[Attention!]
この作品は『恋する小惑星 (アステロイド) 』を題材としたSSです。
あくまで上記原作とは一切無関係な所謂二次創作 (或は三次創作) です。
創作の関係上、大いに独自設定 ・ 捏造 ・ 原作を逸脱した点が存在します。
本作は、私が2022年3月に執筆した『みら 「あおー、ぼくの着替え知らない?」 あお 「!?」』の続編となっております。もしよろしければ、そちらも併せてご覧ください。
きららBBS版: https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3727&ukey=0
「やるデース! 速報」版: https://kirarafan.com/archives/30053806.html
Pixiv版: https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17291693
なお、上記SSの続きである関係上、みらちゃんの一人称が “ぼく” になっています。これに関しては完全に執筆者の性癖です、合わないという方は被害を被る前に避難してください。
また、私の過去作の感想や「通りすがりの誰かがきっと書いてくれる」スレなどで繰り広げられた「星咲動物園」ネタから、みらわんとあおにゃんの概念を拝借しています。切っ掛けを与えてくださった名無しの読者様に感謝!
書き溜めありです。と言うより、既に最後まで完成しています。
最後に、執筆者は大の恋アスファンです。みらあおは完璧で究極のアイドルです (監督&制作スタジオ繋がり)
以上の点を了承してくださる方は、どうかお付き合いください。
みら (いぬみみ) 「どうかな、このいぬみみカチューシャ! すずちゃんに貰ったの」 ピコピコ
あお 「え、えっと、か、かわいいと思う」
みら 「そっかぁ♪ 今のぼく、かわいいんだ♪」 キャッキャッ
あお (... すずさんに変な入れ知恵をされた結果、わたしと二人きりのときだけ一人称を "ぼく" にするようになってしまったみら。言動もどこかあざとく聞こえるし、何故か今日はいぬみみをつけてるしで、わたしはますます気が休まらない)
みら 「たまにはすずちゃんの意見も従ってみるものだなぁ」
あお (その一人称もすずさんの意見に従った結果では...?)
みら 「因みに、しっぽもつけてるんだよ。ほら」 チラリ
あお 「腰のベルトからしっぽが伸びてる...」
みら 「これもすずちゃんがくれたんだけど、どうしてこんな道具持ってたんだろ?」
あお 「考えれば考えるほど謎が謎を呼ぶタイプの怪談来たね」
みら 「しかも、ぼくにぴったりのサイズなのもいちいち闇が深い」
あお 「... あんまり詮索すると危なそうだからやめようか」
みら 「うん」
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みら 「因みに、あお用もあるらしいよ」
あお 「えっ」
みら 「ぼくが小型犬だから、あおは猫なんだって」
あお 「えっ」
みら 「... すずちゃんって、何者なんだろう?」
あお 「幼馴染のみらにわからないことがわたしにわかるわけないじゃない」
みら 「返す言葉もない」
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あお 「...」 モフモフ
みら 「... えっと、あお?」
あお 「なに?」 モフモフ
みら 「さっきからぼくのいぬみみ触りまくってるのは、どういった心境の変化で...」 モジモジ
あお 「よく見たらふわふわしてて触り心地良さそうだったから」 モフモフ
みら 「そ、そっか...///」 モジモジ
あお 「... みらってさ、ほんとかわいいよね」 モフモフ
みら 「ふぇっ!? きゅ、急にどうしたの///」
あお 「さっきはかわいいって言われて喜んでたくせに」 モフモフ
みら 「そ、それは... そーだけど」 テレテレ
あお 「今のみら、デフォルメしたらゆるキャラになれそうだもん」 モフモフ
