ssを投稿します。このssには他作品カップリングやキャラ崩壊などが含まれております。そういうのが苦手な人はお戻りください。
「それでお姉さま、お願いがあるのですけれど……」
私はヒバリちゃんが言いたいことが分かった。
「ええ、いいわよ。全員に乗りましょう」
「ありがとうございますお姉さま」
「「んぅ」」
私たちはくちづけを交わしてから別の子に乗ることにした。
「どの子もすごくかわいかったです」
あれからすべての子に乗ったヒバリちゃんはそう呟いた。
「そうね、とてもかわいかったわ」
シナモンたちじゃなくてシナモンたちに目を輝かせるヒバリちゃんがだけどね、と心の中で呟く。
「それで次はどこに行こうかしら?」
「どこにしましょうか」
私たちはパンフレット眺めながらそう呟く。眺めていると私たちのおなかが鳴ってしまった。
「「あははは……」」
二人で軽く笑う。
「お昼ごはんにしましょうか」
「はいっ」
「どれもおいしそうね」
「はい。迷ってしまいますね」
私たちは手ごろなレストランに入りメニューを見てみる。メニューに書かれている料理はどれもおいしそうで迷ってしまう。
「私はこれにするわ」
「それじゃああたしはこれにします」
私たちは迷った末にそれぞれ料理を決めた。
「お待たせいたしました。ご注文の品をお持ちいたしました」
少し待ち店員が料理を運んだので私たちはお礼を言って受け取った。
「実物を見てみるとヒバリちゃんのもすごくおいしそうね」
「お姉さまのもすごくおいしそうです」
「「……………………」」
「半分こしましょうか」
「はい、そうしましょう」
「ふー、おいしかったわね」
「はい、とてもおいしかったです」
料理を食べ終えた私たちは一息つきながらそう呟く。
「あっ」
「どうしましたか?お姉さま」
私はヒバリちゃんの口元にソースがついているのを発見した。だから私はヒバリちゃんの口元に顔を近づけ、
「ぺろり」
それをなめとった。
「っーー」
ヒバリちゃんは顔を真っ赤にしながら驚いた表情をした。とてもかわいい。
「な、な、な、なにをするんですか」
「ごめんなさい、ヒバリちゃんの口元にソースがついていたから」
「もうっ。手で取ってください」
「だって、とてもおいしそうだったから」
「理由になっていません」
そんなことを言うヒバリちゃんはとてもかわいかった。
「次はどこを回ろうかしら」
昼食を食べ終えた私たちはあれからジェットコースターやコーヒーカップなどのアトラクションを回ったり食べ物を食べたりした。
「あれ?」
ヒバリちゃんが何かに気づいたようだった。
「どうしたのヒバリちゃん?」
「いえ、ほかの人たちが歩いている方向が一緒だと思っただけです」
「言われてみれば……」
遊園地にいるほかの人たちはある場所を目指しているように見えるわね。
「私たちも行ってみようかしら?」
「そうですね」
「ここがその場所ね」
私たちが付いた場所それは巨大なドームだった。
「パンフレットによるとこのドームは様々なイベントに使われているらしいわね」
「今日は何かイベントをやっているということですよね」
「そうみたいね。入ってみようかしら」
私たちはドームの中に入ってみることにした。
「みんなー、今日は私たちの特別ライブに来てくれてありがとー」
『わーーーーーーーー』
ドームに入った瞬間そんな歓声が響いた。ドームの中心にいたのは……。
「放課後ティータイムの特別ライブがあったのね」
「やっぱり結構人気ありますね」
「そうね、せっかくだから私たちもきいてみようかしら」
「はいっ」
私たちはほかの人の邪魔にならないように入り口から離れたところに移動してそこでライブを聞くことにした。
「相変わらずすごいですね」
「そうね」
私たちは彼女たちのライブを何度か聞いたことがあるけれどやっぱりすごい。人気があるのもうなずけるわね。
「じゃあ次の曲カレーのちライス。いっちゃうよー」
『わーーーーーーーーー』
「それにしても……」
この会場はすこし暗くとなりにいるヒバリちゃんの表情がよく見えない。だから私は視覚以外でヒバリちゃんの存在を感じるためにヒバリちゃんの手を握る。
「あっ」
ヒバリちゃんが小さくつぶやき手を握り返す。でも、手だけじゃ足りないもっとヒバリちゃんの存在を感じたい。ヒバリちゃんもそう思っていたようで自然と私たちの唇は触れ合った。
「んぅっ。ヒバリちゃん……」
「んぅっ。お姉さま」
私たちがいるところは一番後ろの端のほう。ほかの人たちはライブに夢中になっているから気づかれる心配はない。そう思い私たちはより長く深く口づけを交わす。
「ヒバリちゃん。好きよ。愛しているわ」
「あたしもです。お姉さま」
私たちは唇を重ね合わせ、呼吸が苦しくなると離してからまた重ねる。そんな行為をライブが終わるまで繰り返し続けた。
「遊園地楽しかったわね」
「はいっ。とても楽しかったです」
ライブが終わってから私たちはお家に帰ることにした。
「あの遊園地は世界を移動する力があるからあと少しでなくなってしまうらしいわ」
「楽しかったのに残念ですね」
「そうね、でもまだもう少しだけ時間があるらしいからまた行きましょうか」
「はいっ。あたしもまたいきたいです」
「「んぅ」」
私たちは唇を重ね合わせてから再び家に向かって歩き始めた。
というわけで投稿しました。遊園地でのデートは定番だと思っています。ですが、エトワリアに遊園地があるのか不明でしたので今まで書けませんでしたが、今回のイベントは遊園地だったので遊園地を題材にしたssを書いてみました。ちなみにほかにも投稿しましたのでよろしければそちらもどうぞ。
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=1602#res172
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=2137#res86
栄依子でもやらない直接なめとる攻撃…恋人同士という関係性だからできる大胆さ、いいですね。
ライブはカレーのちライスだけどやってることはときめきシュガーかも。
そういえば、この2人って結婚したら姓や呼び方はどうなるんでしょう。「ヒバリ」呼びのために別姓を選ぶのもありそうですが。
コメ返信です。
>>85
そうですね。とてもよかったです。
>>86
私の考えではヒバリは若狭瑠璃になって、りーさんの呼び方は瑠璃ちゃんまたは瑠璃になる予定です。ヒバリのほうはまだ決めていません。
今日あたしはお姉さまとのデートに出かけていた。
「いいものが手に入りましたね」
「ふふふ、そうね」
食べ物になる植物の種をいくつか買ってあたしたちはそんな会話をする。このエトワリアは異世界だけあってみたことのない植物がたくさんあって種を見るだけでも結構楽しい。
「どんな植物が育つのか楽しみね」
「そうですね、収穫出来たらはなこたちにもおすそ分けしましょうね」
「ええ、きっと喜んでくれるわ」
「「んっ」」
あたしたちは見つめ合い唇を重ね合わせてから店を出る。次はどこに行こうか考えていると、
「レンー。どこに行ったのだー」
そんな声がした。
「この声は……」
「知っている人なの?」
「多分……」
なぜかこのエトワリアでは声がそっくりな人が何人かいるから声だけでは判断できない。実際はなこに声がそっくりな各務原さんという人や由紀さんに声がそっくりな香風さんという人がいる。それからお姉さまはあたしと牛久さんの声がそっくりだと言っていた。でも、レンと言っていたから彼女の可能性が高い。
「それじゃあ見に行ってみましょう」
「はいっ」
あたし達は声がした方向に向かって走り出した。
「萩生さん」
声がした場所、人気の少ない裏路地には元の世界でのあたしのクラスメート、萩生響さんがいた。
「お前は雲雀丘」
「萩生さんもこちらの世界に召喚されたのね」
「そうだ、響はレンと一緒にこのエトワリアに召喚されたのだ。それできららというやつにこの里を案内されていたのだが、異世界のモノが珍しくて色々見ていたらあいつらがどこかに行ってしまったのだ。まったくどこに行ってしまったのだ」
「それは……」
萩生さんが道に迷っただけなのではと思ったが言わないでおいた。相変わらずすごい方向音痴ね。そう思っていると、
「それはあなたが道に迷っただけではないのかしら」
お姉さまがそう言った。
「違う。あいつらがどこかに行っただけで響は断じて道に迷ってなどおらぬ」
萩生さんがそう叫んだのであたしはお姉さまに小声でささやいた。
「彼女、萩生響さんは自分が重度の方向オンチだということを認めたがらないんです」
「そうなのね」
お姉さま少し考える素振りをしてから口を開いた。
「でも、そのレンという人とはぐれて困っているのでしょう?萩生さん、私たちも探すのを手伝ってあげるわ」
「そんなのはいらんと言いたいところだが、いいだろう特別に動向を許可してやろう」
「それじゃあ行きましょうか」
「はいっ」
あたしたちはそう言って歩き出そうとした。
「ちょっと待て」
「何かしら?」
「何、萩生さん?」
「先ほどから気になっていたのだがそこの女、お前は誰なのだ?雲雀丘とずいぶん親しそうだが」
萩生さんがそう言ってきた。そう言えばまだお姉さまのことを紹介していなかったことを思い出し、お姉さまの名前や関係性まで説明しようと口を開く。
「この人は若狭悠里さんと言って、あたしの……っ!」
説明しようと開いた口はお姉さまのそれでふさがれてしまう。
