桃 「わたしがちゃんと守ってあげられなかったせいだよね、自分が情けないよ」
シャミ子 「...」
桃 「まさか、シャミ子がこんなに弱っていたなんて」
シャミ子 「...」
桃 「わたし、駄目な子だね。今更反省しても遅いのに」
シャミ子 「...」
桃 「もう一度だけ、シャミ子の笑顔が見たいよ。でもそれは、もう叶わぬ願いなんだよn」
シャミ子 「ただ筋肉痛で動けなくなっただけなのに、変に雰囲気重くするのやめてもらっていいですか?」
桃 「...」
[Attention!]
この作品は『まちカドまぞく』を題材としたSSです。
あくまで上記原作とは一切無関係な所謂二次創作 (或は三次創作) です。
創作の関係上、大いに独自設定 ・ 捏造 ・ 原作を逸脱した点が存在します。
なんか重そうなタイトルに反して、本作の作風はギャグ ・ ほのぼの系です。
原作の未アニメ化範囲のネタバレを割とたっぷり含みます。ご注意ください。
書き溜めありです。と言うより、既に最後まで完成しています。
最後に、以前書いたSSでも申した通り私はシャミカン推しですが、普通にシャミ桃も大好きです。シャミ子ちゃんは大天使まぞく (??) です。
以上の点を了承してくださる方は、どうかお付き合いください。
桃 「大体、シャミ子は体力がなさすぎるんだよ。もっと動けるようになるためにも、筋肉をつけよう」
シャミ子 「この筋肉痛は半分くらいきさまのハードなトレーニングのせいなのだが?」
桃 「大丈夫だよ、継続的に鍛えれば、その痛みすらも愛おしくなるから」
シャミ子 「発言がもう変態のそれです」
桃 「君みたいないやらしまぞくにだけは言われたくないな」
シャミ子 「っ!! よ、よくも言ってくれたな桃色魔法少女!! いざ尋常にしょうb...」 ズキッ
シャミ子 「ほげえぇ!! 痛い痛い痛ーい!!」 ビクビク
桃 「ほら、無理するから。ちょっと涙目になってるよ」
シャミ子 「こ、これは目汁だ... 涙ではない...」 グスン
桃 「よしよし」 ナデナデ
シャミ子 「なでなでするなぁーー!!」 ボガー
ミカン 「壁が薄いから聞こえちゃうのよね...。いい加減認めちゃえばいいのに、二人共お似合いよ」 クスッ
ウガルル 「?」
----------
シャミ子 「わたしは平穏に強くなりたいんです。こんな追い込みまぞくになりたかったわけではないです」
桃 「むしろ、自主トレこそ一番平穏に強くなる近道だと思うんだけど」
シャミ子 「...っ」
シャミ子 (思い切り否定したいですが、桃が背負ってきたものを考えると... うぅ...)
桃 「よし、休憩もできたし再開しようか」
シャミ子 「だから、筋肉痛で続行不可能だと言ってるでしょうが!」
桃 「あ、そうだった」
シャミ子 「もう、桃ったら...」
桃 「... でも、多少の筋肉痛なら気合で...」
シャミ子 「ちょっと何言ってるのかわかりません」
桃 「冗談だよ。わたしも、今日はじっくり休んだほうがいいと思う」
シャミ子 「その台詞、数秒前の桃に聞かせてやりたい」
桃 「何か食べたいものとかある? そういえば、確かパックうどんの買い貯めが...」
シャミ子 「頼むからやめてください、いやマジで」 マガオ
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桃 「結局、シャミ子に任せちゃったね。ごめんシャミ子、筋肉痛なのに」
シャミ子 「い、いえ、人には得手不得手というものがありますから... 桃が気にすることではない、です...」 プルプル
桃 「わたしも料理とかできれば良かったのに...」
シャミ子 「桃の場合は、触れた食材が軒並み光りだしてしまう時点で料理が上手いとか下手とかの次元の話ではないと思うんです。同じ魔法少女でも、ミカンさんは普通に上手いですし」
桃 「ミカンはミカンで何にでも柑橘類をぶっかけてくるけどね」
シャミ子 「そうなんですよ! この前も、折角美味しくできたタルトにグレープフルーツをぶしゃーされて大変でした」
桃 「... ふぅん... ミカンと二人でそんなことしてたんだぁ... わたしの知らないところで...」 モモモォォ
シャミ子 「うわぁ!? 桃、やみおちしかけてますか!? ご、ごめんなさいでしたぁぁ!!」
ミカン 「何よもう、グレープフルーツ美味しいからいいじゃないっ」 プクー
ウガルル (ミカン、それハ何カ違うト思うゾ...)
