初めまして、きららBBSで初投稿の石岡葵と申します。今後ともよろしくお願いします。pixivで投稿済みの作品をこちらでも投稿します。
アニマエール!がメインの話ですが、原作では4巻辺りを基準に執筆しています。この機会にアニマエール!を是非読んでみてください。
タイトルで察した人がいるかもしれませんが、この作品はひづめが鏡の世界に飛ばされるという話です。他の方が執筆している鏡作品やきららBBSでも投稿されている鏡きんモザを参考にして執筆しました。最後まで読んで頂けたら嬉しいです。
注意事項
・独自の設定に注意
・誤った表現や文法がありますが、ご理解ください。
・キャラ崩壊に注意してください(鏡のキャラ)
・シリアス要素や修羅場要素に注意。
・性格改変、パラレルワールド等原作改変に好まない方は今すぐブラウザバックを推奨します。
今回きららBBSで初投稿ですので至らない点がありますが宜しくお願いします。
〜10月のある日〜
チア部の部室にて…
こはね「みんな。鏡の世界は存在していると思う?」
ひづめ「鏡の世界ですか…小さい頃に日曜朝の映画で主人公達が鏡の世界の世界の自分と戦っているのが印象でしたね。」
宇希「あれは当時としてはトラウマものとなったな。今ではなんとも感じないけど。」
こはね「じゃあ幽霊は?」
宇希「べ、別に興味ないし…というか幽霊なんて存在しない!しない!」
虎徹「本当は興味はありそう…」
花和「鏡の世界の事だけど、色んなのSS作品を見たけど日曜朝というよりかはアニポケ風が多いみたいね。きらら作品の中でも鏡ごちうさや鏡きんモザはそれに当てはまるわ!」
ひづめ「花和さんよくご存知ですね…もしかしてそう言った小説に興味あるんですか?」
花和「中学時代から興味がありますね。特に鏡きんモザはアタシが読んできた鏡ssとして一番面白かったりします。」
ひづめ「なるほど…鏡の世界をテーマに鏡シリーズ…身の回りでも現実化してもおかしくないです。」
宇希「そんな簡単に起きないと思うぞ。鏡の世界なんて…」
虎徹「もしあったら私はどうなっているのかな…」
その時、ひづめは時計の方を振り向いた。
ひづめ「おっともうこんな時間ですか…練習の続きは明日にしましょう。」
一同「はい!」
その夜
ひづめの自室…
花和「今日は先輩とお泊まり出来るとは嬉しいです…!先輩の家は和風な感じですね。」
ひづめ「私の家は剣道が出来る環境ですので、こんな感じとなっています。」
花和「先輩のお兄さんが剣道をやっていると聞きましたが、この家の雰囲気が要因みたいですね。」
ひづめ「はい。私は兄上に応援したきっかけでチアを始めて現在に至ります。」
花和「意外ですね…てっきりチアの雑誌や親がチアをやっていたから先輩も始めたかっと思いました。」
ひづめ「昔から言われているので仕方がないかもしれませんね…」
ゴクゴク
花和「お茶空っぽになりましたね…」
ひづめ「確か缶詰めのお茶は物置きにあります。取りに行ってくるので待っててください。」
花和「はい。」
ガチャッガゴッン
花和「変ね。先輩が物置きの部屋に向かっただけで胸騒ぎがするわ。何か嫌な予感がする…」
花和「一応物置きの部屋に向かってみるわ。」
物置部屋…
ゴソゴソ
ひづめ「色々と置いてあります。小学生時代のチア衣装…それにボンボン。何もかもが懐かしいです。」
キラッ
ひづめ「今何か光りませんでしたか?」
シーン
ひづめ「気のせいでしたか…とりあえず缶詰めのお茶でも探しましょう。」
ゴソゴソ
ピカーン
ひづめ「!?」
ひづめ「気のせいではありません。鏡のような物が光りました!あの古い鏡でしょうか!?」キョロキョロ
???『光った!そんな事あり得るんだ!』
ひづめ「花和さん…?じゃないですよね…この声どこかで聞いた事がありますが…もしかして花和さんが言っていたあの事が今起ころうとしているんでしょうか?」
???『…』
ひづめ「いやそんなはずは無いですよね…仮にあったとしてももう一人の私が鏡の世界に引きずられて、私と対戦するような感じになるでしょう。もし殺される場合は切腹も致し方無いです…!」
