このSSには以下の要素が含まれています。これらを苦手とする方は引き返すことを推奨します。
断ち切られし絆編
勝手な設定
スーパードラゴンボールヒーローズ
時系列の都合上ハーツが善寄り
時系列の略ハーツの心を読む能力超弱体化
ハーツは第1部まで知ってる
時系列としてはゴジータ:UMがハーツを撃破した後くらいです。
ちなみに過去のSSとは繋がりがありません。…多分。
俺はハーツ。人類の繁栄を夢見る男だ。
少し前に孫悟空とベジータに倒され、魔神を名乗る男に叩き起こされ、その後孫悟空とベジータと共闘していたはずなのだが…
気が付いたら 別 世 界 に 飛 ん で い た
参ったな…ここがどこかも分からん…
…ん?人か?
きらら「突然このあたりに謎のパスが…」
ランプ「きららさーん!待ってくださーい!」
ハーツ「…?君達は…」
この女は召喚士きらら…それに女神候補生ランプ…
…そうか、俺はエトワリアに飛ばされてきたのか。だが、一体なぜ…?
きらら「あ、私きららって言います。召喚士でもあって僧侶やナイトをやっています」
ランプ「私はランプです!アルケミスト、魔法使い、戦士となんでもござれです!
…でもこの人も聖典のどの人物にも記されていませんね…」
とりあえず俺も自己紹介するか。…面倒にならないためにも心を読めることは伏せた方がよさそうだな…
ハーツ「俺はハーツ。どういうわけかこの世界に飛ばされた男さ
…ん?その言い方、俺以外にも異世界に飛ばされた人物がいるのか?」
ランプ「はい、それが…」
うつつ「ま、待ってよぉ…!!」
ランプ「あ、この人です。うつつさんです!」
うつつ「ヒィッ!なんか怖そうな男の人…!」
ハーツ「そこまで怯えなくてもいい。俺も君と同じ境遇だ。ちなみに俺の名前はハーツ」
うつつ「す、住良木うつつ…16歳… ただ、なんとなくこの人陽キャの感じがする…」
うつつ…?聞いたことのない名前だ…新しい神話が作られているのか?
きらら「…それで、私たちはうつつを元の世界に戻すために旅をしてて…」
ハーツ「なるほどな…」
???「ぎゃーーーーー!なんだ、こいつらはーーー!」
ハーツ「…悲鳴?」
きらら「女の子の声!?」
ランプ「何かに襲われてるみたいです、行きましょう!」
ハーツ「分かった、向かうとするか」
うつつ「放っておけばいいのに…はぁ…
って、私だけ置いてかないでよぉ…!」
ウツカイ「ウツ…ウツ…」
きらら「またあの魔物…!」
ハーツ「なに、このくらいなら問題ないさ。…はっ!(気弾連射)」
ウツカイ「ウツゥ!?(あっけなく撃沈)」
ハーツ「よし、まずは片付いたな」
ランプ「すごいです!ハーツさん、戦えるんですね!」
ハーツ「まぁ、元の世界で少し嗜んでいたものでね」
???→リリス「はぇ…はぇ…死ぬかと思った。
よくぞ助けてくれた!例を言うぞ。」
ハーツ「軽いものさ」
それからオーダーの話になって
ハーツ「(オーダー…か…アルシーヴが呪われた女神を維持するとかなんとかの影響で無理に使っていたところまでは知っているな)
それで、突然で悪いんだけども俺も今後きらら達の旅に同行していいかな?もしかするとうつつと同じ方法で帰れるかもしれん」
きらら「はい!分かりました」
うつつ「こ、怖いけどあんた頼れそうだし…いいよ…」
ハーツ「恩に着るよ」
リリス「(余の配下にしたいぞこの男)」
…で、とりあえず近くの街で魔物共の聖典回収を阻止しに来たわけだが。
ウツカイの群れ「ウツゥ…」
ウツツ「ほら、やっぱりいたぁ…!」
