【きらファンSS】ハーツ「ハイプリスという痴れ者を倒す」
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1 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2021/12/30 23:49:49 ID:1Prk/57n0s
このSSには以下の要素が含まれています。これらを苦手とする方は引き返すことを推奨します。
断ち切られし絆編
勝手な設定
スーパードラゴンボールヒーローズ
時系列の都合上ハーツが善寄り
時系列の略ハーツの心を読む能力超弱体化
ハーツは第1部まで知ってる

時系列としてはゴジータ:UMがハーツを撃破した後くらいです。
ちなみに過去のSSとは繋がりがありません。…多分。





俺はハーツ。人類の繁栄を夢見る男だ。
少し前に孫悟空とベジータに倒され、魔神を名乗る男に叩き起こされ、その後孫悟空とベジータと共闘していたはずなのだが…

気が付いたら 別 世 界 に 飛 ん で い た


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287 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/05/05 05:40:59 ID:oMU3DiTjLt
うつつ「はぁっ…はぁっ…ゆ、唯…これ…!」
唯「えっ、でもこれ、エニちゃんのギター…」
うつつ「いいから受け取って!これはあんたのものなんだから…!」
唯「えっ、う、うん…」

♪〜

唯「この音…
私、知ってる…みんなと一緒に奏でた、この音…
みんなで買いに行ったんだよ。なんで、なんで…?」

きらら「…!糸が見えた!これなら…!
思い出して!あなたたちの大切な絆を!」


唯「ギー太!」
うつつ「よ、よかったぁ…!」

澪「唯!早くこっちに来い!ライブを始めるぞ!」

唯「うんっ!」

エニシダ「そんな…行けるはずがない!あなたには鎖が…!」
ガーディアンウツカイ「ナニッ!?私 の 鎖ガ…!!」
エニシダ「ワタクシのリアライフが破られた!?ガーディアンとの鎖まで…!」

律「早く早くー!」
紬「唯ちゃーん!こっちよー!」
梓「早くしないと始めちゃいますよー!」

唯「うわわっ、それはイヤだよ〜っ!
すみませーん!通してくださーい!」
街の人A「唯様だ…! おい!道を空けろ!」
街の人B「放課後ティータイムのライブが見られるぞー!」
唯「ありがとうございます〜っ!」

288 名前:平沢唯[age] 投稿日:2022/05/05 05:42:59 ID:oMU3DiTjLt
みんな…お待たせっ!

289 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/05/05 05:43:27 ID:oMU3DiTjLt
エニシダ「なんですの…?あれほどまでに絶望させてやったのに…!パスの力はそれほど特別だとでも言いますの!?」
カカロット「おめぇには分かんねえだろうし、オラにもあまり分かんねえけど…オラが一人では強くなれなかったんと同じだと思う」
エニシダ「戦闘狂と同じにしないでくださる!?」
唯「私にもよく分かんないけど…でも、エニちゃんも苦しそうに歌うのやめようよ!
楽しく歌おう!こんな風に!    いっくよー!」
律「おう!ワン、ツー、スリー、フォー!」



♪〜〜〜〜〜



エニシダ「うるさいですわ…今すぐやめなさい、その雑音を!」
ハーツ「それを君が言うのか!?」
ガーディアンウツカイ「エニシダ サマ の 方ガ ヒドイと 思イマス」
街の人A「うおおおおおお!放課後ティータイム最高ー!」
街の人達「これぞ、聖歌だ!!」

ランプ「ああ…!目の前で放課後ティータイムの生ライブだなんて…!」
メディア「私、感動で涙が出てきました!」
きらら「うん…うん…!」
うつつ「わ、私にも分かるよ…。この歌は…音楽は… …楽しい…!」

290 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/05/05 05:44:45 ID:oMU3DiTjLt
エニシダ「お黙りなさい!なぜあなた達ばかりが認められるの!?
ワタクシだって、ワタクシだって…ワタクシの歌で喜んで欲しかった!
ですが、ワタクシの歌は呪われている!」
ハーツ「いや、歌唱力の問題じゃないのか?」
カカロット「ああ、オラもそう思う」
ガーディアンウツカイ「ウンウン」
ランプ「呪われてる…?だから、あなたは聖典を…?」
エニシダ「そうですわ。だからこんな音楽ばかりをもてはやす世界…!
クラッシュ&デストロイですわ!」
ガーディアンウツカイ「物理的ニ トイウ 意味ダ!」
エニシダ「違いますわ!」
ガーディアンウツカイ「アッ、スミマセン」
ランプ「でも、もしかしたら他にあなたの歌を認めてもらう方法が」
ハーツ「ド○えもんの世界に送ってもないと思うぞ…」

エニシダ「御託はここまで…ここからはワタクシの力でねじ伏せて差し上げますわ…!」

291 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/05/05 05:48:30 ID:oMU3DiTjLt
エニシダ「ワタクシの呪いを食らいなさいッ!(チャージ技。全体攻撃に加え、エニシダ陣営に一度だけ無敵バリアを張る)」
ランプ「(直撃)なんの!このくらいは平気です!」
ハーツ「(直撃)なんだ、大したことないじゃないか」
カカロット「(直撃)こんなもん、よけるまでもねえ!」
エニシダ「あれ…?全然効いてませんわ…(でも全体バリアは貼れましたの!無能共には分からないはz)」
ハーツ「おっと、そのバリアは崩させてもらうよ(軽く全体攻撃)」
エニシダ「!? バリアを見抜かれた…!?」
ランプ「今です!決めてしまいましょう!」

ランプ「シャイニング」
きらら「クロス」
ハーツ「グラビティ」
カカロット「かめはめ波ーーー!!!」
エニシダ「えっ、ちょ、技まとめすぎですわーーー!!」
たまたま一緒にいたウツカイ「ウツゥーーーーー!!(俺達もかーーー!!)」
ガーディアンウツカイ「ギャアアアアアアア!!! ア、デモ エニシダ サマの 歌ヨリ マシカ!」

ハーツ「あいつらも嫌だったようだな、あの歌…」
散ったガーディアンウツカイ「アレハ ホトンド ジャ○アン リサイタル」


↓以下、今回の戦闘メンバー


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https://kirarabbs.com/upl/1651697310-2.png

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292 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/05/05 05:49:22 ID:oMU3DiTjLt
ランプ「倒したと思ったら逃げられてしまいました…」
ハーツ「まぁ、仕方ないだろう。今は唯達の救出が先だ」
うつつ「クリエロックは外したけど…タンクはどこに…?」
きらら「唯さん、それらしいものに心当たりはありませんか?」
唯「えっと…確か音楽室にそれっぽいものが…」
澪「よし、それじゃあ行こう。」


ランプ「ありました!これがクリエタンクですね」
うつつ「分かった。今壊すね。…えいっ!」

カカロット「おわぁー!なんか黒いのが急に明るくなったぞ〜!」
うつつ「これで大丈夫…放課後ティータイムのみんなもすぐに帰れるようになるはず…」
唯「えーっ、そんなすぐに!?もっと異世界見たかったよ〜っ!」
律「まぁまぁ、きっとまた来れるって、な?」
唯「それもそっか!一度は来られたんだもんね!」
律「って、よく見たらここティーセットもあるじゃん!」
紬「それなら、お茶にしましょうか〜」
メディア「わぁ…これが夢にまでみた軽音部の生お茶会…!」
ランプ「ねっ!尊くて倒れてしまいそうですよね!」
カカロット「(やべぇ、よく分かんねえ)」
ハーツ「(推しのアイドルを目の当たりにしているブロリーみたいだ)」

293 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/05/05 05:49:47 ID:oMU3DiTjLt
唯「ふぇっ、はいひはほほわふえへは!」
ハーツ「君も孫悟空と同じことをするなよ…」
カカロット「え、オラもか?」
澪「口にものを入れたまましゃべるな」
唯「ごっくん… 大事なこと忘れてた!
みんな、助けてくれてありがとう!」
澪「そういえば、ちゃんとお礼を言えてなかったな…ごめん」
律「きらら達がいなかったら、私ら消えちゃってたんだもんね」
紬「本当にありがとうね」
梓「感謝してもしきれません」
きらら「いえ、皆さんが無事で本当によかったです」
ハーツ「感謝するのはこっちの方だ。人類の強さ、また一つ知ることができたよ」
唯「ねえ!せっかくだから、お礼に1曲演奏して帰ろうよ!」
律「おっ、賛成!」
梓「いいですね!」
澪「よし、ならやるか曲は―――」


♪〜〜〜〜〜

294 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/05/05 05:50:28 ID:oMU3DiTjLt
ランプ「はぁ〜、もう一度皆様の演奏が聴けるだなんて…」
メディア「ずっとこうしていたいです…!」
うつつ「でも、そろそろ…お別れの時間…」
唯「そんなー!アンコールしたいよー!」
澪「仕方ないだろ」
律「そう言いながら目が赤くなってるぞ、澪」
澪「う、うるさいっ!」
梓「本当にお別れなんですね…でも、私達のこと、忘れないでください!」
紬「ええ、いつかまた会いましょう!」
律「その時はまたお茶会もライブもやるからな!」
澪「ああ、約束だ。」
唯「それじゃあ…またねー!」



ランプ「行っちゃいましたね…」
きらら「大丈夫。きっとまた会えるよ。」
メディア「それにしても素晴らしい演奏でしたね。うつつさん達はどうでしたか?」
ハーツ「まぁ、嫌いではないよ。人類が前に進む、そんな雰囲気が漂ってむしろ好きだ」
カカロット「オラ明るい曲は好きだぞ〜!」
うつつ「…なんか、陽キャ全開の音楽も悪くないね…。
メディア、ランプ。今度あいつらの聖典についてちゃんと教えてよ。」
メディア・ランプ「はいっ!」

295 名前:リアリストの陰謀[age] 投稿日:2022/05/05 05:51:26 ID:oMU3DiTjLt
エニシダ「…ただいま戻りましたわ…」
破壊王サンストーン「申し訳ありません、ハイプリス様。逃がしてしまいました。」
エニシダ「あら、お取込み中かしら?何がありましたの?」
破壊王サンストーン「…カルダモンを逃がした。」
エニシダ「何をやっていますの!?…とはいえ、ワタクシも他人のことをどうこう言えませんわね…
此度の失態、ワタクシの責任ですわ。いかようにも叱責なさいな。」
ハイプリス「叱りはしないさ。君は十分にやってくれたよ、エニシダ。転送できた分だけでも随分な量の絶望のクリエが集められた」
エニシダ「ありがたいお言葉。感謝致しますわ。」
ハイプリス「サンストーンもあまり気に病むことはない。あれに追いつけるのはヒナゲシかリコリスだけだろう。その二人がいなかった以上、仕方ない」
破壊王サンストーン「はい…。」
ハイプリス「だが、もうすぐ真実の手全てが揃う…。逃がしたカルダモンはいい餌になってくれるだろう。」
エニシダ「そうですわね。襲撃がバレたならばそれを前提とした策を練ればいいこと。そういうのはロベリアがお得意でしょう。」
破壊王サンストーン「それに、カルダモンにはダチュラの毒も効いていて消耗はさせたはずだ。
…ブロリーは毒を与える前にどこかへ行ってしまったが…」
エニシダ「それはお気の毒に…ふふっ。」
ハイプリス「世界を破壊するため…古き偽りの絆を持つ者達には生贄になってもr」

あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜う^p^

エニシダ「な、なんですの!?」
破壊王パラガス「や、やっと戻って来れたぞぉ!」
ハイプリス「パラガス…3章からずっと投げ飛ばされていたみたいだね…」
破壊王サンストーン「すごい生命力だな…」

296 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/05/05 05:51:52 ID:oMU3DiTjLt
きらら「無事にここも救えてよかったね。」
ランプ「そうですね!じゃあ次は―――」

フェンネル「すみません!すぐにこの子の手当を!」
カルダモン「はぁ…はぁ…っ!」
ハーツ「フェンネル!それに…カルダモン!?」
カカロット「よく分かんねえけどかなり弱ってるみてえだ!」



―神殿の医務室―
カルダモン「う、くぅっ…ダ、ダメだ…話す、ことが…!」
フェンネル「カルダモン!無理に話すんじゃありません!治療が先ですわ!」
カルダモン「でも…っ…!」
フェンネル「このままでは埒が明きません!アルシーヴ様をお呼びしますわ!」

アルシーヴ「出来る限りの解毒はした。…だが、いくつか私の知らない毒もある…
すまないが、完全に解毒できたかどうかは分からない…」
カルダモン「はは…心配をさせてしまったね…。それで、アルシーヴ様にご報告があるんだ。
…すぐさま各地に散った七賢者を呼び戻してほしいんだ。」
ハーツ「…!!」
アルシーヴ「なんだと?しかし、そんなことをしたらリアリストが…」
カルダモン「次に狙われているのは、あたし達七賢者なんだ!」
カカロット「いぃー!?」
カルダモン「このままじゃ各個撃破される!」
アルシーヴ「奴らの力、それほどか…!」
ハーツ「奴らというより、ヒナゲシとリコリスだな」
カルダモン「それと…ダチュラ、だったかな…そいつの攻撃であたしは今のザマだよ…」
ハーツ「ダチュラ、か…分かった。用心するよ。」
アルシーヴ「分かった。すぐに呼び戻そう。そして―――」

297 名前:筆頭神官 アルシーヴ[age] 投稿日:2022/05/05 05:52:28 ID:oMU3DiTjLt
ランプ、きらら、うつつ、メディア、ハーツ、悟空。 お前達には―――

リアリストから七賢者を守って欲しい。

298 名前:黒衣の風戦士[age] 投稿日:2022/05/05 05:53:53 ID:oMU3DiTjLt


…感じる…強い気配…!

私が探し求めていた土属性の強敵…!!

299 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/05/05 05:54:17 ID:oMU3DiTjLt
第6章の視聴を完了しました。

300 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/05/05 05:54:35 ID:oMU3DiTjLt
声の出演

ハーツ    子安 武人
孫悟空    野沢 雅子
きらら    楠木ともり
ランプ    高野麻里佳
マッチ    三森すずこ
住良木うつつ 前田佳織里
メディア   逢来 りん

アルシーヴ  沢城みゆき
フェンネル  五十嵐裕美
黒衣の風戦士 
カルダモン  田村 睦心

秋山澪    日笠 陽子
田井中律   佐藤 聡美
琴吹紬    寿 美菜子
中野梓    竹達 彩奈
平沢唯    豊崎 愛生


エニシダ   山田麻莉奈
ハイプリス  能登麻美子
サンストーン 大橋 彩香
パラガス   家弓 家正
       宝亀 克寿

301 名前:次回予告[age] 投稿日:2022/05/05 05:55:28 ID:oMU3DiTjLt
放課後ティータイムを助けたと思ったらまたリアリストっちゅー奴らが襲撃を仕掛けてくるみてえだぞ!
でも、ハーツから聞いた強敵も来るってことみてえだから、なんかワクワクもしてきたな!

