ssを投稿します。このお話は以前にも投稿したssなのですが、続きの話を投稿しようと思ったら過去ログに行っていたので再投稿します。投稿し終わったら続きの話を投稿します。
花名ちゃんの記憶が戻ってから数日が経過しました。あれから花名ちゃんはクレアちゃんに結婚を申し込みクレアちゃんはそれを受け入れたそうです。とてもめでたいですねー。そう、とてもめでたいです……。
「やっぱり、少し心が痛みますね」
花名ちゃんとクレアちゃんのことを応援すると決めたと言っても私は花名ちゃんのことが好きだったわけですから、花名ちゃんが幸せになってうれしいという気持ちと花名ちゃんを取られて悔しいという気持ちもあります。
「難しいものですね」
私はそう呟きます。こんな時は何かで気を紛らわせたいですね。私はそう思いながら商店街を散策します。
「あれはコミックエトワリアの最新号ですね」
そういえばそろそろ発売日でしたね。花名ちゃんの記憶喪失ですっかり忘れていました。
「すいません、これをください」
私は店の人にそう言ってコミックエトワリアを購入します。それから急いで家に帰って読みます。
「やっぱり、面白いですね」
私はコミックエトワリアを読みながらそう呟きます。私と同じくらいの年齢の人たちが描いていることがすごいです。特にかおす先生の漫画がすごく面白いです。この人たちはまんが家という職業でとても忙しそうなのであまりお話したことはありませんでしたがどんな人たちか興味がありますね。会いに行ってみますかね。私は彼女たちのいるところに向かうことにしました。
「ここがまんが家さんたちがいるところですね」
私はにゃおす寮の前でそう呟きます。どんな人たちがいるのかとても楽しみです。
「ごめんくださーい」
私はノックをしながらそう呼びかけます。しばらくすると中からあわただしい音が聞こえてきて小さな女の子が出てきました。
「あばばばば、何のごようですかー?」
「コミックエトワリアの作家さんですよね?ファンです。会いに来ました」
私がそう言うと彼女は驚いたような顔をしました。
「ごめんなさい。今は小夢先生も姫子先生もウイング・V先生も出かけていていません」
彼女はそう言いました。ん?ということは……。私は彼女の手をつかみます。
「あなたがかおす先生なのですね?お会いできてうれしいです」
私は彼女に向かってそう言いました。
「それで、私に何かごようでしょうか?」
にゃおす寮のリビングに案内された私はかおす先生にそう質問されました。
「もちろん、かおす先生に会いに来たんです」
「あばばばば。私にですか?」
「そうです、かおす先生のまんがを読んでからかおす先生のファンになったんです」
「あばっ。私なんかのファンですか?えっと……」
あ、そういえばまだ名乗っていませんでしたね・
「私は百地たまてといいます。かおす先生のように異世界から召喚されました」
「あ、私はかおす。本名は萌田薫子です。かおすと呼んでください」
私が名乗るとかおす先生も名乗りました。
「えっとそれで、たまてさんはどうして私なんかのファンになったんですか」
「実は私可愛い女の子が出てくるまんがが大好きなんです。それで、かおす先生のまんがにもかわいい女の子たちが出てきてそれに話も優しくて面白かったのでファンになりました」
「そんな風に言ってもらえてとてもうれしいです。私ほかの人にそんなこと言われたの初めてです」
かおす先生はそう言いながら涙を流しました。というか、今気になることを言ったような……。
「あの、かおす先生?元の世界にはファンはいなかったのですか?」
「一人も……いませんでした……。でも、エトワリアで漫画を描いてファンレターももらってそして、ファンの人が会いに来てくれる。私はとても幸せですー」
そんなことを言いました。かおす先生は結構泣き虫ですね。すごくびっくりです。でも……。
「かおす先生ってとてもかわいいですね」
「あばっ?わたしがかわいいですか?」
「そうです。まるで、萌えまんがのキャラクターのようでとてもかわいいです」
「あばばば、私なんかが萌えまんがのキャラクターみたい。そんなの萌えまんがのキャラクターたちに申し訳ないです。それにかわいいというのは小夢ちゃんのような人のことを言うんです」
それから、かおす先生はいろいろとネガティブなことを言ってきました。結構自己評価低い子ですね。
「自信を持ってください。かおす先生。かおす先生はかわいい。私が保証します。それとも、かおす先生はファンの言葉が信じられないのですか?」
私がそう言うとかおす先生は涙を流しながら、
「たまてさん、ありがとうございます」
と言いました。
しばらくリビングでお茶を飲んでいるとかおす先生が口を開きました。
「あ、そういえばたまてさんは萌えまんがが好きなんですよね」
「大好きです」
私は即答します。
「それなら、私の部屋を見ていきませんか?」
かおす先生がそう言ってきました。
私はかおす先生に案内されてかおす先生の部屋に向かいます。まんが家さんの部屋に入るのは初めてなのでとても楽しみです。ある部屋の前でかおす先生が止まります。
「どうぞ」
かおす先生はそう言いました。どうやらここがかおす先生の部屋のようです。
「失礼します」
私はそう言いながら部屋に入ります。
「うわー、これは」
私は部屋を見た瞬間感嘆の声を漏らしてしまいます。かおす先生の部屋にはまんがだけではなく美少女フィギュアの類やアニメのポスターもたくさん並べられていました。まさにオタクの部屋でした。
「実は私もこういう萌えまんがのような美少女が出てくる作品が好きなんです」
かおす先生はフィギュアの一つを手に取りながらそう言いました。そのフィギュアのキャラクターは違う世界だからか私が知らないキャラクターでしたがとてもかわいい女の子でした。
「すばらしいです。かおす先生」
私は先生に近づいてそう言いました。
「ほ、本当ですか」
「はい、とても素晴らしい部屋です」
「ありがとうございます」
「このキャラクターはなんていうキャラですか」
「ああ、このキャラクターは……」
そうして私たちは時間を忘れて語り合いました。
しばらくすると話していると玄関のほうで音がしました。時計を見るとかなり長い時間話していたみたいです。
「あ、もうこんな時間になっています」
「なら、私は帰ります。」
私はそう言って帰ろうとします。するとかおす先生に腕をつかまれました。
「あの、たまてさん。いえ、たまてちゃん。実は元の世界にはこういうオタク話できる友達がいないのでたまてちゃんといっぱいお話しできてとても楽しかったです。またお話してくれますか」
そのまま上目遣いでこう言われました。なんでしょう、すごくかわいいです。
「私もかおす先生、いえかおすちゃんとこういうお話ができてとても楽しかったです。またお話しましょう。それから、私のことはたまちゃんとお呼びください」
「ありがとうございます。たまちゃん」
そうして私とかおすちゃんは友達になりました。
かおすちゃんと友達になって少し経過しました。私はかおすちゃんとお話をしたり、原稿を手伝ったり、料理を作ってあげたりと充実した日々を過ごしています。それから、ほかのまんが家さんたちともお話をするようになりました。でも……。
「かおすちゃんとお話しするのが一番楽しいです」
そんなことをつぶやきながら今日も私はかおすちゃんのところに向かいます。
「おや?あそこにいるのは」
かおすちゃんのところに向かう途中でかおすちゃんを見つけちゃいました。
「こんなところでどうしたんですか?かおすちゃん」
「あ、たまちゃん」
私はかおすちゃんに話しかけてみました。
「実はまんがの取材のために少し遠出をしたいのですが、一人では少し不安なのです。でも、ほかの皆さんは予定があるのでどうしようか悩んでいたのです」
かおすちゃんはそう言いました。私は少し考えます。
「なら、私がついていってあげます」
私がそう言うとかおすちゃんはすごくかわいい笑顔になりました。
「あばばばー。い、いいんですか」
「もちろんです」
「迷惑じゃありませんか?」
「大事な友達のためですから全然迷惑じゃありません」
「大事な友達……。あ、ありがとうございます」
そうして、私はかおすちゃんの取材についていくことになりました。
かおすちゃんと一緒に歩くこと数時間休憩をはさみながらようやく目的地の港町に到着しました。
「うわー、これがエトワリアの港町ですかー」
港町に着くなりかおすちゃんがそう感嘆の声をあげました。まあ確かに異世界の港町ですしそういう感嘆の声をあげる気持ちもわかります。さてこれからどうしますかね。そう考えていると。
ぐーー
おなかが鳴ってしまいました。
「そういえばお昼の時間を過ぎていましたね」
私たちはお昼ご飯を食べることにしました。
「わー、どれもこれもすごくおいしそうですー」
「そうですね」
港町だけあって海鮮料理がたくさんあります。そしてどの料理もすごくおいしそうです。私たちは悩んだ末に料理を決めました。しばらくして料理が来ました。
「「いただきます」」
私たちはそう言って食事を始めます。海の幸がふんだんに使われた料理はとても美味しく、あっという間に料理を食べてしまいました。
「いやー美味しかったですねー」
「そうですね、とても美味しかったです。でも……」
「でも?」
「私はたまちゃんが作る料理のほうが好きです。毎日だって食べたいくらいです」
かおすちゃんがそんなことを言ってきました。嬉しいことを言ってくれますね。
「かおすちゃんは大切な友達ですから。これから何度だってかおすちゃんのために料理を作ってあげますよ」
「大切な友達……」
かおすちゃんが小さく何かをつぶやきました。
「どうしましたか」
「いえ、なんでもありません。あ、そうだ取材に来たんですからいろいろなところを見て回らないと」
「あ、そうですね」
そうして私はかおすちゃんと一緒に色々なところを見て回りました。港町の様々なものを真剣な瞳で見つめスケッチをしたりメモ帳に何かを書いたりするかおすちゃんの姿はとてもかっこよくてかわいかったです。私もかおすちゃんのために何かをしてあげたいそんな気分になりました。そして、気が付くと夕方になっていました。
「そろそろ、今日泊るところを探しましょうか」
「そうですね」
そうして私たちは泊れるところを探したのですが……。
「どこの旅館も空いていませんでしたね」
「そうですね」
私たちは夕食を食べながらそんな会話をします。一人だけなら泊れるところもあったのですが、二人以上泊れるところはありませんでした。
「ごめんなさい、たまちゃん。私なんかの取材についてきたばかりにこんなことになってしまって。迷惑でしたよね?」
かおすちゃんが涙目でそう言ってきました。
「迷惑なんかじゃありません。それにかおすちゃんについていくと決めたのは私です。だから、気にしていません」
私はかおすちゃんにそう言います。
「たまちゃん……。ありがとうございます」
かおすちゃんはとてもかわいい笑顔でそう言いました。
「やっぱり、かおすちゃんには笑顔が似合いますね。かわいいですよ」
「あばぁっ?」
かおすちゃんは真っ赤になりながら驚きました。うん、とてもかわいいです。
「食べ終わったら。もう一度どこか泊れるところがないか探してみましょう」
「そうですね」
そうして私たちは泊まれるところをもう一度探すことにしました。
少ししてようやく泊れるところを見つけました。少し値段が高かったですが、背に腹はかえられません。お金を払って泊ることにしました。なぜか、受付の人に変な目で見られました。
「ちょっと変わっていますね」
「そうですね」
私たちが泊るところは少し変わっていましたが泊れるならよしとします。
「それでどっちが先にお風呂に入りましょうか」
私はかおすちゃんに聞いてみます。
「たまちゃんが先に入るべきです」
「いいえ、かおすちゃんが先に入るべきです」
「たまちゃんが」
「かおすちゃんが」
「たまちゃん」
「かおすちゃん」
しばらくそんな問答を繰り返した後、じゃんけんで負けたほうが先に入ることになりました。勝ったのは私です。つまり、かおすちゃんが先に入ることになりました。
「かおすちゃんがお風呂に入っている間何をしましょうかね」
私はそう呟きます。それにしてもこのホテルはなんかおかしい気がします。どうしておかしいと思うのかその原因を探るために少し部屋を探索することにしました……。
「こ、これは……」
そうして見つけてしまいました。この部屋にはあれなものがありました。つまり、このホテルはただのホテルではなくいわゆる○○○というやつでした。本来こういう場所は男女二人で利用するものです。それを女の子二人で利用するわけですから受付の人に変な目で見られるわけですよ。
「とりあえず、これは隠しておきますか」
かおすちゃんに見つかったら大変なことになりますし隠すことにしました。ほかにもあれなものがないか探して隠します。一通り見たころかおすちゃんがお風呂から上がったようです。
「お先ですー」
そう言ってかおすちゃんは部屋に入ってきました。お風呂上がりのかおすちゃんはとてもかわいかったです。ここがあれな場所ということもありつい変な想像をしてしまいます。
「じゃ、じゃあ私もお風呂に入ります」
私は変な想像を追い払うために急いでお風呂に入ります。私はかおすちゃんにここがあれな場所だと知られたくないので急いでお風呂に入ります。烏の行水です。そうして私は急いで部屋に戻ります。
「上がりましたー」
私はそう言って部屋に入ります。部屋のベッドの上にはかおすちゃんがいました。けれど、様子が少しおかしかったです。
「かおすちゃん……?」
私は小さくそう呟きます。
「たまちゃん。ここっていわゆる○○○なんですね」
どうやらばれてしまったようです。
「ここに泊りましょうといったのはたまちゃんですよね。つまりそういうことなんですよね?」
かおすちゃん身に着けている衣服を脱ぎながらそう言いました。違いますと言おうとしましたが言えませんでした。衣服を脱ぎながらかおすちゃんが言葉を続けます。
「私、たまちゃんが私なんかのファンだって言ってくれてとても嬉しかったんです。たまちゃんとオタク話をしてとても楽しかったですし、たまちゃんが原稿を手伝ったり料理を作ってくれたりしてとても嬉しかったです。私はたまちゃんのことが好きです。たまちゃんと恋人になりたいです」
衣服をすべて脱ぎ全裸になったかおすちゃんから告白されました。かおすちゃんの体はとてもきれいで私は目が離せなくなりました。
「だから、しましょう」
かおすちゃんがそう言いながら近づいてきます。かおすちゃんは私のことが好き。なら、私は……。私はかおすちゃんのことが好きなのでしょうか。私は花名ちゃんのことが好きでした。でも、花名ちゃんには私が入り込めないくらい仲のいい恋人がいます。だから、私はあきらめて花名ちゃんたちを応援することにしました。少し、考えて私は一つの答えを出しました。
「かおすちゃん。実は私好きな人がいたんです」
「え……?」
かおすちゃんの目が絶望に染まります。でも、やっぱりこのことは言わないといけないと思うから言葉を続けます。
「でも、その人には恋人がいるんです。そして、その二人はとても仲が良く、私が入り込める隙間なんてなかったんです。でも、私はそれに気づかずその人に告白して振られました。私はいっぱい泣いてしまいました。それからその人は恋人の記憶を失ったんです。この時私はチャンスだと思いもう一度告白してみました。でも、その二人の絆は私が思っていた以上に強く私はまた振られてしまいました。この時私は思ったんです。もうかなわないんだと。だから、その二人を応援することにしました。まったくショックじゃなかったといえばうそになりますね」
「たまちゃん……」
「でも、そんなときにかおすちゃんに出会ったんです。かおすちゃんはとても頑張り屋さんでかわいくて、私とおんなじ趣味を持った女の子です。あんなにオタク話をしたのはかおすちゃんとが初めてでした。かおすちゃんと過ごすのはとても楽しかったです。いつの間にか失恋の痛みも消えていました」
私は一度深呼吸をします。
「私もかおすちゃんが好きです。かおすちゃんと恋人になりたいです」
私もかおすちゃんに告白します。
「たまちゃんっ」
かおすちゃんが泣きながら抱き着いてきました。
「ありがとうございます」
そのままそう言いました。
「たまちゃん……」
かおすちゃんが顔を近づけてきました。だから、私もかおすちゃんに顔を近づけます。