ミカン 「... 今度作るときは、桃もちゃんと呼ばないとやばそうね...」
ミカン (というか、あのときも呼んだのに桃が気付いてくれなかったんだけど)
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シャミ子 「まさか、うどんを食べたらすんなり元通りになるなんて」
桃 「自分で言うのも何だけど、もしかしてわたしってちょろい?」
シャミ子 「... ノーコメントで」
桃 「... そっか」
シャミ桃 「...」
桃 「... うどん、美味しいね」 チュルチュル
シャミ子 「やはりうどんはいいものです」 チュルチュル
桃 「このかき揚げって、シャミ子がさっき揚げてたやつだよね」 ヒョイ
シャミ子 「そうですよ、いっぱい作ったのでおかわり分もあります」
桃 「さくさくしてていいね」 サクッ
シャミ子 「お褒めに預かり光栄です」
シャミ子 「... そういう素直なところを、もっと色んな所で見せてくれてもいいのに...」 ボソッ
桃 「え、何? シャミ子、何か言った?」
シャミ子 「いいえ? 空耳じゃないですか?」
桃 「うーん... 確かに何か聞こえた気がしたんだけどなぁ」
シャミ子 「ほら、早く食べてしまわないとうどんがのびますよ」
桃 「そうだね、食べちゃおう」 パクパク
シャミ子 「桃、追加のかき揚げ要りますか?」
桃 「折角だし貰おうかな」
シャミ子 「はい、どうぞ」 スッ
桃 「うむ、苦しゅうない」 パクパク
シャミ子 「いつの時代の人ですか」 クスッ
シャミ子 「... 美味しっ」 パクパク
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桃 「ごちそうさまでした」
シャミ子 「食器は運んでおきますね」
桃 「あ、いいよ別に。シャミ子は休んでて。筋肉痛なんだし」
シャミ子 「は、はい...」
桃 「... シャミ子」
シャミ子 「はい? どうしました?」
桃 「ここ最近で、わたしの味覚はだいぶ変わったんだ」
シャミ子 「といいますと?」
桃 「何を食べてもただ『食べてる』って感覚だけしか感じられない時期が、結構長い間続いていたんだよね」
シャミ子 「重症ですよそれは」
桃 「でも、今はご飯が美味しい。さっきのうどんもかき揚げも、とっても美味しく食べられた」
シャミ子 「... 褒め言葉として受け取っときます」
桃 「いや素直に褒め言葉だって、どうしてそこで疑い気味なのさ」
桃 「... シャミ子と出会ってからなんだよ。シャミ子と関わるようになって、明らかにわたしは変わった」
シャミ子 「...」
桃 「だからさ...」
シャミ子 「...?」
桃 「... シャミ子も変わろう。さぁ、家でもできる簡単なトレーニングを...」
シャミ子 「いい雰囲気をわざわざぶち壊さないでくれません? きさまそういうところだぞ」
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シャミ子 「ちょっと暇ですね」
桃 「ふんっ... ふんっ...」 グッグッ
シャミ子 「暇だからといって物凄いスピードでスクワットするのは一旦待ってくださいね、床がきしんでます」
桃 「ごめん」 ピタッ
シャミ子 「そうですね... ここでできることといえば... あっ、そうだ」 ゴソゴソ
桃 「シャミ子? 何してるの?」
シャミ子 「ふっふっふ。これですよこれ」 スッ
桃 「これは... ゲームのカセット?」
シャミ子 「そうです、これなら筋肉痛のわたしでも桃と一緒に遊べると思いまして」
桃 「成程。でも、多分わたしにだいぶ不利ではあるよね」
シャミ子 「そう言うと思いまして、敢えて対戦ものではないやつを選びました。協力プレイでゴールを目指しましょう」
桃 「おっけー。頼りにしてるよ」
シャミ子 「では、スタートです」 ポチッ
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1Pキャラ (ビーム) 『ヘァッッ』 ピピピピ
桃 「へぇ... コマンド入力で色んな攻撃ができるんだ... あいてっ」
敵キャラ 『オウッフ』 ドスッ
1Pキャラ 『ヨヨヨ...』 ポーン
桃 「能力なくなっちゃった」
シャミ子 「稀によくあります」
桃 「どっちさ」
シャミ子 「それはさておき、ダメージを受けたときに飛んでった星を食べれば取り戻せますよ」
桃 「いや、ここは新しい能力を試そう。よいしょっと」 ポチポチッ
1Pキャラ 『パクン』 ゴクリ
1Pキャラ (カッター) 『イェイ!』 ポワワワァン
シャミ子 「能力によっても使える攻撃が違うので、場面場面に応じて使い分けていきましょう」
桃 「ところで、シャミ子の操作キャラがいないんだけど」
シャミ子 「あ、そうでしたそうでした。桃、Aボタン押してもらえます?」
桃 「う、うん」 ポチッ
2Pキャラ (カッター) 『ヤァ』 ポンッ
桃 「なんか出てきた」
