SCENE1 お昼寝
今日はシャロちゃんの家でシャロちゃんと一緒に夏休みの宿題をやっています。
千夜「シャロちゃんが淹れてくれたハーブティー、おいしかったわ。」
シャロ「よかった。千夜にはこれが合うと思ったの。」
シャロ「さて、宿題の続きね。今日は数学を…」
千夜「シャロちゃん…」
千夜「なんだか眠くなってきちゃった。お昼寝してもいいかしら?」
シャロ「何しに来たのよアンタは…。」
千夜「いつも午後の授業とか眠くなるでしょ?少し休みたいわ。」
シャロ「しょうがないわね。」
とはいえ、夏休みでお店が忙しい千夜のためにリラックス効果のあるハーブティーを選んだから眠くなるのは仕方ないのかも。
ずっと頑張ってたから疲れをとってほしかったし。
シャロ「じゃ、じゃあ私のベッド使っていいから、少し休憩しなさい。」
千夜「ありがとう。シャロちゃん。」
そう言って、私はシャロちゃんのベッドで横になる。
安心する匂い。私の大好きな匂い。
千夜「それじゃあ、シャロちゃんも一緒に寝ましょう?」
シャロ「!?」
シャロ「ふぇ!?何言ってるのよアンタは?」
千夜「ダメ?小さい頃はよく一緒に寝てたでしょ?」
シャロ「そ、それはそうだけど…。」
千夜「………」ジッー
千夜がお願いするようにじっと見つめてくる。
な、何よ。別にかわいいなんて思ってないんだから。
シャロ「…分かったわよ。一緒に寝ればいいんでしょ?」
千夜が寝ているベッドに入る。
千夜「嬉しいっ!」
ついシャロちゃんに抱きついちゃった。
シャロ「寝るんじゃなかったの!?」
千夜「………」
シャロ「………」
お互いに見つめ合う。
千夜(ち、近い。)/////
シャロ(もうっ、何か変にドキドキしてきたじゃない。)/////
千夜「シャロちゃん…」
シャロ「な、何よ?」ドキッ
千夜「なんか、すごく暑くなってきたわ…。」
シャロ「真夏なのにぴったりくっつくからでしょー!!」
―――
千夜「………」スヤスヤ
千夜はもう寝たみたいね。
思えば、お泊まりで同じ部屋で寝ることはあっても同じ布団で寝るのは久しぶりね。暖かくて心地いいな…。
シャロ「また、一緒に寝たいな。」
なんて、恥ずかしくて直接言えないから千夜が寝てるときに呟いてみた。
千夜「シャロちゃんおはよう〜」
シャロ「ぴゃっ!?」
千夜、起きてたの!?
シャロ「い、今の聞いてないでしょうね?」
千夜「何が?」
シャロ「何でもない。」
シャロ「それより宿題の続きやるわよ。」
千夜「シャロちゃん、私ね、夢をみたの。」
千夜「小さい頃の私とシャロちゃんが一緒にお昼寝する夢。夢の中でシャロちゃんがまた一緒に寝たいって言ってくれて嬉しかったわ。」
シャロ「…そう。」
シャロ「でも、もしかしたら夢じゃなかったんじゃない?」ボソッ
千夜「シャロちゃん、何か言った?」
シャロ「何も言ってないわ。」
―――
千夜「ありがとう。シャロちゃんのおかげで苦手な数学を終わらせられたわ。」
シャロ「どういたしまして。…なんか嬉しそうね。どうしたの?」
千夜「ふふっ。一緒に勉強したり、お昼寝したり、シャロちゃんと過ごす普通の日常が楽しくて大好きだなあって。」
シャロ(千夜…)
千夜「ところで、美術の宿題があるんだけど…」
千夜「シャロちゃんの寝顔をスケッチしてもいいかしら?」
シャロ「ダメに決まってるでしょー!!」
SCENE1終わりです。
「百合ではないけど大好きな(大切な)人」を意識して書いてみました。
いつになるか分かりませんが、話を思い付いたら続きも書きたいと思います。
読んで頂いた方、本当にありがとうございました。
千夜シャロは尊い。
>>10
早速のコメントありがとうございます。
シャロはリゼ先輩に憧れてはいますが、幼なじみの千夜のこともちゃんと大切に思ってるというのがすごくいいです。
読ませていただきました!
千夜ちゃんかわいいです!
幼馴染だからこその空気感ですね!
>>12
感想ありがとうございます!
千夜シャロに限らず幼なじみの空気感はとても良いものです。
SCENE2 夏祭り
今日は街の夏祭りの日。
ココアちゃん、リゼちゃん、チマメちゃんとの待ち合わせの場所にシャロちゃんと一緒に向かっています。
千夜「シャロちゃん、浴衣よく似合っててかわいいわ。」
シャロ「ありがと。千夜もよく似合ってるわよ。」
千夜「それにしても、人がたくさんいるわね。」
シャロ「年に一度の夏祭りだもんね。まあ、確かにいつもより人は多い気はするけど。」
千夜「シャロちゃん、人混みに揉まれて迷子にならないようにね。」
シャロ「もうっ。子供じゃないんだから。」
からかいも含めて言ってみたけど、離れ離れになるのが嫌なのは本当よ?
