もし、えんどろ〜!の勇者パーティが中の人が同じきららキャラだったらSSです。セイラちゃんは一致してる子がいなかったのでそのままです。
かおす「あば?ここはどこでしょうか?」
目が覚めたら見られない部屋にいました。
かおす「寮じゃないですし…まさか、久し振りに脱出するのでしょうか!?そしてまたあのネズミと…!もう嫌です!!」
セイラ「何騒いでるの?」
かおす「あばばばば!ここはいったいどこですか!?」
セイラ「何言ってるのよ。寮よ。冒険者学校の。今日で3人目だわ、こんなこと言う人」
かおす「冒険者学校?3人目?」
セイラ「とにかく、学校へ行くわよ!」
かおす「わ、わかりました。えっと、あなたは?」
セイラ「私はエレノワール・セイラン。セイラと呼んでね。」
???「待ってください!!」
かおす「あばばばば!今度はだれですか!?」
セイラ「まって、この部屋は1人部屋よ!どこから声が…」
???「2人とも、声がする方へ近づいてください。」
かおす「は、はい」
セイラ「は、はい」
???「ここですよ〜、声が聞こえるでしょ声が!もっと声に近づいて下さい」
かおす「近づきました」
セイラ「どこにいるの?」
???「だいぶ近づいて来ましたね。はい、
見下〜げてごら〜ん♪」
かおす「あば!」
セイラ「わぁ!」
>>194
毎話コメントありがとうございます。
コウテイペンギン可愛いですよね。
ゲームの決着はポケモンの動画見てて思いついたのはここだけの話
おそらく智絵里は今作最大の謎キャラかも知れません。
>>195
興味持つ時は広く浅くハマれば深くをモットーにしてますので。
応用はジョジョの戦闘を参考にしてます。
シェフィさんの技の元ネタは粘着榴弾という戦車の砲弾がモチーフです。
ペンギンの件、イレギュラーズに使用してもいいですよ。(寧ろ出来るならお願いします)
前回までのあらすじ!
ローナ姫を救うために魔王城に突撃した勇者かおす達!目の前に立ちはだかるのは魔王四天王!!戦術、経験、魔力、体力、メンタル…どれを上げても彼らには敵わない…どうする!?かおす達!!
ロドニー「逃げ腰になってるぞ。そんな体制だと刃は当たらない。」
かおす「は、はい!」
ロドニー「動揺している。『焦り』は人を束縛する。まずは深呼吸して心を落ち着かせるのだ。」
かおす「ロドニーさん!」
ロドニー「なんだ?」
かおす「ロドニーさんの攻撃を躱すのに精一杯で、深呼吸できません!」
ロドニー「戦場で敵に『ちょっと待って』なんて言えるか?」
かおす「あばばばば……」
智絵里「『取れて3日目、漬け込んで3週間、熟成フレッシュチェリーシャワー』!!この様に、指の力加減を小刻みに変えながらロッドを振動させることで、広範囲に弾幕を張ることが出来るのよ!」
チノ「なるほど…」
智絵里「また弾幕効果により、弱いカードを強化することも可能。さっきの弾幕にこの鉄の破片をばら撒くだけのシンプルなカルタードを重ね掛けすることで…」
智絵里「邪悪な力を聴牌する、煌く夜桜咲かせましょう『ヒーローズ・メタルブリザード』!!」
チノ「おぉ!」
かおす(あばばばば、どこかで聞いた呪文が聞こえました…)
ロドニー「よそ見をするな」
セイラ「(撃ち続けても、相手は矢を簡単に弾いてしまう…)どうすれば…」
ユニコーン「だぁかぁらぁ!そんな風に放ってもねぇ、あたらねぇんだよ!同じように何回も何回もぬぁんかいもぉなぁ!結果は同じなんだよ!」
ナタリー「もう飽きてきたよ」
アレックス「同じ方法がダメなら人はどうすべきなのか、コイツはしらないのか?」
ディラン「ねぇ、もう終わらせよう」
ユニコーン「エンジェルズも退屈して来たし、トドメを指すとするか。アレやるぞ!」
ナタリー「あれね!」
アレックス「やるか!」
ディラン「せーのっ」
ナタリー「エンジェルパワーdeGO!!」
アレックス「エンジェルパワーdeGO!!」
ディラン「エンジェルパワーdeGO!!」
シェフィールド「どうした?もう攻撃の手段が無くなったのか?」
若葉「正面からの詠唱も法皇結界による多方向もだめ…1番の問題は自分のカードを全部把握し切れてない所ですわ…待って、これならいけるかな?」
若葉「魔法弾がダメならこれならどうでしょうか、『法皇結界』に『爪楊枝』を重ね掛けです!」
元々は唯爪楊枝が入ってるだけのカルタード、しかし、法皇結界を重ね掛けしたら…
シェフィールド「うわっ!危なっ!やばっ!」
多方向から爪楊枝が飛んでくる。普通に怖い
若葉「これなら…あれ?」
ブラ〜ン
若葉「爪楊枝が…浮いてる?」
シェフィールド「魔法弾がダメだから物理攻撃に変えたのか…なるほど、だが私の方が一歩早かった様だな。アサギを糸状に伸ばしてそれを何本も張り巡らせておいた。今の私に近づくものは、全てこのアサギの糸に引っかかってしまうというわけだ」
ロドニー「え!こんな狭い所でソレ発動しちゃうの!?」
かおす「これが『スキ』ですね!」
ロドニー「甘い」
かおす「あば…」
ロドニー「でも、そういうことだ。今のはまぁ、あからさまだが、そんな感じで常に敵の動きのスキを見極める様に」
かおす「はい」
ロドニー(あの結界、剣に当たったら切れ味悪くなるんだよな…)
シェフィールド「あと覚えてるか?さっき君がぶっ放した魔法弾を…私が包んだ君の魔法弾を!」
突如、前回シェフィがアサギで包み込んだことで地面に落ちてた魔法弾がシェフィの手の動きに合わせて浮かび上がる
シェフィールド「こうやって、地面に落ちてる魔法弾を包んだアサギに糸を繋げば…この様に、簡易的なハンマーが出来る!」
若葉「!?」
シェフィールド「喰らえ!ハンマーの高速回転、打ち砕いてやるぜ!」
この時、普通人はどうするか?
大体は避けるか何か持ち物を縦に使うか、それとも反撃するかのどれかだが…
若葉「……」
シェフィールド「どうした?なぜ動かない、このまま諦めるつもりか!?」
シェフィールドのハンマーが若葉に直撃
シェフィールド「……え」
しかし、若葉はなんてことなさそうな立ち方だった
シェフィールド「何故だ…何故痛がらない…骨も砕かれるほどの衝撃だぞ……!?」
若葉「確かに、当たった瞬間は気絶しそうでした。ハンマーを振り回して勢いつけてる間に、服の中に張り巡らせておいたのです。私の『法皇結界』と回復カルタードを」
シェフィールド「な、なんだと!?」
若葉「『全札総重掛詠唱砲』、この距離だと、変なゲルで包むことも出来ないでしょう」
シェフィールド「うわぁぁぁぁぁ!!」
ユニコーン「これで最後だ!必殺弓術、『風神雷神三連装砲(ストームライダー)』!!」
説明しよう!相互増幅回転三連装砲とは、3本のやや羽が大きな矢を束ねて射出する技だ。
まずナタリーとディランが其々炎魔法、水魔法を付与しながら矢を振り回す。その際、熱と水により周りに細かい湯気や霧と同時に矢を回転させる気流が発生する。
そこをアレックスが雷魔法を付与、雷が細かい湯気や霧を伝っていく。
なんか細かい文で分かりにくいかもしれないが、要は『雷雲を纏ったドリルの様に回転する矢を放つ』というわけですね。
ユニコーン「終わりだぁぁぁ」
セイラ『冷凍』
ナタリー「ユニコーン、奴が急に消えたぞ!」
ユニコーン「どういうことだ?」
アレックス「違う!下に滑り込んだんだ!」
ディラン「足元を冷凍カルタードで凍らせて滑りやすくしたんだ!」
ユニコーン「全員すぐに戻れ!」
ナタリー「もうこっちの攻撃は奴に届かない!」
アレックス「間に合わない!」
セイラ「取った」
ロドニー「ふむ、勇者の剣にはなんかすごい力があるのだな。」
かおす「……」
ロドニー「ところで、私の剣『双葉鈴木龍』にも、ちょっとしたギミックがある。『双葉鈴木龍・連結刃形態』!!」
ロドニーの剣が分裂して鞭の様に伸びる
かおす「あばばばば、蛇腹剣ですね。まさか本当に見られるなんて…」
ロドニー「感心してる場合かな?」
ロドニーが『双葉鈴木龍』を振り回す。
すると…
かおす「あばばばば、なんですかこれは…!」
突如、かおすの周りに虹色に光るいくつもの『何か』が現れる
ロドニー「これが…『双葉鈴木龍・星屑襲撃(スターダスト・ストライカーズ)』」
かおす「あばばばば…痛っ!なんだこれは、全身に刃物が飛んでくる様な…」
かおすを斬り付けているのは、ロドニーの双葉鈴木龍の刃の一部だった。
カブトクラゲという生物がいる。下のgifの様に、彼らは虹色に光ってる様に見えるが、これは光っていない。身体の表面の毛を波打たせることで光を反射させてディスクの裏側の様に輝いているのだ。
https://kirarabbs.com/upl/1574720252-1.gif
https://kirarabbs.com/upl/1574720252-2.jpg
ロドニーの星屑襲撃も同じような原理で輝いている。蛇腹剣を限界までに伸ばして新体操のリボンのように高速にそして細かく回すことで周囲の光を反射させてるのだ。
かおす「痛っ…広範囲からの斬撃までできるなんて…これじゃスキがありません…あ痛た…こんな時はどうすれば…痛っ…」
若葉「危ない!『回復(ヒール)』!!」
かおす「あ、ありがとうございます」
かおす「そうだ、この刃はファンネルじゃなくて糸で繋がってるはずだから、適当に剣を当てたら引っかかるかな…だめでした、届きません…」
忍「みなさんがあれだけ頑張っているのに、私は…」
智絵里「ブラックサンダー!」
チノ「ホワイトサンダー!」
智絵里「光の一族の美しき魂が」
チノ「邪悪な心を打ち砕く!…合ってますか?」
智絵里「合ってるよ」
忍「私はいつも見てるだけ…」
若葉「シェフィさんを倒した所ですし、とりあえずかおすちゃんを…」
シェフィ「まだ終わらんよ!」
若葉「ど…どうして!?至近距離で撃ったはずなのに…!!」
シェフィ「当たる直前、アサギを繭の様に全身に纏った。この状態だと息ができない上解除も難しいから基本使いたくない。」
忍「私も……」
セイラ「嘘…」
ユニコーン「真剣白刃取りならぬ…真剣白矢取りかな?」セイラが放った矢を気ぃ張って素手で取った。
ナタリー「流石ユニコーン、私たちが出来ないことを平然とやってのける!」
ディラン「そこに痺れる憧れるぅ!」
アレックス「そこに痺れる憧れるぅ!」
忍『私も戦いたい、みんなを助けたいです!!』ピカッ!!
