きらら作品全般(きらファンも)のSSを投稿するスレです。
形式は問わず。地の文、シナリオ形式、なんでもありです。
SSを投下したいけど、スレを立てるのが面倒だな、短いしな…そんなときにお使い下さい。
ただし、流血、キャラ崩壊、各作品で描かれている以上の強い百合要素などなど、閲覧に注意を要する場合は投稿前に必ず注意喚起をお願いします。
また、投稿作品について過度の批判、中傷、人格攻撃などはおやめください。
まったり、平和にいきましょう。
便宜上、最初からいるココアをココアA、新たに現れたココアをココアBとしよう。
ココアAは驚き戸惑っている!
ココアBは驚き戸惑っている!
がちゃっ!
ドアが開いて……
ココアCが現れた!
ココアDが現れた!
ココアEが現れた!
ココアFが現れた!
ココアAは驚き戸惑っている!
ココアBは驚き戸惑っている!
ココアCは驚き戸惑っている!
ココアDは驚き戸惑っている!
ココアEは驚き戸惑っている!
ココアFは驚き戸惑っている!
リゼは驚き戸惑っている!
チノは驚き戸惑っている!
……もはや筆者にも訳が分からなくなっていた。
がちゃっ!
ココアGが現れた!
ココアHが現れた!
ココアIが現れた!
ココアJが現れた!
なんとココアが10人になってしまった!!
なお、ココアJだけがなぜかラビットハウスの制服を着ていた。
だからどうだということはなさそうであるが……
もう全員訳が分からなくなっている。
あまりのカオスな状況にココアAはおたけびを上げた!
「ヴェアアアアアアアアアアアア!!」
つられてココアB〜ココアJがおたけびを上げた!
「ヴェアアアアアアアアアアアア!!」
「なんか賑やかだね!」
マヤが現れた。
マヤはココアの群れを見たがなぜかあまり驚いた感じではなかった。
「マヤさん、なぜかココアさんがこんなに増えてしまいました。」
「お前よく驚かないで見てられるな。」
きょとんとしてるリゼに対して……
「だって私も増えたから別に珍しくないよ!」
マヤBが現れた!
マヤCが現れた!
マヤDが現れた!
マヤEが現れた!
キリがないので途中省略!
マヤXが現れた!
マヤYが現れた!
マヤZが現れた!
マヤAが現れた!
「なんかマヤさんがAに戻ってますが?」
「アルファベット使い切るとAに戻るみたいだよ?」
結局、2周目のZで増加は止まったが52人のマヤがいることになった。
10人のココアと52人のマヤ。
ラビットハウスの広いとは言えないフロアはあっという間にラッシュ時の山手線のようになってしまった。
「さすがに暑いです。アイスココアでも飲みましょうか。」
「……チノ、そんな場合じゃないだろ……」
「ココアさんとマヤさんがたくさんいて、いつもより賑やか。創作意欲がわきます。」
「いつの間に!?」
常連の青山さんはこのぎゅうぎゅう詰めの中で普段通りに執筆活動をしている。
「あれれ〜、ラビットハウスが満員だね。」
「すごい人数ね、ココアちゃん、マヤちゃん。」
メグと千夜が人数に少し驚きながら来店。
ココアとマヤばかりであることにはあまり驚いている感じではなかった。
「ゆっくりしてってね、千夜ちゃんもメグちゃんも!」
「そうさせてもらうわ、ココアちゃん。」
なんと!ココアKが現れた!
その隣にはココアLもいた。
そしてココアM、N、O、P……Zまで!
ココアの合計人数は26人へと増えた!
「うわぁ!!そんなに入れるわけないだろ!!!」
「店がもたん!!」
リゼとティッピーの悲痛な叫びもむなしく、ラビットハウスが爆発(!?)してしまった!!
「……っていう夢見たんだ。」
「なんだよそれぇ、おっかしい!」
「あははは、チノちゃんにも呆れられたよ。」
談笑しているココアとマヤ。
「そうだココア!面白そうな場所見つけたんだ。こないだのお礼に連れてってあげる!」
「いいの!? やったぁ!! さすがいい妹だねマヤちゃん!モフモフ……」
そして二人は立っていた。
一つだけ色が違う赤い石の前に……
To be continued.......
お久しぶりです(って毎回言ってる気がします)ルナ・ソレイユです。
今回は、あんハピのヒビレン参戦ということで、以前pixivに投稿した「ホントとウソ」を投稿させていただきます。
なお、ヒビレンは出てきません(何故)
あと作品性質上、若干のキャラ崩壊があります。ご注意ください。
sideはなこ
「ねーね、最近りーさんとひばりちゃんって、仲良くない?」
隣を歩いていたゆきちゃんから一言。
「そういえばそうかも!いつくらいからかな?」
「えーっと、たぶん…あれだ!サボだよ!」
「そっか!2人で育ててたんだもんね!」
私は気づいていなかったのかもしれない。
このあとかわいいクロモンや黒い生き物と遊んでるときにはもう忘れてたけど、
このとき感じていた、心のもやもやが私にとって、とても大切なものであるということに…。
* * *
sideヒバリ
「っていう風にすると、きれいに咲くんですって。」
「そうなんですか!流石エトワリア…。」
「本当よね。」
『あの事件』から数ヵ月。
「この子の周りも賑やかになったわね。ってあら、もうこんな時間。用事があるから先に失礼するわ。ごめんなさいね。」
「いえ、ありがとうございます。」
そう言って悠里さんは帰っていった。
「…さて、私も帰ろうかしら。」
私は庭を出て…
「ヒバリちゃーん!」
「はなこ!?ずぶ濡れじゃない!?」
「えっとねー、ここに向かってる最中に…」
「うん…わかったから…。」
そうよね。はなこだものね。
「それではなこは、どうしてここに?」
「そだった!今日はヒバリちゃんと二人で遊びたくって!」
「そう。ならぼたんも誘って…」
「二人で、あそびたいの!」
どうしたのかしら。
「まぁ、そこまでいうのなら…。」
「本当!?やった!私すっごいついてるよ!それじゃ、いこっか!」
はなこは敬礼のポーズをして歩き始めた。
「えへへ、ヒバリちゃんだ〜!」
私が歩き始めたとたん、はなこが道を戻って私にくっついてきた。
「ちょっと、くっつきすぎよ?」
「えへへ、いいじゃん!」
そう言われながら、はなこの向こうを見た瞬間、
きゅん、とした。
「あの人、だわ…。」
「あ…。」
そう。向こう側に、『あの人』がいた。
今日も彼は頭を下げ続けて…。
「それよりほら、行こうよ!」
「…え、ええ。そうね。」
いけない。はなこと一緒にいるのに。
…でもはなこ、どうしたのかしら?
* * *
sideはなこ
あ、あれれ?私、そんなこと言うつもり、なかったんだけどな…?
私、今日はあんまりついてないかも…。
でも、ヒバリちゃんと一緒にいられるのは幸せ。
「あら、はなこさんにヒバリさん。お二人でお出掛けですか?」
あ、ぼたんちゃんだ!
「どうしてここにいるの?」
「わ、私のようなものがきらら商店街を歩くのもおこがましいですが…」
「そんなことないわよ!」
フォローするヒバリちゃん。
「実は、欲しい本がありまして。」
「欲しい本?」
「はい。この世界の地理についての本です。私達は余り里から出ませんので、他の地域について調べてみたくなってしまいましたので…。」
「確か本屋って向こうだったわよね?一緒に行きましょうか?」
「いえ!あと三回ほど休憩すればたどり着けるはずですので、お気遣いなく。」
「そ、そう…。なら良いのだけれど…いや、よくはないけど…。」
「では、失礼いたします。」
ぼたんちゃんは、本屋さんの方向に歩いていった。
そして私は…
「ねぇヒバリちゃん、どうして、一緒に行くなんて言ったの?」
* * *
sideヒバリ
「ねぇヒバリちゃん、どうして、一緒に行くなんて言ったの?」
そう言ったはなこの目には、光がなかった。
「はなこ…?」
「答えて、ヒバリちゃん。」
「は、はな…」
「答えてよ…!」
「はなこ!?」
はなこから黒いオーラが出てる…!
「逃げて!」
声がした。そしてどこからともなく、保登さん、九条さん、千矢さんがあらわれて、
「私の華麗なる技を見ててね!」
「さあ、行くデース!」
「とうてんこうー!」
はなこに攻撃が…
「だめー!」
「ヒバリちゃん!?」
「ヒバリ!?」
「ひばりちゃん?」
「ど、どうしたんですか?」
私はつい、進路を塞ぐようにクリスタルを撃っていた。
「…そっか。はなこさんを…。…お願い、冠さん!彼女を眠らせて!」
「ん。世紀の瞬間を見届ける。」
千石さんの薬で、はなこは無事に眠った。
「ごめんなさい。私の我が儘で…。」
「それより、この状況…どこかで…。」
「あ、分かった!妖精さんだよ!」
保登さんが声をあげる。
「でも、黒いよーせーさんたちも良い子になったんじゃ…」
「とにかく、行ってみるデース!」
「そうだね。一旦話を聞いて…」
「きららさん…!」
直樹さんが走ってきた。まさか…はなこと仲の良かった丈槍さんも…?
「由紀先輩が、先生の名前を叫びながら…!」
「今は!?」
「今は先輩方が金具で固定して抑えてはいますが…」
「分かった。冠さんは私と一緒に由紀さんのところへ。ココアさん、カレンさん、千矢さん、ヒバリさんは妖精達のところへ!」
「「「うん!」」」
「はい!」
「ん。」
私達は里の外れの木に向かっていった。
* * *
sideはなこ
これはきっと夢…だよね?
「えへへ、ヒバリちゃん!」
じゃなければ、私が目の前にいるわけがないと思うんだ。
それにいらいらする。
そんな私を見ていると…なんでそこにいるのが私じゃないのかって、いらいらする。
そして、それは…私の嘘の、本当の感情なんだよね?
* * *
sideヒバリ
「そんな…彼女が…もしかして…」
白い妖精に事情を話すと、いきなり飛び始めた。
「やっぱり…。彼女、以前のときは別のところに行っていて、居なかったのですが…。」
妖精がそう言って指したのは…真っ黒の妖精。
「黒い妖精とは段違いにいたずら好きなフワリーです。」
「よ。あんたらの事は視ていたよ。まぁまぁ面白かったが、途中からつまらなくなったな。」
「なら、はなこを戻してよ!」
「あと由紀ちゃんも!」
「ああ、いいぜ?…他におもしれーやつがいるからな。」
面白い人…?
