「うん、今さっき来たところ」
きららがそう言います。
「それにしてもウエディングドレスを身に纏っているクレア、すっごくきれいでびっくりしちゃった」
「はいっ、すっごくきれいです」
「うん、とても似合っている」
きららたちが口々に私をほめてくれます。きれいだと言われるとなんだかこそばゆい気持ちになってしまいます。
「あっ」
こんなことをしている場合ではありませんでした。
「どうしたのクレア?」
「花名を探している途中でした」
「花名さん?わかったパスを探してみるね」
「お願いします」
きららは集中のために目を閉じます。少しして目を開きます。
「案内するからついてきて」
私はきららについていきます。少し歩くと向こうから複数の足音が聞こえてきました。
「この足音は……」
間違いなく花名の足音です。向こうも私に気づいたのか走りだしました。やがて、私たちは出会います。
「花名っ」
「クレアっ」
花名は私のようにウエディングドレスを身に纏い化粧も施されていました。そんな花名はとてもきれいでかわいかったです。
「花名、すっごくすっごくきれいです。とってもかわいいです」
「クレアだってすっごくすっごくきれいで、かわいいよ」
「ありがとうございます」
私たちはそのまま見つめ合います。
「んぅ」
花名が目を閉じ顔を近づけてきました。
「んぅ」
だから、私も目を閉じ顔を近づけます。やがて私たちの距離はゼロになり唇が……触れ合いませんでした。
「あれ?」
目を開けてみます。花名はたまちゃんに引っ張られていました。
「だめですよ。お二方、誓いのくちづけの前にキスをしちゃ」
たまちゃんがそう言ってきました。思わず私はたまちゃんをにらんでしまいます。
「そんな顔をしてもだめですよ。誓いのくちづけまでキスはお預けです。お・あ・ず・けです」
たまちゃんが強くそう言いました。そのまま私は花名と違う部屋に移動させられました。
「うー花名とキスしたかったなあ」
あんなにきれいでかわいい花名は初めて見ました。もちろんいつもの花名もきれいでかわいいのですがウエディングドレス姿の花名はいつもの花名よりきれいでかわいかったです。そんな花名に早くキスをしたいです。
「いつになったら皆さんは来るのでしょうか」
私は小さくそう呟きます。 転移の魔法陣を使っているとはいえクリエメイトの皆さんを転移させるのには時間がかかるらしくクリエメイトの皆さんはまだ全員来ていませんでした。
「まだ数十分しかたっていないです……」
体感では数時間は経った気がします。何時になったら私は花名とキスできるのでしょうか?そう思っていたら扉がノックされました。神殿の人が入ってきて結婚式の準備が整ったと伝えてくれました。いよいよ私と花名の結婚式です。
私と花名はクリエメイトや里のみんなが見守る中バージンロードを歩きます。バージンロードを歩いた先には女神ソラ様がいました。ソラ様は口を開きます。
「クレアよ、あなたは一之瀬花名を病める時も健やかなるときも、死が二人を分かつまで愛することを誓いますか?」
ソラ様がそう問いかけてきました。
「はいっ、誓います」
私はそう答えます。
「よろしい。では、一之瀬花名よ、あなたはクレアを病める時も健やかなるときも死が二人を分かつまで愛することを誓いますか?」
「はいっ、誓います」
花名もそう答えます。
「では誓いのくちづけを」
ついにこの時が来ました。私と花名は絆の試練で手に入れた愛の証であるペンダントを取り出します。そのペンダントを合わせてハートを作ります。そのまま私たちは見つめ合い、誓いを交わします。誓いを交わした瞬間荘厳な鐘の音が響き渡りました。
(花名、私花名と結婚出来てとてもうれしいです)
(うん、私もクレアと結婚出来てとてもうれしいよ)
(ずっと一緒にいましょうね)
(うん、愛しているよクレア)
(私も愛しています花名)
しばらく私たちは誓いを交わしたままでいました。
それからパーティーが行われました。パーティーの初めにウエディングケーキに入刀し、それから豪華な食事を食べて、パーティーを楽しみました。パーティーの最中に結婚をした私たちのために様々な人たちがプレゼントを渡してくれました。
私と花名を題材にしたまんがやゲーム、スティーレの割引券など様々なものをもらいました。それから、絵を描くことができる人たちは私と花名の絵を描いてくれるそうなので遅くなるようでした。
ウエディングドレスを身に纏った私と花名の絵、とても楽しみです。それから、裕美音さんもプレゼントをくれたのですが相変わらずでした。一体何なんですかねあの人は。
その夜私と花名はお家に帰ってきました。もらったプレゼントなどの荷物を置いて一息つきます。
「ふー、ちょっと疲れちゃったね」
「そうですね、でも花名との結婚式とても楽しかったです」
「うん、クレアとの結婚式とても楽しかった。それからウエディングドレス姿のクレアとてもきれいでかわいかったよ」
「ウエディングドレス姿の花名だってとてもきれいでかわいかったです」
「「んぅ」」
そのまま私たちは唇を重ねます。
「花名、今夜は結婚して初めての夜ですね。」
「うん、そうだね。せっかくの夜だからクレアといっぱいしたい」
「はいっ。私も花名といっぱいしたいです」
「まずはお風呂に入ろっか」
「そうですね」
私たちは一緒にお風呂に入って体をしっかり洗います。それから、パジャマに着替えて寝室に向かいます。
私と花名はベッドの中で無我夢中でお互いの唇をむさぼります。
「「ん……。んぅん……」」
激しいくちづけに少し息が苦しくなりますが構わずくちづけを続けます。やがて私と花名は限界を迎えそうになります。限界を迎えそうになったところで一度唇を離します。
「「……はぁはぁ……」」
呼吸を整え酸素を体に送り込んでからもう一度唇を重ねます。
そんな行為を何度も何度も繰り返します。
「花名……」
「クレア……」
しだいに私と花名は我慢できなくなりパジャマを脱ぎ捨て、下着も脱ぎ捨て生まれたままの姿になり、もう一度唇を重ねます。
(花名、私花名といっぱい愛し合いたいです)
(うん、私もクレアといっぱい愛し合いたい)
そのまま私と花名はいっぱい愛し合いました。
「「……はぁはぁはぁはぁ……」」
行為を終えた私たちは呼吸を整えます。
花名との結婚初夜とてもよかったです。
「花名、私一之瀬クレアになれてとても幸せです」
私がそう言うと花名はきょとんとした表情になります。
「どうしたのですか花名?」
「だって、私がクレアに嫁いだ形になるから私がクレアの名字を名乗ることになるんじゃ?」
「聖典の世界ではそうなのですが、私たちエトワリアの人間で名字を持っている人は少ないのです。だから、私が花名の名字を名乗ることになるのです」
「あ、そうなんだ。そういえばクレアの名字知らないと思っていたけど名字持っていなかったんだ」
「だから、私は名字を持っている聖典の世界の人間をうらやましく思っていました。こうして花名と結婚して花名と同じ名字になれてとてもうれしいです」
「うん、私もクレアが一之瀬になってくれてとてもうれしいよ」
私たちは軽く唇を重ねます。
「クレア、せっかく結婚したんだからクレアの子供がほしい」
「はいっ私も花名の子供がほしいです」
「クレアいいお母さんになろうね」
「はいっ。二人で一緒に頑張りましょう」
そのまま笑いあい、くちづけを交わしてから眠りにつきました。とても幸せな一日でした。
というわけで投稿しました。この二人を結婚させてみたくて描いてみました。ちなみに私は百合結婚では二人がウエディングドレス型になっているのが好きです。あと、ssのなかで二人を結婚させてしまいましたがまだ描きたいネタはあるのでこの二人のssは書く予定です。
>>127
絵を描くことができる人・・GAやひだまり荘のメンバー、青葉や珠輝、勇魚ですかな?
如月は結婚絵の依頼だから二人のことを真面目に描こうとすごく緊張しそう。
クロは二人に小さい子供の面倒の見方のアドバイスをしそう。
Wウェディングドレスいいですよね。
花名&クレア【結婚】
とっておき:初夜の営み
スキル1:誓いのキス
スキル2:二人で一之瀬になろう
結婚おめでとうございます!
