【安価SS】安価エトワリア昔話【短編集】
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1 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/21 21:37:28 ID:lA4vHb1awC
注:キャラ崩壊、独自解釈、ストーリーのネタバレを含む可能性があります。予めご了承ください。

エロ、グロ、暴力的な内容はNG
安価は基本的に指定レスの直下
選択安価の場合それに従わないレスは安価下

リハビリ的な意味合いで短編安価SSをまったり描いていきたいと思います。お付き合いよろしくお願いします。

1234>
2 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/21 21:40:57 ID:lA4vHb1awC
桃太郎(仮)

昔々、あるところにおばあさん(キャラ安価下1)とおばあさん(キャラ安価下2)が住んでおりました。

キャラ選択安価の場合は12/21の時点で参戦済みでこの安価スレで選ばれたことのないのクリエメイトの中から選んでください。

3 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/21 21:51:47 ID:LnHFZODKbp
如月

4 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/21 21:58:54 ID:Q5LuSK2ZwU
呉織あぎり

後安価は>>4でやる方が見やすい

5 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/22 02:48:00 ID:lA4vHb1awC
如月「今日も良いお天気ですね。」
あぎり「ほんと、絶好の忍術びよりですね〜。」
如月「忍術にも天気が関係あるんですか?」
あぎり「えぇ、例えば隠れ身の術で壁と同じ模様の布を使うじゃないですか〜?雨が降ると絵の具が流れちゃって台無しになっちゃうんです〜。」
如月「あれって水彩だったんですか!?」

ある日、如月は山へ素描に、あぎりは川へ洗濯に行きました。すると川上からドンブラコ、ドンブラコと大きな>>6が流れてきました。

桃、又はそれに代わる果物安価

6 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/22 03:02:26 ID:C9TuDU1xXl
大量の柑橘類

7 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/22 17:55:55 ID:w.LQ7aT8D1
あぎり「まあまあ、みかんにオレンジ、ゆずにレモン。大きな柑橘類が大量ですね〜。しかしこの量と大きさは1人では運べませんね…、そうだ!こんな時は分身の術を使いましょ〜。はーい、ドロン。」

あぎりさんは4人に分身してそれぞれ大きな柑橘類を抱えて家まで持ち帰り、如月の帰りを待ちました。

ガララ…

如月「ただいま戻りました。」
あぎり「お帰りなさ〜い。今日はとっても素敵なお土産がありま〜す。」
如月「わぁ!なんて大きな柑橘類!でもこんなにたくさん食べ切れるでしょうか?」
あぎり「それじゃあ、ジャムにしてご近所さんにも配りましょ〜。」

そう言ってあぎりさんが柑橘類を包丁で切ろうとすると…

ミカン「お…オギャア!///」
ゆず「オギャア!!」
仁菜「オギャア〜」
>>8「オギャア!」

みかんからは陽夏木ミカンが、
ゆずからは飯塚ゆずが、
オレンジからは前原仁菜が、
レモンから>>8が飛び出してきました。

キャラ安価、参戦済みで未登場のキャラ

8 名前:パラス@冬虫夏草[age] 投稿日:2020/12/22 18:09:01 ID:cbTqZIkq9m

9 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/22 19:42:06 ID:w.LQ7aT8D1
ミカン「な、なんで私以外にも果物かから生まれた子がいるのよ!?」
ゆず「こっちが聞きたいよ!おいあぎりさんどうなってんだよいったい!」
仁菜「はぁ…みんな素敵な女の子の香り…///」
桃「さてこれからあっという間にすくすく育つんだよね。じゃあとりあえずみんなで筋トレして筋肉をつけよう。」
あぎり「なんだか一気に賑やかになりましたね〜。」
如月「こんなに一気に家族が増えたら食費が凄いことに…。」

柑橘から産まれた4人は最初から割と育ちきっていましたが、すぐに成長し切りました。

10 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/22 19:50:07 ID:w.LQ7aT8D1
その頃、村では鬼ヶ島に住む鬼がたびたびやってきては村から食糧やお宝を盗み出していき、村人は困り果てていました。ある日あぎりさんは柑橘から産まれた4人を集めて言いました。

あぎり「さて皆さん、これから私が話すことをよく聞いてください。皆さんにはこれから鬼ヶ島へ鬼退治に行く勇者となるための選挙活動をしてもらいます。」
ミカンゆず仁菜桃「「「「えぇ〜〜〜〜!!!?」」」」

あぎりさんはどこぞの国王様みたいな事を言い出しました。

11 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/22 20:14:00 ID:w.LQ7aT8D1
あぎり「これから皆さんにきび団子を配ります。それを使って鬼ヶ島へのおともを1人づつ連れてきてください。そしてそのおともと2人で選挙のための自己PRを村民全員の前でしてもらいます。村の人が納得するような頼もしーいおともを連れてきてくださ〜い。」

ゆず「しょうがない!こうなったらなんでもこーい!」
仁菜「頑張っておともになってくれる子を探すよ!」
ミカン「桃はどうするの?やっぱりシャミ子をおともにするの?」
桃「うーん…、まだ秘密。」

ミカンのおとも>>12
ゆずのおとも>>13
仁菜のおとも>>14
桃のおとも>>15

キャラ安価、参戦済みで未登場のキャラ

12 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/22 20:22:02 ID:wzlVkqcgsg
池野楓

13 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/22 20:26:06 ID:p1hGIRqv0Y
ねねっち

14 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/22 20:44:48 ID:bZpe3gbgmA
トモカネ

15 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/22 20:52:01 ID:UJHOTgCqa0
シャミ子

16 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/22 20:52:59 ID:NH5zc8ojH6
狭山椿

17 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/22 21:20:28 ID:w.LQ7aT8D1
ミカン「じゃあ楓、よろしくね。」
楓「やぁ、ゆず。私はミカンさんのおともになることにしたよ。」
ゆず「楓!私が誘った時はのってこなかったのになんでミカンのおともになってんだよ!!」
楓「だってその方が面白そうだったしね。」
ねね「まぁまぁゆずっち、この私がいれば100人力だよ〜。」

仁菜「友兼さんよろしくね。」
友兼「おう!どんどん頼ってくれよな!」
仁菜(はぁ…、友兼さんからは美術室の匂いがする。///)
友兼(あ、いけね。この服前に飛ばしたポスカラついたままだったな…。)