ナタリー「な、何!?」
セイラ「この輝きは!?」
かおす「あばばばば、忍さんの頭が…」
「「「「「「「「金色に輝いてる!?」」」」」」」」
ロドニー「なんかよくわからないがこれ以上戦闘を継続するのは危険だ!勇者達よ、今回は俺たちの負けだ!次の部屋が魔王様の部屋だから進が良い!!やられたー!」
シェフィ「ぐわー」
智絵里「やーらーれーたー」
ユニコーン「セイラさん、貴女の戦いぶりは良かったよ。この子は最近手に入れた風邪を付与する精霊『ボスレー』だ。君のパートナーとして共に戦うが良い」
ボスレー「ぼ、ボスレーです。これからよろしくお願いします…ユニコーンさん、短い間でしたが、ありがとうございます。」
セイラ「ボスレーね、私エレノワール・セイラン、セイラと呼んで。よろしくね。」
四天王一同(我ら4人、姫様が幼き頃よりお仕えしてきた…)
四天王一同(姫様の幸せこそが我らの願い…あれほどまでに姫様を想ってくれるとは…よいご友人ができましたね。姫様)
ローナ「勇者様の戦いっぷり素敵でしたのにいいところで終わっちゃいました」
ローナ「あの忍さんの光はなんだってのでしょうか?」
マオ「ローナ姫よ。そろそろやめにせぬか?勇者らしく戦うあやつらが見たいという姫の願いはもう叶ったであろう。もう満足じゃろう?」
ローナ「いいえ!この後はいよいよ魔王との決戦なんですよ。勇者物語のクライマックスなんですよ。ここでやめるだなんてとんでもないです!」
マオ「ふむ…では今日のあやつらを見てどう思った?」
ローナ「来てくださったときは本当に嬉しかったです。罠の時はハラハラして。戦う姿は本当に素敵でドキドキしました。ですが…どうしてでしょう…胸がチクチクします…」
ローナ「あんなにも憧れた勇者様の活躍ですのに…」
マオ『16年前から君は、透き通るように純粋だった。 その水晶の輝きが、私の才能を刺激してくれたァ…! 君は最高のモルモットだァ! 君の人生はすべて、私の、この手の上でっ…転がされているんだよォ! だぁ―――ははははははっはーはははは! ブゥン!デ・デンジャラスゾン・ビ!デ・デンジャラスゾン・ビ!』
マオ「よく見ておくのだぞ。勇者と魔王の戦いを」
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マオ「よくぞここまで来たな勇者よ」
かおす「魔王!ローナさんを返してください!」
マオ「フフフフフ…そーれ!」
セイラ「なにこれ!?」
若葉「結界ですね、シェフィールドのより強力です」
マオ「助けたくば我を倒すがよい…そなた一人の力でな!」
かおす「あばばばば、やはり一騎打ちですね」
マオ「そなたに問う。なぜ姫を求める?そして何故漫画を描き続ける?富か?地位か?名声か?」
かおす「違う!この萌田薫子が金やちやほやされるためにこうして勇者やってマンガを描いてると思っていたのかァーッ!!」
かおす「では勇者だからか?魔王を倒すのは勇者の運命だからな」
かおす「その血の運命〜♪じゃありません!全部違います!お姫様だからとか勇者だからとかそんなの関係ない、ローナさんは…私達の大切な友達だからです、だから助けるのです、そして私は『読んでもらうため』にマンガを描いている!『読んでもらうため』ただそれだけのためだ。単純なただひとつの理由だがそれ以外はどうでもいいのだ!」
ローナ「(私の事を姫ではなくローナと呼んでくださっていました…では私は…私はあの方を…)
かおす「ロドニーさんの言う通り、全ての動きにはスキがありますね…」
かおす「この程度の弾幕、ロドニーさんの剣術と比べたら、スキだらけです!」
マオ「こ、この動きは…!?」
かおす「ローナさんを返してもらいます!」
マオ「う、嘘やろ!?あかん!!」
ローナ「やめてくださーい!!」
ローナ「ごめんなさい…すべて私の我儘なんです…魔王が復活したことも…私が攫われたことも…全部…嘘なんです…本当にごめんなさい!」
セイラ「ていうことは…」
チノ「やはり…」
若葉「わー…」
忍「これはこれは…」
かおす「ドッキリですね」
ローナ「私は幼い頃から勇者様に憧れていました。いつかこの物語のように素敵な勇者様に出会えると思ってました」
ローナ「ですが私は物語にのみ囚われずっと本当の事を見ていなかったのです…」
かおす「?」
ローナ「あなたです勇者様…いえ、ユーリア・シャルデット様。私はずっとあなたに理想の勇者を重ねて本当のあなたを見ていなかったのです…」
かおす「そ、そうですか…。でも良かったです。ローナさんがなんてことなくて…」
若葉「そういえばこの人だれですか?」
セイラ「偽物魔王だよね?」
チノ「すごく強かったですけど」
かおす「あの〜…どちら様ですか?」
マオ「我じゃ我!」
忍「先生!?」
セイラ「嘘…」
若葉「全然気づかなかったです」
チノ「変装のカルタードですね」
かおす「あばばばば、マオ先生を思いっきり斬ろうとしてしまいました、ごめんなさい!』
マオ「フン。その程度の腕で我を斬ろうなど100年早いわ。ではな、明日も遅刻するでないぞー」
〜翌日〜
ローナ「この前のお詫びにお弁当を作ってきたんです。よかったら食べてください」
チノ「これがロイヤル弁当…すっごいゴージャスっすよ」
ローナ「いえ…あの…」
ローナ「初めて作ったんです。お口に合えばよいのですが…」
若葉「とっても美味しいですよ」
チノ「うん、美味しいです」
かおす「あばばばば、料理もできるなんてすごいです。」
忍「…食べたい…でも食べれない…」
かおす「まぁよかった!ありがとうございます薫子」様」
かおす「あの、薫子じゃなくてかおすでいいですよ」
ローナ「で…ですが…」
かおす「本名よりも、ペンネームで呼ばれた方が落ち着きます。」
ローナ「…はい!かおす!」
続く
おまけ
〜寮〜
かおす「あばばばばばばば!!!!」
セイラ「どうしたの!?」
チノ「夜中に起こさないでください」
若葉「怖い夢でも見たのですか?」
ボスレー「zzz」
忍「zzz」
かおす「いえ…ついに…ついに私の漫画が…」
かおす「とりあえず完成しました!」
>>217
いつもコメントありがとうございます!
