書いたはいいが、単体で出しにくかった話をここにまとめていきます。現段階は3作品ほどここに投稿する予定ですが、気分によっては増える可能性があります。
【ポルカの店での話】
ポルカ「ポルカの武器屋へようこそ 花和と……フードの人は?」
花和「ロザリアよ」
ロザリア「……どうも」ペコッ
ポルカ「ロザリア……ああ!確かライネさんの弟子だったか、あとチアもしてたな で、今日は装飾品か?武器か?」
花和「武器ね、この子の武器が前に壊れてそのままだったから、新しいものを見繕って欲しいの」
ポルカ「わかったが……ロザリア、壊れた武器は持っているか?おまえがどんな武器を使うのか知っておきたいからな」
ロザリア「……承知した 一応もってきたから、手間が省けた」ガタン
ポルカ「おぉ、これはまた派手にぶっ壊れてるな、根元がひん曲がっているし、修理は不可能 ……って!?これ魔剣か?かなり質がいいな」
花和「魔剣?魔法剣じゃないの」
ポルカ「あぁ、魔法剣を略して魔剣だ 本物の魔剣もあるが、あれほとんど有機体だからな、うちらはあれを剣とは認めていない」
ロザリア「そうなのか……?」
ポルカ「で、この剣はどこで手に入れたんだ! というか、こんな名剣を根元からへし折るやつなんているのか?」
ロザリア「そ、それは……私の母の形見だ あとは言いたくない」
ポルカ「……おっと、デリカシーがなかったな 許してくれ」
ロザリア「あぁ、気にしていない」
花和「ちょっと!ポルカ、ロザリアと話すわね」
ポルカ「わかった!」
…………
花和「もう、ロザリア!」
ロザリア「ごめん、花和 ちょっと緊張してて、あと自分のことあんまり話したくないし」
花和「もう……しょうがないわねぇ 諸々はあたしが話すわよ」
ロザリア「うん、ありがとう やっぱり私には花和がいないとダメだよぉ」
花和「全く……まぁ、戦闘ではかなり頼っているし、ここは任せておきなさい」
…………
花和「ポルカお待たせ、この子結構人見知りだから許してちょうだいね」
ポルカ「おう、せんしっていうのは無口なやつも多いからな」
花和「そうなのね あと、武器のことだけど、できるだけ頑丈なものが望ましいわ」
ポルカ「頑丈かぁ…… うーんロザリアが使っていたような武器で頑丈……」
花和「難しいの?」
ポルカ「そうだなぁ……鈍重な武器ならいくらでも頑丈なものはあるんだが、剣でとなると一気に選択肢は少なくなるな、あと、作るならかなりの金額にもなる」
ロザリア「お金ならいくらかはある」ジャラ
ポルカ「う〜ん……まぁ、見本の武器を触ってみて決めてくれ」チラッ
ロザリア「わかった」
ポルカ「そうだ!おれが試作で作った武器をいくらか使ってくれれば、いくらか割引くがどうだ?」
ロザリア「試作の武器?」
ポルカ「そうそう、複雑にしすぎて一般の人間に使わせる代物じゃなくなったから一般化の試験の手伝いをだな」
ロザリア「わかった」
花和「ねぇ、ポルカ それって大丈夫なの?」
ポルカ「ん? ああ、あの魔剣を使えるってことは、相当の技術がないとできないからな」
花和「そうなの?そんなにすごいものなのね……」
ポルカ「一応誰にでも使える魔剣はうちにあるけどロザリアと一緒に試してみるか? 一応使うのにコツはいるが」
花和「いいの? じゃあ、お願いするわね」
ロザリア「あっ!花和の一緒にやるの?ふふん、私のすごいところ見せてあげるよ」
花和「でも、怪我はしないでね」
ロザリア「わかってるよ」
ポルカ「じゃあ、2人とも準備はいいか? 裏に行こうか」
――――――
――――
――
ポルカ「はい、花和 これが魔剣、量産型だから安全だけど注意な あと、これが説明書」パラッ