みら 「ゆるキャラて」
あお 「そうだ、みらってイラスト描くの上手いでしょ? だからさ...」 モフモフ
みら 「嫌です」 キッパリ
あお 「まだ何も言ってないんだけど」 モフモフ
みら 「どーせ、いぬみみをつけたぼくを基にゆるキャラを描いて、とか言うつもりだったんでしょ? どうして自ら辱めを受けるようなことを進んで引き受けなきゃいけないのさ」
あお 「うぅ... 地学部の公式ゆるキャラができればいいPRになると思ったのに...」 モフモフ
みら 「え、そんなことまで企んでたの? ほんと引き受けなくてよかった...」
あお 「ふん、みらのけちんぼ...」 モフモフ
みら 「... あお」
あお 「なに?」 モフモフ
みら 「しつこい」 イヌパンチ
あお 「ピィッ」 ボフッ
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あお 「ごめん、やりすぎた」
みら 「もう、いぬみみが少ししなしなになっちゃったよ」
あお 「結構気に入ってるんだねそれ」
みら 「まぁ、すずちゃんに貰ったものだし...」 テレテレ
あお 「...」 ジェラッ
みら 「とは言っても、何を思ってこれを作ったんだろうっていう気持ちはあるけど...ってうわ、あおの顔怖っ」 ビクッ
あお 「へ...?」
みら 「わ、わたし、あおを怒らせたかったわけじゃないの... 本当にごめんね...」 シュン
あお 「あの、一人称戻ってる...」
みら (こ、こういうときにはどうしたらいいんだろう? そういえば、前に読んだ漫画にヒントがあったかも... す、少し恥ずかしいけど、やるしかないよね) グルグルメ
あお 「み、みら...? あの、だいじょうb...」
みら 「ッ!!」 ユカニゴローンッ
あお 「!?」
みら 「ご、ごめんなさーーいっ!!」 オナカマルダシー
あお 「!?!?!?!?!?」
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[誤解は解けました]
あお 「... なんか、ごめん」
みら 「ふぇぇ... かかなくていい恥をかいたぁ...」 ウルウル
あお 「元はと言えばわたしがすずさんにやきもちを焼いたせいだし、気にしないでよ」 ヨシヨシ
みら 「うぅ、あおの優しさが余計につらい...」 ウルウル
あお (... 今のみらを見ていると... どうしよう、変な気分になりそう) ゾクッ
みら 「はぁぁ、ここで本当に犬になっちゃえれば、いっそ楽なのかな...」 ポツリ
あお 「」 プッツーン
あお 「... みら、お手」 スッ
みら 「ほぇ?」 ポスッ
あお 「っ! お、おかわり」
みら 「あ、あの、さっき言ったのは軽い冗談で...」 ポスッ
あお 「3回回ってわん」
みら 「いやしないけど」 ツーン
あお 「あ、そう...」 ショボン
みら 「そんな残念そうな顔しないでよ」
あお 「... じゃあ、3回バク宙してわんわん」
みら 「サーカス団の犬でもできなさそうな無茶振りはやめてね、あおはぼくを何だと思ってるのさ」
あお 「才能と努力とイマジネーションでできた一番星」
みら 「えっ、普通に嬉しくて反応に困る」
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あお 「みら、わんにゃんにゃんわん祭り」
みら 「ごめん、最早何をすればいいのかすらわからないんだけど」
あお 「前に読んだ漫画に出てきたから印象深くて」
みら 「で、それって結局何をすればいいの?」
あお 「...」
みら 「...」
あお 「... 何すればいいんだろう...」 ウムム
みら 「模範解答がないのに振ってくるのは流石に無茶振りが過ぎるよ」
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みら 「隕石欲しい」
あお 「えっ、何急に」
みら 「いや、桜先輩と行ったミネラルショーを唐突に思い出して」
あお 「あー、そういえば隕石を買おうとしたら高すぎて諦めたって言ってたっけ」
