んでいたら某吸血鬼の方のひなたちゃんみたいな感じになったのでしょうか。
初期構想ではシノが男の娘だったりしたようですし、初期設定きんモザというのも一つの妄想のネタになりますね。
>>46
記入ミス
ご拝読いただきありがとう×
ご覧いただきありがとうございました。
>>47
ご覧いただきありがとうございます、励みになります!
カレンは某SSのパラレル後輩をリスペクトしてみました、表裏ない天真爛漫な少女の真逆という事で、果たしてこのカレンを元の世界のシノやクッシーちゃんが見たらなんと反応されるか
元の世界でも鏡アリスとシノがいちゃついてるですからお互い様ですね()
>>48
ご覧いただき、また再びコメントありがとうございます!!
カレン同様キャラ崩壊しすぎて居なければよいと考えておりましたが気に入っていただけたなら何よりです。
鏡忍はやはりおっとり系+天然+学業壊滅状態の対極として、頭の切れる軍人気質のカリスマ役、って感じで書きました、ただし金髪好き等根は変わらないという、これから更に色々明らかにしてきます。
綾ちゃん含めこれからの活躍に乞うご期待を...
求道者です、思ったより早く書き終えたため投稿します、渋より一足先にこちらに。
今回は中編のパート1(元の世界に帰る解説編)とパート2(キャラの解説)の途中までやります、パート2は陽綾の解説までで止めてますが。
パート1は黙々とスパルタシノが話してるだけなのであまり面白くないかもです。
まだシノアリ要素は少ないですが後半から全開になりますのでご期待を
忍『さて...向こうの世界に戻る方法を模索するとしよう..まず...』
忍『そうだな...当事者の話を聞くのが一番か... アリス? カレンはある"条件"が揃えば飛べる、と話したのだな?』
アリス「う、うん... 詳細は分からないけどね...鏡壊れなければ帰れるとか...』
忍『なら話は早い、両世界のアリスが入れ替わったのは偶然の産物ではないようだ、手の付けようがあると分かっただけでも収穫だ...』
陽子『でも条件なんて見つかるの? 手の打ちようないと思うんだけど...』
忍『案外そうでもない、状況証拠は残っている。』
一同『状況証拠?』
忍『ああ、鏡の状態とアリスの行動... の二つだ。』
忍『まず鏡は入れ替わりが起きてから間もない状態だ、条件を満たした状態から大きく変わってないはず、だから鏡を注視すればヒントが得られるかもしれない。』
忍『そしてもう一つ、ここに入れ替わりの当事者のアリスがいる、アリスが入れ替わる前の行動からも手ががりが...』
綾『おお! 流石シノっち!!手際良いな!!探偵みたい!!』
カレン『ぐぬぬ... シノはいつもそうやって私の出番を....』
アリス(なんだろう...やっぱりこんな真顔で話すシノ不気味だよ...!?)
アリス(普段のシノなら「入れ替わり? 気にしませんよー、どっちのアリスも大事なアリスです!!暫く私と暮らしましょう!!」って言いそうだよ!?)
アリス(...っていうか向こうのシノ達ちゃんと帰る方法探してくれてるのかなぁ...)
アリス(いや、信じるしかないよね...それより今は私達が頑張らないと...)
忍『...さて、ここからは役割を分担する、綾! 陽子!カレン!』
陽綾カレ『はっ! ハイ!』サッ
忍『君達はアリスが入れ替わりに使った鏡を見て欲しい。その後校内全ての鏡の状態を確認し変化があれば漏らさず話せ!!』
3人『イ、イエッサー!!』
忍『一刻も早くアリスを帰さなければならんからな ...制限時間を設ける、30分以内だ!! 失敗したらレベル2だ...いいな...』
3人『りょ、了解であります!!』
アリス(3人の息がぴったり!!このシノは軍人か何かなの!?)
忍『特に陽子!! 君には特に頑張って貰わなければならない... 綾とカレンが揉め鏡を割られたりでもすれば溜まらないからな...』ペラペラ
陽子『う、うん...』
アリス「...えっと...2人とも何...? レベル2って...?』
綾『シノっちのお仕置きっていうか罰ゲームっていうか...レベル5まであるんだけど、1がくすぐり地獄、2が外周地獄、3は暗闇地獄、そしてレベル4は... うっ...吐き気が...』
アリス(レベル1からハードなんだけど!!こっちのシノやっぱりサディステック過ぎるよ!?怖い!!)