優子「桃…、良の分まできび団子をいただいておいてなんですが、本当に鬼退治なんてするんですか?」プルプル
桃「シャミ子、これはシャミ子が立派な魔族になるための試練でもあるんだよ。それともシャミ子はこのままきび団子だけもらって逃げる弱虫魔族の夜逃げ魔族になるのかな?」
優子「そ、それはダメです!みくびるなよ魔法少女!今こそ魔族の力で悪い鬼を成敗して私の力を思い知らせてやります!!」
如月(優子さんはどちらかと言うと鬼側なのでは…汗)

18 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/22 21:33:52 ID:w.LQ7aT8D1
あぎり「えー、それでは今から一組づつPRをしてもらいます〜。村民の皆さん。よーくお聞きくださ〜い。」

ミカン「みかんから産まれた勇者、陽夏木ミカンと。」
楓「おともの楓です。」
ミカン「私たちが当選した暁には必ずや鬼を退治して村に平和を取り戻してみせます。」
楓「そして、鬼から皆さんの食糧や財産を取り返し、皆さんにお返しする事をお約束します。」
ミカン「皆さん我々に清き一票をよろしくお願いします。」ペコリ

パチパチパチパチ

ゆず「ぐぬぬ、楓のやつ普通に良いこと言いやがって。なかなか好印象じゃないか…。」
ねね「ゆずっちゆずっち!良いこと思いついたよ。あのねあのね、ゴニョゴニョ…。」
ゆず「えぇっ!?ほんとにそんなこと言うんですか?」
ねね「もちろん!ゆずっちガンバ!」

19 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/22 21:41:12 ID:w.LQ7aT8D1
ゆず「柚子から産まれた勇者、飯塚ゆずと。」
ねね「おとものねねっちでーす!!」イェイイェイ
ゆず「わ、私たちは必ずや鬼を退治して、その…ボソボソ。」
ねね「ほらほらゆずっち!しっかりPRしないと!」
ゆず「お、鬼を退治したあとで>>20する事を誓います!!///」

オォーーーーー!!///

>>20ゆずの選挙公約安価

20 名前:名無しさん[age] 投稿日:2020/12/22 21:43:52 ID:zJClnuVBfx
その功績で出世して「ゆず」から「ゆずこ」へ改名します!

21 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/22 21:57:14 ID:w.LQ7aT8D1
ゆず(うぅ…言っちゃったよ。)

ちなみにこの世界での「ゆずこ」は富、名声、力。この世の全てを手に入れた女、勇者王「野々原ゆずこ」のことである。彼女の散り際に放った一言は、人々を冒険へと駆り立てた。

ゆずこ「唯ちゃんの恥ずかしい写真?欲しければくれてやる。探せ!この世の全てをそこに置いてきた!」

勇者達は櫟井唯の恥ずかしい写真を目指し、夢を追い続ける。世はまさに、大勇者時代!!

ねね「さぁ、ゆずっちー?せーのっ!」

ゆず、ねね「「勇者王にアタシはなる!!」」ドン!

ワーーーーーーッ!!パチパチパチパチ

22 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/22 22:12:56 ID:w.LQ7aT8D1
仁菜「う〜、ゆずちゃんたちも大反響だよ。」
友兼「大丈夫大丈夫、任せとけって。とっておきの秘策があるからさ。」
仁菜「う、うん。(秘策ってなんだろう?)」

あぎり「それでは次は前原仁菜さん、お願いします〜。」
仁菜「ただいまご紹介に預かりました。オレンジから産まれた勇者、前原仁菜と。」
友兼「おとものトモカネ、人呼んで「トモカネ」だ!…ハッ、どっちも同じか。」
仁菜「私達は必ず鬼を退治して、そして…。えっと…、」
友兼「鬼ヶ島から鬼を追い払って鬼ヶ島に新しく>>23を建設します!」

>>23、仁菜、友兼の選挙公約安価

23 名前:パラス@冬虫夏草[age] 投稿日:2020/12/22 22:32:26 ID:H.PHtV2jCZ
ブロ子ちゃん資料館

24 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/22 23:04:01 ID:w.LQ7aT8D1
仁菜「え、えぇーーーーーーーっ!!?」

オォーーーーーーー!!!!

仁菜「そ、そんなことできないよ。ロコちゃんブロ子ちゃんとしてしか認識されてない事すごく気にしてるんだから。」
友兼「何言ってんだよ。いいか?ブロ子資料館ができればその売り上げでネズミ荘の借金返してもお釣りが来るかもしれないぜ?そうなりゃもっと戦略的なアイドル活動だってできる。そうすれば「フルーツタルトの関野ロコ」としての知名度も後々上がっていくさ。それにこの反響みろよ。これなら当選確実だぜ?」

ブロッコブロッコブロッコリー‼(ブロッコ‼)
ブロッコブロッコブ-ロッコリーィ-

仁菜(うぅ…ロコちゃん…。)
仁菜「………ごめんね。///」
仁菜「ブロ子資料館を建てたいかーーーーーー!?」

オォーーーーーーー!!!

仁菜「投票よろしくお願いしまーす!!」

パチパチパチパチ

25 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/22 23:19:23 ID:w.LQ7aT8D1
優子「も、桃。どうしましょう?3人ともすごい反響です。」
桃「今更小細工なんて通用しない。私たちの誠意を見せるしかないよ。」
優子「でも…、まともなPRはミカンさん達がもう言ってるし。」
桃「シャミ子、シャミ子は鬼を退治してどうしたい?鬼から救った村をどんな村にしたい。」
優子「私は、できれば鬼さんを退治したくはありません。きっと鬼さんも鬼さんなりの立場や事情があるのかもしれないし。」
桃「言うことはもう決まってるじゃん。シャミ子、私シャミ子ならきっと人間も鬼もみんなが笑って暮らせるそんな世界を創れる。そう思ったからシャミ子をおともに選んだんだよ。」
優子「桃…。」
桃「さぁ、行こう。」

26 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/23 00:13:02 ID:w.LQ7aT8D1
あぎり「それでは最後に千代田桃さん、お願いします〜。」
桃「レモンから産まれた勇者、千代田桃です。」
優子「桃のおとものシャドウミスt…って、えぇっ!?桃って桃から産まれた勇者じゃなかったですか!?」
桃「つい、間違えちゃったんだよね。」
優子「間違えのレベル超えてます!どうやったら桃とレモンを間違えるんですか!?」

HAHAHAHA!