たまちゃんがブレーキ役になってるのがハマってていい…
ソラ様よく発狂せずに終えましたね()
コメ返信です
>>131
実はまだGAのメンバーは召喚されていない設定なのですすみません。ただ、二人に子供ができるころにはクロは召喚されているので二人にアドバイスできるでしょう。
>>132
尊いと言ってもらえてうれしいです。二人は長いこと誓いを交わしたままでいました。
>>133
女の子同士の結婚ならやっぱり二人ともウエディングドレスがいいと思います。あと、とっておきがやばいきらファンが○○○になってしまう。
>>134
たまちゃんは二人のことを応援すると決めましたから。ソラ様は頑張って我慢しました。
花名と結婚して少し経ちました。あの旅館の女将が家にやって来て結婚祝いとして旅館の割引券をプレゼントしてくれたので私と花名は新婚旅行に行くことになりました。
「やっと着きましたね」
「うん、そうだね」
長い距離を歩いてようやく旅館に着きました。
「一之瀬花名様と一之瀬クレア様ですね。お待ちしておりました」
中に入るとあの女将が私たちを出迎えてくれました。それにしても一之瀬クレア。とてもうれしい言葉です。
「えへへへ」
思わず笑顔になってしまいます。
「急に笑い出してどうしたのですか?」
「あ、いえなんでもないです」
女将に変な目で見られてしまいました。気を付けないといけません。
「それじゃあ手続きをしよっか」
「そうですね」
私たちは二人で宿泊の手続きをします。宿泊の手続きを終えると戸が開く音がしました。どうやら私たち以外のお客が来たようです。
「こんにちはー」
「あばばばばばー。中もすごいですー」
その声の一つは聞きお覚えのある声でした。私と花名は振り返ります。
「「たまちゃんっ」」
「花名ちゃんとクレアちゃん」
やってきた客の一人はたまちゃんでした。私たちはたまちゃんのところに行きます。
「びっくりですね。花名ちゃんたちもここに泊まるんですね」
「うん、新婚旅行で来たの。たまちゃんのほうは」
「実は商店街の福引でこの旅館の宿泊券を当てたのです」
たまちゃんがそう言いました。でも、どうしてかおすさんもここにいるのでしょうか。私たちの視線はかおすさんに向かいます。視線に気づいたたまちゃんが口を開きます。
「あばっ」
「実は私はかおすちゃんとお付き合いをすることになったのです」
たまちゃんがかおすちゃんを抱き寄せてそう言いました。
「「え、えええーーーー」」
私たちはびっくりしてそんな声をあげてしまいます。
「い、い、い、いつから付き合っていたの?」
「お二人が結婚をする少し前に私とかおすちゃんは恋人同士になりました」
「そうなんだ……」
「はい、たまちゃんと恋人になりました」
「それじゃあ私たちも宿泊の手続きをしましょうか」
「そ、そうですね」
そう言って二人は女将のところに向かいました。
「まさかあの二人が付き合うことになっているなんてびっくりですね」
「うん、そうだね。でも……」
「でも?」
「たまちゃんが新しい恋を見つけて本当によかった」
「そうですね」
私たちが会話をしている間にお二人も手続きを終えたようです。私たち四人は女将に部屋に案内されました。
「一之瀬ご婦妻方はこちらの部屋で、百地たまて様と萌田薫子さまはこちらの部屋になります」
どうやら、私とたまちゃんたちはとなり同士のようです。
「それでは夕食の時間になれば夕食を持っていきますのでそれまでお部屋でおくつろぎくださいませ」
「それじゃあ、花名ちゃんたちに負けないくらいお部屋でイチャイチャしましょうか」
「あばっ」
たまちゃんたちはそう言ってお部屋に入っていきました。
「私たちもお部屋に入りましょうか」
「うん、そうだね」
私と花名は部屋でくつろぎます。
「それにしても花名以前に比べるとだいぶ体力がつきましたね」
「え?そうかな?」
「はいっ。だって以前はこの旅館まで歩くだけですごく疲れていましたが今回はそんなこともないですし」
「それは多分クレアと激しい運動をいっぱいしているからかな」
花名がそんなことを言ってきました。激しい運動というのはあれのことですね。
「そうですね。私と花名は数えきれないくらい恋人同士の営みをしてきましたからね。自然と花名も体力がついたんですね」
「クレアのおかげだよ」
花名のその言葉に私は嬉しくなります。
「こちらこそありがとうございます。愛していますよ花名」
「私も愛しているよクレア」
私たちはキスをしました。それから私たちは昼寝をすることにしました。
「ん、うーん」
そんな声をあげながら私は目を覚まします。窓の外を見ると夕方になっていました。少し寝すぎたようです。となりを見ると花名も今起きたところのようです。
「「んぅっ」」
私と花名はキスをします。キスをしていると突然扉が開きました。どうやら夕食の時間になったようです。
「お食事をお持ちしたのですがもしかしてお邪魔でしたか」
私たちは首を横に振ります。
「いえ、別にお邪魔というわけでは」
「うん、そうです。ただキスをしていただけです」
「そうですか。それは少し残念ですね。せっかくの新婚旅行なのですし、あなたたちには思い出作りのためにもっともっとイチャイチャしてほしいと思っています。お部屋のことは気にしなくていいですので夜になったら存分にイチャイチャしてくださいませ。それでは私は百地様達に料理を持っていきますので」
女将はそう言って部屋を出ていきました。
「女将はああ言っていますがどうしますか花名?」
「やっぱりお部屋を汚すのは悪いし普通に過ごそっか」
「そうですね」
「それよりもご飯にしよっか」
「そうしましょう」
私たちは夕食を食べることにしました。
「「いただきます」」
二人で仲良く合図をして食べ始めます。
「相変わらずここの料理はおいしいね」
「はいっ。すごくおいしいです」
旅館の料理は季節のお野菜やキノコや山菜などの山の幸が豊富でとても美味しかったです。私と花名は夢中になって食べました。
「「ごちそうさまでした」」
私と花名はあっという間に食べ終わりました。
「すごくおいしい料理だったね」
「はいっ。とてもおいしかったです」
私と花名はお風呂に入ることにしました。お風呂に入るために部屋を出るとちょうどたまちゃんたちも部屋を出たところでした。
「おや、お二人も今からお風呂ですか?」
「うん、私たちも今からお風呂に入るところだよ」
「それじゃあ一緒に浴場に行きましょうか」
「うん」
私たちは脱衣場で衣服を脱いで裸になりました。
「私たちはこの大浴場でイチャイチャすることにしますけどお二人はどうするのですか?」
「私たちは露天風呂のほうに行くことにします」
「そうですか、それじゃあかおすちゃんいっしょに洗いっこしましょっか」
「はいっ」
たまちゃんたちは向こうに行ったので私たちは露天風呂のほうに行くことにしました。
「いいお湯だねー」
「そうですね」
私と花名は露天風呂でまったりとしています。温泉に入って顔が少し上気している花名の顔はとてもきれいです。
「花名」
最愛の人の名前を呼びます。
「クレア」
花名も私の名前を呼びます。
「「愛してい(るよ)(います)」」
そのまま私たちは見つめ合い。顔を近づけて唇を重ね合わせます。と言っても我慢できなくなってはいけないので軽い触れるだけのキスですけど。唇を離しまた重ねます。私たちはお風呂に入っている間その行為を何度も繰り返しました……。
「お風呂とても気持ちよかったですね」
「そうだね、とてもさっぱりしたよ」
お風呂から出た私たちは寝間着を着ながらそんな会話をします。たまちゃんたちは私たちより先にお風呂から出たようなので私たち二人だけでした。
「お部屋に戻ろっか」
「そうですね」
後は寝るだけなので部屋に戻ります。部屋に戻るとお布団が敷いてありました。
「それじゃあ寝ましょうか」
「うん、そうだね」
「「おやすみなさい」」
私たちはいつものようにおやすみのキスをしてから眠りにつくことにしました。
私は眠りにつくことにしたのですがなかなか眠れないでいました。その理由は……。
『あぁん。たまちゃーん』
『ふふふ、かわいいですよ。かおすちゃん』
となりの部屋から聞こえる声のせいです。となりの部屋ではたまちゃんとかおすさんがしているようです。その音が私たちの部屋にまで響いてきます。その声のせいで私は眠れないでいました。眠ろうと目をつむっているのですが眠ることができませんでした。花名はどうなのかと思い目を開けてみます。
「「あっ」」
花名と目が合っちゃいました。どうやら花名も私のように眠れないでいるようです。
「眠れないね」
