【安価SS】安価エトワリア昔話【短編集】
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1 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/21 21:37:28 ID:lA4vHb1awC
注:キャラ崩壊、独自解釈、ストーリーのネタバレを含む可能性があります。予めご了承ください。

エロ、グロ、暴力的な内容はNG
安価は基本的に指定レスの直下
選択安価の場合それに従わないレスは安価下

リハビリ的な意味合いで短編安価SSをまったり描いていきたいと思います。お付き合いよろしくお願いします。

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75 名前:滝川初瀬@明日の夜、桃太郎(仮)編完結予定です![age] 投稿日:2020/12/25 22:33:52 ID:mmJAbRVotb
鬼達「「クロは反逆者だギャー、なんとか言ってみろグー!」」
小鬼達「「くー!くー!くー!」」
由紀「聞いたよ!私の声のために村の人間さんのところからドロボーまでさせたって。ドロボーは立派な島則違反なんだよ!」
鬼達「「そうだそうだギャー!コイツを島から追い出せグー!!」」
優子「あの、待ってください!…クロさん、話してください。クロさんも、きっと自分勝手な理由で鬼さん達を支配しようとしたわけじゃ無いんですよね?」
桃「シャミ子、なんでそんなこと言えるの?コイツは私達や由紀姫に酷いことをたくさんしてきたのに…。」
優子「自分のために鬼さん達を従わせるだけなら、「覇王の金棒」を使わなくても良いはずなんです。由紀姫を追い出して力を示せば鬼ヶ島の鬼さん達は従わせられるし、自分のためだけなら鬼ヶ島の外の鬼さんまで支配する必要も無いんです。」
由紀「クロちゃん…。なにか理由があるの?話してみて?」
セン「それは由紀姫、アンタのためさ。」
クロ「おい、セン!それは秘密だろ!」
セン「もう良いじゃねぇか。クロ、全部話して楽になろうぜ。」

クロは自分が「覇王の金棒」を使って全ての鬼を支配しようとしていた理由を語り出しました。

76 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/27 00:18:02 ID:..QoC55.OD
もともとクロは旅鬼でセンといろんな鬼の住処を転々と渡り歩いていました。鬼の社会ではどの集落でも力が強いものが全てを手に入れると言う考え方が根付いており、クロも鬼の世界はそう言うものなんだと受け入れるようになっていきました。
ある時、路銀も食料も尽きて困り果てていたところで自分を迎え入れてくれたのが由紀の一族が統治していた鬼ヶ島の集落の鬼達だったのです。特に由紀は余所者の自分にも優しくしてくれ、クロはそこで初めて優しい心を持つ鬼もいる事を知ったのです。しかし…、

小鬼A「くー!くー!(えーん!えーん!ボクのお菓子返してよー!泣)」
鬼下っ端A「へっへっへ!お前なんかにこんなうまいお菓子はもったいないギャー!」
鬼下っ端B「お前は霞でも食べてろグー!」
由紀「コラーーーー!!弱いものいじめするなーーーー!!」
鬼下っ端A「げ!由紀姫に見つかったギャー!」
鬼下っ端B「逃げろグー!」ピュー
由紀「ハァ、ハァ、もーっ!逃げ足の速い下っ端たちめ〜!」プンプン
小鬼B「くー!(すきあり!)」
由紀「あっ!帽子が!コラーーー!!帽子返せーーーーー!!」
小鬼B「くー!www(鬼さんこっちら〜!www)」
クロ(やっぱり、どんなに優しくても、どんなに正しくても、力が無ければ誰も尊敬してくれない。それが鬼の社会、か。)

77 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/27 00:19:15 ID:..QoC55.OD
その日からクロはさらに力に固執するようになり、とうとう鬼ヶ島の鬼の幹部まで上り詰めた時。

クロ「由紀姫、君はもう少し他の鬼達にナメられないような強さを身につけたほうがいいよ。」
由紀「えー、そうかな?悪戯好きな子たちだけどみんな仲良しだよ?」
クロ「由紀姫は甘すぎる。(汗)そんなんじゃ今に力でねじ伏せられて追い落とされてしまうよ。」
由紀「大丈夫!大丈夫!お父さんが「いざって時はハローの金棒を使いなさい。」って言ってたし。」
クロ「それってもしかして、「覇王の金棒」の事かい!?」
由紀「あ、そうそうそれそれ!それがあればどんな鬼でも言うことを聞いてくれるようになるんだって。でも、私はみんなを従わせる王女様よりもみんなと同じ立場でみんなの事を考えられるみんなのともだちになりたいな。」
クロ(力で従わせるより協調しあいたいだなんて…もしも由紀姫が覇王の金棒を手にしたら、鬼の社会はもっと良くなるんだろうか…しかし、力で全てを支配することは由紀姫は望んで無い。ならば…!)

ーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
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78 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/27 00:21:11 ID:..QoC55.OD
クロ「それで私が覇王の金棒で全ての鬼を従わせ、「由紀姫の言うことを聞くように」って命ずるつもりだったのさ。」
由紀「クロちゃん……そうだったんだ…。」
クロ「こうなった以上覚悟は出来てる。追放でもなんでm…」
由紀「ごめんなさいっ!」
クロ「………え?」
由紀「わたし、クロちゃんがそんなふうに1人でずっと悩んでたのに、全然気づいてあげられなかった。クロちゃんもわたしの大事なともだちだったのに。やっぱりわたし、鬼のお姫様失格だ…。ごめん…ごめんね。」ポロ、ポロ、
クロ「由紀姫…。」

小鬼「…くくー!(そんな事ないです!)」

由紀、クロ「!?」
鬼下っ端A「そうだギャー!今回由紀姫様はみんなの為に率先して避難誘導をしてくれた!おかげでみんなこうして無事に逃げることができたんだギャー!」
鬼下っ端B「今回だけじゃないグー!俺たちがいつもダメになりそうな時、由紀姫はいつも助けてくれるんだグー!力がなくても、頼りなくても、この島の王女様は由紀姫様しかいないんだグー!」
小鬼達「「くー!くー!(そうだ!そうだ!)」」

鬼達「「「由紀姫様は俺たちの大事な「ともだち」なんだ!!」」」

79 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/27 00:25:50 ID:..QoC55.OD
由紀「みんな…!」
クロ(そんな…、鬼が力の支配以外で他の鬼を認めるなんて。)
由紀「みんな!お願いがあるの!クロちゃんを許してあげてくれないかな?クロちゃんはクロちゃんなりに私や鬼のみんなのことを真剣に考えてくれたの!わたしの力だけじゃみんなを引っ張っていけない。わたしにはクロちゃんが必要なの!」