???『えっ…今の声は!?』
ひづめ「えっ!?」
ピカピカピカッ
ひづめ「わ、私をどうするつもり…」
ピカーン
ゴトッン
ガチャッ
花和「先輩、何かありましたか!?凄い衝撃…」
花和「あれ…いない?先輩はどこに?」キョロキョロ
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ひづめ「…」
花和『ひづめ!起きて!』
ひづめ「…」
花和『ひづめ!起きて!』
ひづめ「んんん…」
ひづめ「あれ…私はなんで自室にいるんですか?」
花和『やっと目を覚ましたか。あんな所で寝てたみたいだけど、風邪をひいちゃうぞ。』
ひづめ「は、花和さん…?」
花和『昔からあなたはよく風邪を引いている。ひづめがこのまま健康な生活をして私と一緒に過ごして欲しいと思っている。だから私はひづめに風邪を弾いて欲しくない!』
ひづめ「!?」
ひづめ「えっ…あの…色々と変ですよ…」グルグル
花和『本当にどうした!?相当混乱しているみたいけど、こんなひづめを見るのは始めてだ。喋り方が変だし、表情が暗い感じだよ。何か困った事があるの?』
ひづめ「花和さん…何かありましたか…?良かったら相談に乗ってあげますよ。」
花和『逆に心配されている…!?これは一体…?』
ひづめ「いつもの花和さんなら私に対して、敬語口調で先輩と呼んできている上、なにか特別な想いが強いです。今日の花和さんは宇希さんみたいにこはねさんの保護者的な感じです。それも私の保護者という感じがあります…」
花和『私が宇希みたい…?何を言っているんだ?私はいつも宇希のように静かでこはねにベッタリな感じなのか?』
ひづめ「えっ?色々と頭が追い付きません…」グルグル
バタッ
花和『ひづめ…きっと今日の練習で疲れたんだな…こはねによる練習メニューは流石に…』
ひづめ(こはねさんが?練習メニューを考えるのは向いていない気がしますが…)
ひづめ「!!」
ひづめ「花和さん…チア部みなさんによる集合写真を見せてもらえませんか?」
花和『集合写真?これの事?』
ひづめ「そうですね…」チラッ
花和『何か分かった?』
ひづめ「写っているのは私ですが、このようなポーズはこはねさんみたいです…」
花和『こはねがひづめのようなポーズ…?ますます意味が分からなくなってきた…』
ひづめ「…」
ひづめ「もしかしてここは鏡の世界なんでしょうか…?花和さんが言っている事は噓でありませんし。」
花和『鏡の世界?』
ひづめ「あくまでも私の考えですが、花和さんはパラレルワールドをご存知でしょうか?」
花和『ドラえもんとかで聞いたことがある。並行の世界が存在するという事?』
ひづめ「はい。信じるか信じないかはそちらにお任せしますが、一つ確かの事はこの世界の花和さんが知っている私で無いという事です。」
花和『こんな事を言うひづめを見るのは始めてだけど、噓では無さそうだね…正直、頭があまり追いつかないな。』
ひづめ「それは私もです…とりあえずは今日はこの辺でお休みした方がいいでしょう。」
花和『そうだね。さて就寝準備でもしよう…』
翌日
校内にて…
花和『今日のひづめは私より先に起きるなんて珍しいな。それ以外にも準備や振る舞い方を見ていると本当に鏡の世界から来たひづめみたいな感じ。』
ひづめ「私が鏡の世界から来たと信じてもらえますか?」
花和『私が知っているひづめがここまで演技が出来るはずでは無いから間違いなく鏡の世界から来たひづめだ。』
ひづめ「ありがとうございます。」
花和『それに今日が土曜日だったのが救いだね。』
ひづめ「救いというのはチア部だけ対面するという事でしょうか?」
花和『それもあるけど、私が知っているひづめの周りは…』
ひづめ「周りが何か関係しているんですか?」
花和『う、うん今のは聞かなかった事にして。そのうち分かるから…』
ひづめ「わかりました。」
ひづめ(困った表情をしていますが、この世界の私の周りは何があるんですかね…この様子はただ事では無いとハッキリ分かります!)