「そうですね」
「あのふたりやっちゃているね」
「そうですね」
『たまちゃん、愛していますー』
『私も愛していますよ。かおすちゃん』
今もこうしてあの二人の声が聞こえてきます。あの声のせいで興奮して眠りにつくことができません、声を聞くたびにどんどん興奮してきちゃいます。この興奮を鎮めるには……。
「花名」
そう思って花名を見つめると花名もこくりとうなずきました。
「「んぅっ。んぅんんん」」
私と花名は唇を重ね合わせます。温泉でしていたような軽いキスではなくお互いをむさぼるような激しいキスです。キスをしているうちにお互い我慢できなくなり私と花名は寝間着を脱ぎ捨て下着も脱ぎ捨てます。
「花名っ」
「クレアっ」
そのまま私と花名はいっぱい愛し合いました。
「「はぁはぁ……。はぁはぁ……」」
激しい行為が終わり私と花名は呼吸を整えながら余韻に浸ります。
「とてもよかったよ。クレア」
「花名もとてもよかったです」
私たちはそう言いながら唇を重ねます。向こうの部屋もとても静かになっていました。 どうやら向こうも終わったようです。すごく疲れました。でもとてもよかったです。今ならぐっすり眠れそうな気がします。
「それじゃあ、おやすみなさい、花名」
「おやすみ、クレア」
私たちはおやすみのキスをして今度こそ眠りにつくことにしました。
翌朝私と花名、それにたまちゃんとかおすさんは女将に、
「昨夜はお楽しみでしたね」
と言われてしまいました。
「「それじゃあありがとうございました」」
旅館でもう一泊し、新婚旅行を楽しんだ私たちは女将にそう挨拶をして旅館を出ます。ちなみにたまちゃんたちは私たちの邪魔にならないように私たちよりも後に旅館を出発するようです。
「こちらこそありがとうございました」
女将もそう返します。お礼を言ったので歩こうとすると女将の声が聞こえてきます。
「あなたたちならいつでも割引をします。なので、またこの旅館に来てください」
どうやらあの女将とは長い付き合いになりそうです。
「新婚旅行楽しかったですね」
「うん。相変わらず料理も美味しかったし、温泉もすごく気持ちよかった」
「女将はああいっていましたし、またあそこに行きたいですね」
「うんっ」
「花名」
「クレア」
私たちは見つめ合ってからくちづけを交わします。
「それじゃあ行きましょうか」
「うん」
私たちは手をつなぎながら自宅へと歩いていきました。
というわけで投稿しました。
せっかく二人を結婚させたのだから新婚旅行に行かせなければいけないと思い書きました。ちなみにほぼ同時に投降した作品とも少しつながっています。
コメ返信を行います
>>147
クロスオーバー物のゲームの醍醐味だと思います。
>>148
私のエトワリアを舞台にした作品は皆つながっているという設定になっています。
>>149
はい、その通りです。
花名と結婚してから長い年月が経ちました。私たちの間には子供もでき家族みんなで幸せな毎日を送っています。
「それじゃあ忘れ物はないですね」
「うんないよー」
「わたしもー」
「それじゃあ行きましょうか」
「「「うん」」」
今日は家族みんなでピクニックに行く日です。そのために今日は花名と早起きをしてピクニックのためのお弁当を作りました。
「花名、ピクニック楽しみですね」
「うん、二人でお弁当作ったもんね」
「わたしもたのしみー」
「たのしみー」
私たちはそんな会話をしながら歩きます。歩いていると向こうから歩いてくる人が見えました。
「やや、花名ちゃんたちではありませんか」
たまちゃんでした。
「あ、たまおねーちゃんだー」
「たまおねーちゃんだー」
子供たちがたまちゃんに駆け寄ります。私たちもたまちゃんに近づきます。
「それで皆さんお揃いでどうしたのですか」
「うん、実は今日は皆でピクニックに行くところなの」
「それは楽しそうですね」
「うん、とっても楽しみ。たまちゃんは」
「実は朝の市場が開かれると聞いておいしい食材がありそうだと思って行ってみることにしたのです」
「そうなんだ、頑張ってね」
「はい、がんばります」
私は花名とたまちゃんが話している間子供たちがどこかに行かないようにしっかり見ることにしました。
「それにしても」
たまちゃんは子供たちを見ながらつぶやきました。
「どうしたのたまちゃん」
「大切な友達の花名ちゃんの子供ですから名付け親になりたかったです」
「それはだめです」
「何でですか?」
「たまちゃんのネーミングセンスはすごく残念だからです」
私がそう言うとたまちゃんはうなだれました。
「ねーねー、くれあおかーさん。たまちゃんのネーミングセンスはどうざんねんなのー?」
「ざんねんなのー?」
子供たちがそんなことを聞いてきました。
「あなたたちは知らなくていいことです」
私はきっぱりとそう言います。これ以上聞かれたら困るので出発することにします。
「花名、そろそろ行きましょうか」
「あ、うんそうだね。またねたまちゃん」
私たちはうなだれているたまちゃんを放ってピクニックに向かうことにしました。少し経てば復活するでしょう。
「ようやくつきましたねー」
里を出て少し歩いてようやくピクニックの目的地である花畑に到着しました。
「わーすごーい」
「すごーい」
二人は花畑に着くなりそう感嘆の声をあげながら走り回りました。
「あんまり遠くに行ったらだめだよー」
花名が子供たちにそう叫びました。
「「わかったー」」
子供たちがそう返事をします。私たちは子供たちから目を離さないようにしながらビニールシートを敷いたりお弁当を用意したりします。少ししてようやくピクニックの準備ができました。
「ご飯の準備ができましたよー」
私は子供たちに向かって叫びます。子供たちはすぐに戻ってきました。
「それじゃあいただきます」
「「「いただきます」」」
私たちはそう言ってからご飯を食べることにしました。こうしてきれいな花々を見ながらの食事もすごくいいです。
「ねーねー、この料理ははなおかーさんとクレアおかーさんのどっちが作ったのー」
「あ、それは私が作った料理だよ」
「じゃーこっちはー」
「そちらは私ですね」
私たちはそんな会話をしながらピクニックを楽しみました。
「「すーすー」」
ご飯を食べ終えるとおなか一杯になったからなのか子供たちは眠りました。
「花名、子供たちとこうして過ごせてとても幸せです」
「うん、私も幸せだよ、クレア」
私たちは見つめ合いそのまま唇を重ね合わせます。しばらく唇を重ねてから離します。
「それじゃあ私たちも昼寝をしよっか」
「そうですね」
私たちも子供たちのように昼寝をすることにしました。
私と花名が妊娠してから数か月が経過しました。そろそろ名前を決めたほうがいいかもしれません。そう思って花名と相談します。
「それじゃあ名前はどうしましょうか」
「クレアは確か昔お花屋さんをやっていたんだよね?」
「はいっ。そうです」
「私も花名で花の名前と書いて花名で花と関係があるからお花の名前からとるのが私たちにふさわしくていいと思うな」
「そうですねそれがいいと思います。そうしましょうか」
「うんっ」
それから、私はいくつかの花を調べアネモネという名前がいいと思いアネモネと名付けることにし、花名はあやめという名前を考えました。それから数か月して私たちの子供であるアネモネとあやめが誕生しました。
「う、うーん」
私はそんな声をあげながら目を覚まします。となりを見ると子供たち、アネモネとあやめはまだ寝ていましたが花名は起きていました。
「花名、私夢をみていました」
「私も夢をみていたよ」
「そうなんですね」
花名がどんな夢をみていたかは聞かなくてもわかります。私たちはしばらく二人の寝顔を見つめます。
「二人は花名によく似てかわいいですね」
「ちがうよ、クレアにそっくりでかわいいんだよ」
「花名です」
「クレアだよ」
しばらく私たちはそんな言い合いをします。
「うふふふふ」
「あはははは」
そんな会話がおかしくて笑ってしまいます。
「花名」
「クレア」
「愛してい(ます)(るよ)」
私たちはもう一度唇を重ね合わせました。
とても幸せな一日でした。
実は少し前に子供たちが起きていることに私たちは気づきませんでした。
というわけで投稿しました。
今日は子供の日なので花名とクレアの二人に子供ができているという設定のssにしました。
コメ返信です
>>157
二人の子供の名前なら誕生花がいいと思っていたので素敵と言ってもらえてうれしいです。
まさか子供まで産まれてしまうとは…(そういえば以前女将さんが言ってた())
親がこうだと子供たちも愛の深い子になってそうですね…!
