注意
この作品は、やすな達三人ときららちゃんが一緒にマンドレイクを取りに行くだけの話です(はっきり言ってそれだけです)
第35作目です(今年はこじつけですが、きららちゃんの誕生日祝えました)
ネタを思いついた理由は、『ふらいんぐうぃっち』の木幡真琴の中の人が二代目あぎりと同じなので、マンドレイクを抜いているシーンを見て、思いついた次第です
過去作はpixivにてどうぞ
(https://www.pixiv.net/users/2873290)
ある日のキルミーハウス
あぎり:「お二人共、少し頼み事があるんですがーよろしいですか〜」
やすな:「あぎりさん、どうしたの?」
ソーニャ:「なんか嫌な予感しかしないな」
あぎり:「ある物を手に入れるために山へ行きますので、お二人に手伝って貰えませんか〜?」
やすな:「それって何?お宝?」(目をキラキラさせて)
あぎり:「それは『マンドレイク』ですよ〜」
ソーニャ:「それってアレか、ゲームに出てくる気色悪い動きをする手足が生えた大根みたいな奴か?」
やすな:「それ凄く面白そうww捕まえたら一体ペットにしたいな」
ソーニャ:「そんな気持ち悪い奴、飼うな!」
あぎり:「ちなみに、私以外にもコルクさんや他の方からも欲しいと頼まれていますので、お願いできますか〜?」
ソーニャ:「コルクは商人だから欲しいのは分かるが、他のクリエメイトは何に使う気だ・・・(あぎりは怪しい薬の材料にするんだろうな)」
やすな:「それって報酬あるんですか〜?」
あぎり:「手伝ってくれたらお支払いはしますよ〜」
そんなやり取りの中きららがやってきた
きらら:「皆さん、こんにちは」
やすな:「きららちゃん、こんにちは〜♪」
ソーニャ:「今日は、ランプは一緒じゃないのか?」
きらら:「アルシーヴさんに、試験の結果が悪いと怒られたので、補習でマッチと一緒です」
やすな:「ランプちゃんも大変だね・・・」
ソーニャ:「お前も人の事言えないな」
きらら:「皆さん集まって、どうしたんですか?」
ソーニャ:「あぎりが、山へ行って『マンドレイク』を取りに行くのを手伝ってくれと頼まれてな」
あぎり:「きららさんも一緒にどうですか〜?」
きらら:「是非行きます♪」
あぎり:「場所が場所なので、移動手段のバイクを用意してくださいね〜」(距離問題解決の為の設定です)
時間が経ち準備した後
きらら:「お待たせしました〜」(バイクで走ってきた)
やすな:「おっ、きららちゃんのバイクは凄いね」
きらら:「やすなさんの頭・・・何か凄いですねww」
やすな:「折角みんなで、バイクで行くんだし、世紀末の真似でやってみたんだ〜」(モヒカンのカツラを付けて、片手に水道管のパイプ)
ソーニャ:「そのズラ外せ・・・私も恥ずかしいだろ。第一ヘルメット付けられないだろ」
やすな:「え〜私のバイク、私のデザインをカンナさんに作ってもらって、真宵ちゃんにチューニングしてもらったのに・・・この排気音凄いでしょ」(スロットルを回して、吹かす)
ソーニャ:「お前・・・相変わらず変なところで金をかけるこだわりあるよな・・・」
あぎり:「ではでは参りましょうかー私についてきてくださいね〜」
一行はバイクでツーリング
やすな:「ヒャッハー!」
ソーニャ:「おい!あんまり奇声を上げるな」
きらら:「それって何かの真似ですか?」
やすな:「世紀末のモヒカンがよくやっている叫びだよー」
きらら:「ヒャッハーですね!」
ソーニャ:「影響受けるの早いな・・・」
やすな:「汚物は消毒だー!!」
あぎり:「ここを私の国にしてやります〜」
ソーニャ:「アホの集団だと思われるだろ・・・」
そして色々ハイテンションで走りながら到着
あぎり:「到着ですよ」
やすな:「やっぱり一緒に走ると、ハイになって最高だったー♪」
