[Attention!]
この作品は『恋する小惑星 (アステロイド) 』を題材としたSSです。
あくまで上記原作とは一切無関係な所謂二次創作 (或は三次創作) です。
創作の関係上、大いに独自設定 ・ 捏造 ・ 原作を逸脱した点が存在します。
SSによくある会話形式ではなく、モノローグや背景描写などを多分に含みます。
その関係で文字が多く、読みづらいです。
書き溜めありです。と言うより、既に最後まで完成しています。
最後に、私は大の恋アスファンです。この作品で初めて知った概念も意外と多く、地学の面白さと奥深さをその度に感じています。
以上の点を了承してくださる方は、どうかお付き合いください。
望遠鏡の対物レンズは、はるか遠方の星々を捉えることができる。
途方も無い距離であるにも関わらず、わたしたちはその存在を認知し、観測し、性質を知ることができる。
よく考えなくても、それはとても驚くべきことなのだ。しかしながら、今やわたしたちはその手段を知っているし、設備さえあれば実行することも決して難しくない。
世の中には、見た目と中身が一致しない物事がしばしばある。今日、わたしはそれをまさに実感することになった。
「みら... わたし、もうわかんないよ...」
何を呟いても、静寂の中に溶けていくのに。
積もるのはただ、溜息ばかりで。
ひたすらに、無意味なことを重ねているのに。
わたしはそれを、やめられないでいる。
今のわたしは、あの頃と大して変わらない。
何年も前の思い出。みらと初めて出会った日のわたしと。
不貞腐れて、気持ちは下向きで、でも顔と意識は辛うじて上を向いていた。
今も、まさにそんな状態のわたしなんだ。
しかしながら。実のところ、大した理由でもないことは理解している。
みらと、喧嘩したのだ。
そして、未だに喧嘩になった理由がいまいちわからないまま、今に至る。
釈然としない気持ちと、このままみらに嫌われてしまうかもしれないという恐怖心が、わたしを焦らせる。
情けないよ。どうして、切っ掛けすらピンとこないんだ。
せめて、身に憶えがあれば。そうしたら、悪かったところを直せるのに。
これじゃ、悪いことをして反省していないのと同じじゃないか。
これじゃ、みらに何を言っても空虚な空メールを送っているのと同じじゃないか。
謝りたいのに。早く、謝りたいのに。
正しい仲直りのためには、時に迅速さは足枷になる。
「駄目だよ! あおは見ちゃ駄目!」
家に帰って、何かをしていたみらの後ろから覗き込もうとしたわたしは、みらにそう言われて突っぱねられた。
思わず「どうして?」と訊いたが、はっきりとした回答は得られず誤魔化された。それがすっきりしなかった。
そして、ついうっかり。それを素直に言っちゃったんだ。
もう一度立ち止まって考えて、まずかったかもしれないと思ったのはその辺り。
確かに、冷静になってみればさっきのわたしはしつこすぎた。誰にでも隠しておきたい部分はあるのに、そこにぐいぐい踏み込もうとしていた。
そして、その後だ。みらがどこかよそよそしくなってしまったのは。
一応、際立って険悪というわけではないのだが、無色透明な板を一枚通して話しているような感覚が拭えない。
本当は、もっと近づきたいのに。思いの外分厚いそれは、わたしがその向こうに辿り着くのを許さない。
ここ最近ですっかり当たり前になったはずのことが、突然困難になってしまったのだ。
積もり積もっていく様々な思いが、わたしの前にも壁を作っていく。
その壁でみらが見えなくなってしまう前に、せめて時間稼ぎを。
その一心で、わたしは家を飛び出してしまったのだった。
今思えば、なんて無鉄砲な行動だったんだろう。
こうして独り歩いている時間も、本当ならみらと一緒に過ごせたはずなのにな。
あぁ、もう。どうしていつも、こう不器用なんだろうか、わたしは。
今日の星咲の天気は、雲ひとつない快晴が一日中続いていた。それは、夜間になった今も変わらない。天体観測には絶好の条件だ。
それなのに、わたしは一体何をやっているのだろう。
煌めく星空を眺めるのがわたしの楽しみなのに、今のわたしには楽しめるだけの余裕はない。
普段なら携帯している双眼鏡すら、今日は置いてきてしまった。
名実ともに、手持ち無沙汰な散歩道。溜息だけは、尽きることなく漏れ出てくる。
「考えないと。みらに何て言って謝るか」
誰が聞いているわけでもないけど、そんなことを言ってみる。
実のところ、特段思考の材料があるわけでもないのだ。ただ、呟いただけ。
宙ぶらりんな呟きは、専ら自身に発破をかけるためのコールサイン。
形式だけでも動き出さないと、気持ちは立ち止まったままだから。
とはいえ、そう簡単に行くものでもない。わかっている。
方法など数え切れないくらい存在するものだ。それこそ、星の数ほど。
この空から見える星一つ一つがそれぞれその手段のパターンだとするなら、わたしがすべきことは条件を満たす適当な天体を観測して選り抜くことだ。