由紀はクロに手を差し伸べてこう言いました。

由紀「わたし、ちからも弱いし、頼りないけど。こんなわたしでも、これからも「ともだち」でいてくれる?」

そのとき、クロの瞳からあつい涙が、こぼれ落ちました。

クロ(あぁ…、私が間違ってた。)
クロ「…もちろん、これからも…よろしく。」

ガシッ

クロが由紀の手を取ったとき、鬼ヶ島は拍手と2人を讃える声に包まれました。

桃「一件落着、かな。」
優子「はい!これで本当にみんな分かりあうことができました!」

80 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/27 00:27:54 ID:..QoC55.OD
それから鬼達は今まで盗んだ宝を村人に返し、盗んだ食糧の分だけ畑を耕すのを手伝いました。

柑橘勇者とおとも達はそれぞれ別の家を持ってそこで一緒に住み、みんなで、いつまでも仲良く暮しましたとさ。

めでたし、めでたし。

>>81このお話の真の題名安価

81 名前:阿東[age] 投稿日:2020/12/27 16:43:45 ID:0LeRKxDGXX
やさしい鬼合戦の話。

82 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/28 17:49:47 ID:UlMd.7V2m1
シンデレラ(仮)
むかしむかし、あるところに大変美しい娘の>>83がいました。しかし彼女は父の再婚相手の継母とその娘である義姉に毎日家事や雑用をさせられていました。

>>84>>83!お茶を入れなさい。ミルク砂糖ありありでお茶菓子も忘れずに用意するのよ!」
>>85>>83!耳かきをしなさい。膝枕をして最後に梵天と耳ふ〜もしっかりとするのよ!」

キャラ安価、参戦済みで未登場のキャラ
シンデレラ役(高校生以下)>>83
継母役(成人済み)>>84
義姉役(高校生以下)>>85

83 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/28 17:56:25 ID:hXtO26Pz2t
ココア

84 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/28 18:01:26 ID:IOwJukBVT.
琴吹紬

85 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/28 18:05:38 ID:IOwJukBVT.
すまない。指定読み間違えたわ…
ここの>>85が紬で>>84は烏丸先生でどうだろうか…

86 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/28 18:18:33 ID:IOwJukBVT.
gdgdでごめんなさい
連続してひとりが指定になるの方が良くないよね
>>84の間違った指定を>>85で直して烏丸先生にしたということで
義姉役(高校生以下)>>87
で別に指定してもらうということでお願いします

87 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/28 18:21:36 ID:XCnMyq950q
夏帆

88 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/28 18:59:22 ID:UlMd.7V2m1
シンデレラ役→ココア
継母役→烏丸先生
義姉役→日向夏帆

で進めます。

89 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/28 19:17:27 ID:UlMd.7V2m1
烏丸先生「ココアさん!朝ご飯のパン!これじゃ全然足りませんよ!!」
ココア「えぇ!?食パン3斤にロールパン50個焼いてまだ足りないんですか!?」
烏丸先生「あと食パン1斤にロールパン15個追加、あとフランスパンも丸ごとつけてちょうだい!」
ココア「そんなにたくさん焼けないよ〜!!」
夏帆「ちょっとココア〜?私の代わりにこのゲームのガチャ引いてくれない?さっきから全ッ然星5が出ないのよ。」
ココア「うぇーん!今忙しいのに〜!」
夏帆「つべこべ言わない!石はいくらでも用意するからさっさとピックアップキャラをフル覚醒させなさい!」
ココア「ウ゛ェアアアァァァァァ!!!」

こんな調子でココアは毎日休む暇もありませんでした。

90 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/28 19:27:56 ID:UlMd.7V2m1
ある日お城の女の子にモテモテで有名なお姫様>>91がお見合いのためのダンスパーティを開くことになり、シンデレラの家にも招待状が届きました。ちなみにこの世界で百合婚は一般的なことでした。

キャラ安価、参戦済みで未登場のキャラ
元の話での王子様役>>91

91 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/28 19:30:08 ID:KuCo48QHsV
江古田蓮

92 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/28 19:37:41 ID:s/qb7kk/2L
これって、桃太郎編で登場済みのキャラは今回のシンデレラ編での再登場は不可能?

93 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/28 20:35:50 ID:UlMd.7V2m1
いろんなキャラを動かしてみたい&いろんなキャラの絡みを見てもらいたいので、桃太郎編で登場したキャラは次の次の回から再登場可能にしようかなと考えています。

94 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/28 21:33:19 ID:UlMd.7V2m1
烏丸先生「まぁ、素敵!早速行きましょう!」
夏帆「どんなドレス着て行こうかな?(*゚▽゚*)」
烏丸先生「ココアさ〜ん?クローゼットの中からドレスを何着か見繕ってきて下さい。」
ココア「は、はい。ところで…私もダンスパーティに…。」
烏丸先生「あ、そうだ。帰ってくるまでに夕食の準備を済ませておいてね?カレーにハンバーグにオムライスに…、デザートに超無謀パフェもお願いします。^o^」
夏帆「あ、そうだココア。私が帰ってくるまでにソシャゲのイベントの周回とヒバ◯ーのオシャボ色理想個体厳選やっといてくれる?性別は♀(メス)でよろしくね。」
ココア「は、はい。…いってらっしゃいませ…。」

2人を送り出した後、ココアはシクシクと泣き出しました。

ココア「うぇ〜え〜ん、私もダンスパーティいきたかったよ〜。ダンスパーティで素敵な妹と出会いたかったよ〜!!」グスグス

95 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/28 21:37:07 ID:UlMd.7V2m1
>>96「ココアちゃん、泣くのはおよし。」
そのときです。上から眩しい光が差し込んだかと思うと、光の中から魔法使いの>>96が現れたのです。

キャラ安価、参戦済みで未登場

96 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/28 21:41:15 ID:laL9N2zUAm
キョージュ

97 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/28 22:35:12 ID:UlMd.7V2m1
ココア「あ、あなたは?」
キョージュ「モノクロの魔女、大道雅、気軽にキョージュと呼んでいい。ココア殿は大変働き者だ。細やかながら私からご褒美を送ろう。野良ウサギとコーヒーカップを用意されたし。」

ココアがキョージュに言われた通りに野良ウサギとコーヒーカップを用意するとキョージュは杖を一振り、あっという間に立派な黒馬と素敵な馬車が現れたではありませんか。

ココア「わあぁ〜!!可愛い〜〜〜!!あ、でもどうしよう。私オシャレなドレスなんて持ってないや…。」
キョージュ「ふむ、ならば衣装もおまけしよう。」

キョージュが杖を一振りするとココアのくたびれた服はあっという間にミステリアスな雰囲気を纏った黒いドレスに変わりました。そして黒色無双を塗ったかのような真っ黒な>>98もくれました。

ガラスの靴に代わるアクセサリー安価

98 名前:阿東[age] 投稿日:2020/12/28 22:42:36 ID:oa4N15wPLY
コーヒーカップ

99 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/29 21:46:35 ID:lGK9uObMtq
ココア「黒っ!?なにこのコーヒーカップ?」
キョージュ「それは魔法のコーヒーカップ、カップにコーヒーを入れて飲ませると、飲ませた相手は一時的にココア殿に夢中になる。」
ココア「コーヒーを媚薬に変えるカップ!?」
キョージュ「さて、これで心置きなくダンスパーティへ行けるだろう。しかし私の魔法は12時になると解けてしまう。それを決して忘れぬよう。」
ココア「分かった!キョージュちゃんありがとう!いってきまーす!!」

100 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/29 21:50:31 ID:lGK9uObMtq
ココアがお城のダンスホールに現れると、そのドレスが放つ妖艶でミステリアスな雰囲気で周りの人々はざわめきだしました。

ココア(さーて、私の運命の妹はどこかな〜?)