次回、スーパードラゴンボールヒーローズ


襲来する真実の手!
潜む強敵、毒手


ぜってぇ見てくれよな!

302 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/05/05 05:56:13 ID:oMU3DiTjLt
【おまけ】
ランプ「ランプと」
ハーツ「ハーツの」
ランプ「リアリスト対策会議ーーー!!」ドンドンパフパフ
ハーツ「(今回はほとんど本気を出さなかったけど勝てたぞ…)」



【エニシダ】
ランプ「真実の手の一人で歌手です。…歌手…」
ハーツ「そのまんまだ、と思う気持ちは分かるが…」
ランプ「よく分かりましたねハーツさん」
ハーツ「(読まなくても分かる)ああ、まぁな。で、こいつの歌なのだが今作では意味合いが違うことになっている。…が故にほぼジャ○アンリサイタル状態だ」
ランプ「魔法攻撃が主体でチャージ技では全体バリアを仕掛けてくることがありますのでそこには注意です!軽めの全体攻撃ができればいいのですが…」
ハーツ「しかしあまり火力は高くないからリコリスを突破してきたプレイヤーはある意味驚いただろうな。ランプが言っていたバリアにさえ気を付ければ苦戦することはないだろう。」
ランプ「それと、お供にガーディアンウツカイと普通のウツカイを連れてくることもあるそうです。…持ち前の歌でこの両者にダメージを与えてくることもあるみたいですが…」
ハーツ「しかしこの程度の実力でよくヒナゲシやリコリスを無能呼ばわりできたものだな。ウツカイと一緒に下働きからやり直させるべきじゃないのか?」
エニシダ「ワタクシの台詞取らないでくださる!?」
ランプ「ちなみに炎属性ですよ」


【ガーディアンウツカイ&ウツカイ】
ハーツ「エニシダに付き合わされたウツカイ達だ。エニシダ同様炎属性だな。」
ランプ「前述のエニシダの歌を聴かされてダメージを負うこと以外は基本的には行動は通常の個体と同じようです」
ハーツ「体力を減らすと自滅するという話もあるらしいが…エニシダに倒されるか、水魔法で倒されるか…どっちが先だろうか」
ランプ「ただ、エニシダのバリアで守られると攻撃のタイミングをずらされやすくなってしまうので一応注意が必要ですよ!」



ハーツ「まぁ…今回は本当に苦戦しなかったな。というよりヒナゲシとリコリスが強すぎただけなのかもしれない」
ランプ「厄介な絡み手と火力ですからね…両方ないので楽に倒せた人も多いんじゃないですか?」
ハーツ「とはいえ次は真実の手が総出で襲撃してくるそうだからな。気を引き締めるぞ、ランプ。」
ランプ「はいっ!」

303 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/05/28 13:11:18 ID:O8/SpXYSBZ
話は少しさかのぼり、第5章クリア直後に…


ハーツ「さて、次の目的地は…」
きらら「とはいっても手がかりが全くなくなってしまったんだよね…」
ランプ「たたたたたたたた大変です!!」
カカロット「ランプ、どした〜?」
ランプ「今回も結婚式のシーズンがやってきましたよ!!」
ハーツ「そうか、エトワリアでも結婚式があるんだな」
カカロット「オラよく分からずにチチと結婚したなぁ〜」
ハーツ「それでいいのか…?」
きらら「まぁ、一度休憩がてらに戦いに行ってもいいかな。じゃあ行こう」
うつつ「(なぜかメディアが来そうだからまた隠れてよ)」
ハーツ「(前々から思っていたがきららも孫悟空そっくりだな…)」


次回、予定を変更して急遽制作することになった「ホーンテッド・ブライダル編」、開幕…。

304 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/05/30 21:59:02 ID:OOqvKqe.yU
ランプ「ランプと」
ハーツ「ハーツの」
ランプ「クリエメイト分析ー!」ドンドンパフパフ
ハーツ「いや、まだ早くないか? 実装は明日だが」
ランプ「すみません、興奮のあまりつい…」
ハーツ「…というわけで実装直前ではあるものの今回は特別編で新規実装の☆5を見ていくぞ」



クレア【ブライダル】

ハーツ「ロベリア?」
ランプ「違います!見た目少し似てる気がしますけど!」
ハーツ「冗談だ。今回のクレアは水ナイトだな」
ランプ「とっておきは全体大ダメージに加えて自身にリカバリーとがまんを付与できる便利なものになってます!」
ハーツ「スキルの方は単体攻撃しつつ魔法攻撃ダウン、自身の狙われやすさを大アップしたうえで一定ターン能力ダウン無効化とかなり強力な性能だな」
ランプ「防御性能を下げられないのってほんとに助かりますよね 厄介なデバフを持つ敵もいるわけですし」
ハーツ「構成の都合上とっておきも使いやすいかもしれないな」


かなた【ブライダル】

ハーツ「陽属性の僧侶か。耐性はないものの、敵のステータスダウンに対して強気で出られるとっておきが魅力だ」
ランプ「回復量は中ですがその後にこちら全体のステータスダウンを解除してくれるのがすごいです!」
ハーツ「残りはシンプルな中回復、3度だけ少しダメージをカットするバリアと小回復するスキルカード設置だ。
バリアは後に貼った方が優先されるようだから、先に強力なバリアを張ってしまうと無駄になってしまうからその点には注意が必要だな。
そこに気を付ければかなり有利に戦いを進められるだろう」

305 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/05/30 22:07:48 ID:OOqvKqe.yU
春香【ブライダル】

ハーツ「ナギやハローキティと同じ…と見せかけて範囲が敵全体になっている強力な水アルケミストだ。しかし風属性に強力なキャラが多い桜Trick勢とは相性が悪いのが難点か」
ランプ「とっておきでは敵全体のチャージカウントを大きく減らせるので隙がありません!…それにしても『誓いのキス』だなんて…!流石春香様です!」
ハーツ「ちなみに配布の妻の優☆4は…千夜と仲良くなった影響が出ているのか?」
ランプ「優様は鬼畜じゃありません!!」


はなこ【ブライダル】

ハーツ「彼女は炎魔法だな。花小泉杏だが、デメリットはとっておきでダメージを受けるだけで済むから今回は使いやすいかもしれない」
ランプ「自身のHPが減少、がどこまで行くかが心配ではありますが…」
ハーツ「残りの技はシンプルな全体特大ダメージ、もう一つはnextバフ大と有利属性ダメージ中アップをデメリットなしでこなせる強力なものになっている」
ランプ「要するに倒しきってしまえばいいんです!そうすれば体力減少のデメリットなんてありません!」
ハーツ「まさかランプがそれを言うとは思いもしなかったよ」



ランプ「という具合です!はぁぁ〜〜〜、もう楽しみで仕方ありません!!」
ハーツ「さて、星彩石とチケットの確認をしておくか…」

306 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:05:55 ID:J6e4KWFDYA
この外伝には以下の要素が含まれています。これらを苦手とする方は引き返すことを推奨します。

桜Trick編…もといホーンテッドブライダル編
春優がいちゃいちゃするので百合要素強いかも
勝手な設定
今作のSSの第5章と第6章の間の話
スーパードラゴンボールヒーローズ
時系列の都合上ハーツが善寄り
時系列の略ハーツの心を読む能力弱体化
悟空とハーツ、現在共闘中
地味に今回からカカロットの表記が悟空に



ハーツ「今回は結婚式のアドバイザーを依頼されたのだが…」
悟空「あれ?きらら達はどうした?」
ハーツ「きららは武者修行、ランプは他のイベントと重なってしまったようだ。うつつはいつも通り避難している」
悟空「そっか、あいつらとも一緒の方がよかったんだけどなぁ〜」
ハーツ「…それで、今回案内してくれるのが…」
クレア「探しちゃいましたよ。この洋館、お部屋がたくさんあって…」
ハーツ「噂をすれば…君が今回案内してくれるそうだな。 俺はハーツだ。よろしく頼む。」
悟空「オラ、孫悟空だ。よろしくな」
クレア「クレアです!よろしくお願いします!」
ハーツ「(なんでも冒険者から星彩石を奪い尽くした伝説があるとか…)」
クレア「ハーツさん、今失礼なこと考えてませんでしたか?(ニッコリ)」ゴゴゴゴゴゴ
ハーツ「気のせいだ(クレア…俺と同じ特殊能力があるのか…?)」
クレア「それならいいです!」
悟空「(見た目と違っておっかねぇなぁ〜)」
クレア「悟空さん?」ゴゴゴゴゴゴ
悟空「いや、なんでもねえ」
クレア「それはそうと、あと2人待たせてしまってますので、早速行きましょう!」
ハーツ「ああ、そうしようか」

悟空「それにしても里の方からすげえ気を感じるんだけど…」
ハーツ「まぁ、本人と会えば分かるだろう」

307 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:06:13 ID:J6e4KWFDYA
春香「優ちゃん…」
優「春香…」
春香「私達、健やかなる時も、病める時も…」
優「喜びの時も、悲しみの時も、富める時も、貧しい時も…」
春香「うん。ずっと一緒だよ。…優ちゃん…。」
優「春香…」

チュッ

春香「んぅ…優…ちゃ…ん…」
優「は、春香…好きぃ…」
春香「わたしも…すき…」
優「(どうしよう…気持ち良すぎてとろけちゃうよ…)」
春香「(照れてる優ちゃん…かわいい…)」



クレア「春香さーん!優さーん!」
春香・優「!?」


クレア「探しちゃいましたよ。この洋館、お部屋がたくさんあって…」
ハーツ「(…これは…もう少し待った方がよかった気がするな…)」
悟空「この2人とオラ達で一緒に行くんか〜?」
クレア「はい!これで全員揃いました!」

308 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:06:29 ID:J6e4KWFDYA
クレア「ところでお2人とも、赤くなってますけど、どうかされました?」
春香「えへへ…」
優「あはは…なんでもないよ…」

優「(い、言えない…)」
春香「(2人きりになれたから、キスしてたなんて…)」

クレア「ふふ、お二人、まるでキスしちゃいそうな雰囲気でしたね」
優「ええっ!!」
春香「まま、まさかそんなわけないよ!」
ハーツ「(してたけどな)」
悟空「口と口をくっつけるやつか?」
ハーツ「孫悟空、言い方を考えろ」
クレア「でも、それくらい入れ込んでくれていただけるなら、すごく頼もしいです。
私としても、春香さんと優さんに結婚式場のアドバイザーを頼んでよかったです。」
優「あ、う、うん!そうでしょ?」
春香「私達、結婚式のアドバイザーなんだから!しっかり役目は果たすよ!」
悟空「そういやなんでオラとハーツもアドなんとかなんだ?」
ハーツ「アドバイザーな。確かに孫悟空はともかく、俺は…(設定が分からんが彼女?はいるな、俺は)」
クレア「あっ、ハーツさんと悟空さんは私達がよく聞く聖典では知られていない異世界からの訪問者だったので、異世界の勝手などを聞いてみたくて…」
ハーツ「そういうことか。あまり力になれないだろうが、俺も頑張らせてもらうよ。(それに、この2人…面白そうだからな)」
悟空「あ、そういやオラ達自己紹介まだだったな〜。オラは孫悟空だ、よろしくな!」
ハーツ「俺はハーツ。まぁ、孫悟空と同じ世界からやって来たんだがな」
春香「私は高山春香です」
優「園田優です!」
ハーツ「ああ、よろしく頼むよ(優は年上には意外と敬語で話すタイプのようだな)」

309 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:07:04 ID:J6e4KWFDYA
クレア「というわけで目的地に到着しました!」
春香「潮の香りがする…そういえば、ここの結婚式場、海の近くにあるんだね」
優「じゃあビーチウエディングっていうのもできちゃうね。」
クレア「え?浜辺で結婚式をするんですか?」
優「特別な思い出になるからって。私達の世界では結構人気なんだよ」
ハーツ「(ラグスが浜辺で結婚式をしたいと強く願っていたのはこれが原因だったのか…)」
クレア「なるほど!確かに素敵ですね。流石アドバイザーさんです!」

『ハーツ様はとてもかっこいいハーツ様は素晴らしいハーツ様はいつだって正しいハーツ様は私のものハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様ハーツ様』

ハーツ「!!?」
悟空「ハーツ、顔色悪りぃけどなんかあったんか?」
ハーツ「い、いや…なんでもない…(今、ラグスの声が聞こえたような…いや、来ている気配はないから気のせい…だと信じたい…)」




ラグス:スーパードラゴンボールヒーローズに登場するガラス族の少女の一人。(多分)ハーツの彼女。


https://kirarabbs.com/upl/1659366424-1.png


310 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:07:35 ID:J6e4KWFDYA
クレア「浜辺に着きましたよ!」
優「あ、みんなビーチバレーの練習してる」
春香「こんにちはー。」
かなた「あれ、優ちゃんに…それに春香ちゃんにクレアちゃんなんて。それに…あの2人は噂で聞いた…」
遥「え、今私のこと呼んだ?」
クレア「いやー照れるなぁークレアちゃんなんて…」
エミリ「2人とも…分かってて言ってるでしょ?」
遥「えへへ。実は前から春香ちゃんのこと、おんなじ名前だなって思ってて…」
ハーツ「いわゆる名前系バラエティというやつだな」
悟空「オラもなんか色々言われるんだけんども…」
ハーツ「孫悟空はありがちかもしれないな」
クレア「まあまあこういうのはお約束ってやつよ」
クレア「って、私達は分かりづらいですね…」
エミリ「そういう時はこうすればいいのよ」
アホクレア「なるほど!これでどっちがどっちか分かりやs…って、うぉい!アホとはなんだアホとは!」
ハーツ「普通に漢字にしてやったらいいんじゃないのか?」
エミリ「やっぱり」
紅愛「そうそう、こっちでいいんだよ〜」
クレア「よかったです」
かなた「あはは…とにかく珍しい組み合わせの5人だね」
春香「そうかもね。今、クレアちゃんのお手伝いをしているんだよ」
遥「お手伝い?もしかして召喚の?」
優「流石に違うよ。実はね…」