花和「ありがとう……でも家電みたいね」
ポルカ「ハハッ!そうだな 高位の魔剣は全てオーダーメイドだから、それと比べたらおもちゃみたいなものだ、出力も低い ……っと」
ポルカ「はい、これが試してもらう武器」ガチャ
ロザリア「……これは、杭?」
ポルカ「そう! これはパイルバンカーという代物で、高速でその杭を打ち出して対象を破壊するんだ! なっ、イカすだろ?」キラキラ
ロザリア「ううん…… 使ってみる」
――――
私はポルカの言う通りパイルバンカーという代物を右腕に装備してみる。これは右腕を包み込むような構造になっており、腕に触れる部分には申し訳程度の綿入りの緩衝材が入っている。
握ると人差し指の辺りにレバーがあり、それを押し込むとガチャンと音が聞こえ、杭が内側へ沈み込んだ。
これが杭打ちの予備動作で、もう一度これを押し込めば杭が解放されるだろうと思ったが、このままやってしまえば肩が外れてしまうと直感的に感じ取ったので補助魔法をかけることにした。
『オーバーパワー』一時的に筋力を高める魔法。
補助魔法を唱えると、7色の光が輝き四肢に広がり、満ち足りた気分と、力が|漲《みなぎ》る気配が血液とともに巡っている。
やはりこの感覚は心地いいと考えていると武器屋の店主の声がした。
「このカカシくんに打ち込んでみてくれ」と、店主は裏庭の奥に置いてある人形を指さした。
私はその言葉にしたがって、人形に片腕を突き出しトリガーを引いた。
空気を切り裂く音とともに杭が解放されると、人形は宙に舞っていた。その高さは目測10メートルほどで、地面につく頃には鍛冶屋の裏庭を飛び出して近所の空き地まで飛んでいた。
一方私の腕はあの人形のように吹っ飛んでいた……ということはなかったが、解放した衝撃で肩が外れたのか鋭い痛みが伝わってきた。
魔法をかけて身体強化をしていたのに、こうなってしまったので、もし身体強化なしでやってしまったらと考えると、冷や汗をかいた。また花和に怒られてしまうとおもったが、幸い土埃で周囲は見えない。
「うっはぁ! すげえな、我ながらとんでもないものを作ったぜ」と、ポルカは上機嫌で話しかけてきた。まだ私の肩が外れていることには気づいていないようだ。
「……はっ⁉ お、おい!だいじょうぶか!!」
「ん?ああ、痛いけどすぐに治せるから あと、このことは花和にはいわないで 言ったら……」そう言いかけたが、こちらに駆けてくる足音が聞こえたのですぐに肩に回復魔法をかけて再生させた。
『ソル・ヒール』陽の力を使う回復魔法。
暖かな光が肩を包み傷を癒していく。これは即効性の魔法で、花和が来る前に炎症はきれいさっぱり消えていた。
「な、なんなの すごい音とカカシくんが向こうまで飛んでいくのが見えたけど、大丈夫?」と、私の肩やフードにかかった土埃を払いながら言った。
「うん、だいじょうぶだよ! 強化魔法を使ってたから無傷だし ……そうだよね、ポルカ」
「あっ! ああ、そうだな でも、やっぱりかなり調整しないといけないな」
――――
花和「でもあの威力、とても一般の人には扱えないって言ったのもわかる気がするわ……武器がボロボロになってるし」
ポルカ「そうだな、いつもはライネさん用を作るところから始めるから、ライネさん基準になってしまったのも失敗かもな」
ロザリア「師匠基準…… まだまだ、私の鍛錬が足りない」
花和「まぁ、ライネさんはもう可笑しいくらい強いから、気にすることはないわよ」
ロザリア「でも花和ぁ」ウルウル
花和「……そうね、そこまで行かないとあなたの目的は達成できない、よね 協力するわ」