しかしココアは妹探しに夢中でした。
その頃、レン姫様は…。

レン「ん…。もう眠い。」
響「おい、レン!しっかりしろ!私と踊ってくれる約束ではないか!!」
レン「このまま踊ったら、響の足踏んじゃうかも…。」
響「問題ない!レンは軽いから例え足を踏まれようが怪我することなどない!」
レン「ダメだよ。響には擦り傷一つしてほしくない。」
響「レ、レン…。///」
レン「だから…、おやすみ…。」
響「っておい〜!寝るなレン〜!!」

夜はまだまだこれからなのにもう眠そうでした。

101 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/29 22:03:17 ID:lGK9uObMtq
ココア「るんるんるん♪お!私の妹レーダーにビンビンキテるよ!あの子!使用人かな?あの子こそ私の運命の妹だよ!!」

ココアはお城の使用人の>>102に一目惚れしてしまいました。

キャラ安価、中学生以下
池谷乃々、鶴瀬まつり、関谷なる、ハナ・N・フォンテーンスタンド、笹目ヤヤ、西御門多美、色川美姫、チノ、マヤ、メグ、吉田良子、町子リョウ、森野きりん、椎名、ランプ、シュガー、ソルトの中から1人選択。

102 名前:名無しさん[age] 投稿日:2020/12/29 22:05:07 ID:M8iOIe05mO
椎名さん

103 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/29 23:28:54 ID:eUlq6HazYc
続き楽しみ

104 名前:滝川初瀬@昨日のレスでコテハンつけ忘れてました。[age] 投稿日:2020/12/30 17:54:33 ID:SM8CKOO436
椎名「そっちのお皿とグラスお下げしまーす。ふぅ、人生経験を深めるためにお城で使用人として働いては見たけど…、結構大変だね。」
ココア「あのミステリアスで護りたくなるような儚げな雰囲気、よーし!あの子を私の妹にしちゃうよ!」

ココアは椎名を妹にするためにキョージュから貰ったコーヒーカップにカフェラテを淹れてラテアートを描き始めました。ところが…、

ココア「うぇ〜へ〜ん!何回やってもうまくいかないよ〜!」

椎名に捧げるにふさわしいラテアートはなかなかできません。

105 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/30 18:12:33 ID:SM8CKOO436
そこへ、レン姫がコーヒーの匂いにつられてやってきました。

レン(あぁ、もう眠くて限界だ…。コーヒーでも淹れてもらおう…。)
レン「あ、そこのキミ、そのコーヒー貰ってもいいかな?」
ココア「ふぇっ!?あ、あの…でもそれあんまりうまく淹れられなかったし…。」
レン「大丈夫だよ。君が淹れてくれたのが飲みたいんだ。(今すぐ飲まないと本当にもう落ちちゃう。)」
ココア「は、はい!どうぞ!!」トゥンク
レン「ありがとう」ゴクゴク
ココア「って、あーっ!!椎名ちゃんに渡す用のカップを渡しちゃった!!」
レン「あれ?よく見たら…とっても素敵なお嬢さん…。私と踊っていただけませんか?」
ココア「あ、は、はい!///」

コーヒーカップの魔法でレン姫はどこまでも光を吸い込む黒のような深い深い恋へ落ちてしまいました。ココアも女の子を魅了してやまないレン姫と踊ることができて内心満更でもありません。しかし、どうしても椎名の事が気になって仕方ありません。

106 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/30 19:01:51 ID:SM8CKOO436
響「こらー!!なにをしているこの女狐!!私のレンから離れろ〜!!」

そこへ、レン姫と仲がいい事で有名な貴族の令嬢、響がやってきてレン姫との踊りは中断させられてしまいました。

響「レン!こんなところにいたのか!ずいぶん探したのだぞ!レンを探して城中を駆け回って危うく城の中で迷子になって出られなくなってしまうところだったではないか。」
レン(私ずっとダンスホールにいたから会おうと思えばすぐ会えるはずだったんだけど、)
レン「ごめんごめん。」
響「さぁさぁ!まだ11時半だ!今夜は朝まで一緒に踊るぞ!レン!」
ココア「え!?もう11時半!?大変!急いで椎名ちゃんに捧げるラテアートを完成させなくちゃ!!待ってて!私の未来の妹〜!!」
響「なんなのだ?あの女は?」
レン「私を恋の黒に落とした人…かな。」
響「………な、何ぃ!?」

ココアは急いで新しくカフェラテを淹れ直し、とってもかわいいラテアートを描いて椎名の元へ行きました。

107 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/30 19:04:32 ID:SM8CKOO436
ココア「椎名ちゃん!!私の気持ち、受け止めて!そして私の妹になって〜!!」
椎名「え!?な、なんですか?困ります…。」
ココア「さぁさぁ、どうぞどうぞ!!」

突然のカフェラテ一丁とココアのコミュ力に椎名は少し困ってしまいました。その時、

ゴーーーーーーーン
ゴーーーーーーーン
ゴーーーーーーーン

ココア「あ!大変!12時の鐘がなってる!!ごめん!!私もういかなきゃ!!」ダダダッ
椎名「あの!カップ忘れてますよ〜。」
ココア「そのカップ椎名ちゃんにあげるよ!そのカップをお姉ちゃんだと思って大事にしてね〜〜〜!!」
椎名「はぁ…、どうもありがとうございます。」クピクピ
椎名(……甘くてまろやかで柔らかいミルクとコーヒーのコクのある苦味のバランスが絶妙で…口の中で転がす度に幸せが広がっていく…。///)

椎名はココアのカフェラテの味は気に入ったようですが、カップの魔法は一回限りで椎名はココアに恋に落ちることはありませんでした。

108 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/31 19:46:42 ID:lNSIVl6Hgc
次の日、

椎名「昨日のあの人からもらったこのコーヒーカップ、どうしよう?」
レン(…昨日のあの子の事が忘れられない…。どうにかしてあの子ともう一度会いたい…。)
椎名「あ、レン姫様。今コーヒーとお菓子をご用意いたしますね。」
レン「うん…………?あ、そのカップ!」
椎名「あ、これですか?昨日のダンスパーティに来た黒いドレスのお嬢様からいただいたんですよ。凄いですよね。シルエットしかわからないほど真っ黒…って、レン姫様?」
レン「私、このカップを持ってた人と結婚する…!」
椎名「えぇ!?」

