こんにちは!カレルと申すものです
記念すべき10作目ですね。今回も前回に引き続きエトワリアを舞台にしたお話です。
タイトル通りポッキーゲームを○○と××がやります!
こちらは「きららファンタジア」と「アニマエール!」の二次創作になります
注意事項
*キャラクターの独自解釈
*独自設定
*原作との乖離
*妄想
*オリジナルキャラクター
等が含まれるので苦手な方は注意してください
[エトワリア某所]
ひづめ「花和さん!ポッキィゲームなるゲームをしましょう!!」トウトツ
花和「えっ! えー!? どうしたんですか急に!!」
ひづめ「いえ、兄が以前言っていたんですよ、曰く『ポッキィゲームとは男女または仲の良い同性同士でもやるゲームのことですごく盛り上がる』らしいです…」
こはね「ん〜? ひづめ、なになにー?」トコトコ
虎徹「こはねちゃん、ちょっと待って」ガッ
虎徹『宇希ちゃん!』チラッ
宇希『ああ』コクッ
宇希「こはね!ちょっと買い物でも行くか!」
こはね「え〜? せっかくひづめが面白そうなゲームを話してくれるのに…」
虎徹「まあいいじゃない、あとで聞けば」
ひづめ「みなさん出かけるのですか…残念です」
宇希『花和、こはねは任せとけ』チラッ
花和『虎徹、宇希ありがとう』コクッ
花和「あ、あの ひづめ私はちゃんと聞いていますよ!」
ひづめ「わかりました! ではポッキィゲームのルール確認をしたあとにやりましょうか」ワクワク
宇希「おーい 兎和! そこで気配を消してないで行くぞ!」パッ
兎和「残念です…」ボソッ「わかりました」タタタ
虎徹「じゃあまた後でね、ひづめちゃん、花和ちゃん」パタッ
……………………
こはね(も〜 せっかく面白そうなのに)
宇希(まぁいいじゃないか)
虎徹(なに買いに行く?)
兎和(私は画材を買い足したいです)
…………………
ひづめ「みなさん行ってしまいましたね… では気を取り直して話の続きを」
花和『ポッキィゲーム… ひづめと半ば合法的にイチャイチャできるチャンスだわ!』
ひづめ「ええと、ポッキィを両端で咥えあってお互いに食べ合って親密度を高めるゲームらしいです、途中で離すと何かペナルティがあるらしいですが、それは自由で良いそうです」
花和「ひづめは見たことがあるんですか」ドキドキ
ひづめ「いえ、私は兄がポッキィゲームをしたという話しか聞いたことがないので想像が入っています おそらく、互いの信頼感と度胸を試す試練のようなものだと解釈しています」
花和『私が初めての相手…』ドキドキ
ひづめ「どうしました? 花和さん」
花和「あっ!? いいえ! なんでもないです!!」
ひづめ「顔が真っ赤ですよ! 熱でもあるのですか!?」オデコピトッ「う〜ん ほんのり暖かい程度ですね」サッ
花和『ひづめのおでこ、はぁ、いいわ』グルグル
花和「そ、そうですよ! 全然問題ないですよ、ですからやりましょう!」パッ
ひづめ「そうですね、ではポッキィを…」ガサゴソ「あれ?」
花和「どうしました?」
ひづめ「いえ、もらったポッキィを戸棚に置いておいたのですが無いですね」ハテ
花和「なんっですって!! また虎徹が食べたのね」グヌヌ
花和『今思えば察しが良すぎるものね』
〜〜
虎徹「クシュン」
宇希「どうした? はい、ティッシュ」サシダシ
虎徹「ありがとう、宇希ちゃん」
虎徹「そういえば、もうあの二人はポッキィゲームをしてるのかな」
宇希「う〜ん なんか花和がヘタレそうな予感がするんだよな…」
こはね「あーっ!!」トウトツ
宇希「どうした!? こはね!」
兎和「いきなり大声出してどうしたんですか?」
こはね「そういえば戸棚に置いてあったポッキィを食べちゃったんだ…」
宇希「まじか…」
虎徹「あっ! そういうことね…」ハット
宇希「虎徹もどうした…?」
〜〜
ひづめ「しょうがないですね、またの機会にしましょ…」
花和「…ひづめ! 今から買いに行きませんか? せっかく誘ってくれたのにお流れになるなんてもったいないです」
ひづめ「…はい、そうですね! 買いに行きましょうか」
花和「ポッキィはコルクのお店に置いてありましたよね」
ひづめ「コルクさんのお店ですか、ちょうどいいのでついでとして、皆さんに再会しましょうか。皆さん買い物に行っているということなのでコルクさんのお店に行く途中で会えると思います」