みらの機嫌をこれ以上損ねることなく、円滑に仲直りできる、そんな条件を。
ユーモアを交えるか? 贈り物をすべきか? 何気ない会話の中に混ぜ込むか? 敢えてサプライズを狙うか? それとも...。
色々と思考を巡らすも、どれもいまいちピントがずれているように思えて。
「... うん、やっぱり普通に謝ろう」
結局、一番シンプルな答えに行き着いてしまった。
しかし、それでいい。わたしは演出家ではないのだ。
シンプルにできるなら、なるべくそうするべきなのだ。
ところで、みらはどうしてああいった態度を取っていたのだろうか。
そこが、どうしてもわからないんだよね。
みらに謝ろうと決心は固まっても、みらの機嫌を損ねた原因が見つかっても、肝心なところが抜け落ちている。
こういうとき、思うことがある。
みらとわたしは、どうしても別の人間だから。結局のところ、自分でない人のことを知り尽くすなんてできっこないんだ。
折角知り合ったのだから、みらのことを全部理解したいのに。
全部理解できれば、きっと行き違いもなくなって、ずっと仲良しでいられるのに。
どんなに頑張っても、わたしはみらにはなれない。
至極当たり前のこと。でも、それがもどかしい。
とぼとぼと歩いているうちに、公園の傍を通りかかった。小さな男の子が、お父さんとお母さんと一緒に天体望遠鏡で星を見ている。
... いや、もしかしたら女の子かもしれないけど。こういうのは見た目で判断してはいけないと、多分自分が一番わかっている。
それは兎も角。あの子もご両親も、とても楽しそうだ。
きっとあの望遠鏡を覗けば、広大な宇宙がそこには広がっている。
そうやって、手の届かないほど遠くのものを見るのは簡単なのに。
手の届く距離にいるはずの、みらの気持ちを見るのはこんなにも難しい。
空を見上げる。視界に映る何もかもが、きらきらと輝いている。
広大だ。どこまでも広く、どこまでも遠い。
また、溜息が漏れた。半分は、夜空の美しさに対する感嘆。残りの半分は、力不足な自分に対する失望。
もしも。もしも、願いが叶うなら。
みらの気持ちに寄り添って、みらにもっと笑ってほしくて。
そう、根本的なところを抽出したなら。みら、わたしは。
君の心を、覗きたいんだ。
「あお! 良かった、やっと見つけた」
ふと、現実に意識が引き戻される。聞き慣れた、でも今は聞けないはずの声が、わたしを呼んでいる。
「えっ、みら!?」
振り返ると、そこには確かにみらが居た。少しだけ、息を切らしている。
「あのね、あお。わたし、心配になって追いかけてきちゃったの」
「心配になって!? そ、それはごめんね...」
「ほんとだよ、今何時だと思ってるのさ」
そう言われて、やっとスマホを確認。何と、既に23時を超過していた。わたし、こんなに遅い時間まで外に出ていたんだ...。今更になって怖くなってきた。
ついでに、通知欄がものすごいことになっている。追ってみると、殆ど全てがみらからのメッセージだ。改めて、事の重大さを痛感している。
「今、スマホ見た。こんなに心配かけちゃってたんだね、ごめん」
みらは、俯くわたしの手をそっと握って言った。
「あお、帰ろ」
積もり積もっていた感情が一斉に溢れてきそうになって、しかし結局何も出てこなくて。ただ、頷くことしかできなかった。
ぎゅっとみらの手を握り返す。温かい。
「じゃあ、行こっか」
囁くように、みらはそう続けた。
許して、みら。必ずすぐに、ちゃんと言葉にして謝るから。
今だけは、これで見逃して。
さっきまで一人で歩いていた道を、みらと一緒に引き返す。景色自体はあまり変わらないけど、わたしの隣に影がもうひとつ伸びている。
耳を澄ますと、案外色んな音が聞こえてくる。
風の音、虫の声、鳥の羽ばたく音、たまに猫の鳴き声、それから、人ふたり分の足音も。
でも、わたしだけで歩いていたときはこんなに聞こえた気はしない。考え事に集中していたからなのかな。
「あお、本当にごめんね」
「え?」
思わず振り返る。謝られた理由がピンとこない。
「さっきはあんな態度取っちゃって、あおのこと怒らせちゃったかなって思ったの。言い過ぎたし、あおの気持ち全然考えてなかった」
正直、驚いた。確かにみらとすれ違いがあったのは事実だし、それが気がかりだったのもその通りなのだが、わたしが先に謝られる方になるなんて。
「う、ううん! 大丈夫、わたし怒ってないから。むしろ、わたしの方がみらを怒らせちゃったんじゃないかって心配してたくらい」
そう返した後も、みらは不安そうにこちらの様子をうかがっている。
「だから、わたしも謝らせて。ごめんなさい、みら。駄目って言われたのに食い下がっちゃって、しつこかったよね」
やっと伝えられた、謝罪の言葉。出遅れてしまったし、少しだけ自嘲気味な語り口になってしまった。
「そ、そんなことないよっ! わたし、全然そんな風に思ってないし、今回はわたしが素っ気なく接したのが一番悪いし」