きらら:「一人で走るのとは違いますね♪」
ソーニャ:「お前の奇声で、大型モンスターとか寄ってこないか心配だった」
きらら:「ここからは歩きですね」
あぎり:「ではでは行きましょうか」
やすな:「よーし、出発♪」
山の中に入ってしばらくして、やすなの息が上がりそうになっていた
やすな:「ハアハア・・・」
ソーニャ:「息が上がっているぞ、ここまでのハイテンションはどうした?」
きらら:「やすなさん大丈夫ですか?」
やすな:「皆体力ありすぎだよ・・・」
ソーニャ:「普段から鍛えていないからだ、身体は頑丈でもスタミナが追い付いていないな」
あぎり:「やすなさん、この『エトワリアチャージEX』飲みます?」(公式イベントに登場した栄養ドリンク)
やすな:「それください・・・」
あぎり:「お代は○○になりますよ」(軽くぼったくりww)
ソーニャ:「本当に商魂エグイな・・・」
飲んだ後・・・やすなは物凄くハイテンションになった
やすな:「元気100倍だー!!」
ソーニャ:「単純な奴だな・・・」
やすな:「さあマンドレイクはどこだー?」
ソーニャ:「帰ったら筋肉痛でダウン確定だなww」
捜索の末、ついに発見した
あぎり:「ありました〜この葉っぱの下にマンドレイクがあります」
ソーニャ:「こんな所に生えるのか・・・マンドレイクって」
やすな:「なんか某ゲームの動く人参に見えてきたよww」
あぎり:「では誰が抜きましょうか?」
きらら:「私がやりますね」
あぎり:「抜く際の注意点分かっていますか〜?」
きらら:「はい、抜いた瞬間に悲鳴を上げるので、耳を塞がないと死にますよ」
ソーニャ:「えっ!マジか・・・」
やすな:「あれ?ソーニャちゃんビビってる?」
ソーニャ:「ビビってねえ!」
いよいよきららが引き抜きを行う
きらら:「うーん!!これはなかなか根深いですね」
あぎり:「これはなかなか生きがいいですねー」
ソーニャ:「手こずるようなら、私も手伝おうか?」
きらら:「大丈夫です、もう抜けそうなので、下がっていてください」
やすな:「あっ、頭が見えてきたよ」
きらら:「抜けましたー」
引き抜いた瞬間・・・マンドレイクからの強烈な叫びが周辺に轟く
マンドレイクA:「オギャーーー!!!!」
やすな:「うわ!何これー!」
ソーニャ:「思ったよりうるせー!!鼓膜破れるって!!」
きらら:「お二人とも大丈夫ですか?」
マンドレイクの叫びが収まり・・・
やすな:「うわ・・・意識が飛びそう」
ソーニャ:「これは・・・頭がおかしくなりそうだ」
あぎり:「お二人さん、これがマンドレイクですよ〜エトワリアのマンドレイクは生きがいいですねー」
ソーニャ:「うわ・・・実物見たら気色悪いな・・・夢に出てきそうだ」
やすな:「この手足の動きが面白いねww」
きらら:「やっぱり天然物は、違いますね。私の村のとは違いますね」
ソーニャ:「きららの故郷にもあったのか?」
きらら:「私の村では、畑で育てていましたので、天然物と違ってこんなに立派じゃないので」
やすな:「それ興味あるね〜」
ソーニャ:「(何企んでいるんだ?やすなの奴)」
あぎり:「さて、数が要りようなのでまだまだ探しに行きますよ〜」
ソーニャ:「そういえばそうだったな・・・」
やすな:「まだこの悲鳴に耐えないとダメ?」
ソーニャ:「お前は金の為なんだから我慢しろ」
時間が経ち次のマンドレイクが見つかった
きらら:「あっ!ありましたよ」
ソーニャ:「さっきのより葉っぱがデカイな・・・」
やすな:「きららちゃん、頑張ってね、応援してるから」
あぎり:「きららさんばかりだと面白くないので、ここはきららさん以外でじゃんけんをして、負けた人が抜くのはどうでしょうか?」
やすな:「よ〜し、絶対にソーニャちゃんにやらせてやるぞ〜」