花和『う〜ん せっかくの二人っきりだけどしょうがないわね…』
花和「わかりました では行きましょう」
〜〜
こはね「あっ! ちょっと用事を思い出した!」ピュー
宇希「またこはねはひとりで飛び出して… ごめん虎徹、兎和、先行っててくれるか?」
虎徹「うん、わかったお店で待ってるね じゃあ兎和ちゃん行こっか」
兎和「はい、わかりました」
宇希「ありがと、じゃあ後で合流な」タッタッタッ
――――
宇希「お〜い こはね、どうせポッキィを買いに行くんだろ、大丈夫だって!」
こはね「ううん 私一人で大丈夫だよ!」
宇希「そういうことじゃなくて〜!たぶん花和たちはお店に向かってると思うから、って… こはね危ない!」バッ
こはね「えっ? ピヨーッ!!」ドスン
宇希「はぁはぁ… こはね大丈夫か?」
こはね「いたた、なんか急に何かが飛び掛かってきて、目の前が真っ黒になって?? って!君けがはない?」パッ
??「はい!大丈夫です、ご心配なく。 …ついに見つけました、私の命の恩人!」ガバッ
宇希&こはね「命の恩人?」
??「そうです、幼いころにあなた様に命を助けいただいて、今の私がいるのです。
あなた様に恩を返したくあちこちを探し回っていました」
宇希「あ、あの〜 手を貸します? 」オソルオソル
??「あっ、ありがとうございます ご迷惑おかけします」///
宇希『ん? 動物の耳…』
宇希「こはねも」サッ
こはね「ありがとう、宇希」
宇希「なぁ、こはね この娘の命を助けたのか?」コソッ
こはね「ううん、憶えがないけど…」コソッ
宇希「たしかにな、こはねは人助けはするけどそんな深刻な問題はなかったはずだしな」コソッ
??「あっ、あの〜」
宇希「ああ、ごめんごめん…」
??「すみません、差し出がましいようですけど、お二人はどのような関係で…」
宇希「え!? え〜っと こ…」モジモジ
こはね「幼馴染だよ! 一緒にチアをやってるの!」
宇希「うん!! 幼馴染!だな!!」///
??「はぁ… 安心しました。 特別な関係だったらどうしようかと…」アンド
こはね「…どういうこと?」
宇希『まさか!?』
??「実はあなたと結婚したく参上しました」バーン
こはね「え〜〜!!」ピヨッ
宇希「…」ゴゴゴ
宇希「はい、ちょっとストップ」ギリッ
??「はいっ!!」ピッ
宇希「君! こはねは君を助けた覚えがないと言っているぞ そうだよな! こ は ね! 」ニッコリ
こはね「ピヨッ! うん!そうだね」
??「はい! わかりました!」ビシッ
宇希「うむ、わかればよろしい」
こはね「でも、その人を探す協力ぐらいはできると思うの! 命の恩人さんの特徴とかはわかるかな?」ニコッ
??「えっと… はい! 貴方に魔力の質と姿が似ていて、この布切れの魔力を追ってていたんです」サシダシ
宇希「この布… なんかみたことがあるような〜」ムムム
こはね「宇希、知ってるの?」
??「えっ!? 心当たりがあるのですか!」
宇希「ちょい待ち! もう少しで思い出せる気がするから静かにしてて…」グムム
こはね「うん」コクッ
宇希「あっ!!」ピカーン
こはね「宇希!わかったの!」
宇希「ううん… まぁ、確証はないけどカルラさんの身に着けていたローブがそんな柄だったような…」
こはね「かるらさん?」
宇希「そういえばこはねは知らないっけ」
??「そのかるらさん様が私の命の恩人である可能性が高いのですね!」キラキラ
宇希「ま、まぁ、そうなるかな…」『近い!』
??「そのお方は何処にいらっしゃるのですか?」グイグイ
宇希「ちょっと、落ち着いて 近いって」
??「あっ、すみません つい熱くなっちゃって」
宇希「たしか…神殿の本を読みたいと言っていたから、言の葉の樹の神殿にいるんじゃないかなぁ」
??「わかりました! ありがとうございます!」
こはね「すごい!あっという間に解決しちゃったね 流石宇希」
??「後日お礼は必ずします! いま何も待っていなくて恐縮ですが…」
宇希「お礼なんていいって」
??「いいえ! 必ずお返しします」
宇希「でも…」
こはね「まぁ、いいんじゃないせっかくだしもらおうよ!」
宇希「ううん… そうだな!」
??「あっ! まだお名前を伺っていませんでした」
