がっこうぐらし!の現時点での単行本を全部読みました・・・。
ラスト12巻が気になります。
胡桃とクロのクロスssです。拙作ながら付き合っていただけると嬉しいです。
最初の話はシリアスな内容ではないので大丈夫です。
「るー様!昨日の悠里様のご活躍はそれはそれは素晴らしいものですよ!!」
センはそんなランプを見て呆れていた。
「本当にランプは俺たちクリエメイトが好きだな・・・ありがとよ・・・」
センはランプに抱かれながらクロの所へ運ばれた。
「やれやれランプ、センをそんなに甘やかさないでくれ」
「いえいえ!クリエメイトの皆様のためなら例え火の中水の中です!!それでは私は他の皆様のために奔走しなければならないので!」
ランプはそう言って去っていった。
「セン?今年一年は酒を禁止してやろうか?」
「勘弁してくれ。それよりもクロ、俺は悠里嬢ちゃんに助けられたんだ。るーちゃんって呼ばれるチビにも会ったぞ」
「・・・・・・そうか」
「ああ、るーちゃんはお前にとってのニジュクサンジュみてえな存在なんだろうな」
「・・・センって結構優しいよね」
「結構は余計だ」
クロとセンはそのような他愛もない会話をしていた。
見ていただき、ありがとうございました。
一応るーちゃんは参戦キャラで初の子供のキャラクターになるんですかね。
なんと、※個人の感想ですに合わせた話を半日で書いてくるとは…。
センを中心に話が進むのも面白いですね。
>>15
感想ありがとうございました。
そうですね、クロ本編でのセンメイン回も結構気に入っています。
双子が参戦したらニジュクは由紀と、サンジュは美紀と絡ませようかなって考えています。
『くろのかみと由紀。』
「ねーねークロちゃん髪を二つに結んでみよ」
「は・・・?」
今の学園生活部出張所はクロと由紀だけいた。クロは突然由紀に突拍子もないことを命令された。
「君は急に何を言うんだい?」
「いいからいいから!」
由紀はクロの髪を触ってきた。
「ちょっとちょっと・・・」
クロは戸惑いながらもそのままジッとしていた。
「できた!鏡を見て!」
「由紀、こんなの私に似合わないよ・・・」
「そんなことないよー。そうしてみるとクロちゃんって胡桃ちゃんに似ているねー。やっぱり性格も似ているからかな」
「ん?そうかい?」
「そうだよ・・・胡桃ちゃんもね、結構一人で背負っちゃう所があるからさ・・・」
由紀は後ろからクロに抱きついてきた。
「クロちゃんもきっと大丈夫だからね・・・」
「・・・・・・」
クロはその言葉を聞いて、なんと返事をすればいいかわからなかった。
すると突然ドアが開いた。
「ただいまー。ライネさんとこでお菓子買ってきたぞー」
「私もご一緒しています!」
そこには胡桃とランプがいた。
「!クロ様その髪は!!」
胡桃とランプはクロの髪を見て驚いた。
「クロ様の珍しい少女らしいお姿!!これはばっちり目に焼き付けねば!!」
「おいおい、クロお前までその髪型になるのかよ。これでアタシを入れて4人か・・・」
「胡桃様!是非いずれ紫髪ツインテパーティーをいつか・・・」
「やれやれ、2020年もランプは相変わらずみたいだね・・・」
クロはこの騒々しさがなんとなく心地よく感じた。
なんかのイベントでツインテのクロとか出ても面白いですね。
ココアとかこはねとかランプとか底抜けに明るいキャラと絡ませてくれると尚良い。
感想ありがとうございました!
>>21
その三人の明るさに振り回されながらも、心の中では自分と仲良くしようとしてくれることに感謝するクロを想像しました。
「はい!できましたよ胡桃さん!!」
GAに所属する山口如月は一枚の絵を胡桃に渡した。
「お、出来たか」
「すみません人物画の練習に付き合ってもらいまして・・・」
「なに、絵を描いてくれといったのはアタシの方だ」
ちなみに由紀は『ヌード!?』とか言ってきたため胡桃にしばかれた。
胡桃は自分が描かれた絵を見てみた。
「おお、さすが美術学校の生徒。とても上手だ」
「え・・・ありがとうございます!!」
「でもなんだかアタシのシャベルがゴムで出来たおもちゃみたいだな」
胡桃はあまりにもシャベルらしくないシャベルを見て笑ってしまった。
「あははは・・・私の絵は柔らかすぎるってよく言われます・・・」
二人は完成した絵について一喜一憂をしていた。
「そういや如月、クロの絵も描いているのか?」
「はい、よくモデルになってもらっています!」
「如月ってクロと仲いいよな・・・見せてもらってもいいか?」
如月がクロッキー帳を開き、胡桃はクロの絵を見せてもらった。
「お、あいつらしさがよく出ているな」
「そういわれるとうれしいです!そういう胡桃さんもクロさんと仲いいですよね」
「まあな!!あいつには妙な縁を感じるというかなんか・・・」
「私も胡桃さんともっと仲良くなりたいです!」
如月はいつものような屈託のない笑顔を浮かべた。その表情に、胡桃を笑い返した。
胡桃はクロに如月に絵を描いてもらったことを話した。
「そうか・・・私は彼女と出会えた事を光栄に思うよ」
「ああ、如月って本当に眩しいよな・・・これから先の人生、幸せに生きられて将来素敵な女性になるんだろうな」
「ところで胡桃、君の絵も見せてもらおうか・・・」
クロは胡桃の絵を見てみた。
「柔らかいな、この絵からは君が男勝りな口調であることを想像できないだろうな」
「るっせーな、お前の絵もかなり女の子らしかったよ」
「・・・如月いや他のクリエメイトの皆は、私達のことを知らないんだよな・・・」
クロはそのことに複雑な感情を抱いた。
「それでいいんじゃねーか?そんなこと教えても、変によそよそしくなったり気を使わせすぎたりするからさー」
「呪いとか感染とか関係なく、私達は今まで数えきれない程のの人の優しさに触れてきた。だから・・・」
「・・・ああ、そうだな!その善意を絶対に忘れちゃならねーな!」
タイトル:『えかきとシャベル。』
読んでくれた方、ありがとうございました。
GAやひだまりのみんな、後勇魚って他のクリエメイトの絵を描いているんでしょうか・・・?
