内海「どうもミルクボーイです。お願いします」
内海「あー！ありがとうございます！」
内海「今、売れ残りのヨーグルトをいただきましたけどもね！」
二人「ありがとうございます」
内海「もーこんなんなんぼあってもいいですからね」
駒場「一番いいですからね。もらっていきましょ」
内海「ゆうとりますけれどね」
駒場「あのうちのオカンがね、好きな漫画があるらしいんやけど」
内海「そうなんや」
駒場「その名前を忘れたらしいねん」
内海「好きな漫画の名前忘れてまうって、それどうなってんねん」
駒場「いろいろ聞くんやけどな、全然わからへんねん」
内海「ほんだら俺がね、オカンの好きな漫画一緒に考えてあげるから、どんな特徴言うてたかとか教えてみてよ」
駒場「きららキャラットの作品で、魔法少女とまぞくが登場するアニメ化もした作品やって言うてた」
内海「まちカドまぞくやないかい」
内海「その特徴はもう完全にまちカドまぞくやがな。すぐ分かったよこんなもん」
駒場「俺もまちカドまぞくやと思てんけどな、オカンが言うには、サクサク読めてテンポがいいっていうねんな」
内海「あー…」
内海「ほなまちカドまぞくと違うかー」
内海「あの１コマ1コマの情報量でサクサク読めるわけないもんね」
内海「もしまちカドまぞくやとしたら、オカンはね、まだ細かい小ネタや伏線に気付いてないからサッと読めてんねん」
内海「何回読んでも新たな発見があんねん。まちカドまぞくってそういうもんやから」
内海「ほなまちカドまぞくとちゃうがなそれ。えーもうちょっと詳しく教えてくれる？」
駒場「きらら作品にしては、主人公の名前が普通すぎるらしい」
内海「まちカドまぞくやないかい！」
内海「吉田優子って字面だけでみたらモブもええとこやから！吉田優子と田中花子は本来書類の記入例に使われる名前やねんから！」
内海「ほんで本人も自分の名前忘れかけとんねん！清子さんの出番が無いとシャミ子呼びが多数派すぎてセルフ千と千尋現象になんねんから！」
内海「まちカドまぞくやそんなん！」
駒場「分かれへんねん、でも」
内海「何が分かれへんねん」
駒場「俺もまちカドまぞくやと思てんけどな、オカンが言うには、ライバルの魔法少女との殺し合いがベストバウトや言うてた」
内海「ほなまちカドまぞくちゃうやないかい！」
内海「あの作品シリアス要素はあってもそんな血生臭いお話ちゃうからね！？」
内海「ほんでベストバウトて格闘マンガとちゃうねんから！いや片方は筋肉キャラやけど、そもそもほとんど戦闘描写もないしね？」
内海「それまちカドまぞくちゃうがな。もうちょっとなんか言ってなかった？」
駒場「よう考えたら、主人公の能力がエグすぎる言うてた」
内海「まちカドまぞくやがな！」
内海「相手の精神に潜って無抵抗のまま操れる！ほんで何にでも変化する万能武器！？なろう主人公もビックリのチート能力者やがな！」
内海「そんなんまちカドまぞくに決まりや！」
駒場「分からへんねん」
内海「なんで分かれへんのそれで」
駒場「俺もまちカドまぞくや思てんけどな、オカンが言うには、昨日行った近所のちっちゃい書店にもごっつ積まれとって、特設コーナーが出来てたらしい」
内海「ほなまちカドまぞくちゃうやないか！」
内海「今まちカドまぞくの単行本売れすぎてるから、平積みされてる書店なんてどこにもあるわけないのよ！今特設コーナー作ろうにもね、書店員さんの手書きPOPしか置くもんないねんから！」
内海「まちカドまぞくちゃうがな。えーもうちょっとなんか言ってなかったか？」
駒場「最初プリキュアみたいな感覚で観てたけど、変身した主人公の露出度にビックリしたらしい」
内海「まちカドまぞくや！」
内海「あんなん法律スレスレのろしゅつまぞくやねんから！肌出して力発揮する言うても限度があるからね！いくらシャミ子のためとは言えね、ご先祖がこれ以上際どい衣装にデザインしようもんなら、俺は動くよ！」
内海「いやまちカドまぞくやん絶対！」
駒場「分からへんねん、でも」
内海「なんで分からへんのこれで！」
駒場「オカンが言うには、全面的に主人公が悪いんとちゃうかって」
内海「ほなまちカドまぞくちゃうやないかい！」
内海「シャミ子なんも悪くないから！生まれも育ちも生粋の巻き込まれ型主人公やからね！」
内海「もしオカンが読んでるのがホンマにまちカドまぞくやとしたら、何をもってシャミ子が悪いと判断したのか、俺はね！小一時間問いただしたい！」
内海「いやまちカドまぞくちゃうやないか。もうちょっとなんか言ってなかった？」
駒場「主人公の口調が好きなんやけど、どう説明すればええかわからんらしい」
内海「まちカドまぞくやないか！」
内海「敬語と男っぽい強めの口調の使い分けや！そこに関係性と距離感が表れとんねん！オカンレベル高いな！」
内海「ほんでこういう口調の主人公なんて中々おらんねんから！俺は夜ノ森小紅か山田奈緒子ぐらいしか知らんもん！シャミ子やん絶対！」
内海「まちカドまぞくに決まり！」
駒場「分からへん」
内海「分からへんことない！オカンの好きな漫画はまちカドまぞく！」
駒場「いやオカンがいうには、まちカドまぞくではないって言うてた」
内海「ほなまちカドまぞくちゃうやないか！」
内海「オカンがまちカドまぞくではないと言えばまちカドまぞくちゃうがな！」
駒場「そうやねん」
内海「先言えよ！俺がずっとシャミ子の話してるときどう思てたん？」
駒場「申し訳ないなと思って」
内海「ほんまに分かれへんがな、それどうなってんねん」
駒場「オトンがいうには、がっこうぐらし！ちゃうかって」
内海「いや、絶対ちゃうやろ！もうええわ。どうもありがとうございましたー！」
>>7
途中送信しちまったぜ…
シャミ子が全面的に悪いで笑いました…他のネタでも書いて欲しいです！
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