「んぅっ」
あたしは目を閉じてお姉さまの唇を受け入れる。すぐにお姉さまの舌があたしの口の中に入ってくる。あたしはお姉さまと手を絡ませ、舌を絡ませ、心を絡ませる。
「「んっ。んちゅっ。んんっ」」
あたしたちはそのまま深い口づけに没頭する。気持ちよすぎて頭が真っ白になる。とても長いような短いようなくちづけが終わりあたしたちは唇を離す。余韻でボーっとしてしまうがすぐに我に返り口を開く。
「いきなり何をするんですか、お姉さま」
「私とヒバリちゃんの関係を説明するにはああしたほうが手っ取り早いと思ったから」
「だからっていきなりは……」
「もしかして嫌だったかしら?」
「嫌じゃありませんけど……」
「ならいいじゃない」
「でも……」
「お前たちはいったい何をやっているのだー!!」
軽い言い合いをしていたら萩生さんの叫び声がした。
「何ってキスよ。私とこの子は付き合っているからキスをしたの」
「実はそうなの」
「だからってこんな街中でキスをするなど」
「ここは人気の少ない裏路地だからほかの人に見られる心配はないわ」
「だが、お前たちは女同士なのだぞ、もしも、ほかの人に見られたらとか考えないのか?」
「あら、それなら心配はないわ。ここは異世界エトワリアだから元の世界よりも女同士は一般的なの。だから、たとえキスを見られたとしても何かを言われることはないわ」
「なに?そうなのか?」
萩生さんはあたしのほうを見てそう言った。あたしは無言でうなずいた。
「なんと、そうなのか。ならばレンを狙う輩がたくさんいるということかもしれぬではないか。急いでレンを見つけなければ」
そう言って萩生さんは走り出そうとする。
「萩生さんっ」
止めようと思ったら、
「こんなところにいたんだね、響」
レンさんの声がした。
「レン、響を見つけてくれたのだな。やはり、響とレンは運命の絆で結ばれているのだな」
「違うよ。きららがパス?というのを感じる力でヒビキのいるところを探してくれたんだ」
「そこは運命の絆だと言ってくれー」
「それより響。こんどははぐれないように手を繋ごう」
「レンー」
あたしたちはそんな会話をする萩生さんとレンさんを見る。
「どうやら心配なさそうね」
「そうですね」
「デートの続きをしましょうか」
「はい、お姉さま」
「「んぅっ」」
あたしたちは軽く口づけを交わすとデートの続きをするためにその場を立ち去りデートの続きをした。
というわけで投稿し終わりました。
実は課金ガチャでバレンタイン響の入手に成功しましたのでその記念に響が登場するssを書いてみました。
コメ返信です。
>>94
あの時は響は意識不明だったから覚えていませんでしたね(レンに人工呼吸をしたかどうか聞いたかは不明)。
ヒバリちゃんと恋人になってから数週間たったある日のことヒバリちゃんのお友達のはなこさんが、
『ヒバリちゃんとりーさんが恋人同士になったわけだし、私もりーさんたち学園生活部の人たちともっと仲良くなりたいからみんなでお泊り会をしてみたいな』
と言ったのでヒバリちゃんのお友達のはなこさん、ぼたんさんと私たち学園生活部のメンバーで親睦を兼ねたお泊り会をすることになった。
「ヒバリちゃーん、遊びに来たよー」
「ヒバリさん。それから由紀さん、胡桃さん、美紀さん、りーさん。今日はよろしくお願いします」
「いらっしゃい、はなこ、ぼたん」
「いらっしゃい、はなこさん。ぼたんさん」
「よく来たな。はなこ、ぼたん」
「よく来ましたね。はなこさん。ぼたんさん」
「はなこちゃん。ぼたんちゃん。今日はいっぱい楽しんでねー」
学園生活部出張所にやってきたはなこさんとぼたんさんをみんなで出迎える。
「まずは何をしようかしら?はなこはいったい何がしたい」
家に入ってきたはなこさんにヒバリちゃんがそう聞いてみる。
「うーんとねー」
はなこさんは少し考えてから口を開く。
「あ、そうだ。まずはヒバリちゃんのお部屋を見てみたい。ここでどういう風に過ごしているのか見てみたい」
「あ、私も見てみたいです」
「え?え……とそれは……」
花子さんとぼたんさんにそう言われヒバリちゃんが戸惑いながら私のほうを見てくる。
「ええ、もちろんいいわよ」
だから、私はそう答える。
「それじゃあ行きましょうか」
「やったー。あれ?なんでりーさんが許可を出したんだろう?」
花子さんがそう戸惑いの声をあげながら自分の部屋に向かって歩くヒバリちゃんを追いかけた。
「ここがあたしが学園生活部出張所で使っている部屋よ」
ヒバリちゃんがそう言ってヒバリちゃんと私が使っている部屋をはなこさんたちに紹介する。
「わー、ここがヒバリちゃんが使っている部屋なんだー」
はなこさんはそう言って部屋の中に入っていく。
「あれ?」
しばらく部屋の中を見回してからそう戸惑いの声をあげた。
「一体どうしたの?はなこ?」
「うーんとね、なんかこの部屋、ヒバリちゃんとは少し違った感じがしたからびっくりしたの」
「それはね……」
「私の部屋でもあるからよ」
「りーさんの?」
「ええ、私とヒバリちゃん恋人同士だから同じ部屋を使っているの」
「そうなんだー、ヒバリちゃんとりーさんはすっごくラブラブなんだね。友達が幸せで私もすごく幸せだよ」
はなこさんがすごい笑顔でそんなことを言ってきた。
「ありがとう、はなこ」
「ありがとう、はなこさん」
私たちはその言葉に嬉しくなってそう返した。
「それであたしたちの部屋は見たけど次はどうしたい?」
「あ、それなら、アルバムを見てみたい。ヒバリちゃんがここでどんな生活をしているのか知りたいなー」
「ええ、いいわよ」
「わー、これが学園生活部のアルバムなんだねー」
「うん、そうだよー。エトワリアに召喚されてからみんなで撮ったの」
「たくさんあるねー」
はなこさんはそう言いながら由紀ちゃんと一緒にアルバムをめくっていく。
「この辺のページからヒバリちゃんがりーさんと恋人になって一緒に暮らすようになったころの写真だよ」
「わー、ヒバリちゃんはここでこんな風にみんなと過ごしていたんだねー」
はなこさんがそう言いながらアルバムの写真を見ていく。
「どの写真のヒバリちゃんもかわいいけど、やっぱりりーさんと一緒に写っているヒバリちゃんが一番かわいいなー」
「ふふふ、そうですね」
「もう、はなこにぼたんったら」
はなこさんとぼたんさんにそう言われてヒバリちゃんは赤くなってしまう。そんなヒバリちゃんもすごくかわいいわ。
「ヒバリちゃん」
「なんですか?っ!?」
だから、私はかわいいヒバリちゃんと唇を重ね合わせた。
「い、いきなり何をするんですか?」
「ヒバリちゃんがすごくかわいかったからキスをしたくなったの」
「もうっ、りーさんまで」
「あの二人すごくラブラブだね」
「「そうですね」」
「そうだねー」
「そうだな」
それから私たちはしばらくの間アルバムをめくり続けた。
ぐーー。そうしているとそんな音が部屋の中に響いた。
「あはは、お腹空いちゃったみたい……」
音の主は由紀ちゃんだった。気が付くと夕食の準備をしなければいけない時間になっていた。
「そろそろ夕食にしましょうか」
「そうですね」
「もしかして、ヒバリちゃんとりーさんが作ってくれるの?」
「ええ、そうよ」
「やったー、ヒバリちゃんの料理おいしいから楽しみー」
「そうですね、とても楽しみです」
「ふっふっふ。りーさんが作る料理もすごくおいしいよ」
「そうなの、すごく楽しみ」
「それじゃああたしたちは料理を作りに行ってくるわね」
『行ってらっしゃい』
「お待たせ、夕ご飯にしましょうか」
「やったーご飯だー」
私たちは夕食を作り終えて、それを運んでいく。
「わーいつもの夕食よりも豪華―」
「たしかにすごく豪華ですね」
「ふふふ、今日はお泊り会だからいつもよりも豪華にしてみたの」
「それじゃあ、早く食おうぜ」
『いただきます』
私たちは全員でいただきますをしてからご飯を食べ始める。
「久しぶりに食べるヒバリちゃんの料理すごくおいしー」
「はい、とてもおいしいです」
「あ、ありがとう」
「りーさんの料理もおいしいでしょー」
「うん、りーさんの料理もすごくおいしい」
私たちはそんな会話をしながら食事を楽しんだ。
それから順番にお風呂に入り広い部屋にみんなの布団を敷くことになった。
「ねーねー、せっかくのお泊り会なんだしこのまま寝るのはもったいないし最後になんかしてみない」
「もちろんいいよー」
由紀ちゃんの提案にはなこさんが同意し他のみんなもうなずき、
「ええ、まだ寝るには早い時間だし何かしてみるのもいいかもしれないわね」
私も同意した。
「由紀先輩、それで何をするつもりですか?」
「ふっふっふ。王様ゲーム」
由紀ちゃんが人数分の割りばしを持ちながらそう高らかに宣言した。
「それずっと持っていたんですか?」
「うん、みんなでお泊り会をするって聞いてから王様ゲームをやってみたいと思って割りばしを用意していたんだよ。ほかにも王様ゲームで使えそうな衣装などの小道具を用意したんだよ」
「わー面白そう」
「わ、私のようなものが王様になっていいのでしょうか……」
「それじゃあやってみようぜ」
私たちは王様ゲームをすることになった。
『王様だーれだ』
私たちは割りばしを手に取ってからお決まりの言葉を言う。
「あら、あたしだわ」
最初の王様は私ヒバリちゃんだった。私はヒバリちゃんを見つめてみる。
(私は三番よ。私に命令してちょうだい)
(え?あ、はい。何がいいですか?)
(ポッキーゲームがしたいわ)
(え?)