シャミ子 「これが2Pキャラです。自動でも動いてくれますが、わたしが操作することもできるんです。わたしも能力を使えますよー」 ポチポチ
2Pキャラ (カッター) 『フンッ』 ズザザザザァン
桃 「おぉ、普通にかっこいい」
シャミ子 「一人では難しい相手でも、二人なら楽々倒せるって寸法です」
桃 「まさに共闘って感じだね。まるで今のわたしたちみたい」
シャミ子 「も、桃とは宿敵関係だっ! 勘違いするな、協力体制を敷いているのは単にそういう作戦なだけだ!」
桃 「ふふっ。そういうことにしておくよ」 クスッ
シャミ子 「ぐぬぬ...」
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桃 「シャミ子、体力減ってきたね」
シャミ子 「まぁ、桃がアイテム全部取っちゃいますからね」
桃 「それは失礼」 ポチッ
シャミ子 「あー、今トマト食べましたね!? それ全回復アイテムなのに、体力マックスで取りましたね!? わざとだ! この魔法少女、鬼だー!」
桃 「ごめんって」
桃 「... でさ、何かできることない?」
シャミ子 「!!」 ピクッ
シャミ子 「... では、今すぐわたしの操作キャラの近くに来てください」
桃 「え、こう?」 ポチッ
1Pキャラ (アイス) 『ハァイ』 スーッ
2Pキャラ (カッター)『ホォ?』
シャミ子 (...) ニヤリ
1Pキャラ (アイス) 『♪』 チューッ
2Pキャラ (カッター) 『///』 チューッ
桃 「!!??」
1Pキャラ (アイス) 『ガンバローネー♪』 スーッ
2Pキャラ (カッター) 『ウン///』 ← 体力回復
桃 「こ、これは...」
シャミ子 「はい、ということで、こうやって口移しすることでお互いの回復アイテムを共有できます。便利なので今後も使っていきましょう」
桃 「こ... このへんたいわるまぞくめ!!/// 意地でも使わないからっ!!///」
シャミ子 「えー、ちゅーしましょーよー」
桃 「全力で拒否します! だめでーす」
桃 (シャミ子、さてはこれがやりたくてこのゲームにしたな...)
ミカン 「え、え、えっ?? なんかよくわからないけど、すっごい台詞が聞こえた気がするわ」 グルグルメ
ミカン 「いつの間にそんな仲になってたの?? さっきのやり取りは照れ隠し? それともカモフラージュ?」 グルグルメ
ミカン 「わ、わたしが一緒にいるとお邪魔なのかしら... 二人とは今後距離を置いた方がいいのかな...」 シュン
ミカン 「...」 グスン
ミカン 「ふぇぇぇん」 ポロポロ
ウガルル 「ミカン、泣くナ。オレがついてル」 ナデナデ
ミカン 「う、ウガルルぅぅ」 ギュー
ウガルル 「や、やめロ/// 苦しイ///」
ミカン 「えへへぇ... ままぁ...♪」 モゾモゾ
ウガルル 「っ... !?」 ゾクゾクッ
ウガルル 「どうしよウ... オレ、ミカンのママかモしれなイ...」 グルグルメ
-----
シャミ子 「さて、早くもボスさんのお出ましです!」
ボス (ペンギン) 『ガハハ』
桃 「え、このゲームもう終わり近いの?」
シャミ子 「いいえ、全然。ですが、このゲームはいくつかのゲームモードのオムニバスみたいな作りになってまして、この敵が最初のゲームモードのラスボスなんです」
桃 「ふーん。じゃあ、さっさとやっつけちゃおうか」 ポチポチ
シャミ子 「やる気ですね、わたしも負けてられません」 ポチポチ
1Pキャラ (ソード) 『ハイハイハァァイ!!』 ザザザ
シャミ子 「やっぱり、桃にはソードがよく映えます」 ポチポチ
2Pキャラ (カッター) 『フンッ』 ズザザザザァン
桃 「シャミ子のキャラのそれ、結構ダメージ入るね」 ポチポチ
シャミ子 「キメ技としての意味合いも強いですからね。ただ、地味に位置合わせが難しいんですよ... あ」 ポチポチ
ボス (ペンギン) 『ホォォン』 ドカドカ
2Pキャラ (カッター) 『ギャース』 バチバチ
桃 「シャミ子、なんか操作キャラ燃えてない!?」 ポチポチ
シャミ子 「... 桃。わたしは、どうやらここまでみたいです」
桃 「シャミ子!? 何言ってんのさ!?」 ポチポチ
シャミ子 「後はお任せします。どうか、ご武運を」
2Pキャラ (カッター) 『コレデカッタトオモウナヨー!!』 パァン
桃 「しゃ、シャミ子ー!?」
シャミ子 「へっ、汚ぇ花火です」
桃 「それ、爆発した方が言う台詞じゃないでしょ」
シャミ子 「これで今夜も... くつろいで熟睡できます...」
桃 「だからそれ、爆発した方が言う台詞じゃないよね」
シャミ子 「それから、わたしが体力大体削っておきましたので。多分勝つのに苦労はしません」
桃 「ほんとだ。もう最後の一撃で倒せそう」
ボス (ペンギン) 『アワワ...』 ガクブル
シャミ子 「じゃあ、決めちゃってください! フレッシュピーチハートシャワー!!」 キラキラ
桃 「期待の目を向けないで。ほいほいっと」 ポチポチ
1Pキャラ 『タァァ!!』 ザァン
ボス (ペンギン) 『ホワァァァァ』 フワーッ!!
