ゆずこ「この話は筆者が世界で一番面白いと思っているSSに敬意を表するSSだよ」ニヤリ
ゆずこ「故に100%自己満足の内容のない話だよ」ニヤリ
ゆずこ「おまけに筆者は「ゆゆ式」という作品を原作、アニメともにノータッチだよ」ニヤリ
唯「いやせめて一回くらい見ろ!!」
ゆずこ「大丈夫大丈夫。きらファンのイベントは全部やってるから」ヘラ
ゆずこ「あと最後に唯ちゃんがメタいこと言います」フヒッ
唯「私が言うのか……」
――情報処理部別荘(日向家所有)
ゆずこ「縁ちゃん、お願いがあるんだ」
縁「なに〜?」
ゆずこ「ちょっと星3の僧侶の格好してくんない?制服のやつ」
縁「いいよ〜」スタタタタタ
――三秒後
縁「着替えた〜」スタタタタンッ
ゆずこ「早着替えじゃーん」
縁「えへへ〜」
ゆずこ「じゃあ次はあの水着の格好の時のスイカハンマーあるじゃん?」
縁「うん」
ゆずこ「あれってスイカと棒の部分取り外しできない?」
縁「う〜〜ん、多分無理」
ゆずこ「まあそうだよねえー」
縁「思いっきり引っ張ってみるー?」
ゆずこ「いやいや、そこまでしなくていいよ。ポルカちゃんの魂こもった一品にそんなことは出来ない」
ゆずこ「じゃあスイカついたままでいいからちょっと持ってみてくれない?」
縁「この格好のままじゃ無理かもー」
ゆずこ「持つだけ!!持つだけだから!!装備しないと意味ないぞの状態みたいな!?」
縁「分かった〜」ガシ
縁「ふおぉおおぉぉぉお〜〜!!」ブルブルブル
ゆずこ「どったの縁ちゃん!?」
縁「なんかね〜、すごいね〜、語り掛けてくる感じ」
縁「『我を手に取りたければ我に見合う装備を整えよ』って感じ」
ゆずこ「くっ、スイカハンマーさんはなかなかお堅い方だったか……」
縁「どうする〜?別のスイカ買ってくる〜?」
ゆずこ「実は使いたいのは棒の部分なんだよね」
ゆずこ「でもただの棒じゃダメなの。使い手の魂がこもった棒じゃなきゃダメなんだよ」
縁「私の魂」
ゆずこ「そう。ソウル」
縁「あははははははは」
ゆずこ「よし!!じゃあこうしよう!!」
ゆずこ「制服の下に水着を着よう!!そうしよう!!」
縁「着替えてくる〜」スタタタタタ
――三秒後
縁「着替えてきた〜」スタタタタンッ
ゆずこ「ちょー早い」
ゆずこ「それでは縁さん。お願いします」
縁「承知」ガシッ
縁「むむっ?」
ゆずこ「どう?」
縁「うーんとねー」
縁「何か困惑してる感じー?」
縁「『え?ちょっ!戦士?僧侶?どっち!?』って感じ?」
ゆずこ「よしよし、とりあえずは成功だね」
ゆずこ「いままで色々とお願いしてきたけど、でもまだこれで半分なんだよね」
縁「半分かー」
ゆずこ「というわけでrepeat after me」
縁「イエ〜ス」
ゆずこ「十も、百もいらない」
縁「十も、百もいらなーい」
ゆずこ「一撃だぜ」
縁「一撃だぜ〜」
ゆずこ「…………いいね」
縁「ホントー?」
ゆずこ「うん、縁ちゃんらしさが出てて可愛かったよ」
縁「えへへ〜」
ゆずこ「でも今回はもっと激しく言ってみてほしい」
縁「燃えるような?」
ゆずこ「そうだね!!こう、内なる情熱を爆発させる感じで」
縁「よしきた」
ゆずこ「それじゃあ改めて……」
ゆずこ「十も、百もいらない!!」
縁「十も、百もいらない!!」
ゆずこ「一撃だぜ!!」
縁「一撃だぜ!!」
ゆずこ「……あれえ?なんか違うなあ……」
縁「そうなのー?」
ゆずこ「うん、燃えるような熱い感じとはなんか違うんだよねえ……」
ゆずこ「なんというか使命感というかなんというか……」
ゆずこ「強い意志を秘めた感じっていうのかなあ……」
ゆずこ「どうしても守りたい人がいる感じで」
