「うつつ枕」という言葉からの連想でこんなことになりました。
導入部分が長くなってしまいましたが本筋はメディうつのつもりです。
キャラ崩壊はあると思います。百地たまちゃんとかおす先生が付き合っている設定です。
百合色の強いコメディ路線、と作者は思っています。きらら外のネタも含まれますが進行に影響はありません。
桃「シャミ子、私にいやらしい夢を見せるのはやめて欲しい」
シャミ子「冤罪です。そんなことしてません」
桃「だったら、私が自分の意思でいやらしい夢を見てるって言うの?」
シャミ子「そうでしょうとしか……」
桃「まるで、私がシャミ子をいやらしい目で見てるみたいじゃない」
シャミ子「そ、そうだったんですか?
ちょっと嬉……何を言ってやがるのですかこの変態魔法少女」
桃「そんなはずがないからシャミ子が何かしたんじゃないの」
シャミ子「だから何もしてませんって」
たまて「おや、熱いですね
痴話喧嘩は犬も食いませんよ?」
桃「ん?」
かおす「すいません、盗み聞きするつもりはなかったのですが」
シャミ子「恥ずかしい話を聞かれてしまいました……」
桃「ちょうどいい、シャミ子の尋問を手伝って欲しい」
シャミ子「尋問されてたんですか?」
かおす「質問はすでに尋問に変わっているんだ?」
たまて「口を割らないなら体に聞いてやろうかなアレですね。
この体に聞いていいんですか〜」
シャミ子「ひぇぇ」
かおす(やっぱり、大きいのがいいんでしょうか……)
桃「!」
たまて「あ、何か冗談でもまずかったみたいですね」
かおす「あば、うちのたまちゃんがすいません」
桃「別に私は怒ってないよ」
シャミ子「それより、私の冤罪を晴らして欲しいのですが」
たまて「う〜ん、夢の問題は難しいですね」
シャミ子「桃が変な夢を見ないように、見たい夢を見れる道具でもあればいいんですが」
かおす「うつつ枕〜(※似てない)
みたいなでしょうか」
たまて「かおすちゃん、CV.大山さんは私達誰も生まれてない時代と思いますよ」
かおす「そうですね……何で知ってるんでしょう?」
たまて「再放送だったり何かの番組で取り上げられたりするからでしょうか?
後任の声優さんももっとリスペクトされるべきと思いますが」
桃「何の話?」
シャミ子「さあ?」
たまて「ですが、後任を立てて続けられるのは幸せなことですよね……
さすがに二期は厳しい、この世界も続かないから後任が不要というのは
寂しいものです……栄依子ちゃん……」
かおす「たまちゃん、戻って来てください」
桃「世界が続かないとか、一体何があるの?」
シャミ子「それが本当なら、私達で阻止できないでしょうか。
これまでも、危機を解決してきたのですから」
たまて「あ、いや、世界が終わるとかではないんですが、観測者がいないものは
存在しないと同義になってしまうとかそんな感じのことで」
シャミ子「よく分かりませんが、それなら、私が観測します」
桃「そうだね、誰かが観測者になればいい」
かおす「うまく言えませんが、神様が一人いなくなっても、別の神様が見てくれていれば
続いていく、そんな気がします」
たまて「みなさん……そうですね、ちょっと弱気になっていたかもしれません。
ありがとうございます」
シャミ子「神様が見てる、そういうのもいいかもしれませんね」
桃「シャミ子はそれでいいの?」
シャミ子「そう言えば私はまぞくでした」
かおす「なら、マリア様が見」
たまて「それも同じようなものですよ。
あと、私達が産まれてるかどうかギリギリです」
かおす「ですが、名作なので見ておく価値はあると思います」
シャミ子「一体何の話をしているのですか?」
桃「今度一緒に見よう」
シャミ子「えっ、あっはい」
かおす「ところで、神様とかマリア様とかに見られてるとしたら」
たまて「はい」
かおす「私とたまちゃんの(ピー)も見られてるんでしょうか」
たまて「!」
桃「」///
シャミ子「」///
かおす「あ……あばばばばば」///
??「そこ、今何と言った!?」
かおす「あばっ!?」