俺と悠里は、外で偶然出会った。
「これがモチって食い物か・・・」
俺は悠里から渡された食べ物に興味津々だった。
「ええ、とってもおいしいですよ。よかったらセンさんもどうぞ」
「そうか、ありがとな」
「ただし一匹だけです」
「へいへいと・・・」
俺はモチを食べてみた。それは実に奇妙な感覚だった。
「おおう・・これはまるで粘土を美味しくしたような・・・酒と合ううううう!!!」
俺は突如世界が逆転するような感覚に襲われた。モチを喉に詰まらせたのだ。
「センさん!?センさん!?大丈夫ですか」
悠里は慌てて水を飲ませた。
「プハ・・・助かったぜ・・・酒とは違うベクトルで危険だな」
「いや、慌てて食べなければ大丈夫ですよ。はい、るーちゃんも小さいのをあげましょうね」
悠里はるーちゃんって奴にお餅をあげた。
「・・・お前は気を付けて食えよ。他人のふり見てわが身を治せだ」
俺が話しかけるとるーちゃんが笑ったような気がした。
そんなこんなで俺たちはしばらく話していた。
「・・・私ね、妹がいたんです。センさんは兄弟はいるの?」
「ああ、いるぜ」
俺は真面目で融通が聞かない兄と、素直で俺たち兄を慕っていた弟のことを思い出していた。兄とはもう二度と面も合わせたくないと思っていたが・・・。
(全くお前は・・・そう本ばかり読んで領主の息子の自覚はあるのか)
(まあまあ兄さんたち落ち着いて・・・。そう喧嘩ばかりしてはいけませんよ)
「最近疎遠だけどな」
「そう・・・少しは顔を合わせてもいいんじゃないんですか?」
「そうだな、でもこの姿じゃまた兄貴に問い詰められそうだがな。はっはっは」
俺はあの2人がいなくて寂しいと思った。
『餅ときょうだい。』
私と胡桃の出会いは、助けるー助けられる関係から始まったのだ。
あの日私達はきららとランプで呪いを解く手がかりを探すために、とある森の中へと入っていった。そこで手ごわい魔物に出会った。
私は魔物の攻撃を受け、崖から転げ落ちてしまった。
「クロさん!!」
「クロ様!!」
「クロ!!」
3人の声が落ちていく私の声に聞こえた。
気が付いた時、私は体を動かすことができなかった。足をねん挫したらしく、青く腫れていた。棺も魔物に攻撃されたとき手放してしまったらしい。
私は声をあげてみたが、誰かが気づいている様子はなかった。この時、私は一人であると思った。私はセン、ニジュク、サンジュ、きらら、ランプもいなくてどうしようもなく寂しさを感じた。
「おい!大丈夫か!!」
声が聞こえてきた。声の方向を見てみると、そこにはシャベルを担いだ勝気そうな女の子がいた。
「崖から落ちたのか?足をねん挫しているみたいだな・・・。ほら、アタシの背中に乗りな」
彼女は私を背負っていった。そしてある違和感に気づいた。
「ありがとう・・・。助かったよ」
私は運ばれながら、また眠りについた。
気が付くと、どこか見慣れない机やイスがたくさんある所にいた。随分変わったデザインをしていると思った。
「!気が付いたか!」
さっき私を助けてくれた少女がすぐ傍にいた。さらに黒い帽子を被った明るそうな子、長い髪の優しそうな子、髪が短い子もいた。
「大丈夫ですか?長く眠っていたから心配になりました」
「君達が・・・私達の看護をしてくれたのか・・・ありがとう、ここは一体?君達も他の世界からきたクリエメイトなのか?」
私はよくだれかに看病されるな。
「よくぞ聞いてくれました!ここは学園生活部!学園の中で暮らしていく部活なのです!」
「由紀ちゃん、それじゃあそのままよ」
長い髪の子の台詞に、私も同じことを思ってしまった。
「クロさん!大丈夫ですか!!」
「クロ様!私達がついていながら・・・」
「全く、心配かけやがって」
セン、きらら、ランプがこの学園生活部にやってきた。
「すまない、迷惑かけたね」
「いえ、私がクロさんを守れなかったから・・・」
「いや、きららはよくやってくれてるよ」
そんなこんなで話していると、悠里という名の子が私に話しかけた。
「クロさん・・・私達と向こうでお話、いいかしら」
その表情に、きららとランプが反応した。
「・・・私達もご一緒します」
私達は学園生活部の外へ移動した。由紀と呼ばれる子は美紀と呼ばれる少女と遊びに行った。
「悪い、さっきあたしが看病をした時・・・見ちまった。お前もそうなんだな?」
「・・・・・・」
そうか、彼女たちは知ってしまったのか・・・。
「ん?おまえ”も”それは一体どういうことなんだ?」
センが胡桃の発言に引っかかった。
「何言っいるんだ?お前もあたしたちと同じ世界から召喚されたんだろう」
なんのことだかわからない・・・。
「あなたも・・・胡桃と同じ、感染してしまったのね・・・」
感染?一体なんの話だ?呪いとは違うのか?