アリス(...いや...ちょっと待って....)
回想
忍「ドレスを着たアリスをショーケースに飾って眺めていたいです!!」
忍「ゴミですか?? ゴミはゴミ箱へ!!」
忍「アリスは首からかけるには重すぎますかね!!」(漫画版参照)
忍「私もその祭りに参加してアリスを転がしたいです!! すねを蹴りたいです!!」(漫画版参照)
アリス(アレ... 元のシノも普通にサディステックじゃ... 天然か意識的かの違いはあるけド...)
忍『...陽子、2人を頼んだ、行ってこい!!』
3人『い、イエッサー!!』
忍『...アリス、次は君にこの件の当事者兼重要参考人として入れ替わる前の行動を伺いたいのだが...』
アリス「あっ、うん... 話すね...』
シカジカ
アリス「...で昼休みシノが私達を驚かしてその後授業受けて、放課後体育館に忘れ物を取りに行って...で鏡から光と声が...」
忍『そうか...もう1人のアリスは何と言ったか分かるか?』
アリス「あっ、うん、うろ覚えだけど鏡の光と私の声に驚いてた気が...」
忍『ふむふむ...』
アリス「...」
忍『ありがとう、確証はないがお陰で一つ重要な事が分かった。』
アリス「えっ本当!? これだけで!?」
忍『ああ、それは鏡の世界の人物は性格や能力に差があっても行動の大筋は変わらないという事だ...』
アリス「? どういう事?』
忍『先程君は「昼間に怪談をした」「忘れ物を取りにアリスが体育館に向かった」と言ったな?これは私達の世界でも起きた出来事だ。』
アリス「ほ、本当!?』
忍『恐らく鏡写しの世界だから行動がシンクロしてるのだろう、勿論違いは探せばいくらでも見つかるが.. 本質的な部分は変わらないかもしれない...』
アリス「本当!? じゃあそれなら..!」
忍『あぁ、片方が条件を満たせば自然ともう片方も満たされる可能性が高い。確証はないが...』
アリス(ほっ...それが本当なら... こっちで条件を満たせば自然と帰れるのかも!! 良かったー!!)
忍『また更に話を聞く限りだと"お互いに鏡を覗き込んだら声と光がした"点も共通している、入れ替わる条件の1つが鏡をお互いに覗いている事だろうが、その条件も自然と解決される...』
アリス「シノ凄いよ!! 私1人じゃそこまで考える事も出来なかったよ!! どっちの世界のシノもヒーローなんだね!! 大好き!』
忍『!!』キュン
忍『...まったく...アリスはお世辞が下手だ..アリスの顔でこうも笑顔になられると気が狂う...//』
アリス(あれ? シノ照れてる...)
忍『...話を戻そう... だがまだ問題は解決しない。"鏡を覗き込み合う"だけで良いなら覗いた全員が引き込まれ噂になるはずだ。他に条件があるはず...』
アリス「あっ、そっか、じゃそれは一体..」
忍『考えられるのはいくつかあるな、鏡の状態、覗く時間、位置、そして鏡自体が入れ替わりを起こしうるものかどうかなど...』
忍『まあそこは鏡の状態が分からない事には何とも... 陽子達が戻ってくるのを待つしか...』
バタン!!
アリス「!!?」
カレン『3秒もオーバーしたデス... もう終わりデス... シノにしばかれる....』ワナワナ
陽子『ゼェゼェゼェ...ごめんね綾、カレンちゃん... 私がノロマなばかりに... 』ブルブル
綾『陽子は悪く無いって!!走るの苦手なのに良くやったよ!! 2人とも!!私を盾に逃げろ!!』
アリス(どこから突っ込めばいいの!?体力バカな陽子息切らしてるし!! 何始まるの!?)