(ポッキーゲームがしたいわ)
(それは少し……)
(ポッキーゲームがしたいわ)
(はい……分かりました……)
「それじゃあ、王様と三番がポッキーゲームをする」
「私が三番だわ」
「いきなりポッキーゲームだなんてヒバリちゃん大胆」
「それじゃあ、始めましょうか」
私はポッキーのチョコの部分をヒバリちゃんに咥えさせてからポッキーのチョコじゃないほうを咥える。
(なんだか、すごくドキドキします)
(ドキドキするヒバリちゃんもすごくかわいいわ)
(もうっ。早く始めてください)
(そうね、始めましょうか)
私はポッキーを素早く食べていきヒバリちゃんと唇を重ね合わせる。そのままヒバリちゃんの口の中に舌を入れてチョコを味わう。
「「ん。んんん。あぁん」」
ヒバリちゃんの口内とチョコをたくさん堪能してから唇を離す。
「ヒバリちゃんのチョコとてもおいしかったわ」
私は唇を離してからそう言う。ヒバリちゃんの顔は真っ赤になっていてとてもかわいかった。
「り、りーさんってすごく大胆……」
「あんな、ヒバリちゃん初めて見たかも……」
「かなり、すごかったな」
『王様だーれだ』
気を取り直して二回目を始める。
「私が王様だよ」
王様は由紀ちゃんだった。
「うーん、何を命令しようかなー……」
由紀ちゃんは考える素振りをする。
「そうだ」
由紀ちゃんは私が持っているポッキーの箱を見てから口を開いた。
「六番の人が王様にポッキーを食べさせる」
そう命令した。六番の人は誰かしら?そう思っていると美紀さんが口を開いた。
「私が六番です」
「やった、みーくんだ」
由紀ちゃんは美紀さんにポッキーを食べさせてもらえることになって喜んでいた。私は美紀さんにポッキーの箱を渡す。
「それじゃあ、先輩あーんしてください」
「あーん」
美紀さんは由紀ちゃんの口の中にポッキーを入れる。
「みーくんが食べさせてくれたポッキーおいしかった。ねーねーもう一本」
「だめです」
「えー、いーでしょー」
「しょうがないですねー」
美紀さんはそう言ってもう一本のポッキーを由紀ちゃんに食べさせた。口ではああいっていたけど美紀さんは満更でもなさそうだった。
『王様だーれだ』
「あたしが王様だ」
今度の王様は胡桃だった。
「じゃあ、三番がこのロシアンまんじゅうを一個食べてみる」
「あ、私が二番だ」
そう言ったのははなこさんだった。
「ちょっとはなこ大丈夫なの」
「大丈夫だよ。パクっ」
ヒバリちゃんが止める間もなくはなこさんがまんじゅうを口にした。
「ゴホッ」
「はなこーーー」
はなこさんは外れ入りのまんじゅうを食べてしまったらしく奇声をあげてしまった。
「はなこ。ねえ、はなこ大丈夫なの?」
「はなこさん、大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ……。ヒバリちゃん……、ぼたんちゃん……。ヒバリちゃんやぼたんちゃん。大事な友達の誰かが……これを食べずに済んだんだから私はラッキーだよ……」
「はなこーーー」
「はなこさーん」
私たちははなこさんを少し安静にさせた後、彼女を除いたみんなで王様ゲームを再開させることにした。
『王様だーれだ』
「わ、私が王様です……」
今度の王様はぼたんさんだった
「す、すみません。私のようなものが王様になってしまって。なるべく簡単な命令をしますのでどうかお許しください。それじゃあ、一番の人が自己紹介をするで」
「あ、私が一番だ。私の名前は丈槍由紀。巡ヶ丘学院高校三年C組で学園生活部の部員だよ。こんな感じでいいかな」
「はい、すみません。私なんかの命令を聞かせてしまって」
「そんなことないよー。自己紹介してみるのも楽しかったよー」
「ありがとうございます由紀さん」
『王様だーれだ』
復活したはなこさんを加えてまた始まった。
「あら、私だわ」
今度の王様は私だった。またヒバリちゃんを見つめてみる。
(ヒバリちゃんは何番なのかしら?)
(五番です)
(五番ね。分かったわ)
「それじゃあ五番の人は私が指定した衣装を着てみる」
「えっ!?」
私の言葉にヒバリちゃんがびっくりした声をあげる。私はその声を気にせずに由紀ちゃんが用意した衣装を見てみる。
「それじゃあ、ヒバリちゃんはこの服を着てちょうだい」
私はヒバリちゃんにバニーガールの衣装を着せてみることにした。
「うー、はい。分かりました……」
ヒバリちゃんはそう言ってバニーガールの衣装を受け取った。
「うー、やっぱりこの衣装恥ずかしいわ……」
バニーガールに着替え終わったヒバリちゃんが顔を赤くしながらそう言った。
「なんでー?その衣装のヒバリちゃんすっごくかわいいよー」
「そうです、私なんかと違ってとてもよく似合っていますよ」
「そうね、その衣装のヒバリちゃんとてもかわいいわ」
私はヒバリちゃんのかわいさに我慢ができなくなってヒバリちゃんに口付けた。
「「んっ」」
お互いをたっぷり堪能してから唇を離す。
「本当にかわいいわ、ヒバリちゃん」
「ありがとうございます……」
私たちはもう一度口付けようと顔を近づける。
「はい、そこまでにしようなー」
唇が触れる寸前で胡桃に止められてしまい。キスすることができなかった。
「何するの胡桃?」
「まだ王様ゲームの途中だからそういうのは後にしような」
胡桃に強く言われてしまい、私たちはしぶしぶ王様ゲームを再開することにした。
『王様だーれだ』
「私が王様だー」
今度の王様は由紀ちゃんだった。一体どんな命令をするのかしらと思っていたらヒバリちゃんのほうをじっと見てきた。
「ふっふっふ。二番の人は私が指定した衣装に着替える」
そう言ってきた。
「私が二番だわ」
私はそう宣言する。
「りーさんかー。どんな衣装を着せようかなー」
由紀ちゃんはそう言いながら衣装が入った袋から様々な衣装を取り出しては戻していく。
「あ、この衣装にしよー」
「その衣装は……」
由紀ちゃんがそう言いながら取り出した衣装は、
「あたしたちの学校の制服だわ……」
「そのとーり。りーさんにはこの制服を着てもらうよ」
「それは別に構わないんだけどその服一体どうしたの」
「はなこちゃんたちの制服を参考に作ってもらったんだー。巡ヶ丘学院高校の制服もあるよー」
由紀ちゃんはそう言って巡ヶ丘学院高校の制服を取り出す。
「結構すごいわね」
「そうですね」
「ああ、よくできているぜ」
私たちは由紀ちゃんが取り出した制服を見せてもらって口々にそう呟いた。
「それで、なんで巡ヶ丘じゃなくて天之御船学園の制服なのかしら」
「巡ヶ丘の制服のりーさんは見慣れているからいつもと違ったりーさんが見たくなったから」
「分かったわ」
私は由紀ちゃんから制服を受け取ってそれを着ることにした。
「ヒバリちゃん。どうかしら?」
私はヒバリちゃんにそう聞いてみる。
「とてもよく似合っています。すごく素敵です」
「うん、とてもよく似合っているよ」
「はい。元の世界でこの制服を着ている私よりも似合っていると思います」
「いつもと違ったりーさんもいいと思うよー」
「やっぱりいつもと違った服を着てみるのも新鮮でいいな」
「そうですね。私もそう思います」
私は鏡でも自分の姿を見てみる。みんなが言う通り私にとても似合っていた。
「そうね、たまにはこういういつもと違った服を着てみるのも悪くないわね」
私は小さくそう呟いた。
『王様だーれだ』
「私が王様です」
次の王様は誰なのかと思っていたら美紀さんが手をあげた。美紀さんはどんな命令をするのだろうか?
「えと、それじゃあ三番が一番の真似をするで」
「一番は私だよ」
「ということは私がはなこちゃんの真似をすればいいんだね」
どうやら由紀ちゃんがはなこの真似をするようだ。
「はなこちゃんと言えばこのセリフだよね。私はすっごくついてるよ」
由紀ちゃんがはなこさんがよく言っている言葉を言った。
「由紀ちゃんありがとー」
「そうね、はなこと言ったらそのセリフって感じがするわね」
「そうですね。はなこさんと言ったらその言葉です」
「えへへ、ありがとう三人とも。これでいいかなみーくん?」
「はい、それで問題ありません。それでは次に行きましょうか」
『王様だーれだ』
「私だわ」
私が二回目の王様になった。ヒバリちゃんから番号を聞き出そうとしたところで美紀さんが口を開いた。
「あの、先ほどから気になっていたんですが、あなたたち視線で番号を伝えていますよね?」
美紀さんがそう言ってきた。
「そ、そんなことしていないわ」
「そ、そうよあたしたちはそんなことなんてしてません」
「でも、王様になった時見つめ合っていましたし怪しいです。なので、見つめ合うのはなしで」
私は美紀さんにそう言われしぶしぶヒバリちゃんから番号を聞き出すのをやめる。
「じゃあ、一番が歌を歌ってみるで」
「一番は私ですね。あまり自信がありませんが精一杯歌ってみます」
ぼたんさんはそう言って歌い始めた。
「私の歌はどうでしたか。聞くに堪えない雑音でしたら申し訳ありませんでした」
「そんなことないわよ。結構うまかったわ」
「そうだよ。ぼたんちゃん、すごく上手だったよ」
「ああ、なかなかの歌声だったぞ」
「皆さんありがとうございます」
「それじゃあ、一番の人が王様が指定した服に着替えてみる」
「あたし雲雀丘瑠璃は若狭悠里さんのことが大好きです」
「それじゃあ、六番が三番に壁ドンをしてみる」
「ふわあああ。なんだか眠くなってきちゃった」
王様ゲームを何回かしてから犬耳を付けた由紀ちゃんが欠伸をしながらそう言った。気が付くと夜も遅い時間になっていた。
「もうこんな時間になっていたのね。そろそろ眠ろうかしら」
「そうだな、あたしもすごく眠いぜ」
ナース服になっている胡桃がそう言った。
「そうですね。そろそろ眠りましょうか」
クマの着ぐるみを着た美紀さんも同意した。それじゃあ王様ゲームを終了させようと口を開こうとしたらヒバリちゃんが口を開いた。
「はなこ、ちょっと様子がおかしいけど一体どうしたの?」
「私だけ……一度も王様になっていない……」
『えっ!?』
そう言われて思い返してみる。王様ゲームをたくさん行ったがはなこさんが王様になったことは一度もなかった。
「私も王様になりたかった……」
はなこさんが前年そうな顔でそう言った。
「そ、それじゃあ最後の王様ゲームを始めましょう」
「そうね、はなこさんがまだ王様になっていないし」
「そうだな、最後の王様ゲームをしようぜ」
私たちははなこさん以外の全員で目配せをしながら割りばしを引かせる。
『王様だーれだ』
「あ、やった。やっと王様になれた」
はなこさんがとてもうれしそうにそう言った。さて、彼女はどんな命令をするのだろうか?