コメ返信です。
>>159
うちのエトワリアは女同士で子供が作れる設定ですから。それから彼女たちに育てられた子供は愛の深い子に育つでしょう。
この前の花名との結婚式の時、結婚祝いのプレゼントとしてスティーレの割引券をもらったので二人でスティーレに行くことにしました。
「いらっしゃいませー」
店員の夏帆さんに迎えられ席に着きます。私も花名も属性喫茶には興味がないので普通の接客をするようにお願いしてから注文をします。
「お待たせいたしました。ご注文の品をもってきました」
ほどなくして苺香さんが注文したパフェを持ってきました。
「それじゃあ食べましょうか」
「うん」
私と花名はパフェを食べることにしました。
「おいしいね。クレア」
「そうですね。花名」
私たちはパフェを食べながら他愛もない会話をします。とても幸せなひと時です。
「おいしかったですね」
「うん」
「ねぇねぇ。ちょっといい?」
パフェを食べ終わり一息ついていると夏帆さんに話しかけられました。
「いったい何ですか?」
「あっ。やっぱり」
私の声を聞いた夏帆さんがそんな声をあげました。少し意味が分かりません。
「あ、苺香ちゃーん。ちょっときてー」
夏帆さんに呼ばれ苺香さんがやってきました。
「いったいどうしたのですか?夏帆さん」
「苺香ちゃん、クレアちゃん何かしゃべってみて」
そんなことを言われてしまいました。何がしたいのかわかりませんが言うとおりにしてみます。
「「いったい何がしたいのですか」」
苺香さんと声が被ってしまいました。でも私たちの声を聞いた夏帆さんは満足げです。一体どういうことなのでしょうか。
「二人の声がそっくりだということだよね?」
花名が口を開きそんなことを言ってきました。
「え?そうなんですか?」
「うん、さっきしゃべっていたクレアと苺香さんの声はすごくそっくりだったよ」
「うん、それで二人にしゃべってもらったの」
花名とクレアがそんなことを言っていますけど……。
「「そんなにそっくりなんですか?」」
「「うん」」
花名と夏帆さんが同時に頷きました。
「あっ。でも、苺香さんとクレアの声がそっくりでも聞き間違えるなんてことは絶対ないから」
「あらあら、それは面白そうですね」
いつの間にか美雨さんが近くに来ていました。
「実は私も前々から二人の声はよく似ていると思っていました。本当に二人の声の区別がつくのか試してみてもらってもいいですか?」
「もちろん。私とクレアはふうふだもん。嫁の声を聞き間違えるなんてありえないから」
花名がそう断言しました。そうして。私と苺香さんんの声を聞き比べるゲームが始まりました。
花名は目隠しをされ何も見えなくさせられています。この状態で私と苺香さんがランダムに喋ります。
『それでは苺香さん、クレアさんのようにしゃべってみてください』
美雨さんがそう書かれた紙を私たちに見せます。その紙を見て苺香さんが口を開きます。
「次回もがんばりりますっ!またいつでも来てくださいね!」
「っ!?」
私はその言葉を聞いてびっくりしてしまいます。私と苺香さんの声が似ていると言われてもそう思わなかったのですが、私の真似をする苺香さんの声を聞いて私に似ていると思ってしまいました。花名は大丈夫でしょうか?いえ、花名なら大丈夫なはずです。だって花名は私の嫁ですから。そう思い花名を見ます。
「苺香さん」
「正解です」
花名は見事当てることができました。花名が正解したことに私は嬉しくなります。そう思っていると美雨さんが次の指示を出しました。
『では、クレアさん。苺香さんのようにしゃべってみてください』
そう書かれていました。私は言われた通り苺香さんのようにしゃべってみます。
「なんで来たんですか?」
「クレア」
「正解です」
今度も花名は当てることができました。
「飛び上がるほどおいしいですか?」
「苺香さん」
「正解です」
「今夜はお月様がきれいですね」
「クレア」
「正解です」
私か苺香さんがしゃべり、花名がどちらのセリフかを当てるゲームは続き今のところ花名は全問正解しています。花名が私の声を聞き分けることができてとてもうれしいです。
「これはすごいですね……」
美雨さんがそう感嘆の声を漏らしました。
『では、最後の問題を出します』
美雨さんが紙にそう書きました。一体どっちがしゃべるのでしょうか?そう思って紙を見ると予想外のことが書かれていました。
「ゲームは終了です。花名さんとクレアさんの絆の強さには感動しました。目隠しを外しますね」
美雨さんがそう言って花名の目隠しを外します。
「ふーっ」
目隠しを外された花名は息を吐きながら私と苺香さんを見ます。
「あれ?」
見てそう戸惑いの声をあげました。花名は私と苺香さんを交互に見て口を開きます。
「クレア?その姿いったいどうしたの?」
と、私に、苺香さんの姿になっている私に向かってそう言いました。
「花名っ」
私は嬉しくて花名に駆け寄り抱き着きます。
「私だとわかってくれてうれしいです」
「だってクレアは私のモノだもん。たとえどんな姿をしていても間違えるなんてありえないよ。ところでどうして苺香さんの姿になっているの?」
「えーと。それはですね……。先ほど美雨さんはゲームが終了したと言いましたが、あれは嘘なんです。本当の最後の問題として私と苺香さんの体を入れ替えて花名が気付くかどうか試したんです」
「そうだったんだ。目隠しを外されてクレアを見たら違和感があって苺香さんを見たらクレアだったからびっくりしちゃった」
「花名っ」
「わっ。なに!?」
私は花名の手を握ります。
「私と苺香さんの声が似ていると言われ、私と苺香さんの声を聞き比べることになってびっくりしましたが、花名が全問正解してくれてとてもうれしいです」
「うん、さっきも言ったようにクレアと苺香さんの声がそっくりでもクレアの声を聞き間違えるなんてありえないことだから」
「ありがとうございます。愛しています」
「うん、私もだよ」
「花名」
「クレア」
私たちはそのまま唇を重ねようとしますが、止められてしまいました。
「ちょっとちょっと、クレアちゃん。今クレアちゃんは苺香ちゃんの体を使っているんだからキスしちゃダメでしょ」
あ、そういえばそうでした。
「「あははは……」」
私たちは乾いた笑いをしました。
あれから私は体を元に戻してもらってから花名と一緒にスティーレを出ました。
「今日は私と苺香さんの声が似ていると言われてすごくびっくりしちゃいました」
「私は前から二人の声が似ていると思っていたけど、まさか二人の声を聞き比べることになるなんて思わなかった」
「そうですね。私もこんなことになるなんて思いませんでした」
私と花名は家に向かって歩きます。
「あの花名」
「なに、クレア?」
「今は花名に声がそっくりな人はいませんけど……。花名に声がそっくりな人がこっちに来たとしても私もその人と花名の声を絶対に聞き間違えませんから」
私はそう花名に言います。
「うん」
そのまま私たちは見つめ合い唇を重ねます。
「それじゃあ帰りましょうか」
「うんっ」
私たちは家に向かって再び歩き出しました。
というわけで投稿し終わりました。クレアの声優と苺香の声優は同じなのでそれをネタにしたssを書いてみました。きらファンでもこういう声優ネタはもっと増えてほしいと思います。
後、この前はこどもの日だったので花名とクレアの子供を出してみましたがまたああいうssを読みたいという要望があれば書くかもしれません。
声が同じという特徴をここまで引き出すとは……
最後は声ではなく見た目という花名への試練…やはり二人の愛の力はすごいですね!
おちフルのニナちゃんが参戦した時、クレアはどう反応するのでしょうか……!
コメ返信です
>>168
そう言ってもらえてうれしいです。
>>169
二人の愛の力はとても強いという設定ですから。それから私の解釈では花名と声が同じアイドルなのでニナのファンになりそうな気がします。後、ルナさんの解釈も知りたいです。
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最近里の近くに遊園地ができたと友達の冠さんに聞いたので花名とふうふ二人で行くことになりました。
「遊園地とても楽しみです」
「そうだね。私もとても楽しみ」
花名と二人で遊園地に向かって歩きます。
「それにしてもエトワリアに遊園地があるなんてびっくりだよ」
「実はですね、聖典の世界にある遊園地を参考にした遊園地がエトワリアにはいくつかあるのです」
「そうなんだ!」
「はい、でもその遊園地たちはみんな遠いところにあるんです。私は聖典の世界で遊園地で楽しく遊んでいる人たちを見て私も行ってみたいと思っていたんです。だから、今日遊園地に行けてとてもうれしいです」
「じゃあ、今日はいっぱい楽しもうね」
「はいっ!」
少し歩いてようやく遊園地の入り口に到着しました。
「これが本物の遊園地なんですね」
初めて生で見る遊園地はとてもすごかったです。中に何があるのかとても楽しみです。
「花名、早く入りましょう」
私ははやる気持ちを抑えられずにそう言います。
「うん、入ろっか」
私たちは手を繋いで遊園地の中に入ります。
「うわーーーー」
私はそう感嘆の声を漏らします。中で見るのもとてもすごいです。たくさんの人が楽しそうに笑っています。
「私花名と一緒に遊園地に来ることができてとてもよかったです」
「クレア、その言葉を言うのはまだ早いよ」