私達3人はなんとも言えない空気になった。一歩踏み込めないような・・・そんな感じになった。
「あの・・・!私からお互いのこと・・・説明してもらってもいいですか?クロ様、胡桃様、悠里様はどうですか」
そう手をあげたランプが、説明を始めた。
「ああ、お願いしよう」
「アタシからも頼むぜ、ランプ」
私と胡桃の意見は同じであった。
私はランプからの話を聞いて驚いた。まさか私の「呪い」によく似た現象が、起こってしまっている世界があるとは・・・。
「全く、俺たちに呪いをかけた魔女をゾンビみてえだと思ったことはあったが・・・」
センも驚いているようであった。
「そして胡桃、君は・・・」
「ああ、そのゾンビに変化してしまうウイルスに感染しちまった」
胡桃は二の腕をまくり上げた。そこは包帯で巻かれていた。
「クロさん、センさん。あなたたちの世界はどうなっているの?」
「何人か私と同じ呪いにかかっている子達には何人か出会ったけど、全世界の人間ががそうなっているわけではない」
「そうか・・・」
私は、かつての親友モーを思い出した。私達は境遇だけ見れば姉妹のような存在であった。一緒に世界中を旅したかった。胡桃の背負っているものは私のそれとは違う。しかし、私は言わざるを得なかった。
「君達・・・厚かましいお願いかもしれないが・・・私に君達の協力をさせてもらいないであろうか?」
胡桃と悠里は驚いた表情をした。
「いいのかよ・・・お前もその呪いのせいで自分のことでいっぱいいっぱいだろ?」
「いや、これは私のわがままだ。私の旅人としての知識が役立つかどうかわからないが・・・」
傍で聞いていたきららは
「私は・・・クロさんのことをランプさんから聞いて、始めてクリエメイトの皆さんを召喚することの重さに気づいたんです・・・。だから、私はクロさんも胡桃さん達も助けたいって思うんです・・・」
「きらら・・・」
胡桃はきららの言葉にうれしさを感じているようであった。
「よし、じゃあ協働戦線だな!これからよろしくな、クロ!!」
胡桃は私に手を差し伸べた。
こうして、私と胡桃達は手を結ぶことになったのである。
その日、夢の中で『彼女』が出てきた。
「全く、あんたって本当になんでもかんでも抱えたがる性格ね。別世界の子のことまで背負おうって所なの?」
「違うよ・・・私は一人で背負いたくなったんじゃなくて、一緒に歩んでいきたいと思ったんだ」
『助けることとたすけられること。』
>>83
感想ありがとうございました。
『棺担ぎのクロ。』も『がっこうぐらし!』も本当登場人物が仲間思いで・・・。
だからこうやって仲間を作って協力していくのはすばらしいと思います。
「小さな子が大人しくしないのなら、あえて笑顔を崩さずにね・・・。その手はあのセンさんにも効くわ」
「なるほど、そういう手もあるのか。しかし私は表情が乏しいからな」
「だったら表情を作るトレーニングをした方がいいかもしれないわね」
クロと悠里は、言うことを聞かない子にどうすればいいのか聞いていた。
「全く悠里、君は随分博学だね。それでいてしっかりした性格だ。センも博学なのは一緒なんだけどね・・・」
「あら?センさんだってあなたの立派な保護者だと思うわよ」
「それは買い被りすぎだ。確かに、センの助言に救われたことが多いけど・・・」
すると悠里は少し静かになってから言った。
「あなた・・・センさんにある『約束』をしたのね」
「・・・センに聞いたのかい?」
クロは小さい頃、自分が黒い呪いで浸食されたら棺に入れて地面の深くまで葬ってほしいと約束した。
「実はね、私も胡桃に似たようなお願いをされたの。感染したら迷わずに死なせて欲しいって」
「・・・なんだって?」
クロはその言葉を聞いて驚いた。まさかそんな所まで似ていたとは・・・。彼女も自分の『終わり』を覚悟していたのはわかってはいたが・・・。
「胡桃が感染した時、私はナイフで胡桃を殺そうとした・・・。でも、どうしてもできなかった」
「悠里・・・」
沈んだ表情をする悠里に、クロは、非常に申し訳ない気持ちになった。センと悠里に対してだ。
「でも、そのことを私、センさんに打ち明けたの」
「え・・・?」
「そして、私を助けてくれた・・・」
(私は・・・友達の約束を破った卑怯者です・・・私のせいで胡桃は今とても苦しんで・・・)
(卑怯者なんかじゃねえよ・・・)
(え・・・?)