「それじゃあ、私からみんなへの命令。これからもみんなで友達でいようね」
はなこさんがそう言ってきた。私たちは予想外の命令に少しびっくりするもすぐに口を開き、
『もちろん』
と返した。
王様ゲームが終わり私たちは眠ることになった。夜も遅い時間になっていたので私たちは王様ゲームの時に着た衣装のまま眠ることになった。
「今日は楽しかったわね」
「そうですね。みんなでこうやって遊んでから同じ部屋で眠るのは楽しいです」
「でも?」
「二人だけでいっぱい愛し合って眠るのも好きです」
「そうね、私も好きだわ。だから、明日は今日愛し合えなかった分ヒバリちゃんをいっぱい愛してあげるわ」
「あたしもお姉さまをいっぱい愛してあげます」
「ふふふ、とても楽しみだわ」
「はい、とても楽しみです」
「「んっ」」
私たちは唇を重ね合わせる。
「おやすみなさい。ヒバリちゃん愛しているわ」
「あたしもです。お姉さま」
私たちはそのまま眠りについた。
というわけで投稿してみました。
違う世界の人間で恋人になっているのでこれをきっかけにお泊り会をしそうだと思ったのでそういうssを書いてみました。
私もリゾチウマーΛさんを見習って他作品百合カップルを考えております。…が、これほど血が滾るような演出ができません…。
すごいです…尊いです…美しいです…。
>>116
そこまでほめてもらえてうれしいです。後、あなたが考えている他作品百合カップルが気になります。いつか投稿されるのを楽しみにしております。
>>117
なんとありがたいコメント…!時間はかかるでしょうがいずれ私もSSを投稿したいと思っておりますじゃ…!
それはそうと、次は温泉イベで二人がまた共演するそうですよ…!
最近エトワリアに野球をやっているクリエメイトたちが召喚され、彼女たちが野球をやっている姿に影響されほかのクリエメイトたちも野球を始め里では野球ブームが起きていた。
その野球ブームに影響されはなこも野球チームを作ろうと言い出し、あたしたち天之御船学園の生徒たちで野球チームを作ることになった。とはいってもこの世界に召喚されている天之御船学園の生徒は六人しかおらず人数が足りないためお姉さまたち学園生活部のメンバーも加えた十人で野球チームを作ることになった。
「それじゃあポジションはどうしよっか」
あたしたちは本格的な練習を始める前に学園生活部出張所に集まってみんなのポジションを決めることになった。
「軽く野球について調べたのだがピッチャーとキャッチャーの二人のことを夫婦とも呼ぶそうではないか」
「ああ、確かそう聞いたことがあるな」
「ならば、この響とレンがピッチャーとキャッチャーにふさわしい」
萩生さんがそう宣言した。
「あら、それは聞き捨てならないわね」
「なんだ、若狭?響の考えに不満でもあるのか?」
「ええ、大有りよ。あなたは先ほどピッチャーとキャッチャーは夫婦とも呼ぶから自分たちがふさわしいと言っていたわ。それならあなたたちはいったいどこまで進んでいるのかしら?」
「どこまでとはどういうことだ?」
「○○○○したことはあるのかと聞いているのよ」
お姉さまの口からそんな単語が出てきてみんなが驚いてしまう。
「セ、セ、セ、○○○○だとっ!?あるわけないだろ。響とレンはまだそこまで進んでいない」
「それなら、私とヒバリちゃんのほうがピッチャーとキャッチャーに相応しいわね」
「なんだとっ」
「だって、私はヒバリちゃんを愛しているし、ヒバリちゃんも私を愛している。私たちは愛し合う恋人同士なの。恋人同士だからこんなこともできるのよ」
「きゃっ」
お姉さまがそう言いながらあたしを抱き寄せそのまま唇を重ねてきた。
「「んぅ」」
お姉さまの唇とあたしの唇が触れ合う。お姉さまの舌が伸びてきてあたしの唇に触れてきたのであたしは口を開けてお姉さまの舌を受け入れる。
「「んっ。んぅ。んちゅ」」
あたしたちは舌を伸ばしながらお互いの唾液の味を堪能する。とても長いような、短いような口づけが終わり。あたしたちの唇が離れる。でもまだ足りない、もっとお姉さまと触れ合いたい。あたしはそう思い今度は自分からお姉さまに口づける。
「んっ。んちゅちゅ。ちゅるる……」
再び部屋の中にあたしとお姉さまの舌が絡む音が響く。あたしたちはまたお互いの唾液の味を堪能する。でも、さすがに息が苦しくなってきたので唇を離す。
「ヒバリちゃん……」
「お姉さま……」
あたしもお姉さまも我慢の限界が近づいていた。近づいていたけど、最後の理性を振り絞り今この場でいっぱい愛し合いたいという欲望をこらえて自分たちの部屋に向かった。
部屋の中に入りあたしたちはベッドに座りお互いを見つめあう。
「それじゃあ、始めましょうか……」
「はい……」
あたしたちはお互いの服を脱がせて生まれたままの姿になり、そのまま…………。
あたしたちが愛し合っている間にポジション決めの会議は終わっていた。結果だけ言えばお姉さまの要望はとおりあたしとお姉さまがバッテリーを組むことになっていた。
というわけで投稿しました。私のエトワリアではヒバリとりーさんの二人は恋人同士という設定なので、その縁であんハピ♪メンバーとがっこうぐらしメンバーが一緒に野球のチームを作ることになりました。
お姉さまはまほうつかいだけど、そうりょの力も使うことができる。そんなお姉さまはそうりょの人たちに誘われてそうりょの力の鍛錬のためにそうりょの修練場に向かった。あたしはお姉さまがいない時間をどう過ごそうかと考えていると百地さんに声をかけられた。
なんでも、百地さんはこれから炎属性の魔物が落とす素材を回収に行くらしい。そのために水属性の人たちと一緒に行くらしい。あたしは予定がないし百地さんと一緒に行くことにした。百地さんはほかの人たちにも声をかけるとのことなので里の入り口で待ち合わせの約束をして別れた。
「他に誰がいるのかしら」
待ち合わせの時間が近づいたのであたしは待ち合わせ場所に向かいながらそう呟く。そうしていると一之瀬さんを見つけた。一之瀬さんが歩いている方向はあたしと同じだったからあたしは一之瀬さんに声をかけてみる。
「あら、一之瀬さん」
「あ、ヒバリちゃん」
「もしかしてあなたも百地さんに誘われたの」
「ということはヒバリちゃんも?」
「ええ、そうよ。ちょうどいいから一緒に向かいましょう」
「うん」
あたしと一之瀬さんは二人そろって百地さんと合流して魔物が出る平原に向かう。
「やっと着きましたねー」
「そうだね」
「そうね」
里を数十分あたしたちはようやく炎属性の魔物が多く出現する平原に到着する。あたしたちは戦闘の準備をする。
「それじゃあ行きましょうか」
「うん」
「ええ」
「アタックアンドアターック」
「はぐべびほぽ!!」
「食らいなさい」
「はぐべびほぽ!!」「はぐべびほぽ!!」「はぐべびほぽ!!」
まほうつかいのあたしとせんしの百地さんが魔物を攻撃し、ダメージを受けたらそうりょの一之瀬さんが回復をする。あたしたちはこれを繰り返して魔物を倒し素材を集めていく。
「ふー、素材もたくさん集まりましたね」
「そうね、たくさん集まったと思うわ」
「それじゃあ、少し休憩しましょうか」
「うん、そうしよっか」
あたしたちは手近なところに敷物を敷いてそこで休憩をすることにする。あたしは百地さんが持っている袋を見つめる。あの中には炎属性の力を高める素材がたくさん入っている。炎属性はお姉さまの属性でお姉さまの力を高めることができる……。だから、あたしは百地さんにお願いをしてみる。
「あ、あの百地さん……」
「なんですか?」
「その、炎属性の力を高める素材なんだけどあたしの分け前を多くして……ほしいの……」
「もちろんいいですよ」
「ありがとうっ」
あたしは百地さんにそうお礼を言う。
「あ、そうそう私たちはみんな恋人がいるじゃないですか」
「そうだね」
「そうね」
いきなり百地さんがそう言ってきた。あたしたちは少しびっくりするけれど返事をする。
「皆さんはどちらが受けで攻めですか?」
「「受け?攻め?」」
あたしと一之瀬さんは百地さんの言葉の意味が分からずにそう聞き返す。百地さんはあたしたちが意味を理解できていないことに気づき口を開く。
「行為の際どちらが主導となることが多いかということです」
「「ぶっ」」
あたしと一之瀬さんの二人はは百地さんの言葉に吹き出してしまう。そういう意味なの……!?百地さんはあたしたちの様子を気にすることなく言葉を続ける。
「私の場合は私が主導となることが多いですね」
「な、なんでそんなことを聞くの」
「なんでってせっかく恋人がいる人たちがそろったんですからほかの人のも聞いてみたいと思ったんです」
「そうだね、私も聞いてみたいかも……」
「ちょっと一之瀬さん」
あたしは思わず叫んでしまう。そんなあたしを百地さんと一之瀬さんが見つめてくる。あたしは彼女たちの視線に負けて本音を話す。
「そうね、あたしだって気にならないと言えば嘘になるわね」
「じゃあ、教えてください」
「分かったわよ。あたしの場合はあの人が主導になることが多いわよ」
あたしは叫ぶようにそう言ってしまう。
「花名ちゃんは?」
「えっと、私の場合はクレアが主導になることが多いかな」
「なるほど、なるほど、花名ちゃんもヒバリちゃんも受けなんですね」
百地さんの言葉にあたしも一之瀬さんも真っ赤になってしまう。
「それから皆さんはエトワリアならではのプレイをしたことがありますか?」
「「エトワリアならではのプレイ?」」
「そうです。ここは魔法が存在する異世界です。なので、魔法を使えば元の世界では絶対にできないようなことも可能です。魔法を使ったプレイをしたことはありますか?」