桃「さて、それはそれとして私はシャミ子の考え方に感銘を受け、シャミ子をおともにする事に決めました。なので今からシャミ子にその考え方を話してもらいたいと思います。」
優子(ここで私に丸投げ!?)
桃(大丈夫、シャミ子ならきっとできるよ。)小声
優子(うぅ…、勝手なことばっかり…。いやいや、落ち着いて。私は…。)

27 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/23 08:23:46 ID:w.LQ7aT8D1
優子「……………すみません。私は鬼さんを退治したくはありません。できれば和解したいです。鬼さんも、魔法少女も、魔族も。生きている人はお互い助け合うべきです。お互いの幸せを願って憎しみ合ってはいけません。村には光も闇も満たす富があります。憎しみからは何も生まれません。」
優子「憎しみの連鎖は止まらず、勇者が鬼さんとの対立を作り、魔力を得て光と闇は疑いの心を持つようになりました。違いだけがあって理解がなく人間性が失われました。退治よりも和解が必要です。私と桃の旅は伝説になり、人間と鬼さんの和解は全世界に伝わり失意の人々にも届くでしょう。光も闇も罪なくして苦しんでいます。皆さん、失望してはいけません。鬼さんと話し合えば、盗みをやめてもらう方法も見つけ出せ、勇者の存在は必要なくなるでしょう。」

28 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/23 08:27:19 ID:w.LQ7aT8D1
優子「柑橘から生まれた皆さん!犠牲にならないでください!憎しみに支配されないでください!勇者として生きる限り戦いを強いられ、酷い事もさせられ、誰かを救っても他の誰かに恨まれ続けるんです!鬼さんも同じ生き物です!喜びも、優しさも、慈しみも、我々と同じように持っています!私達は鬼退治の兵器ではありません!人間です!心に愛を抱いています。退治しか考えない限り憎しみは止まりません!退治をやめて、和解のために鬼ヶ島へ行きましょう!」
優子「理想の世界はみんなの心にあります。生きとし生けるみんなの心に!皆さんは幸福を生み出す力を持っています!今こそ鬼さん達と和解しましょう。みんなが笑える世界のために私たちは旅立ちます!被害者に支援をして鬼さんに赦しを与えましょう!」
優子「行かせてください!鬼さんと和解するために!村に自由をもたらし光と闇の遺恨を取り除き鬼さんとの和解を試みましょう!皆さん!私達に清き一票を…よろしくお願いします!!」

パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ

シャミ子の演説の元ネタ
https://youtu.be/biAAmqaMCvo

29 名前:滝川初瀬@次の更新は12/24の夜になる見込みです[age] 投稿日:2020/12/23 08:38:53 ID:w.LQ7aT8D1
あぎり「え〜、勇者の皆さんすばらしいPRをありがとうございました。それでは今から村民投票に移ります〜。村民の皆さん、自分が支持したいと思う勇者とおともの名前を書いて投票してくださ〜い。」

1ミカンと楓
2ゆずとねねっち
3仁菜とトモカネ
4桃とシャミ子

番号選択投票安価、>>30から>>39までで1番多かった番号の組み合わせを採用

30 名前:名無しさん[age] 投稿日:2020/12/23 11:07:27 ID:fk45BsMf0r
4で

31 名前:名無しさん[age] 投稿日:2020/12/23 12:00:58 ID:WVgDyC37Hs
3で

32 名前:名無しさん[age] 投稿日:2020/12/23 12:39:02 ID:SM6sGT1ADZ

33 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/23 12:50:17 ID:4H36fLfWbF
4だろうこれは

34 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/23 14:08:39 ID:inPbG/v99B
4 

35 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/23 14:11:18 ID:nWo9aKtu07
3で

36 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/23 17:20:31 ID:fmzMnTmGsH
四番で

37 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/23 18:08:20 ID:q7tMQb3vBR
もうこの時点で殆ど二択だなあ

4

38 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/23 18:22:17 ID:qnge8HFsma
3で

39 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/23 18:35:35 ID:3nH1E9PegO
勝ち目ないけど1

40 名前:名無しさん[age] 投稿日:2020/12/24 03:23:32 ID:bRm0W9nKMv
2を

41 名前:滝川初瀬@お待たせしました。再開します[age] 投稿日:2020/12/24 21:01:29 ID:nW9pERI/pI
選挙の結果、桃とシャミ子が鬼ヶ島へ行くことに決まりました。

桃とシャミ子は自転車で野を駆け。

桃「シャミ子、ちゃんとついてきてる?」
優子「待ってください…。この自転車っ…サドルが重い…。」

走って山を越え、

桃「シャミ子、ペースが乱れてるよ。」
優子「はぁ…、はぁ…、し、心臓が爆発しそうです…。」

泳いで海を渡りました。

優子「ちょっ、ぷは、せめて…浮き輪を、ゴボボ…。」
桃「大丈夫、人の体は水に浮くから。」

桃「ふぅ…、いい肩慣らしになったね。」
優子「ハア゛ァ…ハア゛ァ…ハア゛ァ…ハア゛ァ…(まさか鬼ヶ島までトライアスロンすることになるなんて…。)」

鬼ヶ島に乗り込む前からシャミ子は瀕死状態でした。

42 名前:滝川初瀬@サドル→ペダルでした。[age] 投稿日:2020/12/24 21:07:48 ID:nW9pERI/pI
桃「じゃ、さっそくお邪魔しよっか。」ギィィ…。
優子「正面から打って出るんですか!?」

桃は友達の家にお邪魔するかのように鬼の住処へ入りました。

桃「こんにちは、忙しいところすみませんけど上の人を呼んでいただけませんか?」
小鬼(クロモン)「くー!?くー!!くー!!」
>>43(鬼の幹部)「侵入者め!小鬼達よ、かかれ!」

キャラ安価、参戦済みで未登場のキャラ

43 名前:阿東[age] 投稿日:2020/12/24 21:08:21 ID:wBAf2KZBh8
クロ

44 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/24 21:19:25 ID:nW9pERI/pI
クロ「奴らを縛り上げろ。」
クロモン達「「くー!くー!!」」
桃「ふっ!」パシュッ!!