かなた「結婚式のアドバイザー?」


それで、何か思うところがあったのか、後日、かなたが付いてくることになった。

悟空「何かってなんだ〜?」
ハーツ「まぁ、あまり探ってやるな」
かなた「―――っ!?」

311 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:07:54 ID:J6e4KWFDYA
春香「……っていう感じでいくつか指輪を作ってみたらどうかな」
優「カンナさん、ポルカちゃん、よろしくお願いします」
カンナ「任せとけ。」
ポルカ「おう。結婚指輪なんて滅多に作らないから色々とためになったぜ」
ハーツ「ポルカにはちゃん付けなのか、意外だな」
クレア「ポルカはこう見えて私より年下なんですよ」
ハーツ「(実はその情報は得ているが…それでも信じられん)」
優「って、もうこんな時間なんだ」
春香「一日目は終了だね」
悟空「オラ腹減っちまったぁ〜」
クレア「皆さん、今日はお疲れ様でした」
カンナ「で、まず指輪の相談に来たってわけだ。なるほどな」
優「ん?なるほどって…」
クレア「あーーー!!!なんでもないですよなんでもないです!」
カンナ「おっと、悪い悪い。」

ハーツ「…。(『1日目は指輪を探し』…?)」
悟空「ハーツ、なんかあったんか?」
ハーツ「…いや…(妙だな…ここから先は読めなかった…)」

312 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:08:09 ID:J6e4KWFDYA
優「今日はこれで終わりだけど明日はどうするの?」
クレア「花畑に行くことになっています。お花は結婚式には欠かせないものなので」
悟空「食いもんも欠かせねえんじゃねえか?」
ハーツ「孫悟空…食い意地張りすぎだ」
???「おーい。」
優「ん?誰か呼んだかな?」
春香「あっ、コトネちゃん達だ」
コトネ「やっほー、春ぽっぽに優ちゃん。それにハーツさんと…えっと、お知り合いですか〜?」
悟空「ああ。オラは孫悟空だ。よろしくな」
ゆず「って、コトネとしずくちゃん、ハーツさんって人の知り合いだったんだ」
コトネ「そうだよ〜」
ハーツ「ああ、よく分からないことに巻き込まれてな…」
コトネ「私としずくちゃんは以前のホワイトデーコロシアムで少し会ったんだよね〜」
しずく「うん…ハーツさん、かなり強かった…」
ハーツ「君ほどではないさ」
悟空「…!すげえ気を感じる…!オラが感じたんは…この気だ!!」
ハーツ「(流石は孫悟空だ、もう察知したようだな)」
しずく「? どうかしましたか?」
悟空「いや、おめぇとんでもなく強えなぁって」
しずく「!?」
コトネ「それで、ブロりんは〜?」
ハーツ「ああ、ブロリーは…おい、なんだブロりんって」
コトネ「ブロリーさんだからブロりん!」
悟空「コトネの奴ブロリー知ってたんか」
ハーツ「そうか…で、そのブロリーは暴走してどこかへ行ってしまった」
コトネ「そっか、残念」
悟空「ブロリーの奴しょうがねえなぁ〜」
優「それで、4人ともどうしたの?」
楓「ゆずの焼きそば巡りに強制的に付き合わされてさ」
ゆず「おい、楓も乗り気だっただろ」
悟空「焼きそばかぁ〜!オラも食いてえぞ〜!」
ゆず「それならあっちの方に店があるから食べてくればいいんじゃないかな」
悟空「ああ、サンキュー!」

313 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:08:26 ID:J6e4KWFDYA
楓「で、春香と優、それにハーツさんと悟空さんはここに泊まるってこと?」
優「うん、そうだよ!」
楓「へぇ…。 …ここ、『出る』らしいよ…」
優「や、やめてよ…私そういうの苦手なんだから…」
ハーツ「(優に俺が死んでることバレたら大変そうだな…)」
悟空「(オラ、何度か死んだことあるって言わねえほうがよさそうだな〜)」

314 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:08:53 ID:J6e4KWFDYA
そしてその夜…
春香「今日は一緒の部屋でお泊りだね!」
優「クレアちゃんは『2人で一部屋でいいんですか』って気にしてたけど…」
春香「私達はむしろ2人で一部屋の方がいいもんね」
優「そうだね。ハーツさんと悟空さんはそれぞれ1人で一部屋みたいだけど」
春香「じゃあ明日に備えておやすみなs…」
優「は、春香!ちょっと待って!実は…」ゴニョゴニョ



優「…ついてきてくれてありがとう。じゃあ、お部屋に戻ろう。」
春香「ふふ、1人でトイレに行けないなんて、相変わらず怖がりだね」
優「だって、『出る』なんて噂を聞いたばっかりだから…」
春香「でもそんな優ちゃんもかわいい…ほらほら、ぎゅーってしていいよ。」
優「もう!怖いけどそんなに子供扱いしないでよ!…ん?」
春香「どうかしたの?」

優「…ねえ、春香…。今、廊下のあっちの方を誰かが通ったような…」
春香「今日ここにいるとしたら…クレアちゃんかハーツさんか悟空さんじゃないかな」
優「でもウエディングドレスを着ていたように見えたけど…」
春香「クレアちゃんが試着してたのかも?」
優「そうだよね!うん!」


ハーツ「…地獄と比べると随分と居心地のいい屋敷だな…」

悟空「zzz……」






翌日


優「…っていうことがあったんだけど、あれはクレアちゃん…だよね…?」
クレア「いいえ…私は昨日すぐ寝てしまったので…」
優「え…!?でも、私、ドレスを着た人を見たんだよ…!?」
春香「そうは言ってもクレアちゃんじゃないとしたら…とにかく、見間違いと思うしかないよ」
優「そ、そうだね…」

315 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:09:11 ID:J6e4KWFDYA
2日目、行動開始

優「わぁ、里にこんなお花畑があったんだ。初めて来たよ」
春香「薔薇にガーベラに…結婚式で定番のお花がたくさんだね」
かなた「それにどれも綺麗…」
ハーツ「(地獄ではこんな華やかな光景はなかったからな…)こういう風景も新鮮でいいかもしれないな」
悟空「食える花はあるんか?」
ハーツ「ない」
クレア「かなたさんは、今日からよろしくお願いしますね」
かなた「は、はい。頑張ります」
悟空「ん?誰か来るみてえだぞ」


はなこ「春香ちゃん達だ、こんにちは!」
春香「はなこちゃん達みんなお揃いだね。今日はお花を見に来たの?」
ヒバリ「あたしは個人的な勉強も兼ねてここのお手伝いをさせてもらってるの。」
ハーツ「(ヒバリ…か。…この世界に来てから悲しい経験をしてきたのか…。)」
はなこ「私とぼたんちゃんはヒバリちゃんの応援に来たんだよ」
ぼたん「なのにそこの段差で足をひねってしまって…なんの役にも立てず…」
ハーツ「(牡丹…。…孫悟空の仲間のヤムなんとかよりは頑丈か。)」
ヒバリ「ぼたんは気にしないで休んでなさい。それにはなこも擦り傷たくさん作っちゃってるし…」
はなこ「私はこのくらい全然平気だよ。…それで、春香ちゃん達は何か御用なの?」
クレア「実はですね…」


結婚式のアドバイザーの話をしたところ、ヒバリは忙しくて断念したが、はなこは手伝ってくれるそうだ。

はなこ「あそこの洋館にはね…」

はなこ「って、これは言っちゃだめなんだった!今のはナシ!」
ヒバリ「何か隠し事をしてるわね…」
ハーツ「(俺じゃなくても分かりやすすぎる…)」
悟空「危なっかしいなぁ〜 …すぐ言いふらしちまうピッコロよりはマシかもしんねえけど」

ハーツ「(…屋敷の事情はだいたい分かってしまったな…。)」

316 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:09:44 ID:J6e4KWFDYA
優「色々話してて疲れちゃった…というわけでゆずちゃんがおすすめしてた焼きそばで疲労回復しよっか!」
悟空「オラ昨日から食ってたけどうめぇぞ〜!」
ハーツ「気が早すぎる…」
春香「うん。先に洋館に戻ったクレアちゃん達の分も買っていってあげようよ」
ゆず「おっ、春香に優じゃんか。それに悟空さんとハーツさんも」
悟空「よっ!…で、コトネっちゅー奴とすんげぇ強え奴はどうした?」
楓「しずくちゃんのことだ…」
ゆず「たしかにエトワリアで風戦士になってからものすごく強くなったけど…」
楓「私がどうにかしてゆずの魔の手から逃がしたけど私は逃げ切れず…」
ゆず「だから無理矢理連れてきてないっての」
楓「…で、昨日の洋館の話なんだけど… …結構昔から『出る』って言われてるんだって。
…ウエディングドレスを着た女性が…。」

優「ウエディングドレス…!!」
楓「その花嫁さんのことは童謡にもなってて今でも伝わってるらしいよ。『一日目は指輪を』…」
優「わー!わー!やめて!なんだか怖いから!!」
ゆず「ほら、優が怖がってるんだからやめてあげなよ」
楓「そう言われると尚更歌いたくなるんだけどなぁ」
ハーツ「やめてやれ」
楓「まぁ、ハーツさんがそう言うなら…」
ゆず「おい、あたしのことなんだと思ってんだよ!」
楓「あはは、つい…w」
ゆず「まったく…というわけであたしらは先に行くわ」

悟空「で、結局どういうことなんだ?」
ハーツ「君は心配しなくていいということだ」

317 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:10:51 ID:J6e4KWFDYA
春香「あの、クレアちゃん、ちょっといい?」
優「実はちょっと聞きたいことがあって…」
クレア「あの、すみません。実は召喚の館で冒険者さんから星彩石を奪…急用ができてしまって…」
ハーツ「(やっぱり奪っているじゃないか)」
クレア「明日はきちんと伺いますから、では今日は失礼します。」
優「行っちゃった…花嫁のおばけのこと聞きたかったのに…。…噂を聞いてるとここで泊まるのが怖くなっちゃったよ…」
春香「大丈夫大丈夫。優ちゃんには私がついてるって」
ハーツ「敵が来た場合は俺と孫悟空も駆けつける」
悟空「でえじょうぶだ、心配ねえさ」


その夜、春香と優はかなたと遭遇したようだ。
かなたは洋館にある水着を探しに来ていたらしいが…。

…どうやら、春香と優が遭遇したドレスの女性とかなたは違ったようだ。…まぁ、昨日はいなかったからな。

318 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:11:06 ID:J6e4KWFDYA
春香「…ということがあって」
クレア「なるほど、この洋館にウエディングドレスの人影が…」
優「ねえ、ここってそういうのが出ることで有名だって聞いたんだけど…」
クレア「そのお話、聞いたんですね。実はそうなんですよ。」
優「このあたりにはそういう同様も昔から伝わってて…!」
春香「確か、歌い出しは…」

クレア「だめです!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

春香・優「…!!?」
ハーツ「…!(な、なんだ…今のクレアの恐ろしい気は…!?やはり星彩石を奪い尽くした伝説は伊達じゃなかったか…!)」
悟空「(こいつもすげぇ気だ…オラも身震いしちまったぞ…)」

クレア「あっ、急に大声出しちゃってごめんなさい。でもそのお話は…」

319 名前:クレア[age] 投稿日:2022/08/02 00:11:19 ID:J6e4KWFDYA
お 二 人 の た め に な り ま せ ん よ ?

320 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:11:37 ID:J6e4KWFDYA
クレア「だからやめましょう。…ね?」ニタァ…
春香・優・悟空「ひッ…!!」
ハーツ「(…まさかクレアがここまで凶暴化するとは…)」

321 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:11:56 ID:J6e4KWFDYA
3日目、スタート

クレア「今日からウエディングケーキの試作をするので、私とライネさんは買い出しに行ってきますね。
その間は皆さん待っていてください」
春香・優・ハーツ・悟空「……」
はなこ「春香ちゃんと優ちゃんとハーツさんと悟空さん、悩み事でもある?さっきから困ったような顔してるよ。」
かなた「もしかして、昨晩聞いたおばけの話と何か関係あるの?」
優「う、うん。実はね…」


かなた「昨日のおばけの話って、そういうことだったんだね…」
はなこ「でもそれって悪いおばけなのかな?もしかしたらそこに住んでるだけで悪い動物なんかじゃ…
って、今のナシナシ!!違うよ!あそこに動物なんていないよ!!」
ハーツ「(まぁ、こっちの方は安心だが…)」
悟空「またバラしちまってんじゃねえか〜」
優「(分かりやすすぎる…)」
春香「(詮索したら可哀想な感じもする…)」


ライネ「…あったあった。最近忘れっぽくてだめね。」
春香「ライネさん?どうしてここに?」
ライネ「お財布を忘れちゃって…私だけ戻ってきたのよ」

優「ねえ、みんな…。ライネさんに相談してみない…?」
悟空「ああ、クレアは怖えからな〜」
ハーツ「…いや、ダメだ」
優「えっ…どうして?」
ハーツ「…奴の気迫を察知した。おそらく話すとクレアのように凶暴化してしまうだろう」
春香「えっ…!?」
優「クレアちゃんでもあれほど怖いのに…!!」
ライネ「あら?どうかしたの?」
ハーツ「いや、なんでもないさ。失礼した」
ライネ「それならよかったわ〜。今度こそ行ってくるわね」

322 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:12:30 ID:J6e4KWFDYA
そうして3日目も終わり…

クレア「ケーキの出来もすごかったですね!きっとうまくいきますよ!」
優「…あの…クレアちゃん…今日は帰ってもいいかな…?」
春香「その…しばらく空けちゃったから心配で…」
悟空「オラはクレアが怖」
ハーツ「やめろ孫悟空」
クレア「それなら仕方ないです…でも明日はちゃんと来てくれますよね?ウエディングドレスを着る日です。」
春香・優「さ、最後…」
クレア「はい、最後です。…ですから…必ず、絶対に来て下さいね。でないと…」

323 名前:クレア[age] 投稿日:2022/08/02 00:12:43 ID:J6e4KWFDYA
恐  ろ  し  い  こ  と  に  な  り  ま  す  よ  ?