果たして、シノに備わった『何か』とは一体…
マオ先生の台詞はそのままで、かおす先生に違う漫画家が舞い降りてるのに会話がほぼ噛み合ってるのが面白いです。
シノ…こけし…金髪化…既視感が…。
かおす「出来ました!私の漫画!!」
一同「おぉー…」
セイラ「ちょっと見せてよ」
若葉「私も気になります!」
かおす先生の異世界での作品は、登場人物を召喚したときを考慮して、世界観はなるべく今自分の住んでる世界に近づけており、ストーリー異世界であったことをベースに描かれている。
また、登場人物は…
チノ「可愛らしい絵ですね。私はこの元気な子が気に入りです。」
忍「この金髪の子、可愛いです…あれ?」
忍「この子…」
チノ「どこかで…」
若葉「見たことがあります…」
セイラ「えっと、この子達を召喚するのかな?」
かおす「そ、そうですね…」
ボスレー「おはよ…」
忍「誰ですか?この方は…」
若葉「知らない人ですね…」
セイラ「この子はボスレー、この間の四天王(仮)戦の時、ユニコーンさんから貰ったの。」
ボスレー「よ、よろしくお願いします。」
チノ「そういえば、四天王戦で思い出したのですが、あの時忍さん光ってましたよね。あれって結局何だったのでしょうか…」
かおす「で、出来ますか?忍さん」
忍「どうでしょうか…」
若葉「力んだら出てきたりして。」
セイラ「そんなうん…ごめん、なんでもない」
忍「やってみます。ウ-ン…」ピカッ
「「「「出来た!?」」」」
かおす「ど、どうなるのでしょうか…」
ゴトッ
「「「「!?」」」」」
セイラ「なにこれ…ゴーレム…?」
かおす「綺麗な造形ですね。それにメイド服を来てます。でも私の部屋にこんなものありませんでしたよ。」
若葉「ていうことは、忍さんが召喚させたのでしょうか?」
忍「そんなはずがありません。私は金髪同盟です。召喚できるなら金髪少女がでてきますよ?」
チノ「まだ召喚能力とは決まってません。こんな時こそ、私の『カフェ・ド・マンシー』ですね。」ゴクッ
ボスレー「結果やいかに…」
チノ「うーん…あまり良くない、寧ろ悪い結果が出てます。」
若葉「というと?」
チノ「このシミは『逃げられない運命』、こっちのコーヒー渋は『立ちはだかる敵』、『忠誠』、『再戦』ですね。」
かおす「あばばばば、少年漫画の敵みたいですね。」
セイラ「じゃあ起こさないほうがいいのかな?『逃げられない運命』ってなんだろう…」
ボスレー「『再戦』も気になります。皆さんは過去にこの方と戦ったことはありますか?」
全員が首を横に振った。
???(ゴーレム)「ここはどこ?私は誰?」
チノ「どこかで聞いたような台詞で起き上がりました。」
若葉「記憶をなくしてるようですね」
かおす「あばばばば、学校に連れて行ってローナさんに頼んでみるのは?」
セイラ「そうね、そうしま…ってもうこんな時間!」
ボスレー「やばっ」
チノ「ゴーレムさんも行きましょう」
???(ゴーレム)「か、かしこまりました」
〜学校〜
マオ「お前ら!遅刻ギリギリ…って!こやつは!?」
かおす「あばばばば、今朝私の部屋で見つかったゴーレムです。ローナさんに頼んでなんとか…」
マオ「(そんなことしたら我が元魔王だとバレてしまう…)いや、ここはまず我が預かる、お前達は教室にはいっておくのじゃ」
???(ゴーレム)「えっと…」
マオ(こやつ、もしかして記憶が無いのか?だとしたら都合が良い。ここで働かせて我と同居すれば…!)
〜数日後〜
かおす「完全にマオ先生と馴染んでますね、メイゴさん」
チノ「あれ?メイゴさんって名前は誰がつけたんでしたっけ?」
若葉「そういえば…」
あだ名あるある
あだ名の名付け親がわからない
忍「同居もしてるのですよね?先生家事とかしませんけどやっぱり2人で外食してるのですか?」
マオ「炊事は既にこやつの領分になっておる」
女戦士「この…泥棒猫!」
マオ「はよ授業の準備をせんかい」
https://kirarabbs.com/upl/1575856945-1.jpg
https://kirarabbs.com/upl/1575856945-2.jpg
〜放課後〜
メイゴ「お疲れ様です」
マオ(お主の記憶が戻ったらどないしよ〜という心労がほとんどじゃがな!)
マオ「う〜ん…今日は同僚と一杯やって帰るかな〜」
女戦士「やった!」
メイゴ「そうですか。では先に帰ってお待ちしております」
マオ(こやつ…以前とはまるで…)
マオ「あ〜。やっぱり家でのんびりするかのう」
女戦士「あばばばば!!」
〜マオ宅〜
マオ「はぁ…何度も言うとるじゃろう」
メイゴ「ですが…」
マオ「そんな所で突っ立っておられては落ち着いて食えぬわ。これは命令じゃ」
メイゴ「かしこまりました。では失礼します」
「「いただきます」」
マオ「お、うまいのう」
メイゴ「はい。魚屋さんに秘密のお出汁を分けていただきました。なんでもサバ魚人の残り湯なる商品名だとか」
マオ「あまり詳しく追求しない方が幸せかもしれぬな…」
マオ(なんちゅーか…悪くないものじゃな…って!我がこやつを傍に置いてるのは監視のためじゃろうが!)
〜数日後〜
ローナ「こほん。ご報告します。記録の整理が一段落つきました」
かおす「おつかれさまです」
マオ「いやなんで我の家なんじゃ?」
ローナ「だって私もお友達の家にお呼ばれされたかったんですもの」
マオ「だから我は友ではなく教師じゃっちゅーとろーが!ちゅーか我の家ちょー狭いし!」
ローナ「こんなこともあろうかと失われた記憶を取り戻すための伝説レアを常々携帯しております」
マオ「スルーするな!いや、どんなことがあろうとじゃ!?」
若葉「よかったですねメイゴさん」
マオ(よくないよくない!そんなもの使われて記憶が戻られては困るのじゃ!)
マオ「待つのじゃ待つのじゃ。そんな無理矢理ではなくもっと慎重に…」
ローナ『閉ざされし記憶の扉よ。祝福の光の下に開きたまえ!』ピカッ
メイゴ「……」
ローナ「駄目でしたか…」
かおす「思い出しました!」
若葉「思い出しましたわ!」
チノ「思い出しました!」
セイラ「思い出した!」
ボスレー「そっちかい」
かおす「私たちはこの世界は2回目で…」
チノ「授業の一環としてダンジョン回ってたらかおすさんが勇者の剣を入手して…」
若葉「しばらくして魔王が復活したから城に行くことになって…」
忍「魔王と戦って過去に飛ばされた私達はもう一度出会ったのですね」
セイラ「あ・ん・た・が!禁断の魔法の呪文を噛んだせいでね〜!」
かおす「あばばばば!ごめんなさいですぅ…」
ローナ「つまり勇者様達は魔王を倒したも同然ということですね!ではこちらのメイゴ様は…」
チノ「私の記憶では魔王の間を守る最後の敵で四天王よりも強かったです」
かおす「あ、四天王だけど何故か3人しかいませんでした。」
ローナ「成る程…貴重な情報です!感激です!」
ローナ「ではとりあえずメイゴさんはラパネスタ王国でお預かりしましょう。さすがに魔王関係者を放置しておけませんし」
マオ(あの魔法でも記憶が戻らなかった以上もう我の正体を思い出すことはあるまい。これで我の平穏な生活も安泰じゃ。悪く思うでないぞ。何、あの姫のことじゃ。手荒な真似はせんよ…ん?)
メイゴ「……」
マオ(もしや…怯えておるのか?感情も持たないゴーレムが?)
メイゴ「何も…心配なさらずに」
マオ(お主…まさか記憶が!?)
メイゴ「それではこの身をお預けします。」
ローナ「悪いようにはしません。ご安心を」
マオ(落ち着くのじゃ我…見た目こそ人間じゃが奴は所詮ゴーレム…命を持たず命じられたことしかできぬただの…ただの…いや、違う。そんなものただの言い逃れじゃ。大切な仲間の危機から目を背けてはならん。)
マオ「忠実な部下を切り捨てて何が魔王か!」
メイゴ「魔王様…」
マオ「どうした萌田薫子。いや、伝説の勇者よ…我こそは魔王。このナラル島に君臨せし魔王である。ふははは!姫を救いたくば我が居城まで来るがいい。勇者よ。真なる絶望を再びその身に味合わせてくれようぞ!」
セイラ「嘘でしょ…」
若葉「先生が魔王なんて…」
チノ「でもあの姿も力も確かに自分達の記憶にある魔王です」
かおす「先生…」
ボスレー(ちょっと待って、新しくパーティーに加わって数日後にこんな事件が起こるなんて、これが悪運ってやつ!?)
