ぺ……名無し様の短編SS集 第4話 きらら 「朝目覚めたら魔法少女になっていた」
及び感想コメントを元に勝手に書いた続きのようなものです。
元はこちら
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3874#res79
独自設定に独自設定・解釈を重ねた3次創作となるので斜めの方角にすっ飛んでいる可能性があります。きらら外作品の改変台詞があったりします。多分、一番キャラ崩壊してるのはクレアです。推しの方はご注意ください。
序盤はランプの独り言で進行しますが途中から掛け合いになります。
ギャグにするつもりがやや湿度高め(シリアスではない)になってしまいました。台風接近中だけに。
ランプ「きららさん、どうしてこんなことに…?」
ランプ「まさか、現実で起きたことが夢に?」
ランプ「もしそうなら、起きて感じたかったです」
ランプ「そうでなくても、何があったかわからないのはモヤモヤします」
ランプ「決して、きららさんが薄着のせいではありません…」
ランプ「それはムラムラです。今の私はモヤモヤです。そのはずです」
ランプ「きららさん、熟睡してるのでしょうか」
ランプ「今のうちに、夢の続きを……」ムラッ
ランプ「だ、ダメです…寝ているところにこっそりなんて…」
ランプ「この状況は危険です。距離を取りましょう」
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きらら 「ランプ、大好きだよ」
きらら 「夢から覚める前に、最後の魔法をランプにかけたくって」
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ランプ「あれは、夢の中のこと…」
ランプ「きららさんの本当の気持ちを知りたい」
ランプ「魔法、かけられてしまいました」
ランプ「それにしても、夢にしてはハッキリしていました」
ランプ「もう少し、考えてみよう。
どうせ、しばらくはきららさんのことしか考えられそうにないのだから」
ランプ「もう一度、夢を探るとか…」
ランプ「夢と言えば、臣様の夢占い…お金を払えば視てもらえますよね」
ハナヂダバー
ランプ「臣様と裸で同衾なんて場面を想像しただけでこれです。
実際にやったら夢に入る前に心臓が止まります」
ランプ「メリー様やシャミ子様の力で私ときららさんの夢の世界を繋ぐことは可能でしょうか」
ランプ「ダメです。私の煩悩まみれの頭の中を覗かれることになってしまいます」
ランプ「そもそも、夢の世界なんて聖典の中の話です。
夢に「中の世界」なんてありませんよ…ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから」
※エトワリアです
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ランプ「敵を知り己を知れと言います。私の夢の分析でもしましょう」
ランプ「夢の世界とかでなく、夢に詳しそうな方…」
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ランプ「召喚の館…今日の用事は召喚ではありません」
ランプ「『一之瀬』の表札」
ランプ「2人が結婚したときは素直に嬉しかったのに」
ランプ「今日は幸せな2人を見るのは辛い気持ちがあります」
クレア「あら、ランプ、いらっしゃい」
ランプ「えっと、花名様はいらっしゃいますか」
クレア「ああ、私の花名に用事ね。
呼んでくるから待っててね」
花名「ランプちゃん…?珍しいね…」
ランプ「お、お邪魔だったでしょうか」
花名「そんなことないよ!歓迎だよ!ウェルカムだよ!」
ランプ「ふふっ、やっぱり花名様は癒されます」
花名「どういう意味なの…?」オプオプ
クレア「私の花名はいつだって可愛くて優しくて癒しだから。
私の花名の素晴らしさはいくら讃えてもいいけど変な気は起こさないでね」
ランプ「ヒェッ」
ランプ「えーと、実は……」
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花名「そんなことがあったんだ」
ランプ「はい、花名様は夢に関係するエピソードが多い方と思い…」
花名「私の夢なんて、起きて自己嫌悪になるようなものばっかりだよ……」
ランプ「そんなこと言わないでください。素敵です」
クレア「そう、私の花名は全て素敵だから。
可愛くて優しくて癒しで賢くてそれでいて決して偉ぶらない謙虚さが〜」
ランプ「やっぱり、きららさんに対する邪な感情が出てしまったのでしょうか…」
花名「う〜ん、私は専門家じゃないけど、『私のいた世界』では、夢っていうのは
記憶の整理って言われてて、自分の知ってることとか考えてることが脈絡なく
出てくるような、そういうものかな、って」
ランプ「さすが花名様、とても論理的です」
クレア「でしょ?私の花名は〜」
花名「そうすると、ランプちゃんの話にはおかしいことがあると思うの」
ランプ「え?」
花名「夢の中のきららちゃんが、ランプちゃんが『考えたことも無かった』ことを
言ったんだよね」
ランプ「あ……」
花名「だから、もしかしたら、そのきららちゃんはランプちゃんが頭の中で思う
きららちゃんじゃないのかもしれない。
科学的じゃないけど、ここ(エトワリア)では何があっても不思議じゃないし、
夢の中に入れる子もいるみたいだし……」
ランプ「さすが花名様!私では気付かないない事を平然と指摘するッ
そこにシビれる!あこがれるゥ!」
クレア「シビれる…あこがれる…ギリギリセーフかな」
ランプ「ヒェッ」
ランプ「きららさんが私の夢に侵入した可能性…」
ランプ「押し倒してでも問い詰めないと…」
ランプ「いや、力では勝てません…」
栄依子「あら、ランプはついに力づくできららを手籠めにするつもりになったのかしら」
ランプ「え、栄依子様!?」
栄依子「花名と私は同じ世界の友達だからよく遊びに来るの」
栄依子「そうしたら、面白…物騒なことが聞こえてきたから、つい」
ランプ「いや、その、勢いと言いますか冗談と言いますか…」アワアワ
栄依子「一服盛ってその間に襲おうとか?」
ランプ「めめめ滅相もない!