ゆずこ「それでいて今から使う技は自分の命を犠牲にする感じだから」
ゆずこ「こう……、やっぱりどこかに死の恐怖というか……、現世に対する心残り……」
ゆずこ「みたいな?」
縁「メガンテみたいな?」
ゆずこ「みたいなというかまるっきりメガンテなんだよね」
縁「りょかーい。任せてー」
ゆずこ「やってくれるかい?縁ちゃん」
縁「死ぬにはいい日だよー」
ゆずこ「ちょっと意味変わっちゃうねそれ」
縁「ではでは……」
シ……ン
ゆずこ「ゴクリ」
縁「十も、百もいらないっ……!」
縁「一撃だぜっ……!」
ゆずこ「カイジみたいになっちゃってるっ……!」
ゆずこ「カイジみたいになっちゃってるよ縁ちゃんっ……!」
縁「うう〜〜、ごめんゆずちゃん〜〜」
ゆずこ「ああ、いやいや、謝ることじゃないよ」
ゆずこ「いまの感じからカイジっぽさをとればかなりいい感じかもしれない」
縁「ホント?」
ゆずこ「うんうん」
縁「えへへ〜。じゃあ次で決まりだね」
ゆずこ「それではお願いします」
縁「御意さもありなん」
シ……ン
ゆずこ「ゴクリ」
縁「……………………」
ゆずこ「……………………」
縁「…………ンッ……ンンッ…………」
ゆずこ「……………………?」
縁「ダメだー。のどをやられた」イガイガ
ゆずこ「あちゃー……」
縁「全部カイジのせいだよー」イガイガ
ゆずこ「おのれカイジめー」
ゆずこ「ごめんね縁ちゃん、私が変なことを頼んだばっかりに」
縁「ううん、大丈夫。何か飲んだら復活するから」イガイガ
縁「でも」イガイガ
ゆずこ「でも?」
縁「逆に言えば何か飲むまで何もできないー。ばたり」イガイガ
ゆずこ「うーん、この部屋にも自販機があればなー」
ゆずこ「まあちょっと出かけて何か買ってくるのもやぶさかではないんだけどもー」
ゆずこ「誰かが都合よく水とか持ってきてくれないかなあ」
ガラッ
アリス「呼ばれた気がしたよ!!」
ゆずこ「アリスちゃん!!」
縁「わー、アリスちゃんだー」イガイガ
ゆずこ「アリスちゃん、その手に持っている物は……」
アリス「なんだかよく分からないけど水ならここにあるよ。天然の陽子水だよ」
ゆずこ「エルフの飲み薬だね!!」
アリス「違うよ。陽子水だよ」
ゆずこ「そのエルフの陽子水もらってもいい?」
アリス「どうぞどうぞ。有効に使ってくれてうれしいよ」つ陽子水
ゆずこ「サンキュー!!ほい、縁ちゃん」
縁「ありがとうー」ゴクゴク
ゆずこ「おお……、いい飲みっぷりだねえ」
ゆずこ「あとあれってサイズは500mlかな?」
アリス「そうだねー」
ゆずこ「あと9.5ℓのエルフの陽子水に4kgの砂糖水を溶かしたものを飲ませて復ッ活ッ」
ゆずこ「日向縁復活ッッ」
ゆずこ「って言いたい」
アリス「なんで?」
縁「おいしかったー」プハー
ゆずこ「復ッ活ッ」
ゆずこ「日向縁復活ッッ」
縁「試合してェ〜…」キリッ
アリス「なんで?」
ゆずこ「ありがとうアリスちゃん。おかげで縁ちゃんが復活できたよ」
ゆずこ「あと楽しいコントを繰り広げることができたよ」
縁「ありがとうねー」
アリス「いいのいいの。お役に立ててよかったよ」ニコニコ
ゆずこ「……………………」
アリス「……………………」ニコニコ
縁「……………………」
アリス「……………………」ニコニコ
ゆずこ「アリスちゃん、さてはお礼を欲しているね?」
アリス「ホント、余っている何かでいいんだよ」
ゆずこ「それならばこれが私達からの感謝の印じゃーい」つ召喚チケット
アリス「いいの!?チケットなんてもらっちゃって!?」
ゆずこ「いいのいいの。ていうか単発じゃ期待通りの結果は得られないかもしれないけど」