さようなら、花名ちゃん。心の中で花名ちゃんに別れを告げながら私はかおすちゃんにキスをしました。
「「んぅっ」」
そんな声が漏れてしまいます。かおすちゃんの唇はとても柔らかく甘い味がしました。このままずっとかおすちゃんと唇を重ね合わせていたいですが少し息が苦しくなってきましたので一度唇を離します。
「たまちゃんの唇とてもよかったです」
「かおすちゃんのもよかったですよ」
「あの、実は私初めてだったんです」
「私も初めてでした。初めてのキスをかおすちゃんに捧げることができてとてもよかったです。」
「私も初めてをたまちゃんに捧げることができてとてもよかったです。とても幸せですぅ」
かおすちゃんがうれし涙を浮かべながらそう言いました。
「私もとても幸せです」
私たちはこのままベッドに向かいます。ベッドの上でもう一度キスをしようとして気づきます。私は服を着たままだということに。だから、私はかおすちゃんのように衣服をすべて脱ぎ去り生まれたままの姿になります。
「かおすちゃん、私の体どうですか?」
「とても、とてもきれいです」
「ありがとうございます。かおすちゃんもきれいですよ」
私はそう言ってかおすちゃんに顔を近づけ、もう一度キスをします。今度はさっきよりも長く深くキスをします。お互い初めてなので少したどたどしかったですがかおすちゃんとの初めての深いキスはとてもよかったです。
「「はぁはぁ……」」
私たちは唇を離します。唇が離れると私とかおすちゃんの間にきれいな銀の橋がかかりました。
「かおすちゃん、私もう我慢できません。かおすちゃんともっと深くつながりたいです」
「あばー。私もたまちゃんともっとつながりたいです」
「かおすちゃん」
「たまちゃん」
私たちはお互いを求めあい激しく愛し合いました。
「かおすちゃんかおすちゃんかおすちゃんかおすちゃんかおすちゃんかおすちゃんかおすちゃんかおすちゃんかおすちゃんかおすちゃん」
「たまちゃんたまちゃんたまちゃんたまちゃんたまちゃんたまちゃんたまちゃんたまちゃんたまちゃんたまちゃん」
私たちはお互いの名前を呼び合いながら高みを目指します。そしてついにその時はやってきました。
「かおすちゃーん」
「たまちゃーーん」
私たちは甲高い声をあげてしまいます。
「「はぁはぁ……」」
そうして私たちは息を整えます。かおすちゃんの顔は汗などの液体で汚れていました。きっと、私の顔も同じようになっているのでしょう。でも、そんなかおすちゃんの顔はとてもきれいだと思いました。
「かおすちゃん、きれいですよ」
「あばぁ、たまちゃんもきれいですよ」
「かおすちゃん、私とても幸せです」
「私も幸せれすぅ」
「かおすちゃん愛しています」
「私もたまちゃんを愛していますぅ」
そうして私たちは今日何度目になるかわからないキスをして眠りにつきました。
翌朝、私は目を覚まします。なんで裸なのだろうと思いながら周りを見回します。となりにかおすちゃんが眠っているのを見て昨日のことを思い出します。
「そうでした、昨日はかおすちゃんと恋人になったんでした」
「すーすー」
私は愛しい愛しい恋人であるかおすちゃんの寝顔を見つめます。
「とてもかわいい寝顔ですね」
しばらく寝顔を見つめて、ふと今何時なのだろうと思い時計を探します。
「ああ、ありました」
時計を見つけます。それと時計とは別のあるものも見つけます。
「これは……」
それが意味することに気づき、これからどうするか考えます。
「う、うーん」
考えているとかおすちゃんの声が聞こえてきました。もうすぐ目を覚ます。そう思った私は急いでかおすちゃんのところに戻ります。そうして、目覚めたかおすちゃんにおはようのキスをします。
「あばばばばー」
唇を離すとかおすちゃんはびっくりしたような声をあげました。びっくりした声をあげるかおすちゃんもとてもかわいかったです。
「かおすちゃんおはようございます」
しばらくして落ち着いたかおすちゃんにあいさつします。
「おはようございますたまちゃん」
挨拶を終えた私たちはもう一度キスをします。
「それで、これからどうしますかかおすちゃん」
「今日も色々見て回りたいです」
「違います。私たちの将来のことです」
「あばばばばー、将来ですか」
「せっかく恋人同士になったんですし里でもかおすちゃんとイチャイチャしたいです」
「そうですね」
「でも、私とかおすちゃんは住んでいるところが違うじゃないですか?」
「はい」
「泊まるにしても夜は同居人に迷惑がかかると思います」
「そうですね……」
かおすちゃんが少し寂しそうな声を出します。
「だから、私たち二人の愛の巣を作ってそこに住みましょう」
「あばっ」
「朝はおはようのキスから始まり一緒にまんがの手伝いをし、食事は私がかおすちゃんのために毎日おいしい料理を作ります。そして、夜は恋人同士の営みをしてお休みのキスをする。そんな生活を私とかおすちゃんでするんです」
「あばばばばー」
かおすちゃんはびっくりしています。
「いや……ですか……?」
私はかおすちゃんにそう聞いてみます。
「いやじゃ……」
「え……?」
「いやじゃありません。私もたまちゃんと一緒に暮らしたいです」
「かおすちゃん。大好きです」
私はかおすちゃんにそう言い、抱き着こうとします。するとかおすちゃんが口を開きます。
「ふ、不束者ですがよろしくお願いします」
そういうかおすちゃんはとてもかわいかったです。
「ところで、かおすちゃんあそこに時計がありますよね」
「ありますね」
「その近くにも時計のようなものがありますね」
「あ、ほんとです」
「どうやら、あれは残りの利用時間を表しているようです。まだまだ利用時間は残っているようなのでもう一度しましょう」
「あばぁ」
かおすちゃんはびっくりします。そんな姿もとてもかわいかったです。
「いただきます」
私はそう言ってかおすちゃんに抱き着きます。そしてこう思うのです。花名ちゃんに素敵な恋人ができたということを伝えたとき彼女はどんな反応をするのだろうか。そう思いながら私は愛しい恋人をいっぱい愛するのでした。
つい最近のことです私と恋人のかおすちゃんは商店街の福引で温泉旅行の宿泊券を手に入れました。そんなわけで、私とかおすちゃんは温泉旅行に行くことになりました。
長い距離を歩いてようやく私たちは今日泊る温泉旅館に到着しました。
「これが今日私たちが泊まる温泉旅館ですかー」
「あばばばばばばー。とてもすごいです。本当にこんなところに泊まっていいのでしょうか」
「子の宿泊券があるので大丈夫ですよ。さあ入りましょう」
「たまちゃん、待ってください」
私たちは旅館の中に入ります。
「こんにちはー」
「あばばばばばー。中もすごいですー」
旅館の中に入ると受付のところに見知った顔を見つけます。
「「たまちゃんっ」」
「花名ちゃんとクレアちゃん」
友達の花名ちゃんとクレアちゃんです。お二人がどうしてここにいるのでしょうかそう思っていると二人がこちらにやってきました。
「びっくりですね。花名ちゃんたちもここに泊まるんですね」
「うん、新婚旅行で来たの。たまちゃんのほうは」
「実は商店街の福引でこの旅館の宿泊券を当てたのです」
花名ちゃんたちの視線はかおすちゃんに向かいます。そういえばまだかおすちゃんとの関係を言っていませんでしたね。私はかおすちゃんを抱き寄せて口を開きます。
「あばっ」
「実は私はかおすちゃんとお付き合いをすることになったのです」
「「え、えええーーーー!」」
お二人がびっくりしています。まあ当然でしょう。私は花名ちゃんのことが好きだったわけですから。
「い、い、い、いつから付き合っていたの?」
「お二人が結婚をする少し前に私とかおすちゃんは恋人同士になりました」
「そうなんだ……」
「はい、たまちゃんと恋人になりました」
私とかおすちゃんのことを話したので私たちも宿泊の手続きをすることにします。
「それじゃあ私たちも宿泊の手続きをしましょうか」
「そ、そうですね」
私たちは女将のところに言って宿泊の手続きを行います。手続きを終えると私とかおすちゃん、花名ちゃんとクレアちゃんの四人は女将に部屋まで案内されました。
「一之瀬ご婦妻方はこちらの部屋で、百地たまて様と萌田薫子さまはこちらの部屋になります」
どうやら私たちと花名ちゃんたちの部屋はとなり同士のようです。
「それでは夕食の時間になれば夕食を持っていきますのでそれまでお部屋でおくつろぎくださいませ」
「それじゃあ、花名ちゃんたちに負けないくらいお部屋でイチャイチャしましょうか」
「あばっ」
私たちは部屋に入ることにします。
「結構広い部屋ですね」
「そうですね」
部屋に荷物を置いているとかおすちゃんが何か話したそうにしていました。
「どうしたのですか?かおすちゃん」
「あの、花名さんたちの結婚式の時からずっと気になっていたのですが、もしかしてたまちゃんが好きだった人は花名さんですか?」
かおすちゃんがそう聞いてきました。嘘をつかないほうがよさそうですね。
「そうです……。私は花名ちゃんのことが……好きでした……」
「やっぱり。そうだったんですね……」
私たちは無言になります。
「「……………………」」
しばらくしてかおすちゃんがようやく口を開きます。
「あの、本当に私でよかったんですか?」
「え?」
「だって、私と花名さんを比べたら花名さんのほうがかわいい女の子です。でも、私は……」
かおすちゃんが何かを言う前にその唇を私のそれでふさぎます。
「っ!?」
驚きのあまりかおすちゃんは目を開きます。そのまま私はかおすちゃんの口の中に舌を入れちゃいます。
「「んんっ。んんぅ。んんっ」」
静かな部屋に私とかおすちゃんの舌が絡む音が響きます。唾液の糸を引きながら唇を離します。
「確かに私は花名ちゃんのことが好きでした。でも、今好きなのは、恋人として愛しているのはかおすちゃんだけです。それから花名ちゃんとかおすちゃんを比べたらかおすちゃんのほうが圧倒的にかわいいですよ」
「本当にそう思っていますか?たまちゃん」
「恋人の言葉が信じられませんか?」
「ありがとう……ございます。たまちゃん。」
かおすちゃんは目を閉じ顔を近づけてきました。だから私も目を閉じかおすちゃんに顔を近づけて唇を重ねます。今度はかおすちゃんのほうから舌を入れてきました。私たち二人は舌を絡ませ、唾液を絡ませ、心を絡ませます。やっぱり好きな人と、最愛の人とするキスはすごく気持ちいいです。とても幸せな気持ちになります。
(かおすちゃん、私とても幸せですぅ……)
(はい。わたしもです……)
私たちは夢中でお互いを堪能しました。少し名残惜しいですが唇を離します。
「今は昼間ですし。このくらいにしておきましょうか」
「はい……、そうですね……」
トロンとした目つきをしているかおすちゃんもかわいいです。そうだ、かおすちゃんに聞いておきたいことがあったんでした。
「かおすちゃんはどちらがいいと思いますか?」
「ん?どういう意味ですか?」
「萌田たまてと百地薫子のどちらがいいかということです」
「あばばばばばー」
「私は花名ちゃんとクレアちゃんの結婚式を見てとてもうらやましいと思いました。私もあの二人のようにかおすちゃんと結婚したいと思っていますし、かおすちゃんの子供を産みたいです。だから、どちらの名字を名乗るのがいいと思いますか?」
私の言葉にかおすちゃんは固まってしまいました。どうやらこの話をするのは早かったようですね。しばらくしてかおすちゃんは復活しました。都合よく記憶も飛んでいました。すこし、残念ですがこの話はまた今度にすることにしました。
夕方になると女将が私たちの部屋に料理を持って来てくれました。
「夕食をお持ちいたしました」
「「ありがとうございます」」
「では夕食をお楽しみくださいませ」
そう言って女将は部屋を出ようとしましたが戸の前で止まりました。一体どうしたのでしょうか?
「あ、そうそう、もしかしてお二人は恋人同士なのですか?」
女将がそう聞いてきました。
「「はい、私たちは恋人です」」
私とかおすちゃんは同時に答えます。
「そうですか。ではお部屋はいくらでも汚しても構いませんので存分にイチャイチャしてくださいませ」
そう言って女将は部屋を出ていきました。私たちは夕食を楽しむことにしました
「とてもおいしい料理でしたね。かおすちゃん」
「そうですね。でも、私はたまちゃんが作る料理のほうが好きです」
「ありがとうございます。かおすちゃん」
私たちはキスをします。
「それじゃあお風呂に行きましょうか」
「そうですね」
「かおすちゃんを隅々まできれいにしてあげますね」
「あばぁ」
私たちは部屋を出ます。部屋を出るとちょうど花名ちゃんたちも部屋を出るところでした。
「おや、お二人も今からお風呂ですか?」
「うん、私たちも今からお風呂に入るところだよ」
「それじゃあ一緒に浴場に行きましょうか」
「うん」
私たちは脱衣場で裸になります。
「私たちはこの大浴場でイチャイチャすることにしますけどお二人はどうするのですか?」
「私たちは露天風呂のほうに行くことにします」
「そうですか、それじゃあかおすちゃんいっしょに洗いっこしましょっか」
「はいっ」
私はかおすちゃんを連れていきます。石鹸をつけたタオルでかおすちゃんの体を隅々まで洗っていきます。
「あばばばばー。少しくすぐったいです。それに念を入れすぎな気がします」
「かおすちゃん。知っていますか?」
「なにをですか」
「料理は下ごしらえが大事なんです。これから私はかおすちゃんという最高のデザートを食べるのです。だから、念入りに洗わないといけないのです」
「あの、いいのでしょうか?」
「え?」
「だって、女将さんはああ言っていましたがよく考えてみると私たちの隣の部屋では花名さんたちがいるんですよね?しちゃったら迷惑になるのでは?」
かおすちゃんがそんなこと言ってきました。
「問題ないとおもいます。あの二人は新婚旅行できているのですから行為をするに決まっています。私たちもあの二人と同じくらい仲がいいことをあの二人に教えてやりましょう。それにせっかくかおすちゃんと恋人同士になったのに住んでいる家が違うからあまりしていません。せっかく二人で泊まっているのですからかおすちゃんといっぱい愛し合いたいです。それともかおすちゃんは私とするのは嫌ですか?」
「そんな言い方ずるいです。私だって……私だってたまちゃんといっぱい愛し合いたいです。たまちゃんをいっぱい感じたいです」
かおすちゃんはそう叫びました。かおすちゃんにこんなに思われて私は幸せ者ですね。
「じゃあ、お風呂から出たらしましょうか」
「はいっ。それから私もたまちゃんを下ごしらえしたいです。たまちゃんを隅々まで洗いたいです」
「はい、私を存分に洗ってください」
私たちは体を洗いっこしました。
そして、私とかおすちゃんは部屋に戻るとすぐに寝間着を脱ぎ捨て下着も脱ぎ捨ててかおすちゃんと深い深いキスをします。
「「んぅっ。んんん。んっぅ……」」
たっぷりお互いを堪能してから唇を離します。
「たまちゃんっ」
「かおすちゃんっ」
私たちはお互いの名前を呼びながらお互いをいっぱいいっぱい愛し合いました。
「「はぁはぁ…………はぁはぁ」」
長い長い行為を終えた私たちは呼吸を整えます。久しぶりのかおすちゃんとの行為は最高でした。
「かおすちゃん、愛しています」
「あばばば、私も愛しています」
私とかおすちゃんは今日何度目になるのかわからないキスをしてから眠りにつきました。
翌朝、私とかおすちゃん、花名ちゃんとクレアちゃんは女将に、
「昨夜はお楽しみでしたね」
と言われてしまいました。
もう一泊して、温泉旅行を楽しんだ私たちは花名ちゃんたちの邪魔にならないように花名ちゃんたちを見送って少したってから帰ることにしました。
帰る前に女将に
「「それじゃあありがとうございました」」
と別れの挨拶をします。女将も
「こちらこそありがとうございました」
と返してくれました。私たちは女将に見送られながら旅館を後にしました。
「温泉旅行楽しかったですねかおすちゃん」
「はいっ。とても楽しかったです」
私たちは唇を重ね合わせると帰り道に向けて歩き出しました。とても楽しい温泉旅行でした。
というわけで投稿し終わりました。
続きを書いたので更新しようとしたら過去ログに行っていたのでびっくりしました。なので、過去ログに行っていた分を再投稿して続きの話を投稿しました。前回の話で二人を恋人にしたので温泉旅行に行かせてみました。温泉旅行はいいと思います。ちなみにほぼ同時に投降した作品ともつながっています。
ナイス女将!