本当に千夜は心配性なんだから。
――別に嬉しくなんてないんだから。
せっかくのお祭りだし、手を繋いで歩きたいな。
でも、シャロちゃん恥ずかしがるだろうな。
シャロ「千夜?どうしたの?何か考えごと?」
千夜「え?ううん、何でもない…きゃっ!」
シャロ「千夜!!」
転びそうになった私の手を握ってくれたその手は、私のよりほんの少し小さくて、優しい感じがした。
シャロ「千夜、大丈夫!?」
千夜「大丈夫よ。ありがとう。シャロちゃん。」
繋がれたままの手を二人とも離そうとはしなかった。
シャロ「まったく…ほら、危ないからこのまま歩くわよ。」
千夜「………」///
シャロ「………」///
シャロ「…それで、何か悩んでたんでしょ?」
千夜「シャロちゃん?」
シャロ「千夜ってば、人の心配ばかりするくせに自分のことになるとうまく話せないんだから。」
シャロ「いつか言ったでしょ。素直に直球で言いなさいって。」
嬉しい。
千夜「ありがとう、シャロちゃん。でも、もう大丈夫よ。」
千夜「昔、二人でお祭りに行ったときみたいにね、手を繋いで歩きたかったの。」
シャロ「はあ、しょうがないわね。それくらい、言えばいつでもしてあげるわよ。」
なんか照れるじゃない。でも、千夜に笑顔が戻った。
シャロ「さあ、行くわよ。みんなを待たせちゃう。」
千夜「そうね。今日はいっぱい楽しみましょ。」
――道中。
千夜「あら、コーヒー味のわたあめなんて珍しいわね。シャロちゃん食べてみない?」
シャロ「って、着く前から酔わせようとするなー!」
SCENE2.5 夏祭りの帰り
みんなと別れ、他愛ないおしゃべりをしながら歩いていると、千夜が呟いた。
千夜「シャロちゃん、私いっぱい歩いて疲れちゃった。少し休んでいきたいんだけど、もう遅いからシャロちゃんは先に帰ってて?」
まったく、この娘は…
シャロ「…ほら。」
千夜「え?」
シャロちゃんは私に背中を向けてしゃがんだ。
シャロ「もう遅いのに、千夜を置いて一人で帰れるわけないでしょ?」
―――石畳に響く足音、どこか懐かしい、ゆりかごのような感覚。そして、シャロちゃんの暖かい背中。
この時間がずっと続けばいいのに。
千夜「シャロちゃん。大好き。」
これからもずっと一緒にいてね。
シャロ「……ん。」
振り向いたら唇が触れてしまいそうな距離で私達は会話を交わした。
誰も知らない、二人だけの夏の思い出。
SCENE2と2.5でした。
原作と比べてシャロちゃんが甘々な気がします。
あと、お話を考えるのって難しいですね。こんな短い話を考えるのにほぼ丸一日かかりました。
今回はここで終わりです。ありがとうございました。
「手を繋ぐ」や「おんぶ」などをキャラクターの性格をうまく出しながら細かく表現できてます。
お互いが攻めであり受けでもある千夜シャロはいい。
>>23
読んでいただいてありがとうございました!
キャラクターの性格がうまく出ていましたか。嬉しいです。
「お互いが攻めであり受けでもある」良いフレーズで素敵です!
こう言うSS大好物です!
少ない文字数から情景を鮮明に想起させる技術も見習いたいなと思いました。
3話の予定はありますか?
>>25
感想ありがとうございます!
自分以外の人が読んでも満足できるのかな?と正直不安でしたが、気に入って頂けたみたいで嬉しいです。
見習いたいなんておそれ多いお言葉もありがとうございます。
3話の予定ですが、いつ頃投稿できるかは未定ですがまた書きたいと思っています。
シャロちゃんでれでれ!
最初にしれっとお互いの浴衣を褒めるあたりもいいです!
こんな短いお話と仰っておりますが、とても濃密な作品でしたよ!1日で書き上げるとは…
>>27
自分が書くとどうしてもデレ要素が強くなってしまいますね…
文章量が短い分、できるだけキャラの心情を描いて内容を濃くできたらと思っています。
読んでいただいてありがとうございました!
SCENE3 雨の日
夏休みのある日、私は部活の助っ人として学校に来ていた。そして、用事が終わって帰ろうと思ったら…
シャロ「えっ?」
そういえば、天気予報見てなかったっけ。
リゼ先輩は今日はラビットハウスでバイトしていて、学校にいる娘はまだ部活の途中。
そうだ!千夜に迎えに来てもらうのは…甘兎でお仕事してるのよね。
雨が止むか、クラスの娘が部活終わるのを待つしかないかしら。
千夜「シャロちゃん、お疲れ様。冷たいお茶持ってきたから、飲んで?」
シャロ「ありがと。千夜。」
・・・・・・?