忍『....』
忍『』サッ
一同『!?』
綾『...これは...?』
陽子『アクエリアス... 忍ちゃん、怒らない...の?』
カレン『油断してはイケマセン!! きっとこやつアクエリアスを利用した水責めを...!或いは中に毒が...』
忍『はぁ... 君は私を何だと...真剣に課題に取り組んだ者をけなすつもりはない... この短時間で校内の鏡全部回れるなど考えてなかったし...』
忍『はぁ... 君は私を何だと...真剣に課題に取り組んだ者をけなすつもりはない... この短時間で校内の鏡全部回れるなど考えてなかったし...』
一同『!?』
忍『あくまでこの切羽詰まった状況で最善を尽くして欲しかっただけ...特に陽子、体の弱い君には少し過酷なノルマだったかもしれない、すまなかった...』
忍『小学の頃から君は本当頑張り屋だな...ありがとう...』ナデナデ
陽子『...忍ちゃん...ありがとうね....』ウルッ
アリス「!?」
綾『ううっ...良い話だな...アリス?シノっち口は悪いしスパルタだけど根は優しいんだよ、私達の事よく見てるし憎めないっていうか..アリス?』
アリス(...シノが...陽子を撫でた!? 金髪少女ならともかく...なんで陽子を!!)メラメラ
綾『アリスが嫉妬してる!?熱気が凄い!』
カレン『...ううっ...シノ...私達の為に...一生着いていくデス...』ウルウル
カレン『...なんて言うと思いますカ!??勝手に良い話ぽくしてマスガ、アリスが帰るまでが遠足デス!散々走らせて!!!綺麗に終わらせようとじゃネェェェェ!!!』
アリ陽綾『』ピクッ
陽子『カ、カレンちゃん...』
綾『地出てるぞ...』
忍『はぁ...肝心の中身がこれでは折角の金髪が台無しだな...』
カレン『演技はヤメデス!! さっき話したケドこのキャラ疲れるんだよぉぉぉ!!! たまに崩したってバチなんて当たるかァァァァァ!!!』
綾『まあ別にそれは良いんだけどアリスが...』
アリス「」ササッ
カレン『えっ、ア、アリスー、そのー、引かないでクダサイマスカ? こ、これは... そ、ソウ!アメリカンジョークデース!!』
一同『そ、そう(か)..』
カレン『...ノーノ!! ここは"イギリス人のジョークだろ!!"って突っ込む所デース!! 一本取られましたネ!!アッハッハッハッ...』
一同『...』
忍『話が逸れたな...綾? 陽子? 鏡に変化は無かったか?』
カレン(..ス、スルーされた... な、慣れてはいますケド!!)
綾『それが特に... 覗いても光も声もしなかったし、他の鏡も...』
忍『そうか、では体育館と他の鏡を比べ違いや特徴はなかったか?』
カレン『まったくデース、大きさ以外どの鏡も全て同じデシタ』
陽子『それで万事休すって感じで... うぅ...アリスちゃん帰れるのかな...』グスッ
忍『....』
アリス「シノ? 何考えてるの...?』
忍『情報を整理していたんだ...陽子、安心しろ、概ね条件は分かった。』
一同『!?』
綾『あれだけの情報で!?』
陽子『私達いくら覗いても変化しなかったよ!? なんで...』
忍『それはこれから話s...その前に私とアリスで導き出した仮説から話そう。』
アリス「えっと、この世界は鏡写しだから向こうの人とある程度は行動がシンクロしてるみたい。だから片方の世界で鏡を覗けば向こうでも最終的には同じ行動を取る可能性が高いみたい、誤差もあるけどとりあえずこっちで入れ替わりの条件を満たせば帰れるんじゃないかって」
忍『で、その条件が何か思考を巡らせている時に君達が帰ってきたという訳』
3人『...』
忍『さて、君達が見た鏡の状態は他の鏡と大差なく、位置も固定されている、と話したな。』
陽子『う、うん...』
忍『私達が現実的な範囲で変えられそうな条件は鏡の状態、位置、時間くらいだろうが... とするとその条件が"状態""位置"ではない、もしくは既に整っていて変える必要がないということが分かる、となると残された要因は"時間"だな。』
一同『時間?』
忍『ああ、他の鏡と状態は同じ、位位置もあのまま、にも関わらず何も起きなかった。』
忍『と考えると他に私達で調整できそうな要因は"時間帯"くらいしかない、一日の特定の時間になると光るのだろう。』