(そんな残酷で誰も救われねえ約束を守ってやる義務なんてお前にはねえ!!誰かを見殺しにしたくない・・・そんなの当たり前の事だろ!?)
(センさん・・・)
(ふ、こんなの綺麗ごとかも知れねえ・・・。でも、そんな綺麗ごとを捨てたら・・・終わりかもな・・・)
「・・・あのセンが・・・」
「クロさん、センさんはあなたのことを本当に大切に思ってくれているわ、だから・・・」
「ああ、わかっているよ・・・ところで、私も君のことをりーさんって呼んでもいいかい?」
「ええ!もちろんよ!!」
悠里は明るく笑った。
「たらいまー。うー、今日も飲んできたぜ・・・」
センはクロの所へ酔っぱらって帰ってきた。
「セン・・・いつもありがとう」
「急になんだよお前?気持ち悪いな・・・」
クロはセンという存在の大きさを改めて知ったのであった。
「クロさんはニジュクちゃんとサンジュちゃんを、屋敷で見つけて連れていったんですよね?」
直樹美紀はクロに双子のことについて質問した。
「ああ、あの2人は自分の主人である博士をずっと地下深くで待っていたんだ」
「その博士はどうしたんですか?」
「恐らく・・・もう亡くなっている。その人らしき骨が屋敷の中にあった」
「・・・・・・」
美紀は言葉を失ってしまった。
「私は、あの2人を連れ出して、一緒に旅をした。でも、本当にあの2人にとってよかったことなのかどうか、今でも思い悩むことがある」
クロはそう、思いにふけた。
「・・・私も、先輩たちに外の世界に連れ出されたんです」
「え?」
「私が親友の圭と一緒にショッピングしていた時、あの出来事が起こったんです」
「・・・・・・」
「それから私たちは二人でその店の倉庫に籠っていたんです。でも、圭がそんな日々の時に言ったんです」
クロは真剣な表情で美紀の話を聞いていた。
「生きていれば、それでいいのって・・・」
「圭が外を出てしばらくして先輩達がやってきて私を見つけたんです。そして私は学園生活部に入ったんです
私は、先輩達に出会えて、この部活に入って心からよかったと思います。だから、ニジュクちゃんもサンジュちゃんもあなたと旅をして幸せであると思います」
しかし、クロは美紀の言葉を聞いても納得しなかった。
「しかし私のせいで2人が呪いに染められるかもしれない・・・」
「それでもあの子達のためにをやってあげられることをやめませんよね?」
「ああ、その通りだ。2人がエトワリアに来たら、いつも通り、あの元気いっぱいな彼女たちの世話をしないとね・・・。危なっかしくて心配だ」
「おーい!みーくん!!一緒にショッピングに行こうよ!!」
突然現れた由紀がそう言って美紀の腕を引っ張った。
「私も由紀先輩の世話で大変です!」
『こどもと外の世界。』
やさしい世界。
いろんなしがらみに囚われた人が、一時的にでも解放されるというのは、こういうパーティーゲームのいいところだと思います。
恥ずかしながら棺担ぎのクロのほうは見てないんですが、がっこうぐらしのほうみたいにクロもしがらみから解放されるといいですね。
感想ありがとうございました。
>>53
ええ、きららの方が力を借りている側とはいえ、学園生活部やクロに代わってきららに感謝したいぐらいです。
エトワリアではその住民や他のきららキャラとの出会いもあって素晴らしいと思います。
ある意味では美紀と双子って似てるのかもしれないですね…
次の話も楽しみにしてます!
>>55
感想ありがとうございました。
確かにその点を見れば、そういえるかも知れませんね。
生きているだけでも上等、生きているだけでは意味がないという二つの言葉がありますが、どちらも正しい言葉であると思います。
楽しみに思ってもらえると嬉しいです!