あたしは百地さんの言葉を聞いてこの間のことを思い出す。
「そういえば、この前あなたたちは体を入れ替えていたわね」
「そうなの?」
「そうなんですよ。それから私は魔法を使って生やしたこともありますよ」
「「えっ?」」
「生やしたって……」
「まさかあれを……」
あたしは百地さんの言葉に吃驚してしまう。生やすっていうと……。
「猫耳や猫しっぽを生やしたことがあります」
「なんだそっちなのね」
「生やしたっていうからすごくびっくりしちゃったよ……」
「ところで何を想像したんですか?」
「そんなこと言えるわけないでしょ」
あたしはつい大きな声でそう言ってしまう。
「ヒバリちゃん声が大きいですよ」
「誰のせいだと思っているのよ」
「勘違いさせるようなことを言ったのは悪かったと思っています。それよりもヒバリちゃんは特殊なプレイをしたことはありますか?」
あたしはそう言われて記憶を探る。あたしたちがやったことと言えばこの前の百地さんたちのようにお互いの体を入れ替えたのと……。自分が幼女になっていた時の記憶を思い出したお姉さまによって幼女にされてしまったことの二つが該当するわね。
「え……と、あたしもあなたたちのように体を入れ替えたことがあるわね。後それから、幼女になる薬を飲まされたことがあるわね……」
あの時のことは今でも思い出すと恥ずかしいわね。
「「えへへへ」」
そう思っていると二人は急に笑い出した。
「ちょっと二人とも急に笑い出してどうしたのよ?」
「幼女になったかおすちゃんを想像していました」
「幼女になったクレアを想像していたの」
「今度かおすちゃんを幼女にする薬を作ってみましょうかね」
「あ、たまちゃん、その薬私にもちょうだい」
「もちろん、クレアちゃんに飲ませる分も作っておきますよ」
「ありがとう、たまちゃん」
二人はそんな会話をし始めた。後で報復をされても知らないわよと思ったが黙っておくことにした。最後に残ったのは一之瀬さんだけど……。
「それで花名ちゃんは何かしたことはありますか」
「私はクレアと普通に愛し合うことが多いかな。でも、二人の話を聞いてそういう魔法を使ってみるのもいいかもしれないと思ったよ。まずはクレアを幼女にしてみるよ」
「がんばってください、花名ちゃん」
それからあたしたちは素材集めを再開し、たくさんの素材を集めてから帰路についた。
というわけで投稿しました。たまにはこういう恋人が出てこない話もいいと思ったので書いてみました。なお、時系列で言えば温泉イベントの前という設定なのでヒバリちゃんまだそうりょの力が使えません。それから花名ちゃん視点とたまちゃん視点も投稿してみました。
「はー」
あたしはそんなため息をついてしまう。里の近くで風属性の魔物が大量発生したらしく討伐をしなければいけなくなり、風属性に強い炎属性の力を持つクリエメイトたちで討伐体が作られた。炎属性のまほうつかいであるお姉さまも討伐に参加することになった。魔物数はすごく多く数日かかるらしくあたしはお姉さまと愛し合うことができないでいた。
「恋人同士で同じ属性の力が使える人たちがうらやましいわね」
あたしは小さくそうつぶやく。あたしが得意な属性は水属性でお姉さまが得意な属性は炎と土。あたしたちが得意とする属性は違うから魔物の討伐にいっしょに行けないことが多い。
「お姉さま……。んぅ」
あたしはお姉さまの写真に向かってキスをする。お姉さまとキスをしたい。お姉さまと触れ合いたい。お姉さまと愛し合いたい。そんな思いがあたしを支配する。だから、あたしはお姉さまのことを考えながら一人でした。
「ん。今何時なのかしら……」
一人でしていたらいつの間にか眠っていたらしく長い時間がたっていた。あたしは時間を知るために時計を見ようとして誰かがいることに気付く。この感じは……。
「お姉さまっ!!」
あたしはお姉さまの気配を感じて声をあげてしまう。
「えっ……?」
けれど、そこにいたのはお姉さまではなかった。いや、お姉さまではあるけれど、あたしが知っているお姉さまではなかった。そこにいたのは最近召喚された大人のお姉さまだった。
「こんにちは、ヒバリちゃん」
その人は笑顔であたしにそう言ってきた。
「一体何の用ですか?ゆうりさん」
あたしは彼女にそう聞いてみる。
「あら、私のことはお姉さまと呼んでくれないのね」
「当然です。あたしの恋人はあなたじゃありませんから」
あたしは彼女にそう言い放つ。
「あらあら、少し寂しいわね」
「それで、いったい何の用ですか?」
あたしは彼女にもう一度聞いてみる。
「ふふふ、ヒバリちゃんが寂しがっているんじゃないかと思ってきてみたの」
「余計なお世話です」
あたしはそう叫ぶ。この人はお姉さまと似た姿をしていてもあたしのお姉さまではない。お姉さまとよく似ただけの別人だ。この人じゃ絶対あたしの寂しさを埋めることはできない。
「あら、どうしてそういうことを言うのかしら?」
「どうしてって?あなたはあたしの恋人じゃないからです」
あたしの言葉に彼女はきょとんとした顔をする。
「あなたの恋人の名前を言ってみて?」
彼女はあたしにそう言ってきた。
「それは若狭悠里さんです」
あたしは愛しい恋人の名前を言う。
「私も若狭悠里よ。だから、私ならあなたの寂しさを埋めることができると思うわよ」
「そんなことできません」
あたしのこの寂しさを埋めることができるのはあたしのお姉さまだけだ。そう思いあたしは彼女に強く言葉を言う。けれど、彼女は言葉で拒絶してもあたしに近づいてくる。
「ふふふ、実は私、昔の私にあなたを紹介されたときあなたのことをとてもかわいいと思ったの。とてもかわいいから私も昔の私のようにあなたの体のいろんなところに触ってみたいと思っていたの。だから、機会をうかがっていたのだけれどこんなに早く機会が来るとは思わなかったわ」
彼女はそう言いながらあたしに近づいてくる。あたしは後ずさる。けれど、あたしは壁際まで追いつめられてしまう。
「あっ……」
「ふふふ、もう逃げられないわよ」
彼女はそう言いながら抵抗できないようにあたしの両腕をつかむ。
「いやっ」
あたしは彼女の両腕を振り払おうとするも大人の彼女には力ではかなわない。
「ふふふ、私のものにしてあげるわね」
彼女はそう言いながら顔を近づけてくる。
「ヤダ……」
あたしはそう言うも彼女に抵抗することができず彼女の唇とあたしの唇が触れ合う。それと同時に彼女の舌と唾液があたしの口の中に入ってくる。あたしは抵抗できずに彼女の舌を受け入れてしまう。短いような長い時間がたち彼女の唇が離れる。
「あっ」
あたしは小さくそうつぶやいてしまう。彼女のキスはとても気持ちがよかった。いつもお姉さまとしているのと同じ気持ちよさだった。あたしは口内に残っていた彼女の唾液を飲み込む。その唾液もお姉さまの唾液と同じ味がした。
「あ、あぁ……」
彼女の唾液を飲み込んだことであたしの理性は崩れ始める。いけないことだとわかっていても彼女ともっとキスがしたい。彼女の体に触りたい。彼女といっぱい愛し合いたい。そう思うようになってしまう。
「あっ……」
いつの間にか彼女は服を全部脱ぎ捨てていた。彼女の裸はお姉さまのようにとてもきれいな体をしていて、その姿はあたしに残っていた理性を吹き飛ばした。
「お姉さまっ」
あたしはお姉さまともっとキスをしたいと思い今度は自分からお姉さまと唇を重ね合わせる。あたしの舌をお姉さまの口内に入れる。すぐにあたしの舌とお姉さまの舌が触れ合う。
「「んっ」」
あたしの脳内は甘くしびれてしまう。もっともっとお姉さまと気持ちよくなりたい。あたしはそう思いお姉さまとより激しく舌を絡ませる。
「「はーはー……」」
たっぷりお互いの口内を堪能してから唇を離す。でもまだ足りない。もっと愛し合いたい。あたしたちはそう思いお互いをいっぱいいっぱい愛し合った。
「「はーはー」」
長い長い行為が終わりあたしたちはベッドの中で息を整える。
「お姉さま、とても気持ちよかったです」
あたしはそう言いながらお姉さまに軽く口づける。
「ふふふ、私もとても気持ちよかったわ、ヒバリちゃん」
お姉さまもそう言ってくる。
「それで、ヒバリちゃん。寂しさは埋まったかしら?」
「はいっ。お姉さまのおかげです」
「それはよかったわ。またいっぱい気持ちよくなりましょうね」
「はいっ」
あたしたちはしばらくの間裸で抱き合いながら幸せをかみしめるのだった。
というわけで投稿しました。
以前のイベントで大人の学園生活部たちもエトワリアに召喚されましたのでヒバリちゃんが大人のりーさんとも関係を持ってしまうssを書いてみました。
それから、私のssではヒバリちゃんはリーさんの妹同じ名前だからひばりちゃんはリーさんを姉呼びするようになったという設定でしたけど、リーさんの妹の名前が判明したのでどうしようか悩んでいます。
「この植物もだいぶ育ってきましたね」
「そうね。とてもおいしそうだわ」
「そうですね」
あたしとお姉さまは今日は学園生活部が使っている畑の手入れをしていた。あたしが元の世界で世話をしていた植物は花が中心だったからこういう食べられる植物の世話をするのは新鮮である。
「ちょっと食べてみましょうか」
「はい」
お姉さまはそう言ってトマトを二つとって片方をあたしに手渡した。
「「いただきます」」
あたしたちはそう言ってからトマトにかじりついた。
「甘い」
「おいしいわ」
あたしたちが育てたトマトは甘みがあってとてもおいしかった。もう一個食べたくなってしまうけれどそうしたら止まらなくなってしまいそうなので我慢する。
「おいしかったわね」
「そうですね」
「「…………」」