陽子『なるほど...』
忍『更に付け加えるならその時間帯は日毎に固定はされておらずランダムの可能性が高い。』
忍『あの時間帯は掃除、部活動、またアリスのように忘れ物を取りに来たりで出入りが激しい、鏡を偶然覗く者も少なくない...』
忍『にも関わらず入れ替わりの噂は校内で聞かない... よって今後の入れ替わりは今回アリスが入れ替わった時間以外に起こりうる可能性の方が高い。』
忍『最後に、これは確証はないが鏡自体にも入れ替わりを起こす鏡と起こさない鏡があるのかもしれない。』
忍『もし全ての鏡が必ず入れ替わりを起こすようならば世の中入れ替わりだらけになりこの現象はもっと認知されているはずだからな...』
忍『以上が君達の話から考えた私の仮説、といった所だ...』
一同『...』
陽子『す、凄いよ、忍ちゃんは本当に!!昔から冴えてて... 見習わなきゃなぁ...』
綾『ああ!! さすが私達のシノっち!!良かったな!!アリス、帰れるらしくて!!』
アリス「いや、ちょっと待って?」
アリス「確かに凄いけど... これからどうするの? 時間帯がバラバラだと運頼みになるんじゃ? 一日中体育館に突っ立ってる訳にもいかないし...」
一同『あっ...』
忍『...そうだな... 正しい時間帯にアリスを鏡に向かわす方法... 浮かばないな..』
陽子『流石の忍ちゃんもお手上げかぁ...』
忍『これからどうすれば...私が着いていながら申し訳ない、アリス..』
アリス「そ、そんな事ないよ! 見ず知らずの私のためにこんなにしてくれて嬉しいよ!! 一応帰れるって事は分かったし!!』
綾『とはいえ、結局運任せか...』
陽子『それに綾が駆けつけた時入れ替わり終わったって事は入れ替われる時間は短いよね.. 回数を重ねないと合わないんじゃ...』
一同『...』
カレン『ハァ... しょうがないデスネ... 私がどうにかシマスヨ...』
一同『!?』
カレン『九条家にはパパ直属の有名占い師と陰陽師がいるデース!!仕事の大局番で頼りにされてるようデよく当たるマス... 今回の事を話して時刻を占ってもr...』
カレン『? なんデース? その反応...』
アリス「あの腹黒カレンが... どうしちゃったの...』ガタガタ
陽子『もしかしてさっき向こうのカレンちゃんと入れ替わっちゃった!?』
忍『まったく...普段からこれくらい腰が低ければ良いものを...』
綾『それシノっちが言うか...? ...でも私も寒気が..』
カレン『なっ、し、失礼デスネ!? っていうか!!カ・レ・ンちゃんはもえぎ高校代表の金髪アイドルなのでみんなに優しいのは当然デース!! べ・つ・にアリス一人に優しくしてる訳じゃないからネ!!』
綾『あっ、やっぱ平常運転だったわ...』
綾『でも信じていいのか? 占いなんてそう当たるもんじゃないだろ、期待するだけ無駄だよ...』
陽子『ノリノリで怪談話した上に、鏡の世界の話信じてた綾が言う...?』
カレン『うーん、ダメですか? パパ曰く的中率はほぼ100%らしいデスし... 占いが当たるよりも現実的じゃない未知の現象がこうして起きてt』
アリス「ダメだよカレン!!将来詐欺に絶対引っかかるよ、さっき世渡りが云々って言ってたよね!?どうしちゃったの!?』
カレン『異世界の住民が全否定!?』
忍『...』
アリス「...? シノ... どうしたの..?』
忍『...私はカレンの策に乗ってもいいと考えてる...』
一同『!?』
アリス「ちょっ! なんで!シノらしくないよ...』
忍『...確かに胡散臭さは否めないが... 時間帯の特定となるともはや手の打ちようがない... 何もしないよりは九条家直属の専門家に任せた方がマシだ...』
アリス「...シノ...」
忍(...それにあれを経験していないアリスに出会う事が出来た、その奇跡に比べれば...)
陽子『? どうしたの忍ちゃん? そんな思い詰めた顔して?』
忍『な、なんでもない!! 取り敢えずカレン、後は任せたよ...』
カレン『い、イエッサー!!』
忍『結果次第で来週の補修を特別に免除してやろう、期待してるぞ...』
カレン『ハハー、シノ様の仰せの通り!!ありがたき幸せデース!!』ササッ
カレン()チラッ
綾(!!)