アリス「いやいや!!十分すぎるよ!!ありがとう、ユズコ、ユカリ♪」
アリス(また陽子水に換えられた時はどうなることかと思ったけど)
アリス(まさかその辺で拾った100きららポイントが召喚チケットにまでなるなんて……)クフフ……
ゆずこ(あ、意外と笑顔がゲスイ)
アリス「それじゃあ私はそろそろ行くね」
ゆずこ「また遊びにおいで、アリスちゃん」
縁「ありがとねー」フリフリ
アリス(さてさてこのチケット一枚で運試しをしても面白いけど)
アリス(もっとすごい物と交換してくれる人を探すのもいいよね)
ゆずこ「それでは再開しようか縁ちゃん」
縁「ふふふー。いつでもいけるよー」
ゆずこ「それでは……、お願いします」
縁「どうかな?」
ゆずこ「最高だよ……」
縁「本当ー?」
ゆずこ「うん!!スゴイいいよ!!先端に刺さってるスイカは一旦目をつぶるとして!!」
ゆずこ「僧侶の縁ちゃんが棒持って一撃だぜかましてくれたよ!!」
ゆずこ「縁ちゃんがこの世界の平和を守ったんだよ!!」
縁「えへへ〜」
縁「うっ」ガクッ
ゆずこ「縁ちゃん!?」
縁「一撃だぜの反動がー。ばたり」
ゆずこ「そんな!?せっかく世界を守ってくれたのに!!縁ちゃんがこの平和を享受できないなんて!!」
ゆずこ「ていうか他にもやってほしいシーンいっぱいあるんだけど!!」
ゆずこ「一撃だぜも二ヶ月に一度くらいの頻度でやってほしいんだけど!!」
縁「はあはあ。さようならゆずちゃん」
縁「がくり」
ゆずこ「縁ちゃ〜〜〜〜ん!?」
ガラガラガラ
唯「終わったのか?」
ゆずこ「うん、今日はこれくらいでOKかな。混ざらなくてよかったの?」
唯「ツッコミ疲れで過労死しそうだったから」
唯「それじゃあメタいこと言うけど……『元ネタがマイナー過ぎて読者が誰もついてこれてないぞ』」
ゆずこ「う〜〜ん、最初に自己満足って銘打ってあるし別にいいんじゃない?」
唯「メタいメタイ」
縁「Zzz……」スヤァ
終わりです
ゆゆ式が好きで興味を抱いてくれてこのページを開いてくれている人がいたらこんなんでなんか申し訳ないです
ただ、自分の好きなSSに挨拶?ができて満足しております
拝読いたしました! 執筆お疲れ様です!! 一撃だぜ〜♪
ゆるーい感じのほのぼのSS、かなり好きです。そして陽子水とは一体...
唯ちゃん、なかなかにメタい! ご安心を、元ネタわかってないけど滅茶苦茶楽しめた人が、ここに一人いますので。
素敵なSS、誠にありがとうございます!
ゆゆ式らしさ全開でありながらさらっときんモザのネタを使うという、まさに職人技だニャ!
>>34
コメントありがとうございます。
このSSを書こうと思ったのは私は割とよく色々とSSを読むんですけど、コメントを残したりはほぼしないんですよね。
でも、元ネタのSSにはコメントを残した記憶があり、このSSの一個前に投稿したSSに以前私が残したコメントと大体同じ感想をくれた方がいまして、少しこすらせていただきました。
足元くらいには到達できたのかなあと
>>35
コメントありがとうです。
ゆゆ式って多分こんな感じですよね。何やってるからわかんないけど、なんだか楽しそうで見てるとこっちも楽しくなってくるみたいな。
最初はアリスの登場は予定していなかったのですが、書いているうちに困っているところに水を持って登場してくれるきららキャラを出したくなりまして、お迎えしました。
(多分アリスさん、この後は結局一枚のチケットで召喚を行い、自分自身の星5を引き当て、苦労せずに力を得た時の気持ちをひしひしと味わうのかなあと)
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