324 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:13:16 ID:J6e4KWFDYA
春香・優「…!!」
優「い、行こう春香!」
春香「そ、そうだね優ちゃん!」
悟空「悪りぃけどオラ急ぎの用事が出来ちまったんで…」
ハーツ「俺は鍛錬があるから…」




クレア「そうそう、かなたさんにはなこさん。実はお二人にはとっても大事なお話があるんです。」
かなた・はなこ「…?」

325 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:13:58 ID:J6e4KWFDYA
優「クレアちゃんはやっぱりおかしいよ!」
悟空「ああ、オラもそう思う」
春香「童謡に何か重大な秘密があるのかも…」

楓「…で、私に聞きに来たと。随分珍しいね。」
春香「ちょっと事情が変わって…」
楓「なんか、数え歌になってるんだよ。それで…」













『1日目は指輪を探し』
『2日目は花をつんで』
『3日目はケーキを食べて』
『最後の日はドレスを着て……』








楓「って感じの歌なんだ。…おっと、悪いけど今日もゆずの焼きそばに付き合わないといけなくて。」
ハーツ「ああ…気を付けてな(あの時読み取った『指輪』…このことだったのか…。)」

326 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:14:22 ID:J6e4KWFDYA
春香「…この歌って…おばけになって出る花嫁の歌なんだよね…?」
優「それに明日は最後、ウエディングドレスを着ることになっている…」
春香「このままだと私達…」
優「おばけにされちゃう!?」
ハーツ「おいおい、いくらクレアが凶暴でもそれは…」
悟空「オラのことか?」
ハーツ「孫悟空、君はおばけじゃなくておばかだろう」
悟空「ひでぇ」
優「で、でもそんなことありえないよね…」
春香「でもここはエトワリアだからそういう恐ろしい風習があるのかも…!」

327 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:14:49 ID:J6e4KWFDYA
最 終 日


春香と優はクレアの気迫に押されて洋館までたどり着いてしまったようだ。
…俺と孫悟空も心配で後を追ったが…。


ハーツ「…もうドレスを着ていたのか。」
かなた「私も着させてもらっちゃった」
はなこ「こんなの着れるなんて、今日はツイてるね!」
悟空「なんか、やべぇんじゃねえか…?」
ハーツ「…。(全員戦闘能力が相当高いな…。…特に、春香が…)」
クレア「ですが、今日の主役はあくまで春香さんと優さんです。ではお二人には…」
春香「ま、待って!」
優「私達、これからどうなっちゃうの?」
クレア「どう…とは?」
春香「私達、知ってるんだよ!あの童謡のこと!」
優「そう、最後の日にドレスを着たら…!!」

クレア「それ以上はだめ!!!」

328 名前:クレア[age] 投稿日:2022/08/02 00:15:13 ID:J6e4KWFDYA
前にも言ったじゃないですか〜… お二人のためになりませんよ…? って…




さあ、2人とも、ウエディングドレスを着たのなら…
ど う ぞ こ ち ら へ …

329 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:15:49 ID:J6e4KWFDYA
春香・優「絶対にいやーーー!!!」
クレア「あっ!どこに行くんですか!」

春香「優ちゃん、ハーツさん、悟空さん、逃げよう!」
優「うん!」
悟空「ああ、分かった!」
ハーツ「(事情はだいたい掴めたが…クレアが春香と優に何をするかまでは読めなかったからな…)ああ、そうさせてもらうよ」





春香「色々あったけどなんとかかいくぐって出口までたどり着いた…!」
優「よかった!やっと逃げられ…!」

330 名前:ニ ガ サ ナ イ[age] 投稿日:2022/08/02 00:16:21 ID:J6e4KWFDYA
どうして逃げるんですか?

















どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして

331 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:16:56 ID:J6e4KWFDYA
クレア「…ねえ、どうしてですか?皆さん、困ってしまっていますよ。」
ハーツ「(あと俺ができることは…クレアが春香と優を襲うほどになったら止めることだ…)」
悟空「ハーツ!あの2人危ねえぞ!!」
ハーツ「…いや、あの2人は大丈夫だ…」
悟空「…どういうことだ…?」

クレア「さあ、2人とも、逃げるのはやめてこちらへ…」
春香「待って!私はどうなってもいいけど優ちゃんは見逃してあげて!」
優「ダメだよ!春香だけおばけになっちゃうなんて!」
春香「でも2人ともおばけになっちゃうなんて辛いよ!」
優「でも、1人取り残されるのだって辛いよ…。」

優「…私、春香とずっと一緒にいたいよ…だから…」
春香「…………。…うん、そうだね。私も、ずっと一緒にいたい。…じゃあ、おばけにされちゃう時も、一緒にいよう。」
優「うん…」

春香「…クレアちゃん、もう逃げないよ。その代わりに…」
優「おばけにするなら私達2人一緒にして!」


クレア「えっ?…えっと…」
かなた「やっぱり…春香ちゃんも優ちゃんも勘違いしてるみたい」
優「えっ!?私達てっきりおばけにされちゃうのかと…」
クレア「えっ?どういうことですか?」
かなた「やっぱりそういうことなんだ…クレアちゃん、ちゃんとお話ししないと。」
ハーツ「…クレアが大人しくなった…。やれやれ、一安心だな…。」

332 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:17:33 ID:J6e4KWFDYA
それから…

優「えっ!?あの童謡怖い内容じゃないの!?」
春香「むしろ幸せな結婚をするためのおまじないだったの!?」
クレア「すみません、あのおまじないは人に話すと婚期が遅れるとのことだったので…お二人にはそんな目に遭ってほしくなくて…」
ハーツ「それで…(凶暴化したわけか…)」
クレア「誰が凶暴ですか…?」ニッコリ
ハーツ「(やっぱり凶暴だろ…)」
優「それならよかった…  …って、まだ一つ解決してない!」
クレア「なんですか?」
優「ほら、ウエディングドレスのおばけのこと!」
はなこ「おーーーい!みんなーーー!」
ドレスのおばけ?「くー!」
優「って、おばけがいるーーー!!!」
悟空「いぃーーー!?」
ハーツ「いや、落ち着け!」

333 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:17:53 ID:J6e4KWFDYA
そして、結婚式…
悟空「いや、これほんとにやるんか?」
ハーツ「あの2人は本当にやりかねないだろうがな」



クレア「春香さんに優さん、2人は健やかなる時も病める時も…
共に歩み、他の者に依らず、死が互いを分かつまで、命ある限り妻を愛し尽くすことを誓いますか?」
春香「誓います。」
優「誓います。」
クレア「では、誓いのキスを… …って、これは模擬挙式ですのでフリだけで結構ですよ」
優「あっ、そうなんだ」
春香「じゃあ、フリだけで…」

みんな「おめでとー!」
ハーツ・楓「(この場合、どっちが新婦だ…?)」
ヒビキ「式場間違えるところだったぞ…」
レン「まったくヒビキは…zzz…」
あかり「なんだか、羨ましいな…」

334 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:18:42 ID:J6e4KWFDYA
優「ふー。終わったー。」
春香「アドバイザーも結構大変だったねー。」
悟空「なんか怖え話で頭いっぱいだったぞ〜」
ハーツ「(俺はいつクレアが暴れだすか心配で…)」
クレア「皆さん、お疲れ様でした。これまでありがとうございました。」
優「…終わってみれば楽しかったよ。」
春香「最後は結婚式の体験までできたしね」
ハーツ「(クレアが凶暴すぎてまた死ぬかと思った)」
クレア「ハーツさん?」ニッコリ
ハーツ「おっと、危ない危ない」
優「たくさん人が集まってくれて本当の結婚式みたいだったね」
悟空「食いもんも美味かったしな〜!結婚式ってこんなに楽しいもんだったんかぁ〜!」
ハーツ「ここまであっても食べ物にしか目がないのか君は…」
クレア「気づきましたか?あのクロモンもいたんですよ!」
春香「ああ、いたね…あのクロモン達…」
優「はなこちゃんが言ってた動物ってこれのことだったんだね…」
ハーツ「分かりやすすぎたな…」
クレア「それに、今回の童謡に出てくる女性だって幸せを呼ぶ妖精なんですよ!」
優「そ、そうなの?」
春香「おばけと正反対ってことだね!」
クレア「では、私はこれで…(ふふっ…)」
ハーツ「クレア…(…君もいい趣味をしているな…。まぁ、せっかくだから…)…俺達も行くぞ、孫悟空。」
悟空「ああ、分かった!」

335 名前:桜Trick[age] 投稿日:2022/08/02 00:19:05 ID:J6e4KWFDYA
春香「疲れちゃったー。本当なら疲れる必要なかったのに。だったら、なんで私達こんなに勘違いしたんだろう?」
優「楓ちゃんが悪いよ!怖くないのに脅かすような言い方して!!これはあとでお説教だね!」
春香「それと何かおごってもらおうよ!」
優「そのくらいはしてもらわないと!」
春香「うん、後でそうしよう。」

楓「…あれ?何故か悪寒が…」

春香「…でも、今は…」










春香「…ねえ、優ちゃん…」
優「なに…?」
春香「ここ数日間、ずっとしてないよね…」
優「…」
春香「さっきだって…フリだけだったし…」
優「うん…」
春香「なんだか映画みたいにめまぐるしかったけど。…映画なら、最後はこうだよね。」
優「春香…」
春香「優ちゃん…」

「「好き…」」



チュッ

336 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:19:35 ID:J6e4KWFDYA
クレア「はわわ…!春香さんと優さん、本当にキスしちゃってます…!」
ハーツ「クレアも考えたな、片付けのフリをして百合を堪能するとはな」
クレア「えへへ…」
悟空「なんかあれ見てるとオラワクワクすっぞ!」
かなた「春香ちゃんと優ちゃん…すごい大胆だね…!」
はなこ「2人ともちゅーしててすごいね!…あっ、これは絶対に秘密にしないと!」
かなた「あはは…お願いね…」
ハーツ「まぁ、はなこでもこれは大丈夫だろうな」
?????????「じゃあ俺が言いふらしてやろう」
ハーツ「!? だ、誰だ!?」
クレア「そんな無粋なことは許しませんよ!」
?????????→黒衣のナメック戦士「生憎、俺は言いふらすのが趣味でな…じゃあな」
クレア「逃がしません!」(ブライダルモデルです!)
ハーツ「少し灸を据えてやるか」(グラビティ・バースト)
悟空「許さねえーーー!!」(かめはめ波)
黒衣のナメック戦士「クソマァー!!」
かなた「あの人何がしたかったんだろう…?」
悟空「にしてもあいつどっかで見たような気がするんだけどなぁ〜」








ホーンテッドブライダルの視聴を完了しました。

337 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2022/08/02 00:20:39 ID:J6e4KWFDYA
声の出演


高山春香      戸松  遥
園田優       井口 裕香

クレア       和氣あず未
ハーツ       子安 武人
孫悟空       野沢 雅子
比嘉かなた     宮下 早紀
花小泉杏      花守ゆみり

野田コトネ     相坂 優歌
南しずく      五十嵐裕美
フェンネル  
黒衣の風戦士 
池野楓       渕上  舞
飯塚ゆず      戸田めぐみ

大空遥       優木 かな
トーマス・紅愛   種ア 敦美
トーマス・恵美理  末柄 里恵
大城あかり     木村 千咲

雲雀丘瑠璃     白石 晴香
久米川牡丹     安野希世乃
萩生響       山村  響
江古田蓮      吉岡 茉祐

ポルカ       松井恵理子
コルク       桑原 由気
カンナ       日笠 陽子
ライネ       茅野 愛衣


ラグス       下地 紫野

黒衣のナメック戦士 古川登志夫

338 名前:2人の戦士の邂逅[age] 投稿日:2022/08/02 00:21:20 ID:J6e4KWFDYA
一方、こちらは里から離れた場所…ホーンテッドブライダルから少し経ち…

フェンネル「カルダモンの捜索にメディア様の護衛…色々とありますわね。
…おや、あの黒衣の方は一体…?…って、ウツカイとやらに襲われてますわ!」
黒衣の風戦士「…。」
巨大ウツカイ「ウツゥ…」
黒衣の風戦士「…!(目にも留まらぬ超速の斬撃でウツカイを一刀両断)」
巨大ウツカイ「ウ…ツ…!?」
黒衣の風戦士「…このくらいじゃ足りない…」
フェンネル「あの巨大なウツカイを一瞬で…ただものではありませんわね…。(しかしなんでしょうか…この黒衣の人…私と同じ気配を感じますわ…)」
黒衣の風戦士「…あなたは…フェンネルさん…?」
フェンネル「…!私に気づいたんですの!?」
黒衣の風戦士「ええ、まぁ…」
フェンネル「(何故でしょう、この方には私の任務を託せる…そんな気がしますわ)それで、あなたとの運命的な出会いついでで申し訳ないのですけど…一つ、頼みごとをしてもよろしいかしら?」
黒衣の風戦士「頼みごと…?炎属性の敵との戦いでなければいいですよ」
フェンネル「ありがとうございますわ。…この世界の平和のため必要なことなのですが…あなたには音楽の街までこの方を護衛して欲しいのですわ。」
黒衣の風戦士「…メディアさん…ですか。」
フェンネル「本当は私が行く予定でしたが、他にも重要な任務がありまして…報酬は前払いにしますから、お願いできますか?」
黒衣の風戦士「本当にいいんですか…?それに、どうして私をそこまで信じて…」
フェンネル「不思議ですけど…あなたは私と同じ、そんな気がしまして」
黒衣の風戦士「…分かりました。そこまでの援護は、お任せください。」
フェンネル「ありがとうございます。本当に助かりますわ。」
黒衣の風戦士「では私は早速援護に向かいます…」
フェンネル「よろしくお願い致しますわ」


黒衣の風戦士「(私とフェンネルさん、声が同じだからかな…)」


第6章に続く…

339 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:11:48 ID:NJ.t0Fk876
この章には以下の要素が含まれています。これらを苦手とする方は引き返すことを推奨します。

断ち切られし絆編

本編とはわずかに違うルートに…?