チア部の部室…
ガラガラ
花和『相変わらず宇希は一番乗りだね。』
宇希『今日こそ、こはねちゃんを驚かせたいからね…今度こそこはねさんの…』ハァハァ
ひづめ「ここの宇希さんって色々と意味深ですね…」ガクガク
宇希『ひづめちゃんそんなに震えてどうしたの?それに喋り方が変よ…』
ひづめ「…」
花和『ひづめ?』
ひづめ「宇希さん落ち着いて聞いてもらえますか?今からとても重大な話をします。」
宇希『重大な話とは一体…?』
ひづめ「今ここにいる私は、そちらの宇希さんが言っている私ではありません。」
宇希『どうゆう事かしら…?』
ひづめ「話が長くなってしまうので簡単にまとめますが、私は鏡の世界から来たのです。」
宇希『鏡の世界!?そんなの存在するの!?』
ひづめ「あくまでも仮定ですが、演技しているとは思えますか?」
宇希『私が知っているひづめちゃんはこんな喋り方もしないし、本当かもしれないわ…』
ひづめ「どうですか?」
宇希『鏡の世界から来たなら、そちらの私がどんな感じか教えて。』
ひづめ「一言で表せばこはねさんの保護者的な感じですね。」
宇希『こはねちゃんの保護者!?それはそれでいいかも…!それならこはねちゃんと(ヤバいので以下略)』
花和『始まったな…宇希によるいつものこはねとの妄想が。しかも鼻血まで出ちゃっているし…』
ひづめ「こちらの世界の花和さんより凄く執念深いですね。」
花和『それらしいような事を言ってたな。後で教えてくれないかな?』
ひづめ「みなさんが集まったら詳しく教えましょう。」
ひづめ(やっぱり鏡の世界に来たみたいですね…知っている花和さんが言っていた鏡作品もこんな感じでしょう。)
ガラガラ
???『みなさんおっはようー!!』
宇希『来た。』
虎徹『県立神ノ木高校の1年生アイドル、この舘島虎徹が参上よ!今日もみんなに笑顔を届けていくわよ!✨』シュッパ
花和『入学してからそろそろ半年経つからその挨拶やめた方がいいぞ…』
虎徹『何よ!この挨拶はアタシにとってお気に入りの挨拶なの!!それを否定するとはアタシに代わるアイドルになりたい訳?』
花和『そこまで言っていない…』
ひづめ「まるで酔っ払た感じですね…」
虎徹『いいわ…それよりひづっち。いつものアレをお願い!』
ひづめ「いつものアレとは?」
虎徹『ハァ?天然っぽさはあるけどここまで忘れるとはまだまだ甘いね…』
宇希『虎徹ちゃん…そこにいるひづめちゃんは別の世界から来たみたいよ…』
虎徹『ハイハイ…そんな話は後にして。それよりいつもの…』
シュッパ
虎徹『こてこてキャンディ☆フィーバー!!』シャキッ!
ひづめ「これですか…わ、わかりました。」
ひづめ「( ´Д`)=3 フゥ」
ひづめ 虎徹『「こてこてキャンディ☆フィーバー!!」』シュッパ
ひづめ「(*ノωノ)」
虎徹『ひづっち。顔赤いよ。』
ひづめ「ふ、普段の私ってこんな事をしているんですか…?」
虎徹『さっきから何言っているの!?こんな物は朝飯前よ!前にグラビアアイドルになると言ってたよね!』
ひづめ「グ、グラビアアイドル…!?」
虎徹『ひづっちはスタイルが抜群だから似合っているよ!私と一緒にチアでアイドルをやっていくわ!』
宇希『グラビアアイドルはこはねちゃんの方が似合うわ!そうでしょ花和ちゃん。』
花和『いや、グラビアアイドルはひづめに似合っているぞ!』
宇希『こはねちゃんの方がクールっぽい感じで相当似合うわ!』
花和『いや明るいひづめの方が似合う!』
ひづめ「この世界のチア部は修羅場的な感じです…!」
虎徹『二人共言い争わないで!ひづっちが困っているわ!』
花和『なんかごめん…』
宇希『ひづめちゃん大丈夫?』
ひづめ「大丈夫です。それよりもみなさんに話したい事があります。」
虎徹『話したい事?』
ひづめ「花和さんと宇希さんには話したい事ですが、今度は経緯を説明します。」
カクカクシカジカンタラサンパチショクパンマキイロ
ひづめ「という訳です。」
虎徹『鏡の世界ね…』
花和『ひづめの家にある鏡から何度か光って、振り向いたら突然気を失った…』
宇希『その直前に謎の声が聞こえたという…』
花和『そして私に出会って普段と違う事に気づいた事か…』
ひづめ「最初は何が起きたと思い、花和さんが私に対してドッキリを仕掛けているんではないかと思っていました。しかし、こちらが知っている花和さんは私に対して先輩扱いにしているのでドッキリを仕掛ける事に難しい事とその日に花和さん本人が鏡作品の事を話していたので早い段階で鏡の世界に来たと仮定しました。」