そういうと、レン姫様はお城の使いの人に黒いカップの持ち主を探させました。
そしてそれは、ココアが住む家にもやってきました。

109 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/31 19:58:27 ID:lNSIVl6Hgc
椎名「お邪魔しまーす。」
烏丸先生「はいはい、あら?お城のお使いの方!まぁ、大変。ココアさん!今すぐおもてなしの準備をしてください!」
椎名「あ、いえお構いなく。このコーヒーカップ、こちらのお宅のお嬢様のものではありませんか?」
夏帆「え?そんなコーヒーカップ知らないなぁ。ってか黒っ!!」
ココア「あの…もしかしてそれ…、って、あ〜っ!!昨日の運命の妹の椎名ちゃん!!」
椎名「あ、昨日はカフェラテごちそうさまでした。レン姫様があなたを探しております。一緒にお城まで来てもらえますか?」
ココア、烏丸先生、夏帆「「「えぇ〜〜〜っ!!?」」」

ココアの家の外にはレン姫様のお城の立派な馬車が止まっていました。あまりに突然の出来事にココアも継母と義姉の二人もびっくりして空いた口が塞がりません。

110 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/31 20:19:42 ID:lNSIVl6Hgc
ココア(うぅ…、いきなりすぎるよ…なんで私レン姫様に呼び出されたんだろう…。は!!まさか昨日あのカップに淹れたカフェラテをレン姫様が最初に飲んだから!?)
椎名「さぁ、レン姫様はこちらの部屋でお待ちです。中へお入りください。」
ココア「あ!は、はい!!」

ガチャ

ココア「おじゃましま〜す…」ソロソロ…
レン「あ、昨日のお嬢さん。」スタスタ

ドンッ!

レン「昨日君に会ってから私は君への恋の黒に吸い込まれてしまった。私と結婚してくれないかな?」
ココア(こここ、これってもしかしてて…!!)
ココア「壁ドンで告白!!!?」
椎名「おおぅ、これはまたダイタンな…///」

111 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/31 20:21:09 ID:lNSIVl6Hgc
響「ちょっと待ったーーーー!!!」バァン!
レン「響?どうしたのいきなり。」
響「うぅ…レンもお前もずるいぞ!私に抜け駆けでこんな告白!…このまま自分の想いを伝えずにレンが結婚してしまうなんて、響には耐えられないのだ!!」
レン「響?いったいどういう…!?」

響は豪華な花束をレン姫の前に出し、頭を下げて告白しました。

響「レン!お前のことがずっとずっと!友達以上に好きだった!響と結婚してくれ!!」
レン「響………私は、」

響の告白に対するレン姫の答え安価
>>112

112 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/31 20:44:11 ID:ub5n700vFw
お嬢さんの妹になりたい

113 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2020/12/31 21:33:57 ID:lNSIVl6Hgc
レン「響の気持ち、すごく嬉しかった。でも私はこのお嬢さんの妹になりたいんだ。」
響「…そうか。……レンがそう言うなら、響はこれ以上ワガママは言えない。レンを応援してやらんとな!だって響は、グズッ、レンの一番のっ!親友だから゛っ!!」ウルウル…
ココア(そんな…、どどど、どうしよう!こんなにカッコよくて私よりも背の高い妹ができちゃったら…。)
レン「ココアお姉ちゃん、結婚して私をお姉ちゃんの妹にしてください。」

レン姫様は屈んでココアに上目遣いで再度告白しました。

ココア(どうしよう…、私が運命を感じた妹は椎名ちゃんだし、でもレン姫様も原因は私だけど真剣に告白してるし、)
ココア「わ、私は…。」

レンの告白に対するココアの答え安価
>>114

114 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2020/12/31 21:52:58 ID:7lkWT7n6JY
レン姫様と椎名ちゃん二人とも妹にしたいとか思っちゃったり、そもそもこれもキョージュちゃんの道具に頼ったものだし、こんな私にお姉ちゃんになる資格なんてありません

115 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/01/01 22:28:07 ID:dw6dH4./Ln
ココア「どっちも妹に…、(…いや、それはダメだよ!レン姫様は響ちゃんの告白を断ってまで私に告白してくれたんだもん!)」
レン「お姉ちゃん?どうしたの?」
ココア(……考えてみると、私キョージュちゃんの魔法でダンスパーティに参加してキョージュちゃんから貰った道具の力でレン姫様を恋に落として、挙句、椎名ちゃんまで道具の力で妹にしようとした…。私、最低だ…。)ポロポロ
レン「ココアお姉ちゃん?なんで泣いてるの?」
響「おい!どうしたのだ!なぜ急に泣くのだ!どこか痛いのか?」
椎名「わたし、お医者様をお呼びしてきましょうか?」
ココア(こんなに優しい人たちを弄ぶような事をしてたなんて、私…っ!!)
ココア「うわーーーーーん!!お姉ちゃん失格だーーーーーー!!!」ギャンギャン

ココアは魔法のコーヒーカップで人の心を得ようとしていたことへの罪悪感に耐えられなくなり、とうとう大声で泣き出してしまいました。

116 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/01/01 22:41:55 ID:dw6dH4./Ln
三人に宥められながら、落ち着きを取り戻してきたココアは、あのコーヒーカップが淹れたコーヒーを飲んだ人が恋に落ちてしまう魔法のコーヒーカップだった事、その力でレン姫様は自分に恋に落ちてしまったこと、本当はその力で椎名を振り向かせようとしたこと。全てを三人に打ち明けました。

響「と、言うことは。レンがココアを好きなのはあくまでそのカップの魔法のせいで今レンの本当の気持ちはどこにもないと言うことではないか!?」
レン「え?そんな…、こんなに沸き上がってくる熱いような苦しいような気持ちは…全部まがい物なの?」
椎名「それで私を振り向かせて、魔法の効果が切れたらどうするつもりだったんですか?」
ココア「ごめんなさい!わたし、ただ忙しい日々の中で自分を慕ってくれて護らなきゃって思わせてくれるような妹がいてくれたらって、最初はただそれだけだったのに、まさかこんなことになるなんて。今のわたしには誰かのお姉ちゃんになる資格なんてありません。」グズッ

それから数日、ココアもレン姫様も椎名もみんなすっかり落ち込んでしまいました。

117 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2021/01/02 00:42:55 ID:2WVrS7paSD
これを見るのが最近の楽しみ

118 名前:滝川初瀬@ありがたいお言葉をいただき、恐悦至極に存じます。[age] 投稿日:2021/01/02 05:46:27 ID:dw6dH4./Ln
ココア(これはきっと私への罰なんだよ…。もう、誰かを妹にしたいなんて思っちゃいけないんだ…。私はもう、誰かを好きになっちゃいけないんだ…。それなのに、今もまだ…。)
ーーーーーーーーーーー
レン(…どうしてだろう、魔法の力のはずなのに、いつまで経ってもココアへのときめきがおさまってくれない。私の本当の気持ちはどこにあるんだろう?)
ーーーーーーーーーーー
椎名(よくよく考えれば、身分を隠してこの城の使用人になってるけど、実は隣国の王族の家系の私がレン姫様と一緒にココアさんの妹になれば、私の一族にとっても国にとってもプラスになる…。いや、違うよね。本当はただ純粋にココアさんのことが気になってるんだ。)

ココア、レン、椎名(((もう一度チャンスが来ないかな…。)))
キョージュ「良いだろう。もう一度チャンスを与えよう。今日の夜、時計塔の前まで来られよ。」
ココア、レン、椎名(((!!?)))