みら 「そうなんだよ! 相場とか知らずに行ったから、まさかあんなに高いなんて思わなかったよ」
あお 「でも、売ってるってことは多分買う人もいるんだよねぇ」
みら 「ぼくにもああいうのをすっと買えちゃう財力があれば...」 ヨヨヨ
あお 「あはは、そこはこれから頑張るしかないよ」
みら 「うぅ... 頑張って勉強して、頑張って仕事を見つけて、頑張って働いて、頑張ってお金を貯めて...」
あお 「... で、勿体振って結局買わない」
みら 「ありそう」
あお 「いずれ変わっていくのかな、その辺りの感覚も」
みら 「それかいっそ、自分で探しに行くとか」
あお 「隕石を?」
みら 「隕石を」
あお 「隕石がよく見つかる場所に移住するか、隕石の研究者になるかくらいしないときつくない?」
みら 「そうだよねー、やっぱりお金貯めるしかないかぁ」
あお 「... 待ってて。いつかきっと、プレゼントするから」 ボソッ
みら 「ほぇ? 何か言った?」 クビカシゲ
あお 「ッ!? き、気のせいじゃないかな!?///」 アワアワ
みら 「んー、なんか怪しいなぁ」 グイッ
あお 「ひぃぃん!? ち、近い近い///」 グルグルメ
みら 「んーー...」 ジーッ
あお 「で、デリカシーっ!!」 アオパンチ
みら 「あふん」 ボフッ
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みら 「時々、物凄く動物になりたいって思う瞬間あるよね」
あお 「わからなくはない」
みら 「人間として生まれたばっかりに味わってるつらさも、なかなか多い気がするよ」
あお 「猫だらけの島の映像とか見ると、あの中に混じりたくなっちゃう」
みら 「でも、人間じゃないと追いかけられない夢もある」
あお 「そうだね。例えば、新しい小惑星を見つける、とか」
みら 「なんかピンポイントでぼくたちを狙い撃ちする夢だけど、確かにそれは人間にしかできないや」
あお 「他にも、色んな興味や夢を持って生きることができるのが人間なんだよね。うちの部員の好きな分野だけでも天文、地質、気象って感じでさ」
みら 「人間にしかできないことって、何だかんだ多種多様だもんね。その分、生き方も人それぞれだし」
あお 「そういうことを考えると、やっぱりわたしたちが人間として生まれてきたのはラッキーだったんだろうなって」
みら 「何というか、普段考えないだけでそれってとてつもない贅沢なのかもねぇ」 ピコピコ
あお 「... それでも動物のコスプレにずっと需要がある辺り、人間じゃない別の生き物に対する憧れって不滅なんだろうね」 ジーッ
みら 「あれ、もしかしてあおも着けてみたいの?」
あお 「違うって」 フルフル
みら 「うーん、あおはぼく以上にこういうの似合いそうなんだけどなぁ」
あお 「あっはは、絶対似合わないよー」
みら 「...」 prrrr...
あお 「えっ、今誰に電話かけたの!? ていうかこの流れで電話かける相手って一人しかいないよね!? ちょっと待ってみら、話せばわk」
----------
あお (ねこみみ) 「やっぱりこうなったぁ...///」 カァァァァ
みら 「これであおも動物仲間だね!」 ミラァァァァ
すず 「キャー!! あおにゃんもかわいすぎでしょー!!」 ← みらに呼ばれて来た
みら 「わたしのもそうだったから今更だけど、採寸した憶えもないのにサイズぴったりなの怖すぎる」
あお (すずさんがいるから一人称戻してる...)
すず 「え? 友達のスリーサイズくらい普通知ってるでしょ?」 キョトン
みらあお 「それ普通じゃないから」 ゾワッ
すず 「アッハイ」
あお 「ほんと、すずさんって何者なのさ...」 ハァ
すず 「まぁ、実際は前にうちでバイトしてくれたときの服のサイズから割り出したんだけどね」
みら 「本気の出し方ピーキーすぎでしょ」
すず 「結果的にめちゃかわなみらわんとあおにゃんが爆誕したからノープロブレム!! 次バイトに来てくれるときはその格好でよろしく!!」 モエモエ