「あ、そうですね。初めて遊園地に来た喜びでつい言ってしまいました」
「もうっ。クレアったら」
「うふふふ」
「あははは」
二人で笑い合います。
「それじゃあクレアはどこに行きたい」
「私が決めていいのですか?」
「うん。だってクレアは今日初めて遊園地に来たんだよね?だから、クレアの行きたいところでいいよ。クレアが嬉しいと私も嬉しいし」
「花名……」
私はパンフレットを見ながら考えます。どのアトラクションもとても楽しそうです。写真を見るだけでワクワクしてしまいます。
「じゃあ、まずはこのアトラクションに乗ってみたいです」
「分かった。そこに行こっか」
「はいっ」
「わーすごいですー」
私はそう感嘆の声を漏らします。私はいま観覧車の中にいます。観覧車はとても高く周りを一望することができます。
「これすごいです。すごくすごいです」
私は景色を見ながらそう言います。
「うんすごいね」
花名も私と一緒に景色を見ています。
「あ、あそこに見えるのは里かな」
花名がそう言ってある方向を指さします。私もそこを見ます。
「あ、確かに里ですね。私こんなに高いところから里を見たのは初めてです。この景色を見ることができただけでも遊園地に来てよかったです」
「もうっ。だから、早いって」
「うふふふふ」
「あはははは」
私たちは二人で笑い合いそのまま唇を重ねます。
「次はどこに行こっか」
「確か遊園地にはものすごい速度で移動する乗り物があるんでしたよね?」
「ジェットコースターのこと?」
「そう、それです。それに乗ってみたいです」
「じゃあ、次はそこに行こっか」
「はいっ」
「えーと確かあのキャラクターは覇王鬼帝というんでしたっけ?」
「ちがうよ、ハローキティだよ」
「あ、そうでした」
私と花名はジェットコースターの列に並んでいます。ジェットコースターには覇王鬼帝じゃなくてハローキティというキャラクターが使われています。とてもかわいいです。
「順番が来ましたね」
「そうだね」
私と花名はジェットコースターに乗ります。初めて乗るものすごい速度の乗り物。とても楽しみです。
「はーはーはーはー」
私はそんな声をあげてしまいます。ものすごい速度で動く乗り物すごすぎでした。すごすぎて私はへたり込んでしまいました。
「はーはーはーはー」
「クレア、大丈夫?」
「大……丈……夫じゃあり……ません」
「だよね。飲み物を買ってくるからここで待っていてね」
「分か……りまし……た」
私は花名を待つことにしました。
「ねー君。ひとり?」
「はい?」
花が飲み物を買いに行って少しして回復したころ私は声をかけられました。
「私に何か用ですか?」
「君すごくかわいいね。俺と一緒に遊ばない?」
これはいわゆるナンパというやつです。私は口を開き、
「いやです。私には心に決めた人がいるのであなたとなんて遊びません」
と言い放ちます。それでも男は去りません。
「そんな奴よりも俺のほうが絶対いいって。俺と一緒に遊んでくれよ」
「いやです」
「ちっ。こうなったら」
男が私に何かをしようとします。その時でした
「そこの人何をしているの」
花名が私を助けに来てくれました。
「あぁ。なんだてめえ。変な格好しやがって」
男の言う通りなぜか花名は猫耳メイドになっていました。
「その子は私の嫁で、私のモノなの。だから、その子から離れて」
花名はすごい剣幕でそう言います。
「ちっ。興味が失せたぜ」
男は花名の剣幕に押されどこかに行きました。
「クレアに何もなくてよかったよ」
「ありがとうございます。ところでどうして猫耳メイドになっているのですか?」
「クレアが男に絡まれているのを見たらクレアを守らなきゃと思ったの。そしたらナイトの姿になっていたの」
「そう言えばそれはナイトの姿でしたね。私を守ってくれてありがとうございます」
「嫁を守るのは当然だよ。それよりも飲み物以外にもたこ焼きも買ってきたの。一緒に食べよ」
花名はそう言って袋から飲み物とたこ焼きを取り出しました。
「はいっ」
「「それじゃいただきます」」
私たちはそう言って飲み物とたこ焼きを食べることにしました。花名はイチゴのジュースで私はミカンのジュースを飲むことにしました。花名はたこ焼きを口に入れます。
「あつっ。すごく熱い」
花名はそう言います。
「大丈夫ですか花名?」
私はそう言って花名に飲み物を口に含ませて口の中を冷やします。
「はーすごく熱かった」
「そんなに熱いんですか?」
私はそう言いながらたこ焼きを口に含みます。
「あれ?」
確かに熱いですけど……。
「そんなに言うほど熱くありませんよ」
「えー、そうなの」
おかしいですね。私はそう思いながらあることを思いつきます。
「花名」
「なに、クレ……ア」
私は口に含んでいたたこ焼きを口移しで花名に食べさせてあげます。
「どうですか。花名?」
「とてもおいしいよ。クレア」
「ありがとうございます花名」
「クレアもっと欲しい」
「分かっています」
私はまたたこ焼きを口に含み口の中で冷ましてから花名の口の中に運びます。私はその動作をたこ焼きがなくなるまで繰り返しました。
「ふーたこ焼きおいしかった」
「それはよかったです」
「あっ」
「どうしましたか花名?」
「結局私がたこ焼き全部食べちゃった」
「いえ、いいんです花名といっぱいキスできましたし」
「もうっクレアったら少し恥ずかしいよ」
「それにしてもどうして花名はたこ焼きをあんなに熱く感じたんでしょうか?」
「確かに、私あんなに猫舌じゃなかったはずなのに」
あれ?今花名が気になることを言ったような。猫舌。猫?
「あっ」
「何か分かったのクレア?」
「今の花名は猫耳メイドになっていますよね」
「うん、そうだね」
「だから、花名は重度の猫舌になっているのじゃないでしょうか」
「あ、そっか。じゃあ元の姿に戻らなきゃ」
そう言って花名はいつものそうりょの姿になりました。猫耳メイドの花名もかわいかったので少し残念です。
「それじゃあ次はどこに行こっか」
「じゃあ、あそこがいいです」
私たちは次のアトラクションに向けて歩き出しました。
「ふー、今日はとても楽しかったです」
「そうだね、とても楽しかった」
遊園地でいっぱい遊んだ私たちは家に帰ることにしました。
「それにしてもこの遊園地は世界を移動する遊園地でもうすぐ次の世界に行ってしまうんですよね?」
「そうみたいだね」
「残念です」
「そうだね、でも……」
「でも?」
「まだ時間はあるし明日も明後日も遊園地が行ってしまうまで毎日行こう?」
「はいっ」
私たちは唇を重ね合わせてから家に帰ることにしました。とても楽しい一日でした。
というわけで投稿しました。遊園地でのデートは定番だと思っています。ですが、エトワリアに遊園地があるのか不明でしたので今まで書けませんでしたが、今回のイベントは遊園地だったので遊園地を題材にしたssを書いてみました。ちなみにほかにも投稿しましたのでよろしければそちらもどうぞ。
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=1854&ukey=0#res77
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=2137&ukey=0#res86
たこ焼きなのにとてつもなく甘いように思うのです
天然で猫っぽいのアツアツのたこ焼きを食べられる冠ちゃんは改めてすごいのですね(関係ない)
>>180
考えることは同じ…
コメ返信です。
>>180
そうですね。百合に割り込む人に慈悲はありません。
>>181
とてつもなく甘いと言ってもらえてうれしいです。
花名と結婚してから少し経ったある日神殿からお届け物が来ました。宛先を見ると一之瀬花名と一之瀬クレア宛てになっていました。
「一体なんでしょうか?」
いま花名は出かけているので部屋に運んで花名の帰りを待つことにします。
「ただいまー」
しばらくしてようやく花名が帰ってきました。
「お帰りなさい、花名。神殿から荷物が来ています」
「本当だ。一体何だろう?開けてみよっか」
「そうですね」
二人で荷物を開けて中身を見てみます。
「「わーー!」」
私と花名は思わず感嘆の声を漏らしてしまいます。
「これって……」
「ウエディングドレスだね」
荷物の一つは結婚式のときに私と花名が着たウエディングドレスでした。
「これってレンタルじゃなかったんだね」
「そうですね……。てっきり借りたものだと思っていました」
結婚式が終わった後ソラ様に渡しました。どうしてソラ様がそんなことをしたのか疑問に思っているとあることに気づきます。
「花名、このウエディングドレス何らかの魔法がかけられているみたいです」
「そうなの!?どんな魔法なの?」
「それは調べてみないと分かりません。でも、悪い魔法ではないと思います」
「そうだよね。ソラ様がそんなことをするとは思えないし」
私たちはしばらく考えますが荷物がまだあることを思い出します。
「ほかには何があるんだろう……?」
「これは……」
それは私と花名が誓いを交わしている瞬間の写真を使ったポスターでした。写真であってもウエディングドレス姿の花名はとてもきれいで私は思わず見とれてしまいます。
「はっ」
しばらく見とれてから我に返ります。いけない、荷物を調べないといけません。それにしても……。
「少し、恥ずかしいですね……」
「そうだね。でも、このポスターはすごくいいものだから私たち二人だけが見ることができる場所に置こっか」