「ヒバリさん…!」
後ろから聞きなれた、でも感じの違う声が聞こえる。
「あなたのせいで…私はウジ虫以下なのですよ…!」
「ぼたん…!」
「さっきの…はなこだかなんだかとは違う魔法だぜ?」
ぼたんがレプリカロッドを振り上げる。…避けられない…!
「ヒバリちゃん!」
それは、いつもの彼女らしい声だった。
* * *
sideはなこ
目が覚めて、さっきまでのヘンな気持ちはなくなっていた。
けれど目の前に、どこかに向かおうとしているぼたんちゃんが見えたから、追いかけようとしたら頭に植木鉢が降ってきて、欠片を踏んで滑って、川のなかに落っこちて、そのまま流されて、川辺に打ち上げられて、そしたら、目の前にぼたんちゃんがいたんだ。こんなにすぐに着けるなんて、私やっぱりついてるよ!
「はなこさんも…!」
ぼたんちゃんがこっちを見る。
「はなこさんも悪…」
あ、倒れちゃった!
「なにっ…体力切れだと…?…このままだと…」
私はその妖精さんに違和感を感じた。
「ねえ、妖精さん。もしかして…寂しいの?」
「なっ!…なわけないだろ!?」
「やっぱり!じゃさ、友達になろうよ!」
「やっぱりってなんだよ…ったく、なりたきゃ勝手になれ!」
「やった!じゃあもう悪さしないでね?」
「誰がお前の言葉なんか…まぁ、どうしても…というなら…。」
「ふふっ」
ヒバリちゃんが笑った。
「どうしたの?」
「いえ、どこか萩生さんと似てると思って。」
「あ、本当だ!響ちゃんみたい!」
「ひびきって、聖典の萩生響か!?違うぞ!もっと私は…あー、もういいや。もうお前ら帰れよ…。」
「じゃあ、またねー!」
「はん、気が向いたら、な。」
そうして、私達はぼたんちゃんを抱えて里に向かった。
「えーっと、私達、必要だったデス?」
* * *
sideヒバリ
「じゃあ、実際にはそんなこと思ってなかったのね?」
「滅相もございません!ああ、ミジンコ以下の私が、そのような発言を…。」
「大丈夫!大丈夫だから!」
…すなわち、別の感情を付加する魔法だったのかしら?
「はなこは?」
「えっとねー、いつもヒバリちゃんの事は大好きなんだけど、それがヘンな方向に行っちゃったみたいで…。」
「え!?そ、それってつまり…」
するとはなこは背伸びをして来て、私の頬に…!
「えへへ、どういうことだろうね?」
そう言って無邪気に敬礼したはなこは、とても大人びて見えた。
嫉妬するはなこが新鮮で面白かったです。こっちの二人がこれからどうなるのか楽しみです。
お久しぶりです。約1ヶ月ぶりになります。
もんちゃんとぶんちゃんで一つ書いてみました。
キャラ崩壊している節があります、ご注意下さい。
それでは、よろしくお願いします。
「ぶんちゃん、今日の夕飯って何だっけ?」
「もんちゃん忘れたの?恵方巻きって言われたよね」
今日は二月三日、節分の日。私たちの寮では、この日は寮母さんが作った恵方巻きを食べることになっている。どれだけ美味しいのか、楽しみだなぁ……。
「そうだぶんちゃん。恵方巻きといえばさ、白いお米に黒い海苔って、色合いはモノクロの原稿みたいだよねー」
相変わらず、もんちゃんの突飛なお話はセンスが冴え渡る。
「そ、そうだね。中の具材はカラーかなー?」
「ちょっと無理してない?」
「もんちゃんも人のこと言えないよ?」
そんな話をして笑い合いながら、私たちは帰り道を歩いていく。
しばらく歩いて、私たちは寮に着く。
私が少し考え事をして立ち止まると……
「ぶんちゃん、上の空だねー?」
「な、何でもないよ!先に帰っててー」
もんちゃんが一瞬だけ懐疑の念を浮かべたように見えた。
「うぃ、それじゃまた後で」
そう言って、もんちゃんが玄関を通るのを見届けた後……
(言えない……私がもんちゃんのこと好きだなんていきなり言えない……)
最近、私たちは考え方も似てきたから、少しずつ互いの考えを見透かしたり、通じ合わせたりしてきた。
それでも、互いに思っている印象……それだけは分かりあえなかった。
片思いなら私の得意分野……って、そういう訳じゃなくて。
今の私はもんちゃんのことで一杯で……もんちゃんがどう思っているのか確かめたくって……。
そんなことを考えている私に、寮母さんは優しく声をかける。
「ぶんちゃん、悩み事でもあるの?」
「わ、寮母さん!?どうして分かったんですか?」
「それは秘密。ほら、これを持っていって」
私は、二本の恵方巻きを渡される。
「えっ、はい!行ってきます!」
どう使えばいいのかも分からないまま、私は一目散に自分の部屋に向かっていく。
そうした私のことを、寮母さんは笑顔で見送ってくれた。
私は部屋についた。そこにはもんちゃんが座っているだけだった。
「ぶんちゃん、遅かったねー」
「ごめんね。これ渡されたんだけど……」
私は恵方巻きを取り出す。
「え、何でここに持ってきてるの?」
「多分ここで食べていいんじゃないかな?」
「なるほどねー、それじゃいただきまーす」」
私たちは恵方巻きにかぶりつく。寮母さんの優しさを感じて、心が安らいだ。
私が願ったのは「もんちゃんへの感情の成就」。
今なら何でもできる気がする。どんな思いも伝えられる気がする。
その勇気を胸に、私はもんちゃんに全てを告白する。
「私、もんちゃんと出会えてよかった……。苦楽を共にできて、心を通じ合わせられて……」
もんちゃんは驚いている。まあ、無理もないよね……。
「い、いきなりどうしたのさ……」
「もんちゃん、ずっと好きだったよ……」
私の言葉を聞いたもんちゃんは、次第に私から目線を逸らし、顔を赤らめて恥ずかしがる。その表情は何ともいえない可愛さだった。
「でも、少女漫画家なのに、女の子らしい女の子に恋しちゃって、変だよね……」
「その、心配はいらないよ……。私もぶんちゃんのこと、好きだし……」
その言葉を聞いて、私の心から嬉しさが溢れ出した。
「それと、私たち二人、百合漫画家になっちゃう?」
そう言ったもんちゃん。こんな時でも調子がいいんだから。
「それは……遠慮しておくね」
「あっ……私、願い事考えるの忘れてた……」
「もんちゃんったら……」
でも、そういうところも好きだ。
折角の好機。私は今考えられる限りの粋な言葉をもんちゃんにかける。
「だったら、私がその願いを叶えてあげよう」
そう言って、私はさっき恵方巻きを食べたときと反対を向き、ベッドに座り込む。
「さっ、私を恵方巻きだと思って」
私がそう言うと、もんちゃんはしばらくした後、大声で驚き……
「ええ!?それってつまり……」
そんなもんちゃんに対して、私は無言で語りかけるように見つめる。もんちゃんも私の考えが分かったようで……
「……わかった、ぶんちゃんを奪ってあげる」
そう言うと、もんちゃんは私の唇に近付いて、自分のそれと結び付ける。
私たちはただただ互いの声、舌、唾、恋心を交わらせ、混ぜ合わせる。その一時は、何よりも幸せだった。
本文4レス、計6レスお借りします。
※注意
この作品にはキャラ崩壊・独自設定・ネタバレ・男が含まれます。
【エトワリア外へのバレンタイン】
桜ノ宮苺香「店長さん、バレンタインのチョコレートをどうぞ!」
店長型椅子「…」
陽子「…あれは何をやってるんだ?」
忍「エトワリアに来ていない相手にはバレンタインのチョコを渡せないので、
代わりに本人の形を模した椅子に渡しているらしいです」
店長型椅子「…」←四つん這い
苺香「ふふふ…」←見下ろし
陽子(傍から見ると犬食いさせてるようにしか見えない)
苺香「…やはり、反応がいただけないのは寂しいです」
陽子(その恰好だとSM的反応を求めているようにしか見えない)
苺香「さて、満足したのでこのチョコは皆さんでいただきましょうか」
陽子(お供え物みたいだな)
瑠璃「おはよう桜ノ宮さん、チョコは渡せたかしら?」
苺香「おはようございます瑠璃さん、こういうのも良いですね!アイデアをいただきありがとうございました」
陽子(ヒバリの提案だったのか…)
メリー「…あれは何をやってたの…?」
陽子「メリーおはよう。苺香がチョコをあげたい相手がエトワリアにいないから、その相手を模した椅子にあげてるらしいよ」
メリー「あ、私は夢を経由して元の世界に渡しに行ったわよ」
陽子「まじで!?」
------------------
メリー「はい、バレンタインのチョコよ」
夢路「あれ?今日はバレンタインだったか?というかここはどこだ?コタツと大量のコーラ…?」
シャミ子「はじめまして、ここはご先祖の封印空間です。向こうで作ったチョコを夢の中でも出現させるために、私とご先祖の力をお貸ししています。」
勇魚「クレアちゃんにシャミ子ちゃんの夢へ扉を繋いでもらって、
さらに私が夢路の武装明晰夢を借りて、今日夢路がいた幻界とここを繋げたんだ」
夢路「あ、これシュールなタイプの夢だ」
メリー「だから夢って言ってるじゃないの、この夢は目覚めたら大部分がふわっとするから、目が覚める前に早く食べて」
夢路「お、おう」
---------------
メリー「シャミ子の夢は目覚めるとふわっとするタイプだから相手は覚えてないだろうけど、本人と会話はできるわよ」
苺香「その手がありましたか…!」
ーーーーーーー
ーーー
珠輝「シャミ子ちゃん、お願いします!」
カレン「久しぶりにパパに会いたいデース!」
鬼頭先生「あの…私も…」
苺香「…あっという間に広まりましたね」
シャミ子「た、沢山の人が…いや、バレンタインの間に渡したいのはわかりますが…」
勇魚「今夜は大変そう…」
[がんばれシャミ子と勇魚ちゃん!都合よく設定を混ぜることでなんでもありな魔族になるんだ!]