119 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/01/02 05:57:10 ID:dw6dH4./Ln
モノクロの魔女の声が聞こえた三人は、すぐに時計塔へ駆け出しました。

ココア「ハァ、ハァ…、あ、レン姫様、椎名ちゃん…。」
椎名「モノクロの魔女が、時計塔まで来いって…。」
レン「ココアも、あの声が聞こえたの?」
ココア「ってことは、二人も?」
二人は静かにうなずきました。その時、

キョージュ「ココア殿、レン姫、そして椎名殿、よく来てくれた。」

頭上からキョージュの声が聞こえました。見上げるとキョージュは高い時計塔のてっぺんに立って三人を見下ろしているではありませんか。

キョージュ「今から三人にはこの時計塔の最上階の展望台まで階段を駆け上がってきてもらう。一番最初にたどり着いた者の恋を成就させよう。ただしその者の想いが本当に純粋な者であるならばだ。嘘や邪心は私の傍にいる者らがすぐに察知する。(三人には見えていないかもしれないが…、)」

120 名前:滝川初瀬@「純粋な者」→「純粋なもの」です。[age] 投稿日:2021/01/02 06:04:33 ID:dw6dH4./Ln
ココア「二人とも、ゴメン。私…負けられない。(私には資格がないかもしれないけど、二人を妹にしたい気持ちには嘘はつけない!)」
レン「それはこっちもおなじ…。(もしこれで私の恋が叶うなら、私の想いは本物…自分の気持ちを確かめたい。)」
椎名「やれやれ、運動は苦手なんだけど。(わたしだけ返事を返せてないし、このままじゃ終われないよね。)」
ココア「じゃあ二人とも、用意はいい?位置について…よーい、ドン!!」

三人は一斉に時計塔の中の階段を駆け上がり始めました。そして<<121が最初に頂上に辿り着きました。

ココア、レン、椎名の中から選択安価


次の更新は1/4の夜になる見込みです。

121 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2021/01/02 06:51:37 ID:YTS6C7XpGP
椎名

122 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/01/05 03:16:04 ID:e9/jw1s3Ke
三人がスタートしてから30分後。
キョージュ「遅いな…。」

1時間後。
キョージュ「………帰ったのでは無いだろうな?(泣)」

そしてさらに15分後。
椎名「ふぅ、ふぅ…。やっとついた。」
キョージュ「ほう、一番は椎名殿か。しかし…………、時間がかかりすぎでは無いか?」
椎名「私体力無いし。階段ダッシュなんかしたら酸欠になっちゃうから休憩挟みながら歩いて登ってきたんで。」
キョージュ「なら、他の二人はどうした?」
椎名「レン姫様は途中で寝ちゃって、ココアさんは足を踏み外したのか真ん中くらいの踊り場で逆さになってのびてました。」
キョージュ「なるほど…。」

123 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/01/05 03:49:37 ID:e9/jw1s3Ke
キョージュ「それでは、椎名殿の望みを聞かせてくれ。」
椎名「…私、実は隣の国の王族の家系で、正統な王位継承者では無いけど。…だからもしココアさんがレン姫様と一緒に私を妹にしてくれるなら、私の国や一族にとっても理想的な結果になる。」
キョージュ「それは建前だろう?」

キョージュは全てを見透かしているかのように鋭く言い放ちました。

椎名「……あはは、やっぱりバレちゃいましたか。…本当はココアさんには私だけを見てほしい、ココアさんが本気で私を妹にしたいなら。でも、平民との結婚なんて、一族が許してくれるはずがない………。だから、…私ココアさんと駆け落ちしたい!どんなに辛くてもココアさんが本当に私のことだけを妹として大事にしてくれるなら、身分も家族も全部捨てて、二人でどこか遠いところで暮らしたい!」
キョージュ「そうか、椎名殿の望み確かに聞き届けた。しかし、私がしてやれるのはあくまで駆け落ちを成功させ、その後の生活を保証するところまでだ。コーヒーカップの件は私にも責任がある。だからココア殿の気持ちを無理矢理動かすような事はしない。…!ちょうど二人も来たようだな。」

124 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/01/05 04:01:06 ID:e9/jw1s3Ke
レン「…椎名!」ハァハァ
ココア「椎名ちゃん!!」ハァハァ

二人もようやく起きて階段を登り切ってきました。

ココア「椎名ちゃん…、あの…。」
椎名「ココアさん、聞いてください。実は私は隣の国の王族の家系の娘なんです。だから普通にココアさんの妹にはなれないんです。」
ココア「そ、そんな…。」
椎名「だけど、私ココアさんと結婚したく無いわけじゃ無い。でも、ココアさんには私だけを見ていて欲しい。だから、私と駆け落ちしてください。誰も知らないような場所でずっと二人で暮らしましょう。」

冷たい夜風が流れる中、しばしの静寂の後ココアは答えました。

>>125〜128のIDに使われている数字を全部足した数の一の位が、

0以外の場合、椎名の告白成功
0の場合、椎名の告白失敗

125 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2021/01/05 04:02:38 ID:Fee5WCuIxM
どうなるかな

126 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2021/01/05 04:08:11 ID:iJkjZZnWWL
続き楽しみ

127 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2021/01/05 05:47:47 ID:0mfgJ9rQeL
一体どうなってしまうのか気になる。

128 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2021/01/05 07:40:45 ID:pZ0Nf/gmGd
どーだ

129 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/01/05 10:12:37 ID:QF3WIXQXWD
5+0+9+0=1「4」

ココア「お姉ちゃんにまかせなさい!」

ココアは椎名の手を取り、時計塔を駆け降りました。

レン「ココア…!」
キョージュ「レン姫、この度はなんとお詫びして良いか…。しかし、コーヒーカップの魔法はもう解けている。レン姫がココア殿を想う気持ちは間違いなく本物だ。私の力でココア殿の記憶を消すことは可能だが。どうする?」
レン「………ダメだよ、そんなことしたら。それに私嬉しいんだ、この気持ちが本物だって分かったから。」