みらあお 「お断りします」 ピシャリ
すず 「ちぇー、釣れないなぁ」 プクー
みら 「すずちゃんって時々変なこと言うよね」
あお 「時々...?」
すず 「みらもあおもよく似合ってるのは本当なのに...」 プクー
みら 「うん、あおのねこみみに関してはわたしもそう思う」
あお 「みら!?」
みら 「それに、あおもわたしのいぬみみをかわいいって褒めてくれた」 フンス
あお 「みら!?!?」
みら 「そういうところはすずちゃん凄いなっていつも思って... すずちゃん?」
すず 「... あらあらうふふ」 ニタァァ
あお ( 終 わ っ た ) ハイラオトオフ
みら 「えぇっと... すずちゃん、大丈夫?」
すず 「みら、今夜はあおとたっぷり頑張ってね♪ わたし、応援してるから♪♪」 ポンポン
みら 「????」
----------
すず 「そんなわけでわたしは帰りまーす」 ガチャリ
みら 「えっ、帰っちゃうの? もう少しゆっくりしててもいいんだよ?」
あお 「そうだよ、さっき来たばかりなのに」
すず 「いやいや、そういうわけにはいかないよ。二人の夜を邪魔するのは解釈違いだもん」 ニコニコ
みら 「夜って... 天体観測とか?」
あお 「もしよければ、すずさんも一緒に見る?」
すず 「ふふっ、二人して誤魔化しちゃって♪ でも大丈夫、わたしは理解ある女だから全てわかってるよ。折角小型犬と猫の格好になってるんだし、そのみみとしっぽを活かした濃密なプレイを愉しむんだよね♪ 何度も鳴かせて鳴かされて、お互いにお互いを求めあってねっとり愛しあって...」 ブツブツ
みら 「駄目だあお、この子ぼくたちのこと何も聞いちゃいない」
あお 「うん、知ってる」
みら 「ほんと、どうしてこんな暴走列車みたいな子になっちゃったんだろう... 普段はむしろ頼りになることも多いのに...」 ハァ
あお 「... みらって、何だかんだすずさんにあまあまだよね」
みら 「そーかな? 自分ではむしろ少しあたりが強いかもって思うくらいだけど」
あお 「これが幼馴染の絆... ちょっと羨ましい...」
みら 「あおも割と幼馴染でしょ、関わったの一回だけだけど」
あお 「そうだった」
みら 「あの一回の出会いが今のぼくたちを作ってるって思うと、人生ってわからないね」
あお 「見つけられるのかな、小惑星」
みら 「見つけるんだよ、ぼくたちが」
あお 「... 何だか最近、みらと一緒ならどんなことでもできる気がしちゃう。不思議」
みら 「奇遇だね、ぼくも同じこと思ってた。やっぱり相性いいのかもね」
あお 「... そんな相性抜群のみらに相談なんだけどさ」 チラッ
すず 「そして、正式に結ばれた二人の間には最高にかわいい娘が産まれて、ますます二人はラブラブになって...」 ハナヂダバーー
みら 「... なにあれ」
あお 「ああなっちゃったすずさんのことも、わたしたちならどうにかできるかな?」
みら 「申し訳ないけど世の条理に反した存在はどうにもならないよ」
あお 「世の条理て」
みら 「それに、ほっとけばいつか収まるでしょ」
あお 「それもそっか」
すず 「あァァ〜〜!! みらあおてぇてェ〜〜〜〜!!!!」 ドカァァァン
みらあお 「...」
みら 「... すずちゃん」
すず 「え、何!? もしかして今からイッパツ始めるの!? けもみみがキュートなみらあおの娘に会える日はもうすぐなの!? 結婚式には忘れず呼んでn」 ハァハァ
みらあお 「うるさい」 イヌネコパンチ
すず 「」 ボフッ
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すず 「それじゃ今度こそ帰るね」 フラフラ
みら 「ねぇ、付き添わなくてほんとに大丈夫?」
すず 「大丈夫大丈夫、ちょっと貧血気味なだけだから」 フラフラ
みら 「鼻血で貧血気味はやばいでしょ」
あお 「しかも原因があまりに残念すぎる」
すず 「HAHAHA、君たち言いたい放題だな... きゅぅ」 フラッ
みら 「す、すずちゃん!?」 ダッ
あお (やっぱり大丈夫じゃなかった!?)