以上です。ありがとうございました。
途中まで酉の前の名前を付け忘れてました…
ジンジャー「なぁセサミ、私の武器を知らないか?」
セサミ「武器?釘バットの事ですか?」
ジンジャー「ちげーよ」
ジンジャー「モップと柱時計とコショウだよ」
セサミ「・・・・・・はい?」
\ジンジャー!ジンジャー!ダイナマイトジンジャー!/
謎の組織にさらわれた女神を救う為
ジンジャーとセサミが大暴れ!?
TASシーヴの人がお送りする
何でもありの痛快アクションコメディ!
【SS】セサミ「ダイナマイトジンジャー?」
20020年4月 公開
ジンジャー「逮捕してやる!」
以上
エイプリルフールなので没ネタで嘘予告をやってみた
そんな感じのネタでした
最初の台詞をやりたかっただけー
元ネタ:ダイナマイト刑事
久々のネタがこんな雑クオリティですみませんでした
数レスお借りします。
ご無沙汰…本当にご無沙汰しております、ルナ・ソレイユです。
4月3日にきららファンタジアのコミカライズ版が発売されましたね!おめでとうございます!
今回は、コミカライズ発売記念として書かせていただきました!
…大遅刻ですが()
「私たちを呼んで」
…助けを、呼ぶ声がする。
「花名ちゃん?どうしたとです?」
「う、ううんたまちゃん、なんでもな……」
たまちゃんの言葉に答えようとたまちゃんの方を向いた。……はずなのに。
「な、なぜ召喚が…?」
目の前には、水色の髪の女の子。後ろにも知らない女の子が。
「あ、あのっ!」
声をかけようとしたとき、それは再び聞こえた。
〈力を貸してーー〉
はっきり、そんなふうに言われちゃったら……無視なんてできないよ。
〈ーー大丈夫〉
〈ーー今助けるから〉
〈ーーだから〉
私達は心を一つに。強く念じる。
〈〈〈私たちを呼んで〉〉〉
* * *
今のは…一体…
「みなさん、来ていただきありがとうございます。突然呼んでしまってすみません…。いくつか説明させていただきますね。」
気が付くと水色の髪の子が。いつの間に戻ってきたんだろう……?
「申し遅れました、私はクレアです。そしてここは、エトワリア。この世界の住人は、女神様の記す聖典によって生きる糧『クリエ』を摂取しています。その聖典には、女神様の観測した世界…すなわち、みなさんの世界の出来事が書かれています。」
「つまり、この世界にとっては私達は本の登場人物ってこと?それって…」
「ココアさん……」
「すごく羨ましいよ!だってそれって、私達の世界なら怪盗ラパンとかが出てきてるってことでしょ?いいなー!」
「えっ!?」
目を白黒させる…えーっと……そうそう、クレアちゃん。
「えーっとつまり、私達がお話の登場人物なら…私達ヒーローじゃん!ソーニャちゃんをぶっとばすぞー!」
「え…えっと……そ、そんなところ……です!」
物語の登場人物……かぁ…。私はきっと、主人公にはなれない、脇役……ううん、生徒Iとかなんだろうな……。
「花名さんも大丈夫ですか?」
「う、うん!だ、大丈夫だよ!」
「ふふ…」
クレアちゃんが私の様子を見て微笑む。
「ど、どうしたの?」
「いえ、すみません…聖典で読んだ通り、可愛らしい方だな、と…。」
気を使わせちゃったかな…。
「それではみなさん、質問がないようでしたら、この里の案内をさせていただきます!」
* * *
クレアちゃんの里の案内が終わって、用意されたお部屋で一息つく。
本当に異世界なんだなぁ。たまちゃんが来たら喜びそう。
…あれ、でも……さっきクレアちゃん、私達は物語の登場人物だって言ってたような……?
それってつまり、浪人してることも筒抜けなのでは…!?
「……の子なのに…すごいですっ!」
「…………いち実感がないかな…」
誰かの喋り声が聞こえた。窓の外に目をやると、クレアちゃんともう一人…きららちゃんが歩いてる。
色々気になることもあるし…聞いてみよう!
…とは言ったものの、怖くて話しかけられていません…。
しばらくして、クレアちゃんときららちゃんが別れた。
…きららちゃんはなにか考え事をしている。話しかけるなら今、なのかな。
ゆっくり、一歩ずつだけど。きららちゃんやクレアちゃんと、お友達になれたら…なんて。
私は胸のドキドキを抑えて、きららちゃんに話しかけた。
「あ、あのっ…!」
以上となります。お付き合いいただき、ありがとうございました。
連投という形になってすみません。
きんモザ完結記念ss「ふしぎの国が、なによりとびきり好きだから」です。
「みなさん!本日はお集まりいただいて、ありがとうございます!」
「学校からの直行だけどなー。」
陽子ちゃんが茶々を入れます。
「もう、卒業式の二次会しようって言ったの、陽子ちゃんでしょう!」
「え、これあたしが悪いの?綾?」
「うぐっ…えぐっ……」
「まだ綾泣いてるし!」
「まったく、ヨーコは乙女心が分かってないデスね?」
カレンが机の上のクッキーに手を伸ばしました。お母さんの手作りです。
「そんなだらしない格好でクッキー食べてるやつに乙女心って言われてもなぁ…」
「oh…さり気なくひどいデス!」
「カレンちゃんは乙女心の塊なんだよ!ほらっ!」
穂乃花ちゃんがカレンの金髪をすくい上げました。あぁ…輝いてます…!
「ほらって言われても…いや、きれいだとは思うわよ?でも…」
「あ、香奈ちゃんはアリスちゃん派?すぱーくるっぽいし…」
「すぱーくるは関係ないでしょ!」
「す、すぱーくる…ね、ねぇ…私、やっぱり成長してないのかな……」
「あら、成長してるわよ?」
そう言いながら部屋に入ってきたのは…お姉ちゃん!
「だって…ほら、こっちに来たときは正座で足がしびれてたじゃない。」
「た…確かに!さすがはイサミ!」
「あぁ、またアリスがお姉ちゃんに取られました…」
「ってかアリスはそれでいいのか!?」
「良いんだよ。」
「良いのよ。」
「え、えっと…」
「空太!美月!なんでここにいるんだ!」
「比奈も!どうしたの?」
空太くん、美月ちゃん、比奈ちゃんです!どうしてここにいるんでしょう…?
「それはね…」
「先生が連れてきてくれたんだよ。」
「ってなんで先生が出てくるんだよ!」
「はーい、連れてきちゃいましたー!」
勢いよく入ってきたのは烏丸先生!?久世橋先生もいます!
「私は止めたのですが…」
「私がおっけー出したからね!」
「シノマム!マムに…カレンのマムまで!?」
「そうよ!私達も久しぶりに会ったからね!」
「……Karen, sit down with the right posture!」
「U…Uh…」
「あぁっ!カレンがいつかの綾状態に!?」
「ふふ、ごめんなさい。今は無礼講よね。」
「Mam…」
「今だけよ?」
「Thankyou,mam!」
「今度は以前の私になってるよ!」
そのとき、机ががた、と動きました。
「ひっ…」
そして机の下から、
「無礼講なら、私も参加していいよね!」
「…ちっ」
「勇モデルらしからぬ顔!」
湊さんがでてきましたっ!
「いや、ね?いろいろあるんだよ…」
「そ、そうですか…」
* * *
そして、他愛のない話で盛り上がって。
もう外は暗くなり始めていました。
「それじゃあ、しの!アリス!またな!」
「またね、みんな!」
「また会いましょう!」
なんでもないように別れます。
……寂しくないと言ったら、嘘になりますね。
でも、それ以上に今までが楽しくて。これからが楽しみで。自然と笑顔が溢れてきます。
「しのぉー!アリスぅー!」
綾ちゃんの泣き声が、住宅街に響いていきました
10レスほど失礼します
【もしもファンタジア〜もしもきららキャラがコラボ慣れしていたら〜】
※元ネタはそれなりに調べたつもりですが、間違っている可能性もあるかもしれません。
1話 ひだまりスケッチ
乃莉「つまり、私たちは魔法でこの世界に来てしまったと。」
きらら「そうなるね」
沙英「今までの出来事からしても、信じるしかないのかな」
きらら「!お二人のパスの先の道のりにクロモンがいます!
迂回せず追い払うので下がっていてください!」
乃莉「待って、ダメージ2倍ボーナス付いてる?」
マッチ「えっ」
乃莉「一旦歩き回ってボーナス付与しないと途中で炭酸足りなくならない?」
沙英「今も炭酸持ってるの?」
乃莉「うん、ナンパを撃退するために備えてる」ドサッ
マッチ「沢山の瓶が出て来た…服のどこに入ってるんだろう」
〜数分後〜
ピコン<ポイントupボーナス+100%突入>
きらら「あっ、何か出ました」
乃莉「うーん、報酬2倍かあ、パワー2倍で二人倒した方が討伐報酬の面でお得だしなあ…」
乃莉「効果切れまで待とう、上書きできないし。」
マッチ「いや、助けに行くんだから急ごうよ」
宮子「月末なのに差し入れが貰えない…いつもの数千個のお菓子をもらえるの楽しみにしてたのに…」
きらら「いや、そんな数のお菓子を1週間で貰うってどういうことですか」
マッチ「恐ろしい世界だ…」
(↑後にコルクに大量のクッキーやらかき氷やらを渡す人たち)
ランプ「七賢者のシュガー…!彼女は強敵です!」
乃莉「きららさん、この特別な炭酸を渡しておきます」
きらら「これは…?」
乃莉「飲むとダメージが12倍になります」
きらら「強い」
シュガーは24倍のダメージで撃退しました。
2話 NEWGAME!
ランプ「という訳で、お二人は異世界に来たのです。」
青葉「異世界は今までにも来ましたよね」
ひふみ「何度目だろう…」
ランプ「えっ」
きらら「それで、お二人の近くにある大きな物は何ですか?」
青葉「戦車です。兵器ですね。」
きらら「えっ?」
マッチ「家とか壊せそうな見た目けど…」
青葉「大丈夫です、競技用なので特殊なカーボンによって怪我しません」
きらら「???」
ひふみ「でも二人じゃ操縦には足りないよね」
きらら「コールで呼びましょうか」
青葉「大丈夫です、戦車があるなら人数を増やせます」
青葉「まず弾を発射します」
青葉「すると爆風の中から人が出てきます」
<☆4 激レアです!>
きらら「なんで?」
ひふみ「うちとのコラボではもうその演出無かったよね?」
セサミはオーダーの影響もあり、戦車を見て降伏しました。
3話 がっこうぐらし!