シャロ「って、千夜!?なんでうちの学校にいるの!?」
千夜「シャロちゃん今朝、傘持っていかなかったでしょ?困ってると思って迎えに来ちゃった。」
シャロ「『来ちゃった。』って、甘兎の仕事はどうしたのよ?」
千夜「雨が降ってお客さん少なくなったから、おばあちゃんが代わってくれたの。」
シャロ「そう。でも、正直助かったわ。」
シャロ「ところで、私の傘は?」
千夜「……あ。」
千夜「ごめんね、シャロちゃん。暑いから飲み物があった方が良いかなって考えてたら、傘を二人分用意するの忘れてたわ。」
シャロ「別にいいわよ。元々、クラスの娘が部活終わったら傘に入れてもらおうと思ってたし。」
自然と頬が膨らむ。
シャロ「…ま、私も千夜が他の娘と同じ傘に入ってたらちょっと妬いちゃうかもね。」
千夜「え?」
シャロ「独り言よ。」
シャロ「それより、さっきより雨が強くなってきたし、早く帰りましょ。」
千夜「は〜い。」
シャロちゃんの隣を歩く。
いつもは家も学校も別の屋根の下だけど、今は同じ天井を共有していることがなんだか嬉しい。
千夜「ねえ、シャロちゃん。」
シャロ「ん?どうしたの?」
千夜「こうしてると、なんだか私達恋人みたいね。」
シャロ「ちょっ…な、何言ってるのよ!?」/////
千夜「うふふっ。冗談よ。」
慌てているシャロちゃん、かわいい。
シャロ「もうっ。」
千夜ったら、無邪気に笑って。
ん?千夜の肩、濡れてるじゃない!
傘、ずっと私の方に寄せてくれてたのね…。
シャロ「千夜。」
シャロちゃんは不意に私の腕をつかんで自分の方へと引き寄せた。
千夜「シャロちゃん?」
シャロ「…一人で濡れるの禁止。もっと、私のそばにいなさいよ。」
千夜「シャロちゃん…。」
シャロ「それと、腕疲れたでしょ。私が持つわ。」
千夜「うん…!」
なんか、とろけちゃいそう。
どうかこのまま、家に着くまで雨が止みませんように。
SCENE3.5 10年前の雨の日
ピカッ ゴロゴロゴロ ドーーーーーン。
シャロ「千夜〜!こわいよ〜!」
千夜「だいじょーぶ。シャロちゃんのおへそは、わたしがまもるわ。」
シャロ「ぐすっ。きょうは、ずっといっしょね?」
千夜「もちろんよ。」
かみなりさまがおこると、シャロちゃんこわがっちゃう。
どうかはやく、あめがやみますように。
雨の日のお話、とりあえず終了です。
学校という舞台でリゼちゃんの名前が出てきて、ふと時系列が気になりました。
原作ではリゼちゃんは卒業していますが、今回の話は夏休みという設定なのでもしリゼちゃんが卒業していて、その年の夏休みだったら、時系列が原作より進んでしまうことになるので、このSSではリゼちゃんがまだ在学中の年ということになっています。
長くなりましたが、読んでいただき、ありがとうございました。
>>37
コメントありがとうございます!
百合に達するギリギリのラインを攻めていけたらと思っています。
ナチュラルに学校にいる千夜ちゃん!なんとなく千夜ちゃんは全部わかった上で何も言ってない感じで…でもシャロちゃんの方に寄せてたことはシャロちゃんにバレてしまう、そんな千夜ちゃんの抜けてるところ可愛いです!
>>39
感想ありがとうございます!
シャロちゃんに気づかれないように傘を寄せますが結局気づかれて距離が近くなる。千夜ちゃん的にはきっと嬉しかったんだと思います。
確かに家は近所(ていうかとなりだった気がする)けど、部屋は違うからそれがより、相合傘の『同じ天井』という例えが引き立ってて良かったです。
>>41
感想ありがとうございます!
相合傘という言葉を使わず、相合傘を表現してみたいと思ってたので伝わって良かったです!