あたしたちは無言のまま見つめあう。
「お姉さま……」
「ヒバリちゃん……」
あたしたちはそのまま顔を近づけ唇を重ね合わせる。お姉さまの唇はさっき食べたトマトの甘い味がした。唇を重ねていると誰かの視線を感じた気がしたのでそちらを見る。
「こんにちはー」
そこには琴吹さんがいた。
「おすすめの野菜は何かしらー」
「おすすめの野菜はですね……」
琴吹さんに聞かれてお姉さまが答える。 あたしたちが作っている野菜はほかのクリエメイトにも評判がよく、時々ほかのクリエメイトたちがこうして野菜を分けてもらいに来ることがある。
「それにしても琴吹さんはよくここに来るわね」
あたしは小さくそう呟く。
琴吹さんはいくつかの野菜を受け取った後お礼を言って帰って行った。
「それじゃあ作業の続きをしましょうか」
「はいっ」
あたしとお姉さまは畑の手入れの続きをした。いい感じになっている野菜をいくつか収穫してから帰路についた。
おまけ
「ふふふ、さっきは見つかってしまったけれどこんなこともあろうかと姿が見えなくなる薬を作っておいてよかったわー」
「ヒバリちゃん……」
「お姉さま……」
「あぁ、あの二人またキスをしているわー。やっぱり女の子同士のイチャイチャを見るのは素晴らしいわ。それにヒバリちゃんの呼び方最高だわー」
琴吹紬は二人が仲良くイチャイチャ植物の世話をしているのをずっと眺めていた。
あたしは一人で商店街を歩いていた。というのも恋人であるお姉さまが魔物の討伐に出かけているからである。お姉さまが帰るまでまだまだ時間がある。どう暇つぶししようか考えていると、
「ヒバリちゃん」
後ろから誰かに声をかけられた。
「はなこ、ぼたん」
振り向くとそこにははなことぼたんがいた。
「ヒバリちゃんが一人でいるなんて珍しいね。りーさんは?」
「え……と、お……」
危うくお姉さまと言いそうになってしまう。あたしは二人きりの時だけりーさんのことをお姉さまと呼ぶようにしている。だからすぐに言い直す。
「りーさんなら魔物討伐に出かけていていないわ」
「そうなんだ。じゃあ、私たちと一緒に買い物しない?」
「そうですね。私たちと一緒に買い物しませんか?」
はなことぼたんに誘われ、あたしは
「分かったわ」
と、うなずいた。
「わーヒバリちゃん、このペンダント可愛いねー」
「ヒバリさんこっちのネックレスもきれいですよ」
「そうね、どっちも素敵だわ」
あたしははなこたちが行く予定だった雑貨屋で商品の物色をしていた。
店内にある商品はどれもおしゃれで目移りしてしまう。そうしていると良さそうなアクセサリーがある棚を見つけた。
「あたしはあっちの方を見てくるわね」
「わかったー」
「分かりました」
あたしははなこたちにそう言ってその場所を見ることにした。
「あ、これなんかりーさんに似合いそうかも」
あたしはそう思って値段を見る。
「うっ、結構高いわね」
とても買える金額ではなかった。
「よく見ると ……」
あたしは周りを見渡して気付く。ここは値段が高めのものを扱うエリアのようだった。
「あたしには手が出ないわね」
あたしははなこたちのところに戻ることにした。
「あ、ヒバリちゃんだー。どうだった?」
「あそこにあるものは高くて手が出なかったわ」
「そうなんだ。残念だったね」
「それよりもはなこは何か買ったのね?」
あたしははなこが持っている紙袋を指さしながら言う。
「うん、いいのがあったから買っちゃった」
「よかったわね」
あたしたちは雑貨屋を出ることにした。
「それで次はどこへ向かおうかしら」
あたしははなこたちに聞いてみる。
「ちょっと小腹がすいてきたしどこかでお茶でも飲まない>」
「そうね、ちょっと疲れてきたしどこかで休憩にしましょうか」
「それなら最近できた喫茶店に行ってみませんか」
「いいわね。行きましょうか」
「行こう。行こう」
あたしたちはその喫茶店に向かうことにした。
「それでその喫茶店は何ていう店なのかしら」
あたしはぼたんにそう聞いてみる。
「ラビットハウスという店ですよ」
「ラビットハウス。うさぎのいえ。かわいらしい名前ね」
「なんでも、私たちと同じクリエメイトがやっているそうですよ」
「そうなのね……」
クリエメイトがやっている喫茶店。スティーレみたいに変な喫茶店じゃなければいいけど。以前、お姉さまと二人で行ったけれど店員が様々な属性を演じる属性喫茶というのは合わなかったわね。
「あ、見えてきましたよ」
ぼたんが指さすところには看板にRABBIT-HOUSE と書かれた建物があった。
「ここがその喫茶店なのね」
「コーヒーのいい匂いがしてくるね」
「はい、おいしそうです」
『こんにちはー』
あたしたちは挨拶をしながら店内に入る。
「いらっしゃいませ。空いている席にお座り下さい」
店内に入ったあたしたちを出迎えたのはあたしたちよりも年下と思われる小さな女の子だった。
「分かったわ」
あたしたちは空いている席を見つけてそこに座ることにした。
「それにしても。そこそこ人がいるわね」
店内を見回すとあたしたち以外にもクリエメイトたちが談笑しながらコーヒーを飲んでいた。
「このうさぎの形をしたパン可愛いね」
「そうですね、花名」
「優ちゃーん。このコーヒーにがーい」
「もうっ。だから、ミルクや砂糖も頼んだ方がよかったのにー」
「それじゃあ、メニューを見てみましょうか」
あたしたちはメニューを見ながらコーヒーとココアという人が作ったらしいパンを注文した。
「お待たせいたしました。ご注文の品を持ってきました」
少しして店員さん、香風さんというらしいがあたしたちが注文したものを持ってきた。
「わー、おいしそー」
「そうね。とてもおいしそうだわ」
「はいっ。おいしそうです」
『いただきまーす』
あたしたちはそう言ってパンを食べた。
『っ!』
そのパンはとてもおいしかった。
「このパンおいしいー」
「そうね、かなり、おいしいパンだわ」
「メニューを見てみるとこのパンは焼きたてらしいですよ」
「だから、こんなにおいしいのね」
それにしてもパンが焼ける人がいるなんてすごいわね。
「あ、そういえばはなこたちはどうなの?」
「どうとは」
「どういうことですか?」
「いや、ほらあたしりーさんと恋人同士になってから学園生活部出張所でりーさんと暮らすようになったじゃない。それまではあたしがご飯を作っていたからご飯とかどうしてるのかなと思って」
「ご飯ならライネさんのところで食べているから大丈夫だよ」
「はいっ。ライネさんが作るごはんはとてもおいしいです」
「そう、ライネさんのところで食べているのね。お金は大丈夫なの?」
「それなら問題ないよ。魔物討伐の依頼をしているから」
「はなこさんはナイトとして優秀みたいなので魔物討伐の依頼に誘われることが多いんです」
「そうなのね」
はなこって結構すごいのね。
「それよりヒバリちゃん。ヒバリちゃんはりーさんと暮らすようになったじゃん。どんな風に暮らしているのか知りたいな」
「あ、私も聞きたいです」
「分かったわ」
あたしはりーさんとのことをはなこたちに話した。
「それでねーりーさんが……」
あたしの話をはなことぼたんは時々相槌を打ちながら聞いていた。恋人について話すのが楽しくてついたくさん話してしまった。
「あ、あたしばかり話しているわね」
「気にしないでください。ヒバリさんの話を聞くのは楽しいですし」
「そうだよ。ヒバリちゃんは大事な友達だもん。友達が幸せだと私も幸せだよ」
「はなこ……。ぼたん……」
二人の言葉にあたしもうれしくなる。
「そんなヒバリちゃんにプレゼントがあるんだよ」
そう言ってはなこが出したのはさっきの雑貨屋で買っていたものだった。
「少し遅くなったけど、ヒバリちゃんがりーさんと恋人になった記念の品物だよ」
あたしはその袋を受け取り、中を見てみる。
「これは……」
そこに入っていたのはアルバムだった。
「ヒバリちゃんはりーさんと恋人になったでしょ」
「ですから、二人だけの写真をそこに入れてほしいと思いまして」
「「私たちからのプレゼント(だよ)(です)」」
「とてもうれしいわ。はなこ、ぼたん。ありがとう」
あたしは心からのお礼を二人に言う。
「じゃあ、さっそくこのアルバに入れる写真を撮りに行きましょうか」
「「えっ?」」
あたしの言葉に二人は困惑の声をあげる。
「そのアルバムはりーさんとの写真を撮るためのものとして買ったんだよ」
「もちろんりーさんとの写真も入れるわ。でも、このアルバムにはエトワリアでの思い出を収めたいの。だから、このアルバムに最初に入れる写真は元の世界の大切な友達との写真にしたいの」
あたしの言葉に二人は、
「分かった」
「分かりました」
笑顔で応えた。
「それじゃあ、さっそく行きましょうか」
「うん」
「はい」
あたしたちはお会計を済ませると写真を撮るのによさそうな場所を探しに行った。
「はなこ、ぼたん。大好きよ」
「私もだよ、ヒバリちゃん」
「私もです。ヒバリさん」
というわけで投稿しました。
はなことぼたんがヒバリちゃんにりーさんと恋人になった記念のプレゼントを渡すというお話が思いついたので投稿しました。
はなことぼたんはヒバリちゃんにとってすごくいい友人だと思います。
乙です
前回辺りから作風変わった?(以前は恋路線だったのがここ2作は友情路線)気もしますがどちらも好きです。書きたいものって時期によって変わりますからね。
コメ返信です。
>>149
たまたま書きたいと思ったものが友情路線の話だっただけですね。恋路線の話もいずれは投稿したいと思っています。
拝読しました! きらファンが生んだ名物コンビ、今回も幸せ絶好調!