胡桃「召喚されるタイプは初めてだ…」
悠里「大抵は向こうからこっちの世界に来るものね」
由紀「こっちから行くと話の軸が崩壊するからね」
マッチ「ええ…」
由紀「クラスのみんなー」
きらら「クラスの友人たちを突撃させてる…」
マッチ「これは流石に正気でも狂気でもまずいのでは?」
カルダモンは戦闘力高めなニトロプラス勢のパートナーブリッツで倒しました
4話 Aチャンネル
ユー子「私たちは異世界に来たんやって」
トオル「そんな馬鹿な…」
マッチ「異世界未経験のクリエメイトだ…」
ソルトは普通に倒しました
5話 きんいろモザイク
カレン「突撃デス王子!」
王子「ケロー」
ランプ「あれは…小さいカエル?」
アリス「あれでも一方通行とか倒した実力者だよ」
きらら「強い」
陽子「あそこもコラボ多いよね」
6話 ステラのまほう
珠輝「こんな想像みたいな事が起こるなんて…」
7話 ゆゆ式
ゆずこ「初異世界だねー」
マッチ「あれ?もしかして異世界召喚ってされないのが普通?」
8話
紺「なるほど異世界に…?」
きらら「どうしよう、異世界経験者に期待していたところが正直あったから、戦力に不安が…」
千矢「これからすることを占ってみるっていうのはどうかな?」
紺「試してみる価値はありそうね、奇々も怪々お尋ねします こっくりこっくり…」
「"ご ち う さ"」
紺「…」
千夜「スキル、怪談奇談!」
リゼ「鬼教官・ソウイ!」
シャロ「物攻熟達 レベル3!」
チノ「行ってください王子!」
ココア「ダメージ24倍!」
アルシーヴ「ぐああ」
きらら「強い」
こうしてきらら達はアルシーヴを止め、ランプの日記によってソラとアルシーヴは力を取り戻し、エトワリアに平和が戻りました。
ソラ「私の知ってる子たちと違う」
完
元ネタ
ひだまりスケッチ:ガールフレンド(仮)
NEW GAME!:ガールズ&パンツァー戦車道大作戦!
がっこうぐらし!:ニトロプラスブラスターズ-ヒロインズインフィニットデュエル-・グリモア〜私立グリモワール魔法学園〜
きんいろモザイク:ウチの姫さまがいちばんカワイイ
ご注文はうさぎですか?:グリモア〜私立グリモワール魔法学園〜・ディバインゲート・乖離性ミリオンアーサー・ウチの姫さまがいちばんカワイイ・ガールフレンド(仮)
以上です。
お目汚し失礼いたしました
これから投稿します。
この作品には他作品のキャラ同士の軽い百合描写が含まれています。
この日私は幼なじみの千夜と一緒に和菓子の材料に使えそうな植物があるという山に来ていた。来ていたのだが……
「千夜とはぐれちゃったわね」
その植物を探している途中でいつの間にか千夜とはぐれてしまっていた。
「いったいどうすればいいのかしら?」
どうしようか考えながら歩いていると上から何かが降ってきた。
「きゃあっ」
いったい何が降ってきたのかと思って何かを見てみるとそれは人間だった。
「えっと。大丈夫?」
私はその子に声をかけてみることにした。
「うん。大丈夫だよ。そっちこそ大丈夫?」
「ええ、大丈夫よ。それであなたはどうして上から降ってきたのかしら?」
「実は木の上でお昼寝をしていたら人の気配がして下を見たらあなたがいて、困っている様子だったから降りてみたの」
「そうなのね」
木の上でお昼寝ってすごい女の子ね。
「それであなたはどうしてこんなところに一人でいるの?」
「実は友達と一緒にこの山に来たのだけどはぐれてしまったの」
「なら、私に任せて」
その女の子は水晶玉を取り出してそう言った。
「ちょっと、そんなもの取り出してどうするつもりなの」
「どうするって?あなたの友達の場所を占うんだよ」
その子は不思議な呪文を唱えると水晶玉を見つめだした。
「えっと?」
私はその子が何をやっているのか意味が分からずに困惑してしまう。しばらくしてその子が口を開いた。
「分かった」
「分かったって何が?」
「もちろんシャロのお友達の千夜の居場所だよ」
「ちょっと待って……」
私まだこの子に名前を言っていないし千夜の名前も言っていないはず。なのに、どうして私たちの名前が分かったのかしら?
「私、占い師なの」
「占い師……。つまり、占いで分かったてこと?」
「そうだよ」
初めて会ったはずの私の名前が分かったのだから信じるしかないわね。
「ありがとう。えっと……」
「あっ。私は千矢だよ」
「千夜ね。ありがとう千夜」
まさか友達の千夜と同じ名前だなんて少し驚いたわね。
「あっ。そうそう。私とシャロのお友達は『ちや』だけど漢字は違うみたいだよ。私は千の矢と書くの」
千夜、いえ千矢がそう言ってきた。『ちや』という名前を聞いて千夜と同じ漢字だと思っていたけど違うのね。
「それじゃあ案内するね」
「ええお願いするわ」
私は千矢に案内されて千夜のところに向かうことになった。
「あっ」
少し歩くと千夜の姿を見つけた。
「千夜っ」
私は千夜に駆け寄る。
「シャロちゃんっ」
私たちは抱き合う。
「シャロちゃんとはぐれてしまったから心配していたのよ。見つかってよかったわ」
「私のほうこそはぐれてしまってごめんなさい」
「いいのよ。こうして合流できたんだもの。あら?でもどうしてシャロちゃんは私がここにいるってわかったのかしら?」
千夜がそう呟いた。
「ああ、それはあの子のおかげよ」
私は少し離れたところにいる千矢を指さす。
「あなたは?」
「私は千矢だよ」
「千夜?」
「漢字は違うよ。私は千の矢と書くの」
「そう。千矢ちゃんというのね」
「うん。そうだよ」
「あの子は占い師なの。それで千夜の居場所が分かったのよ」
「まあっ。それはすごいわ。ということはシャロちゃんが今履いているパンツの色も分かるのかしら」
「分かるよ」
「ちょっ!やめさない」
私は思わず叫んでしまった。
「そんなことよりも目的のものは見つけたの?」
「それならここにあるわよ」
「それならさっさと帰りましょ」
「そうね。そうしましょうか」
「はーい」
私たち三人は里に戻ることになった。
「あ、そうそう千矢ちゃん」
「何?千夜」
「私とシャロちゃんは甘兎庵という喫茶店で働いているの。シャロちゃんと合流させてくれたお礼をしたいから今度いらっしゃい」
「甘兎庵だね?分かった」
「ええ待っているわ」
帰る途中で千夜と千矢はそんな会話をしていた。
それから数日後千矢は友達を連れて甘兎庵にやってきた。
「あ、シャロだー」
「いらっしゃい千矢」
「約束通り来てくれたのね。嬉しいわ」
「うん。来たよー。それで……友達も一緒なの……。いい……かな?」
「ええもちろんよ」
「ありがとう千夜」
私は千矢とその友達を席に案内してあげた。千矢によると友達はそれぞれ紺、小梅、ノノ、臣というらしい。私は彼女たちにメニューを渡した。
「えっと、これは何?」
私の予想通り彼女たちはメニューを見て困惑していた。やっぱりここのメニューの名前って変わっているわよね。そう思っていると千矢の様子が少し違っていた。
「わー、抹茶パフェというのもおいしそうだし、白玉ぜんざいもおいしそう」
私は千矢の言葉にびっくりしてしまった。
「えっと……?分かるの?」
「分かるよー」
やっぱり千矢は普通の女の子じゃないわね。私はそう思った。
「そういえば、あなたたちは千矢の友達なのよね?」
私は注文を聞いた後千矢たちにそう尋ねてみた。
「そう(よ)(です)(ね)」
「ということはあなたたちも占い師なの?」
私の言葉に皆はうなずいた。
「じゃあ、あなたたちも千矢みたいに水晶玉を使うの?」
「違うよー」
千夜が答えた。
「違うの?」
「うん。紺はこっくりさんを使うし、小梅はタロットカードだし、ノノは人形。臣は夢を使うんだよ」
「いろいろな道具があるのね」
私は感心してしまう。
「そうだわ。シャロちゃんが今履いているパンツの色を占いで当ててみたら少し割引してあげるわ」
注文の品をもってきた千夜が会話に参加してきてそんなことを言ってきた。
「ちょっと何を言っているのよ」
「分かったー」
「千矢もやめなさい」
私は彼女たちとそんな会話をし、和菓子を堪能した千矢たちは帰っていった。少し疲れた一日だった。
それから、千矢は甘兎庵の和菓子を気に入ったのかよく来るようになった。
「こんにちはー、シャロー」
今日も千矢がやってきた。どうやら今日は一人で来たらしい。
「こんにちは千矢」
私も千矢のように挨拶をする。
「今日は一人で来たのね?」
「うん、みんなは用事があるから私だけで来たの」
「今日は何にするの?」
メニューを渡しながらそう聞いてみる。
「うーん。何にしようか……」
千矢は考える素振りをしながらそう呟いた。
「じゃあこれにする」
しばらく考えてからそう言った。私は注文を千夜に伝えに行った。
「うーん。困ったわね」
「いったいどうしたのよ?」
「実は和菓子の材料の一部が届いていないのよ。本当なら今日届くはずなのに。このままじゃいずれ休業するしかなくなるわね」
「えっ。それは困るよ」
千矢がそう言ってきた。
「千矢あなた聞いていたの」
「うん。それよりも今の話って本当なの?」
「ええ。和菓子の材料が来ないことには」
「分かった。ちょっと占ってみるね」
千矢はそう言って水晶玉に意識を集中させた。しばらくして口を開いた。
「大変。和菓子の材料を運んでいる馬車が魔物に襲われているみたい」
「「ええっ?」」
千矢の言葉に私たちは驚いてしまう。
「すごく大変じゃない」
「うん。このままじゃこの人たちが危ない。急いで助けなきゃ」
千矢はそう言うと店を出た。
「ちょっと千矢」
私は千矢を止めようとしたが千矢はすさまじい速度で走っていった。
「ああっ。もうっ」
千矢一人だけじゃ心配なので私は彼女を追いかけることにした。
「千夜。私は千矢を追いかけるから千夜はほかの人を呼んできて」
「分かったわ。シャロちゃん。無茶しないでね」