桃 「どこいくねーん」
シャミ子 「見事な直線軌道を描いて飛んでいきましたね」
桃 「これで悪は成敗というわけか」
シャミ子 「まぁ、あのペンギンさんが果たして敵なのかという議論はありますけども」
桃 「え? 敵でしょ。だってシャミ子を傷つけたんだから」
シャミ子 「あくまでゲームの中での話ですし...」 チラッ
桃 「... ふふふ」 ハイライトオフ
シャミ子 「」 (やばい、目がガチだ) ガクブル
----------
シャミ子 「さて。一区切りついたことですし、一旦休憩にしましょう」
桃 「そうだね。面白かったよ」
シャミ子 「喜んでいただけたようで良かったです!」
桃 「お茶淹れてくるね」 トテトテ
シャミ子 「はッ!? だ、だめー!!」
桃 「... あ」 デュモォーーン
シャミ子 「... 予想はできていましたが、どうしてお茶まで光らせてしまうんですか?」
桃 「電話シャミの顔でプリーズリピート」
シャミ子 (電話シャミ) 「どうしてお茶まで光らせてしまうんですか?」
桃 「まさかこんな無茶振りに対応できるとは」
シャミ子 「咄嗟に反応してしまいましたけど、そもそも電話シャミって何ですか」
桃 「わたしにもわかんない」 ピカァァン
シャミ子 「というか、その手元のゲーミングムギティーをどうにかしてください」
ゲーミングムギティー 『\やべぇ/』 ピッカァァァン
桃 「あー、これ多分変に光ってるだけで飲むぶんには大丈夫だよ」
シャミ子 「えぇ... それ本当なんですか...?」
桃 「なら、わたしが実験台になろう」 ゴクゴク
シャミ子 「迷いがないっ!!」
桃 「ね、大丈夫だったでしょ?」 キラキラ
シャミ子 「も、桃!? なんか身体光ってますよ!?」
桃 「え゛」 キラキラ
----------
桃 「なんとか収まった」
シャミ子 「一時的なもので良かったですね」
桃 「全くだよ。... で、シャミ子はどこに行こうとしてるの?」
シャミ子 「ミカンさんのところです。先程作ったかき揚げが余っているので、うどんと一緒に持っていこうと思いまして」
桃 「わたしも行くよ。ミカンの様子も気になるし」
シャミ子 「... あの、何故わたしのしっぽを掴んでいるのですか? 何度も言いますが、これはまぞく停止ひもではないですよ?」
桃 「どちらかと言えば... あれかな? リード」
シャミ子 「わたしはきさまの飼い犬になった憶えはないぞ!?」
桃 「まぁまぁ、細かいことは気にせず。早いとこ行こうか」 トテトテ
シャミ子 「わわっ、引っ張るなー!」 タタタ
シャミ子 「... で、いざ訪ねてみたら」
みかん 「うぇぇぇぇん」 ポロポロ
ウガルル 「よーシ、よーシ。怖クないゾ。オレはここニいるからナー」 ナデナデ
みかん 「... うん... ♪」 ゴロゴロ
桃 「... どうしてこうなった」
ウガルル 「ボス、桃。お願いガあるんダ」 ナデナデ
シャミ子 「? なんですか?」
桃 「わたしにできることなら手助けするよ」
ウガルル 「... 二人ガどんなニ仲良シになってモ、ミカンとモずっト友達でいテあげてくレ」 ナデナデ
シャミ桃 「?」
ウガルル 「ミカン、寂しがってタ。もう二人とハ距離ヲとった方ガいいかモ、とか言ってた。でモ、そんなノ嫌ダ」
ウガルル 「オレ、ミカンを護ル使い魔。だかラ、ミカンにハ笑顔でいてほしイ。お願いダ、ボス、桃。ミカンを、ひとりニしないデ...」 ウルッ
シャミ桃 「??」
シャミ子 「えーと、ウガルルさん? わたしたち、ミカンさんをそういう風に扱うつもりなんてこれっぽっちもありませんよ?」
桃 「そうそう。今だって、ミカンにおすそ分けをしようと思って来たんだし」
ウガルル 「... へ?」
シャミ子 「どうぞ、さっき作ったかき揚げです。うどんもあるので、ミカンさんと一緒に食べてください」 スッ
ウガルル 「ほんとうカ? ミカン、ずっト二人ノ友達カ?」