いや、眠らせた上で今度こそ私がきららさんの夢に侵入して……」
花名「ランプちゃん!?」
クレア「私の花名はモラルも高いからそんな悪事には与することなく〜」
栄依子「なんか、ランプって睡眠薬盛ってきそうな声してるのよね」
ランプ「声で判断しないでください!私は健全です!」
栄依子(健全?)
栄依子「まあいいわ、頑張ってね」
花名「よく分からないけど頑張ってね」
クレア「他人の幸せを自分のことのように応援するその優しさが私の花名の最大の魅力にして〜」
ランプ「は、はい、ありがとうございました」
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リリス「ほほう、そんなことがあったとな」
シャミ子「きららさんにも夢に入る力が…?」
ランプ「いや、まだ可能性の話ですが」
リリス「余もうすうす感じてはいたのだ。
きららには微かだが我らと似た力がありそうだとな。
シャミ子か、余か、あるいは別の夢魔が召喚されたことによる影響かもな」
シャミ子「そうだったんですか…」
リリス「きららには底知れない潜在能力があるからな…。
夢に現れた魔法少女というものもきららが持つ可能性のひとつかもしれん」
ランプ「きららさん、改めて凄い方です」
リリス「ところでシャミ子や、これはチャンスとは思わぬか?」
シャミ子「何でしょうか……ハッ。
つまり、きららさんには魔族の素質もある?」
リリス「そう、性質が似てることを理由にきららを眷属にできるかもしれぬ」
シャミ子「エトワリアでこれほど頼もしい味方はいない」
ランプ「悪巧み顔いただきました」
??「シャミ子に余計なこと吹き込まないで」
シャミ子「ごぜんぞーっ」
桃「大丈夫、投げ飛ばしただけだから」
ランプ「リリス様なら大丈夫ですね」
桃「やっぱり、シャミ子はただの魔法少女より召喚士もやれて魔法少女もやれて
魔族の力も使えるきららがいいんだね……」
シャミ子「そういう闇落ちはしなくていいですから」
ランプ「あ、ありがとうございました。失礼します」
(修羅場からは逃げるのが賢明です)
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ランプ「ヒントは貰いました。きららさんに直接確かめましょう」
ランプ(きららさん、ベッドに腰掛けて)
ランプ(今、起きたところでしょうか)
ランプ(それにしても無防備な…)
ランプ(ああ……きららさん……)
きらら「あ、ランプ、戻ってきたんだ」
ランプ「きららさん…!」ガシッ
きらら「えっ何!?」
ランプ「きららさんが悪いんですよ」
ランプ「私の夢に侵入してそのいやらしい足で私を誘惑したでしょう」
きらら「そんなことしてないよ……あ」
きらら「確かに、夢にランプは出てきたけど、それは私の夢で」
ランプ「クリエメイトの方から、きららさんには夢に入る能力があると聞きました」
きらら「私に、そんな力が…」
ランプ「でなければ、私の夢の中のきららさんが、私には考えつかないことを言うはずがないんです」
ランプ「ギリギリで覚めてしまったので、ずっとモヤモヤしてるんです。続きをします」
きらら「待って、こんな形じゃなくて……」
リリス「そう焦るな、きららもわざとやったわけではない」
ランプ「リリス様!?」
リリス「説明不足だったのでな、補足に来たのだ」
ランプ「そうでしたか…」
きらら(助かった?でも恥ずかしい…)
桃「この光景、何故か既視感が……」
シャミ子「私も、存在しない記憶が呼び覚まされるような……」
リリス「きららに夢魔の力があると言っても現状ではそれほど強くはない。
おそらく、よほどの近距離、何なら接触していなければ夢に入ることはできない、
さらに自分の意思で制御できるほどではなさそうだ」
ランプ「ということは?」
きらら「ごめんね、ランプ…
今ので、なんとなく分かったよ…
私、もっとランプに私のことを見て欲しかったんだ…」
ランプ「私は、いつだってきららさんのことを…」
きらら「それは分かってるつもり。
だけど、ソラ様やアルシーブさん、そしてクリエメイトさん達…
ランプが自分の意思で好きな人達、それに比べて、私は召喚士だから一緒にいる…
私に出来るのはせいぜい世界を救うことくらいだって…」