「もちろんよ」
私はそう言って千矢を追いかけるために駆けだした。
馬車がいる街道に到着すると千矢は一人で魔物と戦っていた。
「加勢するわ。千矢」
私はそう言いながらフラスコを投げつけて魔物を攻撃する。
「シャロっ。来てくれたの?」
「もちろんよっ。だって、私たちは……友達でしょ」
「友達……うん。そうだね。行こうシャロ」
「ええ」
私と千矢は二人で協力して千夜が呼んだ援軍が到着する前に魔物を倒してしまった。
「やったね、シャロ」
「ええ、やったわね。千矢」
私たちは魔物を倒せた喜びから抱き合う。馬車のほうも無事だった。
「これで和菓子を作れるようになるわ」
「甘兎庵の和菓子おいしいからたの……し……み」
少し千矢の様子がおかしかった。
「千矢……?」
「あ……れ……。私……」
千矢は倒れてしまった。よく見ると千矢はところどころ怪我をしていた。考えてみたら私が来るまでの間一人で魔物と戦っていたのだから当然だ。
「千矢、千矢、千矢――」
「全く心配かけんじゃないわよ」
「えへへ、ごめんね、シャロ」
あれから千夜が呼んでくれた人たちと一緒に千矢を里に連れていき、医者に見せた。幸い命に別状はなくしばらくして目を覚ました。
「なんで一人で飛び出していったのよ」
私はリンゴの皮むきをしながらそう聞いてみる。
「だって、しばらく甘兎庵の和菓子が食べられなくなるのが嫌だったもん。それに……」
「それに……」
「あそこに行けばシャロに会えるし」
「私に……」
「私シャロに初めて会った時からシャロと友達になりたいって思ってあそこに通っていたから。シャロに会う理由がなくなるのが嫌だった。でも、シャロが私のことを友達と言ってくれたとき嬉しかったよ」
「まったく……。理由がなくたってあってあげるわよ。だって私たちは友達なんだから。友達に会うのに理由なんていらないわよ」
「ほんとにっ?」
「ええ、本当よ」
「ありがとうシャロっ。大好きだよ」
私は千矢に抱き着かれてしまう。
「ああっちょっと。今刃物を扱っているんだから抱き着くなー」
「えへへ。シャロー。シャロー」
私は千矢に抱き着かれながらこういうのも悪くないと思ってしまうのだった。
というわけで投稿しました。
うららとごちうさに『ちや』という名前が同じキャラがいますので(漢字は違うけど)それ系のお話があってほしいなと思って書いてみました。なぜかシャロとの絡みが多くなりました。ちなみに現状続きを投稿する予定はないのでこちらに投降しました。
星は、すばる。ひこぼし。ゆふづつ。
よばひ星、すこしをかし。尾だになからましかば、まいて。(『枕草子』)
− 石垣島より帰還後 みらあおお帰りなさい会にて −
鈴矢萌(すず)「この黄色いのが、みら達が使った望遠鏡?」
木ノ幡みら「うん! むりかぶし望遠鏡っていうんだよ」
すず「むりかぶし?」
真中あお「向こうの言葉で、すばるの事だって」
猪瀬舞(イノ)「プレアデス星団の和名ですね」
桜井美景(桜)「へー。ああ、『群の星』ってことね」
桜井千景(チカ)「すばるという名前の望遠鏡、他にもあったような気がします」
森野真理(モンロー)「あるわよー。日本がハワイに建てたおっきいのが」
すず「日本人すばる好き過ぎ問題」
みら「『星はすばる』って言うくらいだし! ……えーと、これって何だっけ?」
七海悠(ナナ)「みら先輩、それはちょっと……」
モンロー「清少納言ね。私も中身まではうろ覚えだから、検索検索」
イノ「実は私、ちゃんと見たことがないんです。きっと綺麗なんでしょうね」
あお「今は時期が合いませんけど、もう少し経てば見られますよ」
みら「いいね! 秋になったらみんなですばるの観望会しようよ!」
桜「………」
イノ「桜先輩?」
桜「あ、ごめん。盛り上がってる所に水を差すようで悪いんだけど」
みら「?」
桜「私『星はすばる』って、すばるの話じゃないと思うのよね」
みら「へ?」
モンロー「桜ちゃん、それってどういうこと?」
ナナ「『星はすばる』が、すばるの話じゃないって……」
桜「素朴な疑問よ。夜空を見上げたとき、プレアデス星団にぱっと目が行くか、ってね」
みら「そ、そういえば」
桜「私は星に詳しくないから、オリオンの三つ星やシリウスくらいしか印象に残らないのよ」
イノ「あー、オリオン座に全部持って行かれちゃうの分かります!」
あお「アルデバランも近くにあるから、意識しないとすばるは見ないかも……」
桜「その次の『彦星』も妙なのよ。ベガを差し置いてアルタイルを挙げる理由が分からない」
すず「ベガの方が目立つんですか?」
モンロー「そうね。夏の大三角形のてっぺんになってて、三つの中で一番明るい星よ」
チカ「でもお姉ちゃん。平安時代は目立ちすぎない星の方が好まれたのかもしれないよ」
桜「確かにそうかもしれない。だけど、だとすると三番目に『夕づつ』、宵の明星が来るのが不自然だわ」
みら「宵の明星……一番星……私は好きだけど」
ナナ「すごく目立ちますね」
すず「桜先輩、それじゃあこのすばるや彦星って、本当は何を指してるんですか?」
桜「私が思うに、これは男の人よ」
イノ「男の人!?」
桜「そ。星の名を借りた、理想の男性ランキング」
みら「すばるっていう男の人がいたんですか?」
桜「そうじゃないわ。星の名前に託してても、清少納言の立場では、一番に挙げなくちゃいけない人物がいた」
モンロー「それって……あっ!」
桜「『統ばる星』。国を統治してる、いとやんごとなきお方よ」
みら「じゃ、彦星っていうのは……」
桜「七夕伝説の彦星でしょうね。年に一度しか会うことのない夫」
ナナ「平安時代にも七夕ってあったんですか?」
モンロー「ええと……奈良時代にはもうあったみたい」
チカ「『夕づつ』は?」
桜「他の星よりも先に明るく光り出す星……出世か才能か、その両方か。きっと生々しい比喩だと思う」
イノ「夕づつの後って何でしたっけ」
モンロー「よ……『よばひ星、少しをかし』」
すず「うわー、もうそっちの意味にしか聞こえない」
桜「そっちの意味で合ってるのよ多分。アプローチされて悪い気はしないわねってこと」
ナナ「何か微妙にイラッとしますね」
桜「私も同感。その次も結構鼻につくわよ。『流れ星は尾さえ無ければもっといいのに』」
イノ「つまり、後を引くお付き合いは好きじゃないってことですか……」
みら「ええーそんな意味だったなんて! ショックだよー!!」
すず「おいー出典も忘れてた子ー」
あお「それに……何だか、ドライですね。距離がある方がいいなんて」
モンロー「桜ちゃん、よくこんなの気がついたわね。私今まで普通に流しちゃってた」
イノ「私もですー」
桜「私も変だと思ったのは地学部に入ってからよ。まあ全部素人の邪推だけどね」
チカ「自分に似ているからこそ、気付くこともある」
桜「ぐ……。う、うるさいわね!」
みら「清少納言に似てるんですか?」
モンロー「一晩限りのお付き合いがいいの?」
桜「誤解を招く言い方やめなさいよ!」
桜「……そうよ。千景の言う通り、このクール気取りでええ格好しいな所は、私によく似てる」
イノ「桜先輩……」
桜「こういう話題でカッコつけたい気持ち、分かっちゃうのよね」
モンロー「桜ちゃん、大丈夫? 合コン行く?」
桜「だから茶化すんじゃないわよ! 気持ちが分かるっていうだけよ。
子供の頃の約束を叶えようとする子たちを見てたら、本当は格好なんかどうでもいいんだって思うわ」
みら「え……あ、えへへ……」
あお「………」
すず「うんうん。やはり麗しいのは一途な気持ちですよねえ」
桜「アンタもね」
すず「!」
おわり
・全てフィクションです
・原作準拠のため先生と新聞部は不参加。だが芽ちゃんが喋ってないぜ
花名「あ、あの、お願いがあるんだけど。」
たま「花名ちゃんからのお願いとは、応えわけにはいきませんね。
何だって言ってください。」
花名「えっとね、今日、志温ちゃんがいなくて、寂しいから
泊まりに来てくれると嬉しいなって…」
たま「そういうことでしたら喜んで伺います。
夕餉と朝餉もこしらえましょう。」
花名「そこまでしてもらうのは悪い気もするけど。」
たま「いえいえ、私がやりたいんです。
お二人はどうしますか?」
栄依子「んー、私は作りかけのアクセサリの仕上げをしないと
いけないかな。」
冠「私は習い事。」
花名「そっか、残念だけど仕方ないね。」
栄依子「まあ、二人でゆっくりしたらいいわ。」
たま「そうしましょう、行きますよ、花名ちゃん。」
花名「あ、待って、たまちゃん、そんなに急がなくても。」
冠「たま、嬉しそう。」
栄依子「私達がいたらお邪魔だったかしら。」
冠「今日のケースでは。」
栄依子「習い事の後でも合流はできたわよね?」
冠「アクセサリも今日、仕上げる必要はなかった。」
栄依子「バレてたかー。」
冠「ん。」
−−−翌日−−−
たま「おはようございます。」
花名「お、おはよう。」
栄依子「おはよう、一緒に登校?」
たま「そりゃ、一つ屋根の下から出発しましたから。」
花名「たまちゃん、言い方が・・・」
栄依子「!…あら、花名、爪切ったの?」
花名「え、えっと、これはたまちゃんに言われて、いや、
たまちゃんに言われたのは確かなんだけど、その、
身だしなみというか…」オプオプオプオプオプオプオプオプ
栄依子「あら、爪を切ったというだけでそんなに慌てる
ことかしら。」
たま「いや〜、栄依子ちゃんはなかなか鋭いですなぁ。
さすが百戦錬磨ってとこでしょうか。」
栄依子「どういうことかな、たまてちゃん。」
花名(これ、昨日のこと、栄依子ちゃんと冠ちゃんに
気付かれてるよね ////)
冠「ふっ…」ポンッ
ココア「花名ちゃんは何年生なの?」
花名「1年生だよ」
ココア「そうなんだ〜なら私が1年お姉ちゃんだねっ」