せーのっと言った掛け声なしに「恋人です」とハモれるところから2人の結びつきがお互い確信、そして自身に繋がってるところが良かったです
過去ログに行ってしまうと時の速さを感じますね。
恋のねじれが起きてもみんな幸せになれる世界が好きです。
コメ返信です
>>30
二人の絆の強さの表現で同時にしゃべるというのは好きです。
>>31
時の速さを感じました。それからキャラには不幸になってほしくないですからね。
それにしてもこの作品がまとめられていてびっくりしました。
まさかの花名クレと同じ旅館…!
たまちゃんもかおす先生もお幸せに!
ついにこの時がやってきました。今日ようやく私とかおすちゃんの愛の巣が完成しました。今日は記念日なので私の友達の栄依子ちゃんと冠ちゃんと花名ちゃんとクレアちゃん、かおすちゃんのお友達の小夢先生と琉姫先生と翼先生たちを呼んで軽いパーティーを開くことにしました。
「ん、たまの料理やっぱりすごくおいしい」
「確かにすごくおいしいわね」
「甘い味付けの料理もあっておいしー」
皆さんは私が作った料理をおいしそうに食べてくれています。作ったかいがありますね。そんな中花名ちゃんは少し難しい顔をしていました。
「どうしましたか花名ちゃん?私の料理おいしくないですか?」
「え、えーっと……。たまちゃんが作る料理すごくおいしいんだけど……。以前、二人で食べた料理よりおいしく感じないというか……」
花名ちゃんがそんなことを言ってきました。なんでですかね別に普通に作ったつもりなんですが。私が考えていると花名ちゃんが私の隣にいるかおすちゃんを見ました。
「たまちゃんの作る料理すごくおいしいですー」
かおすちゃんは私が作る料理をとても美味しそうに食べていました。やっぱりかおすちゃんはすごくかわいいですね。
「あ、そっか」
花名ちゃんが不意にそう呟きました。
「どうしましたか?花名ちゃん」
「あの時の料理は私のために作られた料理だけど、今日の料理はかおすちゃんのために作られた料理だか、ら私が食べても以前ほどおいしく感じないんだなって思ったから」
そういえば私今日の料理かおすちゃんが喜ぶ顔を想像しながら作っていましたね。
「そうですね。私はかおすちゃんのことを愛していますから、愛するかおすちゃんのために今日の料理を作りました」
「あばっ」
私の言葉を聞いてかおすちゃんはびっくりしています。びっくりするかおすちゃんもすごくかわいいです。
「かおすちゃん、好きです。愛していますよ」
私は隣に座るかおすちゃんにそう言いました。
「あばー、私もですたまちゃん」
そのまま私たちは唇を重ね合わせます。やっぱりかおすちゃんの唇は柔らかいです。とっても幸せな気持ちになります。しばらくお互いの唇を堪能してから唇を離します。唇を離してから視線に気づきます。
「二人ともすごく熱いわねー」
「ん、とても熱い」
「かおすちゃんが私の知らないかおすちゃんになっている」
そうでした皆さんがいたんでした。私とかおすちゃんは少し熱くなってしまいました。
「それじゃー私たちは帰るわね」
「ん、ご飯おいしかった」
「じゃーねー」
ご飯を食べ終えたみなさんはそれぞれの家に帰って行きました。私はそれを見送った後、隣にいるかおすちゃんの手を握ります。
「二人きりですねかおすちゃん」
「そうですねたまちゃん」
「「んぅっ」」
私たちはくちづけを交わします。かおすちゃんと、愛する人とのキスはとても気持ちいいです。何回やっても飽きません。
「今までは住んでいる場所が違うからなかなか愛し合えませんでしたけど、これからはいっぱい愛し合えますね」
「そうですねたまちゃん」
私たちは家に入ります。
「行為の前にお風呂に入りましょうか」
「はい……」
私たちは一緒にお風呂に入ります。私もかおすちゃんもいつもよりも念入りに体を洗い、それから湯船に入ります。
「かおすちゃん、とてもかわいいですよ」
「たまちゃんもとてもかわいいです」
私たちは唇を深く重ね合わせます。かおすちゃんの舌が私の舌に触れるたびに脳に甘い痺れがやってきます。とても気持ちいいです。
(かおすちゃん愛しています)
(あばー、私もですたまちゃん)
私たちは長い時間お互いの唇と舌を堪能し唇を離します。唇を離すととてもきれいな銀の橋が私たちの間にかかります。
「とてもきれいですね」
「そうですね。でもたまちゃんのほうが……きれいですよ」
そういうかおすちゃんはとてもかわいくて思わず襲ってしまいそうになります。でも、我慢です。お風呂でするのもいいですが、この家での初めては寝室でしたいですから。
「そろそろ出ましょうか」
「そうですね」
私とかおすちゃんは一緒にお風呂を出ます。脱衣場でおそろいの下着を身に着けおそろいのパジャマを身に着けます。
「かおすちゃん今夜は寝かせませんからね」
「はいっ……」
私たちは手をつなぎながら寝室に向かいます。心臓がどきどきしています。かおすちゃんも私のようにドキドキしているのでしょうか。ドキドキしていたらうれしいなそう思いながら歩きます。
「寝室とても楽しみですね」
「あれ?私はまんが家の仕事が忙しくて行けませんでしたけどたまちゃんはちょくちょく様子を見に行っていたのでは?」
「まあ、そうなんですけど。あの部屋はこれから私とかおすちゃんがいっぱい愛の営みをする場所です。初めてはかおすちゃんと一緒がいいです」
「たまちゃん……。ありがとうございます」
そう言うかおすちゃんはすごくかわいかったです。そろそろ私の理性がやばそうです。理性が決壊する前に寝室に向かわなければいけません。
「ここが私たちの寝室です」
「この部屋で私とたまちゃんはこれから……」
かおすちゃんが私の手を強く握ってきました。だから、私も強く握り返します。
「それじゃあ開けましょうか……」
「はい……」
私とかおすちゃんは扉を同時に開けます。
「「わー」」
私とかおすちゃんは思わず感嘆の声を漏らします。その部屋には私とかおすちゃんが眠るための大きなベッドがあり、カーテンはとてもおしゃれでしたし、アロマキャンドルも置いてありました。
「あばばばーすごいですー」
「そうですね、すごいです」
「それじゃあ、行きましょうか」
「はい……」
私とかおすちゃんはベッドに向かいます。私はすぐにパジャマを脱ごうとしたのですがかおすちゃんに止められます。
「あの、私が脱がせたい……です」
かおすちゃんがそう言ってきました。
「はい、わかりました。かおすちゃんが私の服を脱がせてくださいね。その代わり……」
「はい……。たまちゃんが私の服を脱がせてください」
私たちはお互いの服を脱がせてあっという間に全裸になりました。
「やっぱりかおすちゃんの裸すごくきれいですねー」
「たまちゃんもすごくきれいですよ……」
「ありがとうございます」
「たまちゃん」
「かおすちゃん」
「「んぅっ」」
私たちは唇を重ね合わせ、舌を絡めます。
「「んっんんんっつ」」
かおすちゃんと舌を絡めるのはとても気持ちいいです。気持ちよすぎて私たちは呼吸も忘れお互いの舌を唇をむさぼります。そのうちに息が苦しくなってきて一度唇を離し、呼吸を整えてからもう一度唇を重ね合わせる。そんな行為を何度も繰り返します。
「たまちゃん私もう我慢できません。私のあそこを触ってください」
「かおすちゃん。私も触ってほしいです」
私たちはもう一度唇を重ね合わせそのまま手をお互いのあそこに伸ばし、そのまま……。
「たまちゃんのあそこ……やっぱりとてもきれいですぅ……」
「かおすちゃんのもきれいですよ……」
「たまちゃぁん……その表情とてもかわいいれすぅ……」
「かおす……ちゃん……も、とても……かわいい……ですよ……」
「たまちゃん……愛して……いますぅ……」
「私もですぅ……かおすちゃん……」
私たちは何度も唇を重ね合わせたり体の向きを変えたりしながらいっぱいいっぱい愛し合いました。すごく疲れています。でも、行為をやめたくありません。だって、この家で、私たちの愛の巣で迎える初めての夜だから、こんな幸せな夜を終わらせたくなくて私とかおすちゃんは何度も何度も愛し合います。でも私たちは人間ですから限界はやって来てしまいます。
「たまちゃーーん」
「かおすちゃーん」
私たちはそのまま気絶するように眠りについてしまいました。
「ふわーあ」
私はそんな声をあげながら目を覚まします。昨夜はたくさんかおすちゃんとやったせいか体のあちこちが少し痛いです。でも……。
「とても幸せな夜でした……」
隣を見てみるとかおすちゃんも目を覚ましたところでした。
「おはよう……ごじゃいましゅぅ……たまちゃん」
「おはようございますかおすちゃん」
私たちは唇を重ね合わせます。
「たまちゃん昨夜はとてもよかったれすぅ」
「私もとてもよかったですよかおすちゃん」
「あんなに幸せな夜は初めてでした」
「私も昨夜が今までで一番幸せな夜でしたよ」
「ありがとうございます」
「これからもたくさん愛し合いましょうね」
「はいっ」
私たちはもう一度キスをします。
ぐーーーー
「「あははは……」」
キスをしたところでおなかが鳴りました。そういえば今何時なのかと思って時計を見てみるともうお昼になっていました。
「昼ごはんにしなければいけませんね」
「そうですね……。とてもおなかがすきました」
私たちは散らばっていた下着や衣服を集め服を着ます。
「それじゃあ行きましょうか」
「はいっ」
私とかおすちゃんは手をつなぎながら寝室を出ました。
というわけで投稿し終わりました。
たまちゃんとかおすちゃんが恋人同士になったので同棲させなければいけないと思い今回の話を書きました。実はもう一本かいたのでそちらも投稿します。
「よしっ」
私はそんな声をあげて気合を入れます。今日、たまちゃんは友達と一緒に遊びに出かけています。私も誘われたのですがまんがの仕事があるからと言って断りました。でも……。
「実は仕事はもう終わっているんです……」
ごめんなさいたまちゃん嘘つきました。
「せっかく恋人同士になったのに私だって何か家事をしてみたいです」
『かおすちゃんはまんが家の仕事があるから家事全般は私に任せてください。仕事をする旦那、いえ、この場合は嫁ですかね?を支えるのは妻である私の役目です。だから、かおすちゃんは仕事に専念してください』
たまちゃんはこう言っていましたけど。
「やっぱり仕事ばかりして家のことを何もしないというのは嫌です……」
私は掃除をすることにします。リビングの掃除をしたり寝室の掃除をしたり、そのほかにもいろいろな部屋を掃除します。
「はぁはぁ……。結構……疲れました……」
掃除をするのは結構疲れますね。掃除だけでもこんなに疲れるのにたまちゃんは洗濯に炊事、買い物など家事全般をやってくれているわけですからね。
「私、たまちゃんにすごく愛されています。私とても幸せですぅ」
改めて私はたまちゃんの存在の大きさを実感します。たまちゃんはとてもかわいい女の子で家事全般ができるまさに理想のお嫁さんです。でも、だからこそたまちゃんに家事全般を任せるわけにはいかないと思います。私もたまちゃんと一緒に家事をやりたいと思います。私は決意を新たに掃除の続きをすることにします。
「次はこの部屋にします」
あ、この部屋は……。
「たまちゃんの部屋です……」
恋人が留守の間に部屋に入ることに若干の後ろめたさを感じつつ掃除のためだと言い訳しながら部屋に入ります。
「結構片付いていますね」
掃除の必要がないかもしれませんね。そう思いながら部屋を出ようとすると気になるものを見つけました。一冊のノートです。そのノートには、
『子供の命名案』
と書いてありました。
「あばばばばばばばばばーーー」
いったい何ですかこれは。まさかたまちゃんが私の子どもを妊娠している。私たちは女の子同士です。女の子同士では子供はできません。あ、でも……。
「ここは魔法が存在する異世界エトワリアでした」
異世界だから女の子同士でも子供ができるのかも……。
「あばばばばばばばばばばばばーーーーーー」
頑張らないと、たまちゃんと生まれてくる子供のために頑張らないと私は強くそう思いました。
「ただいま帰りましたよー」
夕方になってたまちゃんが帰ってきました。
「お帰りなさいたまちゃん」
私はたまちゃんを出迎えます。
「あれ?家がきれいになっている気がします」
「実は今日掃除したんです。恋人同士なのにたまちゃんにばかり家事を任せるのは嫌なので」
「かおすちゃん……ありがとうございます……」
たまちゃんに抱きしめられます。そのままたまちゃんは顔を私に近づけます。
「「んぅっ」」
私とたまちゃんの唇が触れ合います。
「それじゃあ夕ご飯の準備をしましょうかね」
たまちゃんはそう言って台所に向かおうとします。その前にたまちゃんの服をつかみます。
「かおすちゃん……」
「私も手伝いたいです。さっきも言ったようにたまちゃんにばかり家事を任せたくないです。たまちゃんが私を支えたいように私もたまちゃんを支えたいです。二人で支え合いたいです」
「わたりました。一緒に夕食の準備をしましょうか」
「はいっ」
「うー、私はだめだめですー」
生まれてくる子供のために夕食の準備を手伝おうとしたのですがうまくいかず失敗ばかりしてしまいました。こんなんじゃだめですー。
「失敗ばかりしてごめんなさいたまちゃん」
「気にしないでくださいかおすちゃん。私はかおすちゃんのそんなところも含めて好きになったのですから。それにかおすちゃんに怪我がなくてよかったです」
やっぱりたまちゃんはすごく優しいです。
「ところでかおすちゃん何かあったんですか?」
「あばっ。どうしてそう思うんですか?」
「だって帰ってから少し様子がおかしい気がします」
私はたまちゃんにノートのことを話しました。
「あははははー」
話し終えるとたまちゃんは笑いました。
「どうして笑うんですかー」
「ごめんなさいかおすちゃん。違うんですよ。あれは花名ちゃんとクレアちゃんのためのものです」
「花名さんとクレアさん……。あの二人妊娠していたんですか?」
「まだしていません。でも、結婚したんですからいずれ妊娠すると思います。私は名付け親になると花名ちゃんと約束しましたから、その時のために子供の名前を考えることにしたんです」
「そうだったんですか」
たまちゃんが妊娠していなくてほっとしたような残念なような複雑な気持ちになります。
「あ、そうだノート見てもいいですか?」
「どうぞどうぞ」
たまちゃんは部屋に行ってノートをとってきます。たまちゃんが考えた名前とても楽しみです。私は期待に胸を膨らませながらページをめくります。
「…………」
パラ……パラ
「……………………」
パラ……パラ……パラ……パラ
「………………………………」
パラ……パラ……パラ……パラ……パラ……パラ
「どうですかかおすちゃん?」
「たまちゃんふざけているんですか?」
「えっ?」
たまちゃんのネーミングセンスはすごく残念でした。
というわけで投稿しました。
本編でのたまちゃんのネーミングセンスは残念なのでそれをネタにしたssを書いてみました。
濃厚な百合テロ…
実家の手伝いもできなかったかおす先生がたまちゃんのために成長してるの良いです。
エトワリアならたまちゃんのネーミングセンスがギリ通用するかも。子供が火属性ならサラマンダー、風ならシルフィとか・・・。
コメ返信です
>>51
二人というのは花名とクレアのことですよね?実はふたりの子供の名前はこういう名前がいいんじゃないかなと考えているのがあるのですみません。
>>52
『百合テロ』そこまでほめてもらえてびっくりです。かおす先生を頑張らせてあげたいです。
「お……てく……さ……」
うーん、なんだか声が聞こえます。
「……き…………だ……い」
なんだか聞き覚えのあるようなそうじゃないような不思議な声です。
「起きてくださーい」
「あばっ」
声が大きくなり私は目を覚ましてしまいます。
「あばばばっ」
目を覚ますと私が私を見つめてました。
「…………」
なるほどこれは夢なのですね。どうやったら夢から目を覚ますことができるのかわからないので眠ることにします。そう思い私は目をつむります。
「起きてください、かおすちゃん」
そう思いましたが、私?に体をゆすられてしまいます。あれ、今かおすちゃんと呼ばれたような……?