みら 「すずちゃん、しっかりして! ほんとにつらかったら救急車呼ぶからね!」 ギュー
すず 「へへ、みらの腕の中あったかい.../// も、もっと...///」 モゾモゾ
あお (あ、意外と平気そう) ホッ
みら 「もっとハグしてほしいの!? ほら、ぎゅーっ!!」 ムギュゥゥ
あお (そして、やっぱりみらはすずさんに甘すぎるよ。あんなに強く抱きしめちゃって...) ジェラッ
みら 「こ、こんなので本当に体調よくなるのかなぁ... でも、すずちゃんきもちよさそうだし...」 ハグハグ
すず 「...///」 テレテレ
あお 「... グルルルルル...」 ジェラジェラジェラッッ
メグ 「... 何スかこの状況」 ← 姉を迎えに来た
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[モエモエはメグちゃんに引っ張られておうちに帰りました」
みら 「すずちゃんたち、家に着いたって。今丁度、連絡が来た」
あお 「... そう」 ツーン
みら 「... うわ、どうしよ。今になって恥ずかしくなってきた.../// 何やってたんだわたし...///」 カァァァ
あお 「... 気付くのが遅いよ」 ツーン
みら 「... もしかしてあお、怒ってる?」
あお 「別に? 全然そんなことないけど?」 ツーン
みら 「その反応は怒ってるときのテンプレなんだけど」
あお 「ふん、ならそれでもいいよ」 ツーーン
みら 「はぁ... 多分、わたしがすずちゃんをずっとハグしてたからだよね。後から振り返ってみたらあれはだいぶ心配症が過ぎたし、何よりその間あおをほったらかしにしてたから」
あお 「...」
みら 「でも、すずちゃんのことは責めないであげてね。切っ掛けは兎も角、すずちゃんの体調が良くなかったのは間違いなかったよ」
あお 「... それくらい、ちゃんとわかってる」
みら 「悪いのは、あくまでわたし。あおの気持ちを汲み取れなかった、わたしなんだから」 ギュッ
あお 「っ... そういうの、ずるい」 ゴロゴロ
みら 「ふふっ。今のあお、本当のねこちゃんみたい」 ナデナデ
あお 「そ、そんなこと言われても嬉しくないもんっ」 ゴロゴロ
みら 「そっかー嬉しいんだー」 ナデナデギューッ
あお 「だ、だから違うもーん!!」 グルグルメ
----------
みら 「あお、落ち着いた?」
あお 「あ、あんなことされて落ち着けるわけ...」 ゼェゼェ
みら 「...!」 ワクワク
あお 「あー落ち着けたなーすっごくリラックスできたなー」
みら 「そう? それならこの辺りでやめとこうかな」
あお (ほっ...)
みら 「んーっ、なんか今日は色々疲れちゃった」 ノビー
あお 「そうだね、妙に濃密な時間だったよね」
みら 「わたし、そろそろお風呂に入ろうかなって思うんだけど、あお先に入る?」
あお 「へ? いいよ、先に入っちゃって」
みら 「おっけー、上がったら声かけるね。よいしょっと...」 カチャリ
あお 「? みみとしっぽはここで外すの?」
みら 「うん、お風呂場に持っていく意味は流石にないかなって」
あお 「それはそう」
みら 「じゃ、また後でねー」 トテトテ...
あお 「うん、いってらっしゃーい」
あお 「... さて、わたしは一旦部屋に戻ろ... あ」 チラッ
< いぬみみ&いぬしっぽ
あお 「...」
----------
[あおのお部屋]
あお (... みらのいぬみみとしっぽ、部屋に持ってきちゃった。後でちゃんと返しておかないと) モフモフ
あお (みらといえば、すずさんが帰ったあとも一人称戻ったままだったな。最近はすごく自然にぼくっ娘するようになってたけど、やっぱり無理してるのかなぁ)
あお (ま、まぁ、別にみらがぼくっ娘をやめたところでわたしには関係ないしっ。あの日以前のわたしたちに戻るだけだしっ。別に、どうでもいい、し...) ドキドキ
みら (妄想) 『あーおっ♪ ぼくとお話しよ♪』
みら (妄想) 『あおー、ぼくと星を見ようよー』
みら (妄想) 『あお... ぼくと一緒に寝よ...///』
あお (...) ドキドキ
あお (... ど、どうでもいいし...)