セイラ「なんかもう大変なことになっちゃったね…」
チノ「うう…自分がまだ経験してない記憶が蘇るってのも不思議な感覚っすね…」
忍「思い出しただけで強さとか全然変わりませんけどね」
かおす「いえ、記憶があるだけで充分な強みです。実際過去に転生して前世の記憶を武器に無双する作品見たことあります。」
セイラ「どうする?」
若葉「それはもちろんローナさんを助けに…追いかけて…」
かおす「戦う…先生…いえ、魔王と」
忍「でもこのままじっとしていられません」
チノ「そもそもどこに行ったかすらも分からないです」
???「話は聞かせてもらった…」
セイラ「こ、この声は!?」
女戦士「どうやら私の出番のようですね!」
忍「先生!?」
ボスレー「この人も先生なんだ」
女戦士「このチェイサーのカルタードがマオ先生の元へ導いてくれるでしょう。私もいつも使っています」
かおす「ちょっと今聞き捨てならないセリフが…」
若葉「ありがとうございます。では…『我らに道を指し示せ…チェイサー!』…補足しました」
〜魔王城〜
マオ「わはははははははー!こうなれば魔王らしく勇者共を蹴散らしてこのナラル島を阿鼻叫喚の地獄絵図に変えてやるのじゃー!」
ローナ「おやめください!思わずノリノリになって引っ込みがつかなくなったからとはいえユーシャ様達は教え子ではありませんか!」
マオ「一言多いわ!」
マオりフン!お主とてこうなることは薄々わかっておったろうに」
ローナ「はい?」
マオ「え!?いや…ほらお主ってば…『案外…近くにいるかもしれませんね』や『これもまた世界が定めし一つの因果』ってな感じで意味ありげに我に近付いてきたじゃろ」
ローナ「あれは…勇者物語82巻第6章での暗黒騎士様の台詞をちょっと思わせぶりに口にしてみただけで」
マオ『なんじゃそりゃー!!』
ローナ「年頃の女達は皆通る道だとじいやも言っていました!だいたい先生もあのいかつい本体を普段はそのような愛らしい姿で隠してるあたり素養があるのでは?」
マオ「我はこっちが本体じゃ!なんかこう…あっちの方が魔王っぽいじゃろ?」
ローナ「つまりかっこつけていたのですね!」
マオ「うるさいのじゃー!!」
メイゴ「まぁ魔王様も秘密の部屋で密かに自作のポエムなどを書き…」
マオ「わーわーわー!なぜそれをー!」
メイゴ「はい。魔王様の事で存じ上げないことは何ひとつとしてありません」
マオ「ほう。一介のゴーレム風情が大きく出るではないか」
メイゴ「半永久的に稼働するゴーレムであるが故に魔王様方の存じ上げない勇者と魔王にまつわる真実、なども」
マオ「なんじゃと!?」
メイゴ「なんでしょうかそれは!勇者マニアとして聞き捨てなりません!」
マオ「構わん。今代の勇者があの緩さじゃ。どうせたいしたことでもなかろうれ」
メイゴ「それでは…かくかくしかじか…」
メイゴが色々語ってる間に、かおす達は魔王城の前に到着した。
セイラ「ついに来たね」
チノ「本物の魔王がいる城です」
かおす「なにゆえ もがき 生きるのか? 滅びこそ 我が喜び。 死にゆく者こそ 美しい。 さあ 我が腕の中で 息絶えるが良い…2回目です」
忍「しかし…やっぱり魔王とは戦わなきゃなのかな?」
セイラ「それが勇者ってものでしょ…」
かおす「そう…ですよね…でも先生ですし…」
「「「「「………」」」」」
ボスレー「みんな、アレ!」
メイゴ「魔王城へようこそ。勇者パーティーの皆様」
チノ「あ、メイゴさん」
メイゴ「まだその名で呼んでくださるのですね。魔王様の忠実な部下である私を」
セイラ「だってそれ以外呼び名無いし」
かおす「メイゴさんはメイゴさんです」
メイゴ「だからマオ様も魔王ではなくマオ様で呼ぶのですね」
メイゴ「さすがは勇者様。本当にお優しくそして甘い。であればこそ皆様にもお聞かせしましょう」
メイゴ「皆さんご存知の通り、遥か遥か大昔のナラル島、突如現れたその巨大な破壊の力を人々は魔王と呼び恐怖した。やがて勇者と呼ばれる存在がこれを討ち島に平和が戻った。けれども魔王は再び蘇る。そして勇者もまた現れて…そんなことが999度続いき今代の魔王様で1000代目です」
セイラ「なんかもう…」
かおす「深刻な魔王蘇り過ぎ問題ですね」
メイゴ「そういう運命ですので。魔王の力はあまりに強大。たとえ倒されようともいつか必ず力を取り戻し蘇るでしょう。故に力を取り戻す前に蘇らせ再び倒す。そんな運命になっているのです」
かおす「つまり代々の魔王は自力で蘇ったわけじゃないって事ですか?」
メイゴ「誰がその運命を用意したのかわかりません。わかるのは中途半端な状態で蘇らせた魔王の力を勇者が長い時をかけ削っていたということだけです勇者もその運命の一部。だからこそ都合よく魔王様の復活と同時に復活するのかとそして最後の勇者があなたです。999代に渡って力を削りつくされ最後に残った力…」
メイゴ「そうですね。わかりやすく言うのなら…皆様方が勝利したら魔王は完全に消滅し二度と蘇る事はありません」
かおす「え!?先生が…消えちゃう…?」
ボスレー「なるほど、私達が先生を殺すか、魔王の復活でナラル島が滅びるか…」
〜魔王城〜
マオ「はいはーい!どうせ我で最後ー!負けるために蘇らされるくらいならさっさと勇者めに滅ぼされた方がマシじゃー」
ローナ(私が憧れていた勇者様…それは魔王の力を削るためだけに誕生した運命の奴隷のような存在だった…)
〜魔王城前〜
セイラ「待って、そんなこと言われたら…」
メイゴ「ええ。戦えないでしょうね。あなた方であれば。今のあなた方では魔王様の足下に及びません。ですが勇者という存在は万が一を起こしかねない。さぁどうなさいますか?お優しく甘い今代の勇者様?それでは皆様のお越しを四天王、そして魔王様とお待ちしております」
忍「ど…どうすれば…」
チノ「先生を消したくありません、しかし魔王の復活も…」
「ちょっと待った!!」
かおす「あば!?」
「強大な力に屈するように」
「定められた運命からは誰も逃げられない、受け入れるしか無い」
「受け入れるからこそ立ち向かうことができる。」
「そして、その立ち向かう力を希望と呼ぶ!」
忍「こ、この声は!」
かおす「ロドニーさん!」
若葉「シェフィさん!」
セイラ「ユニコーンさん!」
チノ「智絵里さん!」
ロドニー「今回はドッキリじゃ無いようだな。」
つづく
特報
定められた運命
かおす「先生は本当にこの世界を滅ぼしたいのですか?」
望まぬ戦い 強大な四天王と圧倒的メイゴさん
???「そこだ!食い破れ!」
智絵里「この子…無敵か!?」
???「いくらでもやり直せる」
ユニコーン「真の覚悟はここからだ!」
セイラ「真の覚悟はここからよ!」
[ シェフィ「う、動かん!」 ]
決戦〜師匠との戦い〜
マオ「私はまだ変身を二回残してる」
セイラ「かおす!」
チノ「かおすさん!」
若葉「かおすさん!」
忍「かおすちゃん!」
ボスレー「かおす!」
智絵里「かおすちゃん!」
ユニコーン「かおすさん!」
マオ「終わりじゃ…」
かおす「…行きます!」
ロドニー「あとは、任せたぞ。かおす、お前は俺たちの希望だ…」
かおす「こんな不幸、許されていいはずがありません!」
えんどろ〜!中の人!〜第II部魔城戦〜
乞うご期待
メイゴさんどっから出てきたんですかw
原作の最終回入ってるのに偽四天王が再登場するし、漫画キャラは未召喚だしでそのチノ運命はもう少し続きそうですね。
>>243
ありがとうございます!
自分の中ではここからがは本番って所です
尚、特報で出てきた台詞は気が変わって変更する場合もあります
おぉ…まだまだ続くんですね…!
かおす先生の「2回目です」が個人的ツボです
ありがとうございます!
かおす「えっと、何故ロドニーさん達がここに…」
ロドニー「姫が拐われたと報告が入って。」
智絵里「私達の仕事は皇室の護衛、王家が危機に晒された時、最終戦力として私達が動員されます」
シェフィ「道中聞こえたけど、まさか君たちの先生が魔王なんて」
若葉「そうなんです。それで、私たちはどうすればいいか…」
ユニコーン「倒さないという選択肢…は無いかな?」
チノ「それができたら苦労しな…待って、そういえば、今まで魔王は『自力で蘇ったわけではなかった』のですよね?」
若葉「ええ、それがどうしたのですか?」
チノ「自力で蘇ったのではないのなら、倒された魔王を『再び戦わせようとする[何か]が存在する』ってことですよね?」
かおす「ま…まさか…」
チノ「そうです、かなり手荒で不確実なやり方ですが、先生を消滅の直前まで追い詰めます」
〜魔王城〜
マオ「はっ!?」
ローナ「どうされました?」
マオ「なんかすごくいやな予感がするのじゃ…」
〜魔王城前〜
セイラ「待って!どういうつもりなの!?」
かおす「あばばばば、消滅寸前で私達が戦う意志を放棄すれば…」
チノ「はい、私達を再び戦わせるべく、その『何か』が発動します。それが『形あるものなら』それを倒せばいいのです」
忍「なるほど!その手がありました」
セイラ「でも、もしその何かが『形のないもの』だったら…」
チノ「その時は、その時です。今ここで考えるよりは、一つの可能性に賭けたほうがいいと思います。」
若葉「そうですね、悩んだって何も始まりません」
魔王城・突入!!