レン姫様の瞳に溜まった涙が今にも零れ落ちるその瞬間でした。

響「レン!!」ハァハァ
レン「…響。なんでここに?」
響「夜中に急に胸騒ぎがしてな、お前の城を目指して飛び出したはずなのだが…。」
レン「響…!」ギュッ

レン姫様は響を抱きしめて、その胸で泣き出しました。

レン「響っ!私の想い、本物だったっ!…だけど、私。」シクシク
響「そうか…。辛かったな…。」
レン「ごめんね…。私、響に今の私と同じ思いをさせたのに…。」シクシク
響「もう良い、もう良いのだ。それに、どんな形でもレンは響のそばにいてくれないと困る。響一人ではどこにも行けないし、どこにも帰れないではないか。」

ゴーーーーーーン
ゴーーーーーーン
ゴーーーーーーン…

レン姫の泣き声をかき消すように時計塔の鐘が鳴り、その音を背にココアと椎名は夜の闇へ消えていきました。

130 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/01/05 10:30:09 ID:QF3WIXQXWD
ココアと椎名の二人は朝一番の列車に乗り、二人でなるべく遠くの街を目指しました。

ココア「んぅ…。ふぁ〜っ…」ムニャムニャ
椎名「眠い?お姉ちゃん。」
ココア「えへへ…、ちょっとだけ。」
椎名「ついたら起こしてあげるから、寝ても良いよ。」
ココア「いやいや!私がお姉ちゃんなんだから…、わたしが、しっかり…しないと……。」スヤァ
椎名(ふふ、無理しちゃって。)
椎名「…お姉ちゃん、これからはずっと一緒だよ。」

肩を寄せ合って眠った二人を乗せて、列車はどこまでもどこまでも走り抜けていきました。

やがて二人は遠くの街で結婚し、末永くしあわせにくらしました。

おしまい

>>131、このお話の真の題名安価

131 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2021/01/05 10:41:37 ID:X6Ryt7gSoI
純粋なる黒き恋

132 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2021/01/05 11:18:36 ID:Y37IpTEghR
次のも楽しみ
これってゆずこや唯みたいに名前だけの登場や、リリスや響みたいな安価で登場したのではないキャラも登場済という扱いなのかな?

133 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/01/05 16:53:48 ID:QF3WIXQXWD
安価取得したキャラや物語に深く関わったキャラは選択不可ですが、名前だけの登場や1レスくらいしか登場してないキャラは選択可能です。
現時点での選択不可のキャラ一覧

やさしい鬼合戦の話。
如月、あぎり、ミカン、ゆず、仁菜、桃、楓、ねねっち、トモカネ、シャミ子、クロ、由紀、
純粋なる黒き恋
ココア、烏丸先生、夏帆、レン、キョージュ、響、椎名、

134 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/01/05 16:56:19 ID:QF3WIXQXWD
仁菜は落ちフルの仁菜です。

135 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2021/01/05 19:55:08 ID:yn1ZFSjHYT
これ、一旦更新止まっちゃう感じ?

136 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/01/05 19:56:32 ID:QF3WIXQXWD
私事で非常に申し訳ないのですが、昨年の5月ごろから企画し、準備してきたこちらの安価SSを今日から執筆することにしたので、こちらの更新は今よりもさらにまったりスローペースになりますが、どちらともお付き合い頂けると幸いでございます。

https://kirarabbs.com/index.cgi?read=2789&ukey=0!

137 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2021/01/05 20:03:51 ID:yn1ZFSjHYT
続きも楽しみにしております

138 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/01/05 23:53:18 ID:QF3WIXQXWD
三匹の子豚(仮)
昔、あるところに三姉妹の子豚がおりました。長女の名前は<<139、次女の名前は<<140、末っ子の名前は<<141。三人はとっても仲良しです。
ある時三人はそれぞれ自分の家を建てて自立することにしました。

キャラ安価、参戦済みで未登場

139 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2021/01/06 00:38:27 ID:12K9t327G8
やすな

140 名前:名無しさん[age] 投稿日:2021/01/06 00:50:48 ID:kRD5vKE8nT
なでしこ

141 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2021/01/06 00:53:04 ID:oUaTnfzz0c
宇希

142 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/01/07 06:45:51 ID:7ZCEPHNqJ9
やすな「よーし!私はソーニャちゃんをはめるための落とし穴を兼ねて地面に穴を掘ろう!落とし穴にハマったソーニャちゃんを鉄柵ごしに眺めながらくつろげるように、いひひひひ…。」
なでしこ「家かぁ…、テントでも良いよね?頑丈でよくしなるフレームと、耐水性、防寒性、通気性に優れたシート、太くて長いペグ…。でもただのテントだと味気ないな…そうだ!」
宇希「二人とも適当すぎだろ。耐久性や耐震性を考えてなるべく頑丈な家を…。ここはやっぱり無難にレンガの家かな?」

と言う事で、やすなは落とし穴とその中に洞穴の家を、なでしこは特殊な機能を持ったテントを、宇希はレンガの家を作ることにしました。

>>143やすなが掘った穴の深さとなでしこのテントの特殊機能安価。

やすなの穴の深さはIDに使われた数字を全部出した数。(0以下の場合は掘ってる途中でソーニャに見つかる。)
なでしこのテントの特殊機能はレスで書いてください。

143 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2021/01/07 07:08:23 ID:F/3OXEHuAv
テントの中で他の人をイメージするとその人に変身できる効果

144 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/01/07 13:06:54 ID:qX5Wj9RvpL
と言うことで、やすなは深さ3メートルの落とし穴を掘り、なでしこは中で他人をイメージするとその人に変身できるテントを作り、宇希はレンガの家をつくりました。三人とも建設にかなり時間がかかってしまいましたが。みんな自分の自慢の家を持てて大喜びです。

やすな「できた〜!!………あれ?穴を隠さなきゃいけないんだけど…。どうやって出れば?」

やすなは自分で掘った穴から出られなくなりました。

145 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/01/08 13:10:32 ID:dSQREiIK1I
そこへいろんな意味でお腹を空かせたオオカミの>>146がやってきました。

>>146「うふふふふ、子豚ちゃんたちを食べちゃうぞ〜///」

146 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2021/01/08 13:16:19 ID:pVOPSHmuYQ
桜衣乃

147 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2021/01/08 19:40:33 ID:PFrePhW9x5
これはアカン

148 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2021/01/08 19:44:46 ID:efinF41eFL
狼役の安価もうきてたのか…

149 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/01/11 04:42:03 ID:9Qhu9jGIqN
次の更新は1/13を予定しています。

150 名前:滝川初瀬@お詫び[age] 投稿日:2021/01/13 19:25:07 ID:Cu4wR/DPry
現在、雪の影響と仕事が忙しいため、1/17日まで更新をお休みさせていただきます。
誠に勝手ではございますが、次の更新までの間しばらくお待ち下さい。

