※安価まで少し導入があります
※主は陽綾が大好きです
綾「変な物が落ちているわね」ヒョイッ
綾「なになに、『この眼鏡をかけると、あなたの一番大切な人の心が見えるようになります』……!?」
綾「よ、陽子の心が分かるの!?」
綾「……って、どうして陽子が真っ先に出てくるのよっ!」
綾「まぁ、折角だしかけてみようかしら。期待してるわけじゃないわよ。ないんだからね!」
綾「度は入ってないのね。フレームが視界にボヤけて映る感じが何だか新鮮だわ」
陽子「綾〜! どしたのその眼鏡?」
綾「これ? お、お洒落よ」
陽子「へー、似合ってて可愛いじゃん!」
綾「かわっ……!?」
綾「な、何言ってるのよ、陽子のヘンタイ!」
陽子「えぇ!? ただ褒めただけなのに!」
綾(あぁ、またやってしまったわ……)
綾(陽子、怒ってないかしら……)
陽子の心(>>4)
綾「えっ……?」
陽子(まだ授業始まってないのにもうお腹減ったよ)
陽子(朝食べたの菓子パン二つだけだもんなぁ〜)
綾(それだけ食べたらお昼まで持つと思うのだけど……)
綾(……)
綾「よ、陽子、これ!」
陽子「ん、これ……総菜パン?」
綾「お弁当に用意したのだけど、多くて困ってたから、陽子に分けてあげる」
陽子「え、いいの!? サンキュー綾!」ギュッ
綾「!?!?!?!?!?///」ボフッ
綾(や、柔らかかった……)
綾(じゃ、じゃなくって! そう、これよ!)
綾(普段酷いことをしちゃう分、今日は陽子の思っていることを先読みして行動するわ!)
綾(もし上手くいったらまたハグして貰えるかも……)ポワワ
綾(……って、そんな下心ないんだからね!)
〜授業中〜
綾(普段は真面目に授業を受けているだけだけど……)
綾(自分以外のことが分かるとなると、途端に気になりだしちゃうわ)
綾(……陽子はこの時間、どんなことを考えているのかしら?)
陽子の考えてること>>8
陽子(砂糖とか使って何とかならないかなぁ……)
綾(結構ユニークなこと考えてるのね)
綾(そんなに腹ペコなのかしら……)
綾(でも、今日は陽子の気持ちに付き合うのが目標)
綾(作って見せようじゃない!)
〜理科の時間〜
陽子「二人一組で理科の実験だな〜」
綾「いいえ、陽子……これは理科の実験ではないわ」
陽子「え? でもここって理科室じゃ……」
綾「これからやるのは調理実習よ!」
陽子「…………はい?」
綾「使える範囲の薬品を使ってお菓子を作ってみるわよ!」
陽子「すげー! ほんとに出来るの?」
綾「それを試すのが理科の実験よ!」
綾「個体を作るのは難しいからジュースを作ってみましょう」
陽子「よっしゃー!」
綾「で、出来たわ……!」
陽子「ハチミツみたいに綺麗な金色だな! 早速一緒に飲もうぜ〜」
綾「え、私も?」
陽子「当たり前だろー、こういうのは分け合った方がよりおいしい、って言うしさ」
綾「そうね、折角出来た物だものね」
陽子「じゃっ、いただきまーすっ」
出来た薬の効果>>13
陽子「あま〜! すっごく美味しいぞこれ!」
綾「そ、そうね……しかも心なしか身体も温かくなってきたような……」
綾(あれ、頭がふわふわする……顔も熱いような……)
綾(……陽子の顔も赤い?)
陽子「えへへ〜綾ぁ〜」ギュッ
綾「よ、よよよ陽子!?!?」
陽子「私のために色々してくれてありがとな〜」ナデナデ
綾「きゅ、急にどうしたの? 恥ずかしいわよ……」
綾(恥ずかしいのに……離れられないような……)
傍で見ている忍「あれは……ギガンティックお姉ちゃんモード!?」
傍で見ているアリス「ギガンティックお姉ちゃんモード……?」
忍「妹がいる人はこのように、とてつもない包容力を発揮することが出来るのです!」
忍「この包容力に当てられてしまったら、誰でも妹になってしまうんです……!」
忍「ほら、あの綾ちゃんを見てください!」
綾(こ、こんな扱い恥ずかしいのに……)
綾(陽子の暖かさで頭が火照って何も考えられない……)
綾「お、お姉ちゃん……」ギュッ
アリス「あ、あのアヤが陽子をお姉ちゃん呼びに……」
忍「これがギガンティックお姉ちゃんモードの力です! あのツンデレ綾ちゃんも、今やおねデレですよ!」
アリス(今日のシノは造語の日なんだね……)
〜昼休み〜
綾(ああああ恥ずかしいいい!!!)←酔いが醒めた
綾(まさか思考停止して陽子に甘えちゃうなんて、しかも人前で……!
綾(穴があったらマントルまで潜りたいわ……)
綾(……陽子はどう思ってるのかしら)
綾(もしかしたら、本当の妹みたいで可愛い、って思ってくれてたり……)
綾(ば、ばか! 何考えてるのよ!)
綾(……でも、あれだけのことやってるんだから、少し位私の事気にしているはず……)チラ
陽子(お腹空いたな〜、四時間目こっそり早弁したのがダメだったなぁ)
綾()
綾(そう……あれだけ大それたことやっといて、何も気にしていないのね……)
綾(こうなったら、私の方から仕掛けて、陽子を照れさせてやるんだから!!)
陽子照れさせ作戦>>20
綾「空太君と美月ちゃんの話題で陽子を照れさせるわ!」
綾「私の計画通りになれば……」
綾『空太君と美月ちゃんって良い弟と妹よね』
陽子『自慢の兄弟だよ〜』
綾『きっと陽子が良いお姉ちゃんだから、それでいい子に育ったのでしょうね』
陽子『ちょ、なんだよ急に! 照れるじゃん〜』テレテレ
綾「いけるわ!」
綾「空太君と美月ちゃんって良い弟と妹よね」
陽子「まぁな〜。色々悪戯っぽいけど自慢の兄弟だよ」
綾(よし、計画通り! 後は陽子を照れさせるキラーフレーズを言えば……!)
綾「だからあれだけいいお姉ちゃんを出来るのね」
陽子「あ、さっきの?」
綾「えっ?」
陽子「まさか綾があそこまで甘えてくれるとは思わなかったなぁ。綾がもし妹だったらもっと素直になってくれるかな〜」
綾「そ、そんな訳ないでしょ! あれはたまたま、何かの間違いなんだから!!///」
綾「返り討ちにされたわ……」
綾「心の中も全く動揺してる気配はなかったし……完全に失敗だわ」
綾「でも、これしきのことじゃめげないわ!」
綾「普段してやられている分、今日は私の方から仕返ししてやるんだから!」
次なる作戦>>24
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