桃は掌底の勢いで小鬼クロモンを吹き飛ばし、素早くクロの後ろに回り込んでサブミッションを決めました。

クロ「な、なんて速さだ…。」
桃「どうする?まだやる?これ以上締めると関節外れるけど。」
優子「桃!暴力はダメです!!私達は鬼さんと和解しに来たんですよ!」
桃「いや、だってこれは正当防衛だし、」
優子「言い訳しない!すみません。ウチの魔法少女が飛んだ無礼を働いてしまって。」
クロ「これは…ご丁寧にどうも。」
優子「あの、それで私たち、村から盗みをするのをやめて欲しくて、それで話し合いに来たんです。」
クロ「…なるほど、とりあえずお茶でも入れるから技を解いてくれるように言ってくれるかい?」

45 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/24 21:35:19 ID:nW9pERI/pI
桃「ふぅ、ふぅ、ズズズ…。」
クロ「それで、盗みをやめてほしいって言うのは?」
優子「はい、この島の鬼達がたびたび私たちの村までやって来ては食べ物やお宝を盗んで行ってるんです。」
クロ「やれやれ、「探す手段は任せる」とは言ったけど、まさかそんなことしてたなんてね。」
桃「なにか、探してるの?」
クロ「あぁ、実はね。」

クロの話によると、ある日鬼ヶ島の鬼をまとめる鬼の姫>>46が突然声が出なくなると言う奇病にかかってしまい、鬼達はその薬を作るための材料を探していたのでした。しかし、薬のレシピの中でどうしても読めない文字があり、クロは「それらしい物を手当たり次第に見つけてきてくれ。」と小鬼達に探させていたと言うのです。

キャラ安価、参戦済みで未登場のキャラ

46 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/24 21:38:01 ID:fWsIrkdR1z
由紀

47 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/24 21:46:04 ID:nW9pERI/pI
優子「へぇ、由紀姫様がそんな事に。」
クロ「そうだ、君たちこの字読めるかい?」

檸檬

桃「これって、あれだよね?クイズ番組でよく出てくるから読み方知ってる。」
優子「そもそも桃はコレから産まれてきたんですもんね。」
クロ「え!?君達読めるの?」
桃「えぇ、これは「れもん」って言う果物です。」
クロ「そうか、レモンだったのか。よし、セン!小鬼達に伝令だ。」
セン「あいよ。」パサパサ…

48 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/24 21:47:16 ID:nW9pERI/pI
クロ「君たちのおかげで助かったよ。これで小鬼達も村から盗みを働くのもやめると思う。今まですまなかったね。」
優子「いえいえ、でも由紀姫様の事も心配です。桃、私たちもレモン探し手伝いましょう。」
桃「レモンの木はこの国にはほとんど生えてないと思うけど。」
優子「えっ!?そうなんですか!じゃあ、ど、どうすれば…。」
桃「あ、でもレモンなら出せるよ?」ポン

桃は何食わぬ顔で手品のように掌からレモンを出して見せました。

49 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/24 21:58:52 ID:nW9pERI/pI
優子「わ゛あ゛ぁ゛っ!!今どうやったんですか。」
クロ「凄いね。レモンが一瞬で現れた。」
桃「まぁ、これは私が魔力で精製した物だけど。」
クロ「これ、もっと出せないかい?レモンは全部で10個必要みたいなんだ。」
桃「分かった。やってみる。〜〜〜〜〜〜っ!!」
優子「どうですか桃?」
桃「〜〜〜〜〜っぷはぁ!!」 ポン
桃「ゼェ ハァ ゼェ ハァ、…ご、ごめん。今の私の魔力だと、1日に2個が限界みたい…。」
優子「桃!無理しないでください。あの…レモンが用意できるまで待ってもらえませんか?」
クロ「それならしばらくここに泊まって行ってもいいよ。部屋も食事も用意させよう。」
優子「ホントですか!?すみません。じゃあこれから8日間お世話になります。」
桃「いや、4日でいいよ。そんなに長くいる必要ないでしょ。」ゼェゼェ
優子「ダメです!そんな肩で息をしてる桃初めて見ました!きっと相当魔力を消費するんでしょ?無理なんてさせられません!!」
桃「もう、わかったってばシャミ子ったら。」
クロ「ふふ、何日でも泊まってったらいいさ。」

こうして桃とシャミ子は鬼の住処でしばらく厄介になる事になりました。

50 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/24 22:08:59 ID:nW9pERI/pI
その日の夜、

桃「………んぅ。」ムクリ
桃(トイレ行きたい…。)ノソノソ

カタカタ、ジャーーーッ

桃は用を済ませて寝ぼけながら部屋に戻ろうとしましたが、途中で道を間違えて違う部屋のドアを開けてしまいました。

ガチャ

由紀「わぁっ!?」
桃「あれ?部屋間違えたかな?…あれ?由紀姫?あなた喋れないんじゃ…」
由紀「シーっ!」
由紀(カキカキ…)
由紀[しゃべらずそのまま私の話を聞いて。]

由紀姫は実は最初から病気になどかかっていませんでした。しかし、幹部含め鬼達全員に自分は病気で声が出ないと言っていた事を筆談で伝えました。

51 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/24 22:22:58 ID:nW9pERI/pI
桃「でも、なんでそんな嘘を?鬼のみんなは姫の病気を治すために盗みまでして薬の材料を探していたのに。」
由紀[それは幹部のクロが私の声を狙ってるから…。]
桃「………どう言う事?」

由紀姫はある日、幹部のクロが鬼ヶ島の地下にある宝物庫のお宝のひとつ、どんな鬼にでも言う事を聞かせてしまう。「覇王の金棒」を狙っているのを聞いてしまったのです。
鬼ヶ島の宝物庫は鬼の王の血を引く王族の合言葉でしか開けられず、本来ならば、島で1番強い鬼になってから王座戴冠の儀式が行われるのですが由紀姫の親の鬼の王は事故ではやくに亡くなってしまい、形だけ由紀姫が王座を継いでいたのでした。
しかし、力のない鬼をトップにする事を快く思わない鬼達も多く、中でも幹部のクロは現状で1番力のある自分が鬼の王になるのがふさわしいと考えていると言うのです。

52 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/24 22:33:18 ID:nW9pERI/pI
由紀[私がほんとは喋れるってバレちゃったらクロちゃんは力ずくででも私に宝物庫を開けさせようとする。]
由紀[それを防ぐために病気で喋れないってウソをつくしかなかったんだ。]
由紀[でも、薬の材料で読めない字があったからこれまでなんとか誤魔化してこれたんだ!えっへん!]