勝手な設定
スーパードラゴンボールヒーローズ
時系列の都合上ハーツが善寄り
時系列の略ハーツの心を読む能力弱体化
敵の強さは割とゲーム基準…ではなく今回は一部強化
悟空とハーツ、現在共闘中
今回、パラガスが普通





襲来する真実の手!
 潜む強敵、毒手



アルシーヴ「とにかくソラ様のもとに…神殿に戻らないといけない。そこに七賢者を集める。」
フェンネル「カルダモンは…?」
アルシーヴ「神殿で安静にすることになるだろう。」
悟空「よし、オラの瞬間移動で… …あれ?なんかできねえ…」
ハーツ「敵側の仕業か…?」
フェンネル「とりあえず今はこちらの転移魔法を使ってくださいな」
悟空「そんなんがあるんか、サンキュー!」
メディア「私は急いで写本の街に戻ります。」
うつつ「え…行っちゃうの…?」
メディア「聖典の修復が可能なものは修復してきます。
大丈夫。うつつさん、またすぐに会えます!約束です!」
うつつ「分かった…頑張って…」

340 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:12:16 ID:NJ.t0Fk876
アルシーヴ「…というわけだ。カルダモンは今休んでいる。」
フェンネル「リアリスト…その中でも真実の手は特に手強い連中ですわ」
ハーツ「その真実の手についてまとめると…小柄な風属性の弓使いヒナゲシと荒っぽい性格の炎属性の短刀使いリコリスが相当強い。
そしてカルダモンをここまで追いつめたダチュラとやらにも要注意といったところか。こちらはあまり情報を掴めていないが、相当強力な毒を扱うようだな」
悟空「そんなに強えんか〜!オラそいつらと戦いてぇなぁ〜」
アルシーヴ「今こそ全員が力を合わせる時だ」
ハッカ「御意…未曾有の敵…」
ジンジャー「聖典を憎んでいるのは明白だが、いまいち正体が掴めないのが不気味だな」
シュガー「考えすぎないようにしよー?来たらやっつけちゃえばいいんでしょ?」
ソルト「全く、シュガーは楽観的すぎます。そんな簡単にいくわけがないでしょう」
セサミ「それでもなんとかするのが七賢者ではありませんか?」
ジンジャー「助っ人はランプ、きらら、ハーツ。…それに…お前達は誰だ?」

うつつ「ひいい!初対面怖い!」
悟空「そうかぁ?」

アルシーヴ「住良木うつつ。それと、もう一人は孫悟空だ。」
悟空「よろしくな!」
うつつ「私は助っ人じゃないし…なんもできない本物のクズだし…」
ジンジャー「うー……ウジウジすんな!」
うつつ「ひっ!」
ジンジャー「自分で自分を決めつけるな。そういう物言いはよくないぞ」
うつつ「は、はいぃ…」
ハーツ「まぁ、これも彼女の個性だな。だが、彼女が強いことに変わりはない。」
ジンジャー「ハーツもそう思ったか」
セサミ「うつつさんが何者なのかは不明なままなんですよね?
…あとハーツさんと悟空さんも」
ハーツ「まぁ、俺と孫悟空の記憶は残ってるんだがな…」

341 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:12:39 ID:NJ.t0Fk876
うつつ「や、やばい…ここ、想像以上にアウェーだ…こんな状況でリアリストまで来たら…私…!」


ナイトメアウツカイ「ウツ…」

ジンジャー「なんだと!?」
セサミ「ここに敵!?」
ハッカ「飛んで火に入る夏の虫…」
シュガー「もー!みんなで話してるのに!」
ソルト「全く、どういうことですか!」
ハーツ「まぁ、やることは一つだろうな」
悟空「ああ、まずはあいつをぶっ倒すぞ!」




セサミ「倒したのはいいですけど…」
アルシーヴ「やはり、言わないといけないか…。
…あの敵、あのタイプのウツカイは…うつつがネガティブになると出現する可能性が高い。」
うつつ「うぇぇっ!?」
ランプ「そんな…!」
きらら「うつつを、疑っているんですか!?」
ランプ「うつつさんは大事な旅の仲間です…!」
悟空「出会ったばかりだけんども、オラもうつつが悪りぃ奴とは思えねえ」
フェンネル「今までもこんなケースがあったでしょう?貴方達もうっすら気づいていたのでは?」
ハーツ「まぁ、そういうことはあったが…。…まだ、アルシーヴから言うことがあるんじゃないのか?」
アルシーヴ「その通りだ、ハーツ。…うつつ、早とちりするな。」
うつつ「えっ…?」
アルシーヴ「うつつとウツカイは何か関係がある。しかし…
うつつはきらら達の大事な仲間だ。」
フェンネル「そういう意味では信用してますのよ。」
アルシーヴ「あまりネガティブになるな。今のことも手掛かりと思えばいい。」
ハーツ「出てきても俺達の敵ではないからな。安心しろ。」
悟空「ああ、オラ達が何度でも助けてやるぞ!」
きらら「もちろん、私達だって!」
ランプ「絶対に守りますから!」
アルシーヴ「お前とウツカイの関係は、いずれ明らかになる。」
うつつ「あ、ありがとう…」
アルシーヴ「礼には及ばない。」

342 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:12:52 ID:NJ.t0Fk876
きらら「あ、通信が!」
ランプ「写本の街に向かったメディア様からです!」

メディア「大変です…!写本の街に真実の手が…!これは―――」

マッチ「通信が切れた…!」
うつつ「メディアが…!」
ハーツ「このタイミングでの襲撃、孫悟空の瞬間移動が今はなぜか使用不可能。これは…」
カルダモン「罠、だろうね。」
ジンジャー「カルダモン!」
ハッカ「絶対安静。毒の治療が必要。」
カルダモン「だから立って歩けてるでしょ。完全復活じゃないだけで。修羅場なのに寝てるだけじゃつまんないし」
悟空「なんかオラみてえだ」
ハーツ「いや違うだろ」
悟空「ひでぇ」
カルダモン「とにかく人手がいるよ。この状況は。」
セサミ「アルシーヴ様が七賢者襲撃の情報を掴んで…その途端、写本の街に敵。実に分かりやすいですね」
ハーツ「だが、写本の街を放置するという選択肢もないな。」
アルシーヴ「転移装置は使える。敵が罠の準備をしているだろうが…」
セサミ「急行して、こちらが先に叩くわけですね。」
ジンジャー「いいね、大賛成だ。うまくいけば敵の戦力が整う前にいけるかも。」
悟空「オラは相手がフルパワーでもいいんだけどなぁ〜」
ハーツ「この世界が滅びたら戦うことすらできなくなってしまうぞ」
悟空「まぁ、しょうがねえか」
ハーツ「(…とはいえ敵がそうやすやすと転移させてくれるとも思えないがな…。…敵の狙うこととしたら…)」

343 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:13:05 ID:NJ.t0Fk876
ソルト「そうと決まれば…!」
シュガー「善は急げだよ!」
きらら「私達も一緒に行きます!」
ランプ「ダメと言われても行きます!」
うつつ「私も…役には立たないけど…。…メディアが困ってるなら…行かなきゃ…!」
ハーツ「もちろん、俺も同行させてもらうよ」
悟空「ああ、オラも強え敵と戦いてえぞ!」
アルシーヴ「決まりだな。ランプ、行くとなれば戦いになる。新しい装備を用意した。転移する前に着替えてくれ。」
ランプ「新装備ですか?」
アルシーヴ「神殿を守るための戦い…そのための装備…神官戦士の装束だ。ほら、時間がないぞ」
ランプ「は、はい!」


ランプ「これが…神官戦士の装備…」
ハーツ「(ナイトだな)」
悟空「(ナイトじゃねえか)」
アルシーヴ「動きやすく、それでいて性能もいい。多少の攻撃くらいなら軽く弾き返してしまうだろう」
悟空「なんか界王様がオラにくれた道着みてえだ(結局弾かなかったけど)」
アルシーヴ「私も、お前達と一緒に行きたい気持ちはやまやまだが…
ソラ様のいる神殿を、皆が不在の間守らないといけない」
ランプ「大丈夫です!」
セサミ「ええ、お任せください」
ハーツ「ああ、こっちは任せておけ」
うつつ「うぅ…みんなの足を引っ張らないように…」
アルシーヴ「準備はいいな?みんな、写本の街を頼んだぞ。」

344 名前:ロベリアの陰謀[age] 投稿日:2023/01/04 12:13:26 ID:NJ.t0Fk876
七賢者とハーツ達が転移装置を使った!かかったわね!

…転移装置はスズランの手で細工済みよ。
七賢者は写本の街にやってくる。ただし…。
全員バラバラの場所にね。ふふふ…。

345 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:13:57 ID:NJ.t0Fk876
シュガー「いったーい!ここどこー!?」
ソルト「転移成功したので、この街の神殿に着くはずなのですが…やはり何者かの妨害があったようですね」
悟空「おめぇ達もここに着いちまったんか」
シュガー「あ、悟空もここに来ちゃったんだ」
悟空「ああ――― …おめぇら、気いつけろ。すげぇ気を感じる…」
ソルト「はい。明らかに強大な気配を感じるのです」

ヒナゲシ「あはっ、罠にかかってるの。」
リコリス「ふん、弱そうなのが3人…」
シュガー「弱そう!?しっつれいしちゃう!」
ソルト「罠があるのなんて承知の上。何があっても勝てると思ったから来たのです。」
悟空「ちっこいのと荒っぽいのか…確かハーツが…」

ハーツ『真実の手についてまとめると…小柄な風属性の弓使いヒナゲシと荒っぽい性格の炎属性の短刀使いリコリスが相当強い。』

悟空「ヒナゲシにリコリス… やっぱハーツの言ってた通りだなぁ」
ヒナゲシ「ハーツが…?」
リコリス「あんた、ハーツの知り合いってわけ?」
悟空「ああ。おめぇらは…」

悟空(超サイヤ人ゴッド超サイヤ人)「すんげぇ強え奴らだってな!」
リコリス「変な奴ね、あんた。アタシに倒されるとも知らずにそんな余裕見せるなんて」
悟空(超サイヤ人ゴッド超サイヤ人)「さぁ、それは分かんねえぞ…?」
ソルト「シュガーは戦闘になれば甘くない、ソルトはあなたの傷にしみる。ソルトはいつも冷静なんです」
シュガー「姉妹の絆を見せるんだから!」
リコリス「はっ!なにが姉妹の絆よ!そういうのが嫌で嫌で嫌で…!!」

破壊王リコリス「アタシ達は聖典を憎んでいるの!(短刀でシュガーに斬り込む)」
シュガー「きゃっ!」

破壊王ヒナゲシ「よそ見しないの!(弓矢でソルトを狙撃)」
ソルト「くっ!」

346 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:14:12 ID:NJ.t0Fk876
悟空(超サイヤ人ゴッド超サイヤ人)「ソルト、シュガー!おめぇらでえじょうぶか!?」
シュガー「へーきへーき!このくらいじゃやられないよ!」
ソルト「でも、手強い敵ということに変わりはないですね」
悟空(超サイヤ人ゴッド超サイヤ人)「ああ…オラわくわくしてきたぞ!」
ソルト「孫悟空…不思議な人です」
破壊王リコリス「騒がしい奴ね!これで八つ裂きにしてあげる!(相変わらず威力がおかしい初撃『先手必勝』で悟空を攻撃)」
悟空(超サイヤ人ゴッド超サイヤ人)「おっと(瞬間移動で回避)おっ、瞬間移動もバッチリできるようになってるな」
破壊王リコリス「チッ…!何避けてくれてんのよ!(ひたすらに短刀を投げまくる)」
悟空(超サイヤ人ゴッド超サイヤ人)「いぃー!?(ある程度当たってしまう)」
破壊王ヒナゲシ「お姉様!私も援護するの!(全体に矢を放つ)」
シュガー「わわっ!」
ソルト「くっ…両方とも素早い…!」
悟空(超サイヤ人ゴッド超サイヤ人)「それにパワーも結構あるみてぇだ…!」
破壊王リコリス「あの男を潰す…!(姿が揺らいだのち不意打ちを繰り出す)」
悟空(超サイヤ人ゴッド超サイヤ人)「!!  ここだっ!(咄嗟にカウンターでリコリスを殴る)」
破壊王リコリス「なっ…!アタシの動きについてきた!?」
悟空(超サイヤ人ゴッド超サイヤ人)「あっぶねぇ…少し遅れてたらまずかったなぁ〜」
ソルト「敵は物理攻撃が多め…ここは攻めつつ守りに入るのです(ソルティードッグでヒナゲシを殴り、更に物理防御を引き上げる)」
破壊王ヒナゲシ「厄介な真似してくれるの…!」
シュガー「シュガーだけど攻撃は甘くないよ!(メモリア・スマッシュでリコリスを斬る)」
破壊王リコリス「弱そうな見た目してるくせに小賢しい…!」
破壊王ヒナゲシ「でも…あなた達が地獄を見るのはここからなの!」

347 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:14:25 ID:NJ.t0Fk876
一方、ジンジャー側は…


ジンジャー「転移装置の故障か?…いや、既に敵の罠にかかってしまったわけか…
みんなと早く合流しなくちゃ…」
ハーツ「…孫悟空の瞬間移動が上手く機能しないのは妙だと思っていたが…やはりな…」
ジンジャー「よかった、ハーツは無事だったか」
ハーツ「ああ、だが君の言うとおり早く合流した方がいいだろうな(ついでに倒せそうな真実の手も狙っていくか)」

スイセン「そうはさせないんよ!」
ジンジャー「お前は…!」
スイセン「真実の手『射手』スイセン。あんたらはここで終わりなんよ」
ハーツ「なんだ、また君か。懲りずに俺に倒されに来たのかな?」
スイセン「うるさいし!」
ジンジャー「随分甘く見られたもんだ…こっちには民を守る責任ってもんがあるんだよ」
スイセン「それは街の統治者としての言葉?」
ジンジャー「まぁ、そうだな」
スイセン「ふざけんな!!」
ジンジャー「!」
ハーツ「…(スイセンの様子がおかしい…。この気は……!)」
スイセン「だったら、ウチがおなかぺこぺこだった時どうして助けてくれなかった!」
ジンジャー「なんのことだ…?お前…私の街の民だったのか…!?」
破壊王スイセン「上に立つ人間は下にいる人間の空腹が分からないんよ!」
ジンジャー「気が膨れ上がった!?」
ハーツ「破壊王…君もその力を…!」
破壊王スイセン「ウチを馬鹿にする奴らはみんな潰すし…!!」
ハーツ「なるほど…。…面白いね。それじゃあ、少し遊ぼうじゃないか」

348 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:14:37 ID:NJ.t0Fk876
破壊王スイセン「みんな撃ち抜いてやるんよ!(ひたすら乱射)」
ジンジャー「くっ…弾が多くて防ぎきれねえ…!(釘バットで応戦するが多少当たる)」
ハーツ「なるほど、火力は上がっているようだな(キューブで応戦するが多少当たる)」
ジンジャー「ここは攻めに入るぜ!(『ぶっとばす』で攻撃しつつ防御ダウンを狙う)」
ハーツ「それじゃあ、これはどうかなッ!(小型のキューブを複数スイセンに飛ばす)」
破壊王スイセン「今度はそう簡単にやられないし!(ジンジャーの攻撃を回避し、キューブも全て撃ち抜く)」
ハーツ「…予想以上だな…。このままでは厳しいな。」

超ハーツ「少し、技の精度を上げるとしよう」

破壊王スイセン「本気のハーツとは戦ったことないけど…それでもウチは負けないんよ!」


破壊王スイセン「ばんばんばーーん!!(クアドラブルショットで全体攻撃)」
ジンジャー「何気にやるな…!(釘バットで防ぎきる)」
超ハーツ「かつてのスイセンとは思えない成長だな(先ほど同様キューブで応戦)」
破壊王スイセン「まだまだ!隙は与えないんよ!(バレルヒートで早くもチャージ技準備完了)」
ジンジャー「おっと、今度は外さねえよ!(攻防一体で攻撃後に攻撃力アップ)」
破壊王スイセン「ざっけんなし…!(今度はヒット)
綺麗事ばっかじゃ、おなか膨れないんよ!(チャージ技、ブランクショットを繰り出す。原作では大したことない全体攻撃だが、破壊王化により威力が増幅している)」
ジンジャー「まずい…!」
超ハーツ「下がれ、ジンジャー。ここは俺が…(キューブを複数飛ばしてチャージ技の勢いを抑える)」
ジンジャー「ハーツ、悪い!」
超ハーツ「別に気にしなくていい」
破壊王スイセン「助け合いとか…本当にうんざりするし!」