ロザリア「うん、ありがとう……ちょっと花和ごめん、ポルカと話してくる」
花和「えっ、ええ……わかったわ」
…………
ロザリア「うん……で、ポルカ割引の話だけど」
ポルカ「うっ…… ああ、わかってるよ こんな未完成を使わせたからな、作る武器は今日持ってきてくれたお金で作るぞ、追加料金ナシでだ!!」
ロザリア「いいのか? さっきの反応だとまったく足りていない様子だったが……」
ポルカ「モチだ! それに……出力を大した調整もせずに使わせたのはおれのミスだ」
ロザリア「そうだ、聞きたいんだが 師匠はこれを使っても問題はないのか?」
ポルカ「……言いにくいが、たぶん壊さずに完璧に扱ったと思う」
ロザリア「そうか、やはり……私の鍛錬がたりない」
ポルカ「おれもライネさんの強さに甘えてばかりだ、今日のことで考える機会ができた」
ロザリア「そうだ、お金 事前に渡しておく 後だしされたらたまらないから」チャリン
ポルカ「どうも、っていうか、おれも花和やライネさんみたいに信用してくれていいぞ!おまえの命を預ける武器を作るんだからな」
ロザリア「ふっ、どうだかな 花和は大切な人だ」
ポルカ「ライネさんは?」
ロザリア「……花和のところに戻る」サッ
ポルカ「おっ、おい! 待ってくれー」ザッ
…………
ロザリア「花和ー、お待たせ!」
花和「早かったわね、ポルカとは何を話していたの?」
ロザリア「えっとね、武器を作ってもらえることになったよ」
花和「良かったじゃない、でポルカはどこに行ったのかしら?」
ロザリア「ポルカはなんか、腕が鳴るとか言って鍛冶場に行っちゃった」
花和「そうなのね、そういえばカンカン音もしてるものね」
ロザリア「じゃあ、帰ろっか あっ、そうだ!」
花和「ん?何を思いついたの?」
ロザリア「お金全部使っちゃったから、ごはん作って!」
花和「はぁ!全財産⁉……もう、仕方ないわね わかったわ」
ロザリア「やったー! 花和の料理すごい好きだからたのしみ♪」
花和「はいはい、帰るわよ」
―了―
今回の話は、「赤に渇いた曼珠沙華」のあとの話です。
その前に「私のねがいが届くなら」もありますが、まだ書いていないので気長にお待ちください。
【カメリアとカルラ】
「先生、結婚してください!」
毎度毎度、飽きもせずによくも繰り返せるものだと感心すら覚える。そう思いながら、弟子であるカメリアの戯言を無視して実験器具を整理していた。これは弟子であるカメリアの仕事だが、わざとそうすることで私の気持ちを暗に伝える寸法だ。
「むぅ! 私は真面目なんですよ! 先生結婚してください! それとも龍の言葉でプロポーズした方が響きますか……?」
私のメッセージに気が付かず無視されてむくれているカメリアをよそに、初対面の時でもこのセリフを使っていたことを思い出した。あの時は、面白いだろうと不用心に弟子にしたが、いまになって後悔が止まらない。考えもしなかったのだ、惚れてるなど冗談で言っていると思ったから。
だから、あれから毎日行ってくることになるとは完全に計算外。
だが、我が弟子の「結婚攻撃」にいい加減疲弊した私はある1つの希望に縋りついた。結婚の意味を理解していないことに。
「ああ、メリア いいか?」
「はい!先生、何でしょうか?」呼ばれた嬉しさか沈んでいた尻尾がピンとなる。
「ゴホン!おぬしがいつも口にしている結婚という単語じゃが、意味は分かっているのか?」
「……はへ?」
カメリアはしばしフリーズしたが、急に顔を赤らめ「えっと、愛し合って……赤ちゃんを作ること……です」と、恥ずかしそうに言った。
「……まぁ、そんなところか だが、おぬしが言ったことを吾輩には当てはまらないな、おぬしとまぐわったところで意味はないぞ」