ソーニャ:「そういうお前にやらせてやる」
きらら:「何かあったら、私が回復魔法で、対応しますね」
三人でじゃんけんした結果
ソーニャ:「クソッ!負けたか・・・」
やすな:「ソーニャちゃんの負け〜♪」(煽り顔)
あぎり:「ソーニャお願いしますね」
ソーニャが抜く事になった
ソーニャ:「よし・・・やるか。思ったよりも根深いなこいつ」
やすな:「頑張れー♪ソーニャちゃん」
ソーニャ:「そのウザい応援止めろ」
きらら:「ソーニャさん、耳を塞ぐのを忘れないでくださいね」
ソーニャ:「いい加減に出てこい!おらあ!」
あぎり:「抜けましたねww」
抜いた瞬間・・・えげつない叫びを放つ
マンドレイクB:「ポッギャー!!!」
ソーニャ:「ああもううるせー!!」
やすな:「ソーニャちゃん、南無阿弥陀仏・・・」
きらら:「(やすなさん、何しているんだろ?)」
そして収まった後・・・ソーニャが戻ってくる
ソーニャ:「ほらよ、抜いてやったぞ」
あぎり:「ソーニャ、なかなかですね」
きらら:「ソーニャさん、回復魔法しますね」
ソーニャ:「あとやすな、私が抜いた後に何お経唱えてんだ?」(胸ぐらを掴む)
やすな:「え?聞こえてた?」(とぼけた顔)
きらら:「え?何ですかそれ?」
ソーニャ:「私は〇し屋だぞ、読唇術くらいできる」
あぎり:「それなら私でもできますよ〜」
ソーニャ:「今度やったら三途の川に送ってやるぞ」
きらら:「やすなさんのお経っていうのは、呪文か何かですか?」
やすな:「もういいから次行こう」
次のマンドレイクを発見する
ソーニャ:「あったぞ、なかなかの大物かもしれないな」
あぎり:「では誰が抜くか、またじゃんけんしてくださいね〜」
きらら:「私もいいですか?」
やすな:「よ〜し負けないぞー」
じゃんけんの結果
やすな:「うわ〜負けた〜」
ソーニャ:「死んだら葬式は上げてやるよ。お前の事だから信仰なんてないだろうから、万人受けの浄土真宗とかでいいな?」
きらら:「コールされた身体なので、そこは大丈夫ですよ」
やすな:「あっ、そうだった、じゃあ平気だ〜♪」
ソーニャ:「本当にバカだなアイツ」
やすなが抜き始める
やすな:「う〜ん!これはソーニャちゃんの予想通りなかなかの大物だ」
きらら:「やすなさん、頑張ってください♪」
ソーニャ:「最後の勇姿ぐらいは拝んでやるぞ」
あぎり:「やすなさん、これは凄そうですよ〜」
やすな:「抜けたー!!」
抜いた瞬間、マンドレイクの叫びがやすなに炸裂
マンドレイクC:「ウギャー!!!」
やすな:「うわあ!!意識飛びそう!」
きらら:「これは凄いですね・・・」
ソーニャ:「お前はアホで勇敢だったよって伝えてやるよww」
叫び終わり、やすなを心配するきららが近づく
きらら:「やすなさん、大丈夫ですか?」
やすな:「う〜ん、思ったより平気だった」
ソーニャ:「こいつヤバイな・・・」
ソーニャのマンドレイクと比べてみる
あぎり:「ソーニャが抜いたマンドレイクと比べてみましょう」
やすな:「ソーニャちゃんのより大きい奴だー♪」
ソーニャ:「チッ、大きさに負けたか」
やすな:「あれれ〜負けて悔しいのかな〜?」
ソーニャ:「マンドレイクの叫びの方がマシなくらいウザいな・・・」
きらら:「やすなさん、回復魔法しますね」
やすな:「ふー癒されたよ〜」
そして一行は次のマンドレイクを見つけた
やすな:「あったよ〜♪」
ソーニャ:「よし、今度も負けないぞ」
きらら:「気合十分ですね♪」
あぎり:「今回は、私がやりましょう」
やすな:「あっどうぞどうぞ」
ソーニャ:「この件の言い出しっぺだし、ここまでやっていないからな」
そしてあぎりが抜く
あぎり:「うーん!なかなか生きがいいですね〜」
ソーニャ:「おーい!耳塞がないと死ぬぞ」
やすな:「あぎりさん、大丈夫?」