349 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:14:57 ID:NJ.t0Fk876
超ハーツ「(スイセンの体力はある程度削れてきているところだ…欠点がそのままならそろそろかな?)」
ジンジャー「よし、とっておきで削るぜ!
この世の果てまでぶっ飛びな!(爆裂猛打三連撃)」
超ハーツ「追撃は俺に任せてくれ(グラビティ・バースト)」
破壊王スイセン「うぅ〜…」
ジンジャー「…ん?スイセンの動きが鈍くなってきた…?」

破壊王スイセン「おなか減ってきた〜!」
ジンジャー「急に奴の体力が減ってきたぞ…?」
超ハーツ「やはり破壊王化しても致命的な弱点はそのままだったか…」
ジンジャー「ハーツ、この弱点知ってたのか」
超ハーツ「ああ、ランプから聞いていてな」
破壊王スイセン「ま、まだだし…!(ひたすら射撃)」
ジンジャー「でもなかなかに粘ってくるぞ!」
超ハーツ「だが、この調子だと…」
スイセン「お、おなかが減って…力、出ないし…(体力切れ)」
超ハーツ「相手の方がダウンするのが先だ」





スイセン「分が悪いし…今は引き上げて次、決着つけるんよ…!」
ジンジャー「案外どうにかなったな…」
ハーツ「まぁ、スイセンの弱点がそのままじゃなかったら危なかったかもしれないな」

スイセン「逃げると見せかけて!チャーンス!(突然ハーツを撃つ)」
ジンジャー「何っ!?」
ハーツ「ぐあっ!」
ジンジャー「ハーツ!!」
スイセン「とっておきの毒の弾なんよ!」
ジンジャー「だ、大丈夫か!?」
スイセン「にしてもハーツを仕留められるなんてラッキーだしー!(そのまま撤退)」
ハーツ「…ジンジャー…」
ジンジャー「どうした!?」
ハーツ「スイセンは…………」

350 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:15:21 ID:NJ.t0Fk876
話は戻り、シュガー、ソルト、悟空の陣営…


破壊王リコリス「手こずらせてくれるわね…!もう許さない…!
アタシの…怒りを…思い知れッ!(チャージ技、ハリケーネスリリーで全体攻撃を繰り出す)」
シュガー「いたたたっ!」
ソルト「これは…手痛いダメージですね…」
悟空(超サイヤ人ゴッド超サイヤ人)「あだだだだだっ!」
シュガー「でも大丈夫!シュガーは回復もできるんだから!(ミルクティータイムで回復とネクストバフ)」
ソルト「ソルトも態勢を立て直すのです(オニオンスープで回復と攻撃防御アップ)」
破壊王ヒナゲシ「面倒な真似をしてくれるの…!…でもいいの。ここで地獄を見せてあげるの。(凶悪な追加効果持ちのチャージ技、スコールボルトで全体を攻撃)」
シュガー「あばばばばばーーーっ!!」
ソルト「うぅ…!…身体が…動かない…!(かなしばり)」
悟空(超サイヤ人ゴッド超サイヤ人)「な、なんだ…?身体が、動かねえ…!(かなしばり)」
破壊王リコリス「これで決まったわね。ヒナゲシにしては上出来じゃない」
破壊王ヒナゲシ「えへへ…お姉様に褒められたの!」
シュガー「まだまだ…!シュガーは動けるんだk…あれ…?ふらふらするよ〜…」
ソルト「くっ…あの二人、武器に毒を…!」
破壊王ヒナゲシ「今気づいても遅いの…」
悟空「くそっ…力が…入らねえ…
(それに…オラだけじゃなくてハーツもやばいかもしれねえ…あいつの気が…小さくなっていってんぞ…)」



破壊王リコリス「さて、あとはこの3人を始末すれば作戦完了…っと。…ん?スイセンから連絡…?」
スイセン『やっほー!リコリス無事ー?なんとすごいことにウチはハーツ仕留めたんよー!』
破壊王リコリス「ハーツを…?あんた、けっこうやるじゃない」
スイセン『もっと褒めてもいいんよー!じゃあまた後でねー!』

破壊王リコリス「…ということだそうよ。これでそっちの陣営は4人戦闘不能ってところね。」
破壊王ヒナゲシ「お姉様、2人でトドメを刺すの!」
破壊王リコリス「はいはい、分かってるわよ」

ソルト「くっ…万事休すですか…!」
シュガー「あばばばばば…ま、まずいよ〜…」
悟空「すまねぇ…オラの力じゃ勝てなかった…」

351 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:17:03 ID:NJ.t0Fk876
破壊王リコリス「さあ、これでおしまいよ!!」
破壊王ヒナゲシ「後悔するの!!」(二人揃ってトドメを刺しにかかる)


「させてたまるか!!!」(ヒナリコ目掛けて光の弾を連続で打ち込む)
「その隙を待っていたよ」(ヒナリコに重力のキューブを大量に落とす)

破壊王リコリス「なっ!?」
破壊王ヒナゲシ「きゃあっ!?」

悟空「…!?お、おめぇら…無事だったんか…!」
ジンジャー「悪い、遅くなった!!」
ソルト「ジンジャー…無事でしたか…」
シュガー「助かったよ〜…」
超ハーツ「よく食い止めてくれたな。孫悟空、シュガー、ソルト。」
破壊王リコリス「ちょっと、どうなってんのよ!ハーツは仕留められたんじゃなかったの!?」
破壊王ヒナゲシ「わ、私にもよく分からないの…!」
破壊王リコリス「チッ…!スイセンに後で愚痴ってやるわ…!」
悟空「にしても…ハーツ…おめぇ、一体何があって…」
超ハーツ「ああ、それは―――」

352 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:17:46 ID:NJ.t0Fk876
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

―――それはスイセンがハーツを撃ち抜いた直後―――




ハーツ「スイセンは…逃げたか…?」
ジンジャー「ああ…あっという間に消えちまった…」
ハーツ「…」

ハーツ「じゃあ、演技はここまでだな」
ジンジャー「!? ハーツ!?無事だったのか!?」
ハーツ「ああ、毒の弾に関してはこの通りだ(実は毒の弾をキューブで防いでいた)」
ジンジャー「お前…ビビらすなよ…」
ハーツ「少し、スイセンを油断させておきたかったからな。君には悪いことをしたね。
…それに、奴が不意打ちを仕掛けてくることは読めていた」
ジンジャー「すげぇなおい」
ハーツ「それと、少し気がかりなのが…孫悟空の方だ。奴の気配だけは感じ取れるが…」
ジンジャー「それに加勢するってことか?賛成だぜ」
ハーツ「悪いね、それじゃあ向かうとしようか。どうも嫌な予感がするからな…」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

353 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:18:23 ID:NJ.t0Fk876
超ハーツ「…ということだ。心配させて悪かったが、敵を欺くにはまず味方から、と言うからな。」
悟空「気いつけろ…おめぇの言うとおり、あいつらメチャクチャつえぇ…」
超ハーツ「ああ、嫌と言うほど分かっているさ。だが、奴らが疲弊した今は勝機がある。」

超ハーツ「(…『勝機がある』というのは嘘なんだがな…
奴らはいくら疲弊しているとはいえあのヒナゲシとリコリスだ。今の俺では勝てないだろう…
かなり危ないが…賭けに出るか…)」

超ハーツ「こっちは万全の俺と七賢者ジンジャー、それに対して君達はかなり疲弊していると見た。
どうだ?それでも俺達に挑むつもりなのかな?」

超ハーツ「(さて、これで引き返してくれるかどうか…)」


破壊王リコリス「………………。」

破壊王リコリス「…チッ…!今は引き返してやるわよ!」
破壊王ヒナゲシ「お、覚えてるの…!」

354 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:20:18 ID:NJ.t0Fk876
ハーツ「…なんとか引き返してくれたか…正直、かなり危なかったな」
ジンジャー「ああ…あの2人、本当に戦闘能力が凄まじかったな…見るだけで明らかだった…」
ハーツ「さて、手負いの孫悟空達もなんとかしないとな」
ジンジャー「とりあえず、神殿に運ぶぞ!」



そして俺とジンジャーは手負いのシュガー、ソルト、孫悟空を連れて神殿に避難した。
どうやらここに来たのは俺達が最後だったようで…


きらら「うぅ…」
シュガー「く…っ」
ソルト「う…あ…」
カルダモン「くぅっ…あ…」
悟空「ぐ…っ」

ランプ「みんな具合が悪そう…」
セサミ「カルダモンも無理をしたせいでぶり返して…」
ランプ「それにしても、この人は誰かな?マッチ」

きらら「…」

ハーツ「…?誰だか分からないな…。(…?この違和感…確か、どこかで…)」
マッチ「街の人が巻き込まれたのかな?」
うつつ「えっ…!?ランプ、きららのこと忘れたの!?」
ランプ「きらら…さん…?」
ハーツ「…よく分からないが、うつつは覚えているようだな。
…そして、このようなことをするのは…」
うつつ「サンストーン…だよね…」

355 名前:一方、こちらはリアリスト勢…[age] 投稿日:2023/01/04 12:20:44 ID:NJ.t0Fk876
ロベリア「くくく…策は順調…」
破壊王サンストーン「カルダモンは仕留め損ねた…が、次はきららのパスを…今度こそ、絶った。」
ロベリア「上出来よ、素晴らしい。ダチュラの毒で既に3人倒れている、カルダモンも回復しきっていない。
更にきららが倒れて―――」
スズラン「俺の魔法も効いてるはずだ。悪夢に落ちればこっちのもの…」
破壊王サンストーン「お手柄だ、ダチュラ。」
ダチュラ「えへへ…(褒められて、嬉しい…デモ、誰もギュッとしてくれない…)」
スイセン「じゃ、ウチらは本命にいくんよ。リコリス、ヒナゲシ、行くよ。」
破壊王リコリス「なんであんたが仕切るの。てかハーツピンピンしてたじゃない!」
スイセン「それはごめん…完全に予想外だったんよ…」
破壊王ヒナゲシ「お姉様、落ち着いてなの…」
破壊王リコリス「まぁ、いいわ。アタシ達は神殿の連中を倒す…」

356 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:21:04 ID:NJ.t0Fk876
話は戻り神殿勢に…

ハーツ「しかし、毒を受けた奴らは一向に目を覚まさないな…」
ハッカ「これはおそらく…『悪夢を見る毒』。それに加え、夢になんらかの侵入が。
私の夢幻魔法ならば…夢の中に入って助けられる可能性あり。」
うつつ「それ!それでいこう!」
ハッカ「私が連れて入れる数に限界あり。4人が限度。あと1匹くらいなら…」
マッチ「1匹って…まぁいいけど。」
フェンネル「でも、夢の中にあのウツカイが出てきたら大変ですわ。」
うつつ「きららがいれば大丈夫なんだって!
きららは、不思議な力があって…きららを助ければ、みんなを助けられる!」
セサミ「見ず知らずの少女のために危険を冒すことはできません」
フェンネル「この子に何ができるのか…私には分かりませんわ…」
うつつ「そんな…!」
ハーツ「…俺もその女のことは分からないが…」
うつつ「うぅ…」
ハーツ「うつつが今まで正しく俺達を導いてくれたことは覚えている。」
うつつ「…ハーツ…!」
ハーツ「だから、今度は俺達がうつつを信じる番じゃないのか?」
ランプ「うつつさんを…」
メディア「そうです!私のうつつさんが信じる人を私達が信じないわけにはいきません!」
うつつ「あ…ありがとう…!」
ハーツ「…ということだからハッカ…悪いが、きららを救出する準備をしてくれないか?」
ハッカ「御意。いざ、夢の世界へ。」

357 名前:悪夢の中の希望[age] 投稿日:2023/01/04 12:21:38 ID:NJ.t0Fk876
ハッカ「到着…ここが悪夢の中…」
ハーツ「おっと、早速ウツカイのお出ましか」
ナイトメアウツカイ「ウツー!」
うつつ「メディアやハーツ達が信じてくれたんだから…私も、頑張らなきゃ…!」

メディア「…!うつつさん!ペンが!」
うつつ「メディアからもらったペンが…杖みたいに…
これを使うってこと…?」

ハーツ「うつつの更なる力が目覚めたか…!」

ナイトメアウツカイ「ウツゥーーーーー!!!」
うつつ「私だって…やれるんだから!!(真っ黒なソルジャーゴーレムを召喚し、ナイトメアウツカイにレーザー攻撃)」
ナイトメアウツカイ「ウツーーーーーーー!?(嘘だろぉーーー!?)」

うつつ「みんな、行こう!!」

358 名前:きらら[age] 投稿日:2023/01/04 12:21:58 ID:NJ.t0Fk876
…私…一体何を…ここには…何もない…私の目的も…何…も…



「きらら!!」



…誰かの声…?



「私に…
私に居場所を最初にくれたのは、きららとランプとハーツだった!」



『ランプ』…?『ハーツ』…?それに…今話しかけているのは…誰…?



「あんたは、パスを感じることができて…繋ぎ直すこともできるんでしょぉ!!」


繋ぎ直す…?

…これは、糸…?これを…繋ぐ…の?