また執筆してみました。相変わらず拙いですが、よろしくお願いします。
二次創作って難しいですね・・・。
「胡桃、今までありがとう・・・。私は先に終わってしまうみたいだ」
「なに言ってやがる!最後まで諦めんな!!」
「いや、私はもうだめだ・・・。私は君達と出会えて本当によかった・・・」
「ちくしょう・・・しっかりしろクロ!!」
クロは今にも死にそうな顔をしていた。今、アタシらは地上から切り離された場所にいるのだ・・・。
クロは感染とは違うけど、アタシと同じようなものを抱えた奴だ。だから他人のようには思えない。
そんなクロが・・・あるものに屈されようとしている。
ここは・・・船の上だ。クロは船にすごく弱い。
アタシたちはきららから聞いた、凄腕のヒーラーがいるという噂がある島へと向かっていった。
「ああ・・・エトワリアに来てもやはり船はダメだ・・・」
「この船一日もかかるぞ、大丈夫か!?」
「一日・・・思い出してしまった・・・」
アタシは必死に自分が出来ることを考えた。こういう時りーさんなら持ち前の知識で乗り物酔い対策をしてくれるのに・・・。
「よし!こいつ一緒に寝るといい!!」
苦肉の策として、アタシはクロにシャベルを貸してやった。
「君のこれで・・・どうやって船酔いを解決するんだい?」
「なんだ、知らねえのか?シャベルは兵士にとっては地獄のような戦場のなかで唯一の相棒みたいな存在なんだぜ?相棒と一緒にいると安心するだろ?だからそいつと一緒にいりゃ船酔いなんてへっちゃらさ!」
「ごめん・・・意味が・・・よくわからない」
今言ったことは忘れてくれ、クロ。饒舌に喋った自分が、顔から火が出るくらい恥ずかしい・・・。
それにしてもこの船はすごい揺れる。心なしかアタシも気分が悪くなってきた。すると船がガクンと揺れ、アタシは転んでしまった。
アタシは傍に置いてあったクロの棺に飛びつく形になってしまった。
「その棺は私のだぞ・・・胡桃・・・」
「ク、クロ・・・これは違うぞ!アタシはシャベル以外に浮気する気はないぞ!!お前の棺に乗り換える気なんてねぇ!!」
「大丈夫だ・・・誰も君がシャベルから棺に乗り換えようなんて考えないだろう」
そんなこんなでアタシとクロはドタバタしながら船上を暮らした。
『恐怖のせんじょうぐらし!』
ちなみにアタシとクロが船に乗る前はこんなやりとりをした。
「どうしても船じゃないといけないのかい?」
「そりゃ海を渡るからな」
「胡桃だけがいくというのは・・・」
「そういうわけにはいかないだろ」
「君は船に酔わないからそんなこと言えるんだ」
「いい加減にしろって!お前は注射を嫌がる子どもか!!そんなことを言っている間に船が出航するぞ!」
アタシは無理やりクロの腕を引っ張った。
「魔女と同じくらい、あの船という乗り物は恐ろしいってことを胡桃は知らないみたいだ・・・」
「船なんて元の世界で乗ったことあるから・・・。お前が酔ったらフォローしてやるからさ」
クロとのコンビを組んで、まず乗り越えないといけない壁はこれなのかも知れないと思った。
今回は以上です。読んでくださりありがとうございました。
船が苦手なのはクロのチャームポイントだと思います。
「さあめぐねぇ!!あっちの先生とお話してみようよ!!」
「えっと・・・あなたが・・・セン先生っていい方でよろしいですか?初めまして、佐倉慈といいます」
「・・・初めまして、佐倉先生。俺は別に教職についているわけじゃねえんだけどな・・・」
センは由紀に無理やり連れていかれた。由紀によれば、同じ『先生』同士なのだから佐倉先生とセンは一度話すべきだというのである。言わば「職員会議」であるらしい。
「でもクロさんに色々と教えてあげているんじゃありませんか?誰かに何かを教えている時点で先生であると私は思います」
「そうだよ!クロちゃんにとっては1000匹もいるすごく面白い教師だよ!!」
「まああいつに先生として敬われている気はしねえけどな。うちのチビもセンって呼び捨てしているし。そっちもめぐねぇって言われているみたいだな」
センは今まで多くの女性を口説いて来たが、「めぐねぇ」にはどのように接すればいいのかわからなかった。
「いいえ、セン先生はクロさんやニジュクちゃん、サンジュちゃんにとって頼りになる大人であると思います」
「うちのめぐねぇも頼りになる学園生活部の顧問だよ!」
「ま、俺は佐倉先生みてえなことができるかどうかはわかんねえけどな・・・」
「・・・セン先生、クロさん。私の大切な生徒と付き合ってくださり、ありがとうございます。
私はもう、彼女達の手を繋げないし、繋ぐ資格ももはやありませんから・・・」
その後、クロとセンは佐倉先生の話をした。
「どうだった?先生同士の会話は?」
「ああ、なかなかの美人だったと思うぜ」
「センったら相変わらずそればかりだね」
「うるせえ、俺は美しい女性に口説くことしかできねえんだよ」
くるみちゃんのシャベルLOVEが爆発…!