花名「え…う、うん」
(本当は同い年なんだけど…)
ココア「やすなちゃんは何年生なの?」
やすな「わかんない!」
ココア花名「「え!?」」
「サイン会をしましょう」
ランプ編集長との打ち合わせ中、彼女は突然そんなことを言ってきた。
「えっ?サイン会…………?」
「はい、サイン会です。姫子先生のまんがは大人気ですし、もうすぐ先生の誕生日です。なので、それを記念したサイン会を行いましょう」
「私の誕生日…………」
そっかもうそんな時期になっていたのね。
「分かったわ」
私はサイン会を行うことにした。こうして私のエトワリアでの初めてのサイン会が開かれることになった。
「うー、どうしてこんなことに……」
七賢者の一人ジンジャーさんが治める、エトワリアでも大きな街でサイン会が行われることになったんだけど、行く途中で急に吹雪が来てしまい私は皆とはぐれひとりになってしまった。
「みんなどこに行ったのー」
私は一人でそう呟きながら吹雪の中彷徨う。
「このままみんなと会えなかったらどうしよう……」
不安な気持ちでそんな言葉が出てしまう。それに…………。
「すごく寒い……」
このままじゃ凍え死んじゃう……。
「もう……だめ」
意識を失う寸前。
「あなたは……?」
聞き覚えのある誰かの声を聞いた気がした。
「う、うーん」
私はそんな声をあげながら目を覚ます。
「ここは……」
いったいどこなのかしら。そう思いながら周りを見ると小さな女の子がいた。
「気が付いたのね」
「あなたは……、暗黒冬将軍ちゃん」
「久しぶりね琉姫。それとも姫子って呼んだほうがいいかしら」
暗黒冬将軍ちゃんはそんなことを言ってきた。
「琉姫って呼んでちょうだい」
「分かったわ、琉姫」
どうやら私は彼女に助けられたようで、ここは彼女が黒い雪で作ったかまくらの中のようだった。
「あなたが助けてくれたのね、ありがとう」
「別にたまたまよ、たまたま道を歩いていたらあなたがいたから助けただけよ」
「そうなのね」
会話をしていて思い出す。
「そうだ、外にはみんながいるの」
私は彼女にサイン会の会場に向かう途中であることと、みんなとはぐれたことを話した。
「サイン会に向かっている途中だとは思っていたけどはぐれた人たちがいたのね。いいわ。黒雪だるまたちに探させるわ」
彼女はそう言って能力で黒い雪ダルマたちを作っていった。そう言えばさっき彼女が気になることを言っていたような。
「暗黒冬将軍ちゃん」
「なによ」
「どうしてこんなところにいたの」
「別に私がどこにいようと私の勝手でしょ」
「それはそうなんだけど……。きになっちゃったから」
「あなたには関係ないことよ」
「そう……」
「そうだ、お腹空いているでしょ?いくつかお菓子を持っているから食べましょ」
そう言って彼女はカバンからいくつかのお菓子を取り出した。
「あら?」
取り出すときに見覚えのあるものが見えたような……。そこまで考えて気づく。
「もしかして、私のサイン会に向かう途中だったとか」
思わずそう言ってしまった。
「何を言っているのよ。そんなわけないでしょ」
彼女は慌てながらそう言った。その拍子にカバンの中身が散乱してしまう。
「「あっ」」
その中には私が描いた漫画が載っているコミックエトワリアがあった。
「「…………」」
私たちはしばらく無言になる。
「暗黒冬将軍ちゃん……」
「そうよ、姫子先生のサイン会に行く途中だったの。でも本人の前で言うのは少し恥ずかしいからああ言っただけよ」
彼女は慌てながらそう言う。その様子がかわいくて……。
「ありがとうっ」
「きゃぁっ」
私は彼女に抱き着いてしまう。
「あなたに私の漫画を読んでもらえてとてもうれしいわ」
「ちょっとっ。抱き着くのはやめなさい」
彼女にそう言われ私は離れてしまう。
「ごめん嫌だった?」
「嫌なわけじゃないけど……。あなたに抱き着かれるとドキドキするから」
彼女が何かを言ったが小声で聞き取れなかった。
「えっ?今なんて言ったの?」
「何でもないわよ。それよりも黒雪だるまたちによるとあなたの仲間たちは無事見つかったそうよ」
「ほんとに」
「ええ、そうよ」
「ありがとうっ」
「きゃっ」
私はまた彼女に抱き着いてしまった。
「だから、抱き着くなー」
あれから私は皆と合流した後無事にサイン会の会場にたどり着くことができた。
「念のため早く出発してよかったですね。姫子先生」
「ええ、そうね。なんとか時間に間に合ったし」
「それはよかったわね」
「あっ、そうだ」
私は持って来ていたサイン色紙の一つにサインを書いた。
「はい、これ」
「いったい何よ?」
「暗黒冬将軍ちゃんのおかげで無事会場にたどり着けたからそのお礼よ」
「ありがとう。別に嬉しくないけどもらっておくわ」
「あばーツンデレとてもおいしいですー」
「そうですね。とてもおいしいです」
「ツンデレじゃないわよ」
私たちはそんなやり取りをたのしんだ。
サイン会も無事終わり私たちはジンジャーさんの屋敷に止めてもらうことになった。みんなで一緒にご飯を食べ、みんなで一緒にお風呂に入り楽しい時間を過ごしたのだけれど……。
「あの二人は相変わらずだったわね」
かおすちゃんは恋人のたまちゃんとずっとイチャイチャしていた。きっと今頃は部屋であんなことやこんなことをしているのだろう。私はその想像をして羨ましくなってしまう。
「恋人がほしいなー」
小さくそう呟く。ベッドで横になっているとノックの音がした。
「入っていいわよ」
私がそう言うとドアが開いた。入ってきたのは暗黒冬将軍ちゃんだった。
「こんばんは」
「こんばんは。それで一体何の用かしら」
「そうね。あることを聞きに来たの。琉姫、あなた恋人はいるの?」
「うっ」
彼女の言葉が私に突き刺さってしまう。
「いないわよ」
「そう、あんなラブラブなまんがを描いているのに恋人がいないのね」
「ええ、そうよ。ラブラブなまんがを描いているのに私には恋人がいないのよ。悪い」
「いえ、別に悪くないわ。それよりも琉姫。あなた恋人がほしくない?」
「えっ?」
「クリスマスは恋人がイチャイチャする日だと聞いたわ。実際かおすとたまていう人たちもすごくイチャイチャしていたし。だから、あなたが望むなら私があなたの恋人になってあげてもいいわ」
「それってどういうこと……」
「こういうことよ」
彼女の顔が私に近づき彼女の唇と私のそれが触れた。
「琉姫、私はあなたが好きよ。あなたの恋人になりたいの。だめかしら?」
彼女が私を見つめてくる。私は彼女の思いに対して……。
「ダメじゃないわ」
答えることにした。
「嬉しい」
彼女は嬉し涙を浮かべながらそう言った。
「涙を流したらかわいい顔が台無しよ」
私は彼女の涙をぬぐいながら今度は自分から彼女に口づけた。
「暗黒冬将軍ちゃん……」
「琉姫……」
私たちはベッドに向かいそのまま……。
「うー、琉姫のけだもの……」
行為が終わり彼女にそんなことを言われてしまう。
「失礼ね」
「だって、行為の時すごくいやらしかったもん。やっぱりああいう漫画を描いているからなのね」
彼女にそう言われ不安な気持ちになってしまう。
「もしかして嫌だった?」
「嫌じゃ……」
「えっ?」
「嫌じゃなかったわよ」
「よかったわ」
「よくないわよ。せっかく恋人になったのに琉姫にされてばかりだったもん。私も琉姫にいろいろしたいわ」
そう言う彼女はとてもかわいかった。
「暗黒冬将軍ちゃんとてもかわいいわ」
「琉姫だってかわいいわよ」
「「んっ」」
私たちは何度目になるかわからないキスをして眠りについた。とても幸せな夜だった。
おまけ
「ところでずっと気になっていたんだけど」
「何よ?」
「暗黒冬将軍って本名じゃないわよね?本当は何て言うの」
「そんなの忘れちゃったわ」
「そう、なら私が新しい名前を付けてもいいかしら?暗黒冬将軍って長くて呼びづらいから」
「好きにすればいいわ」
「じゃあ、暗黒冬将軍から一文字だけ取って冬というのはどうかしら?」
「琉姫の好きにすればいいわ」
「冬ちゃん。ありがとー」
私はそう言いながら暗黒冬将軍ちゃん。いえ、冬ちゃんを抱きしめた。
というわけで投稿しました。
クリスマスなのでクリスマスが関係するssを書きたいと思ったのとだいぶ前のクリスマスイベントに出てきた暗黒冬将軍ちゃんと琉姫のカップリンがいいなと思ったのでこの二人の百合ssを書いてみました。ちなみにこのssは時間軸としてはブラッククリスマスの一年後ぐらいという設定です。
「う、うーん」
私はそんな声をあげながら目を覚ます。
「すやすや」
隣には昨日恋人同士になったばかりの女の子、九条カレンさんが眠っていた。
「ふふふ、かわいい寝顔」
普段の騒がしい彼女からは想像できない安らかな寝顔です。
しばらく彼女の寝顔を見つめてみたい気分になりますが、私は彼女と違い今日も教師として学校に行かないといけない。私は朝ごはんの用意をしにいきます。
「オハヨウジャイマスー」
朝ごはんができたころ九条さんがそんな声を出しながらリビングに入ってきた。
「おはようございます。九条さん。ちょうどできたころですよ」
「ワーオ。とてもおいしそうデース」
九条さんがそう言いながら席に着く。なので、私も席に着く。
「「いただきます」」
二人でそう言ってから食べ始める。
「それにしても初めて会ったときは九条さんとこんな関係になるなんて思っていませんでした」
「そうデスネ。私も初めて会ったときは先生とこんな関係になるなんて思わなかったデス。でも、先生が本当は生徒想いで優しい人だと知って先生のことが好きになっていったんデス」
「九条さん……」
九条さんの言葉に嬉しくなってしまう。
「私も大好きですよ。九条さん」
「嬉しいデス。先生」
「「んぅ」」