「そうだよ。結局、私達…」

359 名前:住良木うつつ[age] 投稿日:2023/01/04 12:22:39 ID:NJ.t0Fk876
生きるっていうのは、繋がるってことなんだから。

360 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:23:08 ID:NJ.t0Fk876
マッチ「パスが…」
ランプ「蘇った…?」
ハーツ「ああ。おかげできららのことを完全に思い出せたよ。いつものことだが見事だ、うつつ。」
うつつ「いや、そんなに褒められても変な汁しか」
マッチ「それはもういいよ!」
きらら「みんなのこと…忘れちゃっててごめん…」
メディア「そんな…!」
ランプ「こっちの台詞ですよ!」
ハッカ「…!別の気配が接近。要警戒…」
ハーツ「えっ、警戒するほどなのか?」


スズラン「いやはや、想像以上だよ。ビビるね。」
うつつ「あんたは…!」
ハーツ「やっぱり君か」
スズラン「真実を我らの手に。『魔手』スズラン見参。」
ハッカ「私と同じ、夢幻魔法の使い手…!」
ハーツ「悪いが君と遊んでいる時間はないんだ、また今度にしてくれないか?」
スズラン「えっ、ちょっと待―――」



きらら「はっ!」
うつつ「急に目が覚めた…!」
フェンネル「きらら…!」
セサミ「さっき急にきららさんのことを思い出したんです…。…先ほどの失言、お詫びいたします。」
きらら「えっ、失言…?よく分からないけど、気にしてないよ」
うつつ「ほんとよかったぁ…うぅ…」
ハッカ「しかし、あの者は放置してよかったのであろうか」
ハーツ「俺一人でなんとかなる相手だからな。今は仲間の救出が先だ」
ハッカ「御意…。」

361 名前:想定外のリアリスト[age] 投稿日:2023/01/04 12:24:01 ID:NJ.t0Fk876
ロベリア「きららが復活した!?」
スズラン「わりぃ、しくじった。うつつが変な能力に目覚めて…あとハーツに無視されて」
ロベリア「サンストーン!パスを切ったんじゃないの!?」
破壊王サンストーン「確かに断ち切った…はずなのに…なぜだ、なぜうつつとのパスだけ…!?」
スズラン「おい、今度は奴らがシュガーのところに来たぜ!どうする、出るか?」
ロベリア「いえ、ここは『特別な子』に頑張ってもらいましょう…」
エニシダ「ワタクシの歌の中で奴らがどこまで粘れるか、見ものですわね」
ロベリア「(あの歌の中だと『特別な子』も危ないんじゃないの…?)」

362 名前:シュガーの悪夢[age] 投稿日:2023/01/04 12:24:40 ID:NJ.t0Fk876
ソルト、どこ〜?
シュガー…捨てられちゃったの…?
腹ぺこだし…誰もお菓子を分けてくれない…
誰も助けてくれない…
誰も一緒にお菓子を食べてくれない…
一人じゃお腹が空いたままだよ…

363 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:24:59 ID:NJ.t0Fk876
ハッカ「シュガー!」
ハーツ「(大声を出すハッカは珍しいな)」
きらら「見つけた!助けに来たよ!」
シュガー「…」
ランプ「ダメです…!こっちの声が聞こえていません!これは…!」

ボエ〜〜〜〜〜〜♪

きらら「真実の手…エニシダの歌が流れてる…!」
マッチ「あの歌を聴くと頭痛がしばらく鳴り止まないんだ…!」
ハッカ「シュガーを即座に救助する必要あり。」
ランプ「まずは…あのオルゴール!あそこから流れる曲を止めます!…あっ!」

スペシャリストウツカイ「グオオオオオオオオオオオ!!!!!」

きらら「オルゴールがウツカイになった!?」
うつつ「つ、強そう…!」
マッチ「でも曲は止まってる!なんとかなりそうだよ!」
ハーツ「…これは…」


スペシャリストウツカイ「グオオオオオオオ!!!」
ランプ「す、すごい雄叫びです…!」
ハッカ「近づくのは、困難…」
ハーツ「…いや、そうでもないな。」
うつつ「えっ、どういうこと…?」
ハーツ「奴の首の長さが命取りということだ…!(スペシャリストウツカイの全ての首にキューブを付ける)」
スペシャリストウツカイ「グガッ!?(首を支えられずまともに動けない)」
ハーツ「リアリスト共…弱点が目に見えるモンスターを用意したのは失敗だったな!(グラビティ・バーストでスペシャリストウツカイを爆破)」
スペシャリストウツカイ「グアアアアアアアアア!!!(まともに動けずに倒される)」

364 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:25:13 ID:NJ.t0Fk876
シュガー「はっ!…目が…覚めた…?」
ランプ「大丈夫?敵の力で悪夢を見せられていたんだけど…」
シュガー「悪夢―――!? うーん、もう大丈夫!
夢の中でずっと嫌な歌が聴こえて…そのせいで頭が痛くなってきたんだけど…」
きらら「でも、無事に帰還できてよかった…」
シュガー「ありがとう…みんな…!」
ランプ「さあ、次はソルトです!」
ハーツ「次もオルゴールを早く見つけて早くあのウツカイに変化させないとな…でないと俺の身体が持たん」

365 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:25:28 ID:NJ.t0Fk876
―――ソルトの悪夢―――

きらら「ここは…ソルトの夢の中…」
ハーツ「くっ…!既にあの曲が…!!」

ソルト「ソルトは…秘密道具なんて出せないのです…
ソルトより四次元ポケットの方が必要なのです…
それにリサイタルはもうたくさんです…」

ハーツ「(まぁ青狸はソルトとあいつくらいだろうからなぁ…)」
うつつ「悪夢の原因…オルゴールを破壊しなきゃ!」


スズラン「勝手はさせないぜ!」
破壊王サンストーン「(…この曲、こちらにもダメージが…)」

マッチ「また!?しつこいなぁ!」

破壊王サンストーン「七賢者ソルトの絆は…ここで断ち切らせてもらう!」
スペシャリストウツカイ「グオオオオオオオオ!!!」

ランプ「またオルゴールからウツカイに!」
破壊王サンストーン「流石にあの曲には耐えきれないからな…」
ハーツ「それには同意するよ」

366 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:25:54 ID:NJ.t0Fk876
スズラン「ハーツ…テメェ、よくも俺をコケにしてくれたよなぁ…!」
ハーツ「ははは、それは悪かったね」
スズラン「チッ、今も馬鹿にしてるみたいだな…!だが、これならどうだッ!」
ハーツ「…やはり破壊王か。」
破壊王スズラン「ハーツ!テメェを倒して報酬をたんまりもらってやるぜ!」
ハーツ「悪いけど、その報酬は…」

超ハーツ「全くもらえないと考えたほうがいいと思うよ。」
破壊王スズラン「うるせぇ!やっちまうぞ、スペシャリストウツカイ!」
スペシャリストウツカイ「グオオオオオオオ!!!」
超ハーツ「まぁ、俺一人でも大丈夫だろうな。うつつ達にはサンストーンの撃退を頼みたいが…」
うつつ「う、うん!分かった!」
きらら「ハーツ!気を付けて!」
超ハーツ「任せておけ」
破壊王サンストーン「今度はそう簡単に突破させない…!!」

367 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:26:10 ID:NJ.t0Fk876
破壊王スズラン「やっちまえ!スペシャリストウツカイ!!」
スペシャリストウツカイ「グオオオオオオ!!(トリプルバイトでハーツに噛みつきにかかる)」
超ハーツ「やはり単調な動きだな…(全てかわす)
対処は先程と同じで問題ないだろうな(スペシャリストウツカイの首にキューブを付ける)」
スペシャリストウツカイ「グ…(やはり身動きが取れない)」
破壊王スズラン「そう来るだろうと読めていたぜ!(魔法弾でハーツに奇襲を仕掛ける)」
超ハーツ「おっと、そう来たか(重力のキューブで相殺)」
破壊王スズラン「チッ…防ぎやがったか…!だがスペシャリストウツカイのキューブは壊させてもらうぜ!」
スペシャリストウツカイ「グオオオオオオオオオ!!(キューブを壊されて行動可能に)」
超ハーツ「…連携してくるか…。それじゃあ、これはどうかなッ!(スピードを上げてスズランに突っ込む)」
破壊王スズラン「直線状に突っ込んできたのが命取りだぜ!!(武器でハーツを攻撃)」
超ハーツ「こっちだ(すんなり回避)はぁッ!(グラビティ・フィストでそれぞれに殴りかかる)」
破壊王スズラン「ぐっ…!(直撃するが割と耐える)」
スペシャリストウツカイ「ガ…(直撃。割とこたえてる)」





うつつ「私だって、今度は立ち向かう…!(攻撃しつつ味方全体スピードアップ)」
破壊王サンストーン「何…!?おのれ…!ちょこまかと…!!」
きらら「うつつのおかげでスピード勝負で勝てるよ!一気に攻め込もう!(杖攻撃の「私がやらなきゃ!」を繰り出す)」
破壊王サンストーン「調子に乗って…!」
うつつ「この間に…!(ソルジャーゴーレムを召喚、突進させる)」
破壊王サンストーン「くっ…!」
ハッカ「好機。攻め入る時。(秘術「夢幻開闢・改」でサンストーンを結界に閉じ込めて攻撃)」
破壊王サンストーン「何故…何故断ち切れない…!(K.O.)」
ハッカ「はてさて、ここは夢か現か何処にか…」

368 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:26:31 ID:NJ.t0Fk876
超ハーツ「(サンストーンはどうにかなったようだな。さて…)
時間もないからね。一気に片付けさせてもらうよ(大量のキューブをスズランとスペシャリストウツカイに撃ちこむ)」
破壊王スズラン「くそっ…!捌き切れねえ…!」
スペシャリストウツカイ「グギギギギ…!!」
超ハーツ「じゃあ、トドメだ(気功波攻撃のグラビティ・ショットを繰り出す)」
スズラン「ちっくしょお…!!こんなん、一銭の得にもならねー!!(K.O.)」
スペシャリストウツカイ「グ…ガ…(K.O.)」
超ハーツ「まぁ、こんなものだな」











破壊王サンストーン「何故だ…」
スズラン「くそッ!退くしかないか!」
マッチ「逃げられたー!…というか夢から消えたというか…」
ソルト「みなさん…すみません…眼鏡の少年から秘密道具をねだられている気がして…」
ハッカ「スズランの夢幻魔法と音痴な歌。」
ランプ「その2つが組み合わさって余計に厄介になっている感じですね」
うつつ「なんとかしないと…」
ハーツ「次は…孫悟空だな。」

369 名前:マジキチパラガス素材シリーズ[age] 投稿日:2023/01/04 12:27:08 ID:NJ.t0Fk876
―――悟空の悪夢―――

ハッカ「悟空ーーー!」
悟空「うわぁーーーーーーーー!!嫌だぁーーー!!!」
ハーツ「孫悟空がここまで嫌がるとは…(それも、ただ嫌という気持ちしか読み取れなかったくらいに…)
一体何g」

荒ぶるパラガス「ファァァアアアアア!1!11!!1!!1!!!」
パラカマキリ「ふぁ〜☆最強の戦闘昆虫パラカマキリに色々な意味で捕食されるがいい☆」
パラ虫「サガシマシタゾオレノイトシノカカロット!パラガスデゴザイマス☆」
マッチョガス「俺の肉体美に見とれながら2人で夕食でもいかがかな?」

うつつ「えっ、何これ…」
ハーツ「マジキチパラガス素材シリーズに襲われているようだな…」
ランプ「なんですかそれ」
ハッカ「おそらく、呪いの一種」
ハーツ「あながち間違いでもないかもしれないな」
きらら「どうにかして悟空を助けないと…!」
マッチ「早くあのオルゴールを探そう!でないと身体も精神も持たないよ!」
ハーツ「ああ、そうしようか。だがこのままだと孫悟空が危険だからな…足止めさせてもらうよ」

ハーツ「来い!タマゴカケドラゴン!」
タマゴカケドラゴン「呼ばれて飛び出t いや、何この不思議な空間」
ハーツ「じゃあ早速だが向こうにいる奴らの相手をしてくれ」
タマゴカケドラゴン「向こうにいる奴ら?」

荒ぶるパラガス「ファァァアアアアア!1!11!1!1!11!!!!!1!」
パラカマキリ「なんだお前は?俺の愛しのカカロットの邪魔をするなら斬り刻んでやるぞぉ!」
パラ虫「イマノオレタチノパワーデマジキチニシテシマエー!!(ピロロロロロ)」
マッチョガス「さあ、マジキチの恐怖を味わいながら、俺達に八つ裂きにされるがいい…腐☆腐」
タマゴカケドラゴン「」

370 名前:マジキチパラガス素材シリーズ[age] 投稿日:2023/01/04 12:27:41 ID:NJ.t0Fk876
タマゴカケドラゴン「ギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
ハーツ「よし、今のうちだ!」
マッチ「あのうるさいオルゴールは…あそこだ!」

スペシャリストウツカイ「グオオオオオオオオ!!!」
きらら「もうウツカイに変わったよ!」
ハーツ「その方が好都合だ。あのうるさい音楽を聴かずに済む」
???????「待て待て待てぇ〜!」
ハーツ「ああ…やはり君か」
???????→破壊王パラガス「貴様ら、よくも俺とカカロットのデゑ゛ゑ゛トを邪魔してくれたな!」
うつつ「いや、どう見てもデートじゃないでしょお…」
マッチ「むしろ地獄というか…」
破壊王パラガス「くそぅ…ただでは済まさんぞぉ〜!」





破壊王パラガス「ダァーーークデッドパニッシャーーー!!!(何故か覚えてたダークデッドパニッシャーでハーツを狙う)」
ハーツ「なんでそれを覚えてるんだ…(ダークデッドパニッシャーを弾く)
とりあえずこれでどうだッ!(パラガスとスペシャリストウツカイ目掛けてキューブを複数飛ばす)」
スペシャリストウツカイ「ギギギ…(被弾。やっぱりキューブを取り付けられる)」
破壊王パラガス「馬鹿め!ギャグ補正で鍛えられた肉体だ!どうってこと…
…あれ?まさか、動けないのかお?(;ωメ)くそっ!!(キューブに当たってもダメージはなかったが動きは封じられる)」
ハーツ「あの大きなウツカイさえ倒してしまえばなんとかなりそうだからな…
この空間に長居はできないからさっさとトドメを刺させてもらおうか!(グラビティ・フィストでスペシャリストウツカイを殴る)」
スペシャリストウツカイ「グギャアアアアアアア!!!(やっぱりやられる)」

371 名前:マジキチパラガス素材シリーズ[age] 投稿日:2023/01/04 12:28:04 ID:NJ.t0Fk876
破壊王パラガス「くそぉ〜〜〜!!!俺とカカロットのイチャラブ帝国が〜〜〜!!」
マッチ「なんかすごい変な顔しながら逃げてった…」
ハーツ「あの珍獣は元々変な顔だ」
マッチ「それもそうだけどさ…」
悟空「サンキュー…助かったぞ〜…」
ハーツ「改めて思うよ、君も本当に大変だな…」
悟空「ああ…パラガスっていつもあの調子なんだぁ」
ハッカ「残るは…カルダモン。」
きらら「早く助けないと!」

372 名前:ロベリアの自信[age] 投稿日:2023/01/04 12:28:31 ID:NJ.t0Fk876
ロベリア「もう悟空まで…!完全に後れをとってる…!」
破壊王サンストーン「それにしてもパラガスは不気味だったな」
破壊王パラガス「失敗しちゃった☆ ごめんなサイヤ☆」
スズラン「あのハッカって女、腕がいい。いい夢幻魔法の使い手…スペシャリストだ。」
ロベリア「ハッカに対抗したせいで…疲れてるの?」
スズラン「そういうこった…」
ロベリア「…私が出るわ。スズランはここに残って。…夢の中に私を送り込んでちょうだい…」
スズラン「気を付けろよ…あの連中はだいぶ強い…」
ロベリア「任せなさい…相性ってものを奴らに教えてやるわ…」
破壊王サンストーン「よし、私達も行動を始めるぞ。パラガス、私に続け。」
破壊王パラガス「いいぞぉ!」

373 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:29:17 ID:NJ.t0Fk876
―――カルダモンの悪夢―――

ハッカ「カルダモンの夢の中…」
ランプ「これで夢に入るのは最後ですね。」
うつつ「ここは…戦場!?」
ハッカ「カルダモンは調停者。紛争地帯を飛び回っていた。
解決できた紛争もあれば、泥沼化したものも…」
ハーツ「それでも理想を追求する、か…。カルダモンも、強い人間だな…」
うつつ「と、とりあえずオルゴールを…」