「……?先生、まぐわ…なんですか?」
カメリアの無垢な視線が刺さる。純粋な興味で聞いているらしく、聞かれているこちらが恥ずかしい。
「……じゃあ、なんだ……男女が子供を作るための行為のことは知っているか?」
どうせ答えられないと高を括っていたが、なにやら勝ち誇った顔をしだした。
「せっくす、ですよね お母さんが教えてくれました つまり、私は先生とせっくすがしたいです!!」と、ドヤ顔で言った。
『はあ⁉ むしろこっちを恥ずかしがれ! 男女だと言ったのに……こいつの教育はどうなっているんだ!!私が男に見えているのか?確かに胸の膨らみはないが……だが、私は女だ!……生前はちんちくりんだったが!』と、心のなかで叫んでしまった。
こやつの”私知ってますよ”顔に、会ったことはないが、カメリアの母親をぶん殴りたくなってきた。きっと、こいつのように重要なときだけ鋭かったりするのだろう。……いかん、このまま話しているとやつにペースを握られて、師匠の威厳が保てなくなる。
「……そ、そうか……おぬしの親御さんは……その……ちゃんとしているのだな」
「はい! あっ!そうだ、先生はせっくすしたことありますか? 私はもちろんはじめてですよ!」
ワクワクしている彼女の視線、カメリアは何を期待しているのだろうか、私も処女だが……。
「はっ!?」
「えっ!?どうしたんですか、いきなり!」
「っ! ……なんでもない」
自分でもよく分からないものが脳裏に浮かんできた。これは映像だろうか、不鮮明だが私が昔実際に体験したような生々しさがあった。
……嫌な映像だ、少女の顔が苦痛や涙に汚れていて首には噛み傷。腕は誰かに押さえつけられ、その主の顔は黒いモヤがかかって見えない。
この映像はなんなのだと考える間もなく、途切れ嫌な後味と誰かへの憎悪だけが残った。寒さや暑さを感じない体が震え、幻覚だろうが汗をかいている感覚がする。
「あ、あの……?先生どうかしましたか」と、心配そうに覗き込んでくる。
頭を振り、顔を見せないようにし「なんでもない」と言い捨てると、寝室の扉を開けた。
「先生、調子に乗りすぎました ごめんなさい……」
消え入りそうな声から彼女の表情を察することができる。
「……ああ、そうだ 1つ有用なことを教えておく」
「は、はい…… なんでしょうか?」
私は精いっぱいの笑顔を作ると振りむいた。
「|吸血鬼《ヴァンパイア》はすぐに殺したほうがいい あいつらは嘘つきだ」
「えっ⁉」
「はぁ……吾輩は疲れたから眠る。 昨日出した課題は明日見るから、自由時間でいいぞ。最近よく話してくれる椿という娘と遊んでこい」
ぽかんとするカメリアの返事を待たずに、扉を閉めた。
うきちゃん観察日記
今日も幸せでした。
4日連続です、この文言で書き出すのは。でも何度書いてもこれが最適なのだと確信しています。
宇希さんがうきちゃんになって5日目、こはねさんに当然一番なついているようですが、私も2番目になつかれていると自負しています。なにせ、毎日会っていますし遊んでいます。
こはねさんはカルラさんから情報を受け取って、何かをしているらしいですが詳細は話してくれないのでわかりません。それと、様子が少し変だなと思ってもいます。以前ならばこはねさんは笑顔が輝いていて素敵だったのですが、今はそこに影がみえるのです。宇希さんが治るかどうかの極限状態であることはわかるのですが、今のところ”うきちゃん”の状態でもそこまで問題はないので、不自然に思っています。しかし、これはこはねさんや宇希さんと関わった時間そこまでないからなのでしょうか?