実は本作にコメントするのが初めてだったので、この機会に一通り作品を読ませていただきました。2019年から続いているなんてすごすぎる。
きらファンのイベントなどでも度々セットで登場していたからか、二人の日常がとてつもなく想像しやすいです。個人的にこういう感じのお話は大好きなので、自然と笑みがこぼれてしまいます。
二人が恋人になった後も、お互いの友人との交流が相変わらず続いているところが最高にぐっときました。こういう友情って、なんかいいよね...!
>>151
コメ返信です。
こういう感じのお話は大好きといってもらえてうれしいです。
それからきらファンではこの二人の組み合わせはきらファンが生んだ奇跡の一つだと思っています。
「日差しが気持ちいいわね」
「そうですね」
あたしは今お姉さまと一緒に夏の海にいる。クエスチョン島でのクイズ大会に負けてしまったけれどクイズの期間中はこの島を自由に観光していいことになっているのでビーチマットの上でお姉さまと一緒に寝転がっている。
「ねえ、ヒバリちゃん」
「何ですか?」
「私に日焼け止めを塗ってくれないかしら?」
「え?」
お姉さまにそう言われあたしは少し戸惑ってしまう。
「嫌なの?」
「いえ、別に嫌なわけじゃなくて、体に触るのはその少し恥ずかしいです」
「今更、恥ずかしがることなんてないわ。それにいつも私の体にあんなに触っているくせに。昨夜だって……」
「わーーわーーー」
あたしはつい大声を出してしまう。
「分かりました。日焼け止めを塗ります」
「お願いね」
あたしは日焼け止めを手に付けてそれをお姉さまの背中に塗っていく。
「ヒバリちゃんの手、冷たくて気持ちいい。んっ」
「ちょっと、変な声を出さないでください。ほかの人に聞かれたらどうするつもりですか」
「別に問題ないわ。私たちがすごく仲が良いということを見せつけてやればいいだけよ」
あたしはそんな会話をしながらお姉さまに日焼け止めを塗っていく。あたしは一人では塗りにくい背中に塗り終わった。
「はいっ。塗り終わりましたよ」
「あら、まだ終わっていないわよ」
「えっ。十分に塗ったと思いますけど……」
「まだ、前が残っているわよ」
そう言ってお姉さまは体の向きを変えた。
「前なら自分で塗れますよね」
「だーめ」
あたしはお姉さまの前にも日焼け止めを塗ることになった。
「ヒバリちゃん。日焼け止めを塗ってくれてありがとう。すごく気持ちよかったわよ。お礼に今度は私が日焼け止めを塗ってあげるわね」
「えっ。別に塗らなくていいです」
「遠慮することなんてないわ。私がヒバリちゃんの体の隅から隅までまんべんなく塗ってあげるわ」
お姉さまはそう言ってあたしの体に日焼け止めを塗ろうとする。あたしはお姉さまに抵抗できず、日焼け止めを塗られてしまった。
「お姉さまのバカ……」
あたしは小さくそう呟く。
「ヒバリちゃんが凄くかわいかったから、つい。これで機嫌を直してね」
お姉さまはそう言って顔をあたしに近づけてきた。
「ちゅっ」
お姉さまの唇とあたしの唇が触れ合う。それだけであたしは喜びに満たされる。
しばらくしてお姉さまが唇を離す。あたしはお姉さまの唇が離れることを名残惜しく思い、今度は自分からお姉さまに顔を近づけ、自分から口づけた。あたしたちはしばらくの間何度も唇を重ね続けた。
いっぱいキスをした後あたしたちは浜辺を散歩していた。
「それにしてもカップルたちが多いですね」
「そうね、そこかしこでイチャイチャしている人たちを見かけるわ」
周りを見回すと女同士のカップルが何組もいた。
「あずにゃーん。あーん」
「唯先輩ありがとうございます。私からもあーん」
平沢さんと中野さんがかき氷を食べさせあっていたり、
「クレア、このジュースすっごくおいしいね」
「そうですね。とてもおいしいです」
一之瀬さんたちが一つのドリンクに二つのストローが付いたドリンクを飲んでいたり、
「かおすちゃーん。私たちもあの二人に負けないくらいイチャイチャしましょう」
「あばっ!イチャイチャって何ですか?」
「一つのドリンクを二人で飲むことですよ」
百地さんと萌田さんが一之瀬さんたちに対抗していたり、そのほかにもさまざまなカップルたちがイチャイチャしていた。
「あら?」
お姉さまが不意に呟いた。
「どうしたのですか?」
「今あそこの岩陰から出てきた二人」
お姉さまが指さした先には高山さんと園田さんがいた。
「あの二人がどうかしたのですか?」
「何か変な感じがするのよ」
「変な感じですか?」
お姉さまが高山さんたちを見つめるのであたしも高山さんたちを見てみる。
「あっ」
お姉さまが気付いたようだった。
「どうしたのですか?」
「よく見るとあの二人下の水着を交換しているわ」
「あっ」
いわれて気付く。確かにあの二人は下の水着を交換しているようだった。
「すごいことをしていますね」
「そうね」
しばらく沈黙が続く。
「ねえ、ヒバリちゃん。私たちも下の水着を交換してみないかしら?」
お姉さまがそう提案してきた。
「はいっ」
あたしたちも岩場の陰に向かう。
「周りに誰もいないわね」
「そうですね」
あたしたちは周りに誰もいないことを念入りに確認してから下の水着を脱ぐ。
「それじゃあいきましょうか」
「はいっ」
あたしたちは水着を交換してそれを身に着ける。
「なんだかすごくドキドキしますね」
「そうね」
あたしが今身に着けている水着は先ほどまでお姉さまが身に着けていた水着のわけで……。そう思うとすごく興奮してくる。興味本位でやってみたことだけどかなりやばいかもしれない。そう言えば岩場から出てきた二人はホテルのほうに向かっていた気がする。
「お姉さま、あたし……」
「ヒバリちゃん、私も……」
あたしたちは最後の理性を振り絞って急いでホテルに戻った。
というわけで投稿しました。
九月になってもまだまだ暑い日が続くので今回も夏を題材にしたssを投稿してみました。きらファンで水着春香のイラストが優と下の水着を交換していた。それで下の水着を交換するssを書いてみたくなったので書いてみました。
水着交換イラストは印象的でしたね…
複数のCPがわちゃわちゃしてるのも他との関連が感じられて良いです
最後は二人の世界に突入するわけですが
>>159
コメ返信です
水着交換イラストは素晴らしかったです。それからヒバリとりーさんはすごく仲が良いので二人だけの世界に突入するのは必然です。
あたしは学園生活部出張所にはなことぼたんを呼んでいた。お姉さまは魔物討伐の仕事に出かけているので今この建物にはあたし、はなこ、ぼたん、由紀さん、胡桃さん、美紀さんがいる。あたしはあることを話すために口を開く。
「もうすぐ、恋人のりーさんの誕生日なの」
「わー、もうすぐりーさんの誕生日なんだー」
「めでたいですね。何か誕生日プレゼントを考えないといけませんね」
「そう、プレゼント。初めて迎える恋人の誕生日だから何を送ればいいのか分からなくてはなこたちにも考えてほしくて……」
「そっかー、ヒバリちゃんのために私たちも一緒に考えるよ」
「そうですね。私も考えます」
「ありがとう。はなこ、ぼたん」
あたしたちは誕生日プレゼントを考える。
「はい、はーい」
考えていると由紀さんがそう言ってきた。
「由紀さん。いい考えが浮かんだの?」
「裸にリボンを巻いてプレゼントはわ・た・しってやるのはどうかな?」
「それはだめよ」
「えー、でも……りーさんが一番喜びそうなプレゼントはヒバリちゃんだと思うけどなー」
「そんなことできないわ。それにあたしはもうりーさんのものなのよ。だから、あたしをプレゼントというのはなんか違う気がするわ」
あたしは由紀さんの案を却下する。
「あっ」
不意に美紀さんがそんな声を出した。
「どうしたの美紀さん?」
「りーさんへの誕生日プレゼントはヒバリが誕生日にりーさんにプレゼントされたのと似たものをと思ったんですけど……」
「そうですね、その案はだめですね。あたしの誕生日にりーさんがくれたものは水着だもの」
「あの水着はヒバリちゃんにすごく似合っていてかわいかったね」
「そうですね、さすがはヒバリさんの恋人であるりーさんが選んだだけのことはありました」
「でも、りーさんが七月生まれのあたしの誕生日にくれたものが水着だったから季節に関係するものをプレゼントいうのもいいかもしれないわね」
「今は十月でこれから寒くなるから防寒具ですかね」
「そうね、それもいいかもしれないわね。ほかによさそうなものはないかしら」
「やっぱり趣味に関係するものですかね」
「りーさんの趣味というと料理と園芸だな」
「包丁やじょうろだね」
「包丁やじょうろはあたしも使うからりーさんへのプレゼントにはならないわね」
「あ、そっか……。それならエプロンはどうかな」