ハーツ「大丈夫だ、始末すれば問題ない(またしても気弾連射)」
ウツカイの群れ「ウツゥーーー!?(序盤なのでやっぱりすぐやられる)」
ハーツ「さて、探索再開といこうじゃないか。…しかし…」
マッチ「なんだか、やけに雰囲気が暗いね」
きらら「ウツカイの仕業なのかな…」
子供「やめてよー!」
ランプ「!? また誰かが襲われて…!?」
子供「それは僕の聖典だよ!」
ウツカイ「ウツー!ウツツー!」
きらら「大変!あの子、ウツカイに襲われてる!」
ハーツ「人を襲うだけでなく盗みまで働くか…徹底的に懲らしめてやるか」
うつつ「だからお人よし多すぎるって…私は隠れて見てよ…」
ウツカイ「ウツーー!!」
ランプ「そこまでです!」
きらら「その子の聖典を返してあげて!」
ハーツ「ま、返そうが返すまいが君は始末するけどね」
ウツカイ「ウツッ!?ウ、ウツー!!」
うつつ「え、ちょっと、仲間呼んでるし…!って、来すぎぃ…!」
ウツカイの群れ「ウツゥー!!!」
きらら「やるしかないね…!」
ハーツ「サクッと片付けるか」
?「危ない!伏せて!目をつぶって!!」
ランプ「!?」
?「フレッシュピーチハートシャワー!」
ウツカイの群れ「ウツー!?」
ハーツ「なんだ、今のは…?」
ランプ「今の技は…もしかして!」
???「助けに来たわ!もう大丈夫よ!」
ランプ「桃様!ミカン様!」
きらら「ランプ、ハーツ、二人を手伝おう!」
ランプ「はい!」
ハーツ「分かった、やってやろうじゃないか」
まぁ、加勢しに来た二人と俺達の敵ではなかったわけで。
ウツカイの群れ「ウ…ツ…」ガクッ
ランプ「助けてくださってありがとうございました!桃様!ミカン様!」
ミカン「とにかく、みんな助かってよかったわ」
桃「とりあえずここを離れた方がいい。いつ魔王シャドウミストレスが襲ってくるか…」
ランプ「魔王…!?ですがその名前は紛れもなくシャミ子様の名前です…!」
桃「シャミ子…?誰それ…」
リリス「余もその名前を知ってるかどうか聞かれたがさっぱりでな」
ミカン「魔王だってことは分かるんだけど…」
ハーツ「(集団での記憶喪失か…?いや、無理があるか。一体どういう影響で…)」
????「クックックッ…」
うつつ「ヒィッ!!いかにも悪そうな笑い方!」
????→シャミ子「聖典集めの邪魔をする奴らはここか…?」
桃「出た…魔王…!」
ミカン「あなたたちは逃げなさい!」
ランプ「そんな…一体、どうなって…」
ハーツ「おっと、そんな悠長なことを言っていられなさそうだぞ。もうシャミ子はやる気満々のようだ」
シャミ子「邪魔をする輩は…一人残らずなぎ倒す…!」
シャミ子「魔法少女倒すべし…聖典奪うべし…!!」
ハーツ「分かった分かった、まずはそこの雑魚共から始末させてもらうよ(重力の圧で敵全員を押し潰す)」
傍にいたナイトメアウツカイ×2「!!?(あっけなく撃沈)」
シャミ子「なんのこれしき…!!」
ハーツ「シャミ子にはあまりダメージが通っていないか…」
ランプ「ハーツさん!あまりダメージを通しては…!」
ハーツ「分かっているさ…ある程度シャミ子を疲弊させたら撤退するつもりだ」
シャミ子「こんな世界…闇に呑まれてしまえ!」
ハーツ「くっ…!月属性の全体攻撃か…!」
ランプ「い、痛いです…!」
きらら「私は魔法耐久は高い方だからまだ大丈夫…!」
ハーツ「今の戦況となると…ランプは弱点を突けるが厳しいな…
…すまないが…頼む、リリス」
リリス「よし、余の出番だな!