宇希「ああ、そういえば名乗っていなかったな」
宇希「私の名前は猿渡宇希 宇希でいいよ ちゃんと運命の人は確認するんだぞ」
こはね「私は鳩谷こはねだよ! 困ったらいつでも呼んでね」
??「宇希さん、肝に銘じておきます。こはねさん、今までの無礼深くお詫び申し上げます。」
こはね「ううん、気にしなくていいよ」
??「ありがとうございます…」
こはね「君はかるらさんっていうひとのところに行くの?」
??「はい! すぐ目指そうと思っています」
こはね「ふ〜ん じゃあ、お別れだね」
宇希「今度は会えるといいな じゃあな」
??「はい! また会える日を…」
〜〜
花和「つきましたね」
ひづめ「案外皆さんとは会わないものですね」
花和「そうですね、私たちにお説教されるのが怖くて逃げてたり なんて…」カラン
――――
[コルクの店]
コルク「いらっしゃい ご用件は?」
花和「コルク、ポッキィの在庫はあるかしら?」
コルク「こっちに1箱だけある…」
ひづめ「1箱ですか… 」
コルク「かなり人気のあるお菓子だから売り切れが多い…」
花和「1箱あるなら十分ですよ」
ひづめ「そうですね コルクさんポッキィを1箱いただけますか?」
コルク「毎度あり、1つ150コイン」
花和「はい」チャリン
コルク「交渉成立」
ひづめ「ありがとうございます ではまた」カラン
コルク「うん、またの来店を待っている」
――――
花和「1箱ですが買えましたね」
ひづめ「えぇ、欲を言えばもう1箱あればよかったのですが…」
花和「それはまたの機会にしましょう さぁ 早く帰ってしましょうか!」
ひづめ「そうですね」カツカツ
ひづめ「そういえば花和さんはポッキィゲームをしたことがあるのですか…?」///
花和「いいえ! したことありませんよ、なぜそんなことを?」
ひづめ「兄が楽しそうに話していたので楽しいものという認識なのですが、どの程度のものかわからないですし、花和さんがすごい楽しみにしているような印象を受けたのでやったことがあるのかなと」
花和「やったことはないですが… かなりスリリングなものだとは思います」
花和『邪な感情が表面に出てしまったのかしら、あくまでポッキィゲームを楽しむことだけに集中しないと』
??「…さん、…めさん」
ひづめ「はて?どこからか私たちを呼んでいる声が聞こえますね」
花和「そうですね、この声は… 多分きららだと思います」
きらら「花和さん、ひづめさん、待ってください」ハァハァ
花和「どうしたの、きらら?」
きらら「コルクに聞いたんですよ、お二人が最後のポッキィを購入したと」
ひづめ「えぇ 買いましたが、なにか危ないものでも入っているのですか!?」トリダシ
きらら「いいえ、そんなものではないですけど」
花和「もしかして、譲ってほしいとかいうんじゃないでしょうね」ジリジリ
きらら「いえ、最近ランプに聞いたんですよ、ポッキィを使った面白いゲームがあると ランプと後でそのゲームをやりたいので予習のために」
ひづめ「ほう、それはポッキィゲームのことですか?」キラーン
きらら「そうだと思います、その“ぽっきぃげぇむ”を見学させていただきたく、声を掛けました」
花和「えっと… きらら…」
ひづめ「いいですよ 私もやりたくてうずうずしていたところですし」
花和「ちょっと、ひづめ…」
ひづめ「そうですよね、こんな往来でやったら迷惑ですよね。そうだと思ったので公園に行きましょうか」
きらら「はい!」
花和「…」
〜〜
[公園]
ひづめ「では始めましょうか、花和さん」キラキラ
きらら「すごく楽しみです」ワクワク
花和「はい…」
花和『ひづめのキラキラした瞳がまぶしい まさかこんなことになるなんて』
ひづめ「一つのポッキィをお互いに咥えて向かい合います、そのあと…」
ひづめ「…」
きらら「どうしたんですか!」
ひづめ「いえ、ポッキィを咥えていたら話せないことに気づきました」
ひづめ「仕方ないので、実演しましょうか 花和さん準備はいいですか」
花和「は、はい…」///
ひづめ「では、ポッキィを咥えますね」カプ
花和『ええい、ままよ!!』カプ
花和『ひ、ひづめの顔が近い! すごいいい匂いが漂ってくるし…』サクッ