「もしかして……、たまちゃんですか?」
「そうです、萌田のたまちゃんです」
私、いえ私の姿をしたたまちゃんがそう言いました。
「あばばばばばばーーー」
私は混乱のあまりそう叫んでしまいます。たまちゃんが私の姿になっているということは私の姿は……。
「はい、鏡です」
たまちゃんが手鏡を渡してくれました。思った通り鏡の向こうには私ではなくたまちゃんがいました。
「あばばばばばー。私たち入れ替わっていますー」
なんで、どうして、どうして私とたまちゃんが入れ替わっているのでしょうか。心当たりなんて全くありません。いえ、たまちゃんとは何度か体を重ねていますし、それが原因なんでしょうか。でも、それなら花名さんとクレアさんも入れ替わっているはずです。でもそんな話は聞いたことがありません。
「あばばばばばー」
「落ち着いてください、かおすちゃん」
たまちゃんがそう言ってきます。でも、
「落ち着いてなんていられません。だって、私たちは入れ替わっているんですよ」
「それなら心配いりません。実は私が入れ替わる薬を服用したからなのです」
「えっ?どういうことですか?」
たまちゃんの言葉に少し落ち着きを取り戻し、私はそう尋ねます。
「せっかく、魔法が存在する異世界エトワリアに召喚されたのです。元の世界ではできないことをやってみたくてかおすちゃんと体を入れ替えてみたのです」
「そうだったんですか……」
たまちゃんの仕業なら安心ですね。
「薬の効果は一日できれるそうです。なので、明日の朝には戻っていますよ」
「でも、それなら、昨日の夜にでも言ってくれたらよかったのに……」
「ごめんなさい。実はかおすちゃんの驚く顔が見たくて黙っていました」
たまちゃんがそう言いました。
「それにしても……」
私は自分の体を見回してみます。たまちゃんの体を自分で動かしている、少し不思議な感じがします。近くにはたまちゃんが入った私の体があります。たまちゃんが入っているので自分なのにすごくかわいく見えてしまいます。
「んぅ」
たまちゃんが目を閉じ顔を近づけてきました。
「んぅ」
だから、私も目を閉じ顔を近づけます。私たちの唇が重なります。体は違っていてもやっぱりたまちゃんとのキスは気持ちいいです。幸せな気持ちになります。
「「んぅ。ちゅるちゅる。ぴちゃぴちゃ。んっ」」
私たちはそのまま深いキスをします。元は自分の唾液なのに中身がたまちゃんだと思うととても甘く感じられます。たまちゃんはどう思っているのでしょうか?
(かおすちゃんの唾液とても甘くておいしいですよ)
そうたまちゃんの心の声が聞こえてきました。
(私もたまちゃんの唾液甘くておいしいですよ)
と返します。私たちはたっぷりお互いを堪能してから唇を離します。やっぱり唇が離れた後にかかる銀の橋はとてもきれいです。
「かおすちゃん……」
「たまちゃん……」
私たちはもう一度唇を重ねようとします。
ぐーーー
重ねようとしたところでそんな音がします。
「「あはははは……」」
私たちは乾いた笑いをします。
「朝ごはんにしましょうか」
「そうですね」
私たちは寝室から出てリビングに向かいます。
「これが普段たまちゃんが見ている光景なんですね」
たまちゃんは私よりも背が高く視力もいいみたいなので普段見ている家が違って見えます。
「普段たまちゃんが見ているものを見ることができてうれしいです」
「私もかおすちゃんが普段見ているものを見ることができてとてもうれしいです。それにしても……」
たまちゃんは瞬きを繰り返します。
「どうしたのですか?」
「いえ、かおすちゃんは少し目が悪いんだなと思っただけですよ」
「あばばばば。ごめんなさい……」
「謝ることじゃないですよ。さっきも言ったようにかおすちゃんが普段見ているものを見ることができてうれしいですから」
「たまちゃん……」
私たちはもう一度唇を重ねます。おなかが空いているので触れるだけの軽いキスです。それでも唇が触れ合うだけで幸せな気持ちになります。
「それじゃあ行きましょうか」
「はい」
唇を離し私たちはリビングに向かって歩きます。
「それじゃあ、朝食を作りますので少々待っていてくださいね」
「分かりました」
たまちゃんが台所に向かったのを確認し、私は改めて自分の姿を見てみます。そこにはかおすではなくたまちゃんがいます。たまちゃんの体なのに私が動かしている。不思議な感じがします。それにしても……。
「やっぱり、たまちゃんはすごくかわいいです」
たまちゃんはすごくかわいい女の子で炊事などの家事全般ができる。こんな美少女が私の恋人なんて私はすごく幸せな女の子です。
「たまちゃん、大好きです」
私は鏡に向かって顔を近づけます。
「かおすちゃん、朝ごはんができましたよー」
「あばっ」
「変な声を出してどうしたんですか?」
「な、な、なんでもないです……」
鏡に映るたまちゃんの姿に見とれていつの間にか時間が経っていたようでした。
私とたまちゃんは朝食を食べ終えた後一息つきます。
「それで今日はどうしますか?」
「私普段たまちゃんが見ているものをもっと見てみたいです」
「そうですね、私もかおすちゃんが見ているものを見てみたいです」
「はいっ。二人で色々見ましょう」
私たちは外でデートをすることになりました。
私とたまちゃんは一緒に商店街を歩きます。たまちゃんの視点だといつもの商店街が違って見えます。
「それでかおすちゃんまずはどこに行きましょうか」
「うーん、そうですね……」
私はたまちゃんに言われ考えます。少し考えていきたいところを思いつきます。
「私服屋さんに行ってみたいです」
「服屋さんですか?」
「はいっ。いつもよりも背が高いので普段なら絶対着られない服とかを着てみたいです」
「そうですね。私も普段着られない服を着てみたいですし、服屋に行ってみましょうか」
私とたまちゃんは服屋で身長の関係で普段は着ることができない服を色々試着してみました。
「たまちゃんこの服どうですか?」
「とてもかわいいですよかおすちゃん」
「ありがとうございます。たまちゃんもかわいいですよ」
「えへへ。かおすちゃんにそう言ってもらえてとてもうれしいです」
たまちゃんは本当にかわいいです。見た目は私ですけど中身がたまちゃんだと思うとすごい美少女に見えます。だから、私はたまちゃんに顔を近づけます。
「たまちゃん」
それだけでたまちゃんは私が何をしてほしいのか察し、顔を近づけます。私たちの距離はゼロになります。お店の中なのですぐに唇を離します。
「それじゃあ、ほかの服もみましょうか」
「はいっ。たまちゃん」
私たちはいくつかの服を購入してから店を後にします。気が付くとお昼ごはんが近くなっていました。
「そろそろお昼の時間ですね。何を食べましょうか」
たまちゃんがそう聞いてきます。
「たまちゃんと一緒なら何でもいいです」
「私もかおすちゃんと一緒なら何でもいいです」
「えへへ」
「あはは」
二人で笑います。それからどこに店に行くのか考えながら歩きます。
「きゃぁっ」
「あばっ」
考えていると誰かにぶつかってしまいました。
「だ、大丈夫ですか?」
「ええ、あたしは大丈夫よ。あなたは?」
「あっ。私も大丈夫です。ぶつかってごめんなさい」
その誰かはヒバリさんとりーさんでした。
「お二人はこんなところでどうしたのですか?」
「私たちはデートの最中なの」
「それは奇遇ですね。私たちもデートの最中なのです。それで、お昼を食べるところを探しているところなのです。どこかおすすめを知りませんか」
たまちゃんの言葉を聞いてりーさんが少し考える素振りをして口を開きます。
「それなら、私たちが今から行こうとしている店がいいんじゃないかしら?」
「その店はどんな店なんですか?」
「その店はカップル限定の特別メニューがある店なの。だから、私とヒバリちゃんの二人で行ってみようと思うの。あなたたちも恋人なんだから行ってみたほうがいいと思うわ」
カップル限定の特別メニュー、私たちはその言葉にひかれてしまいます。
「その店に行ってみましょうか」
「そうですね」
私たちもその店に行くことになりました。
「ところでさっきから気になっていたんだけど」
四人で歩いていると不意にヒバリさんがそう言ってきました。
「いったいどうしたのですか?」
「あなたたち、前会った時と少し性格が変わっているような……」
「あー、実はですねせっかく魔法が存在する異世界に召喚されたのだから異世界ならではのことをやってみようと思い、体を入れ替えてみたのです」
「実はそうなんです」
「そうなのね」
「そうです。だから、かおすちゃんの姿をしている私がたまちゃんです」
「たまちゃんの姿をしている私がかおすです……」
「そうだったのね」
「はいっ。そうなんです」
私たちの話を聞いてからりーさんが少し考える素振りをしていました。
「おね…………りーさんどうしたんですか?」
「いえ、私たちも入れ替わってみようかしらと思っただけよ」
「えっ」
「あら、ヒバリちゃんは私と入れ替わってみるのは嫌なのかしら?」
「いえ、別に嫌ではないです」
「それなら今度入れ替わってみましょうね」
「はい……」
「あの二人もラブラブですね」
「あばー、すごく尊いです……」
そんな会話をしているとその店に着いたようでした。
「ここがそのお店よ」
「ここが……」
カップル限定の特別メニューとても楽しみです。私たちは店の中に入ります。
「いらっしゃいませー」
店に入ってすぐに店員に出迎えられました。私たちの姿を見て店員は何かに気づいたようでした。
「もしかして、あなたたちは恋人ですか?」
「「「「はいそうです」」」」
私たちは口を開きます。
「誰と誰が恋人ですか」
「私とこの子が恋人同士よ」
「私とこの子が恋人です」
たまちゃんとりーさんがそれぞれ言いました。
「それでは何か証明をお願いします」
「ヒバリちゃん」
「はいっ。りーさん」
二人はそう言われすぐに唇を重ね合わせました。すごいです……。
「それじゃあ私たちも」
「はいっ」
私とたまちゃんも唇を重ね合わせます。
「よろしい。あなたたちが恋人だということが分かりました。それから二組おられるようですが一緒に食べますか。それとも別々に食べますか?」
「別々がいいわ」
「そうですね。私も二人だけで食べたいです」
「では、あなたたちをご案内いたします」
それから、私とたまちゃん、ヒバリさんとりーさんは別々の部屋に案内されました。
「あばばばばー個室なんてすごいですー」
「そうですね。すごいですね」
「では、私はこれから料理を用意いたしますのでしばらくお待ちください。それから、二人きりだからと言って羽目を外しすぎないようにお願いします。もしも、羽目を外しすぎた場合は罰則を要求しますので」
「「はい、分かりました」」
私たちはそう返します。店員さんは部屋を出ました。恐らくキッチンに向かったのでしょう
「料理をお持ちいたしました」
「とてもおいしそうですー」
「そうですねおいしそうですね」
店員さんが持ってきた料理はどれもおいしそうでした。そして、飲み物は一つのコップに二つのストローが付いたやつでした。
「ではごゆっくり」
店員さんはそう言って退出しました。
「それじゃあかおすちゃん食べましょうか」
「そうですね、たまちゃん」
私たちは食事を始めることにしました。
「「いただきます」」
料理はどれもすごくおいしかったです。たまちゃんにあーんされたり、たまちゃんにあーんしたり、二人で一緒に飲み物を飲んだりして食事を楽しみました。
「おいしかったですねー」
「そうですね。とてもおいしかったです」
コンコン
料理をほとんど食べ終わりそんな会話をしているとノックの音が聞こえてきました。
「なんでしょうか?」
私たちはドアを開けてみます。
「失礼。デザートをお持ちいたしました」
店員さんがそう言って特大のパフェを持ってきました。
「あばばばーすごいですー」
「確かにこれはすごいです」
パフェはとても大きく食べきれるかどうかわかりません。でも……、
「とてもおいしそうです……」
「そうですね……」
私たちは試しに一口食べてみます。
「「っ!!」」
とてもおいしいです。
「たまちゃん。このパフェすごくおいしいです」
「そうですね。とてもおいしいです」
「これなら食べきれるかもしれません」
私たちは二人でパフェを夢中になって食べました。
「ふーおなか一杯になりました」
「そうですね。私ももう何も入りません」
「とても幸せですー」
「私もです」
私たちは店を後にして、デートの続きをすることにしてから家に帰りました。たまちゃんとのデートとても楽しかったです。
「う、うーん」
翌朝、私はそんな声をあげながら目を覚まします。となりを見るとたまちゃんが眠っていました。
「あ、ちゃんと元に戻っています」
たまちゃんが言った通り薬の効果は一日だけだったようでした。
「それにしても昨日の夜はすごかったです」
たまちゃんの体を見てみると昨日の行為の跡がいっぱいついていました。昨日私はたまちゃんにいっぱい攻められてしまいました。たまちゃんにいっぱい攻められるのはとてもよかったんですけど……。
「昨日はあまり攻めることができませんでした」
いつもなら私もたまちゃんを攻めることができたんですけど、たまちゃんがすごすぎて攻めることができませんでした。一体どうしてだったのでしょうか?