…って、なんで余まで戦わないといかんのだ!!」
ハーツ「一番安全に戦えそうなのが君だったものだからつい」
リリス「まぁよいわ。手始めに余の能力をアップしてから蹴散らしてくれよう!(「余意外にお供えをするな!」で魔法防御とクリティカル率大アップ…と、狙われやすさ大アップ)
…って、なんか急に狙われるようになったのだが!?」
ハーツ「狙われやすさのことを考慮してなかったのか…まぁ、でもその方が好都合だ。
きらら、少しリリスの援護をお願いできるか?俺はその間にシャミ子の行動を封じる」
きらら「うん、分かった!」
シャミ子「何もかも壊したい!」
リリス「なんかこの魔王えげつないんだけど!?」
きらら「リリスさん!回復は私に任せてください!」
リリス「おお!天の助け!」
ハーツ「さて、今のシャミ子を封じるには…」
シャミ子「どっせーーーい!!(炎やら氷の杖やらで炎属性や水属性の攻撃を仕掛ける)」
リリス「熱いし寒い!…ちょっと待て、多種多様な属性を使ってくるとか反則じゃないか!?」
シャミ子「魔王に不可能などないからな…!さぁ、そろそろトドメだ…!
絶望しろ…!」
ハーツ「捕獲。」(重力のキューブでシャミ子を閉じ込める)
シャミ子「なっ!?」
ハーツ「ようやく隙を見せてくれたな、シャミ子。悪いがしばらくそこで大人しくしていてくれ
さぁ、みんなで逃げるぞ」
きらら「分かったよ!」
リリス「た、助かった…」
シャミ子「くそぉ…!これで勝ったと思うなよーーーっ!!」
さて、どうにか逃げ切ることができたな…子供も無事だったみたいだ
子供「ありがとう、お姉ちゃんにお兄ちゃん!」
きらら「当然のことだよ!」
ハーツ「お安い御用さ」
リリス「よく考えると…余はあっちの味方をするべきではなかったのか?」
ハーツ「それはない」
きらら「ただ…戦ってる最中に気づいたんだけど、リリスさん、桃さん、ミカンさんからシャミ子さんへのパスが感じられなかった」
ランプ「そんな!絆がないだなんて…」
うつつ「あのウツカイって魔物のせいってことでしょ?」
マッチ「そうなるだろうね」
ハーツ「で、少年。聖典とやらは無事だったのか?」
子供「うん!ちゃんとあるよ!ほら…
…あれ?うわああああああああああん!!」
ハーツ「どうした!」
子供「聖典が…真っ黒になってるよぉーーー!!」
ハーツ「なんだと…?」
ランプ「ちょ、ちょっと見せてください!」
マッチ「これは…ひどい具合だね…」
ランプ「聖典が汚染されているのかも…それに伴って聖典の世界にも悪影響が…」
リリス「なんだと!?道理でさっきから余の力が失われて…」
桃「私も…少し魔力が失われてる感覚が…」
ミカン「私の魔力も減ってきてるわ…」
ランプ「こ…このままでは…クリエメイトの皆様が消えてしまいます!」
きらら「ええっ!?」
ミカン「消える…?私達が…?」
桃「…」
リリス「余はまだやりたいことがあるぞ!こんなところで消えたくない!」
ハーツ「そこまで厄介なことになっているとはな…
…で、取り込み中悪いが、またしてもウツカイが出てきたみたいだ…ったから倒しておいた」
ウツカイ「ウ…ツ…(出る間もなくやられるってあんまりじゃないか?)」
うつつ「…」ガサゴソ
ランプ「うつつさん、何してるんですか?」
うつつ「うわぁぁぁっ!!驚かさないでよ…!!