シャミ子 「当たり前です!」
桃 「ほら、ミカンも泣き止んで」
みかん 「うぅ... みかん、ずっとお友達...?」 ウワメヅカイ
シャミ子 「っ!? は、はい、まぞくに二言はありません」 ドキドキ
みかん 「えへへぇ♪ ゆーこ、だいすき♪」 ギューッ
シャミ子 「ふぇっ!? わ、わたしも大好きですよ///」 アワアワ
桃 「... ちょっと滝に打たれてくる」 フラフラ
シャミ子 「あ、待て! きさま逃げる気か!?」
みかん 「もーもっ♪」 パッ
桃 「!? み、ミカン... 何かな、わたしはこれから滝に打たれに...」
みかん 「みかん、もものこともだーいすきっ♪」 ギュー
桃 「えっ、ちょ、ちょっと/// やめてよミカン///」 テレテレ
シャミ子 「... さっきのゲーミングムギティー、がぶ飲みしてきようかな...」 フラフラ
桃 「シャミ子!? ゲーミングムギティーはもうないから!! わたしを置いてかないでぇー!!」 ジタバタ
みかん 「///」 ギューッ
ウガルル 「... 何ダこレ」
----------
ミカン 「ごめんなさいね、取り乱しちゃって」
シャミ子 「と、取り敢えず元に戻って良かったです」 カヒューカヒュー
桃 「これでいつも通りに接することができる...」 カヒューカヒュー
ミカン 「どうしてそんなに過呼吸に?」
シャミ桃 「きさまが原因だ」
ミカン 「えぇっ!?」
桃 「驚かないでよ、どうして本人が一番衝撃を受けるのさ」
ミカン 「だって、取り乱してたときの記憶がないんだもん」
シャミ桃 「... は?」
ミカン 「だから、実のところ取り乱してたってこと自体実感がないのよね。本当にそんなことあったの?」
シャミ子 「いやいやいやいや」
桃 「あんなにばっちり幼児退行しといてそれはないでしょ流石に」
ミカン 「幼児退行!?」 ビクッ
シャミ子 「ウガルルさんという証人もいるんですからね」
ミカン 「えー、そんなはずは...」 チラッ
ウガルル 「...」
ウガルル 「ミカン、まタいつでモ甘えテくれテいいゾ。オレ、そのときだケ、ミカンのママになル」 ニコニコ
ミカン 「」
桃 「保育園に通う自分の娘を母性に目覚めさせた現役JKママ魔法少女」
シャミ子 「字面のインパクトがえげつなさすぎます」
ミカン 「」
----------
ミカン 「成程ね...。二人はゲームで遊んでただけなんだ。それをわたしが勝手に勘違いして...」
桃 「ミカン?」
ミカン 「あ、どうしよ。やみおちしそう」 ズゥゥゥン
桃 「やみおち!?」
シャミ子 「お、落ち着いてくださいミカンさん」 ハァハァ
桃 「心配するか欲を晒すかどっちか片方にしなさい」
シャミ子 「ミカンさん、先ずは深呼吸です! すってー、はいてー...」
ミカン 「すぅぅ... はぁぁ...」
桃 「二者択一を迫られて即心配する方を取る辺りがまさにシャミ子だよね」
シャミ子 「う、うるさいぞ///」
ミカン 「シャミ子、ありがとう。だいぶ落ち着いたわ」
シャミ子 「お役に立てて嬉しいですっ」
桃 「じゃあ、わたしたちはそろそろ戻るけど、ミカンたちも来る?」
ミカン 「ううん、遠慮しておくわ。今から、貰ったうどんとかき揚げで遅めのお昼ご飯よ」
シャミ子 「...!」 パァァァ
桃 「シャミ子、嬉しそう」
ミカン 「ウガルルと二人で美味しくいただくわ。シャミ子、桃、ありがとね」
ウガルル 「うがッ!」
シャミ子 「はいっ! お二人共、どうか楽しいお食事を!」
桃 「悪いことは言わないから、くれぐれも柑橘をぶっかけるのは自分の分だけにしときなよ...?」
ミカン 「うぇっ!? わ、わかってるわよ」 アセアセ
ウガルル (桃、ナイスダ) グッ
桃 (長年洗礼を受け続けてるからね、こっちは) グッ
シャミ子 「それでは、失礼します」 ガチャ
桃 「またね、ミカン、ウガルル」
ミカン 「ごきげんよう〜」