ロベリア「調子に乗るのもそこまでよ…!!」
ハーツ「ロベリアか…」
破壊王ロベリア「このゴミクズ共…!ここで始末してやるわ…!」
マッチ「やっぱり破壊王になった!」
スペシャリストウツカイ「グオオオオオオオ!!!」
ハーツ「(…この絶対的な自信は…そういうことか)」

超ハーツ「ここは本気で挑んだ方がよさそうだ」

374 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:29:31 ID:NJ.t0Fk876
破壊王ロベリア「この一手で滅ぼしてやるわ…(攻伐計で自分とスペシャリストウツカイの攻撃性能を強化するが、代償として防御性能がガタ落ちする)」
きらら「でもその間じゃ守りは薄いはず…!」
超ハーツ「いや、このままではまずい!早く攻撃を仕掛けろ!」(グラビティ・バーストでロベリアを爆破)
きらら「えっ…!?う、うん!」(杖攻撃をスペシャリストウツカイに繰り出す)
ランプ「分かりました!(物理攻撃のウィークネスでスペシャリストウツカイを攻撃)」
ハッカ「御意。(陽幻ノ太刀で両方を攻撃)」
うつつ「わ、分かった!(黒いソルジャーゴーレムを召喚し、ロベリアにタックルさせる)」
スペシャリストウツカイ「ガアアアアアアア!!!(ネガティブガードSPで自分とロベリアに弱気を付与するかわりに防御性能を激増させる)」
マッチ「あまり効いてない!?」
ハッカ「効果はあまり見られず…」
超ハーツ「くっ…発動が思いのほか早かったか…!」
破壊王ロベリア「くくく…上手くいったわね…。守りが薄ければ補えばいい…
それに、こっちの攻撃性能は上がったままよ…!(呪いの力でガンガン攻め込む)」
超ハーツ「くっ…!(何気に効いてる)」
ランプ「どうしましょう…このままでは…(ナイトなので比較的耐えてる)」
うつつ「ピ、ピンチってやつぅ…?(結構食らったけど頑張ってる)」
超ハーツ「…いや、一つ手段がある。
君達…悪いが、俺が攻め込んだ後に一気に攻撃を仕掛けてくれないか?」
うつつ「その後に攻撃…?…分かった!」
ハッカ「心得た。」

375 名前:ハーツの計略[age] 投稿日:2023/01/04 12:29:59 ID:NJ.t0Fk876
超ハーツ「それじゃあ、一仕事といこうじゃないか!(グラビティ・フィストで攻め込む)」
破壊王ロベリア「小賢しいわね…!これでも食らいなさい!(呪いの技『不幸になりなさい…』でハーツを狙う)」
超ハーツ「おっと、危ないところだったな(回避し、そのままロベリアとスペシャリストウツカイを殴る)」
破壊王ロベリア「でも、来たところで無駄よ…!(軽く防ぐ)」
スペシャリストウツカイ「グオオオオオオ!!!(直撃したがあまりこたえてない)」

ハッカ「一気呵成に攻める。(宿星桔梗剣で両方攻撃)」
ランプ「ここはクロスで攻めます!(全体化したシューティングスターで両方殴る)」
うつつ「わ、私も…!(黒いソルジャーゴーレムを駆使してレーザー攻撃)」
きらら「えいっ!!(渾身の力で杖でロベリアを殴る)」

破壊王ロベリア「くくく…無駄だというのが分からな…ッ!?(相当なダメージが入る)」
スペシャリストウツカイ「グアアアアアアアアアアアアア!!!(戦闘不能)」

超ハーツ「よし、上手くいったようだな」
マッチ「奴らの守りが薄れた!?」
超ハーツ「ああ、さっき攻め込んだ時に守りを崩しておいたのさ(アビリティの『ハーツの計略』を発動して今回は防御性能をガタ落ちさせていた)」


https://kirarabbs.com/upl/1672802999-1.png


376 名前:シャイニングクロスファイア[age] 投稿日:2023/01/04 12:30:57 ID:NJ.t0Fk876
超ハーツ「あとは君達が決めろ!きらら、ランプ!」
ランプ「分かりました!シャイニング…」
きらら「クロスファイアーーーーーッ!!!」(息の合った連携アタックでロベリアを攻撃)
ロベリア「そ、そんな…こと…が…!?」(戦闘不能)
ランプ「ナイスコンビネーションでしたね!」


ロベリア「くっ…どうしてこうなるのよ…!やむを得ないけど退くしかないわね…!」
ハーツ「よし、これでカルダモンも救出できたな」
ハッカ「では、脱出…。」

377 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:31:21 ID:NJ.t0Fk876
うつつ「これで全員悪夢から救い出した…」
メディア「でも…まだ、皆さん毒が抜けてなくて…」
セサミ「この毒は特別で、解毒には大量のクリエが必要になります。
それも、高純度の星彩石でないと解毒できそうにありません。」
メディア「高純度の星彩石なら、街の神殿に1つだけあります!」
ハーツ「(クレアが独り占めしていると睨んだが…違ったのは予想外だな)」
メディア「でも…神殿にはおそらくリアリストがいます」
ハッカ「毒で苦しむ皆を守るための護衛も必要。神殿には…私が向かう…。」
ジンジャー「待て、ハッカ。夢幻魔法の連続使用で消耗しているんじゃねえか?」
ハッカ「…………。」
セサミ「自分の力を正確に見極めるのも、七賢者には必要です。
それに、もしまた夢幻魔法の使い手に夢に侵入されたら…」
フェンネル「神殿には私が行きますわ。メディア様の警護は慣れてますもの。
セサミとハッカとジンジャーはここに残って護衛をお願い。」
ハッカ「承知。」
セサミ「よろしくお願いします。」
ジンジャー「ああ、任せろ!」
ハーツ「それじゃあ、俺達も神殿に向かうとするか。」

378 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:31:53 ID:NJ.t0Fk876
―――神殿―――

きらら「神殿に着いた…!」
メディア「!!? し、神官たちが…!」
マッチ「みんな毒でやられてる!」
神官A「せ…星彩石は…」
神官B「ダチュラという少女が…」
ハーツ「…ダチュラ…!」
ランプ「もしかすると、あの以前の秘密基地に…!」
きらら「急ごう!」
メディア「神官の皆さん…もうしばらくの辛抱です…!」
うつつ「わ、私も頑張るから…耐えてて…!」

379 名前:威張ってた割には略[age] 投稿日:2023/01/04 12:32:22 ID:NJ.t0Fk876
―――秘密基地内部―――

メディア「ここは…以前私が監禁された部屋…」

ボエ〜〜〜〜〜♪

きらら「またこの歌…!」
ランプ「でも、オルゴールじゃなさそうですよ!」
ハーツ「ということは…」

破壊王エニシダ「屈辱、晴らさせていただきますわ」
ハーツ「だろうな」
破壊王エニシダ「ワタクシを倒さなければ星彩石には辿りつけm」



ハーツ「さて、エニシダも軽く倒したことだし先に進むか」
フェンネル「でも、毒があちこちに充満していますわね…」
マッチ「回り道して行くしかないよ…!」
ウツカイ「ウツーーー!!」
ランプ「それにウツカイの群れまで…!」
うつつ「こんな時に邪魔しないでよぉ〜!」
きらら「急いで蹴散らそう!」

380 名前:謎の風戦士が求めたもの[age] 投稿日:2023/01/04 12:33:20 ID:NJ.t0Fk876
ハーツ「よし、この辺りのウツカイは撃退できたようだな」
フェンネル「では、参りましょうか」
メディア「待ってください!先に誰かいるようです! …あの人は…」

黒衣の風戦士「…この先に…」

フェンネル「あなたは、あの時の…」
ハーツ「また会ったか…。フェンネル、そういえば君はこの黒衣の女にメディアの護衛を依頼したんだったな」
フェンネル「なぜか私と同じ気配を感じましたので…」
ハーツ「(声が同じだからな)」
メディア「戦士さん!無事だったんですね!」
黒衣の風戦士「はい…。…この先、強い土属性の敵の気配がします…」
ハーツ「まぁ、君のことだからそういうことだろうと思っていたよ。」
黒衣の風戦士「なので…私も同行していいですか?」
ハーツ「俺は構わないが…」
きらら「誰かはまだ分からないけど助かるよ!」
うつつ「何者かは分からないけど、すごい頼りになりそうだし…」
黒衣の風戦士「ありがとうございます。…また敵が出てきたみたいですね…」
ウツカイ「ウツゥー…!」
ハーツ「消耗しない程度で蹴散らしてしまうか」

381 名前:きららとランプの危機[age] 投稿日:2023/01/04 12:34:25 ID:NJ.t0Fk876
フェンネル「ひとまず片付きましたわね。…でも…」
ランプ「はぁ…はぁ…」
きらら「私とランプ…少し毒を吸ったみたい…」
フェンネル「きららとランプが危ないですわね…」
ハーツ「ここの罠はなかなかに厄介なようだ…」
黒衣の風戦士「大丈夫…?後に響いたら大変…」
うつつ「2人とも、無理しないで!あとは私が頑張るから!」
マッチ「すごい、うつつが柄にもないことを言ってる…」
フェンネル「出会った時とはまるで別人ですわね」
ハーツ「君も別人だと思うのだが…」
メディア「素敵ですよ、うつつさん!」
うつつ「あ、でも褒められるのは慣れてない…」
マッチ「そこはいつも通りなんだね」

382 名前:破滅をもたらす風戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:35:23 ID:NJ.t0Fk876
うつつ「…ここ!ここに星彩石がある気がする!」

ガーディアンウツカイ「ハイジョ 対象 ハーツ、確認。戦闘プログラム を 始動 シマス。」

うつつ「なっ!なにこいつー!」
ハーツ「やれやれ…あまり消耗はしたくないのだがな」
メディア「まさか、まだガーディアンウツカイがいたなんて…!」
フェンネル「仕方ありませんわね…素早く蹴散らしますわよ!」
黒衣の風戦士「…ここは任せてください…」
メディア「戦士さん!?」
ガーディアンウツカイ「…データ分析中…」


ガーディアンウツカイ「『黒衣の風戦士』分析完了…」


https://kirarabbs.com/upl/1672803323-1.png


383 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:36:10 ID:NJ.t0Fk876
ガーディアンウツカイ「イヤ、コイツ倒スの 無理ジャネ?」
黒衣の風戦士「これで倒れてよッ!(軽く斬る)」
ガーディアンウツカイ「デスヨネー(あっさり破壊される)」
メディア「い、一撃で…!?」
ハーツ「流石だな…」
フェンネル「私の見込み通りですわね。…いえ、もしかすると見込み以上…」
黒衣の風戦士「…あと少し…強敵の気配が近い…!」

フェンネル「この扉の向こう…ですわね」
ハーツ「よし、入るぞ…!」

384 名前:パラガスト下級戦士[age] 投稿日:2023/01/04 12:37:05 ID:NJ.t0Fk876
フェンネル「そこまでよ!」
ハーツ「悪いけど、星彩石を返してもらおう」

ダチュラ「…来た、召喚士達。」
ハーツ「…」
黒衣の風戦士「…見つけた…。…私を満たしてくれる強敵…!」
うつつ「あんた…」
ダチュラ「ワタシのこと、抱きしめてくれたら……星彩石、あげる」
うつつ「ええっ!?だ、抱きしめる!?でも、それくらいで返してもらえるなら…」
きらら「もちろん!」
メディア「いいですよ!」
ハーツ・黒衣の風戦士「!! 待―――」
ダチュラ「ただし、毒で死んじゃうけど。」
きらら「え…!?」
ハーツ「(自分から手の内を明かした…?)」
メディア「死ぬなんて…そんな…!」
うつつ「私はよく死にたいとか言っちゃうけどさ…ここで死ぬのは無理っていうか…」
ダチュラ「やっぱり…」

385 名前:ダチュラの憎悪[age] 投稿日:2023/01/04 12:37:26 ID:NJ.t0Fk876
女神候補生も、伝説の召喚士も、七賢者も…




スクライブの長も、住良木うつつも…




謎の風戦士も…



ハーツも…




誰も、ワタシに触れてくれない。




ひとりは、いや、ずっとひとりな、こんな世界…










壊れちゃえ…!!

386 名前:ダチュラの憎悪[age] 投稿日:2023/01/04 12:38:31 ID:NJ.t0Fk876
破壊王ダチュラ「もう、みんな、いらない…!!」
超ハーツ「来るぞ!奴には酷だが、接近されないよう気を付けろ!(実際は戦士の方が戦いやすいが)」
きらら「分かっ―――うっ…!」
ランプ「身体が…動かない…!」
超ハーツ「毒の回りが早いか…!きらら、ランプ、君達は無茶をするな!」
フェンネル「ここは私達がやりますわ!」

破壊王ダチュラ「技、身体、覚えてる…!(チャージ技、『この毒、イツマデ耐える?』発動。これ自体のダメージは少ないが、打撃のスキルカードを50枚も貼られる)」
超ハーツ「ぐっ…スピードもかなりのものだな…」
フェンネル「凌ぐのもなかなか苦労しますわね…!」
黒衣の風戦士「…!」
破壊王ダチュラ「いらない!(通常攻撃枠であろう発破を繰り出す)」
超ハーツ「ぐあっ!(割と手痛いダメージを受ける)」
フェンネル「それになかなかの火力ですわ…」
破壊王ダチュラ「こんな…世界…!(かなりおかしい火力を持つ『ずっとヒトリな、こんな世界…!』を繰り出す。しかも孤立の状態異常付き)」
黒衣の風戦士「!!?(スタンする上に孤立。最大覚醒で属性相性有利であるにも関わらずである)」
超ハーツ「なんて火力だ…!あの黒衣の女をスタンさせるとは…!」
フェンネル「焦っていても仕方ありませんわ!攻めますわよ!(レイピアで華麗に攻撃)」
超ハーツ「ああ、分かった(ダチュラをキューブに閉じ込めて爆破させるグラビティ・バーストで攻撃しつつ防御性能を下げる)」
破壊王ダチュラ「痛い…(と言いながらもあまりダメージは入っていない)」
フェンネル「相当固いですわね…」
超ハーツ「だが、防御性能は下げた!これならいけるはずだ!(キューブを複数飛ばして攻撃)」
破壊王ダチュラ「キューブ、痛い…嫌…(それでもあまりダメージが入らない)」
超ハーツ「バカな!?防御性能を下げてもこのダメージだと!?」
フェンネル「作戦変更ですわ!ここは戦士さんが復活するまで足止めしますわよ!」
超ハーツ「ああ、その方がよさそうだな…」


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