若葉「確かこの城にいたのは先生とメイゴさん以外でしたら四天王だけだったはずです。」
セイラ「記憶だと、四天王は1人ずつ襲いかかってきたはず」
かおす「あばばばば、でもその時はロドニーさん達は一緒じゃありませんでした。ですから、敵の戦法や能力も記憶と変わってると思います」
ユニコーン「ならば迂闊な行動は避けた方がいいですな。」
ナタリー「でも敵が暗殺に適した固有魔法持ってたらそれこそ…」
コン…コンコン…
若葉「今何か聞こえませんでした?」
チノ「いえ、何も…」
忍「聞こえませんでした。」
若葉「そう…ですよね……」
コンコン…コンコン…
チノ「…撤回します。確かに聞こえます」
キィ…キィェェェ…
ロドニー「まずい、全員離れるな!」
???『キェェェェ!!』
セイラ「うわっ!」
シェフィ「な、何だあの野郎、急に二足歩行で悪そうな顔してるトカゲが集団で来やがったぞリザードマンの一種か?」
かおす「あばばばば、あれが世に聞くラプトルです…」
智絵里「知ってるのか?かおす」
かおす「私が転生する前の世界の恐竜という古代生物の一種です!彼らは集団で狩りをします。見てください、足にある鉤爪を。あれが彼らの武器です。集団で襲いかかり、傷痕などの急所をこの爪で刺すのです。彼らの種族の一部が鳥に進化したとも言われます。」
セイラ「待って、彼らが集団で狩りをするなら、つまり私達は…」
ラプトル『キェァァア!!』
ラプトル『キィィィ!』
智絵里「うわぁ、前後左右四方位囲まれてしまった…」
かおす「群れで狩りをする動物は孤立した一頭を狙います。ロドニーさんが離れるなと言ったのも、」
ロドニー「そう。ところでかおす、君かなり物知りだな」
かおす「あ、ありがとうございますぅ」
忍「ここは異世界ですよ?モンスターはいても、何故こんなところに恐竜がいるのですか?」
シェフィ「可能性としては、『恐竜達がここに転生して魔王城で飼い慣らされた』、或いは『四天王の1人が何かしらの方法、法則に基づいて恐竜を生み出す能力を持った転生者』だな」
シェフィの予想は後者が正解だった。
かおす達がいる部屋の高いところにその能力者がいた。
???「流石勇者パーティ、私の『恐竜楽園(ジュラシックパーク)』とラプトルの生態の一部に早くも気付いたようだな。」
鈴木珠紀 古生物学者。
新種の恐竜の化石を見つけたとテンション上がってたらワニだったという経験がある。
発掘調査してたら転落死して転生。
固有魔法『恐竜楽園』の危険性などでギルドや一般ぴーぽーから煙たがられていた。
智絵里「ラプトルは4体…でもシェフィの予想が当たってたらもっと増えるかも」
チノ「恐竜なら、逆に救われたかもしれません。高い身体能力を持っても、魔法は使えません」
シェフィ「ええい焦ったい!『アサギ』で固定してやる!」
シェフィはアサギを発射してゴキブリホイホイのようにラプトルを絡めようとするが、全部飛び越された。
シェフィ「ごめんなさい!」
かおす達に飛び掛かるラプトル達
セイラ「あ!ラプトルの口から火球っぽいのが!」
かおす「もうダメだ…おしまいだ…」
と、諦めかけたその時!
ロドニー「いや、シェフィ…その位置、その角度がいい!『双葉鈴木龍・連結刃形態』、これで君達に刃が当たらずに奴らを薙ぎ払える!」
ロドニーが剣を伸ばしてラプトルを切り裂いた…と思ってたら
若葉「消えた!?」
ラプトルの姿がなくなっていた
チノ「皆さん見てください」
ユニコーン「これは…」
かおす達の周りには4枚のカルタードが落ちていた。
ユニコーン「このカルタード、何か刃物で切られた跡がついてる」
ボスレー「なるほど、さっきのラプトルの正体はこのカルタードってわけね。この刃物の傷はおそらくロドニーさんの双葉鈴木龍だと思います。」
ロドニー「どれどれ…確かにこの傷と私の剣がぴったり重なった。シェフィの予想通りだ」
シェフィ「ならば、本体を探さないといけないな…しかし」
ラプトル『キェェェェ…』
ラプトル『キェァァア!!』
チノ「流石にこの量は時間がかかりそうですね」
セイラ「なんかラプトル増えてない!?」
かおす「あばばばば、相手が数の暴力で来るならこっちも対応すればいいです。」
チノ「そっか、かおすさん漫画完成してましたね」
説明しよう!かおす先生の職業『漫画家』は描いた漫画の登場人物を召喚する!
かおす「みなさん、力を貸してください!『召喚(コール)』!!」
かおすの掛け声と共に漫画が光り、4人の女の子が召喚される!!
リリィ「リリィと申します。これからよろしくね!」←金髪
忍「ヒャァァァ!!リリィちゃん、会いたかったですよ!」
フタバ「私フタバ!チノちゃん、会いたかったよ!」
ミカ「えっと、ミカです。よ、よろしくお願いします。若葉ちゃんだよね?」
ユア「やった、ついに出たんだね…あ、ユアだよ。かおすちゃん、やっと会えたね!」
リリィ「ダメだよユア!作者さんにちゃん付けなんて…」
4人合わせて!『ヨレンジャー!』
チノ「暑苦しいです、フタバさん…」
忍「キャー!」
若葉「あれ、どうして私たちのことを知ってるのですか?」
忍「ほわぁぁぁぁ!!」
セイラ「シノ、落ち着いて!!」
かおす「多分アレじゃないですか?『読者が漫画を読む時、登場人物もまた読者を見ている』的な…」
フタバ「そうよ」
セイラ「そうなんだ」
かおす「で、えっと皆さんこれからこの恐竜達を倒しつつ彼らを指揮する人を探すから手伝ってください」
リリィ「うん!」
フタバ「私に任せない!」
ミカ「わかったよ」
ユア「了解!」
珠紀「その必要はない」
!?
ロドニー「こいつ自分から姿を現したぞ。」
智絵里「なんだ、隠れてちまちま恐竜出してくだけだと思った」
ユニコーン「配置につけエンジェルズ!!」
ナタリー「OK!」
アレックス「任せて!」
ディラン「了解!」
ユニコーン「本体は私がやる、みんなは周りの恐竜達をお願い」
珠紀「ほう、矢に精霊を乗せるのか。面白い弓術やな」
珠紀が手を横に出す。一頭のラプトルがそこに飛びかかる。するとそのラプトルが弓に変形。
珠紀「手合わせ願おうか!」
ユニコーン「西部劇のガンマン風に言うと…『ぬきな!どっちが素早いか、試してみようぜ』 というやつだぜ」
珠紀「恐竜対精霊か…面白い!」
続く
ただでさえ投稿遅いのに凄い勢いでオリキャラ増えてるから読者さん達がついて行けてるか不安になってきた。
(「琴音」って誰やねんと思う方は私がクリスマスに投稿したSSを参照してください。)
きららでもえんどろ〜でもないキャラってオリキャラだったんですか。どこかにモデルがいるのかと思ってました。
ところで、自分に名前を付けたのは他サイトと一貫した行動みたいなことを考えてるのでしょうか。
>>256
モデルの人物やキャラはいます。
自分に名前つけた理由は新しいソシャゲを入れたときやTwitter始めた時に使うためです。
珠紀「……」
ユニコーン「……」
2人が睨み合う中かおすたちはラプトルを駆除していく
ロドニー「そいっ!」
かおす「あばばばば!」
智絵里「チノ、私に合わせて!」
チノ「はい!」
若葉「『拘束(バインド)』、シェフィさん!」
シェフィ「thanks、ぶちかますぜ!」
リリィ「ニャァーーー!!」
ミカ「リリィ危ない!」
ラプトル達『ギャォァァ!』
チノ「これじゃキリがありません…」
ロドニー「こいつらどっから来てるの?」
智絵里「四天王の能力でこういうカルタードとかがラプトルになってるのはわかるけど、彼はユニコーンが相手してるからラプトルを生み出すのは難しいはず。倒しても倒しても増えるのは何故だろう?」
若葉「念じるだけで物をラプトルに変えるというのは?でもそれだと今持ってる武器やカードも恐竜になります」
セイラ「まさか、ラプトルが同じような方法でラプトルを増やしたりして…」
かおす「そんなゾンビじみた能力でしたら私たちもラプトルになってしまいます。」
※かおす先生と智絵里は某奇妙な冒険やその他異能バトルを読んだ影響で『この手の能力の発動条件は「対象に触れること」だから彼も何か物に触れてそれを恐竜化させてる』と思いその前提で話を進めてます
ボスレー「あの…ちょっと気になることが…」
シェフィ「どうした?」
ボスレー「四天王の右手の甲、なんか…」
ユニコーン「うわぁぁぁ!!」
一同「!?」
ロドニー「だ、大丈夫か!?」
かおす「なんかギャグ漫画みたいなぶっ飛び方でしたよ!?」
ナタリー「ありのまま、今起こったことを話すよ…奴が放った矢が急にあそこにいる大型馬車並みのデカい三本角の巨獣になって私達を突き飛ばした…もう私自身何言ってるかわからない…」
ロドニー「あそこって?」
ユニコーン「あれ…」
ユニコーンの指差す方向には、一頭の草食恐竜がいた
智絵里「トリケラトプス…だったっけ?」
かおす「多分そうだと思います」
珠紀の能力は『触れた物質を恐竜に変える』。
発射した矢をトリケラトプスにしたのだ。
トリケラトプスは全長約9メートル、体重約6 - 12トン。この巨体を秒速34m(Wikipediaに載ってた矢の速度)で射出することになるから破壊力も凄まじいだろう
セイラ「これだと私と戦ったときみたいに矢を弾くことはできないのね」
ユニコーン「しかも…いたた…エンジェルズは矢に魔力を付与したり振り回すことはできても『軌道』は変えることはできない…いや待てよ、この方法なら!」
そう呟いてユニコーンは珠紀の前へ進む
そこへラプトル達が襲い掛かる
フタバ「ユニコーンさんの援護を!」
珠紀「下がれラプトル、私がやる。何度やっても結果は同じだ!」
珠紀が再び矢を放つ。
矢は再びトリケラトプスになるが…
ユニコーン「矢が恐竜化しても、暫くは宙に浮いている。そこを狙えば!『絶対零度』!!」
珠紀「こいつ、床を凍らせただと!?」
ユニコーン「セイラさんとの戦いから教わった滑り込みだ!」
ユニコーンは凍らせた床を利用してトリケラトプスの下をくぐり…
ユニコーン「とったぞ。必殺弓術『風神雷神三連装砲(ストームライダー)』」
若葉「素晴らしい、攻撃と回避を両立する。見事な立ち回りですわ!」
ロドニー「『風神雷神三連装砲(ストームライダー)』をこの距離でまともに食らったらひとたまりもないだろう」
誰もが「勝った」と思っていた。
『風神雷神三連装砲(ストームライダー)』が直撃する音も聞こえた。
しかし…
珠紀「…くっ……ッッ!」
ディラン「う…嘘だろおい!」
ナタリー「こいつ…止めやがったぞ…」
ディラン「自分の右手を矢に突き刺して止めやがった!!」
珠紀「カエルの小便よりも………下衆な!