あお (そ、それにしてもっ! 今日みらとした話は割と印象的だったなぁ。まるで、突然みらが一人称を変えてきたあの夜みたいに)
あお (みらと一緒にいると、自分一人では気付けないようなことに気付ける。それに、みらはしょっちゅう自分の幸せをわたしに分けてくれるから、その度に自分の視野や価値観が広がっていくのを感じている)
あお (最近はますます忙しくなってきて忘れがちだったけど、みらとああいう何気ない話をしてる時間が、きっとわたしにとっての幸せなんだろうな)
あお (だから、わたしはこれからも、みらを見ていたいんだ。同学年の友達で、同じ部活のメンバーで、夢を分かち合った約束の相手で、その夢を一緒に叶える唯一無二のパートナー。そんな、特別な絆で結ばれたみらのことを)
あお (そうしたら、何となくだけど、また面白いことに巡り会える気がする。新しい幸せに、出会える気がするんだ)
あお (まぁ、流石に今日のいぬみみとしっぽには驚かされたけど) ニガワライ
あお (...) キョロキョロ
あお (... いぬみみと、しっぽ...) スッ
あお (ちょっとだけなら、きっと...) スンスン
あお (...!?) ドキドキ
あお (み、みらのにおいがする... も、もっと...) スンスン
あお (ほ、ほんとは駄目だってわかってるのに... どうしよう、身体が勝手に...) スンスン
みら 「あおー、ぼくの着替え知らない?」 ガチャリ
あお 「!?!?!?」 ビクッッ
みら 「? あお、今なんかしてた?」
あお 「な、なにもしてないよ」 ← いぬみみとしっぽを隠す
みら 「そぉ? それでさ、あお...」
あお 「だ、脱衣所じゃないかなっ」 アセアセ
みら 「そうだったっけ? まぁ、確認してみるね。ありがとー」トトト...
あお 「... 行った、かな」 ホッ
あお (ば、ばれたかと思った)
あお (みら、さり気なく一人称 “ぼく” だったなぁ。正直、すごくかわいい...) ポケー
みら 「あ、そうだ。言い忘れてたけど」 ガチャリ
あお 「ひぃぃん!? え、な、なに!?」 ビクッッ
あお (みら!? 脱衣所に行ったはずじゃ!?)
みら 「... ぼくのにおいを嗅ぐのはいいけど、何事も程々にね...?」 ウインク
あお 「へっ!?/// み、見てた、の...///」 プシューー
みら 「ふふっ、用事はそれだけだよー。じゃあねー」 クスッ
ガチャリ... トテトテ...
あお 「... 今度こそ、行ったのかな」
あお 「うん、今日の出来事で改めて確信したよ」
あお 「... やっぱり落ち着かなーいっ!!!!」 バァァァァァン
--fin--
[あとがき]
はい、ということで終わりです。猫と和解せよ (定期)
今回はかなり執筆者個人の性癖強めでお送りしました。いぬみみで小悪魔なぼくっ娘みらちゃんとか、私以外絶対書かない自信がある。
最近このBBSでも、好きなキャラを動物にしたいという罪深い性癖を持っている人たちがそれなりにいらっしゃることがわかりましたので、この度みらあおでけもみみチャレンジしてみたという次第です。
... まぁ、そもそも私が虹夏ちゃんと喜多ちゃんにけもみみ生やしたのがいけないんだけどね!!!!
それから、話の何割かはけもみみともぼくっ娘とも無関係な内容になってしまいましたが、その辺は前作と同じく大目に見てもらえればということで。どうしても盛り込みたい内容ってあると思うんです。
因みにですが、星咲動物園SSのことはちゃんと憶えています。まだ全然書けてないけど。忘れた頃に投稿されるかもしれないしされないかもしれない。そんな感じです。待たせてごめんね。
最後になりますが、ここまで読んでくださった方に心から感謝申し上げます。
誠にありがとうございました。
[これまで書いたSSリスト (順次追加) ]
・ 『あお 「くじら座の変光星の女の子」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3596&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29338408.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17271872
・ 『変な生き物 「遂に誰からも本名で呼ばれなくなった」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3602&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29371224.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17272934
・ 『クレア 「わたしは鍵の管理人」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3607&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29421806.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17274145
・ 『クロ 「この丘から見える星空は」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3619&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29460066.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17278807
・ 『きらら 「ツンツーンください!!!!!!!!」 サンストーン 「いきなりでけぇ声あげんなよ うるせぇよ」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3637&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29571518.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17279756
・ 『みさ 「みらがかわいすぎて生きるのがつらい」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3650&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29631528.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17280762
・ 『シャミ子 「杏里ちゃん、一緒に帰ろ?」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3668&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29760440.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17285569
・ 『千矢 「風邪を引いた夜のお話」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3681&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29831832.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17286656
・ 『スズラン 「飯奢ってくれ」 ロベリア 「図々しいわね、呪うわよ...」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3702&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/29946896.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17289587
・ 『シャロ 「貴方が教えてくれること」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3720&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/30014131.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17291478
・ 『みら 「あおー、ぼくの着替え知らない?」 あお 「!?」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3727&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/30053806.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17291693
・ 『舞 「わたしが歩んできた道は」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3742&ukey=0
https://kirarafan.com/archives/30108512.html