カレン『ププッ、綾、残念デスネ!! 補修免除は予想していませんでシタガ...嬉しい誤算デス... 来週シノ2人仲良く...やってwwくださいネwww』ボソッ
陽子(あっ、やっぱりいつものカレンちゃんだ)
忍『方向性は決まったな、時間以外の条件はすでに整っているし時間はカレンの知人がやり繰りする事でどうにかなる、それに合わせアリスが帰る、という事で。』
綾『良かったじゃん!! アリス!! 陽子!! 言った通りだろ!!なるようになるんだって!!』
陽子『そ、そうだね... 不安を煽るような事言ってごめんね!』
アリス「ううん! 気にしてないよ! みんなありがとう!!』
カレン『....』
アリス「あっ、カレン!!」
カレン『...なんデース?』
アリス「カレンもありがとうね!! 協力してくれるって言ったのは驚いたけどカレンが居なかったら帰りが長引いちゃっt」
カレン『...べ、別にそういうんじゃないデース...!!』
アリス「?」
カレン『そ、そのー、今回助けたのは... さっき言ったようにシノばっかり目立つと癪に触るだけで... それに一応幼馴染の吉見ですシ...//』
カレン(そ、それにアリスは、ちょっと捻くれてる私とずっと仲良くしてくれてマスから... 嫌われたくナイシ...』ボソッ
アリス「!!」
カレン『と、とにかく、アリスが心配だからじゃアリマセン!!お涙頂戴の展開は苦手デース!どうしてもお礼がしたいのであればカレン様とでも呼びヤガr』
アリス「...」
カレン『...なんデース? その顔は...?』
アリス「わかったよ!!カレン様!!」ウンウン
カレン『ちょっ!! 何...!? 全てを察したような顔は!!』
アリス『いやぁ、どっちの世界でもカレンも根は良い子なんだと安心しね!! 私の事大事にしてくれてるみたいで嬉しいよ!!』
カレン『なっ...さっきの聞こえ... 根はってどういう意味デスカ...? あぁヤメロォ!! アリスがそんな顔すると調子が狂う!!』ポカポカ
陽子『ふふっ、アリスちゃんって本当凄いよね...あの忍ちゃんとカレンちゃんをここまで丸くして...』
綾『本当になー ...後シノっちじゃないけどさー、カレンもいつもこう腰が低く可愛げがあれば本人の望む校内アイドルになれるのに... なぁしのっt』
忍『金髪美少女同士の友情... 甘美だな...!』ハアハア
陽綾(∵)
忍『白飯5杯はいける... こんな事になるのであればビデオカメラを持って来るべきだった...! 惜しい事を...』キラキラ
忍『まあいい、幼馴染とはいいものだ、今日は良いものを見させて貰った、目が幸せだよ、ありがとうアリス、カレn』
一同「...」サー
忍『!! 口に出てたか... こ、これは..ジョークだから笑ってくれ!!』
綾『そ、そうか...』
陽子『忍ちゃん!! 人それぞれの価値観があっていいと思うよ!! どんな忍ちゃんもズッ友だよ!!』
忍『違うんだ... 白飯云々は...そうだ!!言葉の綾だ、綾だけにな!! ちょっ、ここ笑う所だぞ!!綾!陽子!そんな顔するな!!』
カレン『なんかこのやり取り凝視感が... アリス? 向こうでもシノの金髪フェチは変わらないんデス? 』
アリス「う、うん... そうみたいだね...」
アリス(...鏡の世界でも...本質的な部分は...変わらない...金髪愛も...据え置き....帰ったら一体何されるんダロウ..)
to be coutinued...
需要あるか分かりませんが中編のpart1はこれで終わります。
野暮用があるのと一旦修正等入れたいので20時30分以降、ストックを消化します、part2の途中、陽綾編までやります。
キーンコーンカーンコーン
陽子『あっ、もうこんな時間なんだね、どうしようか?』
綾『シノっち、今日もう帰ろうぜ? 外暗いしアリスを帰す方法は分かったし。』
忍『うむ、レッスンが長丁場になる予定だったから教室の使用許可を申請していたし食料も用意してきたのだが... まあ帰る目処が立った以上居続ける意味もないだろう...』
アリス「...」
忍『アリス、私達が着いていながら今日中に帰してやることが出来ず申し訳ない...向こうの皆も心配している事だろうに...』
アリス「ううん、気にしないで!!帰れる、ってことが分かっただけでも良かったし!!それにこんな体験滅多にできないし!!」
忍『アリス...』
カレン『とりあえず私はアリスが早く帰れるようパパと話を付けるのデス、ついでに入れ替わりの体験談も調べるデス』
綾『じゃあ私と陽子はネットと校内の噂を掘り下げるよ、もし他に条件があれば大変だし...』
陽子『う、うん... 後妹と弟にも聞いてみるよ... 小学で鏡の事噂になってるかもしれないし...』
アリス「みんな…!私の為に本当にありがとうね!」
帰路
アリス(とりあえず今日はシノの家に泊めてもらえることになりました!!)