…その…また指令書を持ってないかって…」
ハーツ「また…?」
きらら「ウツカイって魔物、時々指令書を持った個体がいるみたいで…」
ハーツ「なるほどな、そこから情報が掴めるかもしれないということか」
うつつ「でもこいつは持ってなかったし…他のを探すとか…」
きらら「それだよ!うつつ、冴えてるね!」
うつつ「えっ!?絶対失敗するんですけど!?」
ランプ「…で、少し探してたら指令書を持ってるウツカイを倒すことができました!」
ハーツ「だが全く読めないぞ…なんの文字だこれは…」
うつつ「仕方ないから私が読む…」
ハーツ「君はその文字を読み取ることができるのか…すごいな」
桃「確かに。私達でも分からなかったのに」
ミカン「それがあなたの特技なのね!すごい!」
うつつ「へ、変に褒められると調子が狂うんですけど…
それで…聖典を持ってこいって場所が書いてあるから…そこじゃないかな…?」
ハーツ「大手柄じゃないか、うつつ」
きらら「そうと決まれば早速行こう!」
ランプ「基地に着きましたね」
ミカン「って、考えてみれば基地なんだからウツカイがいっぱいいて当然よね」
桃「強行突破しよう。それが手っ取り早い」
ハーツ「俺も同意見だ」
ランプ「割とすんなり潜入できましたね」
リリス「(もう桃とハーツだけでいいんじゃないか?)」
ズシッ…ズシッ…
桃「何?この足音…」
ランプ「ライn」
きらら「ランプ!何故だか食堂の方から殺気を感じるからストップ!」
ハーツ「何を言おうとしたんだランプ…」
巨大ウツカイ「ウツー!!!ウツツー!!!」
桃「おしゃべりしてる場合じゃないよ!手強そうなのが出てきた!」
ハーツ「やれやれ…さっさと片付けてしまうか…
と行きたいが、何故だか一筋縄ではいかない予感がするな…」
巨大ウツカイ「ウツゥーーーー!!!」
ミカン「きゃあっ!!」
桃「どうなってるのかな…雄叫びだけでこれほどなんて…」
ハーツ「…なかなかに手強い相手のようだな…」
ヒナゲシ「飛んで火に入る夏の虫とはこのことなの…!」
きらら「だ、誰っ!?」
ヒナゲシ「あなたたちに教える名前なんてないの…どうせここで消えちゃうんだから…」
ハーツ「とは言ってもゲームの方でもちゃんと『ヒナゲシ』って書いてあるのだが」
ヒナゲシ「えっ!?なんでバレてるの!?って、そんなことより話の続きをするの。
そのウツカイはシャミ子ちゃんから絶望のクリエをたくさん搾り取った特別なウツカイ…
シャミ子ちゃんが絶望すればするほどどんどん強くなっていくの…」
ハーツ「つまり今のシャミ子は相当絶望している、ということか…まずいな…
無理に強行突破したとしてもシャミ子を救えなければ意味はないな…」
ヒナゲシ「あとはうつつちゃんだけ捕まえれば完璧なの…!お姉様にも褒めてもらえるの…!」
うつつ「な、なんで私だけ捕まえられないといけないのよぉ…!!」
桃「周辺には大量のウツカイ、正面には巨大なウツカイ…ここはなんとか撤退した方がいい」
リリス「余も桃に賛成だ。無謀に挑んでも負けてしまうだけだぞ…」
ハーツ「背後の雑魚くらいはなんとかなりそうだな。そこを突いて撤退しよう」
ハーツ「…さて…撤退には成功したがこれからどうするべきか…」
うつつ「それなんだけどさ…直接会って話して友達にでもなんでもなっちゃえば…?