「う、うーん」
そんなことを考えているとたまちゃんが小さな声をあげました。もうすぐ起きます。私はそう思います。
「おはようございます。たまちゃん」
私は目を覚ましたたまちゃんにおはようのキスをした後朝のあいさつをします。
「おはよーございます。かおすちゃん」
たまちゃんもあいさつを返します。
「それにしても昨日の夜はすごかったです。どうしてあんなにすごかったんですか?」
私はそう聞いてみます。
「えーとそれは……」
たまちゃんは言いづらそうでした。でも気になるので強く聞いてみます。それを繰り返しようやくたまちゃんが口を開きます。
「実は……。かおすちゃんはまんが家活動で忙しい時がありますよね?」
「そうですね」
それがどうしたのでしょうか?
「そういう時は行為をせずに普通に寝るじゃないですか」
「はい」
「でも、私は恋人と触れ合えなくて少し寂しくてかおすちゃんのことを考えて何度かしちゃっているんですよ。だから、自分の体のことはよくわかっているんです」
「そうだったんですか。ごめんなさい。なかなか行為ができなくて」
「かおすちゃんが謝ることじゃありません。まんが家であるかおすちゃんを選んだのは私なんですから」
「たまちゃん、ありがとうございます」
私たちはもう一度唇を重ね合わせます。
「それで、たまちゃん。原稿は描き終わっているのでしばらくは暇なんです」
「じゃあ、しばらくは毎晩愛し合えますね」
「いえ、今からしたいです。だって昨日はたまちゃんにいっぱい愛されましたから今度は私がたまちゃんをいっぱい愛したいです」
「えっ。ちょっと待ってください……」
「待ちません」
私はたまちゃんを押し倒します。
「たまちゃん愛していますよ」
私はそう言いながら愛しい愛しい恋人をいっぱい愛するのでした。
複数のカップルの話を並行してコンスタントに更新するの凄いと思います。
相手が普段見ているものが見える、そういう感性良いです。
同棲してると難しいですが入れ替わってる状態で研究(?)すれば戻ってからの行為に応用できますね。いっそ先日のりーさん達のように見せ合いながらすれば機会は作れるかも。
入れ替わり百合尊い…!
ヒバリちゃんの隠しきれてないお姉さま呼びもいいですね…
そしてなんだかんだでいつも通りなかおす先生に謎の安心感です
コメ返信です
>>67
先日のりーさんの話は見せあいはしていません。りーさんがヒバリにすることを強要してりーさんはそれをじっと見ていただけです。
>>68
尊いと言ってもらえてうれしいです。後、二人きりの時だけの呼び方というのが私は好きです。
Iネ impressed, I need to say. Really rarely do I encounter a blog that? both educative and entertaining, and let me tell you, you have got hit the nail on the head. Your thought is excellent; the difficulty is one thing that not sufficient individuals are talking intelligently about. I am very happy that I stumbled throughout this in my seek for one thing regarding this.
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朝目を覚ますと何か違和感がありました。違和感の正体は何なのかと思い、鏡をのぞいてみると……。
「あばっ。あばばばばばばーー」
猫耳とねこしっぽが生えていました。耳としっぽに意識を集中させてみると動きます。つけ耳とつけしっぽではない本物の耳としっぽです。
「どうして猫耳としっぽが生えているんですかー」
「それは私が薬を飲ませたからですよ」
たまちゃんの声がしたのでたまちゃんのほうを向いてみます。そこにいたのはいつものたまちゃんではなく私のように猫耳と猫しっぽが生えたたまちゃんです。
「たまちゃんその姿はいったいどうしたんですか?」
「ああ、この姿はですね。少し前のなごみちゃんとすごみちゃんの騒動の時に、私は色々あって猫耳メイドの姿になることができるようになったんです。」
「そうだったんですか……」
なごみちゃんとすごみちゃん。確か冠ちゃんが元の世界で飼っていた猫ちゃんの名前でしたね。
「ちなみにこの姿になると私はアルケミストの力が使えるようになるんですよ。アルケミスト。それはゲームでは様々な薬品を作ることができる夢のようなクラスです。せっかくアルケミストになったのですから猫耳とねこしっぽが生える薬を作ってかおすちゃんに飲ませたのですよ」
「そうだったんですか」
「猫耳のかおすちゃんとてもかわいいですよ」
「猫耳のたまちゃんもとてもかわいいです」
「「んぅ」」
私たちはそのまま唇を重ね合わせます。たまちゃんの唇の感触に体中が喜びで満たされていくのを感じます。
(たまちゃん、愛しています……)
(私もです。かおすちゃん)
長い長い口づけを終え唇を離します。
「かおすちゃんのしっぽや猫耳が喜びで動いています……」
「たまちゃんのも動いていますよ……」
「「んぅ」」
私たちは二度目のキスを行います。それから、何度も何度もキスを行いました。
「それで今回は私がほしい薬を作ったので今度はかおすちゃんがほしい薬を作ってみます。何か要望はありますか?なんでもいいですよ」
「なんでも……」
それなら答えは決まっています。
「じゃあ、同性間の妊娠を可能にする薬をお願いします」
私の言葉を聞いたたまちゃんが驚いた表情をします。
「私たまちゃんの子供を産みたいですし、たまちゃんにも私の子供を産んでほしいです。いや……ですか……」
「いやじゃありません。私もかおすちゃんの子供を産みたいですし、かおすちゃんにも私の子供を産んでほしいです」
「たまちゃん……」
「二人でお母さんになりましょうね」
「はいっ」
「でもその前にしなければいけないことがありますよね?」
「しなければいけないこと……」
いったい何でしょうか?分かりません。
「かおすちゃんはどっちがいいですか?」
たまちゃんのその言葉に私はしなければいけないことに思い至り、少し考えてから口を開きます。
「じゃあ、萌田たまてになってください……」
私はたまちゃんにそう言います。たまちゃんは満面の笑みで、
「はいっ」
と力強く言いました。その表情はとてもかわいかったです。
「たまちゃん大好きです」
「私もですかおすちゃん」
私たちはまた唇を重ねます。唇を離すとたまちゃんの様子が少しおかしかったです。
「ごめんなさい、かおすちゃん」
「えっ。きゃあ」
たまちゃんに押し倒されてしまいます。
「猫耳のかおすちゃんがかわいすぎてもう我慢できません。今からいっぱいしましょう……」
私はそのままたまちゃんに……。
「たまちゃんのしっぽすごかったです……」
行為が終わり私はそう呟きます。たまちゃんは手や口だけではなく、尻尾も使い私を愛してくれました。たまちゃんのしっぽの動きはすごく私はたまちゃんにいっぱい愛されました。
「かおすちゃんも練習すれば私のように動かせるようになりますよ」
「はいっ。それなら練習手伝ってくださいね」
「はい、手取り足取り教えてあげますね」
私たちはそのまま見つめ合い何度目になるかわからない口づけを交わしました。
おまけ
「ところで、私たちはお互いの子供を妊娠するわけですし、二人でそれぞれ考えることができますね」
「あ、たまちゃんのネーミングセンスはすごく残念なのでたまちゃんに命名権はありません」
「なんですとーーーーー」
というわけで投稿しました。
この前実装された新しい星五のたまちゃんがアルケミストだったのでこういうお話を書いてみました。ちなみにこのssでは星五のかおすちゃんについている猫耳としっぽはつけ耳とつけしっぽということにしました。
話が始まる前に尻尾で愛する練習してそうですね。
エトワリアなら本物の女神様に祝福されて式を挙げられますね。
やっとコメントが来ました。別のssで宣伝したかいがありました。
なので返信を行います。
>>76
はい、たまちゃんはしっぽをうまく動かす練習をいっぱいしました。それから彼女たちの式はとても幸せなものになるでしょう。
私とたまちゃんが結婚をし、お互いの子供を妊娠してから数か月が経過しました。日に日に私のおなかは膨らんでいきたまちゃんの息吹を感じます。妊娠の症状は少し辛いけど最愛の人であるたまちゃんの子供がおなかの中にいると思うと頑張ることができます。
「どんな子が産まれるのかすごく楽しみです……」
私は小さくつぶやきます。たまちゃんの子供ですからきっとたまちゃんに似てすごくかわいい女の子が産まれるんでしょう。
「名前を考えないといけませんね……」
花名ちゃんとクレアちゃんはもう子供たちの名前を決めたそうです。アネモネとあやめという名前だそうです。名前の由来を聞いてみたら素敵な理由でした。
「それにしても、あの時はかなり大変でした……」
花名ちゃんとクレアちゃんは私たちのことを待っていてくれていたようで私たちが結婚してすぐに妊娠しました。ただ、その後困ったことがありました。
花名ちゃんは子供ができたらたまちゃんを名付け親にすると約束をしていたみたいです。だから、たまちゃんは花名ちゃんとクレアちゃんの子供に名前を付けようとしました。でも、たまちゃんのネーミングセンスはすごく残念だったので変な名前を付けようとしました。たまちゃんはノリノリでしたし花名ちゃんは約束した手前断りづらそうでした。だから、私とクレアちゃんの二人で全力でたまちゃんたちを説得し、約束を反故にすることができました。
「本当に大変でした……」
小さくそう呟きます。私も子供たちの名前を早く考えないといけません。でも、絶対にたまちゃんに名付けさせてはいけません。そう決意を強くしました。
「かおすちゃんかおすちゃん、いい名前を思いつきましたよ」
名前を考え始めてから数日が経ったころすごくハイテンションなたまちゃんがそんなことを言ってきました。
「はぁーーー」
思わず私はそんなため息をついてしまいます。たまちゃんはこれまでにも子供たちの命名案を出してきましたがどれもすごく残念な名前でした。きっと今回も残念に決まっています。人の邪魔をしないでほしいです。そう強く思います。
「いったい何ですかそのため息は」
「たまちゃんは自分のネーミングセンスのひどさを自覚したほうがいいと思います」
「相変わらずかおすちゃんは辛らつですね。でも、今回はいい名前ですよ」
「ほんとですか?」
私はそう疑問の声を発しますが、一応聞くだけ聞いてみることにします。
「それじゃあ、どんな名前なのか言ってみてください」
私はたまちゃんにそう言い、たまちゃんが考えた名前をあまり期待せずに聞くことにしました。
「私が考えた名前はですね…………」
私はたまちゃんが考えた名前を聞いてびっくりしてしまいます。たまちゃんが考えた名前にしてはまともです。
「一体どうしたんですかたまちゃん。こんなまともな名前を思いつくなんて。何か悪いものでも食べたんですか?」
「かおすちゃんは私を一体どう思っているんですか?」
「だって、今までたまちゃんが出した命名案はどれもすごくひどかったですから。急にまともな名前を思いついてびっくりです」
「実はですね、この名前は私が一から考えたわけではないんです」
「そうなんですか……?」
いったいどういうことなんでしょうか……。
「不思議な夢をみたんです。小さい頃の私が近所に住んでいたお兄さんと私よりも小さい女の子たちと一緒に遊んでいるというとても不思議な夢でした。私にはそんな記憶はないはずなのに、夢から覚めたときなぜか目から涙があふれていました……」
「じゃあ、もしかして……」
「そうです。この名前はその女の子たちの名前です」
そう言うたまちゃんの表情は少し悲しそうに見えました。
「かおすちゃん、夢で見た女の子たちの名前を付けてもいいですか?」
「はい、もちろんです」
「ありがとうございます。かおすちゃん。愛しています」
「私もです。たまちゃん」
「「んぅ」」
そのまま私たちは唇を重ね合わせました。それから花名ちゃんとクレアちゃんに子供たちの名前が決まったことを報告しました。お二人はたまちゃんが考えた名前だと知ってすごく驚いていました。
というわけで投稿しました。
なんとなくたまちゃんには子供にあの名前を付けてほしいと思ったので今回の話を考えました。
前世というか平行世界のたまちゃんというか・・・
「くさちほ」は残念なので二人ずつ産んで子供四人になれば一通りの
名前を付けられるでしょうか
コメ返信です。
>>84
私の設定ではスロスタのたまちゃんはあのたまちゃんが成長した姿ということにしています(ただし、ようせいに関する記憶は失っている)。
それから二人ずつ産めばみんなの名前を付けることができますね。
たまちゃんのお友達の冠ちゃんによると里の近くに遊園地ができたそうなので恋人のたまちゃんと一緒に行くことになりました。
「ここが噂の遊園地ですかー」
「あばばばー。すごいですー」
遊園地の前に到着した私たちはそんな声をあげてしまいます。遊園地はキティちゃんやシナモンちゃんたち、たくさんのかわいいにあふれています。
「たまちゃんはやく中に入りましょう」
私ははやる気持ちを抑えられずにたまちゃんにそう言います。
「そうですね。中に入りましょうか」
私たちは遊園地の中に入っていきました。
「まずはどこに行きましょうか」
たまちゃんは入り口でもらったパンフレットを眺めながらそう呟きます。
「そうですね……」
私も一緒にパンフレットを眺めながら考えます。
「あ、ゲームセンターがあるみたいですよ」
私はパンフレットのある部分を指さしながら言います。
「ほんとですね」
たまちゃんも気づきます。
「まずはそこに行ってみましょうか」
「はいっ」
ゲームセンターにはリズムゲームやクレーンゲームやレーシングゲームなどの様々なゲームがありました。私とたまちゃんはレーシングゲームで勝負をすることになりました。
「恋人といえど容赦はしませんよ」
「私だってたまちゃん相手でも手加減しません」
私たちはそう言いながら勝負を開始します。
「私が勝ちましたー」
「今度は私の勝ちですね。かおすちゃん」
「またまた私の勝ちですね」
三回勝負をして私の一勝二敗という形で終わりました。
「たまちゃん、すごく強かったです」
「ふっふっふっふ。これでもゲームは得意なのですよ」
たまちゃんは自信満々にそう言いました。
「ゲームセンターを楽しみましたし次はどこに行きましょうか」
「あ、それなら私が勝ったことですし私が決めてもいいですか」
「はい。分かりました」