カレン『いやー、シノがアリスをあっさり泊めるなんて考えて無かったデス...アリスを野宿させるのカト....』
綾『あぁ...シノっちなら、余所者に食わせる飯なんてない!! なんて言い出すとばかり。』
アリス『ちょっと2人とも!!どんなシノでもシノは私の天使だよ!!シノ可哀想だy』
忍『はぁ、貴様らは私を何だと... 異世界だろうが、アリスは私の可愛いアリスである事には変わらないよ...』
アリス「シノぉ...ありがとう!!」
アリス「それにしてもこうして歩いてみると通学路の殆どは私の世界と変わらないね!! 異世界っていうのが信じられないよ!!」
綾『』ジー
アリス「?綾?どうしたの?」
綾『いやー、異世界と言えばさー、カレンがよくアニメの話するんだけど、転生物とやバトル物連想するから、このアリスがそうだというのがピンと来なくて 寡黙なアリスが饒舌なのは驚いてるけど。』
カレン『アリスのせいで私の中の異世界のイメージ崩れたデース、責任取りやがれデス...』
アリス「えぇ!? 来ようと思って来た訳じゃないのにあんまりだよ!! 私カレンの夢壊したっていうの!?」
カレン『今からでも遅くないデース、何か隠していれば包み隠さず見せる事デース!! 魔法とか、人語を話すポピーとか、とか乙女なアヤヤとかなんでもイイノデ!!』
綾『ちょっ!! その中に私入るのか!! 大体私結構女の子やってるだろ!!』
カレン『ほぉ、どんな風に、デス??』
綾『あぁ、この前体育の時間で持久走でゴール手前でスライディングしたら擦りむいたし、この前の腕相撲した際打撲したし! 結構か弱い乙女だと思うけど』
アリス(綾がスライディング!!腕相撲!!しかも打撲!! 違和感しかないよ!!)
カレン『そwれw可愛さアピールのつもりですかwwww』
綾『』イラッ
カレン『後、この前の腕相撲大会決勝戦は見事な負けっぷりでしたネww 次こそ本気出す、って言いながらシノに連敗してwww 負けた回数の分だけジュース奢る事になっt』ププッ
綾『お前明日体育館裏来いな』
陽子『カ、カレンちゃん...落ち着いてよ... 綾もそう怒r』オロオロ
忍『放っておけ、陽子、いつもの事だ... これだから無学は...』ハァ
アリス(やっぱりさっきの発言撤廃するよ!? 綾とカレンは険悪じゃないし、陽子は取り乱さないしシノはそんなこと言わないよ!?この異世界シュールすぎるよ!!)