由紀は「誤魔化す」という漢字を書けたためか少しドヤ顔をしていました。一方、桃の顔はどんどん青ざめていきました。

桃「ごめん姫。その字の読み方。教えちゃった。…それどころかその材料。私が今日出して渡しちゃった。」
由紀(サーーッ|||)

由紀姫の顔も青ざめていきました。

53 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/24 22:42:28 ID:nW9pERI/pI
桃「とにかく、材料はもう渡さない。出せなくなったってとにかく言い張る。幸い、私が用意しなければまず手に入らない物だから。あと、ここで知った事も絶対にクロには言わない。」
由紀[お願いします。ゴメンね。(>人<;)]
桃「じゃあ、おやすみなさい。」

桃は静かに自分が寝ていた部屋に戻りました。
そして、次の日。

クロ「やぁ、2人とも昨日はよく眠れたかい?」
優子「はい、おかげさまで!」
桃「う、うん…。」
優子「どうしたんですか?顔色が悪いですよ?」
桃「いや、なんでもないよ。」
優子「そうですか?それより!今日もレモンの精製お願いします!」
クロ「悪いけど、頼むよ。」
桃「………ゴメン、もうレモンは出せない。」
優子「えっ?」
クロ「……………どう言うことかな?」

54 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/24 23:02:41 ID:nW9pERI/pI
桃「昨日ので完全に魔力を使い果たした。もうレモンを出すほどの魔力は残ってないんだ。」
優子「そんな…、じゃあどうしたら…。」

シュッ

ガキィィン!

桃「!!」優子「!?」
クロ「ウソは良くないね。君の魔力が回復してるのなんてお見通しだよ。さて、なんでレモンを出せないのか教えてもらおうか。」
桃「………………っ、」
優子「桃!意地悪しないでレモンを出してあげて下さい!クロさん!桃が失礼な態度を取ったのは謝ります。だからどうかその辺で、」
桃「私が魔法少女あり、柑橘から産まれた柑橘勇者だからであなた達が所詮、「鬼」だからだよ。」
優子「!?桃!!なんてこと言うんですか!!それじゃまるで鬼さん達のこと差別してるような言い方じゃないですか!!」
桃「そうだよシャミ子。シャミ子はともかく、私は本来闇の一族とは分かり合えない存在。だから当然、鬼の事も助けない。」
優子「桃!!桃は言ってくれたじゃないですか!「シャミ子なら人間も鬼もみんなが笑って暮らせる世界を創れると思ったからおともに選んだ」って!あの時の言葉はウソだったんですか!!」
桃「………………ごめん。私は、魔法少女で柑橘勇者だから。」

55 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/24 23:13:58 ID:nW9pERI/pI
優子「そ、そんな…。」ヘナ…ペタン
クロ「言ってくれるね「人間」。でも、このまま君達を帰すわけにはいかない。セン!!」

パサパサパサパサ!!

桃「!?」

桃はセンに包み込まれ捉えられて牢屋に入れられてしまいました。

クロ「気が変わるまで君を監禁させて貰うよ。」
桃「くっ…!」
クロ「あのシャミ子とか言う子が必死に頼み込んできたからあの子に食事を用意させる事にした。なんで君はあんなに優しい子を裏切るような事をしたんだい?」
桃「……………。」
クロ「…だんまりか。まぁいいさ、レモンを出す気になったらいつでも用意してくれ「人間」。」


桃(ゴメン、シャミ子…。本当にゴメン…。)

桃は声を押し殺して泣きました。

56 名前:滝川初瀬@下書きまでしてるのに誤字脱字がなくならないのどうにかしたい…。[age] 投稿日:2020/12/24 23:29:10 ID:nW9pERI/pI
桃が監禁されてから数日が経ちましたが、桃は一向にレモンを出そうとしませんでした。シャミ子は毎日桃に食事を作って渡しに行きましたが、桃もシャミ子も言葉を交わすことはほとんどありませんでした。

優子「桃、今日のお夕飯です。」カタッ
桃「シャミ子………いつもありがとう。」
優子「…私にお礼を言うくらいなら、早くレモンを出してあげて下さい!!」

優子は震えた声で叫び、泣き崩れながら言いました。

桃「私の知ってる桃は!筋トレバカで表情が薄くて何考えてるか分かんなくて、でも魔族だからって私をチギ投げしたり駆逐したりするような事はしなかった!!むしろ私が強くなれるようにあんなに献身的にサポートしてくれたじゃないですか!!これ以上私を失望させるな魔法少女!!貴様はいずれ私が眷属にする存在だ!!早く心を開いてここから出てくるがいい!!!…うわあぁぁあぁぁぁぁーーー!!!!」タッタッタッタッ…

優子(どうして…、桃の心が分からない…。私を選んでくれた桃を信じたいはずなのに……!私じゃ、心を開けないほど頼りないんですか?)

57 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/24 23:46:08 ID:nW9pERI/pI
優子「ゔっ…ひぐっ…、桃のバカ。」トボトボ
優子「………?」
シャミ子は泣きながら部屋に戻る途中、ドアが少し空いた部屋の中でクロがセンと話しているのが聞こえました。優子はドアの隙間から中の様子を覗いてみました。

クロ「やれやれ、あの人間なかなかしぶといね。」
セン「いっそあのシャミ子って嬢ちゃんを人質にとっちまうか?」
クロ「そんな弱い奴のやるようなことはしないさ。私は鬼の中で1番強い鬼にならなければいけない存在だからね。」
セン「でもよぉ、そのためにはどうしても由紀姫の声が必要なんだろ?」
クロ「あぁ、そうだね。由紀姫に宝物庫の扉を開かせ、「覇王の金棒」を手に入れて、全ての鬼を支配する。そして私は…、」
優子(宝物庫を開かせる!?全ての鬼を支配!?いったいどういうことなんですか!?クロさんは由紀姫の病気を治してあげたいだけじゃなかったんですか!?)