151 名前:滝川初瀬@お待たせしました。再開します[age] 投稿日:2021/01/17 19:18:19 ID:lsXa9WnGJI
衣乃「可愛い子豚さんを合法的に食べちゃえるなんて、狼って生き物はなんで役得なんでしょうか///さーて、可愛い子豚さんはどこかな〜?」

オーイ、タスケテー

衣乃「おや?こっちの方から可愛い子の声が聞こえますね。はーい、今行きますよ〜。」

衣乃は最初にやすなが掘った穴にやってきました。

やすな「誰かー!助けてー!!出られなくなっちゃったよー!!」シクシク
衣乃「声はこの穴から聞こえてきますね。どれ、覗いてみましょう。」
やすな「あ、誰か来た…って狼じゃん!!うわぁ〜、食べないで!食べないで〜!!」
衣乃「大丈夫ですか〜?今、助けますから〜。」
やすな(あれ?結構優しそう…。ここは助けてもらった方がいいのかな?)
衣乃(しかし、どうやって助ければ良いのでしょう…。)
衣乃「そうだ!>>152してみましょう!!」

やすなを助けるための方法安価

152 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2021/01/17 19:23:17 ID:B4DwaB0Jeg
水を流し込んで浮かせる

153 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/01/24 21:37:26 ID:ZR6wLBG.Vi
次の更新は27日を予定しています。
今しばらくお待ちください。

154 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/01/27 19:25:49 ID:0EGg1JIZYR
衣乃「水を流し込めばやすなちゃんだけ浮いてきますよね。ちょうど近くに川がありましたからそこから水を引いて…。」

数十分後

やすな「どっか行っちゃったみたいだけど、助けを呼びに行ってるんだよね…?」

ドドドド……

やすな「?なんか音が聞こえtわぶっ!?」バシャバシャバシャ
衣乃「ふぅ!うまくいきました。水が溜まるまで浮き輪でも用意して待っててくださいね〜!」
やすな(ちょっ、家の中が水浸しだし!そもそもこのままじゃ、溺れちゃう!!…あ、もうダメ。)ゴボボボボ…


衣乃「無事に水が溜まってやすなちゃんだけ浮いてこれましたね。良かった良かった!」
やすな「………。」ちーん…

155 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/01/27 19:31:40 ID:0EGg1JIZYR
衣乃「やすなちゃん、大丈夫ですか?あれ?ちょ、しっかりしてください!どうしよう、やすなちゃんが息してないです!」
衣乃(ハッ、そうだこんな時は人工呼吸をしなくては!)
衣乃「えへへへへ…これは仕方のない事なんですよ…。じゃあいきますよ〜。私の肺の中の空気をいっぱい送り込んであげますからね〜。///」
やすな(な、なにか言いようの無い悪い予感が!)ゾクゾクゾクッ
やすな「ブッハァッ、ゲボゲホゲホッ!!」
衣乃「あ、…息を吹き返しちゃいましたか…。」シュン
やすな「な、なんで残念そうなの!?(この人やっぱり悪いオオカミなのかな?)」

156 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/01/27 19:43:45 ID:0EGg1JIZYR
衣乃「あ、でも服がびしょびしょですね!これは乾かさないといけません!さぁさぁ!はやくヌギヌギしましょう!!///」
やすな「う、うわぁぁぁぁぁ!!!やっぱり怖いオオカミだぁぁぁぁ!!!」
衣乃「待ってくださ〜い!服脱いで柔肌を見せろ〜!!///」

やすなは全速力でなでしこのテントへ逃げ出しました。

ナデシコー!!タスケテー!!

なでしこ「?外からやすなちゃんの声が聞こえる?どうしたの〜?って、やすなちゃんがオオカミに追いかけられながらこっちに向かってくる!!」
やすな「なでしこちゃ〜ん!お願い!私を匿って〜〜〜!!!」
衣乃「服脱がせ〜〜〜〜〜!!!///」
なでしこ「大変!早く中へ!!」

なでしこはやすなをテントの中へ入れ、素早くテントのチャックを閉じました。

やすな「ふぅ!ひとまず助かった。」
なでしこ「なんで追いかけられてたのかはとにかく、今は外にいるオオカミさんをなんとかしないと…、」
やすな「テントだとふきとばしやたいあたりで簡単に壊されちゃいそうだしね。」
なでしこ「ふっふっふ、なんとこのテントは中でイメージした人に変身できる機能があるのです!これで>>156に変身してこの場を乗り切ろう!」

二人が変身する人物と逃げる方法安価

157 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/01/27 19:44:43 ID:0EGg1JIZYR
安価ミスのため、>>156のレスの安価
>>158

158 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2021/01/27 19:50:48 ID:sog600MuRC
鬼頭先生

159 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/01/27 20:11:22 ID:0EGg1JIZYR
鬼頭先生に変身してどんな風に切り抜けるか。具体的な方法
>>160

160 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2021/01/27 20:14:16 ID:XLeLGv5hc4
涙流してガチ説教

161 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/02/03 21:02:02 ID:Mqh3k6R7IT
次の更新は2月7日(日)になる予定です。

162 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/02/07 22:23:34 ID:0qk2.U66uj
なでしこ「私が鬼頭先生に変身して号泣しながらお説教すれば衣乃ちゃんも反省するはずだよ。」
やすな「なるほど!それは良いアイディア!」
なでしこ「じゃあ私は変身するからやすなちゃんは隣で悲しそうに泣いてて、よーし!鬼頭をイメージ…イメージ…イメージ…。」

メリメリメリ…バキッ!バキッ!
ゴキゴキ!グチョグチョ!

やすな「うわぁ!!なでしこちゃんの体が溶けて腕や脚が変な方向に曲がって…!!」ガクガク

ゴポポポ…ジュゥ〜…
…チーン

鬼頭先生(なでしこ)「よし!作戦開始だよ!あれ?やすなちゃん?」

やすなはあまりに異様な変身過程を目の当たりにしてSAN値がゴリゴリに削られてしまいました。

163 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/02/07 22:34:08 ID:0qk2.U66uj
衣乃「やすなちゃ〜ん?早く出てきてくださ〜い?早く着替えないと風邪をひいちゃいますよ〜?出てこないつもりなら無理矢理テントに入って脱がせちゃいますよ〜?」
鬼頭先生(なでしこ)「ちょっと待った〜!!」
衣乃「わぁ!き、鬼頭先生!?」
鬼頭先生(なでしこ)「衣乃さん!そこまでです!やすなさんから聞きましたよ!なんでやすなさんをいじめるようなことをしたんですか!?」
やすな「えーん、えーん。」
衣乃「いやいや、誤解です!私はただやすなさんを助けようとして。」
鬼頭先生(なでしこ)「やすなさんはさっき「衣乃さんに溺れさせられそうになった」とか、「キスを強要された」とか、挙げ句の果てに「追いかけ回されてすごく怖い思いをした。」と言っていたんですよ!」
衣乃「そ、それはやすなちゃんが自分が掘った穴から出られなくなったから水を入れれば浮いてこれるだろうと思って…。」
鬼頭先生(なでしこ)「言い訳なんて聞きたくありません!…グスッ、どうしてなんですか。あなたは人々に笑顔を届けるアイドルのはずでしょう?そんなあなたが…こんなひどいこと…。グスッ、先生はとても悲しいです…。あなたはそんな事をする人じゃ無かったはずなのに…!!」グスン