きらら「ランプの寝顔を見て、私だけを見て欲しいって思っちゃった。
だからきっと、気付かずにランプの夢に入ってしまったんだね」
きらら「嫌な思いさせてごめんね…
私のこと、嫌いになっ」
ズキュゥゥゥン
きらら「!?」
ランプ「それ以上、自分を責めるならまた口を塞ぎます」
きらら「え?」
ランプ「私は、きららさんが大好きです。
大好きな人を責める言葉は聞きたくありません」
きらら「でも……」
ランプ「ソラ様もアルシーブ様も好きですし、尊敬しています。
クリエメイトの方はもちろん好きです。欲情もします。
ですが、その好きとは違って……恋、です。
私が恋をしているのはきららさんただ一人です」
きらら「ランプ……」
リリス「言いこと言ってるようで変なものが混ざってなかったか?」
桃「邪魔者は去ろうか」
シャミ子「そうしましょう」
リリス「きららの勧誘はしないのか?」
シャミ子「諦めましょう。きららさんはランプさんのものです」
リリス「お前達、他人のことはよくわかるのに自分のことになると」
桃「何?」
リリス「ああいや、何でもない」
ズキュゥゥゥン
ズキュゥゥゥン
リリス「さっきから銃声が聞こえないか?」
シャミ子「効果音です」
桃(あの2人、いっぱいしてるんだな……///)
- 終わり -
読んでいただきありがとうございます。
名無しことペンギノン様、ありがとうございます。
タイトルのネタである例のファンアートや、BBS内カップルの花名クレ(特にリゾチウマーΛ様)等も使っている混ぜこぜ3次創作でした。
全体的に独占欲強めなのは作者の癖と思われます。
私は元々はなたま派なので、推しカプを分離する以上徹底的に好きになってもらおうということでこうなりました。
「あ... ありのまま今 起こったことを話すぜ!」
「おれは きららさんが魔法少女になる話を読んでいたと思っていたら いつの間にか夢魔になる話に変わっていた」
「な... 何を言っt (ry
拝読いたしました! この世界、どいつもこいつも曇ってやがるッ!
基にされたというSSもついでに読んできた () のですが、あんないかれた作品誰が書いたんでしょうねぇ...w 実に罪深い...ww
栄依子さん、それ見えちゃいけないもの見えてますy... 栄依子ちゃん栄依子ちゃん栄依子ちゃん栄依子ちゃん... えへへへへ///
きららBBS名物 ・ はなクレと、安定と信頼のシャミ桃の成分も補給できて超お得。隙あらば花名ちゃんの彼女面してくるクレアちゃん概念も正直すごく好き。ごせんぞは後でメソポタのこといっぱい教えてね。
夢と人の心との繋がりに対する洞察力... これは一之瀬花名ジークムント ・ フロイト説を個人的に提唱せざるを得ない。あんなフロイトが手をたたいて喜びそうな悪夢見せてどういうつもり!? (千代田桃)
... え? 精神分析学は科学的信頼性にいまいち欠けるって? そうだね...
そして最後はお決まりのあれ。グレートですよ、こいつァ!
素敵な作品を執筆いただき、誠にありがとうございます! 月並な感想ではありますが、とても面白かったです!
では、かくして結ばれた二人の毎日が、かくも幸せなものであることを願って。HAIL 2 U!
>>34
なんとぉー、早速元ネタ作者様からのコメントがっ
魔法少女が闇の眷属化することはあり得る、聖典にもそう書いてある。
大元が声優ネタということでこちらでも入れたいと思いまして、伝わって良かったです。よりによってあのキャラ。
一之瀬クレア(病みVer.)も受けれ入れてもらえて安心しました。
楽しんで頂けたなら幸いです。
コメントありがとうございました。
一之瀬の表札という文字を見たときん?と思いました。私のssの設定を使ってもらってとてもうれしいです。花名のことが大好きなクレアがとてもかわいかったです。
>>36
設定の無断使用が気付かれた作者です。リゾチウマーΛ様のSSどれも良いですが、印象に残っていたのと話に組み込みやすかったので表札エピを使わせていただきました。花名のことが好きすぎてキャラ崩壊してないか不安でしたがそう言ってもらえて良かったです。
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