下衆な弓術なぞをよくも!よくもこのおれに!」グシャァァ!
かおす「あばばばば!なんだ!?奴の右腕から何か出てきました!」
セイラ「き…気持ち悪い!」
ユア「うわぁ…」
忍「…」チーン(気絶)
珠紀「いい気になるなよ!てめえら全員恐竜どものエサだッ!青ちょびた面をエサとしてやるぜッ!」
ミカ「わ、わからない…四天王の能力は物を恐竜化するはず。でもこんな歪な芸当はできない…仮に怪我をした時に出た血を恐竜に変えたとしてもどうやってそれで傷口を塞ぐの?」
かおす「あばばばば、自分の血だからでしょうか?」
チノ「どういうことですか?」
智絵里「こういうことかな?今の怪我の出血や死んだ細胞を素材にラプトルを生み出しているのでしょ?ラプトルも私たちと同じ生物だからその身体は細胞によって構成されている。」
チノ「ほう」
智絵里「転生前に学校で習ったんだ、『ある個体Aに別個体Bの皮膚を移植しても拒絶反応が起こりその皮膚は剥がれ落ちるが、個体Aから一度採取した皮膚を培養させて元に戻したら拒絶反応は起こらずその培養した皮膚はひっつく』と。」
若葉「そ、それで…?」
智絵里「奴の手から生えているラプトルが四天王の細胞で作られてるなら彼の細胞の性質も受け継いでいるはず。」
かおす「あばばばば、そうです。形は違っても実質自分の細胞を培養して移植させてると思います」
智絵里「そして彼の細胞で出来てるなら彼の能力も受け継がれているはず」
かおす「これでユニコーンが相手してる間も恐竜が増え続ける謎も解けました。」
セイラ「ちょっと待って!まさかあのラプトルの中のうち少なくとも一体は彼の血で出来てるってこと?」
チノ「それだけじゃありません、彼を攻撃をして怪我させても死なない限りさっきの気持ち悪いので修復します」
フタバ「下手したらそれが全身に回ってくるの!?何それ見たくない!お姉ちゃんとしてチノちゃんに見せたくない!!」
リリィ「同じく」
ユア「じゃあ一撃で仕留めないといけないのかな?」
シェフィ「その必要はない」
ロドニー「そうか、シェフィの『アサギ』は相手を内側から破壊するから出血させずに奴を倒せるのか」
シェフィ「その通り」
シェフィがアサギを分泌する
リリィ「何あれ!?」
かおす「あれがシェフィさんの固有魔法です。このネバネバした液体はアサギと言いまして、魔力を弾く性質があります。これを操り戦います」
珠紀「ラプトル達、やつを喰らえ!」
ラプトルがシェフィを襲う
ユニコーン「危ない!」
シェフィ「動くな!」
ラプトル『クァ!?』
シェフィ「アサギを糸状に伸ばしてそれを何本も張り巡らせて、ラプトルを一体ずつ絡めておいた。この中のうち一体がこの拘束から逃れられる。」
フタバ「どうして一体だけなの?」
シェフィ「それはだな…」
ラプトル『キェァァ!』
アサギに絡まったラプトルのうち一体が2体に増えてシェフィに襲い掛かる
シェフィ「ラプトルを増やすラプトルが俺のアサギをラプトル化させるからだ!」
チノ『カフェラテ・カフェモカ・カプチーノ』
チノが2体のラプトルに魔法弾を撃つ
チノ「ダメです、片方は倒せてももう片方はアサギが素材ですので魔法が通じません」
シェフィ「だからもう一度私が絡めとればいい」
シェフィはもう片方のラプトルの動きを封じた
シェフィ「念のため絡めたラプトルは天井に貼り付けておこう。さあ観念しろ、四天王!」
珠紀「くっ…このっ!!」
珠紀が右腕から血を吹き出しシェフィの目を遮る
珠紀「どうだこの目潰しは!修復する時この傷を残しておいたのだ!」
そう叫びながら珠紀はシェフィに飛び掛かるが…
珠紀「な、なんだ!?」
珠紀の周りから火炎弾が飛んで来る
若葉「『法皇結界』、『メラゾーマ』を重ね掛けです」
シェフィ「助かった。今度こそ終わりだ!」
アサギを発射する
かおす「このように常温に晒して固まった餅の様にアサギの表面を乾燥させ撃ち出し、相手に当たった瞬間へばり付くように潰れその衝撃が若葉の服から皮膚、皮膚から体内へと伝わり骨を砕きその骨の破片で内臓を傷つけるのです。」
若葉「あれすごく痛いですよ」
ミカ「ひぇ…」
珠紀(これでもうおしまいか。なんだか、寂しいな。みんな、ありがとう)
シェフィが撃ち出したアサギは全部珠紀の胴体に直撃
珠紀「ぐわぁぁぁぁぁ!」
珠紀は地面に倒れ伏せ、そのまま動かなくなった。
忍「…し、死んだのですか?」
シェフィ「心臓は外したから多分辛うじてまだ生きている。だが彼はもう私たちに攻撃を加えるどころか立って歩くことすら無理だろう。」
珠紀「……」
シェフィ「事が済んだら彼を病院にでも連れて行こう。死は彼らにとっての勇者と魔王の運命からの解放にはならないと思うから」
かおす「あばばばば、ありがとうございます。正直同じ転生者…いや、人を殺すのは正直嫌でした」
チノ「私もです。この人たちも望んで戦ってるわけではないとおもいました。」
若葉「なんだか、少しほっとしました」
忍「残りの3人も、あとメイゴさんも同じように…いや、出来れば話し合いで解決できたらいいのですが…」
セイラ「それが出来たら苦労しないよ。とにかく、次の部屋に行こう」
かおす「そ、そうですね。私たちの目標は先生を助けることですから!」
つづく
???「珠紀がやられたか…だが奴は我ら四天王の中でも最弱…でも腕が鳴るぜ。俺の武術『天空大怪獣(ラドン)』を思う存分奴らに叩き込んでやる…」
四天王最弱の将はたまちゃんじゃなくてはなちゃんです(意味不明)。
能力バトルの発想はいつも感心させられます。
>>267
ありがとうございます。
ここだけの話、早く能力バトルを書きたかったからカルタード祭り回と雪山回を飛ばしました。
ラプトルがラプトルでラプトルでしたね!(増殖)
殺さないあたりがこの勇者パーティ達だなと感じました
>>269
そうそうそう、ラプトルがラプトルでそしてラプトルだった話です。書いてる自分が気ぃ狂いそうだったのでもう増殖系の能力は書きたくないと思いました。どれだけ命かかって状況でもこの子達は殺したくはないと思ってるし、書いてる側も手を汚させないようにしたいですね。
死人が出ないとは言ってませんが
注意某海外忍者作品のネタが大量に使われてます。
チノ「この扉の先が四天王2人目の部屋ですね」
若葉「やっぱり緊張してきました…」
ミカ「開けた途端急に襲い掛かったりして…」
リリィ「怖いこと言わないで!」
智絵里「勇者パーティといえどまだまだ子供、ここはまず私が…」
シェフィ「いやいやいや、ここは俺が」
ユニコーン「いや私が行く。開けた瞬間にエンジェルズ放って捜索させるから」
ロドニー「ここは俺が行く。」
智絵里「どーぞどーぞ」
シェフィ「どーぞどーぞ」
ユニコーン「どーぞどーぞ」
ロドニー「…わかってたんだよ!!開けるぞ!」
チノ(智絵里さん3人に何吹き込んでるのですか…)
ロドニー「三二一で開けるぞ。3!2!1!」
バタン!