164 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/02/07 22:41:29 ID:0qk2.U66uj
衣乃(ど、どうしましょう…。とりつくシマもありません。ここは素直に謝って引き下がった方が…。)
やすな(しめしめ、うまくいきそうだね…。)
鬼頭先生(なでしこ)「衣乃さん…。きっとあなたもなにか悩みを抱えているからこんな風になってしまったんでしょう?すみません!私がもっと早く気づいてあげていれば…グスッ。私があなたの全てを受け止めてあげます!さぁ、どんな悩みでも打ち明けてください!!」
衣乃(な、なんだかおかしなことになってきました。どうしましょう…?)

>>165衣乃の行動安価

165 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2021/02/07 23:02:53 ID:j/TsI30/jM
本気で怒ってくれたことに感激し、こちらも泣きながら抱きつく

166 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/02/16 21:20:40 ID:uGSiBG.C7z
衣乃(そういえば、こんなふうに真剣に私を叱ってくれた先生って初めてかもしれません。)
衣乃「鬼頭先生!私…、私…、うわーーーん!!!」ダキッ
鬼頭先生(なでしこ)(わぁ!いきなり抱きつかれちゃった!いや、動じちゃダメだよね。ここは感動シーンを装いながら一件落着的な雰囲気に持ってって…。)「よしよし、わかってくれたんですね。」シミジミ
衣乃「………?」サワサワ、ギュッギュツ
鬼頭先生(なでしこ)「あ、あの。衣乃さん?その触り方はなんですか?(汗)」
衣乃「この抱き心地…。この柔らかさ…。大人の女性のものじゃない。間違いなく可愛い女の子のそれ。…あなた、鬼頭先生じゃ無いですよね?」
鬼頭先生(なでしこ)「ギクッ!?」

可愛い子を愛でて食べちゃうことに全知全能が特化している衣乃オオカミは抱き心地で女の子のニセモノを暴くことなど容易いことでした。

167 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/02/23 22:10:48 ID:5KJY2nVeV/
ご連絡

二月末までは仕事が忙しいのですが、三月には少し落ち着く見込みなので、それまで更新をストップさせていただきます。誠に申し訳ありませんが、次の更新までどうかもうしばらくお待ちください。

168 名前:名無しさん[age] 投稿日:2021/02/23 22:19:04 ID:pmg96MV5IM
楽しみにしております…!

169 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2021/03/07 22:15:14 ID:CN6XD4xExx
鬼頭先生(なでしこ)「な、ななな何を言い出すんですか?でっ、デタラメを言うのは、やめn…やめなさい!!」
衣乃「ふーん…。じゃあ鬼頭先生。やっぱり私、可愛い娘を食べちゃいたいって欲望からは逃れられないので…、」

衣乃「先 生 を 食 べ ち ゃ い ま す ね (は ぁ と)」

鬼頭先生(なでしこ)(ゾクゾクゾクゾクッ!)「ぎゃあーーーー!!!助けてーーーーーー!!!」
やすな「あ!待って!!置いてかないでーーーーーー!!!」
衣乃「うふふ…///ま〜〜〜て〜〜〜〜〜!!!」

あまりの恐怖を感じ、なでしことやすなの2匹の子豚は一目散に逃げ出しました。

170 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/03/07 22:16:55 ID:CN6XD4xExx
>>169コテハンつけ忘れましたが、私です。
大変長らくお待たせしました。再開します。

171 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/03/07 22:55:16 ID:CN6XD4xExx
なでしこ、やすな「助けてーーー!!!」

なでしことやすなはレンガでできた宇希の家まで逃げてきました。

やすな「うきちゃん!私達を匿って〜!!」
なでしこ「怖いオオカミが追いかけてくるよぉ〜〜〜!!(泣)」
宇希「なんだって!二人とも急いで中へ!!」

宇希はなでしことやすなを家の中に入れて扉の鍵を閉めました。

衣乃「逃げても無駄ですよ〜?そこのお家に逃げたのが見えました。トントントン、子豚ちゃんたち良い子だから扉を開けてくださいな?」
やすな、なでしこ、宇希「「「とんでもない!絶対に嫌だ!」」」

衣乃オオカミは家を吹き飛ばそうとしたり、体当たりで壊そうとしたりしましたが、レンガでできた家はびくともしません。

衣乃「よーし、それならえんとつから入りましょう!」

衣乃オオカミはそういうと、するすると壁を登って屋根に上がり、えんとつに入ろうとしましたが…。

衣乃「よいしょ、よいしょ…あれ?…あれれ?………まずいです。|||」

衣乃オオカミは狭い煙突に太ももがつっかえて降りることも出ることもできなくなってしまいました。

172 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/03/08 22:17:22 ID:70E0ugkRKJ
やすな「あのオオカミさん、諦めて帰ったかな?」

エーン、エーン、ダレカタスケテー!

なでしこ「あれ?なんか助けを求めるような声が聞こえるよ。」
宇希「ほんとだ。なんかこの暖炉の奥の方から聞こえるな。」
やすな「ちょっと呼びかけてみよう。」

そういうとやすなは暖炉の奥に向かって話しかけてみました。

やすな「どうしたの〜?大丈夫〜?」
衣乃「あ、子豚ちゃーん。太ももがつっかえてえんとつの穴にハマっちゃったんです〜。」
なでしこ「オオカミさん、えんとつから入ろうとしたんだ。」
宇希「まぁ、自業自得だよな。しばらくそこで反省してれば良いんじゃないか?」
衣乃「それで、このまま抜けなかったらどうしようって心配になったら…、おトイレ行きたくなってきちゃったんです〜!!」
やすな、なでしこ、宇希「「「な、なんだって〜!!!?」」」

173 名前:滝川初瀬[age] 投稿日:2021/03/08 22:23:11 ID:70E0ugkRKJ
宇希「冗談じゃない!そんなところで漏らされたらたまったもんじゃないぞ!」
なでしこ「どうしよう!早くなんとかしないと…。」
やすな「で、でもオオカミさんがえんとつから出られたらまた私達を食べようとするんじゃ…。」
衣乃「お願いします〜。助けて下さ〜い。…もう、あまり猶予がありませ〜ん!!」

やすな「わぁ〜!大変だ!!とりあえず>>174しなきゃ!!」

やすな達の行動安価

174 名前:きららBBSの名無しさん[age] 投稿日:2021/03/08 22:28:07 ID:JHr/wP8y8s
狼もろとも煙突を遠くへ吹っ飛ばす

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