私たちは唇を重ね合わせる。昨日何度もキスをしたけれど、やっぱり好きな人とのキスは気持ちいい。とても幸せな気持ちになる。しばらく唇を重ね合わせてから離す。
「それで、九条さん……」
「なんデスカ?先生」
「その呼び方です。九条さんは高校を卒業して私たちは先生と生徒の関係ではなく恋人という関係になったわけですし……、その……、別の呼び方で……」
「それなら先生にも呼び方を変えてほしいデス」
「えっ?」
思いもよらぬ言葉に驚いてしまう。けれど、呼び方を変えてほしいと願うのならこちらも呼び方を変えるべきなのだろう……。
「分かりました。カレン」
「これからヨロシクデス。アカリ」
「「んぅ」」
私たちはもう一度唇を重ね合わせた。
「好きデス。私と付き合ってください」
「え?」
放課後九条さんに空き教室に呼び出されたかと思えばいきなりそんなことを言われてしまった。私と九条さんは女同士でそれに先生と生徒の関係だ。
「ほ、本気なのですか?」
「本気と書いてマジデス」
九条さんがそう強く言ってきた。私は九条さんの告白に対し、
「ごめんなさい」
とそう答えた。
「ですが……」
と言葉を続けようとしたところで九条さんが走り出してしまった。
「九条さん……」
待ちなさいという前に九条さんは見えなくなってしまった。
「まったくあの子は……」
私は人の話を最後まで聞かないあの子を探すために教室を出た。
「はぁはぁ……やっと……見つけました」
校内を探し回って校舎裏でようやく九条さんを見つけることができた。その九条さんは泣いていた。私は彼女に近づこうとしたところで彼女は口を開いた。
「先生。何しに来たデスカ?」
「九条さんが話を最後まで聞く前に飛び出していったからです」
「話ってなんデスカ?そんなの聞きたくないデス」
九条さんはそう叫んで私の話を聞こうとしない。九条さんに私の話を聞かせるために……。
「え……」
彼女の口を私の口でふさぐ。
「九条さん。これが私の気持ちです」
唇を離してからそう告げる。
「デモ、さっきはごめんなさいって」
「それは私と九条さんが先生と生徒の関係だからです。でも、私と九条さんが先生と生徒の関係じゃなくなったら……。つまり、卒業したら……。そう言う前にあなたが飛び出したから……」
「それじゃあ、先生も私のことが……」
「はい、大好きです」
「嬉しいデス。ワカリマシタ。卒業したら私と付き合ってクダサイ。約束デース」
「はい!」
私と九条さんは約束のキスをした。
「アカリ、ドウシマシタカ?」
「カレンに告白されたときのことを思い出していました」
「私もアカリに告白した時のことを思い出してイマシタ。こうしてアカリと恋人になれてとても嬉しいデス」
「私もです」
私たちはもう一度唇を重ね合わせた。
というわけで投稿してみました。普段はきららファンタジアの他作品百合カップルばかり書いていますが、たまには原作の百合ssを書こうと思い、久世橋先生とカレンの組み合わせが好きなので投稿してみました。
リゾチウマーΛさんの作品には色々と憧れます…!
私もある記念日に間に合わせる予定…!! …初なので至らぬところだらけになると思いますが…。
この前SSのアイデアに胡桃×ココアの話を見たいと言っていた
者です。やっぱり自分でSSを書きたいなと思いこちらに投稿します。
ただ、シリアス物はなるべく長くしたいので先にこっちで若干
ギャグものの短編を書いていきたいと思います。
SSを書くのは初めてなので文章が稚拙だったりキャラ崩壊が起きているかもしれませんが、よろしくお願いします。
また、アドバイスがあれば書いてくれるとありがたいです。
衣装交換
「胡桃ちゃんってとってもかっこいいよね!」
それはとある日の午後の会話だった。
胡桃とココアはクレストの回収ととっておきのレベル上げのために
修練場へ行き、その後他の仲間を先に帰してから
二人でゆっくりとルームに戻っていた。
胡桃「え、そうか?」
ココア「だってその角とか尻尾とかドラゴンみたいだし、その専用のシャベルもヒーロー感があってすごくイケてるよ!」
胡桃「いや、こんなシャベル普通のヒーローは持ってないと思うが・・・」
基本的にクリエメイトの格好は女の子らしくかわいらしいものが
多い。しかし胡桃の姿は他のクリエメイトと比べても、まるで魔物であるかのように禍々しいものだった。
胡桃自身にとっても本来の世界でかれら化している自分を連想してしまい、あまり好きではなかった。
ただそれが逆にかっこいいと他のクリエメイトからは好印象を持たれている。そしてそれはココアも例外ではなかった。
ココア「ねえ、そのシャベル一回貸してもらってもいい?わたしももってみたいな」
胡桃「ああ、いいぜ」
ココア「よいしょっと、ううんちょっと重いなあ」
胡桃「ここを深めに持つといいかな。ほらこうやって」
ココア「あ、ありがと」
・
・
胡桃「どうだ、もちごたえは?」
ココア「うーん、やっぱりオーラが違うね。握ってるだけで強くなった気分だよ」
胡桃「いや、武器変えただけで戦力はそんなに変わらんだろ・・」
ココア「これしか・・これしかないのかよッ!、なんちゃって」
胡桃「掛け声はさまになっていると思うぜ」
ココア「・・・でも、なんというか、こう今の自分には合ってないというか、違和感があるなあ。」
胡桃「そりゃあ、服はいつものままだからなあ」
確かに専用シャベルはかなりかっこいいデザインである。ただし
それがクリエメイトの服装に合っているかは別である。少なくともココアの衣装はシャベルのデザインとは全くあっていなかった。
ココア「そうだ、胡桃ちゃんその服も貸してくれない?その服着てみたらシャベルが似合うようになるかも!」
くるみ「え?これを着るのか?」
ココア「そう!きっとそれを着れば私もシャベルが似合うに
違いないよ」
胡桃「ちょ、ちょっと待てよ。私いま着替え持ってきて
ないって!」
ココア「大丈夫!胡桃ちゃんも私の服着てみていいから!」
胡桃「つまり、衣装交換したいということか?」
ココア「そういうことになるかな。胡桃ちゃんももしかしたらこの服着たらちょっとかわいくなるかも」
胡桃「いつもはかわいくないのか(´・ω・`)・・・まあかわいいと言われるのも少し恥ずかしいけど」
ココア「ごっ、ごめん!いつもの胡桃ちゃんもかわいいよ!」
胡桃「ただ私も衣装交換には興味あるかな。ココアの服もちょっと
着てみたいかも」
ココア「じゃあ早速ラビットハウスで着せ替えっこしよ!」
胡桃「そうだな」
続きはもう少し推敲えたいので午後に投稿します。
意見・アドバイスがあればお願いします。
IN ラビットハウス
胡桃「うーん、まさかここまで差があるとは・・・」
胡桃はココアの服を着てみて早々、意外かつ切ない事実に気付いた。胸周りのあたりが明らかにぶかぶかなのである。
友達のリゼや千夜が巨乳なせいで分かりにくくはあるのだがココアもクリエメイトの中ではかなり大きな胸を持つ。胡桃も決してないわけではないのだが、今の服の空気の通り方を見る限り戦力の差は明らかだった。
胡桃「というかこの帽子なんかいつ落ちるかわからなくて怖いな。戦うための服装としては微妙か?」
胡桃「いやいやここは平和な(?)エトワリア、かわいい衣装のほうがいいにきまっているじゃないか」
胡桃「というか私の格好も防御面一切考えられてないし、あんまりいいものとは言えないか。」
こうして胡桃が女の子らしからぬ独り言を話していたとき、
ココア「ねえ胡桃ちゃん、ちょっとこの服なんだけど・・」
胡桃「ん?なんか問題がって・・・ちょ!」
胡桃の前にいたのは上下ともに少しきつそうにしていた
ココアだった。
胡桃自身は気付いてなかったことなのだが、胡桃は元陸上部なので他のクリエメイトよりも腰回りがスリムなのである。そのためココアにとっても少し小さいサイズになっていたのだ。
ココア「ちょっと緩くできないかな?特に胸のあたり」
胡桃「いや胸だけじゃなくで全体きつそうだぞ!?」
ココア「そう?下の方は大丈夫そうだけど」
胡桃「どう見てもぴちぴちだって!完全にいかがわしいことになってるわ!」
ココア「そ、そんなに?水着と大差ないでしょ」
胡桃「水着ともだいぶ違くないか?」
ココア「というかこの格好でシャベルもってもやっぱりそんなかっこよくないなあ」
ココア「胡桃ちゃんのその鱗みたいな装飾つけた方がいいかな?」
胡桃「これは装飾品じゃねえよ。完全に私の地肌だから」
ココア「あ、はがせないんだ」
胡桃「はがせると思っていたのか・・・」
ココア「いっそのこと他の武器をもつのはどうかな?このロッドとか」
胡桃「戦士の姿で僧侶の武器もっても違和感が増えるだけじゃないのか?」
ココア「ちょっと待ってね・・・どうかな?」
胡桃「・・・なんか既視感があるなあ・・・」
ココア「それは胡桃ちゃんが七賢者で一番戦ったことあるのが
セサミさんだからじゃないかなあ。胡桃ちゃん土属性だし。」
胡桃「それはねえよ。あそこまで露出はしてねえだろ」
正直なところココアの考えが正しいとは思っていた。だけどもしそれを認めたら自分の体がココアよりもかなり小さいことになってしまう。
(実際今のココアの露出はフレアビキニのときより
ちょっと多いくらい)
なので胡桃は否定した方がいいとは思った。
チノ「ココアさん、そろそろ夕食にしますよ。」
下の階からチノの声がする。衣装交換の案が出たとき日はすでに沈みかけていたのでそこから考えると丁度良い時間のように思える。
ココア「あ!チノちゃん待って、今行くから」
チノ「胡桃さんも今日は一緒にどうですか?」
胡桃「じゃあお言葉に甘えさせてもらうかな、今日は由紀たちもクエストでいないから一人で食べるのはなんか寂しいし」
ココア「よし、このロッドもった今の私がかっこいいかどうかチノちゃんに判断してもらおう!」
胡桃「え?その格好で一階に降りるのか」