ウガルル 「じゃあナ〜」
----------
桃 「さて、ゲームを再開しようか」
シャミ子 「がってん!」 ポチッ
シャミ子 「... あ」
桃 「シャミ子? 何かあったの?」
シャミ子 「」
桃 「固まってる...。一体何を見たのやら」 チラッ
ゲーム画面 『0 % 0 % 0 %』 ドンッ
桃 「...? もう一度、落ち着いて見てみよう」 チラッ
ゲーム画面 『> 0 % 0 % 0 % <』 ドンッッ☆
桃 「」
シャミ子 「... このゲームの最大の難点、それはセーブデータが吹っ飛びやすいことなんです。でも、まさかこんなに呆気なく...」
桃 「でもよかったじゃん。まだ序盤もいいところだったんでしょ? ここからいくらでも取り返せるよ」
シャミ子 「取り返せませんよ! 桃と一緒に遊んだあの時間は二度と帰ってこないんですよ!? わかってるんですか!?」 カッ
桃 「そんなこと言われても...」
シャミ子 「こうなったら、最速でラスボス狩りしてみせます! 桃、コントローラー持って!」 スッ
桃 「はぁ... わかったよ」 カチャ
シャミ子 「今度はうっかり休憩なんてしませんっ! ノンストップで猪突猛進です!! シャミ子、オーン!!」 ポチッ
桃 「何その掛け声」
----------
[何やかんやあってゲームはクリアしました]
シャミ子 「ふぅ... これにてゲームクリアです...」 ゼェゼェ
桃 「流石にこんな長時間連続でゲームするとは思ってなかった」
シャミ子 「最速でラスボスに辿り着いてぶち転がす予定だったのですが、そうは問屋が卸しませんでしたね。意外とわたし自身が忘れてるところもありましたし」
桃 「わたし、すっかりソードの装備が馴染んじゃった」
シャミ子 「わたしは色々乗り換えながら進みましたが、何故かミラーを使ってる時間が長かった気がします」
桃 「魔法少女みたいでかわいいじゃん」
シャミ子 「魔法少女はわたしじゃなくて桃ですからね?」
桃 「あと、個人的にミニゲームが楽しかった」
シャミ子 「そりゃそうでしょ、メガトンパンチと居合なんですから」
桃 「パンチ一つで星を割るって相当だよ。あの操作キャラクター、見た目に反して物凄い力を持ってたんだね。憧れちゃう」 キラキラ
シャミ子 「そうですよね、ほんと末恐ろしい... え、憧れる!?」
桃 「やっぱり筋肉は裏切らないんだよ。シャミ子ももっと鍛えれば、きっと同じように...」
シャミ子 「なれませんよ絶対に!? 恐らく瓦1枚でも厳しいくらいです!」
桃 「いや、そこはもう少し頑張ろうよ」
シャミ子 「頑張らなければならない理由が全くもって不明です」
桃 「あれ? ところでシャミ子、筋肉痛はどうなったの?」
シャミ子 「そう言われてみると、知らないうちに痛みが引いてますね... はっ!?」
桃 「ふぅん... そっか...」 ニヤリ
シャミ子 「い、今のなしっ! あー痛いなー、痛すぎて一歩も動けないなー」 アワアワ
桃 「ゲームの気分転換に、ちょっとひとっ走りして来ようか」 グイグイ
シャミ子 「きさまのひとっ走りはキロメートル単位だろう!?」
桃 「そうだね... ざっと片道2キロくらいで往復とかどう?」
シャミ子 「どう? じゃなぁいっ!! それ結局4キロじゃないですか!! というか、下手したら片道でダウンしますよわたし!!」
桃 「大丈夫大丈夫、トレーニング始めたての頃にも4キロ走りきれてるんだし」
シャミ子 「くっ、確かにそうでしたけど...」
桃 「じゃあ、行こうか」 グググ
シャミ子 「わ、わたしは行くなんて一言も... あっ、そんな力で引っ張らないでぇ!!」
----------
桃 「ごめんね、シャミ子」 トトト
シャミ子 「はぁ、はぁ、何、ですか?」 タタタ
桃 「今日もこうやって走らせてるけど、本当につらかったらやめちゃってもいいんだよ」 トトト
シャミ子 「桃、全然、わかって、ないですね」 タタタ