フルールのバイトの帰り、公園のベンチでちょっと休憩。風が気持ちいい。そして、私の一番聴き慣れた声。
千夜「シャロちゃん。」
シャロ「千夜、買い物帰り?って、何その量!」
千夜「新作メニューのアイデアがいっぱい浮かんだから、ついたくさん買っちゃって。完成したら、試食よろしくね。」
千夜が隣に座る。袋に入ったフルーツのいい匂い。でも、疲れを癒してくれた匂いはフルーツだけじゃなくて。
サブタイトル忘れてました。
SCENE4 夕暮れ
千夜「シャロちゃん眠そうね。」
シャロ「昨日夜更かししちゃって。涼しいからここでちょっと寝てから帰ろうと思ったんだけど、座ったままの姿勢で眠るのって難しいわね。結局寝付けなかったわ。」
千夜「それなら、」
肌で感じていた千夜の体温が離れて、つぶらな瞳が私を見つめる。
千夜「私が膝枕してあげるから、シャロちゃん横になって?」
シャロ「えっ?膝枕って…恥ずかしいわよ。」
千夜「一緒に夏休みの宿題をしたとき、シャロちゃん私のためにハーブティーを淹れてくれたでしょ?私もシャロちゃんのために何かしてあげたいし、もっと甘えてほしいの。」
千夜はいつもそう。今までずっと優しくしてくれてるし、もう充分甘えてるわよ。
シャロ「しょうがないわね。千夜がそういうなら、少し休ませてもらうわ。」
横になって目を閉じる。
千夜「おやすみ、シャロちゃん。」
柔らかくて、暖かい。昔、ママにしてもらったのを思い出すなあ。
千夜といると、何でこんなに安らぐのかしら。
―――
シャロちゃん、よく寝てるわ。
強がったり、素直に慣れないときもあるけど、少しでも辛かったり悩んでいることがあったらいつでも私やみんなを頼っていいのよ。
私もシャロちゃんのこと、頼りにしてるわ。
シャロちゃんの寝顔、かわいいわね。
もう少し近くで見たくて、顔を近づける。
いけないと思っても、止められない。
シャロちゃんが起きる前に、一度だけ―――
パシャッ
シャロちゃんの寝顔ゲット☆
ふと目が覚める。
千夜「シャロちゃん、起きた?」
シャロ「ん…千夜。もう日が沈んでるわね。私、けっこう寝てた?」
千夜「ぐっすり寝てたけどそんなに時間は経ってないわ。」
シャロ「そう、ありがとね。体がスッキリしたわ。」
千夜「そういえばシャロちゃん、寝言で『ママ』って言ってたわよ。」
シャロ「えっ!?」
千夜「もしかして、私に母性を感じた?」
シャロ「…さあ、どうかしらね。」
あら?からかったつもりだったけど、否定はされなかったわ。
SCENE4終了です。
とりあえず自分の書きたいシチュエーションは一通り書いたという感じです。
読んでいただき、ありがとうございました。
夏の夕暮れ やさしく迎えてくれるのは 和菓子だけなのか?
むしろ千夜がいれば他はいなくてもいいのかもしれませんね。
ママァ…
>>50
読んでいただき、ありがとうございました!
いつか他のキャラも出したいと思いますが、今のところ二人の会話で話が完結してしまいますね…。
いつもなら否定するはずのシャロがぼやかすところが可愛いです。
いつもはボケとツッコミのような2人でも、その中で互いに頼りにしてる関係が良い。
SCENE5 いつもと違う・・・?
シャロ「千夜、誕生日何かほしいものある?」
もうすぐ、私の幼なじみの誕生日。
千夜「シャロちゃん?ありがと。でも気を遣わないで?私、シャロちゃんと一緒にいられるだけですごく幸せだから。」
ちょっ…急にそんな事言われたら照れるじゃない。
シャロ「う…そうじゃなくてほら、一応普段お世話になってるから、そのお返しも込めて何かしたいと思ってるの。」
シャロちゃんの世話を焼くのは私が好きでやってることだから、本当に気にしなくていいのに。
千夜「そう?じゃあ私、シャロちゃんがほしいわ。」
シャロ「…え?」
千夜「リボンを体に巻いて、『私がプレゼントよ』みたいな。」
シャロ「……千夜、そんなおバカなことする人いるわけないでしょ。もうちょっと真面目に考えなさい。」
千夜「もちろん大真面目に考えたわよ?やっぱりダメだったかしら?」
千夜ってば…
シャロ「そんなこと言って、」
千夜を押し倒してみる。
シャロ「私が本気にしたらどうするの?」
千夜「えっ………」
あ、やばっ、流石にひかれたかしら…。
千夜「…オッケーよ。」
何で受け入れ態勢なの!?
シャロ「…そう。」
千夜、何か顔赤いし、本気で私のこと…。
シャロ「…なんて冗談よ。今日は出掛けるんでしょ?早く支度しましょ。」
そう言って千夜から離れようとすると、手首を掴まれる。
千夜「本当に冗談?」
シャロ「千夜…?」
――もう一度、千夜の体に触れてしまう。
千夜「………」/////
シャロ「………」/////
沈黙を破ったのは、解除し忘れたアラームの音だった。
シャロ「あっ、わ、私止めてくるわね。」/////
千夜「…ええ。」/////
あのまま続けてたら私、千夜に何してたんだろう。
というか、千夜は私にどうしてほしかったの?