「そうね、エプロンもいいわね」
みんなのおかげでお姉さまへの誕生日プレゼントの候補を絞ることができた。
「ありがとう、みんな。後は実際に見て決めることにするわ」
あたしたちはお店に行くことにした。
「やっぱりいろいろな商品があるわね」
お店で防寒具やエプロンを見ているのだけど色々な商品がある。
「どれを選べばいいのかしら。やっぱり一番喜ぶものが欲しいわね」
店内を見て回っているあたしはある場所で立ち止まる。
「これは……」
「あ、ヒバリちゃんどうしたの?」
「はなこって動物に詳しいわよね?だから、はなこに聞きたいことがあるの」
「聞きたいこと?動物のことなら私に任せて」
あたしはさっきの場所にはなこを連れて行く。
「わーいろんな動物さんが描かれているー。かわいーー」
そこは動物の絵がプリントされている商品があるコーナーだった。
「あたしは×××××(実際の文字数とは関係なくご文字の伏字にしています)を探しているのだけどこの中に×××××はあるかしら」
「×××××?ちょっと待ってね探してみるから。あ、あったよヒバリちゃん」
そう言ってはなこはある商品を指さす。
「これが×××××なのね」
「うん、そうだよ」
あたしはそれを手に取ってレジに行って購入した。これならお姉さまもきっと喜んでくれるだろう。
「りーさんの誕生日会、楽しみだね」
「そうね、とても楽しみだわ」
というわけで投稿しました。もうすぐりーさんの誕生日なのでリーさんの誕生日のためにヒバリがプレゼントを買うお話を書いてみました。
「ただい……」
『りーさん、誕生日おめでとー』
あたしたち学園生活部の四人とはなこ、ぼたんを加えた六人で学園生活部出張所に帰ってきたお姉さまにそう言う。お姉さまはびっくりした顔になる。
「そういえば今日は私の誕生日だったわね」
「誕生日パーティーの用意ができていますのでついてきてください」
あたしはお姉さまの手を取りながらそう言う。
「そういえば今日はやけに頼まれごとをすると思っていたのだけれど……。もしかして、私の足止めのためだったの?」
「そうだよ、りーさんの誕生日パーティーの準備のために時間が必要だったから色々な人に頼んだの」
「ありがとう、みんな、とてもうれしいわ」
お姉さまが笑顔でそう言う。
「誕生日のためにいっぱい料理を作ったから一緒に食べましょう」
「ええ、そうするわ」
あたしたちはお姉さまを座らせてパーティーを始めた。
「今日のヒバリちゃんの料理とってもおいしーい」
「そうですね、由紀先輩。ヒバリの料理はいつもおいしいですけど今日のは一段とおいしいですね」
「あたしの誕生日の時の料理よりおいしいな」
「やっぱり恋人であるりーさんの誕生日のためだからだね」
「そうですね、恋人であるりーさんの誕生日を祝うための料理ですから普段の料理よりもおいしくなっていますね」
あたしはみんなの言葉に赤くなってしまう。あたしはお姉さまはあたしの料理をどう思っているのか気になってお姉さまのほうを見る。
「ヒバリちゃんの料理とってもおいしいわ」
お姉さまは満面の笑みを浮かべながらそう言う。その笑顔にあたしはドキドキする。
「だって今日はあなたの誕生日ですから。大好きなあなたのために作りましたから」
あたしはそう言いながら顔をお姉さまに近づける。
「りーさん、大好きです」
あたしはそう言ってからお姉さまと唇を重ね合わせる。
「ヒバリちゃん、私もよ」
今度はお姉さまがあたしに顔を近づける。お姉さまの唇とあたしの唇が触れ合う。あたしたちは食事をしながらそんな行為を何度も繰り返した。
「おいしかったー。後はいよいよケーキだね」
由紀さんがそう言ってきた。
「少し待っていてくださいね。今から持ってきますから」
「ケーキッ。ケーキッ。ケーキッ」
「由紀先輩。りーさんの誕生日だってこと忘れていませんか」
「そ、そんなことないよ」
あたしはそんな会話を聞きながらケーキを持ってくる。
「お待たせしました」
あたしはテーブルの上にケーキを置く。
『わー』
あたしが持ってきたケーキにみんなは驚きの声をあげる。
「なんかすごいね」
「ウェディングケーキみたいだな」
「確かにすごく大きいです」
「ちょっと気合を入れすぎてしまいました」
「食べきれそうにないですね……」
「余った分は明日食べましょうか」
それからケーキを切り分けることにした。
「ヒバリちゃん。さっき胡桃がウェディングケーキみたいだって言っていたから二人で切り分けてみないかしら」
お姉さまがいきなりそう言ってきた。
「えっ!?」
「嫌かしら?」
「いえ、別に嫌じゃないです」
「じゃあ二人で切り分けましょっか」
あたしはお姉さまと一緒にウェディングじゃなくて誕生日ケーキを切り分けることになった。
「なんだかドキドキしますね」
「そうね、でも二人の共同作業みたいで楽しいわ」
「そうですね」
あたしたちは二人でケーキを切り分けてみんなに配る。配り終えてからみんなでケーキを食べた。
「ヒバリちゃんが作ったケーキすごくおいしかったー」
「そうだね。ヒバリちゃんのケーキ。すごくおいしかった」
「そうだな、あたしの誕生日の時のやつよりもおいしかったな」
「やっぱり、恋人のりーさんのために作ったケーキですから一味も二味も違いましたね」
「こんなにおいしいケーキが作れるなんてすごいですね」
「それじゃあいよいよ本日のメインイベントプレゼント渡しだね」
いよいよ誕生日プレゼントを渡す時間になった。
「りーさん誕生日おめでとう」
「誕生日おめでとうりーさん」
「りーさん誕生日おめでとうございます」
「りーさん、誕生日おめでとー」
「りーさん、誕生日おめでとうございます」
由紀さん、胡桃さん、美紀さん、はなこ、ぼたんが誕生日プレゼントを渡していく。いよいよあたしの番がくる。恋人に渡す初めての誕生日プレゼント。すごく緊張してしまう。
「た、誕生日おめでとうございます。り、りーさん」
あたしはプレゼントをお姉さまに渡す。
「ありがとう、ヒバリちゃん。開けてみてもいいかしら?」
「はい」
「エプロンね」
あたしのプレゼントはある動物が描かれたエプロンである。
「鳥が描かれているわね。この鳥は何かしら?」
「ひ、雲雀です」
「雲雀?」
「そうです。鳥の雲雀です」
「ヒバリちゃん、ありがとう。とてもうれしいわ」
あたしのプレゼントにお姉さまは満面の笑みを浮かべる。
「あたしこそ、あたしのプレゼントで喜んでもらえてとてもうれしいです」
「大好きなヒバリちゃんのプレゼントだもの。喜ばないはずがないわ」
「りーさん……」
「ヒバリちゃん……」
あたしたちはまた唇を重ね合わせた。初めての恋人の誕生日は最高の日となった。
というわけで更新しました。
今日はりーさんの誕生日なのでリーさんの誕生日ssを更新しました。ヒバリがりーさんに渡すプレゼントは何にしようか悩みましたが、雲雀が描かれたエプロンというアイデアが浮かんだのでそれにすることにしました。りーさん誕生日おめでとうございます。
それからコメ返信をします。
>>167
コメントありがとうございます。当日編がご期待に添えることができたのかどうか気になります。ご期待に副えるものじゃなかったらすみません。
167です。当日編、とても良かったです。
ケーキよりも甘いのは2人の関係性…もう毎日結婚すればいいんじゃないかな。
雲雀柄は予想できませんでした。イメージとか名前とかに関連した物を持っていると離れていても近くに感じられるようで良いですよね。
コメ返信です。
>>174
ケーキよりも甘いといってもらえてうれしいです。相手に自分の名前に関連したものを持たせるというのは私も良いと思います。
それから雲雀柄を予想できなかったそうですが、よろしければあなたが何を予想したのか教えてほしいです。
>>175
実は…ちょっと考えて「全く分からん!」となったので予想するのはやめて更新を待つことにした次第です。若干語弊があったかもしれません。考察とか展開予想とかあんまりしないタイプなもので…
拝読しました! つ、着けてた水着を岩陰で交換...? (ぐるぐる目)
夏のエピソードでも、誕生日のエピソードでも、ひばりとリーさんのお互いに対する深い愛が感じられてベネです。
ひばりーだけでなく、最早公式で強すぎる春優、本BBS名物のはなクレとたまかお、そして学園生活部&はなこ・ぼたんもいい仕事をしている。仲良しの友達でパーティーって、絶対楽しいもんね...
今更ですが、りーさん誕生日おめでとう! いや、本当に今更なんですけどね...
コメ返信です。
>>177
『お互いに対する深い愛が感じられて』そう言ってもらえてとてもうれしいです。私も仲良しの友達でのパーティーは楽しいと思います。
- WEB PATIO -