『どのように接すればいいかわからなかった』つまり…セン…
>>68
感想ありがとうございました!
胡桃ちゃんは何時間もシャベルを磨くほどですから。
めぐねぇはセンにとって難攻不落な女性だと思います、ある意味。
「なあクロ、お前のそのクロって名前本名じゃないんだな」
クロは胡桃の突然の質問に非常に驚いた。
「なんで胡桃がそんなことを知っている?」
「前酔っぱらったセンがそう言ってたんだ。かわいい名前だってな」
「後で覚えていろよ・・・セン」
「本当の名前はなんて言うんだ?」
「教えないよ・・・今の私に似合わない」
「いいじゃねえか、どうせ元の世界では覚えられねえんだから」
「無理だ」
クロはそれでも、教えるのが嫌であった。
「よし、当ててやる。クウか?」
「違う」
「エマ?」
「違う」
「レイラ?」
「違う、適当に言ったて当たるものか。しつこい子は嫌いだ」
2人はそのような押し問答をした。
「ま、アタシも恵飛須沢なんて仰々しい名字にクルミって名前だからな。気持ちはすげえわかる・・・」
胡桃は子供の頃、自分の名字と名前の漢字をなかなか覚えられなかったことを思い出していた。テストの時ものすごく苦労した。何しろ画数がすごく多い・・・。名前書くだけで大分時間を取られる。
「そうかい?私は君の上の名前も下の名前を素敵だと思うよ。君は私と違って十分女の子らしいよ」
「ありがとな、女の子らしいって言われると照れるな・・・。ところでいつからクロって名乗ったんだ?」
「ニジュクとサンジュに出会ってからだ。あの二人に名前を聞かれたから適当につけてみた」
「そっか・・・じゃあそのクロって名前はある意味双子に名付けられたようなものだな」
「確かにそう言えるかも知れないね。そんな名前がセンや旅先で出会った人、君たち他のクリエメイトやエトワリアの人々に呼ばれるのも不思議な感じだ」
クロはクロという自分の名前に、そのような感情を抱いた。
『かわいい名前!』
胡桃「安田大〇ーカスのクロちゃんからつけられたわけじゃないんだな」
クロ「他のクリエメイトにしょっちゅうそんなこと言われるが、一体どんなサーカス団体なんだ?」
「クロ!お前のチョコはどんなのだ?」
「私はブラックチョコだ。苦いのはわりと好きだ」
「名前の通りだな。アタシはシャベルの形をしたチョコだ!」
「ナッツ入りじゃないんだな」
「いくらなんでもそのまんますぎだろ・・・」
二人はランプからチョコをもらった。ランプはそれぞれのクリエメイトの好みに合わせたチョコを配っているのだ。
例えばセンにはお酒の入ったチョコ、悠里には野菜の入ったチョコなどをあげている。
「バレンタインっていうのはどんな日なんだい?」
「簡単に言えば女の子が好きな男の子にチョコをあげる日だな」
「とても素敵そうな日だね。あれ、私たち別に男じゃないけど・・・」
「まあ、絶対に男から女にあげなきゃなんない決まりとかはないし。友チョコとかいろいろあるぞ」
「エトワリアではそのチョコで大変だったみたいだね。買い占められて値段が高騰したり、依存性のあるチョコが売られたり」
クロと胡桃もエトワリアのチョコ事件のことを聞いていた。
「なんだってチョコレートでそんな騒ぎにならないといけねぇんだ・・・。買い占めや薬中は元の世界だけで十分だっての」
胡桃はそうため息をついた。
「ま、今は事態が収束したみたいでよかったじゃないか」
「ああ、カルダモンさんがなんとかやってくれたみたいだ。クリエメイトも何人か協力してくれたらしい」
「クリエメイトは助け合い・・・か。なんていうか、この世界に召喚されなければ、そういうこともなかっただろうね」
「そうだな、ところでこのチョコはセンにどのタイミングで渡せばいい?」
「気楽に渡せばいいんだよ、気楽に」
「やれやれ、まさかセンにあげることになるなんてな・・・ま、いつも世話になっているから仕方ないか。君も由紀達に渡す気だろう?」
「ああ、みんなにはいつも助けられているからな!」
『甘いちょこ!』
胡桃「あれ、そういえば今のクリエメイトって何人だ?」
クロ「140人以上はいるんじゃないか?」
胡桃「ランプってそんな人数にチョコを配っているのか?」
クロ「・・・まあ・・・あの子だから」
140人分のチョコレート……聖典世界より物価が高いことを考えると、ランプって結構裕福なんだな。
女神候補生だし、自衛隊士官学校みたいに勉強しながら給料も出るんでしょうかね。
>>76
すみません クリエメイトは助け合い〜のところはクロの台詞ですが、その次のセンのチョコ〜は胡桃ではなくクロの台詞です。
一緒にすればよかった・・・
「二人が召喚されたらどうする?セン」
「とりあえずあのチビ達の好奇心が暴走しないようにしないと・・・このエトワリアにはお子様にとって刺激的なのがたくさんあるからな」
「ニジュクちゃんとサンジュちゃんの話ですか?」
クロとセンの会話に、直樹美紀が入ってきた。