9月19日。
シャロ「お誕生日おめでとう。千夜。」
千夜「ありがとう。これで、シャロちゃんに年が追い付いたわね。」
シャロ「年って…2ヶ月しか変わらないでしょ。」
千夜「そうね。これからもよろしくね。シャロお姉ちゃん。」
シャロ「もうっ、からかわないの!」
千夜「ふふっ。」
妹に手を出しちゃう悪いお姉ちゃんのこと、ずっと大好きよ。
SCENE5.5 振り回し隊はいつも通り
ココア「千夜ちゃん、お誕生日おめでとう!!」
千夜「ありがとうココアちゃん。それで、どうして体にリボンを巻いているの?」
ココア「なんとなんと…プレゼントは私自身だよっ!いっぱいモフモフしていいよ!!」
千夜「嬉しいっ!」
シャロ(あっ、本当にやるおバカいたわ…。)
おわりです。ありがとうございました。
また何か思い付いたら書きたいと思います。
ちなみに、千夜ちゃんの誕生日はまんがタイムきららMAXの発売日です。
冗談のつもりが引っ込みがつかなくなるのいいですね。
もちろん、リボン以外は身に着けてないですよね。(錯乱)
>>62
感想ありがとうございます!
引っ込みつかなくなって、もしアラームが鳴らなかったらどうなっていたのか…
リボン以外身に付けていないのは流石にwまあ、その辺はご想像にお任せします。
ココアと千夜のお笑いコンビは安定ですね。
どこまでが冗談でどこまでが本気か、
それは本人達にもよくわからない。
それがいい
>>64
感想ありがとうございます!
冗談でもあり、本気でもあるのかしれません。
ココ千夜はぶれませんね。
6話目書きました。よろしくお願いします。
専用武器実装のタイミングと重なったのは本当に偶然です。
SCENE6 『本音』
千夜「シャロちゃん、それは何?」
シャロ「演劇部の代役頼まれちゃって、その台本よ。出番はワンシーンだけだけどね。」
千夜「演劇部…それなら私、練習付き合うわ。」
シャロ「練習って…今仕事中じゃないの?」
千夜「それはそれ、これはこれだから。」
シャロ「どれよ…」
千夜「じゃあ、まず役を確認したいから台本を読ませてくれるかしら。」
シャロ「結局やるのね。…別にいいけど。32ページの場面よ。」
千夜「………シャロちゃん、ほんとにこの役を演じるの?」
シャロ「…?そうよ。」
千夜「わかったわ…。」
シャロ(……?)
千夜「それじゃあ、始めましょ。」
シャロ(ちょっと!?そんなセリフ台本になかったわよ!?)
ガチャッ
ココア「千夜ちゃん、会いにきたよ!」
チノ「おじゃまします…って、え」
千夜「ココアちゃん。」
シャロ「チノちゃん。」
ココア「二人とも何してるの?」
シャロ「え、ええと…」
ココア「手をつないでこんなに近くで見つめ合うなんて仲良しだねぇ。」
チノ「コ、ココアさん、多分今は邪魔しちゃいけない状況です…」
ココア「? どうして?」
チノ「どうしてって、それは、その…」
千夜「私たち、お芝居の練習をしてたの。」
ココア「お芝居?」
チノ「!」
チノ(私、すごく恥ずかしい勘違いをしてたみたいです…)/////
チノ「そういえば、シャロさんに渡すものがあるんです。」
シャロ「私に?」
ココア「買い出しついでに届けてほしいって、リゼちゃんに頼まれたの。」
千夜「これは…台本?」
チノ「台本は何種類かあってシャロさん、持って帰るのを間違えてたらしいです。」
シャロ「え!?」
千夜「あらあら。」
――
ココア「バイバイ、千夜ちゃん、シャロちゃん。」
チノ「おじゃましました。」
千夜「またね。」
シャロ「二人ともありがとね。」
シャロ「ごめんね、千夜。あれ、違う劇の台本だったみたい。」
千夜「大丈夫よ。でも、あの続きが出来なかったのは、ちょっと残念。」
シャロ「何でよ…」///
千夜「ふふっ。」
なんだか、ホッとしたわ。
シャロちゃんがあの役を演じるの、もやもやしちゃったから―――
SCENE6.5 本来の目的
ココア「シャロちゃんから預かった台本、どんなお話かな?」
チノ「…女性同士で恋愛していますね。」
ココア「チノちゃんにはまだ早いよ!!」
チノ「子供じゃないです。というか、手をどけてください。前が見えないです。」
ココア「ただいまー!」
チノ「ただいまです。」
リゼ「おかえり、ココア、チノ。」
ココア「シャロちゃんに台本渡してきたよ!」
リゼ「ありがとう。それで、買い出しの品は?」
ココア・チノ「「あ。」」
第6話おわりです。
読んでいただいた方、ありがとうございました。
今回の話のある場面はある漫画(きららではない)のあるシーンを参考にしてたりします。
「邪魔いちゃいけない状況」は本当に勘違いだったんでしょうか。
頑張れココア、チノちゃんを女性同士の恋愛に目覚めさせるんだ。
劇書いた人が気になる…
いつもの尊い千夜シャロだけでなく、勘違いするチノの二段構えなんて反則です!
そして夜、その台本の登場人物をココアと自分に置き換えて一人悶えるチノであった…的な?
感想ありがとうございます!
>>78
あながち勘違いではなかった可能性もあるかもしれない…?