ココア「私たちだけで合っているかどうかを決めるのもよくないしね、もしかしたら大好評かもよ?」
胡桃「(うーん、ただ反応に困るだけな気もするけどなあ)」
1階からどたどたと階段を下りてくる音がする。下ではチノが盛り付けを先に行っていた。
チノ「ココアさん階段はゆっくり降りてきてください。けがをすると危ないですよ」
そんなに急いでも夕食は逃げないのに、チノがそう思っていると
ココア「ねえチノちゃん、今の格好どうかな?リゼちゃんみたいで
かっこいいでしょ!」
胡桃「さりげなく私がリゼかのように言うな!今でも間違える人多いんだよ!」
二人の戦士が異質な服装で入ってきた。
(もちろんココアが胡桃の服を着たままなので胡桃もココアの服を着たまま)
チノ「ど、どうしたんですか?その格好は」
ココア「胡桃ちゃんといつもの服を交換したの。
どう?似合ってるかな」
チノ「・・・なんというか、」
チノ「ココアさんが着るとただの変態にしか見えません。」
ココア「ヴッ、ヴェアアアアアアアア(`0言0́*)」
あまりのショッキングな言葉にココアはとんでもない奇声を上げて倒れた。
ココア「他のクリエメイトにも同じような格好している人結構いるよ!?」
チノ「それはあの人たちがいつも着ているものだからです。ココアさんのいつもの服とはかけ離れているでしょう?」
ココア「じゃあしばらくこの姿で生活すればいいんじゃないの?」
チノ「その姿で接客されても困りますよ。食べ終わったら服をすぐに胡桃さんに返してください。」
胡桃「・・私の今の様子はどうだ?」
チノ「胡桃さんにも私たちの服装は合わないと思います。尻尾が明らかに邪魔になっていますし、紫の肌と赤い基調の服がかみ合ってません。」
チノ「私たちのエトワリアに来た時の衣装は大体その人に合ったものになっているはずです。衣装の交換もいいものかもしれませんが、多分いつも着ているものが最も良い服装であると私は思います。」
胡桃「そうかあ、まあそうだよなあ」
ココア「ふえーん胡桃ちゃん、妹が厳しいよう」
胡桃「合わなかったものは仕方ないだろ、すぐに服かえすからさ」
チノ「夕食にしましょう、汁物が冷めてしまいます」
胡桃「(あんまりいい印象はなかったけど、確かに今の自分にはこの姿があってるのかもしんないな。もっとこの角も尻尾も大事にしてやらないとな)」
チノの話を聞いて自分の姿に対しての考えを改めてもいいのかな、とかすかに考えた胡桃だった。
これで投稿は終了しました。
ギャグメインのストーリーでしたがいかがでしょうか。
ただちょっとキャラの作り方がうまくいかなかった気がします。
意見、アドバイスがあればよろしくお願いします。
>>390
辻褄もあってますし、面白かったですよ〜
くるみちゃんの服の悩みがなんだか機能性重視なところに「くすっ」ときてしまいました
深夜テンションで書いた復讐のホワイトデーコロシアムのIFの短編SSを書いてみました。
完全にこっちのデータと合わせているからか、しずくがやたらめったら強いです。
キャラ崩壊とかもあるかもしれないので注意です。お許しください!
しずくと共に戦っていた花和とソルトゲットできなかった…orz
【もしもホワイトデーコロシアム当日にしずくの戦闘準備が出来ていたら】
セサミ「このホワイトデーの戦いに参戦するのはこの3人です!」
花和「…えっと…無理矢理連れ出されたんだけど、どういうことなの…?」
ソルト「例の噂がまさかここまで…流石にこれはソルトの計算には入っていないのです。
まぁ、七賢者である以上恥ずかしい戦いは見せられないのでしっかりと戦いますが。」
しずく「どうしよう…。」
花和「やっぱり戦うしかないのかしらね…
…って、ちょっと待って。しずく、あんた…」
しずく「?」
花和「なんであんた、この季節に水着なのよ!?」
しずく「あ、えっと…昨日の夜なんとなく戦士の勘が冴えたから戦闘準備をしておいた方がいいかと思って」
花和「へ、へぇ…(しずくって、エトワリアに来る前から戦ってばっかりだったのかしら)」
ソルト「全員風戦士☆5経験者ということですね。これは楽しめそうです。今回私は魔法ですが…」
花和「ソルトはほんと戦闘慣れしてるって感じね…」
セサミ「この白熱したバトルを前に想い人や観客は既に白熱していますね。」
ライネ「エトワリアは血の気の多い住民が多いのよね〜」
観客「楽しみだーー!」
「待ってましたーー!」
「どんなバトルが繰り広げられるのだろうか…!」
「俺も参加したいけどすぐやられるだろうなぁ…」
シュガー「ソルト楽しそうでいいなぁ〜…」
コトネ「しずくちゃんやっちゃえー!」
ひづめ「なるほど、エトワリアでの風習で分かりましたがこういったことが日本でもあるのですね。
きっと兄もこれを教えたかったのかもしれません。勉強になります。」
コトネ「(そ、それは絶対違うと思うけど…)」
セサミ「では…試合開始!」
タマゴカケドラゴン「ひ弱な小娘よ!私がひねり潰してやろう!」
ソルト「やれやれ…見た目通りのおバカさんですね…」
花和「な、なによこのゴーレム!お菓子で出来てるじゃない!」
スイーツゴーレム「グオオオオオ!!!」
チョコレートウッズ「チョコヲヨコセエエ!!」
しずく「このチョコはコトネがくれたものだからあげられないよ…」
チョコレートウッズ「ソノチョコハワタシガモツベキダアアア!!」
しずく「相手は戦う気満々、と。…面倒だけど…仕方ないな…」
ソルト「新たに手にした魔法の力を見せつけてやるのです!」
タマゴカケドラゴン「フン、そんな雑魚の魔法など効k(ドゴォ)
痛ッ!? ちょっ、何今の攻撃!?幼女がこんなに強力な魔法使うの!?」
ソルト「ただの通常攻撃ですよ。まさかこのくらいでもうボロボロだって言うんですか?」
タマゴカケドラゴン「つ、通常攻撃で…!?かくなるうえは…!
降参!!降参します!!!」
ソルト「はぁ…ほんと口ほどにもないですね。じゃあ足りない野菜でも買ってきてくれませんか?」
タマゴカケドラゴン「喜んで買いに行きまーす!!!(離脱)」
セサミ「見た目と強さが一致してませんね、あのトカゲ」
ライネ「ああいったところもあるのよね〜」
花和「くっ…お菓子の割には結構強力な攻撃を仕掛けてくるじゃない!」
スイーツゴーレム「グオオオオオオオオオ!!!」
花和「敵の攻撃は単調とはいえ火力が凄まじい…!
このままでは防戦一方だわ…一旦距離を置かないと…!」
セサミ「スイーツゴーレムの超火力に花和さんは苦戦しているようですね…。」
ライネ「スイーツがいくらにも重なった攻撃は脅威よ〜。離れるのはナイスな判断よ、花和ちゃん」
チョコレートウッズ「カクゴシロオオオオ!!!」
セサミ「チョコレートウッズ、いきなりしずくさんに襲い掛かりました!」
しずく「これで倒れてよッ!」
チョコレートウッズ「ナン…ダト…!?」
セサミ「あっ、でもしずくさんの相手ではなかったようですね。一撃で沈みました。」
ライネ「全盛期の私…いや、それ以上の強さかしら…?」
コトネ「しずくちゃんやっるぅ〜!」
セサミ「…傘であそこまでの超火力を出せる原理は分かりませんが…。」
タマゴカケドラゴン「よし…やっと買い終えた…ん?
はははっ!あの小娘(花和)がピンチではないか!今回は奴を仕留めてやろう!」
セサミ「おっと、あのトカゲが花和さん目掛けて急降下してきました!」
ライネ「後でネクストバフからのとっておきの刑確定ね〜。ランプちゃんも呼ばなくちゃ」
ひづめ「ライネさん、私もお供します」
ライネ「あらあら、ありがとう」
観客「卑怯者ー!!」
「プライドはないのかー!!」
「間抜けー!!」
タマゴカケドラゴン「ははははははっ!卑怯者上等!それは褒め言葉d
ちょっと待って、普通の悪口混ざってない!?」
花和「…!敵の動きが鈍くなった…!?そこっ!!」
スイーツゴーレム「グオオッ!?」
花和「…あら?防御は脆かったみたいね…」
セサミ「一方で花和さんはスイーツゴーレムの隙を突き撃破!しかしその背後にはトカゲが!」
タマゴカケドラゴン「覚悟ぉーーーーー!!」
花和「な、何!?」
ソルト「あいつ…まだ懲りてなかったのですか!?」
…
花和「くっ…やられ…
あれ?やられてない…?」
セサミ「おっと、ここでチョコレートウッズを仕留めたしずくさんが花和さんに加勢しました!」
タマゴカケドラゴン「くっ…!私の爪攻撃を傘で受け止めただと…!?」
しずく「ふぅ…間に合ってよかった。」
花和「し、しずく!?あんたの方は大丈夫なの!?」
しずく「こっちに来た敵は適当に斬って倒したよ。」
花和「適当にって…あんたの強さどうなってんのよ…」
タマゴカケドラゴン「だが、守りは薄いであろう!私のブレス攻撃を食r」
しずく「やってやるんだから!」
タマゴカケドラゴン「えっ、ちょっと待って、まだ攻撃の準備gぎゃああああああああああ!!!」
セサミ「やっぱりあっけなくやられましたね、あのトカゲ」
ソルト「後で目いっぱいこき使ってやるのです」
その後は原作と異なりしずくも料理作りに参加できてそれぞれ最高のプレゼントを渡せましたとさ。
めでたしめでたし。
タマゴカケドラゴン「なんか私の扱いが酷い気がする」
????「なんか暇だからお前岩盤送リーしてやる…」
タマゴカケドラゴン「ちょっ!?あの大男をここに送り込んだの誰d(キーーーン)」
????「終わったな…所詮、クズはクズなのだ…」
というわけでタマゴカケドラゴンへの恨みを晴らす(?)短編SSとなりました。色々と酷かったですが…。
…ちなみに別の案ではもうちょっとタマゴカケドラゴンへの暴言がひどかったりしましたが没になりました。
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