一同『』ジー
アリス「!? みんな私の顔見てどうしたの!?」
陽子『いや... アリスちゃん私達のことまだ信じられない、って顔してたから...大丈夫?』
アリス「あ、うん... 学校で大分慣れたし...大丈夫だよ。」
カレン『まぁ無理もないデスネ お淑やかなアヤヤ子が存在する世界線..(≧∇≦)カレンちゃん怖いデーs』
綾『だからお前はだな... ...そうだ!! 向こうの私ってどんな感じかもっと詳しく聞きたい!!』
アリス「ええっとね、さっきも話したけどアヤはお淑やかで恋愛小説やポエムが大好きな文学少女だよ!! ちょっとドジで運動音痴だけど繊細で恥ずかしがり屋なんだ!!」
綾『まるで真逆だな...』
陽子『綾...運動得意だし、目立ちたがり屋だし、とっても積極的だよね....』
アリス「でも綾には本当に助けられているんだよ!! しっかり者で面倒見良くて!! 私の世界だらしない人多いからそういう所見つけては注意して引っ張ってくれるし...!!」
一同「...」
アリス「後努力家で勉強も得意でみんながだらけそうになった時活を入れてくれるよ!! だからみんなも受験勉強やる気になれるっていうか...」
アリス「とにかく綾はみんなのお母さん、って感じで大事な友達だよ!!」
綾『向こうの私凄いな... まるで女の子みたい... いいなぁ...』
アリス「いや...どっちの綾も女の子だよね!?..一応...」
綾『一応!?一応ってどういう意味!?』
忍『是非自堕落なこいつに見習わせてやりたい、受験数ヶ月前だというのにどうにもならん... アリス、君の世界から是非その綾を連れてきてくれないか...』
アリス「あっ、えっと..どうすれば...」
綾『シノっち酷い!? 中学からの仲だろ!? 大体そんなことしたら向こうの世界はどうなるんだ!?アリスも乗るなよ!?』
忍『それもそうだな... 向こうに申し訳ないし、このアリスの負担が増えてしまう またの機会とするか...』
綾『えっ... 今の本気だったの... 結構傷ついたんだけど...またの、機会...?』サー
陽子『アリスちゃん、いいかな...』ポン
アリス「」ビクッ
陽子『あ、ごめん、気に障った...?』
アリス「あ、いや、別にそういう訳じゃないよ...驚いただけで」
陽子『でもさっき私がアリスちゃんって言った時怖がってたし鳥肌立ったって言ってたよね....』
アリス「い、いや!? さっきはごめんネ!! 普段の陽子とのギャップにちょっと驚いただけで別に...」
陽子『気遣わなくていいんだよ、アリスちゃん... 私よく言われるんだ...男みたいな見た目と胸の大きさの割に子供っぽくてギャップがあるって... 気持ち悪いよね...本当にごめんね..』ウルウル
アリス(泣いてる!? どこまでもネガティブ思考な陽子!!)
陽子『あっ、脱線してごめんね... 綾の話聞いてたら向こうの私ってどんな感じなのか、気になって...』
アリス「そ、そうだね... 陽子はとっても明るくて、怪力で、熊のように力強くて、体力がある、そんな感じの元気印のサバサバした女の子かな...」
陽子『そ、そうなんだ...こっちの綾みたいな感じなんだね...』
アリス「うん!! それでねコミュ力高くて!!みんなのお姉ちゃんって感じで、綾とは違う方向でみんなを引っ張ってて頼りになるよ!! 後突っ込みの達人で!!大食いで!体力バカで!!馬鹿正直で!!それから...」
カレン『後半褒めてるンデース?』
陽子(はぁ...元気な私...その反対って事は結局私は根暗...)
陽子『アリスちゃん、ありがとう...向こうの私逞しくていいね...』
アリス「?」
陽子『私なんて体力もないし、人見知りだし、いつも忍ちゃんや綾の後ろを歩いてばかりで...』
陽子『こんな意気地なしな私なんて...向こうの私になりたかったなぁ...』
アリス「そ、そんな事ないよ!元気出して!!こっちの陽子は向こうの陽子にできない事沢山出来るでしょ!!気を揉まないd」
綾『そうだよ、陽子!!』
陽子『! 何?あやぁ...』
綾『陽子はこういつもいつもネガティブになって塞ぎ込むよな...』
陽子『だって私... 向こうの私と比べて全然だし..綾や忍ちゃんと違って取り柄少ないし...』
綾『そんな事ないって!! 私中学から陽子と一緒だけど陽子にはいい所が沢山ある!!』
陽子『そう...?例えば...?』
綾『あぁ、陽子は誰にだって優しいし、頑張り屋だし!!細かい所に気を配れるし、私やカレンが暴走する時ブレーキをかけてくれるし!!』
陽子『そ、そう...?』
綾『ああ!!まだまだ言えるぞ!!家事とか裁縫とか、勉強とか私のできない事たくさんできるし尊敬しているよ!! この前制服のほつれ直してくれて本当にありがとうな!!』
陽子『...』
綾『後、空太や美月も陽子は最高のお姉ちゃんだって嬉しそうに話してたぞ、ちゃんとできてるじゃないか!! もっと胸張れよ...!!それから...』ペラペラ
陽子『あ...綾...も、もうわかったから....恥ずかしいよ...///』
綾『おっ、元気になったな!!陽子はもっと自分らしくしてれば良いんだよ。これからもよろしくな!!』ニコッ
陽子『...うん!!あやぁ...ありがとう!!そちらこそよろしくね!!一緒に大学受かろうね!!』ニコッ
アリス「ほっ、良かった.. 弱腰な陽子と励ます綾... 違和感あるけどどっちの世界でも2人は仲良いね...」
カレン『2人は本当の姉妹みたいな関係デース、陽子はこの世界では私達の妹ポジデース』
忍『ほっ、そちらの世界でも2人の仲は健在か...良かったよ...』
忍『小学から陽子は弱腰でな...自分らしくしてなさい、と言い続けても一向に変わらなかったのに...』
忍『綾...君は面倒臭がりで手のかかる奴ではあるが... 陽子を元気付けてくれた事は感謝しているよ..』
アリス(シノは2人の保護者かなんか!?)