たまちゃんがどこに連れてってくれるのかとても楽しみです。
「さー着きましたよ」
「ここは……」
絶叫マシン。いわゆるジェットコースターでした。この遊園地のジェットコースターはキティが使われているものでしたがジェットコースターなのでハローキティではなく覇王鬼帝に見えてしまいます。
「え……と。これに乗るんですか?」
「はいっ」
たまちゃんが笑顔でそう言います。
「はい……。分かりました」
本当はすごく怖いけどいやだと言ったらたまちゃんを少し悲しませてしまうかもしれない。私はそう思い乗ることにしました。
「まもなく発車いたします。3・2・1・GO」
「いやっほーーーーーーーー」
「あばばばばばばばばばーーーーーー」
たまちゃんは楽しんでいましたが私は怖くて楽しむ余裕がなく奇声をあげてしまいました。
「はーはー……死ぬかと……思いました……」
「ごめんなさい。かおすちゃんがそんなに絶叫マシンが苦手だとは思いませんでした」
ジェットコースターから下りた私はすごくへとへとになってしまいベンチで休んでいます。
「ちょっとここで休んでいてくださいね。私はあっちで飲み物を買ってきます」
たまちゃんはそう言って飲み物を買いに向かいました。
「遅いですね……」
休んでだいぶ回復したのですが、たまちゃんは戻ってきませんでした。
「何かあったのでしょうか?」
私は心配に思いたまちゃんが行ったほうに向かうことにしました。
「たまちゃんはどこにいるんでしょうか?」
私はそう呟きながらたまちゃんを探します。
「え?」
たまちゃんを見つけたのですが、たまちゃんは男に絡まれていました。いわゆるナンパをされていました。
「そんなこと言わずに俺と遊ぼうよー」
「いやです。連れもいますし早く行かないといけません」
「じゃあ。その連れも一緒でいいからさー」
男は嫌がるたまちゃんに向かってそんなことを言ってきます。その姿を見ているとなんだか怒りがわいてきます。たまちゃんは私のモノなのに。
「何をしているんですか?」
「あぁ」
「たまちゃんは私のです」
私はたまちゃんに近づくとそのままたまちゃんの唇に私のそれを重ねます。
「「んぅっ」」
そのまま舌も入れて深く口づけます。静かな園内に私たちの舌が絡む音が響きます。私は唇を離してから口を開き、
「たまちゃんは私のモノです。あなたなんかが入る場所なんてありません」
男に向かってそう言います。
「ちっ。なんだか興味が失せたぜ」
男はそう言ってどこかに行ってしまいました。
「かおすちゃんありがとうございます。すごく困っていたんです」
たまちゃんはそう言ってくれましたが、私は緊張の糸が切れてしまいその場にへたり込んでしまいます。
「かおすちゃん!」
「安心したら力が抜けて……。すみません」
私たちは手ごろなベンチに座り、たまちゃんと一緒に飲み物を飲んでいます。
「それにしてもさっきのかおすちゃんはかっこよかったですよ」
「でも、結局力が抜けてしまいましたから」
「そんなことないですよ。私は本当に困っていましたからかおすちゃんが助けに来てくれて嬉しかったです。かおすちゃんのことを好きになってよかったと本当に思います」
「たまちゃん……。ありがとうございます」
そのまま私たちは見つめ合い口づけをします。たまちゃんの口からはイチゴの甘い味がしました。このままずっとこうしていたい。そう思います。
ぐーーー
そう思っていたらおなかが鳴る音がしました。
「そう言えばもうお昼の時間ですね」
「そうですね」
「お昼ごはんにしましょうか?」
「はい」
昼食を食べ終えた私たちはあれから様々なアトラクションを回り、楽しい時間を過ごしました。次はどこに行こうかと考えていたら看板を見つけました。
「あ、あのドームでなにかイベントをやっているみたいですよ」
「ほんとですね行ってみましょうか」
「はいっ」
私たちはドームの中に入りました。
「おめでとうございますー」
「あばっ」
「わっ」
ドームの中に入るといきなりそう言われました。一体何なんでしょう。
「あなた方は今日このドームに入った百組目の人たちです。これからあなたたちにはこの劇の主役になってもらいます」
「私たちが劇の……」
「主役……」
私たちは戸惑いながらも劇に参加することになりました。台本を軽く読んだところによると劇の内容は魔王にさらわれたお姫様を勇者が助けるという内容の王道的な話でした。
「いきなりこんなことになるなんてびっくりです」
「そうですね。でもお姫様の衣装のかおすちゃんすごくかわいいですよ」
「ありがとうございます。勇者の姿のたまちゃんもすごくかっこいいです」
「ありがとうございます。そろそろ時間ですね」
「はいっ」
私たちが主役の劇が始まりました。
「ふはははははー。よくぞここまでたどり着いたな、勇者たまてよ。だが、姫は渡さんぞー」
「助けてくださいー。勇者さまー」
私は勇者の格好をしたたまちゃんに向かってそう叫びます。
「待っていてください姫様。必ず助けて見せます」
勇者たまちゃんと魔王の戦いが始まりました。
「これで……とどめです……」
「ぐわああああーーーー。この我がやら……れるとは……」
勇者たまちゃんによって魔王が倒されました。お姫様役の私はたまちゃんに駆け寄ります。
「勇者様。私を助けていただきありがとうございます」
「姫様。無事でよかったです」
たまちゃんはそう言うと私の掌に唇を落とします。
「あばっ」
あれ?こんなの台本にありません。
「姫様。あなたはとても美しい方です。あなたの美貌を狙って魔王のような輩がまた現れるかもしれません。その時のために私を一生あなたのそばにおいてくれませんか?」
「え……。それって……」
「姫様。私と結婚してください」
たまちゃんにプロポーズされました。お芝居とはいえとてもうれしいです。私の答えは決まっています。
「はい、喜んで」
「ありがとうございます。姫様」
「「んぅっ」」
そのまま私たちは唇を重ね合わせました。
『こうして魔王を倒した勇者はお姫様と結婚し二人仲良く幸せに暮らしましたとさ』
ナレーターの人がそう言って演劇は無事に終了しました。
『わーーーーー』
劇が終わった瞬間そんな歓声が響き渡りました。
「急に劇に参加することになってびっくりしました」
「そうですね。びっくりです。でも、お姫様の格好をしたかおすちゃんとてもかわいかったですよ」
「勇者の格好をしたたまちゃんもとてもかっこよかったです」
帰り道、私とたまちゃんはそんな会話をしながら歩きます。
「それにしても終盤のたまちゃんのアドリブにはびっくりしました」
「お姫様の格好をしたかおすちゃんがあまりにもかわいくて衝動的に言ってしまいました……」
「あ、ありがとうございます。たまちゃん」
やっぱりすごくうれしいです。
「た、たまちゃん」
「なんですか?かおすちゃん」
「結婚はお芝居の中でしたけど……。いつか本当に結婚しましょうね」
「はいっ」
私たちは唇を重ね合わせてから歩き出しました。たまちゃんとの遊園地はとても楽しかったです。
というわけで投稿しました。遊園地でのデートは定番だと思っています。ですが、エトワリアに遊園地があるのか不明でしたので今まで書けませんでしたが、今回のイベントは遊園地だったので遊園地を題材にしたssを書いてみました。ちなみにほかにも投稿しましたのでよろしければそちらもどうぞ。
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=1602#res172
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=1854&ukey=0#res77
た、たまて箱のジェットコースター(ごちうさ曲:宝箱のジェットコースターより)
どこかでかおす先生が勇者だったような…
<募集>
エトワリア警ら隊
コメ返信です。
>>95
佐久隊長のところは人手不足なので……。
>>96
声優ネタですね。そうですねエトワリア警ら隊には人手が必要です。
「ただいまですー」
ランプ編集長との打ち合わせを終えた私はそう言いながら最愛のたまちゃんが待つ我が家に帰ってきました。すぐに足音が聞こえてきてきます。
「かおすちゃん。おかえりなさーい」
「あばっ」
私を出迎えたたまちゃんを見て思わずそんな声をあげてしまいます。今のたまちゃんの姿はエプロン以外は何も身に着けていない。いわゆる裸エプロンというやつでした。
「た、た、たまちゃん。その恰好はいったい……」
「もちろん裸エプロンですよ。家に帰ってきた最愛の人をこの姿で出迎える。こういうシチュエーションをやってみたいと思っていたのでやってみたのですよ」
たまちゃんは笑顔でそう言いました。
「お決まりのあれも行きますね。お帰りなさいあなた。ご飯にしますか?お風呂にしますか?それとも、わ・た・し、ですか?」
たまちゃんはウインクをしながらそう言いました。そんなたまちゃんはとてもかわいくて私の中の理性を消し飛ばしました。
「たまちゃーーーん」
「きゃっ」
私はたまちゃんにとびかかりそのまま……。
「うー、ごめんなさい……。たまちゃん」
私はお風呂場でたまちゃんに謝ります。裸エプロンのたまちゃんがあまりにもかわいすぎてたくさんしてしまいました。そのせいで玄関をいっぱい汚してしまいました。
「気にしないでください。かおすちゃん。だって私はかおすちゃんのことを愛しています。だから、かおすちゃんがあんなに激しく私を求めてくれてとても嬉しかったですよ」
「たまちゃん……」
「愛していますよ。かおすちゃん」
たまちゃんはそう言って顔を近づけてきます。だから私も……。
「私もです……」
そう言ってからたまちゃんに顔を近づけます。
「「んんっ」」
私たちの唇が触れ合います。さっきたまちゃんに何度もしたような激しいキスではありません。でも、たまちゃんの愛情が詰まったキスはとても気持ちいです。
「それにかおすちゃん」
「あばぁっ」
唇を離したたまちゃんが私のある部分に触れます。
「かおすちゃんが私のことを想っているのと同じくらい私もかおすちゃんのことを想っているんです」
「あばばばっ」
たまちゃんがその場所をなでながら言葉を続けます。
「ですから、私もさっきかおすちゃんが私をいっぱい愛してくれたように私もかおすちゃんをいっぱい愛したいです」
「たまちゃ……んっ」
たまちゃんの唇が私に触れ、そのまま舌が私の口の中に入ってきます。
「「んっ……んぅ……んんっ」」
私たちは無我夢中でお互いの舌と唾液を堪能します。とても長い口づけが終わり銀の糸を引きながら唇が離れます。
「かおすちゃん。今度は私の番ですからね」
私はたまちゃんに耳元でささやかれそのまま…………。
その日の夜私たちはいつものようにベッドに入ります。
「あの、たまちゃん」
「なんですか、かおすちゃん」
「裸エプロンのたまちゃんがとてもかわいかったのでまたお願いしてもいいですか?」
「もちろんですよ。なんだったらこれからは毎日かおすちゃんを裸エプロンで出迎えてあげます」
「あばっ」
私はたまちゃんの言葉にびっくりします。もしもそんなことになったら小夢ちゃんや琉姫さん、翼さんを家に招くときに気まずくなるかもしれません。
「あははは。冗談ですよ冗談」
「そうなんですか……」
なんだかほっとしたような残念なような複雑な気持ちになります。
「あっ。そうだかおすちゃん。仕事から帰ってきた最愛の人を出迎えるシチュエーションでお好みのものはありますか?」
「あばばばっ」
私はたまちゃんの言葉にびっくりしてしまい。そんな声をあげてしまいます。けれど、すぐに我に返り色々考えます。
「それじゃあ……メイド服や水着……」
私はいくつかの希望をたまちゃんに伝えます。
「分かりました。今度その服を用意しますね」
少しマニアックすぎたかなと思いましたが、たまちゃんは快く了承してくれました。
「たまちゃん、愛しています……」
「私もですよ。かおすちゃん……」
私たちはそう言いながら唇を重ね合わせ眠りにつきました。裸エプロンのたまちゃんを見ることができてとても幸せな一日でした。
というわけで投稿しました。たまちゃんだったら裸エプロンで恋人を出迎えることをやりそうだと思ったので書いてみました。
投稿乙でございますじゃ!とりあえず…
「こんな時間になってしまいました……」
私は自宅の近くでそう呟きます。今日はバレンタイン当日。愛しのたまちゃんのために手作りのチョコを渡そうとしました。けれど、何度も失敗してしまい結局おいしいチョコを作ることができませんでした。
「こんなチョコじゃダメですよね」
私の手にあるのは失敗作のチョコレート。絶対おいしくありません。
「はーーー」
私は深いため息をついてしまいます。もうすぐ日付が変わりバレンタインじゃなくなってしまう。バレンタインのうちにチョコを渡したい。でも、失敗作のチョコは渡したくない。二つの相反する思いが私の中を駆け巡ります。
「かおすちゃん、帰っていたんですね」
私が悩んでいると扉が開いてたまちゃんの声が聞こえてきました。
「たまちゃん……」
「まんがの原稿は終わったのですか」
「あ、それは……その……」
実は私はチョコを作るために原稿が忙しくなるから仕事専用の建物に行くと嘘をつきました。私はどう答えようかか考えているとたまちゃんが口を開きます。
「もしかしてそれはバレンタインのチョコですか?」
たまちゃんは私が持っている箱を見てそう聞いてきました。
「はい…………。そう……です…………」
私は小さくそう答えます。
「かおすちゃんが私のために作ってくれて嬉しいです」
たまちゃんはそう言って私が持っていた箱を素早く取りました。
「あ、それは……」
「いただきまーす」
たまちゃんは私が作った失敗作のチョコを口に運んでいきます。
「っ!」
たまちゃんは表情がすごいことになります。それでもたまちゃんはチョコを咀嚼して飲み込みました。
「とってもおいしかったですよ。かおすちゃん」
たまちゃんが少し無理をしているような笑顔でそう言いました。
「嘘です。そんなはずはありません」
「嘘じゃないですよ。だってあのチョコは大好きなかおすちゃんが私のために心を込めて作ってくれたチョコですから。おいしくないはずがありません」
「たまちゃん……」
ありがとうございます。私は心の中でそう呟きました。
「私もかおすちゃんのためにチョコを作ったので食べてください」
私はたまちゃんにそう言われ一緒に家の中に入ります。
「さあ、食べてください」
たまちゃんが作ったチョコはたくさんの一口サイズのチョコです。私はそのうちの一つを口に運んでみます。
「っ!!」
このチョコ……。
「イチゴが入っていてとってもおいしいです。たまちゃん」
「ありがとうございます。かおすちゃん。かおすちゃんのために心を込めて一生懸命作ったかいがありました」
私は二つ目を口に運びます。
「っ!!」
私はまたびっくりしてしまいます。