「ああ、そうだ。なかなか来ないものだね。召喚されたらされたで、この世界で危なっかしいことをしないか心配だけどね。本当は、待っているだけではなくこっちから会いたいんだけどね・・・」
きららのコールは好きなクリエメイトを召喚できるわけではない。
例えるなら釣り竿を垂らしても狙った種類の魚が釣れるわけではないのと同じことである。
「・・・実は私も、いつかこの世界に彼女が呼ばれるんじゃないかって期待しているんです」
「それは前話していた君の友達かい?」
「そうです。きららさんが呼べば、この世界で再会できるんじゃないかと・・・。本当は私が自分で見つけなきゃいけないのに・・・」
「それでいいんじゃないかな。どうしても必要な時に誰かの力を借りることは恥じゃないと思うよ。もっとも、きららにプレッシャーをかけるわけにはいかないけど」
「そうだそうだ、俺なんてしょっちゅう俺の体を探してもらっているぜ」
「センはいい加減体を無くしたりしないように努力すべきだ・・・」
「はははは・・・」
ふと、美紀はもし圭がこの世界に召喚されたら、由紀、胡桃、悠里の3人の先輩とも会うことになることに気が付いた。
(圭・・・もしこの世界に呼ばれたら、この部活での思い出を教えるからね・・・)
美紀は自分の自慢の先輩たちを圭に紹介したいと思った。
『圭をしょうかん!』
読んでいただき、ありがとうございます。
もしかしたら、学園生活部は圭も入部していた可能性もあるんですよね・・・
めぐねえが、キャラシナリオできららや由紀にも認識されてなかったり、ワンダーランドでしか会えないような扱いだったので、圭も見えないだけで居るのかもしれない・・・という想像はできますね。
(編成に入れて一緒に戦えることについては深く追求しない方がいいでしょう)
>>85
感想ありがとうございました。
確かにその可能性もありえますね・・・。
きららも知らないうちにコールしたのかも・・・
「あら!恵飛須沢さん!!」
街を歩いていた胡桃は偶然鬼頭先生に話しかけられた。
「あ、こんにちは鬼頭先生」
「元気そうでなによりです!他の世界の学生さんと交流すると頑張れる気持ちになります!」
鬼頭先生はとにかく熱い性格である。エトワリアに来てからも相変わらずこの調子である。
「そ、そうですね・・・」
胡桃は鬼頭先生の熱さに押されながらも、そんな鬼頭先生が好きであった。
「ところで佐倉先生はご機嫌いかが?」
胡桃はその言葉を聞いてドキッとした。
「え、ええ・・・めぐねぇは元気です」
「私は他の世界の先生方とお話したいと思っているの!松本先生や棗先生ともお話ししたわ!由紀さんによればとても素敵な先生らしいですね!」
「その・・・めぐねぇはなかなか忙しくて時間取れなくて・・・すみません」
「そう・・・お時間がある時に会わせていただきますね」
その後、胡桃はクロにそのことを話した。
「それは困ったね・・・」
「ああ、ちょっとごまかし切れねえかも・・・」
他のクリエメイトは胡桃達の世界のこととクロの呪いの事を知らない。
きららもランプも秘密を守ってくれて他のクリエメイトの誰にも話していないのだ。
「しかし、こういうのにみんなと一種の距離感を感じてしまうね」
「ああ、全くだ・・・」
読んでいただき、ありがとうございました。
去年の11月のゲームブックイベントの時、美紀が「選択は慎重にならなければならない」と発言したとき唯は大げさだなと思っていました。
唯は美紀たちのことを知らないので当然なのですが・・・。
本日のライネのトレーニングを終えたクロと胡桃は、ライネの食堂で食事を取っていた。
「2人ともお疲れ様。胡桃ちゃんはやっぱり腕がいいわね。クロちゃんもよく頭を使っているわ」
「いえいえ、そんな・・・」
「私も戦ったことなんてないからそこまでは・・・」
2人はそう謙遜した。
「それよりどうですか?俺と一緒にデートでも・・・」
「セン!」
いつものように綺麗な女性をナンパしようとするセンを諌めた。
「なんだか2人とも、何か自分より大切な存在のために戦っているような気がするわ」
そうライネに言われて2人は由紀、悠里、美紀とニジュク、サンジュを思い浮かべた。
「でもあなたたち、何か重いものを抱えながら戦っているような気がするわ」
そう言われて、クロと胡桃はドキッとした。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「わかるのか?」
「これでも昔はいろんな経験をしてたから勘は鋭いのよ。あんまり深くはきかないけど、あなたたちって境遇が似ているからお互い助け合っているのね」
「・・・アタシも自分と同じようなことになっている奴に出会ったのは驚きました」
「私も彼女と一緒にいれればと思いまして・・・」
「そうね。でもね、あなたたちはもっと人を頼ってもいいんじゃないのかしら?あなたたちはとてもいい子だから、手をさしのべてくれる人たちはいっぱいいるわ」