「うぅむ...」
お互い、自分が悪いと譲らない。こういうとき、いつも落とし所に悩んでしまう。
「えーと... じゃあ、お互い良くなかったところを直していこうってことで、もう打ち止めにしよう」
「そうだね、それがいいや」
結局、またみらに助けてもらってしまった。そういうところを、わたしは見習いたい。
みらと雑談しながら、来た道を引き返す。わたしが密かに感じていた距離感は、今は普段通りに戻っている。
今朝見たテレビ番組のこと、今日の授業のこと、休み時間に起こったこと、部活で話したこと。既に知っていることなのに、みらの口から聞くと印象が違う。
そうなると、自然と会話も弾む。一見何でもない会話が、宝物のように愛おしい。
みらに、そのことを話してみた。成程、とみらは小さく呟く。
「きっとそれは、わたしとあおが違う人だからだよ。同じものを見ても、感じ方まで同じだとは限らないわけだし」
はっとした。先程までわたしは、みらと全く同じ考え方になれれば良いとばかり思っていた。でも、それは少し違った。
確かに、わたしがみらではない以上、みらのことを知ろうとしても不確定性を排除できない。突き詰めようとすると、確率論的にならざるを得ない。
でも、逆に言うとそれが多様性を生んでいる。多様な発想がぶつかって、混ざり合って、分厚く、深くなっていく。わたしたちは、生涯をかけてそれを無数に繰り返していくんだ。
誰もが同じ考え方を持っていたなら、こんなことは起こらない。違うものが出会うこと。それこそが、多様なわたしたちを作っているのだろう。
そんな感じで、思ったことを伝えた。みらは頷き答えた。
「そうだね。その通りだよ」
そして、大事なことがもう一つ。たとえ考え方が違っても、納得してそれを共有することは不可能ではない。
こうやって、手を取り合うことができれば。
強い強い繋がりが、形作られるから。
わたしたちは、それに名前を付けよう。
『絆』という、名前を。
何事もなく帰宅し、みらと一緒にベランダに出て、星を眺める。
以前からずっとやってきた習慣ではあっても、みらと一緒なら2倍楽しい。
こうやって過ごす時間が、わたしにとっての幸せのひとつなのだろう。
「あお、ちょっといいかな」
ふと、みらが問いかけてきた。
「どうしたの、みら...」
振り返ると、みらは何かを持って微笑んでいた。
「えへへ。実はね、これを渡したくて準備してたんだ。はい、あお」
みらから手渡されたそれは、丁寧にラッピングされた小さな箱だった。青色の綺麗なリボンが結ばれている。
「み、みら? これは一体...」
そう尋ねると、みらは目を丸くして驚いた。
「うそ!? もしかしてあお、忘れちゃってる!? こんなに大事な日なのに」
小さく咳払いをして、みらはこちらを真っ直ぐ見つめる。
「それじゃあ、改めてちゃんと言わせてもらうね。丁度、日付が変わるから」
部屋の時計が、0時を示す。それと同時に、みらはわたしに言った。
一瞬、反応が遅れた。そして漸く、全てを理解した。
そうだったのだ。今日 ─とは言っても、今しがた訪れたばかりだが─ の日付は、5月25日。それは、わたしにとって紛れもなく特別な日。
わたしの、誕生日だ。
「そっか。わたし、誕生日だったんだ。なんかすっきりした」
「あお、演技とかじゃなくて本当に忘れてたんだね...。でもまぁ、プレゼントを渡せてわたしもすっきりしたよ」
そう言ってにっこりと笑うみら。月光に照らされて、髪が風に揺れて、普段より少し大人っぽく見える。
「あれ? この包装...」
朧げながら、記憶に残っていた。この模様は、さっきみらが。
「そうだよ。わたしが隠してたのは、これ。どうしてもサプライズにしたくて」
照れ隠しと言わんばかりに、みらは頭をかいている。
「ありがとう、みら。とっても嬉しい」
じっと、受け取った箱を見つめる。この中には何が入っているんだろう。
「ねぇ、あお。プレゼント、開けてみて?」
そんなわたしの様子を汲み取ったのか、みらが耳元で囁く。突然の出来事に思わず慌ててしまう。
「さぁ、開けて開けて」
「わ、わかったからっ。ちょっと待って、一旦ストップ」
くすぐったくて、ぞわぞわしちゃう。こんなの反則だよ。
それはそうとして。プレゼントの中身はとても気になる。
「あ、開けてみるね」
みらに戸惑いながらも、プレゼントを開封する。包装紙を破らないように、そっと。
「これは... お茶碗?」
星空を象った、美しいデザインの茶碗。大きさもわたしにフィットしている。
「前にあおがマグカップをプレゼントしてくれたことあったでしょ? だから、それと関連したものにしてみたよ。どうかな?」
「... 大切に飾るね」
「いやいやいや、そこは使ってよぉ!! お姉ちゃんみたいなことしないで!!」
この瞬間、みらは想像したのだろうか。自作の神棚にお茶碗を飾って、毎日神妙に拝むわたしの姿を。