「たまちゃん。このチョコ……」
「そうです。このチョコは様々な味が楽しめるように入っている果物が違うんです」
私はたまちゃんが作ったチョコをいくつか食べます。とてもおいしいです。でも……。
「たまちゃん……。んぅ」
こんなにおいしいチョコはたまちゃんと一緒に食べたいので私はチョコを口に含んだままたまちゃんにキスをしてたまちゃんの口の中に入れます。
「んっ!!」
たまちゃんがすごく驚きます。しかし、すぐに私の唇を受け入れてチョコを飲み込みます。
「かおすちゃん。一体何を……」
「このチョコはとても、とてもおいしいからたまちゃんと一緒に食べたいです」
私はたまちゃんにそう言います。
「だから、たまちゃんも……」
私はそう言ってから目を閉じ口を開きます。
「分かりました。かおすちゃん」
たまちゃんの声が聞こえ、それから口に何かが触れる感触とチョコの甘い味が広がります。
「んっ」
私はチョコの味を堪能してから飲み込みます。
「たまちゃん……」
私はチョコを口に含んでからたまちゃんと唇を重ねチョコをたまちゃんの口内に流し込みます。
「かおすちゃん……」
今度はたまちゃんが私の口の中にチョコを流し込みます。
「たまちゃん……」
私たちはこの行為をチョコがなくなるまで繰り返しました。
「たまちゃん、とてもおいしいチョコ。ありがとうございました」
「かおすちゃん、こちらこそありがとうです」
「たまちゃん、来年はもっとおいしいチョコが作れるように頑張りますからね」
「楽しみにしています」
「たまちゃん。愛しています」
「私もです。かおすちゃん」
「「んっ」」
私たちはくちづけを交わし、しばらく幸せに浸りました。
というわけで投稿しました。
今日はバレンタインなのでバレンタインのssを投稿しました。なんとかバレンタイン当日に書き上げることができました。
最近チアをやっている人たちがエトワリアに召喚にされたらしいのでまんがの参考にするために彼女たちの活動を見せてもらうことにしました。
『GO FIGHT WIN』
彼女たちは大きな掛け声をあげながらチアをしています。そんな彼女たちの姿はとても輝いていてすごくかわいいです。
「あばー、とてもすごいですー」
「そうですね。すごいですね」
「それにとてもかわいいです」
「そうですね」
私とたまちゃんは食い入るように彼女たちのチアを見つめます。
『ありがとうございましたー』
そうしていると彼女たちがそう言いました。どうやら終わったようです。私は彼女たちに駆け寄ります。
「あの、こはねさんたちのチアとても感動しました。すごくキラキラしていてとてもすごかったです」
私は彼女たちに思ったままの感想を伝えます。
「ありがとー、そう言ってもらえてうれしいよー」
こはねさんは私の感想を聞いてとてもうれしそうにしています。でも、まだまだ言い足りないので私はチアの感想をいっぱいいっぱい伝えました。
「チア、とてもすごかったです」
「はい」
「あの人たちのチアを見ていっぱい元気をもらいました。頑張らなきゃっていう気持ちになりました」
私とたまちゃんはチアの感想を言いながら帰路につきます。
「あ、そういえばたまちゃん」
「なんですか?かおすちゃん」
「帰る間際にこはねさんたちと何か話していましたけど、何を話していたんですか?」
「ふっふっふー、それは秘密ですよ」
「秘密……」
「あ、でもでもいずれ話しますからその時を楽しみにしていてください。きっとかおすちゃんは喜ぶと思いますから」
たまちゃんがそう強くいってきました。たまちゃんが何を隠しているのかは分かりませんが私はたまちゃんを信じていますので待つことにしました。
「あばばばばばばばばー」
私はそんな声をあげてしまいます。原稿の締め切りが近づいているのに原稿はまだ完成していません。なので、私は缶詰用の仕事場に入れられてしまいました。
「頑張って原稿を仕上げないと……」
私はそう呟きながら原稿を進めていきます。少し時間が経ったとき扉がノックされました。
「ランプ編集長でしょうか?」
ドアを開けてみます。そこにいたのは……。
えへへ、来ちゃいました」
恋人のたまちゃんでした。ただ、たまちゃんの姿はいつもと違っていてなぜかマントをつけていました。
「その姿はいったい何ですか?」
「今見せますね」
たまちゃんはマントを脱ぎます。マントの下の格好は……。
「チアですか?」
「はい、チアの衣装です」
たまちゃんが着ているチアの衣装は普通のチアの服よりも露出が高い衣装でした。
「ああ、この衣装はですね、この前こはねちゃんにチアの衣装を扱っているところはないのかと聞いてみたらいろいろな店を紹介されたんですよ。そうした店の一つで作ってもらいました。どうですか?」
たまちゃんはそう言いながらくるっと一回転をしました。たまちゃんが今着ている衣装は胸元に『I LOVE KAOSU』と書いています。それからスカートも短くチアをしたら確実に下着が見えてしまうでしょう。
「あばーそのなんというかすごい格好です」
たまちゃんがあの衣装を着てたくさんの人間にチアを披露するのを想像したら嫌な気持ちになってしまいます。
「大丈夫ですよかおすちゃん」
「あばっ」
「だってこの衣装は大好きなかおすちゃんだけを応援するためのモノです。私がこの衣装を着て応援するのはかおすちゃんだけです。かおすちゃん以外の人の前でこの衣装を着るつもりなんてありません。私がこの衣装を着て応援するのを見ることができるのはかおすちゃんだけですよ」
たまちゃんはウインクをしながらそう言いました。私はたまちゃんの言葉に嬉しくなり、たまちゃんにキスをしようとします。
「たまちゃん……」
ですが、止められてしまいました。
「あばっ」
「ダメですよ。かおすちゃんはこれからお仕事をしなければいけないんですから。お仕事が終わるまではお預けです。今はこれで我慢してください」
たまちゃんはそう言いながら人差し指を自分の唇に当ててから私の唇にそれを当てました。間接キスをされました。
「その代わりかおすちゃんのお仕事が終わるまではこの衣装でいっぱい応援してあげますしお仕事が終わったらいくらでも好きにしていいです。だから、頑張ってください」
たまちゃんはそう言ってからチアをやり始めました。その姿を見て私はたまちゃんのためにも頑張らなきゃと思います。私はたまちゃんの応援を受けながら原稿に向かいます。
「あばー、やっと……終わりましたー……」
私はぐったりとしながらそう呟きます。
「はぁ……はぁ……。お疲れ……さま……です。かおす……ちゃん……」
「たまちゃんも……お疲れ様……です」
私とたまちゃんはお互いをねぎらいながら唇を重ね合わせます。
私はずっと原稿に向かっていましたし、たまちゃんも私の原稿が終わるまでの間ずっと応援し続けてくれました。私もたまちゃんもすごく疲れています。でも、疲れていても大好きな人と唇を重ね合わせると幸せな気持ちになり疲れも吹き飛びます。
「たまちゃん」
「かおすちゃん」
私たちは一度唇を離した後また重ね合わせます。そんな行為を何度も繰り返し何度目かの行為の後にもっともっと深くつながりたいと思い、そのまま……。
なお、その後行為の最中にランプ編集長が原稿を取りに来て色々と大変なことになりました。
というわけで投稿しました。たまちゃんだったらチアの衣装を着て恋人を応援しそうだと思ったので書いてみました。
コメ返信をします。
>>117
そうですね。私もいいと思います。
>>118
素敵と言ってもらえてうれしいです。倒れてしまいそれはそれは大変なことになりました。
水属性の力が使える私は炎属性の敵が落とす素材を回収する仕事を受けたので私と同じ水属性の人たちを集めることにしました。その結果予定がなかったのは花名ちゃんとヒバリちゃんの二人だけだったので私たち三人で素材集めに出かけました。
「やっと着きましたねー」
「そうだね」
「そうね」
里を出て歩くこと数十分炎属性の魔物がたくさん出現する平原に到着します。私たちは戦闘の準備をします。
「それじゃあ行きましょうか」
「うん」
「ええ」
「アタックアンドアターック」
「はぐべびほぽ!!」
「食らいなさい」
「はぐべびほぽ!!」「はぐべびほぽ!!」「はぐべびほぽ!!」
せんしの私とまほうつかいのヒバリちゃんが敵を攻撃して倒し、ダメージを受けたらそうりょの花名ちゃんが回復をする。この繰り返しで私たちは魔物を倒し、素材を集めていきました。
「ふー、素材もたくさん集まりましたね」
「そうね、たくさん集まったと思うわ」
「それじゃあ、少し休憩しましょうか」
「うん、そうしよっか」
私たちは手近なところに敷物を敷いてそこで休憩をすることにします。休憩をしているとヒバリちゃんが口を開きます。
「あ、あの百地さん……」
「なんですか?」
「その、炎属性の力を高める素材なんだけどあたしの分け前を多くして……ほしいの……」
ヒバリちゃんが顔を赤くしながらそう言ってきます。どうしてでしょうかと考えてその理由に思い至ります。
「もちろんいいですよ」
私は笑顔でそう返します。
「ありがとうっ」
ヒバリちゃんは笑顔でそう言ってきます。やっぱり恋する女の子はかわいいですね。でも、かおすちゃんのほうがかわいいですけどね。
「あ、そうそう私たちはみんな恋人がいるじゃないですか」
私は皆に聞きたいことがあるのを思い出し口を開きます。
「そうだね」
「そうね」
「皆さんはどちらが受けで攻めですか?」
「「受け?攻め?」」
私の言葉に二人はきょとんとした顔をします。どうやらもう少しわかりやすく言ったほうがいいみたいですね。
「行為の際どちらが主導となることが多いかということです」
「「ぶっ」」
私の言葉に二人は吹き出してしまいます。どうやらちゃんと意味が分かったようですね。
「私の場合は私が主導となることが多いですね」
「な、なんでそんなことを聞くの」
「なんでってせっかく恋人がいる人たちがそろったんですからほかの人のも聞いてみたいと思ったんです」
「そうだね、私も聞いてみたいかも……」
「ちょっと一之瀬さん」
ヒバリちゃんが大声でそう言います。私と花名ちゃんは気にならないんですか?という気持ちを込めてヒバリちゃんを見つめます。
「そうね、あたしだって気にならないと言えば嘘になるわね」
私たちの視線に負けてヒバリちゃんがそう言います。
「じゃあ、教えてください」
「分かったわよ。あたしの場合はあの人が主導になることが多いわよ」
ヒバリちゃんが大声でそう言いました。
「花名ちゃんは?」
「えっと、私の場合はクレアが主導になることが多いかな」
「なるほど、なるほど、花名ちゃんもヒバリちゃんも受けなんですね」
私の言葉に花名ちゃんもヒバリちゃんも顔を真っ赤にしてしまいます。
「それから皆さんはエトワリアならではのプレイをしたことがありますか?」
「「エトワリアならではのプレイ?」」
「そうです。ここは魔法が存在する異世界です。なので、魔法を使えば元の世界では絶対にできないようなことも可能です。魔法を使ったプレイをしたことはありますか?」
「そういえば、この前あなたたちは体を入れ替えていたわね」
「そうなの?」
「そうなんですよ。それから私は魔法を使って生やしたこともありますよ」
「「えっ?」」
「生やしたって……」
「まさかあれを……」
私の言葉にお二人はびっくりしてしまいます。というか間違いなく勘違いしていますね。勘違いさせておくのも面白そうですが本当のことを言ったほうがよさそうですね。
「猫耳や猫しっぽを生やしたことがあります」
「なんだそっちなのね」
「生やしたっていうからすごくびっくりしちゃったよ……」
「ところで何を想像したんですか?」
「そんなこと言えるわけないでしょ」
私の言葉にヒバリちゃんは大声で叫びました。
「ヒバリちゃん声が大きいですよ」
「誰のせいだと思っているのよ」
「勘違いさせるようなことを言ったのは悪かったと思っています。それよりもヒバリちゃんは特殊なプレイをしたことはありますか?」
「え……と、あたしもあなたたちのように体を入れ替えたことがあるわね。後それから、幼女になる薬を飲まされたことがあるわね……」
私はヒバリちゃんが幼女にされたと聞き、かおすちゃんが幼女になった姿を想像します。
『たまおねーちゃーん。だいすきですー』
想像の中のかおすちゃんもすごくかわいいですね。
「「えへへへ」」
「ちょっと二人とも急に笑い出してどうしたのよ?」
「幼女になったかおすちゃんを想像していました」
「幼女になったクレアを想像していたの」
どうやら花名ちゃんも私と同じ想像をしていたようです。
「今度かおすちゃんを幼女にする薬を作ってみましょうかね」
「あ、たまちゃん、その薬私にもちょうだい」
「もちろん、クレアちゃんに飲ませる分も作っておきますよ」
「ありがとう、たまちゃん」
私の言葉に花名ちゃんはすごい笑顔になります。
「それで花名ちゃんは何かしたことはありますか」
「私はクレアと普通に愛し合うことが多いかな。でも、二人の話を聞いてそういう魔法を使ってみるのもいいかもしれないと思ったよ。まずはクレアを幼女にしてみるよ」
「がんばってください、花名ちゃん」
それから私たちは素材集めを再開し、素材をたくさん集めてから帰路につきました。
問う言うわけで投稿しました。たまにはこういう恋人が出てこない話もいいと思ったので書いてみました。ちなみに花名ちゃん視点とヒバリちゃん視点の話も投稿してみました。
「うーん、何を買いましょうかねー……」
私はそう呟きます。現在私は里にある市場で買い物中です。どの食材もすごくおいしそうで迷ってしまいます。
「やっぱり、疲労回復に効果があるものがいいですよね……」
恋人のかおすちゃんのために疲労回復の効果がある食べ物がいいと思っているのですがどれがいいのかはよくわかりません。そう思っていると声をかけられます。
「あれ、たまちゃん」
「クレアちゃんじゃないですか」
振り返るとクレアちゃんがいました。
「クレアちゃんも買い物ですか?」
「はい、大好きな花名のために美味しい料理を作りたいので」
「私も、大好きなかおすちゃんのために美味しい料理を作りたいと思っています」
「それじゃあ一緒に買い物しませんか?」
「そうですね、そうしましょう」
私たちは一緒に買い物をすることになりました。
「あ、そうそう。クレアちゃん。かおすちゃんは体力を使うまんが家という仕事をしているのでかおすちゃんのために疲労回復に効果がある料理を作りたいのです。そういう食材に心当たりはありませんか」
私は私よりもエトワリアの食材に詳しいだろうクレアちゃんに聞いてみます。
「疲労回復に効果がある食材ですか?うーん……」
クレアちゃんは考え始めます。
「あっ」
「何かあるんですか?」
「コルクちゃんのお店に疲労回復に効果がある飲み物が入荷したと聞きました」
疲労回復に効果がある飲み物?いわゆる栄養ドリンクですかね?