胡桃とクロはライネをただものではないと感じた。
『さいきょうの女性。』
今回は以上です。読んでいただきありがとうございました。
ライネさんって若いころどんなだったんだろう・・・。
頼っていくことは勇気のいることでもあるけど、それは相手を信頼することでもある。
幸グラのテーマの一つですが、なるほどそれが当てはまってくる人物は他作品にもけっこういますね
>>95
感想ありがとうございました。
普段は穏やかだけど実はただものではないってキャラは好きです。
そうです、クロと胡桃は性格は違うけど背負っているものは同じ・・・。
>>96
感想ありがとうございました。
確かに多くのきらら作品に言えることでしょうね。きらら作品って部活とか仕事とか、そういうみんなでやらなければ達成できないものがテーマになっているものが多いので。
「ねえ胡桃・・・君は谷に落ちた私を助けてくれたわけだけど、なぜあんな人気のない場所で私が倒れていることに気づけたんだい?普通気が付けるはずがない。前々から疑問に思っていたんだ」
私はふと胡桃と出会った日を思い出した。すると胡桃は微笑んだ。
「実はな、あの時由紀も一緒に来ていたんだよ」
「彼女が?」
「アタシらがあの山で魔物を討伐していたら、由紀が突然向こうで誰かが倒れているって言い出したんだよ」
「なんだって?」
(胡桃ちゃん!あそこで誰かが怪我している!!)
(なんだって?よく見えないが・・・)
(誰なのかはわからないけど・・・もしかしたら胡桃ちゃんと同じような・・・そんな感じがする!)
(アタシと同じ・・・?それはどういうことだ?わかった行ってくる!由紀、お前はここにいろ)
「あいつを信じて行ってみたらお前がいたってわけだ。由紀ってなんだかそういう力があるって言うか・・・。デパートで物資を買いに行ったとき、美紀の奴もそうやって見つけたんだよ」
「そうか・・・どうやら私は、彼女にも感謝しなければいけないみたいだな」
「ああ、アタシも由紀にはいつも感謝しているさ」
その時の胡桃の表情から、私は由紀も仲間を守っていることが伺えた。
一方当の由紀は、めぐねぇと話していた。
「ねえめぐねぇ。あの時私、めぐねぇを助けられなかった時本当に悲しかった・・・」
「だからさ、みーくんの時にしろクロちゃんの時にしろその時自分にできることをしないとって思ったの」
「それに、誰かを助ければ助けるほどその人と手をつなぐようになるでしょ?」
「正直、私だけじゃ胡桃ちゃんの背負っているものを分かち合うことなんてできないよ」
「だからさ、胡桃ちゃんの呪いは私だけじゃなくてりーさん、みーくん、きららちゃん、ランプちゃん、マッチちゃん、セン、クロちゃんみんなで考えると、胡桃ちゃんが助けられる可能性が高くなると思うんだ・・・」
「めぐねぇ、最初は4人だけだった学園生活部も随分賑やかになったね!7人と1001匹だよ・・・」
>>104
感想ありがとうございました!
がっこうぐらしのテーマも助けによる繋がりあいですから・・・。
今日も更新してみます。
コロナウイルスも流行っているので、手洗いうがいをしっかりしましょう・・・。
「なあ、お前らクリエメイトはみんな”ニホン”って国に住んでいるのか?」
センは悠里に気になって日本という国について聞いてみた。
「ええ、そうです。私達クリエメイトのほとんどは日本に住んでいるという所は共通しているみたいです」
「なんか妙な共通点だな。ニホンにはこのエトワリアを惹きつける何かがあるのかも知んねーな。」
「もっとも、千矢さんたちうららのみなさんは100年位昔の時代の日本からやってきたみたいですけど・・・」
「じゃあ俺らだけ仲間外れってか・・・。どんな国だ?なかなか興味深い・・・」
「・・・えーと、言語はひらがな、カタカナ、漢字が存在しています。後侍とか忍者とかが有名ですね。食べ物は寿司やテンプラなどが有名ですね」
悠里は自分の国のことを紹介するのは結構難しいことであると思った。
「よさそうな国だな」
「かつては犯罪も少なくとっても平和な国だったんですけどね・・・」
悠里はかつて”あの事件”が起こる前の日常を思い出していた。あの時の平和は、決して当たり前のものではなかったのである。
「あ、後日本は海に囲まれた島国ですね」
「何?じゃあ海を渡んなきゃいけねえから、クロ船酔いに耐えなきゃいけねーじゃねえか」
(そっか、まだクロさんの時代に飛行機はないのね・・・)
今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。
クロって飛行機の方は大丈夫かな・・・。
大変重要なことをいい忘れていました・・・。
自分がきらファンを本格的に始めたのは4月からです。
なので、ワンダーランドイベントをプレイできていません。
もし、キャラに違和感があったらすみません。
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