…ガタっ

クロ「!?誰だ!!」
優子(まずいです!逃げなきゃ!!)ダッ
クロ「逃がさないよ。セン!」
セン「あいよ!悪いな嬢ちゃん。」パサパサパサパサ
優子「う、うわぁぁぁぁぁぁ!!!」

58 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/25 00:01:31 ID:nW9pERI/pI
桃(完全にシャミ子に嫌われちゃったかな…。でも、性善説の塊みたいなシャミ子に本当のことなんて言えるわけないよ。)

…カツカツカツ

桃(!誰か来る。…シャミ子?いや、何かおかしい。)
桃「…誰!?」
クロ「やぁ、人間。」
優子「離せ!離して下さい!角を掴んで持ち上げるな〜!!」
桃「シャミ子!!おい!シャミ子に何をした!!」キッ!
クロ「へぇ、君そんな恐い顔もできたんだね。」
優子「桃!ごめんなさい!!私、コイツの正体を知っちゃって!」
桃「シャミ子!!いいんだよシャミ子!それよりお前!どう言うつもりだ!」
クロ「この子が盗み聞きまぞくだからちょっとお灸を据えようと思ってね。それと、レモンの件はもういいよ。君たちが住んでた村にレモンの木が生えてるって報告があってね。今襲撃の準備を進めてるところさ。」
セン「ほら!入りな!」バタン
クロ「自分たちの故郷が襲われる報告を楽しみにしてるんだね。」

カツカツカツ…

優子「うぅ…。これで勝ったと思うなよーーーーー!!!!」

59 名前:滝川初瀬@今日はここで一区切りつけます。[age] 投稿日:2020/12/25 01:11:22 ID:nW9pERI/pI
桃「シャミ子!大丈夫!?酷いことされなかった!?」
優子「桃…も゛ん゛も゛〜〜〜〜〜〜〜!!!!!ごべんな゛ざい゛〜〜〜〜〜!!!」
桃「もう、シャミ子ったらそんなに泣いて、シャミ子は泣き虫まぞくだなぁ。…もういいんだよ。シャミ子…。」ポロ…ポロ…

優子「うっ…ひぐっ…。ぐすん…。」
桃「落ち着いた?」
優子「はい…、あ、そうだ!桃、大変です!あのクロって鬼、由紀姫様の病気を治すのは建前で、ほんとはハローの金棒とか言うので鬼の征服を!」
桃「「覇王の金棒」ね。実はその話、私初日の夜から知ってたんだ。」
優子「なるほど、だから…桃はどうやってそれを知ったんですかる」
桃「由紀姫から聞いたんだよ。」
優子「えぇ!!?由紀姫様までアイツの正体を知ってるんですか!!?」
桃「シャミ子…、ちょっと落ち着こう。」

桃は初日の夜のことをシャミ子に話しました。由紀姫の嘘のことも、宝物庫の開け方のことも、「覇王の金棒」とクロがそれを使って鬼を支配しようとしていることも。

60 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/25 17:41:03 ID:mmJAbRVotb
優子「そうだったんですね…。だからあの時の桃はレモンを出せないって…。ごめんなさい!私ずっと桃が魔法少女で柑橘勇者だから鬼さんを助ける気がないんだとばかり…。」
桃「ううん、こっちこそごめん。この事はクロに知られるわけにいかないし、何よりシャミ子にこんな話して動揺させたく無かったから。」
優子「桃…///」
桃「とにかく、まずはこの状況をなんとかしないとね。」
優子「でも…どうすれば…。桃、怪力…もとい魔法で檻をこじ開けたりできませんか?」
桃「シャミ子は私を筋肉ダルマかなにかと思ってるのかな?はぁ、そもそもそれができたらとっくにしてるよ。」
優子「あ、そうですよね…。はぁ…、村に帰って良や村の人に会いたいです。会って、またお話しして…。」
桃「………!シャミ子!それだよ!!」
優子「へ?どう言う事ですか?」
桃「シャミ子の力で私の姉妹の夢に入って助けを呼ぶんだよ!」
優子「なるほど!桃、頭いいです!天才です!」
桃「じゃあシャミ子、はい。」
優子「え、そ、そんな。こっち向いて正座して手を広げて、膝枕なんてそんな…恥ずかしいです。///」
桃「?何言ってるの?疲れて眠れるまで腹筋するんだから足を抑えさせてって事だよ。」
優子「こんな時まで筋トレか〜!?」

61 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/25 18:32:40 ID:mmJAbRVotb
優子「きゅうじゅうはち……きゅうじゅう……きゅうっ!」
桃「がんばれシャミ子、ラスト一回。」
優子「ひ〜ゃ〜〜っ………くっ!!」
バタン
優子「ゼェ、ゼェ、ゼェ、さ、3セット目、終わりました…。」
桃「おつかれシャミ子、3分たって寝れなかったらまた再開するからね。」
優子(こんなことさせるなんて…桃の方がよっぽど鬼です…。あぁ、床がひんやりして気持ちいい…。)
ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーーーー

リリス「シャミ子や…、シャミ子や…。」
優子「はっ!?ご先祖!と言う事は、私。」
リリス「うむ、ここはお前の夢の中だ。」
優子「やった、やりました!!これでもう腹筋しなくて済むーーー!!」
リリス「大変だったみたいじゃが、主目的を忘れとらんか〜?」
優子「あ、そうです!桃の姉妹にチャンネルを繋ぎたいんですけど。」
リリス「今なら3人ともギリギリ繋げるぞ。まぁ、アンテナの都合上かなり薄ぼんやりとになるが…。」
優子「じゃあ、ご先祖私行ってきます!」
リリス「起きたら夢の内容を忘れないように全力でメモれとしっかり伝えろよ〜!」


ーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーー
優子「……んぅ。」ムニャ
桃「あ、おはようシャミ子。どうだった?」
優子「桃…、あ!えっと、かなりぼんやりとでしたけど伝える事はしっかり伝えたので多分明日には来てくれるかと。」
桃「そっか、良かった。」
優子「はい!これで助かります!」

三日後
桃「…来ないね。」
優子「あわわわわ…。も、もう腹筋はイヤです〜!!早く助けに来て下さい〜〜〜!!!」

62 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/25 18:47:10 ID:mmJAbRVotb
…カツカツカツ
クロ「やぁ、君たち。気分はどうかな?」
桃「…クロ!」
優子「な、何しに来たんですか!」
クロ「君たちの村を襲ってレモンを木ごと頂く準備ができたから知らせに来たのさ。」
桃「…私達の村を襲うって脅してレモンを出させようってわけ?」
優子「桃、どうせハッタリです!こいつ「人質を使うのは弱い奴のすること」って言ってたの聞きました!残念だったな。お前の脅しなんか通用しません!」
クロ「やれやれ…もう少し素直になってくれればお互い苦労しないのに。しょうがない、こうなれば少し痛い目に…」
セン「おい!クロ、大変だ!!」パサパサパサ
クロ「どうしたんだよ、セン。そんなに慌てて。」
セン「柑橘勇者とそのおともとか言う6人が鬼ヶ島に乗り込んできやがった!!」
クロ「なに!?」
桃「…ミカン達だ!」
優子「来てくれたんですね!」

63 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/25 19:21:37 ID:mmJAbRVotb
小鬼(クロモン)「くー!くー!!!(侵入者だ!であえ!であえーーー!!)」
ねね「いくよーゆずっち!」
ゆず「あーもうっ!///はいはい!!」
ねね「サメサメの〜…」
ゆず「ユズユズの〜…」
ねね、ゆず「「バズーカぁーーーーーーーーー!!!!!!」」

ドカーーーーーーン!!