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17293779
・ 『千矢 「山で遊んだお話」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3754&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17318983
・ 『あお 「みらが知らない女性と仲良く話してる」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3764&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17415852
・ 『ランプ 「うつつさんがきらきらしています」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3770&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17474617
・ 『ユウ 「クラスのみんなにおでこぱしーしまくってたら海果がすねた」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3775&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17523413
・ 『桃 「シャミ子、ごめんね...」 シャミ子 「...」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3781&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17572005
・ 『あお 「君の心を覗きたいんだ」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3793&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17654759
・ 『小春 「全然釣れないよー」 ??? 《諦めないで!》 小春 「!?」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3801&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17717125
・ 『みら 「このレンズの向こうには」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3809&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17771186
・ 『あお (幼) 「こんにちは」 ニコッ みら 「えっ...?」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3824&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17916835
・ 『メディア 「よければ一緒に」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3830&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17952603
・ 『琴音 「もふもふ」 ファー 「琴音、どうしたの?」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3842&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18057909
・ 『ココア (2部) 「しゃーろちゃんっ♪」 シャロ 「こ、ココア!?」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3864&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18246741
・ 『悠 「セルリアンブルーの空に」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3888&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18480361
・ 『ランプ 「もし、わたしが貴方のことを好きだと言ったら、どうしますか?」 サンストーン 「いや知らないが」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3919&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18735570
・ 『シュガー 「ソルト、びょーきなの?」 ソルト 「い、いえ。そんなことは」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3935&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18970078
・ 『ひとり 「音楽のない世界なんて、ひどく空虚でつまらない」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3941&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19036663
・ 『イノ 「イヴちゃんが頼もしいです」 イヴ 「猪瀬が頼もしい」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3949&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19187620
・ 『きらら 「思えば遠くへ来たものだ」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=3960&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19393373
・ 『虹夏 「ぼっちちゃん!」 ひとり 「は、はいっ」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=4005&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20252148
・ 『千矢 「ぺろぺろ」 臣 「ひゃんっ! そこはだめぇ」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=4011&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20397978
・ 『虹夏 「向日葵の咲く丘を歩けば」』
https://kirarabbs.com/index.cgi?read=4015&ukey=0
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20473065
・ 『みら (いぬみみ) 「わおーん! ぼくだぞー!!」 あお 「また属性増えてる...」』: このSS
>>52
作者です! コメントありがとうございます!
すずちゃんいいよね... 公式が色々すごい (意味深) から、ついつい暴走させたくなっちゃう。でも、これでもやりすぎにはいつも気を付けてます。一応。
みらあおの娘は... エトワリアならまじかるぱわーであるいは...?
わんにゃんにゃんわんまつりとはッ!
イヌとネコでくんずほぐれつランデブー(同じ作品から)することッ!
ってやっとるやないかーい
次はタチとネコでくんずほぐれつですね分かります分かるな
サイズを完璧に把握してるすずちゃんは同じ声の別の人(きららでない)を連想しますね
>>54
作者です! コメントありがとうございます!
そ、そんな、くんずほぐれつだなんて.../// あおちゃんはみらちゃんにぎゅーって抱きしめてもらっただけだと思いますよ! たぶん...
たちと、ねこ... よく、わかんないですね... (目反らし)
すずちゃんに関しては、確かにその方っぽいところありますよね。つまり、お菓子でイノ先輩を釣って (語弊のある言い方) 自作の衣装を着せるすずちゃんがどこかの世界に存在する...!?
お久しぶりのアステロイドSSですね
あおの素直になれない自問自答がかわいかったです。みらに翻弄されて恥ずかしがったり、冷静にツッコミをいれたり、魅力たっぷり!
>>56
作者です! カレル様、いつもありがとうございます! 返信が遅くなってすみません...
そーなんです、久しぶりだったんです! 実に... 約9ヶ月ぶり? 時が経つのは早いですね。もうこの活動も3年目 (!!) ですよ。
この作品はみらちゃんの魅力を伝えることが目的ですが、勿論あおちゃんの魅力も同じくらい伝えられたらいいなって思っていたので、非常に嬉しい限りです。あおちゃんかわいい!!
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