あんた達は陽の者なんだからそのくらいできるでしょお…?」
ランプ「その手がありました!」
ハーツ「しかしシャミ子がいるであろう場所に楽に潜入はできそうにないが…」
ランプ「それならリリス様の夢の中に入る能力で問題なしです!」
リリス「えっ!?おぬし何故余の切り札を知っておるのだ!?
まぁ、そうも言っておれぬな。余の力でおぬしらも夢の中に連れていってやろう!」
シャミ子の夢の中…
ハーツ「まるでホラーゲームの病院内であるかのような場所だな」
ミカン「ホラー!?やめてやめて!私怖いのは苦手!」
リリス「夢は心と直結しておる。この夢の持ち主は相当絶望しておるようだな」
ランプ「絶望…大変です!このままではシャミ子様の命が危ないです…!」
桃「それなら早くなんとかしないとね…」
ハーツ「とりあえず、急いで進むとしようか」
リリス「さて、夢の主がおる場所に近づいてきたぞ」
ハーツ「ウツカイは弱かったので割愛」
桃「よし、それじゃあ行こう…!!」
シャミ子「憎い…全てが…何もかもが憎い…!!」
桃「シャミ子!」
シャミ子「はい!
…って、なんだ貴様は!私を馬鹿にしているのか!
何故こんなところまで追ってくる…!そんなに私の邪魔をしたいのか…!?
しかし、夢の中は私の独壇場、貴様らを消し飛ばすなど容易なこと!
私から何もかもを奪う聖典の世界なんていらない!全てを壊し尽くす!
『死ぬほどずるい武器・チート改造負けイベントバージョン』!」
リリス「ぬわーーーーーっ!!なんだあの武器は!とんでもねーのが出てきたぞ!」
ハーツ「やれやれ…あの巨大なウツカイより骨が折れそうだな…」
桃「…違う…!何も覚えてないけど…あの子は絶対にああじゃなかった…!」
シャミ子「貴様ら、まとめて消し炭にしてやる…!!」
ハーツ「くっ…!」
ミカン「きゃあっ!」
リリス「なんとっ!? 余が夢の世界で力負けするだと!?
…というわけで余はあっちの味方になって」
ハーツ「いいわけないだろ」
リリス「ですよねー… となると…
魔法少女!あの武器を消すためになんとか隙を作れぬか!」
桃「とは言ってもどうすれば…」
ランプ「桃様!私に秘策があります!『シャミ子、今日のご飯なに?』って、言ってみてください!」
桃「それでいけるの…?まぁ、やってみる…!
シャミ子、今日のご飯なに!?」
シャミ子「かたやきそばとポテサラですけど!?…あれっ?」
ハーツ「…!隙が出来たぞ!行け、リリス!」
リリス「分かっておるわ!武器キャンセル!シャミ子丸腰ー!」
シャミ子「な、なにぃーーーーー!?」
きらら「よし!今ならどうにかなりそう…!行こう!うつつも手伝って!」
うつつ「わ、分かったわよぉ…」
シャミ子「なかなかやるじゃないか…だが、まだ終わらんぞ…!」
ハーツ「なかなかにタフな相手だな…封じるだけならどうにかできたが…」
桃「お互い明日は筋肉痛だね。…シャミ子、絶対に止める。」
シャミ子「小賢しい…!」
うつつ「ねえ、あんたさぁ…さっき邪魔をしに来たとかなんとか言ってたけどさ…
こいつら、あんたをなんとか助けようと夢の仲間で来ちゃうような奴らだよ?」
シャミ子「え、私を助けるため…?」
きらら「うっすらと…糸が見える…?そうか、これがパス…!これを繋げば…!!