「あはは、ごめんごめん。冗談だよ、ちゃんと使うから。ありがとう、みら」
実は本心もある程度入り込んでいることは、言わないでおこう。
「喜んでもらえて嬉しい。準備してよかった」
みらは、とても満足げな顔を浮かべている。それを見ていると、自然と思う。
「みら、わたしはみらからもう一つ大きなプレゼントを貰ったみたいだね」
「ほぇ?」
意表を突かれたといった様子で、みらは驚いた。
「こうやって、一緒に星空を眺める。いつもやってることだけど、今日っていう日は一度きりだから、そんな今日の始まりをみらと一緒に過ごせるのが、贈り物に思えて」
溜息を漏らす。半分は、夜空の美しさに対する感嘆。残りの半分は、こんなに得難い幸せを味わえる喜び。
「それだったら、わたしも同じものを貰っちゃってることになるよね。いいのかな、仕掛人側なのに」
「いいんだよ、そんなの気にしなくて。そっちのほうが、ずっと幸せだよ」
そう。これはまさに、独りぼっちでは得られなかった、幸せの形。
様々な出会いを重ねて、その分だけ複雑に形成されていく、わたしだけの幸せの形。
きっと、みらがわたしと『同じもの』を貰ったとしても、それがみらの幸せに与える影響の形はわたしのそれとは違うから。
そうやって、わたしたちは成長していくのだろう。
「ねぇ、みら」
ちょっと眠そうにしているみらに、優しく語りかけた。
「んー? なぁに」
「みらの誕生日のときも、また一緒に天体観測しようね」
「ふぇっ!? もうわたしの誕生日の話!? も、勿論いいけどさ」
何となく想像できていたが、みらはやはり驚いている。わたしは続ける。
「わたしはみらみたいに器用なことできる自信がないし、前もって言うね。プレゼント、絶対用意しとくから」
半分くらいは、自分に言い聞かせるような口調でそう言った。引っ越しとかマグカップとかの件で、隠し事に正直気疲れしまった自分に。
「き、気が早いよぉ...。でも、うん。わかった、楽しみにしてる」
あ。今少しだけ、みらがどきっとした。表情と仕草で読み取れた。
みらの心を覗くのは未だに難しいけれど。こうやって地道に観察していれば、みらにもっと寄り添える自分になれる。そうしたら、みらをもっと笑顔にできる。そう、信じている。
願わなくたっていい。祈らなくたっていい。わたしは、自分の力で、それを叶えよう。
「ふぁぁぁ...。もうそろそろ眠ろうか」
みらが本格的に眠たそうな様子。この時間だし、無理もない。
「うん、そうしよっか。明日... じゃなくて今日も、楽しい一日になるといいね」
「なるよ、絶対。だって、あおの誕生日なんだもん」
「... そっか、そうだよね。ありがとう」
そんな会話を交わしながら、ベランダを後にする。頭上には、数多の星が煌めく。いつ何時も ─たとえ大雨が降った夜でも─ 、星たちは遥か遠方で輝いている。
その輝きを、いつまでも見失わない。そんな自分になることを誓って、ゆっくりとカーテンを閉じた。
そう。次にこのカーテンを開けるとき、その向こう側を覗けば。
新しい朝が、わたしたちを待っているんだ。
--fin--
[あとがき]
はい、ということで終わりです。あおちゃん、誕生日おめでとう!!
今回は新たな試みとして、 (実時刻での) 5月25日の訪れと同時にみらがお祝いの言葉を告げる、という演出を用意しました。ちょっとだけエモーショナルな雰囲気を出せたと、勝手に自負しています。
自分としては時間をかけて書いたつもりでしたが、仕上がってみるとなかなか短い。その代わり、お祝いの気持ちはいっぱい込めました。
結果として、自分の作風が思っていたよりだいぶ色濃く出てしまった感は否めませんが...。
ともあれ、こうしてあおちゃんのお誕生日をお祝いできたのは、素直に喜ばしい限り。SS執筆を始めて本当に良かったなぁ...。
最後になりますが、ここまで読んでくださった方に心から感謝申し上げます。
誠にありがとうございました。
[これまで書いたSSリスト (順次追加) ]
・ 『あお 「くじら座の変光星の女の子」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3596&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29338408.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17271872
・ 『変な生き物 「遂に誰からも本名で呼ばれなくなった」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3602&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29371224.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17272934