ロドニー「…流石に明けた途端殺しにかかってくる事はないか。」
ドアを開けた先にはまた広いドージョーが広がっており、その真ん中に1人の男がスゴイ強そうなアトモスフィアを醸し出しながら立っていた。
ユニコーン「彼が四天王2人目かな?」
シェフィ「多分。あとこの城、サイズと部屋の広さのバランスが明らかにおかしいぞ。」
かおす「あばばばば、この人鳥のような翼が生えてますね」
セイラ「あれは有翼人よ。本には絶滅したと書いてたけど」
???「ドーモ、初めまして、勇者パーティ=ノ皆サン。マイク・D・ハーディです。」
智絵里「ドーモ初めまして、マイク・D・ハーディ=サン。千代田智絵里デス」
かおす「ドーモ初めまして、マイク・D・ハーディ=サン。かおすデス」
チノ「な、なんですかそれは?」
シェフィ「古書に書いてる通りだ、有翼人は戦いの際、挨拶を絶対の礼儀として重んじる行為とたとえ相手が憎悪の対象であってもだそうだ」
智絵里「へー」
かおす「へー」
セイラ「知らなくてやってたの!?」
かおす「あばばばば、マイクさんも転生者かと」
マイク「いや、私は生まれも育ちもナラル島だ。」
マイク・D・ハーディ
種族:有翼人
数ヶ月前、崩壊した街を彷徨ってた所珠紀と会って、そのあと残りのメンバーと会ってなんらかんら(後に後述するかも)あって四天王になった。
マイク「私は高みを目指し、戦う者。イヤーッれ
掛け声と共にマイクが地面を蹴ってかおす達に一直線に飛び掛かる
ロドニー「させるか、『星屑襲撃(スターダスト・ストライカーズ)』!!」
蛇腹剣を限界までに伸ばして新体操のリボンのように高速にそして細かく回す
ロドニー「いくら四天王といえど、この飛び交う刃の結界を潜り抜けることなぞ…」
マイク「イヤーッ!」パァン!!
ロドニー「なにっ!?」
ウカツ!マイクが翼を打ち合わせ、その瞬間に衝撃波が発生、ロドニーの星屑襲撃が振り払われた!
これがマイクが編み出した特殊カラテ武術『天空大怪獣(ラドン)』である。これは、マイクが「殴る・蹴る・擦る」のいずれかを行った時その部分から衝撃波を発生させる、実際シンプルかつ強力な攻撃である。
ロドニー「どう言うことだ!?俺の星屑襲撃が使えないのか」
智絵里「ならこれでどうかな?『スターボウブレイク』!!」
今度は智絵里が弾幕を貼る作戦に出るが…
マイク「イヤッイヤーッ!!」
ワザマエ!有翼人特有の飛行スキルと指パッチンによる衝撃波の発生で絶妙な軌道をとり弾幕を避ける
智絵里「なんたる、飛行ジツ、彼を撃ち落とす方法はないのか!?」
セイラ「いえ、弾幕を止めないでください!」
智絵里「え?」
セイラ「ボスレー、貴方の付与する魔力だと、あの弾幕は回潜れるよね?」
ボスレー「難しいけど….いや、やるしかない。」
セイラ「よし、行け!」
セイラがボスレーを乗せた矢を放つ
かおす「あばばばば、あの中に矢を放っても弾幕にあたります!」
セイラ「大丈夫、彼ならいける」
ボスレーが乗る矢が弾幕を避けていく
若葉「こ、これは」
セイラ「ボスレーが付与する魔力の属は『風』。この能力なら!」
ゴウランガ!ボスレーは風を矢の後ろに向けて吹き出し、それを舵として弾幕を回潜っていく。
ボスレー「やつの背中に回り込んだ!これで勝つる!」
マイク「なんたる馬鹿げた油断!その油断が実際命取り」
ロドニー「なんだ!?やつの翼が燃え始めたぞ!!」
マイク「イヤーッ!!」
ワザマエ!マイクは横回転しながら両翼でボスレーを叩き落とし、智絵里の弾幕を弾く。
ボスレー「グワーッ!!」
セイラ「ボスレー!!」
ボスレー「大丈夫だ、問題ない。当たる瞬間になんとか離れることができた。だがこいつはやばい、矢に当たった瞬間凄い勢いで光り、気づけば無くなっていたレベルの勢いで灰になっていた。一体、どれほどの火力で焼けばこんな芸当ができんだ?みんな気をつけてやつの翼には絶対に触れては行けない!」
かおす「あばばばば、どうして翼が燃えてもマイク=サン平気なんですか!?」
ミカ「まさか、翼は燃えてはいないのでは…?」
ユア「いやいやいや、実際翼から火吹いてるよ?」
フタバ「でも可能性はありえるよ?炎に見える何かそう言うエネルギーかも知れないよ?」
リリィ「待って、あれ見て!」
マイク「どうだ!これが俺の特殊カトンジツだ!!」
リリィは気づいた。マイクのカトンジツ(=火遁術。火を使った技)は翼の羽と羽の間に炎属性のカルタードを仕込ませ、それを噴射させるのだ。そして『天空大怪獣(ラドン)』の衝撃波による摩擦と大量のカルタードが合わさることで発生する超自然発火現象で焼き殺す極めて残忍なワザである。
リリィ「羽の中にある大量の炎カルタードから炎魔法を噴出させているのよ!」
若葉「なるほど、今度真似してみます」
またカトンジツによる高熱により生まれる上昇気流でより優れた飛翔能力を発揮することができる。
マイク「全員薙ぎ払ってやる!イヤーッ!!」
かおす「あばーッ!!」
この飛行の勢いによる空気との摩擦で発生する天空大怪獣(ラドン)の強大な衝撃波が強烈な爆風を引き起こし、かおす達を吹き飛ばす
ロドニー「壁にぶつかる!全員衝撃に備えろ!」
智絵里「それ軍艦系作品で大体船沈んで死ぬ前のやつ(偏見)じゃないですか!?」
シェフィ「『アサギ』!!」
間一髪!!シェフィがアサギを壁に発射することにより、それがクッションとなった。
かおす「あばばばば…助かりました。ありがとうございますぅ…」
セイラ「分かってはいたけれど、1人目とは訳が違うわ。」
チノ「撃ち落とせないし、近づくこともできない。一体どうすれば?」
若葉「待って、行けるかもしれないよ!?」
ロドニー「若葉、何か思いついたのか?」
若葉「あの炎が魔法なら、シェフィさんのアサギで防げますよね?」
シェフィ「確かにそうだが、あの翼にアサギを塗りたくる距離にどうやって近付けば?」
若葉「私と飛ぶのです。シェフィさん」
シェフィ「!?」
若葉「私の職業は『ギャル嬢』、体内に大量の魔力もありますし、ローナさんからもらった伝説級の炎系カルタードもあります。マイクさんの真似事が出来てもおかしくありません。」
シェフィ「えっと…つまり?」
若葉「私、貴方の翼になります!」
かおす「あばばばば、かっこいい台詞です!」
若葉「シェフィさんが私をおんぶして、私はカルタードから魔力を噴射し、その勢いでシェフィさんを飛ばします。これでマイクさんに追いつき彼の翼をアサギで封じ込めるのです」
ロドニー「なるほど、これならやつ近づけるな」
若葉「はい!」
若葉「この4枚の伝説級炎系カルタードと2枚の魔力増幅カルタードを使います。」
セイラ「待って、仮に2人を飛ばす程の魔力を噴射できても、方向を制御する翼はどうするの?」
シェフィ「大丈夫私の背中にアサギを塗り込んだ。これなら腕で掴まらずに私に乗ることが出来る。若葉は両腕を広げたら多分大丈夫」
若葉「成る程、これならなんとか舵取りが出来ますね」
チノ(なんか凄い勢いでことが進んでますが…)
セイラ(あえてツッコまないでおこう)
かおす(それしか手段はありませんし…)
若葉「よいしょっと」
シェフィ(やべっ胸当たってる)
チノ「かなり…不格好ですね…」
↓青:シェフィ ピンク:若葉
リリィ「これ飛べるかな?」
若葉「行きます!」
シェフィ「飛んだ…飛んだぞ!」
ユニコーン「これでやつに近づける!」
チノ「私達は2人の援護をします」
マイク「ほう、この私に空中戦を挑むのか。見様見真似のお遊び浮遊ジツで!!」
シェフィ「ドーモ、マイク・D・ハーディ=サン。シェフィールドデス」
若葉「ドーモ、マイク・D・ハーディ=サン。小橋若葉デス」
マイク「面白い。ドーモ、シェフィールド=サン、小橋若葉=サン。マイク・D・ハーディデス」
草木も眠るウシミツ・アワー、広大なドージョーは、壮絶なドッグファイトの会場と化す!