逆にココアちゃんが目覚めさせられたら面白そうです。
>>79
確かに誰が劇を書いたのか…
「尊い千夜シャロ」というお言葉嬉しいです。恥ずかしがるチノちゃんもかわいいですね。
SCENE7 甘美
千夜「シャロちゃん、トリック・オア・トリート。」
シャロ「…千夜。今日はまだハロウィンじゃないわよ。」
千夜「知ってるわ。」
シャロ「え?」
千夜「お菓子がないことを分かってて言ったの。だから、シャロちゃんにいたずらしちゃうわ。」
シャロ「ちょっ…何言って…」
歩み寄ってキスをしてしまう。
こんな身勝手な「いたずら」を許してくれるシャロちゃんは、優しい。
千夜「という夢を見たの。」
シャロ「そ、そう…。」
そんな話されても反応に困るじゃない。
千夜「ねえ、シャロちゃん。」
シャロ「何?」
千夜「トリック・オア・トリート。」
シャロ「千夜…。」
シャロ「はい。焼きたてのハーブクッキーあるからあげるわ。」
千夜「ん〜〜〜〜」プクー
シャロ「何その顔!!」
千夜「なーんてね。ありがとう、シャロちゃん。」
シャロ「まったくもう。」
という訳で終わりです。
ありがとうございました。
果たして千夜ちゃんの本音は…?
お菓子がなくてもハロウィンは甘々ですね!
今の時期にぴったりのネタですね。
ハロウィンは「いたずらルールの悪用」があるから、同じお菓子あげるイベントのバレンタインより尊いシチュエーションが多い気がします。
(桜)トリック・オア・トリート。
これはこれで血肉シチュエーションですね。(この2人は普段から交換し合ってそうですが)
ありがとうございます!
>>90
いたずらルールさまさまです。
>>91
(桜)トリック・オア・トリート、なるほどなあと思いました。
全話一気に読み直してみました…尊いです!本当にありがとうございます!ハロウィン回…どんな時でも千夜シャロはずっと一緒ですね!!千夜ちゃん可愛い。
>>93
ありがとうございます!
読んでくれる方がいると励みになります。
千夜ちゃん可愛いですよね。大好きです。
SCENE8 二人の想い
はぁ〜。温かくて気持ちいい。バイトの疲れが癒される。
そして、隣には私の幼なじみ。
千夜「シャロちゃんと一緒にお風呂に入るなんて久しぶりね。」
シャロ「そうね。」
千夜「ここ最近、何日も遅くまでバイトして無理してない?」
シャロ「平気よ。」
千夜「それならいいけど、たまには子供みたいにわがままを言ったり、私やみんなを頼っていいのよ。」
シャロ「そんなの、迷惑かけちゃうじゃない。」
千夜「そんな事ないわ。甘えても、弱いところを見せても、どんなシャロちゃんも好きよ。」
千夜「頑張りやさんなシャロちゃんの支えになりたい。私、どんなときでもシャロちゃんの側にいるわ。」
千夜ってば、こういうときにそんなのずるいわよ…。
抑えていた感情が溢れだす。
シャロ「千夜…。」
引き寄せられるように千夜の肩に触れて、身を寄せる。
シャロ「…ぎゅってして。」
千夜「シャロちゃん…うん。」
二人きりの静かな空間、昔から変わらない安心する匂い、直接肌で感じる千夜のぬくもり。
私、ずっとこうしたかったんだ。
甘えないって決めてたのに。
千夜はいつも優しいから…。
心地いい抱擁の中、眠りにつきそうになる。
千夜「シャロちゃん、湯舟で寝ちゃったらダメよ?」
シャロ「わかってるわ。でも…」
千夜「でも…なに?」
シャロ「…今、すごく幸せな感じがするの。」
千夜「……夏祭りの日にシャロちゃん、私のことおんぶしてくれたでしょ?あのときの私も同じ気持ちだったわ。」
シャロ「うん…。」
千夜「ところでシャロちゃん。」
シャロ「なに?」
千夜「顔が赤いけど大丈夫?のぼせちゃったかしら?」
シャロ「気のせいよ。千夜だって顔が赤いじゃない。」
千夜「私は大丈夫よ。でも本当にのぼせちゃうとよくないから、そろそろ上がりましょう。」
シャロ「そうね。」
――体が火照るのはのぼせた訳じゃなくて、変にドキドキしているから。
これも、千夜も同じ気持ちなのかな…。
SCENE8.5 長い夜
布団を並べて就寝。
しばらくするとシャロちゃんが私の手を握ってきた。
千夜「シャロちゃん?」
シャロ「…寒いだけよ。」
千夜「それなら、こうしましょ。」
二つ並んだ布団、片方は誰もいなくなった。
千夜(………)//////
シャロ(………)//////
千夜・シャロ(眠れない……)
今回はここでおしまいです。ありがとうございました。
疲れたシャロちゃんを甘えさせてみたいと思ったらこんな話ができました。
千夜ちゃんに甘えると決めた(負けたとも言う)シャロちゃんはかわいいですよね〜!
もういつ同棲始めてもおかしくないレベル!
>>105
ありがとうございます!