ねね「やったねゆずっち!」
ゆず「うぅ…勇者王なんてならなくてすんだと思ったのに…。」
楓「えーなんで?カッコいいよゆず。」ニヤニヤ
ゆず「じょ、冗談やめろよ!」
小鬼軍団(クロモン)「「「くー!くー!くー!」」」
友兼「またこんなに…、これじゃキリがないぜ。」
ねね「サメサメの〜…銃乱打(ガトリング)ーーー!!」ガブガブガブガブガブガブ
ゆず「みんな!ここはあたしたちに任せて先に行ってくれ!!」
ミカン「ゆず、ありがとう!!」
仁菜「桃ちゃんとシャミ子ちゃんの匂いは…(クンカクンカ)……こっちだよ!」
友兼「よっしゃ!行こうぜ!」

タッタッタッタッ…

ねね「ゆずっち!小鬼が多すぎるよ、アレやって!」
ゆず「えぇー、アレ目が回るからイヤなんだけど…、しょうがない!ユズユズの〜…花火ーーーーー!!!」
パパパパパパパパパパパパパッ
小鬼軍団(クロモン)「く〜!!(めっ、目に柚子の汁が〜っ!しみる〜っ!!)」バタバタバタッ

64 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/25 22:11:14 ID:mmJAbRVotb
くー!くー!…ギャー!ギャー!

由紀「ど、どうしたの?なにがあったの?」
鬼下っ端「由紀姫様!大変だギャー!柑橘勇者とか言う奴らが島に乗り込んで暴れてるギャー!!早く逃げて下さいギャー!!」
由紀「えぇ!!大変だ!わたし、行かなきゃ!!」
鬼下っ端「な、何言ってるんですギャー!危険ですギャー!!」
由紀「みんなだって危ない目に遭ってるんでしょ!避難訓練は全島生徒参加なんだよ!!私が誘導しなきゃ!」タッタッタッタッ…
鬼下っ端「あーっ!由紀姫様ーーーっ!!…(あれ?なんで由紀姫様喋れてるんだギャー?)」

65 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/25 22:12:27 ID:mmJAbRVotb
タッタッタッタッ…ピタッ
ミカン「ハァハァ、別れ道ね。」
仁菜「クンカクンカ…こっちだよ!」
タッタッタッタッ…
クロ「待て、そこまでだよ!」
ミカン「っ!あなたは!?」
クロ「鬼ヶ島のナンバーツーってところさ。それよりだいぶ派手に暴れてくれたみたいだね。」
仁菜「桃ちゃん達はこの先真っ直ぐなのに…。」
友兼「へっ、だったらコイツは俺達がなんとかしようぜ。」
クロ「そう簡単に行かせるとでも?」

シュバッ_ビシィッ!!

クロ「…っ!!なに!?」
友兼「へへっ!俺、参上!!」
楓「ミカン、行こう。」
ミカン「仁菜…、友兼ちゃん…。ありがとう!!」タッタッタッタッ
楓「2人とも、無事でいてね!」タッタッタッタッ

66 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/25 22:14:13 ID:mmJAbRVotb
クロ「やれやれ…こうなったらまず君達をどうにかしないとね。」
友兼「仁菜!お前も戦え!!」
仁菜「ふえぇ!?でも、どうすれば…?」
友兼「あぁん、もう!お前柑橘勇者なんだろ!?これつけて…コレをホラ持って…、変身って言ってコレをここにつけてみろ!」
仁菜「え、えっと…。へんしん!!」

オレンジ ロックオン!_ソイヤァ!
ズウ゛ィ゛〜↑〜→〜↓
orange arms HANAMITI on stage!!
ジャキーン!!
仁菜「え〜!?なにこれ!?」アワアワ
クロ「なんのつもりか知らないけど、セン!」
セン「あいよ!オイタがすぎる嬢ちゃん達には大人しくしててもらうぜ」パサパサパサパサ!
仁菜「わ、わ〜〜〜〜!!(あ、オレンジのいい匂い…ウットリ///)」ブンブンブン
ビシッ_バシッ_ズバッ!
セン「う…、なんだコイツら…。ヤベェぞ…。|||」
クロ「やれやれ、厄介なことになってしまったね。」

67 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/25 22:15:40 ID:mmJAbRVotb
タッタッタッタッ…
ミカン「桃ー!シャミ子ー!」

桃「…!?この声!」
優子「ミカンの声です!おーい!こっちです〜!!」
タッタッタッタッ
ミカン「桃!シャミ子!助けに来たわよ!」
優子「ミカン!早くここの鍵を開けてください!」
ミカン「か、鍵!?そんなのどこにあるのよ!?」
桃「多分クロって鬼の幹部が持ってると思う。」
ミカン「そんな、せっかくここまで来たのにこれじゃ二度手間じゃない!」
楓「…あ、そうだ。確か予備のヘアピンが…あった。これで…」

カチャカチャ、カチャカチャ………カチン!

楓「開いたよ。」ギィィ
桃「さすがミカンのおともだね。」
優子「楓さん凄いですね!」
楓「いやいやそれほどでも。」
ミカン(いやいや、どう考えてもピッキングでこんな早くに開けるなんて普通じゃ無いわよ!?)

68 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/25 22:18:31 ID:mmJAbRVotb
小鬼「くー!くー!(泣)(うわーん!助けて〜もうやだよ〜!泣)」
由紀「みんな〜!!こっちだよ〜!!救命ボートを使って海へ脱出だよ〜!!」
小鬼「くー!くー!(由紀姫様が喋ってる!?なんで喋れるようになってるんだ?いや、今はとにかく避難だ!)」
由紀「‘押さない’‘駆けない’‘喋らない’をちゃんと守ってね〜!!」

69 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/25 22:19:35 ID:mmJAbRVotb
ガキィィン!_ガキィィン!