桃 「え?」 トトト
シャミ子 「もし、そう、思ってたら、ここに、来るわけ、ないじゃないですか」 タタタ
シャミ子 「わたし、桃との、トレーニング、鬼畜だとは、言ったかもですが、嫌い、とは、言った憶え、ないですよ」 タタタ
桃 「... 一旦止まろうか」 ピタッ
シャミ子 「は、はい... ハァハァ...」 カヒューカヒュー
桃 「はい、スポドリ。自分のペースで補給して」 スッ
シャミ子 「ありがとうございます」 ゴクゴク
シャミ子 「そういえば、スポドリは光らないんですね。何が違うんでしょうか」
桃 「... そこは引っかからなくていい。というかわたしにもわからない」
桃 「... シャミ子。一度しか言わないから、よく聴くなり聞き流すなりしといて」
シャミ子 (どっちですか)
桃 「わたしね、嬉しいんだ。シャミ子とこうやって一緒に過ごせることが」
シャミ子 「...」
桃 「姉と離れ離れになって、ミカンも遠くに引っ越して、わたしはずっと独りだった。きっと、シャミ子と出会わなければ今も独りで走ってたと思う」
桃 「だから、これでもシャミ子には感謝してるんだよ。シャミ子のお陰で、わたしはわたしでいられるんだ」
シャミ子 「桃...」
桃 「シャミ子、ありがとう。一緒にいてくれて。これからも、わたしと仲良く... ん?」 チラッ
シャミ子 「!?」 ビクッ
桃 「... シャミ子、それは何かな...? 」
シャミ子 「こ、これは... そう、まぞくのやる気スイッチです!」
桃 「ちょっと見せて」 ヒョイ
シャミ子 「ひゃっ! み、見ちゃだめー!!」
桃 「... へぇ、ボイスレコーダーか。誰の入れ知恵かは知らない... いや、大体予想つくか。後で投擲だな」
リリス 「くしゅん」
桃 「それは兎も角、これはお仕置きが必要だねぇ...?」 ゴゴゴゴゴゴ
シャミ子 「ひっ!?」 ビクビク
シャミ子 「に、逃げるが勝ちですっ!!」 ダッ
桃 「わたしから逃げられると思うな」 ダッ
シャミ子 「負けるわけにはいかないんです!! ききかんりー!!」 ポンッ
桃 「最近ほんと息をするかのようにききかんりするよね、シャミ子はろしゅつ好きのへんたいまぞくだったのかな?」 ダダダ
シャミ子 (ききかんり) 「命のためなら背に腹は代えられないんです!!」 ダダダ
桃 「まぁ、ききかんりしたところでわたしが負けるはずないんだけどね」 ダダダ
シャミ子 (ききかんり) 「ならばっ! シャドウミストレス優子、山の神フォーム!!」 ピカァン
桃 「なっ!?」 ダダダ
シャミ子 (山の神) 「ここは幸いずっと直線です! つまり、制御不能な速さのこのフォームも活用できるんですよ!! ではお先に失礼しまぁーす!!」 ビュゥゥゥン
桃 「は、速い... シャミ子のくせに速い...」 ダダダ
シャミ子 (山の神)『どういう意味だこらー!!』 ビュゥゥゥン
桃 「これはわたしも本気になるしかないね...」
桃 「ハートフルチャージ! セカンドハーヴェストフォーム!!」 ピカァン
シャミ子 (山の神) 『う、嘘でしょ!? ちょっと待ってください!!』 ダダダ
桃 (セカンドハーヴェスト)「手加減はしないよ」 モーモモーフレッシュー
シャミ子 (山の神) 「や、やばいです! あの妙に頭に残る謎ソングが迫ってきてる!!」 ダダダ
桃 (セカンドハーヴェスト) 「これで追いつけたね」 フレッシュヂーカーラーデー
シャミ子 (山の神) 「そんな!?」 ダダダ
桃 「さぁ、お仕置きの時間だ」 グッ
シャミ子 「うひゃぁ! うわ、変身解けた!!」 ポンッ
桃 「どう調理してやろうか...」 ゴゴゴゴゴゴ
シャミ子 「やめて桃!! わたしの身体光ってますからぁ!!」 キラキラ
シャミ子 「こ、これで勝ったと思うなよーー!!」 バァァァン
頑張れシャミ子!! ゲームでも現実でも、強靭で頼れる立派なまぞくになるんだ!!