甘えるシャロちゃんは貴重ですね。
いつか同棲する日は来るのでしょうか…
>>106
ありがとうございます。
そうですね、幼なじみ特有の良さや尊さとかあると思います。
「隣には私の幼なじみ」や「片方は誰もいなくなった」など、いちいち地の文の遠回しな表現が洒落てる所が凄いです。
>>109
ありがとうございます!
直接的な表現より、できるだけ他の言葉で状況を想像できるよう心掛けています。
SCENE9 身も心も暖めて
千夜「最近冷えてきたわね。」
シャロ「そうね。冬物の洋服出しておかないと。」
千夜「あっ、それならやってみたいことがあるんだけど。」
シャロ「?」
千夜が何かを取り出す。
シャロ「マフラー?」
千夜「正解。これをね、こうするの。」
マフラーが私たちを包み込む。
シャロ「ちょっ、千夜!?」
千夜「完成♪」
シャロ「…しょうがないわね。」
私たち二人、離れられない。
千夜「暖かいわね。」
シャロ「そうね。子供みたいでちょっと恥ずかしいけど。」
『子供じゃなくて、恋人同士を意識してみたの。』
なんて、この距離感だと冗談で通じなさそう。
シャロ「千夜?どうかした?」
千夜「何でもないわ。」/////
シャロ「ところで千夜、なんで急に二人マフラーなんてしようと思ったの?」
千夜「えっ…、えーと…気まぐれ?」
シャロ「何で疑問系よ。」
何よ気まぐれって…。
……? 今の気持ちは何?
私、何を期待してたの?
シャロちゃんの横顔、可愛い。
千夜「シャロちゃん、こっち向いて。」
シャロ「…嫌よ。」
千夜「どうして?」
シャロ「だって今そっち向いたら、……しちゃいそうになるじゃない。」
千夜「じゃあ私、前を向いてるわ。」
シャロ「…そっち向いたわよ。」
今、千夜がこっち向いたら―――
今、シャロちゃんの方を向いたら―――
一線をこえてしまいそうな衝動、抑えられるのかな―――
シャロ「あっ、そろそろ暑くなってきたわね。」
千夜「そうね。でもねシャロちゃん。」
千夜「何か変なふうに絡まってほどけなくなっちゃったみたい。」
シャロ「えっ!? そんな!?」
なぜか心の中でホッとしている自分がいる。
千夜「私はずっとこのままでもいいわよ?」
シャロ「私はよくないの!とにかく、少しずつほどいていくわよ。」
千夜「待って、ココアちゃんからメールだわ。」
千夜ちゃんお願い!
学校に教科書忘れちゃって宿題ができないから教科書貸してほしいんだ。
今、甘兎庵に向かってるからよろしくね!
千夜「あらまあ。それじゃあ私、玄関でココアちゃんのこと待ってようかしら。行ってくるわね。」
シャロ「いってらっしゃ…ん?」
千夜ってば、マフラーがほどけないって嘘だったのね。
千夜「シャロちゃん、戻ったわよ。…あら。」
シャロちゃんたら、私のマフラーをつけたまま寝てるわ。
もう一度、マフラーが私たちを包み込む。
シャロちゃんが顔を向けている方に座って。
今度こそシャロちゃんと向き合って、おやすみなさい。
SCENE9.5 ラビットハウスver
チノ「はぁ、やっとほどけました。」
ココア「ごめんねチノちゃん。」
チノ「ココアさんは巻き方が雑です。次から気をつけてください。」
ココア(ん?次があるの?)
ココア(………)/////
さっきまで隣にココアさんがいて、ココアさんの匂いがして、暖かくて…
なんでしょうこの気持ち…
何でこんなに寂しいのかな…
ココア「チノちゃん、さっきのお詫びにお姉ちゃんが一緒にねてあげるね!」
――やっぱり、寂しくなんてないみたいです。
チノ「本当にしょうがないココアさんです。」
ココア「リゼちゃん、二人マフラーしよ!」
リゼ「こら。仕事中だぞ。」
チノ「嬉しそうですね。」
リゼ「この顔のどこがそう見える!?」
リゼ「また明日な。」
リゼ「それでその、二人マフラーだけど、ココアがしたかったらまたしてやらなくもないぞ…。」ゴニョゴニヨ
ココア「ん〜?聞こえないな〜?」
リゼ「なっ…、ニヤニヤするなー!」
今回はここまでです。ありがとうございました!
二人で一つのマフラーを使うというシチュエーションで書きたかったこと詰め込んだって感じです。
仮に唇が触れ合わなくてもシャロちゃんは我慢できなさそう…!
チノちゃんもココアさん好きすぎですね!