クロ「ふぅ、君たちなかなかやるじゃないか。」
セン「おいクロ!コイツら確実に俺たちより強いぜ。ここは逃げよう!」
小鬼「くー!くー!」
セン「なんだお前、どうした?…ふんふん……なに!?おい、クロ大変だぜ!由紀姫が喋ってる!鬼達を大声で避難誘導してるってよ!!」
クロ「なんだって!?…ふふふ、これで形成逆転だね。セン!行くよ、「覇王の金棒」を手に入れる!」バッ
友兼「あ、おい待て!!…クソっ!逃げられたか。」

70 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/25 22:21:28 ID:mmJAbRVotb
タッタッタッタッ…

仁菜「あ!この匂い!ミカンちゃん達と桃ちゃん達だよ!」
ミカン「ハァハァ、2人とも無事?」
仁菜「うん!桃ちゃんとシャミ子ちゃんは?」
桃「平気、ゆずとねねさんは?」
友兼「入り口の広間で戦ってると思うけど、あの2人なら大丈夫だろ。さっきから聞こえるのは鬼の悲鳴ばっかりだしな。でも鬼の幹部に逃げられちまって…。」
ミカン「そんな事いいから、早く逃げましょう!」
優子「待ってください!それじゃ由紀姫はどうなるんですか!クロの野望を食い止めないと!」
友兼「由紀姫?確かアイツら由紀姫が喋ってるとか、「覇王の金棒」を手に入れるとか言ってたけど。」
桃「えっ!?それほんと?だとしたら…。」
優子「由紀姫が危ないです!!」

71 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/25 22:24:22 ID:mmJAbRVotb
由紀「みんなーーー!!こっちだよーーーー!!はぁ、はぁ…、みんなボートで海に避難したけど、クロちゃんとセンがまだ来てないや…。どうしよう…。」
…タッタッタッタッ
クロ「由紀姫!!」
由紀「あ!クロちゃん!おーい!早く〜!」
鬼達「「クロ様〜あなたで最後ですギャー!早く逃げましょうグー!」」
クロ「ふふふ…由紀姫。まさか喋れていたなんてね。セン!由紀姫を捕まえろ!宝物庫まで連れて行く!」
セン「へいへい!悪いな由紀姫!一緒に来てもらうぜ!!」パサパサパサパサ
由紀「ふぇ?う、うわぁ!!」モガモガ
クロ「お前たち!私はこれから宝物庫の「覇王の金棒」を手に入れて全ての鬼を支配する!次会った時は私に絶対服従だ!!」ダッ
鬼下っ端「た、大変だギャー!!」

72 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/25 22:26:50 ID:mmJAbRVotb
…タッタッタッタッ

ゆず「!あ、桃達だ!おーい!!」
ねね「鬼達は全員海へ追い払っちゃったよー!」
優子「ハァ、ハァ、ハァ、ゆ、ゆきひっ…ハァ、めは…、ハァ、クロの……っハァ゛…やぼっ…ハァ、由紀姫が…ハァ…あぶな…いっ…ハァ゛ー…」ゼェゼェ
桃「大丈夫シャミ子?落ち着いてからでいいよ?」

くー!くー!ギャー!ギャー!
ゆず「なんかまだ鬼達が騒いでるね。」
ねね「でも、さっきと様子が違うような?」
優子「!?い、行かなきゃ!」ヘロヘロ…
桃「シャミ子!(なんでそこまで必死に…)」
優子「由紀姫は?クロに連れ去られちゃったんですか?」
鬼下っ端「あ、あぁ。きっと今頃地下の宝物庫に向かってますギャー。」
優子「案内してください!私!由紀姫を助けたいんです!」
鬼下っ端「は、はい!こっちですギャー。」

73 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/25 22:29:08 ID:mmJAbRVotb
タンタンタンタンタン!

由紀「モゴモゴ…っぷはぁ。クロちゃん!どうしたの!?忘れ物があっても避難の時は取りに戻っちゃダメなんだよ!」
クロ「由紀姫、避難訓練はもう終わりだよ。さぁ、着いた。地下の宝物庫、ここの扉を開けるんだ!由紀姫!」
由紀「なんで…、どうしてクロちゃんはそんなに「覇王の金棒」にこだわるの?支配なんかしなくてもみんなで仲良く暮らせばいいじゃん!」
クロ「甘いね由紀姫、そんなんだから下っ端の鬼達に舐められるんだよ。さぁ!早く!!合言葉を!!」

タンタンタンタンタン!

優子「ハァハァ!由紀姫!無事ですか?」
桃「クロ!由紀姫を離せ!」
ミカン「ハァハァ、もう…なんだって私達まで巻き込まれちゃうのよ…。」
クロ「ふふふ…、柑橘勇者とおともまで勢揃いか、でももう遅いよ。ここまでくれば「覇王の金棒」は手に入れたも同然。おっと、下手な動きをすれば由紀姫が可哀想な目にあうよ?」
桃「ここに来て由紀姫を人質にするなんて…鬼の幹部も堕ちたものだね。」
クロ「うるさいな。セン!コイツらを少し黙らせろ!」
セン「はいよ!全く、相変わらずコウモリ遣いが荒いぜ!」パサパサパサパサ
柑橘勇者とおともたち「「「うわぁ〜!!」」」
由紀「もうやめて!合言葉を言うから!」
優子「ゆ、由紀姫!ダメです由紀姫!」
由紀「「はだけろ、ゴマ」!!」

ズズズズズッ…ガコーン!

クロ「…やった。コレが…「覇王の金棒」…!」
優子(あぁ…、クロが「覇王の金棒」手にしてしまいます…!)

74 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/25 22:30:24 ID:mmJAbRVotb
由紀「今だ!「着込め、ゴマ」!!」

ズズズズズッ!

クロ「えっ?…ふぎゃ!!」ベシャーン!
由紀「やったね!作戦大成功!!」
セン「クローーーッ!」
クロ「扉に挟まれて、身動きが…取れない…。」ガクッ
由紀「さぁ!クロちゃんもセンもお説教タイムだよ!大人しく一緒に地上に来てわけを話すこと!!」

クロとセンは地上に連れてこられ、桃達と鬼達の前で取調べを受けることになりました。

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