暗いことばかりを書いていても仕方ないので、うきちゃんと遊んだことでも書きます。
今日は里近くのお花畑で遊びました。ライネさんやきららさんがついてくださったり、ひづめさんたちとも一緒だったので息苦しさを感じることなく、追いかけっこをしたりお花を摘んだりして楽しかったです。こはねさんも来れば良かったのにと思いますが、また何も言わずにどこかへ行ってしまいました。
うきちゃんは「くれあおねえちゃん」といいながらトコトコと私のところへ来てくれますし、抱き着いてくれたときの上目遣いにはキュンキュンしちゃいました。花冠を作ってあげた時もすごく喜んでくれて、本当に愛おしいです。
でも、ふと思ったのです。うきちゃんは宇希さんの幼少期なので、間接的に宇希さんをお世話しているということになると。そう思うとゾクゾクします。
少し変であることはわかっています。宇希さんは私を守ってくれて、助けてくれた。でも今は私に多くの笑顔を向けてくれています。
昨日だって、夜トイレに行くのが怖いと言って涙目になりながらスカートの裾を引っ張っていたのは、もうその場で抱きしめたくなるくらいかわいかったです。おしっこをしている最中も、私がいることを確認して何度も「おねえちゃん、そこにいるよね?」と声を出していました。そのときちょっといじわるをしたくなりましたが、グッと堪えて待つのが大変でした。
どうにも変ですよね、うきちゃんはかわいいのにいじわるしたくなるなんて、今日も思います。おかしいですよね、なにかうきちゃんを見ていると、かっこいい宇希さんがこんな無力になって、私に頼って、とても愛おしくて。こはねさんも少しおかしくて。私もなんだかおかしくて。でも、これがうれしいんです。不思議ですよね。
水を流し終わって、再会したときの安心しきった表情もとてもかわいいです。こはねさんは幼少期からこんな笑顔を向けられているんだなと思うと正直うらやましいです。でも、今こはねさんはいないですし私が独占できます。
「おねえちゃんついてきてくれてありがとう」といじらしく言う姿がとても良いです。その後に恥ずかしそうにこの小さな手を差し出す様子は、たぶん”お化けがこわい”と言いたかったのでしょうか?もちろん、私は無言でうきちゃんの手を取って寝室に戻りました。宇希さんの手はとても暖かかったです。
寝るときは別々のベッドを使いましたが、私が眠りにつこうとしたときにうきちゃんがゴソゴソとベッドに潜り込んでくれました。やっぱり体温が高かったです。普段の接する距離よりも、最も近い肌が触れ合う距離。宇希さんがこんなに積極的だとこちらの体温も上がってしまいます。……いえ、うきちゃんはたぶんお化けが怖いからですね。でも、心も近づいたような気がしてうれしかったです。そんな私の考えなどお構いなしに潜り込んだあと、スースーと聞こえてくる寝息。暗闇でお互いの顔は見えないけれどきっと安らかな寝顔だったと思います。
こう書いているともっとうきちゃんに触れたくなります。宇希さんの面影は今はなくても、私の英雄様です。
拝読しました! 一度に3作も読めるなんてお得!
今回の話は主軸となっている話の幕間劇といった感じでしたが、ほのぼのとした雰囲気のものからなんかやばそうなものまで、よりどりみどりでしたね。
[1本目]
ロザリアさん、花和さんといい友達になれたみたいで何より。そしてポルカさんのお仕事に対する姿勢、まじ職人。
「母の形見」の件、個人的にとても気になりますね... 今後の展開に期待といったところでしょうか (記憶が曖昧な故、既に語られていたらすみません)
[2本目]
開始早々求婚とかカメリアさんロックすぎる!? と思ったら話題がオトナな感じでさらにロックだ!?
そしてそこから一転シリアスモードへ... こんなの風邪引いちゃうよ! もっとほしい!!!!
吸血鬼うそつかない、ホントホント... あれ、そういえばきらファンに吸血鬼キャラっていなかったかも。意外です (関係ない話ですみません)
[3本目]
こ、これは強烈... あのときのヤンデレクレアさん、思ってたよりだいぶ病んでたんですね...。
好きな人をずっとお世話したいタイプの崇拝型ヤンデレ、といったところでしょうか。まぁ、かわいいうきちゃんと一緒にいるんだから仕方ないですよね!!!! 尤も、客観的に見たらホラーそのものなわけですg
短編集、やはりいいですね! 私も一度書いたことがありましたが、また機会があったら書きたいな...