佐久「こ、公共の場でなんとハレンチな……」
たまて「一番聞かれてはいけない人に聞かれてしまいましたね」
かおす「ど、どうしましょう…」
佐久「れ、連行する……!」
たまて「大丈夫です、こういうときには伝統的な発想法がありまして…」
かおす「はい」
たまて「逃げるんだよォ!」
かおす「あば、待ってくださーい」
佐久「あ、逃げ足の速い奴らめ」
桃「あの、佐久さん」
佐久「どうした?」
桃「このハレンチまぞくの取り調べをお願いしたいのですが」
佐久「何?」
シャミ子「誤解です。このハレンチ魔法少女を何とかしてください」
佐久「はあ、ゆっくり聞くから場所を変えるか」
桃「はい」
シャミ子「お願いします」
メディア(やはりクリエメイトの方は面白いですね。
ですが、肝心なことを聞きそびれてしまいました。
うつつ枕とは……そんなものがあるのでしょうか)
コルク「いらっしゃい」
メディア「あの、『うつつ枕』っていうものの噂を聞いたのですが」
コルク「私は仕入れたことはない。
しかし、クリエメイトがそんな話をしていたような気はする」
メディア「なるほど……聖典世界の道具なのですね」
コルク「おそらくは。
情報があれば、似たものは作れるかもしれない」
メディア「私も言葉を聞いただけなので……
参考までに、枕を見せていただけますか?」
コルク「お安い御用……」
メディア「いろんな種類があるんですね」
コルク「睡眠は大切だから…寝具もその人にあった物が必要…」
メディア「こっちの大きいのも枕なんですか?」
コルク「それは、抱き枕と言って頭の下に置くのではなく、抱きしめて使う物」
メディア「そんなものもあるんですね…
こっちのは変な生き物のイラスト付きですね」
コルク「それはサンプル…希望があれば好きなイラストを付けられる…」
メディア「どんなイラストを付けるんですか?」
コルク「以前はきららのイラストをサンプルにしていたのだが、ランプが
買うと同時に『きららさんを晒し者にするな』と言っていた…
そういう需要だろう」
メディア「ああ…そういう…」(変な生き物はいいんですね)
メディア「こっちの枕は、なんと言いますか…雰囲気が…」
コルク「ある意味、見ての通り…
恋人相手に、OKなら"YES"、ダメなら"NO"を上にして寝るもの…」
メディア「あ…そういう意味なんですね……//」
コルク「里の人口が増えて、結構売れてる」
メディア「そうなんですか」
(かおすさんもそんなことを言ってました…若いっていいですね…
うつつさん……)
コルク「また、入用な物があったらいつでも…」
メディア「……コルクさん、決めました、聞いてもらっていいですか?」
コルク「了承、商談に入る」
メディア「この写真の子を中心、こんな感じに……」
コルク「承知、1週間後には完成する」
メディア「すいません、無理を言って」
コルク「顧客の要望に応えるのが仕事。
それに、似た依頼はよく受ける」
メディア「そうなんですか、お願いします」(これが若さか)
−1週間後−
コルク「これが、依頼の商品」
メディア「キマシタワー
イメージ通りです!ありがとうございました」
メディア(うつつさん……私だけのうつつさん……
これを抱いて寝るのが楽しみです。
ですが、今は溜まっている仕事を片付けましょう)
メディア「〜♪」
うつつ(メディア…すごく嬉しそう…何かいいことあったのかな
大きな物を持ってきてたけど、あれが関係あるのかな…?
部屋が空いてる…気になるし、覗いてみよう…)
うつつ(布団の上……なんだろう、あれ……)
うつつ「ヒッ」
うつつ(これは、私…?それになんだかいかがわしい雰囲気のマーク…
何これ…呪いの道具…?)
うつつ(もしかして、私、何かとんでもない企みに利用されてる…?
それでも、例え呪いの道具としてでも、私のことを必要としてくれるなら……)
メディア「〜♪」
うつつ(メディアが部屋に戻った
アレで何をするんだろう……)
メディア「うつつさん、うつつさん、タマリマセンワー」
うつつ(!?)