お願い、思い出して!みんなの絆はそんなに弱いものじゃない…!」
シャミ子「桃…桃は…
私の世界でたった1人の、宿敵…」
シャミ子「そう、宿敵だった!思い出しました!…なんで忘れてたんでしょうね?」
桃「私も…なんで忘れてたんだ…?」
ミカン「ええ、私も頭がすっきりしたわ…!」
ランプ「きららさん、もしかして皆様のパスが…!」
きらら「うん、ちゃんと繋がってる…!」
ハーツ「絆を繋げる力か…すごいな、きらら」
リリス「よし、ではそろそろ目覚めるとするか!」
ランプ「…シャミ子様!?シャミ子様はどこに!?」
リリス「目が覚めたようだのう。あれは夢の中だからシャミ子の本体はまだあの基地の中だ
シャミ子とのパスとやらが戻ったからか、魔力も戻ってきた気がするぞ!」
ミカン「これなら戦えるわ!」
桃「絶対にシャミ子を取り返す…!」
ハーツ「今なら強行突破しても問題なさそうだな」
ランプ「では、行きましょう!」
巨大ウツカイ「ウツゥーーー!!!」
うつつ「うぅ…やっぱり勝てないってぇ…!もう逃げない…?」
ハーツ「落ち着け、今流れは完全にこっちに来ている」
シャミ子「皆さん!」
桃「シャミ子!」
シャミ子「おはようございます!目が覚めました!
とりあえずそいつをなんとかしまーす!」
巨大ウツカイ「う、ウツ…!?」
ミカン「ウツカイが弱っていく…?」
マッチ「倒すなら今だ!」
ハーツ「今度は骨が折れることもなく突破できそうだな」
ヒナゲシ「シャミ子ちゃん…どうして元に戻ってるの…?
そんなことありえないの!もっと絶望させてやるの…!…リアライフ!」
シャミ子「これで…勝ったと…
…いや、負けるかぁーーーーーーー!!!」
ヒナゲシ「!? な、なんで絶望しないの…!?」
シャミ子「ここで負けたら、また桃にトレーニングさせられるに決まってます!」
桃「シャミ子、今日のご飯なに!?」
ミカン「開口一番にそれはどうかと思うわ!?」
シャミ子「桃!ご先祖様!ミカンさん!…それに、夢で会った皆さん…?」
ランプ「お待たせしてすみません!」
ヒナゲシ「ど、どうなっているっていうの…?」
ハーツ「君がヒナゲシか… この代償は高くつく。覚悟するんだな」
きらら「今すぐにシャミ子さんを解放して!」
ヒナゲシ「嫌!そんなことをしたらお姉様に見捨てられちゃう…!
いいじゃない!みんな不幸になっちゃえば!だって…私は不幸だったもの…!
なのに、幸せそうなクリエメイトなんて嫌い!みんな、絶望しちゃえばいいの…!」
ハーツ「なるほど、君はよほど痛い目に遭いたいらしいな」
うつつ「…その気持ち、分かるよ。」
ハーツ「おい待てうつつ」
うつつ「だって私も幸せになれる気がしないし、この先もずっとダメダメだと思うから…」
ヒナゲシ「だったら、うつつちゃんは私と一緒に…!」
うつつ「それは嫌。」
ハーツ「…うつつ…!」
ヒナゲシ「ど、どうして!?」
うつつ「ダサいから。自分が不幸だからって、他人まで不幸にするのって、ダサいよね…。
あんたを見てると自分がどれだけダサかったのか分かって…ちょっと死にたくなる…
でも、死にたくないから…だから、他人まで不幸にしようと思うのは、私は…やめるよ」
ハーツ「うつつ…君という人類は素晴らしいな…!」
ヒナゲシ「ダサい…?好き勝手言ってくれるの…!何も知らないくせに!
いいの…!ここであなたたち全員から絶望のクリエを搾り取るの!
そうすればお姉様に見捨てられない…!私にはそうするしかないの…!」
きらら「…そうはいかない!」
ハーツ「桃、ミカン、リリス!シャミ子の護衛を任せた!俺はヒナゲシを倒す!」
桃「分かった。」
ミカン「シャミ子のことは任せて!」
リリス「本調子の余なら問題ないわぁ!」
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