>>124
読んでいただき、ありがとうございます。
千夜シャロが好き、ココチノ、ココリゼも好きです。
千夜ちゃん鉄板ネタ『自分から仕掛けて自分が受ける』が見れて良かったです。
マフラーが囲う2人の間の空間は、超えてしまいたい境界でもありますね
>>126
ありがとうございます。寝てる間に気付かず境界を超えてるかもしれないし超えてないかもしれません。
SCENE10 お星様
千夜「シャロちゃん。」
千夜は私のあごに優しく触れて、そっと上を向かせた。
シャロ「な…なに?」
千夜「見て。満天の星よ。」
シャロ「……あんたの顔で見えないわよ。」
紛らわしいことするんじゃないわよ…。
シャロ「綺麗…。」
寒空の下、私の身体は不意に暖められる。
シャロ「千夜!?どうしたのよ?急に抱きついたりして。」
千夜「…ねえシャロちゃん。双子座の神話って知ってる?」
シャロ「……?」
千夜「戦いで兄と死に別れた双子の弟が、自分の不死を解いてでも共にいたいと願って二人一緒に天に昇ったといわれているの。」
シャロ「兄弟愛の話ね。」
千夜「シャロちゃん、私が今何を考えているか、分かる?」
シャロ「…何も言わなくてもずっと一緒にいるわよ。安心しなさい。」
千夜「…うん。ありがとう、シャロちゃん。」
流れ星は降らなかったけど、ちゃんと私の願いは届いているみたい。
SCENE10.5 お月様
シャロ「それじゃあ、そろそろ帰りましょ。」
千夜「そうね。…ねえ、シャロちゃん。」
シャロ「今度はなに?」
千夜「今宵は、月が綺麗ね。」
大胆な告白は女の子の特権
2人がずっと一緒にいられることを祈らずにはいられない話ですね。
うぅ〜!ロマンチックですね…!
シャロちゃん、期待しちゃいました?
実質プロポーズみたいなこと言ってますね。
願いは届いていても、伝えきれていない想いはあるのかも?
コメントありがとうございます!
>>133
いつまでも一緒にいてほしいですね。
>>134
原作でも千夜はココアからロマンチストといわれてましたね。
期待というかドキッとはしたかもしれません。
>>135
伝えきれていない想いがあったとしてもいつか伝わるものではないかと思います。
SCENE11 二人だけの
シャロ「千夜ー。お風呂上がったわよ。」
千夜「…………。」スヤスヤ
千夜…一緒に年越ししたいって言うから泊まりに来てあげたのに、先に寝ちゃってるじゃない。
シャロ「まったく…風邪ひくわよ。」
側にあった毛布をかける。
そういえば、千夜はいつもこんな風に私の世話を焼いてくれる。
ずっと隣で私を支えてくれる、大切な人。
千夜の髪をそっと撫でる。
シャロ「いつもありがと。来年も…これからもずっとよろしくね。」
千夜ってば頬を緩めて…いい夢見てるのかしら。
千夜「シャロ…ひゃん…」
寝言…?
千夜「…ちゅう……してぇ…」
シャロ「ちょっ、千夜!?」
シャロ「何言って…」
シャロ「…千夜が言い出したんだからね。」
――――――。
窓から漏れる朝日が、二人を照らす。
千夜「おはよう、シャロちゃん。」
シャロ「おはよう。その…今年もよろしく。」
千夜「こちらこそ。…それと、シャロちゃん。」
シャロ「ん?」
千夜が手招きするのでそっちへ向かうと、私の一番聞き慣れた声が耳元をくすぐる。
千夜「また二人だけの秘密ができたわね。」
千夜の囁きが、シャロの耳を、頬を、全身を順に紅くしていく。
シャロ「えっ…千夜…?まさか…あのとき…?」
千夜「さてと、朝ごはんの用意をしてくるわ。出来たら呼ぶから、部屋でゆっくりしてて?」
シャロ「千夜…おバカ…」/////
千夜「ふふっ。」
シャロちゃんも私と同じ気持ちなのかしら。
何かが変わったようで、ずっと変わらない私たちの日常は、これからも続いていく。
SCENE11.5 初詣にて
シャロ「みんなぁ〜!明けましておめでとーう!!イエーイ!!」
リゼ「シャロ!?なんで新年早々酔ってるんだ!?」
千夜「恥ずかしさに耐えられないって言って、コーヒーをガブ飲みしてたわ。」
全話おしまいです。
年末ということでキリがいいので今回で最終回にします。
千夜シャロ以外の登場人物があまり出番がなかったり、インドアなシチュエーションが多かったですが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただいた方、本当にありがとうございました。
ついに越えましたね。
幸せになって欲しい2人です。
お疲れ様でした。またいつでも書いてくださいね。
>>140行ったぁぁぁぁ!!
完走お疲れ様です。
最後まで緩くて温かい百合をありがとうございます
感想ありがとうございます!
>>146
ずっと幸せでいてほしいです。気が向いたら何かまた書きたいと思います。
>>147
緩くて温かい空気感が出てたならよかったです。
一線超えました!!!
やはり相手が寝てる(と思う)と大胆になれるんですね…!
お疲れ様でした!とても尊かったです!
いいものをありがとうございました
>>151
こちらこそ読んで頂いてありがとうございます!
画像のランプちゃんの褒め言葉とても嬉しいです。
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