シノカレ『...ただ....』ジッ
アリス「?」
綾『...ただ一ついいか...?』
陽子『...?何...?』
綾『』ジー
陽子『..?』
綾『やっぱり大きい...』ジー
陽子『!!?』ササッ
陽子『ちょっ、ああああ、あや、ど、どこ...見てるの!!』
綾『だってさっき陽子胸大きい事気にしてるって言ってたけど!! 小さくて悩んでる私の身にもなれよ!?高3だけど未だまな板なんだよ!』
陽子『いいいい、いや!! 別に欲しくて貰ったものじゃないし!! こんなものあっても邪魔なだけだし... そもそも私なんて平均的だし...』
綾『邪魔なだけ!?それで平均的!? なら私はどうすればいいんだよ!?ちょっとその胸貸せぇ!?』
陽子『ちょっ綾...何を!!//// やめて....!! ひゃぁ!!!』
陽子『うぅ...綾のヘンタイ...!鈍感!!!! ちょっ、離してよぉ!!!』
陽子(うぅ..あやぁ...そういう所だよ...///)プシュー
忍『はぁ...本当にもどかしいな.... ...もしもし警察か..? 近場に女子高生の胸を揉む痴漢が居るのだが...』
カレン(...ったく、どいつもこいつもリア充ばかりで暑苦しいデス..!!っていうか綾はいい加減陽子の心中察しやがれ...)
アリス「無自覚な綾と綾に赤面する陽子...凄い光景だね...」
今日の更新は以上です、いかがでしたでしょうか、性格改変物は肌に合う合わないがありそうですが、少しでも需要があればとても嬉しいです。
来週の土曜日か日曜また更新出来たらな、と思います、中編ではカレンとシノの紹介、鏡勇の登場、アリス(とシノ)の過去などを書くつもりです。
>>94のコメント対応は明日以降とさせていただきます。ご覧いただきありがとうございました。
>>78
ご覧いただき、そしてコメントありがとうございます。
ただ腹黒で終わらせるのではなくそうした方が可愛げがありますからね、喜んでいただけたなら何よりです。
原作の忍ならこのカレンの腹黒ゆえの罵り言葉とツンデレで興奮しそう。
シノはシノ…なんだか安心しました
寡黙なアリスの方も気になりますね…!
カレンちゃんは素直でも腹黒でも天使ですね
陽子と綾はほぼ交換に近いけど胸だけは元のまま。鏡に映しても大きさは変わらないってことかな…
>>97
ご覧いただき、またコメントありがとうございます!!
何度も触れられてるように多少スパルタになっても本質的な部分はあまり変わらないという事です。
ちょっとだけネタバレしますが寡黙アリスはワケありです、来週以降は鏡シノと今回の物語の本質に迫るところまで進めたいですが間に合うか間に合わないか。
>>98
ご覧いただき、またコメントありがとうございます!!
腹黒であってもカレンちゃんはカレンちゃんですからね、悪い子になりきれない感じが。
陽綾は本編で2人だけの空間作ってるので極端な改変よりそのまま入れ替えた方が良いかと思いました、陽子は元の綾より大分弱腰にはしましたが。
胸はその通りです、簪や服装等見た目に違いが出る事も一応はある設定ですがそれでも胸など本質的なパーツは据え置きとなりやすいです。
後幼めの性格の割に胸の大きいシャミ子に習い、鏡陽子の性格と胸の大きさにギャップを付けたかったのも有りますが。
>>99
ご覧いただき、またコメントありがとうございます!!
そうですね、双子は直接出すか分かりませんが本質的な性格は姉と対極的にする予定でしたので。
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