「そうですね」
私と花名は寝室にポスターを貼ることにします。寝室にポスターとついでに荷物を持っていきポスターを貼り終わります。改めてポスターを見ます。
「ウエディングドレス姿の花名、すごくきれいです」
「クレアだってすごくきれいだよ」
「ありがとうございます」
「「んぅ」」
私たちはポスターの写真のように唇を重ねます。しばらく唇を重ねてから作業に戻ります。
「どうやらこれが最後の荷物のようです」
私は言いながら中身を見てみます。
「これは……」
「結婚アルバムです」
それは表紙に私と花名が誓いを交わしているときの写真が使われている本で、表紙に結婚アルバムと書かれていました。
「いろんな写真があるね」
「そうですね」
そのアルバムには私と花名の結婚式の時の様々な写真がありました。気づかなかったけどあの時色々写真を撮られていたんですね……。
「あっ」
写真を見ていると花名がそんな声をあげました。
「どうしたんですか」
「ほらここ見て」
花名はそう言いながらある写真のある部分を指さしました。
「あっ」
私も気づきます。そこにはたまちゃんとかおすさんがとても仲よさそうにしていました。
「あの時は気づかなかったけどこのころからあの二人は付き合っていたんだね」
「そうですね。この二人もとても幸せそうですね」
「そうだね」
「花名」
「うん、私たちの子供を作るのは二人が結婚してからしよっか」
私と花名はそんな会話をしながらアルバムのページをめくっていきます。それにしても……。
「こうしてアルバムを見ているとあの結婚式の想い出がよみがえりますね」
「うん。私もクレアも本当に幸せそうに写っている」
「はい。それにウエディングドレスを身に纏っているから私も花名も本当にきれいです」
「あ、そうだ。折角ウエディングドレスをもらったんだし着てみない?」
「そうですね。そうしましょう」
私と花名はウエディングドレスに着替えることにします。あの時は神殿の人が着せてくれましたが、今回は自分で着なければいけません。私たちは悪戦苦闘しながらなんとかウエディングドレスに着替えます。
「やっぱり、生で見るウエディングドレス姿の花名は写真で見るよりもずっとずっときれいです」
「クレアだって写真で見るよりもずっとずっとずっときれいだよ」
「花名」
「クレア」
「「愛してい(ます)(るよ)」」
私たちはそう言いながら写真のようにくちづけを交わします。いえ、写真のようではありません。だって、あの時は結婚式でたくさんの人が見ていました。でも、今は私たちの家でここには私たちしかいません。だから、私と花名はとても激しくキスをします。
静かな室内に私と花名が奏でる音が響きます。呼吸のために唇を離してはまた重ねる。そんな行為を何度も繰り返します。でも、唇を重ねるたびにもっと花名を感じたい、花名と繋がりたいそんな思いが強くなっていきます。
「花名」
「クレア」
私たちは見つめ合い頷くとウエディングドレスを着たままいっぱいいっぱい愛し合いました。
「「はあはあ…………はあはあ……」」
長い長い行為が終わり私たちは息を整えます。ウエディングドレス姿の花名はとてもきれいだったのでいつもよりもとても激しくしてしまい、とても疲れましたけど、とてもよかったです。
「ウエディングドレス沢山汚してしまいましたね」
「そうだね、クレアがあまりにもきれいだったからやりすぎちゃった」
「花名もものすごくきれいでしたよ」
「うん、ありがとう。今度二人でソラ様に謝りに行こう」
「そうですね。でも今は……このままこうしていたいです」
私は花名と抱き合いながらそう言います。そのまま私たちはしばらく行為の余韻に浸っていました。
ソラ様に謝りに行って分かったことですが、ウエディングドレスにかけられていた魔法はどんなに汚したとしても一日たてば元通りきれいになってしまうという魔法でした。私と花名はソラ様がこのウエディングドレスにかけた魔法の意味に気づき赤くなってしまいました。
というわけで投稿し終わりました。花名とクレアが結婚式の時のアルバムを見る話が書きたくなったので書いてみました。
ジリリリリリリリ。
「わっ。一体何ですか」
私はそんな声を出しながら飛び起きます。音のしたほうを見ると目覚まし時計が鳴っていました。
「どうして目覚ましをつけていたんでしたっけ?」
私はそう呟きながら目覚ましを止めます。
「普段は目覚ましなんてつけていないはずなのに……」
しばらく考えてから思い出します。
「そうだ、今日はあの日です」
「すーすー」
隣を見ると花名はぐっすりと眠っていました。急いで花名を起こさないといけません。
「花名。花名。起きて。起きてください」
何度もゆすりながら声をかけます。
「クレア。それは私じゃなくてゴリラだよぉ……」
「…………」
いったいどんな夢をみているのでしょうか……。いえ、今はどうでもいいです。こうなったら……。
「花名っ」
私は眠っている花名にキスをします。しばらくしてから唇を離すと花名は目を覚ましていました。
「おはようございます、花名」
「おはよう、クレア」
花名の顔は少し赤くなっていました。ふふふ、とてもかわいいです。
「それより、クレア。いつもより早い時間だけど一体どうしたの?」
「花名、今日はあの日です」
「あの日……」
花名は考える素振りをします。少しして口を開きます。
「あ、そうだった」
どうやら思い出したみたいです。
「早く朝ごはん食べなくちゃ」
「はいっ」
私たちは朝ごはんを食べ、身支度を整えてから家を出ます。その場所に向かいます。その場所にはすでにたくさんの人たちが集まっていました。
「みんな、学校は好きー?」
「はーい!」
今日から私たちはソラ様が作った学校に行くことになりました。
ソラ様の演説が終わってから私たちはクラス分けを見に行きます。
「あ、私と花名は同じクラスですよ」
「あ、ほんとだ。一之瀬花名と一之瀬クレアの名前がある」
二人で喜びます。それから他に誰がいるのか確認してみます。
「あ、たまちゃんや栄依子ちゃん、冠ちゃんも同じクラスだ」
「わー、みんなも一緒だなんて嬉しいです」
「そうだね」
「それにしても……」
「どうしたのクレア?」
「やっぱりその姿の花名はすごくかわいいです」
「ありがとう、クレアもすごくかわいいよ」
「うふふ、ありがとうございます」
私は花名と一緒に学校に通えることがうれしくて花名の元居た世界の学校、星尾女子高校の制服を着ています。花名も私に合わせて制服を着ています。
「それじゃあ、教室に行こっか」
「はいっ」
私と花名は手を繋いで教室に向かって歩きます。
「花名ちゃんクレアちゃん、おはようございます」
「ん、おはよう」
「花名、クレア、おはよう」
『おはよー』
教室に着くと花名とたまちゃん、栄依子さん、冠さん、それから同じクラスになった皆さんにあいさつをされました。
「みんな、おはよう」
「みなさん、おはようございます。」
だから、私たちも挨拶を返します。
「お二人は相変わらずラブラブですねー」
たまちゃんが私たちのつながれた手を見てそう言ってきます。
「でも、私もかおすちゃんもお二人に負けないくらいにラブラブですよ」
たまちゃんがかおすさんに抱き着きながらそう言ってきます。
「あばっ」
かおすさんはびっくりして小さな声をあげてしまいますが、すぐにたまちゃんを見つめます。
「たまちゃん……」
「かおすちゃん……」
二人は見つめ合いながらくちづけを交わします。確かに二人もすごくラブラブです。
ほどなくして先生がやって来てホームルームが始まりました。
いくつかの授業が終わりお昼ご飯の時間になりました。
「お昼の時間になりましたけど、花名ちゃんたちはどうするんですか?」
たまちゃんが私たちにそう尋ねてきました。
「私たちは今日は学食で食べる予定なんです」
「奇遇ですね。私たちも学食で食べる予定なんですよ」
「あら、私とかむも学食で食べる予定なの」
「そうなんですね。それじゃあみんなで行きましょうか」
私たちは学食に向かいます。その途中で小夢さんたちに出会います。
「あ、かおすちゃんだー」
「小夢ちゃん」
「こんなところでどうしたの?」
「実は学食に向かう途中なんですー」
「あ、そうなんだー。実は私たちもなんだー」
「それじゃあみんなで行きましょう」
「そうしよう」
小夢さんたちも加えて学食に向かうことになりました。
「あらー花名ちゃんとクレアちゃん。いらっしゃい」
「志温ちゃん」
「お義姉さん」
学食に着いた私たちを出迎えたのはお義姉さんでした。
「どうして志温ちゃんがここにいるの?」
「ソラ様に頼まれたのよー。学食で働いてくれないかって。それでここで働くことになったのよー」
「そうだったんだ。志温ちゃんがいてすごくびっくりしたよ」
「私もびっくりしました」
「それよりも学食に来たんだから何か注文して頂戴。色々あるわよ」
「あ、そうだね。それじゃあ……」
私たちは思い思いに料理を注文します。それから席を探します。全員が座ることのできる場所を見つけてから料理を待ちます。程なくして料理ができたことを示す音が鳴ったので料理を取りに行きます。
『いただきまーす』
全員の料理が来たので食事を始めます。
「あ、そうそう」
食事をしていると不意に栄依子さんが口を開きました。
「なんですか?」
「苺香と同じクラスになったじゃない?」
「そうですね」
「やっぱり、クレアと苺香って声がそっくりだなーと思って」