あぎり:「心配ご無用ですよ〜」
きらら:「頭が見えてきましたよ」
抜いた瞬間、叫びはこだまするが・・・あぎりは平然としている
マンドレイクD:「プギャー!!!!」
ソーニャ:「(なんであぎりは平気なんだ?)」
やすな:「(あぎりさん、なんで平気なんだろ?)」
きらら:「あの叫びに耐えるあぎりさん・・・これが忍者なんですね」
悲鳴が収まった後
ソーニャ:「やっと収まったか・・・なんか臭うな」
きらら:「魔物ですか?」
やすな:「ソーニャちゃん、言いにくいんだけどさ・・・」
ソーニャ:「何だ?」
やすな:「マンドレイクの悲鳴と同時にオナラしちゃった♪」
ソーニャ:「くせえのは、お前の屁かよ・・・」
きらら:「音に被せるとは、やりますね♪」
あぎり:「皆さん、抜いた私をちょっとは褒め称えて下さいね〜」
ソーニャ:「ちょっと待てあぎり・・・なんでそんな平気な面なんだ?」
あぎり:「実はですね〜この『ご都合遮音耳栓』のおかげですよ」
ソーニャ:「お前!そんなのあるんだったら私らにも貸せ」
やすな:「あぎりさん、ずるい〜」
あぎり:「それなんですが、正しく付けないと意味がないので、付け替えは出来ませんよ〜」
ソーニャ:「じゃあ、この後の引き抜きは、あぎりが全部やれよ!」
あぎり:「それじゃつまらないじゃないですか〜」
そして時間が経ち集め終わり(もう夕暮れ)
あぎり:「お疲れ様でした〜」
ソーニャ:「こんなに大量にいたら気持ち悪いな・・・」
やすな:「見てみて〜よく見るとそれぞれ表情や動きが違うよ〜♪」
きらら:「本当ですねww口や目が若干違いますね」
ソーニャ:「『よくも抜きやがったな、末代まで呪ってやるぞ』ていうオーラしか感じないな・・・」
あぎり:「ではでは〜私は先に帰って依頼人にマンドレイクを引渡しに行きますので〜お疲れ様でした〜」
あぎりがバイクで走り去った後、やすながある事に気づく
やすな:「あっ!あぎりさんから報酬貰ってない!」
ソーニャ:「帰ったら後でちゃんと請求すればいいだろ、私も一緒に取り立てはしてやる」
やすな:「そのお金でしたい事沢山あったのに・・・」
ソーニャ:「お前本当に金遣いが荒いな・・・ちょっとは自制しろよ」
やすな:「(グゥー)そんな事言っていたらお腹空いちゃった・・・」
きらら:「それならライネさんの所へ行きます?」
やすな:「それいいね♪栄養ドリンク代でお金ないからきららちゃんのおごりで」
ソーニャ:「おいコラ、タダ飯たかるな!」
きらら:「今日は楽しかったから、いいですよ」
やすな:「やったー!」
3人はバイクに乗って、帰路へ向かう準備をする
やすな:「よ〜し、じゃあ里まで競争しよう」(スロットル全快)
ソーニャ:「危険な走りはするなよ」(エンジンを吹かす)
きらら:「では行きましょう」(クラッチを繋ぐ)
後日、マンドレイクの回収によって生じた数多くの叫び声の所為で、やすな達が行った山に、変な噂がついたらしい(マンドレイクを依頼した顧客については、追加検討します)
終わり
最後までお読みいただき感謝申し上げます。今年は何とか祝えました(昨年は思いつかなかったので)
今回の話は、マンドレイクとキルミーベイベーを繋げて、ついでにきららちゃんも一緒にした話になりました(別に3人でもよかったのですが、エトワリアらしさに薄かったので、きららちゃんを追加しました)
これを作っている途中でキルミーベイベーを全巻買って、最近読み始めましたが、マンドレイク顔負けの化物が多くてびっくりしました(意外と3人のキャラ設定が凄いと感じました)
次回作も期待しない程度に(最近忙しくて大変ですが、地道に頑張っていきます)
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