ペンギノンさんいつもありがとうございます
[一本目]
ロザリアの剣の銘は「デイブレイク」というものです。一応pixiv版の「赤に渇いた曼殊沙華」で名前だけは出てきます。ここに投稿したものを少し書き直してるので、時間があればそちらもよろしくお願いします
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21119058
[二本目]
これまで本編でカメリアとカルラの絡みが一切なかったので書いてみました。いずれ短編でふたりの出会いも書くかもしれません。
[三本目]
このSSは本編にいれる予定だったのですが、あまりにも雰囲気が違うのでボツになったものです。そして、そのもとになった小説を今日か明日に投稿予定です。
ライネ「片付けをするからちょっと待っていて」
カメリア「はい!」
ライネ「よいしょっ! ええと、はいはい……」ガチャガチャ
カメリア「あの、お手伝いしましょうか?」
ライネ「だいじょうぶよ、もうすぐだから ……はい終わりね」
ライネ「今椅子を用意するわね、カメリアちゃん」ガタガタ
カメリア「ありがとうございます!よしっ!」ギイッ
ライネ「わたしも……ふぅ、昔の話だったわね」
カメリア「はい! 私の母がすごい人だと教えてくれてですね」ブンブン
ライネ「カメリアちゃん、お母さんの名前はなんていうのかしら?」
カメリア「はい、私の母の名前はエクレリアです! 共闘したことがあるみたいです」
ライネ「エクレリア……!!ああ、エクレリアね、ちゃんと憶えてるわ 思えば、あの子にかなり似ているわね」シミジミ
カメリア「本当ですか!!よかったぁ……人違いだったらどうしようと思っていたので、本当によかったです」
ライネ「でも、懐かしいわ なら、ミラちゃんも一緒にいるのかしら?」
カメリア「ミラちゃん?」
ライネ「あなたの隣にいる龍の子とそっくりの子よサイズはだいぶ違うけれど」
カメリア「……あっ!!ミラトリアさんのことですね!」ピーン
ライネ「ミラトリアなのね、ミラちゃんの本名」
カメリア「ミラトリア・ミルルスが本当の名前ですが、そうです! そうだ、ついでに 私の隣の子の名前はティラ・ミルルスです」
ライネ「ティラちゃんね、あら? 隠れて ……ふふっ、人見知りなのね」
カメリア「へぇ〜 お母さんとミラトリアさんって、昔は一緒に冒険していたんだ……」
ライネ「二人のコンビネーションはかなりすごかったわね まさに阿吽の呼吸だったわよ」ポワポワ
カメリア「ほかに何かありますか!」ワクワク
ライネ「ええ……でも、少し訂正をさせてもらうわね」
カメリア「えっ !? なんですか?」
ライネ「カメリアちゃんがさっき言ったことだけれど、さすがに私だけでは山は砕けないわね……」
カメリア「そうなんですか!?」ガタッ
ライネ「あっ!でも山を砕いたのは事実よ ミラちゃんの強化魔法を使って、ようやく砕けたから、私だけってわけではないけど」
カメリア「そうなんですか! ううん……そういえばお母さんは結構盛って話す人だったかも」ウヌヌ
ライネ「まぁ……でも!冒険者は自分を売り出すために誇張することもあるでしょうし、その癖が残っているのかもしれないわね」
カメリア「はい、そうだと思います ……ふぅ、あの お手数をおかけして申し訳ありませんでした」ガタッ
ライネ「いいのよ 久しぶりに昔のことを思い出すことができたし……あの頃は十代だったわね、懐かしい」ザッ
ライネ「椅子はこっちで片付けておくから、椿ちゃんの所に急いでいくといいわよ」
カメリア「ありがとうございます! では!」ザザッ
ライネ「ええ、エクレリアとミラちゃんによろしく言っておいてね」
カメリア「はい!失礼します」カラン
あと、カメリアの母のエクレリアの設定を載せておきます。pixivの「きららファンタジア」シリーズにも書いてあります。
金髪紅眼の女性。
カメリアの母親で元冒険者。ケモ耳と尻尾は生えていない。
名前 :エクレリア
種族 :人間
誕生日 :8月19日
身長 :179.1 cm
血液型 :A型
昔は冒険者をしており、ティラ・ミルルスの母親、ミラトリア・ミルルスとコンビを組んでいて”龍鳴”という二つ名で名が通っていたらしい。
現役時代のライネと共闘したことがあるらしく、実力は折り紙付き。今は、龍泉郷(カメリア地元)という温泉地帯に夫とともに住んでいる。
カメリアの性格はおおよそ彼女の影響をかなり受けており、本人もかなり人懐っこい性格である。特に、好きな人への愛情表現はオーバーなくらいが良いとカメリアに教えた。
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