以前にも言われたことでした。
「やっぱりそうなんですね」
「あれ?言われたことがあったんだ」
「はい。花名や夏帆さんにそう言われました」
「そうだったんだ」
「うん、クレアと苺香さんの声はすごくそっくり。でも、クレアと苺香さんの声を聞き間違えるなんて絶対にないよ」
「私だってかおすちゃんと声がそっくりな人はいませんけどその人とかおすちゃんの声を絶対に聞き間違えません」
「わ、私もたまちゃんの声を聞き間違えません」
「私も花名の声を絶対に聞き間違えません」
私たちはそう強く宣言します。
「あらあら、熱いわねー」
「ん、とても熱い……」
「わ、私も翼さんと声がそっくりな人の声を聞き間違えないって断言したいな……」
小夢さんが小さくそう呟いていました。
授業が終わり放課後になり家に帰ることになりました。
「初めての学校とても楽しかったです」
「うん、私もクレアとの学校生活とても楽しかった」
二人でそう笑います。
「それじゃあ帰ろっか」
「はいっ」
私たちは唇を重ね合わせてから手を繋ぎ二人で教室を出ました。
というわけで投稿しました。だいぶ前のイベントが学校のイベントだったのでそれを題材にしたssにしてみました。
コメ返信です。
>>198
私のssではこの二人はすごく仲がいいという設定なのでどこだろうとイチャイチャしています。
今日、クレアはきららちゃんの召喚の手伝いで忙しいからどうやって過ごそうかと考えていたらたまちゃんに素材集めに誘われちゃった。暇だったし、たまちゃんと一緒に行くことにした。
「いったいほかにも誰がいるんだろう」
私はそう呟きながらたまちゃんとの待ち合わせ場所に向かう。たまちゃんの話によると今回集めるのは火属性の魔物が落とす素材だから水属性の人たちに声をかけたと言っていたけど……。
「あら、一之瀬さん」
「あ、ヒバリちゃん」
待ち合わせ場所に向かっているとヒバリちゃんに声をかけられた。
「もしかしてあなたも百地さんに誘われたの」
「ということはヒバリちゃんも?」
「ええ、そうよ。ちょうどいいから一緒に向かいましょう」
「うん」
ヒバリちゃんと一緒にたまちゃんと合流して魔物が出る平原に向かうことにした。
「やっと着きましたねー」
「そうだね」
「そうね」
里を出て数十分私たちはやっと炎属性の魔物が多く出現する平原に到着する。私たちは戦闘を始めるために呼吸を整える。
「それじゃあ行きましょうか」
「うん」
「ええ」
「アタックアンドアターック」
「はぐべびほぽ!!」
「食らいなさい」
「はぐべびほぽ!!」「はぐべびほぽ!!」「はぐべびほぽ!!」
せんしのたまちゃんやまほうつかいのヒバリちゃんが魔物を攻撃し、二人がダメージを受けたらそうりょの私が回復をする。この繰り返しで私たちは魔物を倒し素材を集めていく。
「ふー、素材もたくさん集まりましたね」
「そうね、たくさん集まったと思うわ」
「それじゃあ、少し休憩しましょうか」
「うん、そうしよっか」
手近なところに敷物を敷いて休憩をする。休憩をしているとヒバリちゃんが口を開く。
「あ、あの百地さん……」
「なんですか?」
「その、炎属性の力を高める素材なんだけどあたしの分け前を多くして……ほしいの……」
ヒバリちゃんが顔を赤くしながらそう言ってきた。どうしてヒバリちゃんが炎属性の素材を欲しがるのかと少し考えその理由に気づく。たまちゃんを見るとたまちゃんも気づいたみたいだった。
「もちろんいいですよ」
「ありがとうっ」
たまちゃんは笑顔でそう答えヒバリちゃんも笑顔でそう返した。
「あ、そうそう私たちはみんな恋人がいるじゃないですか」
「そうだね」
「そうね」
唐突にたまちゃんがそう聞いてきた。少し、びっくりしたけど私たちは返事をする。
「皆さんはどちらが受けで攻めですか?」
「「受け?攻め?」」
私とヒバリちゃんはたまちゃんの言葉の意味が分からずにそう聞き返す。たまちゃんは私たちが意味を理解できていないことに気づくと口を開く。
「行為の際どちらが主導となることが多いかということです」
「「ぶっ」」
たまちゃんの言葉に私とヒバリちゃんの二人は吹き出してしまう。受け攻めってそういうこと…………!?たまちゃんは私たちの様子を気にすることなく言葉を続ける。
「私の場合は私が主導となることが多いですね」
「な、なんでそんなことを聞くの」
「なんでってせっかく恋人がいる人たちがそろったんですからほかの人のも聞いてみたいと思ったんです」
たまちゃんがそう言ってきた。でも、確かに私もほかの人のことが気になるかも……。私はそう思い口を開く。
「そうだね、私も聞いてみたいかも……」
「ちょっと一之瀬さん」
ヒバリちゃんが私の言葉にびっくりしたような声をあげる。私は『気にならないの?』という思いを込めてヒバリちゃんを見つめてみる。
「そうね、あたしだって気にならないと言えば嘘になるわね」
私とたまちゃんの視線に負けてヒバリちゃんがそう言う。
「じゃあ、教えてください」
「分かったわよ。あたしの場合はあの人が主導になることが多いわよ」
ヒバリちゃんが大きな声でそう言う。
「花名ちゃんは?」
「えっと、私の場合はクレアが主導になることが多いかな」
「なるほど、なるほど、花名ちゃんもヒバリちゃんも受けなんですね」
たまちゃんの言葉に私もヒバリちゃんも真っ赤になってしまう。
「それから皆さんはエトワリアならではのプレイをしたことがありますか?」
「「エトワリアならではのプレイ?」」
「そうです。ここは魔法が存在する異世界です。なので、魔法を使えば元の世界では絶対にできないようなことも可能です。魔法を使ったプレイをしたことはありますか?」
「そういえば、この前あなたたちは体を入れ替えていたわね」
「そうなの?」
「そうなんですよ。それから私は魔法を使って生やしたこともありますよ」
「「えっ?」」
「生やしたって……」
「まさかあれを……」
私たちはたまちゃんの言葉にびっくりしてしまう。生やすってまさか……。
「猫耳や猫しっぽを生やしたことがあります」
「なんだそっちなのね」
「生やしたっていうからすごくびっくりしちゃったよ……」
「ところで何を想像したんですか?」
「そんなこと言えるわけないでしょ」
ヒバリちゃんは大声そう言ってきた。
「ヒバリちゃん声が大きいですよ」
「誰のせいだと思っているのよ」
「勘違いさせるようなことを言ったのは悪かったと思っています。それよりもヒバリちゃんは特殊なプレイをしたことはありますか?」
「え……と、あたしもあなたたちのように体を入れ替えたことがあるわね。後それから、幼女になる薬を飲まされたことがあるわね……」
私はヒバリちゃんが幼女になったと聞いてクレアが幼女になったところを想像してみる。
『はなおねーちゃーん。だいすきー』
想像の中のクレアもすごくかわいいなー
「「えへへへ」」
「ちょっと二人とも急に笑い出してどうしたのよ?」
「幼女になったかおすちゃんを想像していました」
「幼女になったクレアを想像していたの」
たまちゃんも私と同じことを考えていたみたい。
「今度かおすちゃんを幼女にする薬を作ってみましょうかね」
「あ、たまちゃん、その薬私にもちょうだい」
「もちろん、クレアちゃんに飲ませる分も作っておきますよ」
「ありがとう、たまちゃん」
私は笑顔でたまちゃんにお礼を言う。
「それで花名ちゃんは何かしたことはありますか」
あ、今度は私の番か。私は質問に答えるために口を開く。
「私はクレアと普通に愛し合うことが多いかな。でも、二人の話を聞いてそういう魔法を使ってみるのもいいかもしれないと思ったよ。まずはクレアを幼女にしてみるよ」
「がんばってください、花名ちゃん」
それから私たちは素材集め再開し、たくさんの素材を集めてから帰路についた。
というわけで投稿しました。たまにはこういう恋人が出てこない話もいいのではと思い書いてみました。たまちゃん視点とヒバリちゃん視点も書いてみました。よろしければそちらも見てください。
「クレア、この衣装どう?」
「すごくかわいいです。花名」
今日はハロウィンなのでクレアにハロウィン用の衣装を着てクレアにそう聞いてみる。。
「ありがとう。クレアにそう言ってもらえてうれしい」
「私も花名の新しい姿を見ることができてうれしいです」
「「んっ」」
私たちはそう言ってから唇を重ね合わせる。
「ハロウィンのイベントまでまだ時間があるし二人だけで楽しもっか」
「そうですね。私もその衣装の花名を堪能したいです」
「それじゃあ、クレア。トリックオアトリート」
私はクレアにハロウィンの言葉を言ってみる。事前にハロウィンの説明をしたのでクレアがお菓子を渡してくれるはず。クレアのお菓子楽しみだな。そう思いながらクレアのお菓子を待つ。けれど、クレアはお菓子を出さなかった。
「えっと?クレア。お菓子は?」
「お菓子はないです」
「え?なんで?確かちゃんと説明したよね?」
「だって、ハロウィンについてほかのクリエメイトたちに聞いて調べてみたら『トリックオアトリート』の意味は『お菓子をくれなきゃいたずらする』ですよね?」
「うん、そうだよ」
「それなら、花名にお菓子をあげるよりも大好きな花名にいたずらされるほうがすごくうれしいです。だから、お菓子は用意していません。花名だって私にお菓子をあげるよりも私にいたずらされるほうがうれしいですよね?」
そういわれてクレアにいたずらされるところを考えてみる。確かにお菓子をあげるよりもクレアにいたずらされたほうがうれしいかも。ううん、かもじゃなくて絶対にうれしい。