--fin--
[あとがき]
はい、ということで終わりです。Mugi Tea! (海凪小春)
シャミ桃は書きやすくていいですね。この作品は思いついてから2日で完成しました。月を跨いで書いていることすら珍しくない私にしては、驚くべき速さです。
因みに、ミカンちゃん幼児退行 + ウガルルママ覚醒のネタは、元は別のSSで使おうと思っていたアイディアだったりします。どうしてこんなネタを思いついてしまったんだ私は...。
なお、作中に登場したゲームの元ネタがわかった方は、お気軽にコメントいただけると作者が喜びます。尤も、かなり露骨に描写したことは事実ですが。
最後になりますが、ここまで読んでくださった方に心から感謝申し上げます。
誠にありがとうございました。
[これまで書いたSSリスト (順次追加) ]
・ 『あお 「くじら座の変光星の女の子」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3596&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29338408.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17271872
・ 『変な生き物 「遂に誰からも本名で呼ばれなくなった」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3602&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29371224.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17272934
・ 『クレア 「わたしは鍵の管理人」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3607&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29421806.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17274145
・ 『クロ 「この丘から見える星空は」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3619&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29460066.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17278807
・ 『きらら 「ツンツーンください!!!!!!!!」 サンストーン 「いきなりでけぇ声あげんなよ うるせぇよ」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3637&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29571518.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17279756
・ 『みさ「みらがかわいすぎて生きるのがつらい」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3650&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29631528.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17280762
・ 『シャミ子 「杏里ちゃん、一緒に帰ろ?」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3668&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29760440.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17285569
・ 『千矢 「風邪を引いた夜のお話」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3681&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29831832.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17286656
・ 『スズラン 「飯奢ってくれ」 ロベリア 「図々しいわね、呪うわよ...」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3702&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29946896.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17289587
・ 『シャロ 「貴方が教えてくれること」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3720&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/30014131.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17291478
・ 『みら 「あおー、ぼくの着替え知らない?」 あお 「!?」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3727&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/30053806.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17291693
・ 『舞 「わたしが歩んできた道は」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3742&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/30108512.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17293779
・ 『千矢 「山で遊んだお話」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3754&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17318983
・ 『あお 「みらが知らない女性と仲良く話してる」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3764&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17415852
・ 『ランプ 「うつつさんがきらきらしています」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3770&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17474617
・ 『ユウ 「クラスのみんなにおでこぱしーしまくってたら海果がすねた」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3775&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17523413
・ 『桃 「シャミ子、ごめんね...」 シャミ子 「...」』: このSS
>>62
作者です! コメントありがとうございます!
「ごめんねご飯」というワードに心当たりがなかったので、さくっと検索してきました。こちらの作品でいいんですかね? (ナタリー様の記事です)
https://natalie.mu/comic/news/461271
私のリサーチが正しければ... どうしよう、このままだとモッモ食べられちゃう!?
あと、ミニアニメ第1話@のサムネが例の肉 (バァァーーン!!) に見えて吹きました
>>63
合ってますよ〜、なんかオトヒメに似てるしオトヒメとウミはちょうどいづも先生の子ですし桃もミカンも果物の名前だからってシャミ子恐ろしい子…!
>>64
作者です! 重ねてコメントありがとうございます!
「昔の桃も今の桃もこれからの桃も、全部自分のものにしてしまいたい」って、もしかしてそういう意味だったんですか!?
そういえば、シャミ子の胃は特殊な訓練じみたものを受けていましたね...。
つまり、紅玉ちゃんも誰何ちゃんもブドーちゃんも、みんなまとめて食っちまうと。成程。
...いや怖すぎるでしょ
どうも、いつものみらあお・スズロベから来た人です。
そろそろ固定ハンドルネームつけようかな……。
なんだシャミ桃(こいつら)まだくっついとらんかったのか。さっさと結婚してまえ。ほら、教会の準備はできt……アッ!神父が逃げたぞ!!引っ捕らえろ!!!
\追えー!/\逃がすな!/\囲め囲めー!/
>>66
スバラシイスズロベノヒト、もとい作者です! いつもコメントありがとうございます! またまたやらせていただきましたァン!!
いや少し待て、シャミカンの可能性を否定しちゃあいけないよ (※作者は穏健なシャミカン派です)
ただ、モッモとの関係性が唯一無二であることは紛れもない事実。一度くらい結ばれても罰は当たるまい。たぶん。
逃走中の神父 「落ち着くんだ... 『素数』を数えて落ち着くんだ...」 ハァハァ
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