メディア「うつつさん、愛してますー」ハァハァ
メディア「うつつさん、暖かくて、柔らかくて、いい匂いです。
ああん、ダメですよーそんなとこ擦り付けたらー
やっぱりダメじゃないです、私はいつだってYESですよー」
うつつ(えええええ、どういうこと?
独り言だから、本心なんだよね……
メディアが、私を愛して……?私の代わりに、さっきのアレを……?)
うつつ「メディア……」
メディア「ヒィィィィィィッ」
うつつ「あの……」
メディア「あああああああのここここここここれはですね」
うつつ「私のこと愛してるって、本当?」
メディア「聞こえてました?」
うつつ「筒抜け」
メディア「……気持ち…悪いですよね……同居人が、こんな……」
うつつ「嬉しい」
メディア「え?」
うつつ「きららやランプ、もちろんメディアも、私に良くしてくれた。
でも、まだ人に必要とされるってことがよく分からない。
まして、誰かに愛されるなんてあり得ないって思ってた」
メディア「そんなことありません…!」
うつつ「昨日までの私なら、そんなことない、って言われても信じられなかった。
でも、今なら信じられる……さっきのメディアの言葉を聞いたから」
メディア「うつつさん…それでも、愛って、向けられたから応えるなんて、安売りしては
いけません。自分の気持ちというものも考えないと……」
うつつ「顔のところが濡れてる私の絵付抱き枕を足の間に挟んだ人が言っても……」
(これから、好きになるじゃダメかな……)
メディア「こここここれは、その……」
うつつ(いけない、心の声のつもりが漏れてた)
「それぐらい、私のこと、想ってくれてるなら、応えたい。
メディアじゃなければ、こんな風には思わないよ……
今の私は、人を好きになるとか、愛するとか、分からないけど、メディアを
好きになりたい、愛せるようになりたいんだ……」
メディア「うつつさん……分かってますね?」
うつつ「その、つもり」
メディア「私の理性が決壊したら、あなたが"こう"なりますよ……」
うつつ「う……
大丈夫、私だって、いつでも"YES"だから…!」
メディア「うつつさん…!」
-------
うつつ「こんなことするんだ……」
メディア「やりすぎてしまったでしょうか」
うつつ「ん……大丈夫……」
メディア「うつつさん、意外とタフでした……」
うつつ「2人で愛し合うから尊いんだ絆が深まるんだ」
メディア「ふふっ、そうですね」
うつつ「ところで、"アレ"は……」
メディア「本当はいつでも一緒にいたいですが、そういうわけにもいかないでしょう。
うつつさんが側にいないときは"うつつさん2号"に慰めてもらいます」
うつつ「そ、そう……」
メディア「安心してください、人目があるときは何もしませんから」
うつつ「ないときは…?」
メディア「秘密です」
--おわり--
お読みいただきありがとうございました。メディアが普通に里に出入りして交流があるのも注意事項だったかもしれません。
枕がテーマのはずなのに枕より本物、という話になってしまいました。恋する女の子は幸せであって欲しいのです。
拝読しました! メディアさんがナチュラルにマッチを「変な生き物」呼びしててこんなの笑うわ。
「誰かがきっと書いてくれる」スレもしっかり見ていたので、スレタイ見た瞬間画面に指さして大爆笑してました。ていうか、こんな商売が成立してるエトワリアって一体... 我々の世界も大概だったか...。
例の漫画とは違った意味でのホラーがあった気がしますが、一番のホラーは名前的に☆5メディアさんの専用武器がこれという可能性。想像するだけで\やべぇ/絵面だ。
濃厚な (濃厚すぎる) メディうつでおなかいっぱい、でもメディうつはなんぼあってもいいですからね。無限に仲良くなっていくメディうつ概念、いいすね...。
どうにもならないことも時には多々あるけれど、私たちファンがいる限り幸せは不滅。そう思うだけでも、ちょっとは違うと思うんです。
>>29
コメントありがとうございます。
(予想してたけど)誰も書かないから自分で書いた結果です。
好きな人の「変な生き物」呼びが移った……のかもしれません。
専用武器…きっと装備するだけで変なバフがかかって強いです。絵面は見たい。敵味方識別無の精神攻撃?それは気にせずに。
「覚えてること」に意味があったりするんじゃないかと思ったりもするのです。
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