「確かにクレアにいたずらされたほうがうれしい」
私はクレアにそう言ってからクレアに上げるために用意したお菓子を一人で食べる。これで今私が持っているお菓子はなくなった。
「それじゃあ、花名二人でいたずらのしあいっこをしましょう」
「うん」
「「トリックオアトリート」」
私たちはそう言ってから二人でたくさんのいたずらをしあった。
というわけで投稿しました。今日はハロウィンなのでハロウィンを題材にしたssを書いてみました。
クレアと結婚してしばらくたったある日のこと、コルクさんが家にやってきた。
「こんにちは、花名」
「こんにちは、コルクさん」
「それで、クレアは?」
「クレアなら買い物に出かけているところです」
「そう、これクレアに頼まれていたもの」
コルクさんはそう言って私に何かが入った袋を渡してきた。
「これは……?」
「クレアが帰ったら渡して」
コルクさんはそう言って去って行った。
「一体何なんだろう……?」
「ただいまー」
しばらくしてからクレアが帰ってきた。
「お帰り、クレア。あ、そうそうコルクさんからお届け物だよ」
私はそう言ってコルクさんに渡された袋を見せる。
「わー、ついに来たんですね」
クレアは袋を見ると笑顔になってそう言った。
「いったいこれは何なの?」
「花名も絶対気に入りますよ」
クレアはそう言いながら袋の中のものを取り出した。それは『一之瀬』と書かれた木の板だった。
「それって……」
「そうです、表札です。花名と結婚したから表札が欲しくなってコルクちゃんに作ってもらったんです」
「クレア、ありがとう。すごくうれしい」
私はクレアに抱き着く。
「そんなに喜んでくれてうれしいです」
「さっそく玄関につけようか」
「はいっ」
「これでいいですね」
「うん、そうだね」
召喚の館の玄関に私たちは『一之瀬』と書かれた表札を取り付ける。
「やっぱり、一之瀬と書かれた表札が玄関にあるのはすごくいいです」
「そうだね」
「花名、私花名と結婚出来てすごくよかったです」
「うん、私もクレアと結婚出来てすごくよかった」
「「んっ」」
私たちは唇を重ねてから家の中に入った。
今日はきららさんの召喚のお手伝いをしています。いったいどんなクリエメイトが召喚されるのか楽しみです。
「開きますよー」
私はそう言って鍵に意識を集中させ、クリエメイトたちのいる世界とのつながる世界への道を開きます。
「お雛様、憧れちゃいます」
私の口から出た言葉は雛祭りに関する言葉。どの世界のクリエメイトなのか分かりません。いったい誰が召喚されたのかと思って召喚されたクリエメイトを見ます。
「あら、ここはどこかしら?」
召喚されたのは花名の従姉である京塚志温さんでした。いつかはこの日が来ると思っていました。私は花名とのことを志温さんにどう説明しようか考えているときららさんが志温さんに近づきます。
「新しいクリエメイトの方ですね。私はきららといいます」
そう言ってきららさんは志温さんにエトワリアのことを説明します。
「つまり、私はあなたたちによってこの異世界に召喚されたというわけね」
「はい、そうです」
「それで、そちらの子はさっきから様子が少しおかしいけどどうしたのかしら」
志温さんは私に向かってそう言います。私は意を決して口を開きます。
「一之瀬花名さんの従姉の京塚志温さんですよね?」
「ええ、そうよ」
「あの、驚かないで聞いてくださいね」
「えっ」
「私は一之瀬、一之瀬クレアといいます」
「一之瀬……。異世界に花名ちゃんと同じ名字の子がいるなんてすごい偶然ね」
「いえ、私が花名さんと同じ名字なのは偶然ではありません」
「えっ?それはどういうことかしら」
「実は私は……」
説明しようとしたら玄関の扉が開く音がします。
それから花名の足音がします。
「ただいまー」
「「「お邪魔します」」」
扉を開けて花名とたまちゃん、冠さん、栄依子さんが部屋に入ってきました。
「志温ちゃん」
「花名ちゃん」
「志温ちゃんもエトワリアに召喚されたんだね」
花名は志温さんに駆け寄ります。
「それより花名ちゃん、さっきただいまって言っていたような気がするんだけど……」
「あっ」
志温さんにそう言われ花名がそんな声を上げます。
「あの、志温ちゃん驚かずに聞いてほしいんだけど……」
「さっきも似たようなことを言われたわね」
「私一之瀬花名はここにいるクレアと結婚したの」
「え?ええええええ」
やっぱり志温さんは驚きました。
「ちょっと待って確か女の子同士の結婚は認められていないはずよね」
「ふっふっふ、ここは異世界エトワリアですから日本の法律なんて関係ないのです。私が花名ちゃんにクレアちゃんとの結婚を勧めたのです」
「あ、そういえばここは異世界だったわね」
志温さんはそう呟きます。
「それで、クレアちゃんだったっけ?」
「は、はいっ」
「私はあなたのことをよく知らないから、いきなり花名ちゃんと結婚していますって言われても納得できないわ。だから、あなたのことをテストさせてもらっていいかしら」
「テストですか?」
「ええ、とりあえず何か料理を作ってくれないかしら」
こうして私は志温さんに料理を作ることになりました。
「ど、ど、ど、ど、どうしましょう花名」
「お、お、お、お、落ち着いてクレア」
「ん、どっちも落ち着いた方がいい」
「かむのいう通りよ」
「そーですよ、落ち着きましょう。クレアちゃんの料理はおいしいですからいつも通り料理すれば大丈夫ですって」
「みなさん……。ありがとうございます」
私は料理を、今の私に作れる最高の料理を作ります。
「お待たせしました志温さん」
私は志温さんにできた料理を持っていきます。
「それじゃあいただきます」
志温さんはそう言って料理を食べ始めます。私は志温さんを緊張しながら見つめます。志温さんはおいしいと言ってくれるでしょうか。
「うん、おいしいわ」
志温さんは私の料理をおいしいと言ってくれました。でも、まだ料理のテストが終わったばかり、次のテストは何なのでしょうか。
「あなたになら花名ちゃんを任せてもいいわね」
「えっ?」
そう思っていたら志温さんがそう言いました。
「えっ?志温さん次のテストは?」
「そんなものはないわよ」
「えーと、普通こういうのはいくつかのテストをするものなのでは?」
「クレアちゃんはしたいの?」
「いえ、合格できたのならうれしいのですが……」
「クレアちゃんが料理をしている間にこの家を色々見てきたの」
志温さんはそう言って私と花名のアルバムを出します。
「そしたらアルバムを見つけたから悪いと思ったのだけど中を見てみたの。そしたら、そこに写っている花名ちゃんはどれもすごく幸せな笑顔をしていたわ。花名ちゃんをこんな笑顔にする子なら花名ちゃんを任せられると思ったの」
「志温さん……」
志温さんに私たちのことを認めてもらえました。とてもうれしいです。
「志温ちゃん、私とクレアのことを認めてくれてありがとう」
花名はそう言って志温さんに駆け寄ります。
「あらあら」
志温さんはそんな花名さんを抱きしめます。やっぱり花名と志温さんは仲良しです。志温さんは花名の従姉で、花名の面倒を見てくれた人です。そして、花名にとって姉のような人です。だから、私にとっても……。
「志温さん」
「なに、クレアちゃん」
「これから、志温さんのことを姉と呼んでもいいですか」
「ええ、もちろんいいわよ」
私は志温さんの言葉にうれしくなります。
「ありがとうございます。これからよろしくお願いしますね。お義姉さん」
というわけで投稿しました。
私のエトワリアでは花名と結婚しているクレアは志温のことを姉呼びしているという設定があったので、クレアが志温のことを姉と呼ぶようになったssを書いてみました。
後、実は以前描いた妹に似た声の女の子でクレアが志温のことを姉呼びしているという設定を失念していました。
志温ちゃんって原作でも「自分では花名を笑顔にできなかったけど高校行ったら初日で笑顔になった」ことを素直に良かったと言えるぐらい、本当に花名のことを思ってるんですよね…
アニメ10話はそんな献身が報われるようなところが好きです
そんな志温ちゃんだから「花名が幸せでいられるかどうか」が基準になることは分かるし、納得するに十分なほどの関係を既に築いているんですね…
拝読しました! ここが伝説のコンビ、はなクレの聖地...!
この機会に最初から読み返しまして、無事尊死しました。愛に目覚めたクレアちゃんの無敵感よ。
さて、最新の更新分に移りますが、試練を愛の力で乗り越える描写が素敵。と思いきや、想定していたより試練が易しめで拍子抜けする展開。意外とありそう。
何よりも、義姉となった志温さんの包容力が物凄い。花名ちゃんだけでなくてクレアちゃんにとっても、頼れる存在がまた一人増えた瞬間だったんだろうなぁって...
コメ返信です。
>>220
私も花名とクレアの関係は志温が納得するに値するものだと思っていましたのでそう言ってもらえてうれしいです。
>>221
残念ながら私のssははなクレの聖地ではありません。はなクレの聖地は
http://kirarabbs.com/index.cgi?read=1563&ukey=0&log=past
子のssになると思います。私がはなクレのssを描いたきっかけになりますので。
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