・ 『クレア 「わたしは鍵の管理人」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3607&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29421806.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17274145
・ 『クロ 「この丘から見える星空は」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3619&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29460066.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17278807
・ 『きらら 「ツンツーンください!!!!!!!!」 サンストーン 「いきなりでけぇ声あげんなよ うるせぇよ」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3637&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29571518.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17279756
・ 『みさ「みらがかわいすぎて生きるのがつらい」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3650&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29631528.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17280762
・ 『シャミ子 「杏里ちゃん、一緒に帰ろ?」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3668&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29760440.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17285569
・ 『千矢 「風邪を引いた夜のお話」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3681&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29831832.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17286656
・ 『スズラン 「飯奢ってくれ」 ロベリア 「図々しいわね、呪うわよ...」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3702&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29946896.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17289587
・ 『シャロ 「貴方が教えてくれること」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3720&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/30014131.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17291478
・ 『みら 「あおー、ぼくの着替え知らない?」 あお 「!?」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3727&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/30053806.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17291693
・ 『舞 「わたしが歩んできた道は」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3742&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/30108512.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17293779
・ 『千矢 「山で遊んだお話」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3754&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17318983
・ 『あお 「みらが知らない女性と仲良く話してる」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3764&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17415852
・ 『ランプ 「うつつさんがきらきらしています」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3770&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17474617
・ 『ユウ 「クラスのみんなにおでこぱしーしまくってたら海果がすねた」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3775&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17523413
・ 『桃 「シャミ子、ごめんね...」 シャミ子 「...」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3781&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17572005
・ 『あお 「君の心を覗きたいんだ」』: このSS
完全に心が読めなくともどこかできっと通じ合っている2人。これからも末永くお幸せに。
???「このくらいなら『読める』が…いや、流石にこれ以上読むのは無粋というものか」
どうも、いつものスズロベ・みらあおからの人です。
誕生日あるある。誕生日のサプライズパーティを計画するが、隠そうとするあまりすれ違う。
そしてみらあおが珍しく(?)すれ違う。
もしかして:誕生日 そう思い読み進めた。
知ってた。予想通りの展開だった。それでなお尊い。砂糖が止まらなかった。そして今も(ザーーーーーーーーーーー←口から砂糖が大量に噴出する音
そういえば前作でペンギノン氏はシャミカン派と言ってましたね。
つまりこういうことですね?シャミ子が旦那でミカンが妻、その間にできた娘がウガルル……。
……やっぱりミカンさんは人妻系魔法少j(サンライズアロー!)トラップ発動、「和睦の使者」!
>>39
作者です! パラガスト下級戦士様、コメントありがとうございます!
他の誰よりも近くでお互いを見ている二人でも、答えが一致しないことはあると思うのです。
でも、根本で相手を大切に思う気持ちは共通していて、それが二人の絆の強さの根拠になっているのだと。
本当に、二人がずっと仲良しでいることを願うばかりです。
>>40
作者です! 今回もコメントありがとうございます! 実は名前欄を書き換える度に吹き出しそうになってます
投稿タイミング的に意外性はあまり狙っていなかったのですが、やはりバレバレでしたか。
しかしながら、ご満悦いただけたようで何より。こちらとしても非常に嬉しい限りです。
P.S. シャミカン好きだとその解釈は一度はするよね...。でも、その辺は深く詮索するとモッモに消されるからノーコメントで。
一応シャミカン派だけど、アニメ2期の第6話を見てぽろぽろ泣いてしまったくらいにはシャミ桃 (桃シャミ) も大好き。ごせんぞも良ちゃんも、この際お母さんや杏里ちゃんやしおんちゃんやリコくんや店長や紅玉ちゃんなどなども加えて愉快に笑いあえ。みんなが仲良くなりますように。
あおの性格や、微妙な距離感が出て、読んでいておもしろかったです
人物の感情の変化が繊細に描かれて「尊い」ですね
>>43
作者です! カレル様、コメントありがとうございます! 反応が遅れて申し訳ございません...
お褒めに預かり誠に光栄です。ご指摘いただいた点につきましては、特に一人称視点での語り形式で進行するSSにおいて意識しているポイントであります。
日常の中で繰り広げられるほんの小さな出来事も、本人にとっては存外大きな変化やドラマだったりするものです。その過程で登場人物 (語り手) が何を考え、何をして、何を学ぶのか。この形式で書くときは、いつもそういったことを思案しています。
その結果としてアウトプットした文章が、こうして読者様に「思い」を伝える媒体となったのだと認識して、とても感慨深いです。
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