つづく
マイク「イヤーッ」
先に仕掛けたのはマイクの方だった。
シェフィ「速い、流石四天王だ。しかし!」
シェフィはアサギを連射し、マイクを封じ込めようとするが…
マイク「イヤッ、イヤーッ!」
天空大怪獣(ラドン)の衝撃波でいとも簡単に弾かれてしまった。
マイク「これが、貴様の飛び道具の正体だ…」
マイク「俺の『天空大怪獣(ラドン)』とカトンジツの合わせ技と貴様の玩具…どちらが戦う者の道具か決めようじゃないか!」
シェフィ「成る程…若葉、最大速度で奴に突っ込んで」
若葉「わかりました。では…行きます!」
突撃するマイクを正面から見据え、シェフィも一直線に飛ぶ
お互いの距離が約15センチの至近距離に達した時、2人の拳が飛び出す
マイク「イヤーッ!」
シェフィ「無駄ァ!」
マイク「グワーッ!」
この時、シェフィの拳は表面を乾燥し、その内側は元のスライム状のアサギにコーティングされていた。殴った瞬間、表の乾燥したところが破れる。こうすることで、殴った際、対象物の内部に衝撃波が投射され、圧縮波となって内部へ伝わる。
マイク「ぜ…全言撤回。お前のそれは玩具じゃないな」
シェフィ「無駄ァ!」←聞いてない
すかさずシェフィは拳回りにアサギを生成して殴り込む。
マイク「2回もやられないぞ!」
なんと!シェフィの拳にマイクはそのまま拳を突き出した!
この時シェフィはこう思ってた。
こいつはアホか?さっきの一発でこの一撃が骨を砕く威力があると分かったはずだ。それをなぜ自ら己の拳を当てにいく?このままだと指が複雑骨折して戦闘どころじゃなくなるぞ…と。
マイク「イヤーッ」
シェフィ「無駄ァ」
2人の拳がぶつかる…
シェフィ「!?」
シェフィ(折った感覚が…無い!?おかしい…確かに奴の拳に当てたはずなのに)
ワザマエ!シェフィの打撃は対象の内部に衝撃波を与えるのだが、マイクの衝撃波がそれを中和させたのだ。
シェフィ「無駄ァ!」
すかさずシェフィはマイクの腹を狙うが、またマイクに止められる。止められた瞬間またシェフィとマイクは片方の手で殴りにかかり…
シェフィ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!」
マイク「Ayayayayayayayayayayayayaya
ayayayayayayayayayayayayayayayayayayayayaya yayayayayayayayayayayayaイヤーッ!」
やがてラッシュの速さ比べとなる。
シェフィ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」
マイク「Ayayayayayayayayayayayayaya
ayayayayayayayayayayayayayayayayayayayayaya yayayayayayayayayayayaya」
シェフィ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」
マイク「Ayayayayayayayayayayayayaya
ayayayayayayayayayayayayayayayayayayayayaya yayayayayayayayayayayaya」
シェフィ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」
マイク「Ayayayayayayayayayayayayaya
ayayayayayayayayayayayayayayayayayayayayaya yayayayayayayayayayayaya」
シェフィ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」
マイク「Ayayayayayayayayayayayayaya
ayayayayayayayayayayayayayayayayayayayayaya yayayayayayayayayayayaya」
シェフィ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」
マイク「Ayayayayayayayayayayayayaya
ayayayayayayayayayayayayayayayayayayayayaya yayayayayayayayayayayaya」
シェフィ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」
マイク「Ayayayayayayayayayayayayaya
ayayayayayayayayayayayayayayayayayayayayaya yayayayayayayayayayayaya」
シェフィ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」
マイク「Ayayayayayayayayayayayayaya
ayayayayayayayayayayayayayayayayayayayayaya yayayayayayayayayayayaya」
マイク「イヤーッ!」
シェフィ「グワーッ!」
マイクの方が1つ速かったようだ。
マイク「トドメだ、イヤーッ!」
シェフィ「まずい!」
シェフィはアサギを生成して衝撃を弱めようとする
マイク「かかったなアホが!」
迂闊!マイクの拳から発する衝撃波がシェフィのアサギを薄い膜のように拡張させた。
シェフィ「うぉっと!?」
その拡張したアサギが網のようにシェフィに襲いかかる。
シェフィ「うわ凄ぇ…」
しかし!
若葉「危ない!」
咄嗟の判断で若葉は急上昇。ゴウランガ!拡張したアサギは重力の影響で下に被さるように落下する。焦って降下したら飲み込まれていただろう!
マイク「ワザマエ!」
チノ「私達も援護しないと…」
智絵里「チノ、私がホーミング弾を撃つからチノは弾幕を張って!」
チノ「はい!」
智絵里「『嶺上開花(リンシャンカイホウ)』!!」
チノ「『カフェラテ・カフェモカ・カプチーノ』!!」
かおす「あれ?今の智絵里さんの呪文、麻雀でありましたよね?」←漫画の知識
ロドニー「転生者は基本職業が2つあるだろ?(1話参照)智絵里のもう一つの職業、雀士は『対戦相手付きの全自動卓を召喚し、実際に麻雀打って役(牌の配置)や順位で物事を占う』そうだ。」
ユニコーン「時間はかかるがその分正確に占うことができるらしい」
セイラ「そういえば、チノも智絵里さんと同じ魔法使いで占いができる『カフェドマンサー』だったよね?」
フタバ「魔法使いと占い師は何か関係があるのかな?」
マイク「弾幕か…なんたる狂人の馬鹿げたことを。真似事の翼で弾幕を掻い潜ることなぞ不可能に違いない」
シェフィ「若葉、あのホーミング弾の動きに合わせて!」
若葉「はい!」
マイク「成る程、私に向かう追尾弾に合わせれば弾幕に当たることなく私に近づけるのか。」
なんとかホーミング弾に動きを合わせ弾幕を避ける若葉。
シェフィ「上手いぞ若葉、あと少しで奴に届く!」
マイク「しかし!」
マイクが翼から大量の火の粉を周りに撒き散らす。その時だった
シェフィ「何っ!?」
智絵里のホーミング弾の動きがおかしくなった!!
智絵里「チノ!弾幕を止めて!!」
チノ「!?…何故ですか?」
だが時既に遅し。智絵里のホーミングはマイクが撒き散らした火花に向かって飛んで行き爆発した。
シェフィ「どういうことだ!うわっ!」
頼りにしてたホーミングを失った2人は弾幕に当たってしまった!
若葉「きゃあ!おちる!」
バランスを崩した若葉はそのまま落下
マイク「これで最後!!」
それをマイクは見逃さなかった。空気を蹴り衝撃波を生み出し若葉とシェフィに一直線に突撃、同時に空気抵抗を減らすため翼を折りたたみ、カトンジツの火力を最大限にする。
その姿はさながら紅い彗星じみたものだった
マイク「この燃え上がる翼で小うるさい蚊を叩き潰すように、貴様らを消炭にしてやる!!」
ユア「若葉ちゃぁぁん!!」
マイク「終わりだ!イヤーッ」
その時だった
ロドニー「Wasshoi!」
ガッシャーン!!
マイク「何っ!」
マイクの身体にはロドニーの双葉鈴木龍が蛇腹剣となって巻きついていた!
ロドニー「原理学の話をしよう、金属を高温で熱するとどうなる?」
ゴウランガ!巻き付いた蛇腹剣はマイクのカトンジツで溶解し、マイクの翼を染み込むように固定した!
智絵里「軟化魔法、『平和(ピンフ)』!!」
同じタイミングで智絵里は軟化魔法で床を柔らかくし、シェフィ達を着地の衝撃から守った。
シェフィ「ありがとう、助かった。」
若葉「ありがとうございます」
マイク「う、動けん…バカな!?貴様、自分の剣を屑鉄にしてまd…」
ロドニー「他人の剣より、自分の身を心配しろ。イヤーッ!」←感染った
ロドニーはマイクをハンマーの様に振り回し、何度も地面に叩きつる
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ!」
マイク「グワーッ!」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「イヤーッ」
マイク「グワーッ!」
ロドニー「最後にかおす!すきなようにやれ!」
かおす「あばばばば、わかりました。イヤーッ」
マイク「アバーッ!サヨナラ!!」
しめやかに爆発四散
かおす「……殺したくないから峰打ちにするつもりでしたが…」
セイラ「本に書いていた通りね…有翼人は身体の状態関係なく死を悟ったら体内のエネルギーが暴走して爆発する」
ミカ「この種族そんな壮絶な運命背負ってるの!?」
かおす「…ナムアミダブツ」
智絵里「…ナムアミダブツ」
忍「ナンマンダブナンマンダブ…」
チノ「ロドニーさん、その剣、若干溶けてますよね…どうするつもりですか?」
ロドニー「心配することはない。替の刃がある。」
チノ「そうですか」
セイラ「しかし、どうしてホーミング弾の軌道が狂ったのかな?」
智絵里「あの火の粉はフレアといって一種の回避技なの。ホーミング弾は視野内の全エネルギーの重心を追尾するの。このため、対象の近くに高温な物が出現すると、それが高温であればあるほど(すなわちエネルギーの放出が激しければ激しいほど)、エネルギー重心は対象から離れて、フレアのほうにずれることになる。そしてフレアが対象から離れて落下するに従って、その重心も対象から引き離されていき、対象が視野から外れた時点で、ホーミング弾はフレアだけを追尾するというわけ」
チノ「成る程…次の戦いでホーミングが出てきたら試してみます」
若葉「あら?カルタードが大量に落ちてますね。」
フタバ「多分マイクが翼の中に入れてたものじゃない?せっかくだから貰っちゃったら?」
若葉「そうですね。では、一緒に飛んだ者として敬意を込めて頂戴いたしますわ」
シェフィ「流石お嬢様、敵にも最後まで礼儀正しい振る舞い」
若葉「お褒めいただき光栄ですわ。さぁ、次の部屋へ行きましょう」
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