「分かりました。それじゃあその飲み物を買ってみます。クレアちゃんありがとうございました」
私はクレアちゃんにお礼を言い、コルクちゃんの店に向かうことにします。
「こんにちはー」
私は挨拶をしながらコルクちゃんの店に入ります。
「いらっしゃい、何か用?」
「疲労回復に効果がある飲み物があると聞きました」
「分かった」
コルクちゃんはそう言うと飲み物が入った瓶を持ってきました。
「これがそう」
「これがそうなのですね」
私はお金を払いそれを受け取ります。
「ありがとうございましたー」
私はお礼を言ってからコルクちゃんの店を出ます。
「ただいまですー」
「お帰りなさい、かおすちゃん」
夜になり家に帰ってきた最愛の恋人かおすちゃんを出迎えます。
「今日もお仕事お疲れ様です。夜ご飯ができていますから一緒に食べましょう」
「いつもありがとうございます。たまちゃん」
「いえいえ、愛するかおすちゃんのためですから」
「「んぅっ」」
私たちはいつものように唇を重ね合わせてからリビングに向かいます。
「うわー、今日の料理もとても美味しそうですー」
「当然ですよ。かおすちゃんへの愛情がいっぱいこもっていますから」
「たまちゃん、大好きですー」
「私も大好きですよ」
私たちはもう一度口づけを交わします。
「それじゃあ、ご飯にしましょうか」
「はいっ」
「ふーごちそうさまですー」
「お粗末様です」
ご飯を食べ終わった私たちは一息つきます。それから私は今日買ったあれを取り出します。
「かおすちゃんのためにこんなのも買ってみたんです」
「これは何ですか?」
「いわゆる栄養ドリンクです」
「え、栄養ドリンクですか?」
かおすちゃんがなぜか驚いています。
「そうです。かおすちゃんの疲れを癒すために買ってみたんです。飲んでください」
「あばばばばばばー、だめです。だめなんです」
なぜか、かおすちゃんは飲もうとしません。なので私は強硬手段に出ます。
「あばっ」
私は栄養ドリンクを口に含んでからかおすちゃんに口移しで飲ませます。かおすちゃんはちゃんと飲んでくれました。これでかおすちゃんの疲れは取れるはず。私はそう思っていたのですが………。
「あれ?」
「たまちゃんたまちゃんたまちゃん…………」
なんだかかおすちゃんの様子がおかしいような…………。
「たまちゃーん」
「きゃっ」
私はとびかかってきたかおすちゃんに押し倒されてしまいます。
「たまひゃーんらいすきれすー」
かおすちゃんはそう言いながら私にキスの雨を降らします。
「かおすちゃん、ちょっと……待って……ください…………」
「まちませんー」
かおすちゃんは私の服を脱がし自分の服も脱いでそのまま……。
私はかおすちゃんに押し倒されながら先ほどかおすちゃんが栄養ドリンクを飲むのを嫌がった理由を知りました。そして、こういうのもいいなと思いながらかおすちゃんにいっぱい愛されるのでした。
というわけで投稿しました。
原作でかおすが栄養ドリンクで酔う話があったのでかおすに栄養ドリンクを飲ませてみました。
ウへへ・・・
いつ見ても上白糖吐きそうなくらいの甘々っぷり。
今回もありがとうございます。
コメ返信です
>>131
甘々と言ってくれてうれしいです。こちらこそコメントありがとうございます。
神殿でのクリスマスパーティーを終えた私たちは家で二人きりの少し遅いクリスマスパーティーをしていました。
「「かんぱーい」」
私たちはそう言いながら料理を食べ始めます。
「やっぱりたまちゃんが作る料理はすごくおいしいです」
かおすちゃんはそう言いながら私が作る料理をおいしそうに食べます。大好きな人が私の料理をおいしそうに食べる姿を見るのはとてもうれしいです。
「神殿でのクリスマスパーティーの料理もおいしかったですけど、たまちゃんが作る料理のほうがおいしく感じます」
「それは当然ですよ。だってこの料理はかおすちゃんのために作った料理ですから。かおすちゃんへの愛情がたくさん入っています。それが最高の調味料になっているのです」
「たまちゃん、ありがとうございます」
かおすちゃんは嬉しそうにそう言います。そのまま目を閉じ顔を近づけてきます。だから私も目を閉じてかおすちゃんに顔を近づけます。
「「んっ」」
私たちの唇が触れ合います。かおすちゃんと唇が触れ合うととても幸せな気持ちになります。
「たまちゃん大好きです」
「私もです。かおすちゃん」
私たちは食事の合間にキスをします。何度目かのキスの時にかおすちゃんが私の口の中に舌を入れようとします。だから、私はかおすちゃんから顔を離します。
「あばっ」
かおすちゃんはびっくりした声を出します。その目には戸惑いがありました。
「ごめんなさい、かおすちゃん。これ以上のことをすると我慢できなくなりそうなので……」
「たまちゃん、我慢なんてする必要はありませんよ。今までだって食事の途中でしたことあるじゃないですか」
「今日はだめです。少し遅いですけどクリスマスパーティーなんです。かおすちゃんには出来立ての最高の料理を食べてほしいです。だから、今日だけは我慢したいんです」
私はかおすちゃんにそう言います。
「たまちゃん……」
私の言葉にかおすちゃんは嬉しそうな表情になります。
「でも、食事が終わったら一緒に最高のデザートを食べましょう」
「はいっ」
私たちは食事を再開しました。
「ふー、たまちゃんの料理とても美味しかったです」
「それはよかったです」
「それとたまちゃん……。私もう我慢できないです」
かおすちゃんはそう言います。
「私もです……」
私もかおすちゃんにそう返します。
「「んっ」」
私たちは唇を重ね合わせそのまま……。
「「はーはー……」」
たくさんたくさん愛し合った私たちは息を整えます。私たちの周りには衣服や下着が散ばっています。
「サンタ衣装のかおすちゃん……。とてもかわいかったです……」
「ありがとうございます……。たまちゃん」
私たちは口づけを交わしながらそう言います。私は散ばっているかおすちゃんのサンタ衣装を見ます。
「どうしましたか?たまちゃん」
「いえ、あの姿になったかおすちゃんはせんしの力が使えるようになりますよね?」
「はい、そうです」
「今まで私が使える力はせんしとアルケミストで、かおすちゃんが使える力はそうりょとナイト。一緒の修練場に行くことはできませんでしたけど、これからは一緒の修練場に行くことができますね」
「そうですね」
「だから、今度私が先輩せんしとして修練場でいっぱいかおすちゃんに教えてあげますね」
「たまちゃん……」
「その代わり、私がそうりょかナイトの力が使えるようになったら一杯教えてくださいね」
「はいっ」
「愛していますよかおすちゃん」
「私も愛しています。たまちゃん」
私たちは本日何度目になるかわからない口づけを交わしました。
というわけで投稿しました。
クリスマス衣装のかおす先生が実装されたのでクリスマスには少し遅れましたがssを書いてみました。
「ふふふ、やっぱりこの子たちはかわいいです」
私はお気に入りのフィギュアを愛でながらそう呟きます。好きなフィギュアを愛でていると癒されます。
「かおすちゃん、それ何の作品のキャラクターですか?」
「あばっ」
恋人のたまちゃんに声をかけられて私はびっくりしてしまいます。
「たまちゃん急に声をかけないでくださいよ」
「ごめんなさい、でもそのキャラが可愛いので気になってしまって」
「そうなんです、このキャラは…………」
私はたまちゃんに好きなキャラをほめられた嬉しさで語りだします。
「……というわけなんです」
「すごく面白そうですね」
「そうなんです!!プリプロはすごく面白いんです」
私はたまちゃんに近づいてそう言います。
「私もかおすちゃんと一緒に見たいです」
「そうですね。私もたまちゃんと一緒に見たいです。でも、円盤や機器はないですし」
「そうですね……」
私とたまちゃんは二人で考えます。
「そうだ!」
「あばっ。何か思いついたんですか」
「きららちゃんに召喚してもらうというのはどうでしょう」
私たちはきららさんにお願いしてプリプロの円盤と再生機器を召喚してもらいました。
「わー、これがプリプロの円盤なんですね」
たまちゃんがプリプロの円盤を見ながらそう呟きます。
「かおすちゃんが大好きな作品とても楽しみです」
私たちは円盤をセットしてプリプロを見ました。
「すっごく面白いですね」
プリプロを何話かみてたまちゃんがそう言います。
「たまちゃんがプリプロを気に入ってくれてとてもうれしいです」
「早く次を見ましょうか」
たまちゃんがそう言いながら新しい円盤をセットしようとしたら、
グーー
というお腹の音がしました。
「あはは、そういえばもうこんな時間ですね。ご飯の準備をしなければいけませんね」
「そうですね」
私たちはプリプロに夢中で時間がたつのを忘れていたようでした。
たまちゃんはプリプロの視聴を一時中断してご飯を作りに行きました。
「ご飯ができましたよー」
たまちゃんがそう言って料理を持ってきました。
「あばっ」
私はその料理を見てびっくりしてしまいます。
「こ、この料理は……」
「そうです、プリプロで食べていた料理です。再現してみたんです」
「たまちゃん、ありがとうございます」
「いえいえ、かおすちゃんのためですから。さあ食べましょうか」
私は料理を食べようとします。食べようとするのですが……。
「食べないんですか?」
「プリプロの再現料理が素晴らしくて食べるのがもったいないというか。あばば、すみません」
「大丈夫ですよ、かおすちゃん。プリプロの再現料理ならまた作ってあげます。だって、私はかおすちゃんのことが大好きだから。かおすちゃんの幸せな顔を見るのが私の幸せですから」
「たまちゃん……」
私はたまちゃんの言葉にうれしくなります。
「たまちゃん大好きです……」
「私もですよ、かおすちゃん」
「「んっ」」
私たちは唇を重ね合わせてから食事を始めました。たまちゃんが作ったプリプロの再現料理はとてもおいしかったです。
というわけで投稿しました。
たまちゃんだったらかおす先生が好きなアニメを気に入りそうだと思ったのでそういう話を書いてみました。
気になって始めから一気に読ませていただきました。
きらファンならではのこういうカップリングもいいですねー
ゲームでたまちゃんや先生を見かけただけでもにやけてしまいそうです
コメ返信です。
>>141
読んでいただきありがとうございます。オタク同士のたまちゃんとかおす先生は相性が良さそうなので描いてみたのでそう言ってもらえてうれしいです。
「はーー」
私かおすは今にゃおす寮で小夢ちゃん、琉姫さん、翼さんと一緒に原稿の作業をしています。でも、集中できないでいます。
「はーー」
「ちょっと、かおすちゃんさっきから何度もため息をついているけれどいったいどうしたの?」
心配した琉姫さんが私にそう聞いてきます。
「実は……たまちゃんのことで悩んでいるんです」
「たまちゃんのことで?」
「はい、最近たまちゃんが甘兎庵に入り浸っているんです」
「あそこの和菓子おいしいもんねー。エトワリアであんなにおいしい和菓子が食べられるなんて思わなかったよー」
「そうですね。実家の和菓子を思い出しました。でも……」
「でも?」
「たまちゃんは毎日甘兎庵に行っているんです。そして、疲れた様子で家に帰ってくるんです。甘兎庵の千夜さんは胸も大きいしかわいい女の子なので千夜さんと何かやっているんじゃないのかと考えてしまうんです。たまちゃんは私に飽きてしまったんでしょうか」
「そんなことないぞ、たまはかおすのことが大好きだぞ」
「そうだよ、たまちゃんかおすちゃんのことが大好きだよ」
「そうよ、たまちゃんのことを信じてあげなきゃ」
皆さんがそう言ってくれます。
「私だってたまちゃんのことを信じたいです。でも、最近はたまちゃんとキスすらしていないんです。だから、つい……嫌な……想像をして……しまうんです。う、うわーーーん」
私は今までため込んでいたものを抑えることができなくなって泣いてしまいます。
「かおすちゃん」
「かおす」
「かおす」
みんなが何か声をかけてくれているけれど私は泣き続けます。
「う、うーん……」
どうやら私は泣いているうちに泣きつかれて眠っていたようです。私はゆっくりと眠りから目覚めていきます。
「あばっ」
目を覚ますとそこにはたまちゃんの顔がありました。
「たまちゃんっ」
「はいっ。かおすちゃんの恋人のたまちゃんですよ」
というか今気づいたんですけど頭に柔らかい感触があります。これはたまちゃんに膝枕をされているということです。
「あばばばばばばばばー」
「わっ。かおすちゃん、動かないでください」
しばらくして落ち着いた私は口を開きます。
「それで、たまちゃんがどうしてここにいるんですか?」
「かおすちゃんの帰りが遅いから心配になってにゃおす寮に来てみたんです。そしたら小夢さんたちに事情を説明されました。ごめんなさいねかおすちゃん。不安な思いをさせてしまって」
たまちゃんが私に謝ります。
「それなら理由を話してください。たまちゃんがよく甘兎庵に行くから千夜さんと何かしているんじゃないかと不安になっちゃうんです」
「確かに、千夜さんはかわいい女の子です。でも、かおすちゃんほどではありません。かおすちゃんはとてもかわいい女の子です。私が知っている女の子の中で一番かわいい女の子はかおすちゃんです」
「あばっ」
たまちゃんの言葉に私の顔は真っ赤になってしまいます。
「実はこれを作っていたんです。」
そう言ってたまちゃんは何かが入った袋を私に手渡します。
「これは何ですか?」
「開けてみてください」
「はい……」
袋から出てきたのはようかんでした。でもこのようかんは甘兎庵で出てくるようかんとは違います。
「このようかんはいったい……?」
「実は私が作ったんです」
「たまちゃんが?」
「そうです。かおすちゃんの実家は和菓子屋さんだと聞いたので前々からかおすちゃんのために和菓子を作りたいと思っていたのです。でも、独学では限界がありました。そしたら和菓子の店である甘兎庵ができたので千夜さんに和菓子の作り方を教わっていたんです」
「そうだったんですか……」
たまちゃんが私のためにしてくれていたのに私はたまちゃんのことを疑ってしまって……。
「たまちゃん、疑ってごめんなさいいー」
「泣かないでください、かおすちゃん。かおすちゃんを驚かせたくて説明しなかった私だって悪いんですから。私の方こそごめんなさいです。それよりもせっかく作ったんですから食べてほしいです」
「あっ」
いわれて私はようかんの存在を思い出します。
「それじゃあいただきます」
たまちゃんが作ったようかんは正直言って実家のようかんや甘兎庵のようかんとは違っていました。でも、たまちゃんが私のために作ってくれたそれだけで私にとっては……。
「とてもおいしいです」
「かおすちゃん。顔がおいしそうじゃないですよ」
「本当においしいです。だって大好きなたまちゃんが私のために作ってくれたんです。だから、私にとってはすごくおいしいようかんです」
「かおすちゃん、ありがとうございます。もっとおいしい和菓子を作れるよう頑張りますからね」
「はいっ」
私たちはそのまま見つめ合って唇を重ね合わせます。そのまま私たちは……。
「だめーー」
そう思っているとドアが開いて琉姫さんが出てきました。
『あっ』
そういえばここは私たちの家ではなくてにゃおす寮でした……。それから私たち二人は琉姫さんにたくさん説教をされてしまいました。
というわけで投稿しました。
かおすの実家は和菓子屋なのでかおすのためにたまちゃんが和菓子を作ろうとするお話を書いてみました。
たまちゃんは料理キャラなので、自然な展開ですね
人目を忘れて夢中になる…良いです
>>149
コメ返信です。
たまちゃんは好きな人の好きな食べ物を作りそうだと思ったのでそう言ってもらえてうれしいです。
拝読しました! ペンネームに反して純情なるっきーさんすき。
こちらについても、作品を一通り読んできました。「同じ趣味を語れる友達」から始まる恋愛って、素敵です!
今回は、某わるまぞく並にわるい () たまちゃんに疑心暗鬼になっちゃうかおすちゃんのお話でしたね。たまちゃんが悪いんですよ...
かおすちゃんに喜んでもらいたい一心で頑張る努力家たまちゃんと、本当にたまちゃんを想っている故にセンチメンタルなかおすちゃん。もやもやの先にあるのは、絆をより強固にするサプライズと愛情。
料理上手なたまちゃんの強みが活かせて、かつかおすちゃんの実家と関係の深い和菓子が仲直りのキーアイテムという演出が、またニクいです。二人の記念日が、また増えましたね...。
>>151
コメ返信です。
かおすの実家は和菓子屋さんなので和菓子が関係するssを投稿したいと思っていましたのでそういってもらえてとてもうれしいです。
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