宇希『仮定という事はまだその時点で鏡の世界に来たと確信していなかったの?』
ひづめ「はい。そちらの宇希さんの行動を見た時にようやく確信しました。」
ウンウン
虎徹『…』
虎徹『そんな話馬鹿馬鹿しいわ…!』
一同「『!?』」
虎徹『鏡の世界なんて所詮おとぎ話のような物だわ。そんな話が本当なら証拠という奴を見たいよ。そもそもいつからひづっちはこはちゃんの真似をしたの?だいたい…』
花和『それ以上言うな…!証拠は…えっと…』
虎徹『かなっち、ムキになったからと言って証拠が無ければひづめっちの話は作り話よ!』
ひづめ「証拠なら私のスマホの中に入っている集合写真を確認してください!」
宇希『こはねちゃんがセンターでとても輝いているわ!』
花和『ひづめが暗い感じだ…』
ひづめ「どうですか虎徹さん?」
虎徹『こんな集合写真なんて加工なんてすれば出来ちゃうわ!きっとうきたそに頼んでCGで再現したんじゃないかしら…』
ひづめ「宇希さん…あなたいつからCG技術を持ったんですか?」
宇希『親戚のおじさんから教えてもらって出来るわ…』
ひづめ「凄いですね…」
虎徹『それより部活が終わったら駅前のケーキ屋に行こうよ!あそこのケーキ屋はバイキング方式でアタシのテーマ曲であるポッピンキャンディ☆フィーバーに相応しいわ!』
花和『ケーキか…虎徹はそんなにケーキ食べるけど大丈夫なのか?』
虎徹『勿論よ!アタシは太らない性質だし、太ったとしても直ぐに戻るわ!』ニコッ
宇希『羨ましいわ…』
ひづめ「私が知っている虎徹さんはもっと黒い感じがしますね…豚野郎と自分自身で言っていましたが…」
虎徹『そんな言葉アタシには似合わないわ!アイドルは自虐しちゃ駄目だわ!』
花和「それってアイドルに関係する事…?」
虎徹『関係あるわよ!そうじゃないとイメージが悪い他に自分自身を苦しめちゃうんだから。』
ひづめ「正直です。黒い部分が見当たりませんね。」
虎徹『もしこはちゃんが来なかったらそのままケーキ屋に行ってカロリーを気にせず食べるわ!』
ガラガラ
こはね『みなさん遅れてしまい申し訳ございません…!』
宇希『こはねちゃん…一体何があったの?』
こはね『みなさんのパフォーマンスを高めるためにある物を家から探してきました…』
虎徹『うっ…嫌な予感がするわ。』
こはね『何か言いましたか虎徹さん…?』ギロッ
虎徹『な、何でもないわ…!』
ひづめ(この世界の虎徹さんが怯える程の人とは恐ろしいです…鏡の世界とは言え何かに取り付かれたような感じですね。)
こはね『今日みなさんに見せたいのはこの動画です。』
ピッ
〜♪(動画の音楽)
ひづめ(振り付けがこちらよりレベルが高いです…!しかもこちらのこはねさんがみなさんに教えるとは、かつてチアでもやっていたのでしょうか?)
こはね『それじゃあ各自で振り付けチェックしてください。』
一同『はい!』
ひづめ(この状況では私の事を伝えられませんね。)
虎徹(アイドルだからこそいい振り付けにしなくては!)
宇希(私だってこはねちゃんの様に振り付けしたいから!)
花和(虎徹の動きが落ち着きが無い。アイドル意識宇希の方は普通という感じだけど、こはねに対する執念が現れている…)
花和『!!』
花和(ひづめまで動きがスムーズ!こんな動きは私が知っているひづめには出来ないはず。しかもこはねと同等のレベルとはかつてのひづめを彷彿させる!というか目に追いつけない!)
こはね『とまあ構成は大体こんな感じでしょう。』
こはね『宇希は一つの事に集中していきましょう。花和さんは照れ捨てましょう。虎徹さんは…』
虎徹『(⌒∇⌒)』
こはね『アイドルらしく大人しくやりましょう…』
虎徹『アイドルは、はしゃいでいるのが売りなの!』
ひづめ(的確なアドバイスです…まるで私にそっくりですが、私より少し暗い感じがします。)
こはね『最後にひづめさんですが…』
ひづめ「なんでしょうか?」
こはね『…』プルプル
ひづめ「こはねさん?」
ひづめ(もしかして逆鱗に触れる事を行ってしまったんでしょうか…?万が一のために髪ばさみでも用意します。)
こはね『もう一度振り付けを披露してください!』
ひづめ「私の振り付けをですか…?」
こはね『はい。気になる事がありますのでもう一度やってください…』
ひづめ「わかりました。」
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