ひづめ『…勢いでやりましたが、すごく恥ずかしいです でもゲームは続けないと』サクッ
花和『なんかひづめの顔がほんのりと赤くなっているような』サクッ
ひづめ『そういえば、このゲームの勝利条件はなんでしたっけ?兄に確認すればよかったです』サクッ
花和『ああ!もう… ひづめの尊顔を眺められるだけでも最高なのに照れ顔まで拝めるなんて』サクッ
ひづめ『花和さん、顔がすごい真っ赤です。 なにか並々ならぬ情熱を感じます』サクッ
花和『もう、照れひづめ最高!! もう何も考えられない』サクッ
ひづめ『なにやら、花和さんの表情がとろんとしてきました』サクッ
花和『あと… 2、3回…』サクッ
ひづめ『花和さん、すみません 私が勝たせていただきます…』サクッ
花和『あと1回… あれ意識が…』パタン
花和「女神(ひづめ)!!」バタッ
ひづめ「花和さん!! 大丈夫ですか」パクッ
きらら「大丈夫ですか!」サッ
花和「すーすー」zzz
ひづめ「どうやら寝てしまったようです」サスサス
きらら「はぁ、よかったです」ホッ
きらら「でもすごいハラハラしましたよ、この場合はひづめさんの勝ちなのですか?」
ひづめ「えっ… ええ 多分私のかち?ですかね…」
ひづめ「とりあえず、花和さんをベンチに寝かせましょうか よいっしょっと!」オヒメサマダッコ
きらら「あ、私も手伝います」サッ
ひづめ「ありがとうございます、では私のバッグにタオルが入っているので取り出してもらえますか」
きらら「わかりました では、失礼します」ゴソゴソ
〜〜
こはね「それにしてもいきなりだったね」
宇希「そうだな、いきなり結婚だとか言った時にはちょっと「説得」したくなっちゃったけど」ゴゴゴ
こはね「宇希、ちゃんと説得できたよね」
宇希「ん…。あぁ…まぁ、そうだな」ハハハ
こはね「まあいっか、それにしてもお礼はなんだろうね。助けた女の子は何をもってきてくれるかな〜 それとも竜宮城みたいなところに招待してくれるのかな〜」キラキラ
宇希「まったく、こはねは昔話じゃないんだぞ、竜宮城って今回助けたのは人間なんだけどな」
宇希「そういえば、あの娘なんか動物の耳みたいなの生えていたんだよな エトワリアは異世界だけど案外里にはそういう人多くないからちょっと新鮮だよな」
こはね「そうなの! フードでよく見えなかったから普通の人と思ってたよ。」
宇希「いや… いきなり抱き着いて求婚するひとは普通とは言えないだろ」
こはね「えへへ ならツルの恩返しかな 私たちのためにユニフォームを作ってほしいな」ワクワク
宇希「そろそろ昔話から離れような、虎徹たちも待ってるし」
こはね「うん、そうだね そうだ!さっきぶつかったときに手が汚れちゃったから、公園によってから行くから宇希は先行ってて」
宇希「あぁ、わかったけどちゃんと来るんだぞ 困ったことになったら防犯ブザーを鳴らすんだぞ」
こはね「うん わかってるって 手を洗ったらすぐ向かうよ」タタタ
〜〜
こはね「ふんふんふ〜ん♪」ピョンピョン
こはね「この角を曲がれば〜こうえ〜ん♪」トコトコ
こはね「ピヨッ!!」 『ひづめときららちゃんと寝てるけどはなわちゃんだ』
こはね「おーい ひづめー! きららちゃ〜ん」
〜〜
ひづめ「こはねさん!? 皆さんと買い物に行ってると思っていましたが…今お帰りですか?」
こはね「到着! ううん、ちょっと手が汚れちゃったから手を洗いに来ただけだよ」タタタ
こはね「ふぅ、きれいになったね」ジャー
こはね「そうだ! ひづめはここで何してたの?」
ひづめ「えっと、私たちは花和さんとポッキィゲームをしていたのです そして花和さんが寝てしまったので今から帰るところです」
こはね「へぇ〜 はなわちゃん、すごい気持ちよさそうに寝てるね」ツンツン
花和「むにゃむにゃ、ひづめ〜それはまだ早いですよ ん〜」zzz
こはね「ん〜かわいい もっと触ってたいね!」ツンツン
きらら「えーっと そこまでにした方がいいんじゃないですか…」オロオロ
ひづめ「こはねさん… 花和さんにあとで怒られますよ…」ウズウズ
ひづめ『こはねさんずるいです 私もツンツンしたいです』プクーッ
きらら『なんだかひづめさんから気が…』
こはね「え〜! せっかくツンツンできるのに〜」ツンツン
花和『ひづめ〜 いただきます』カプッ
こはね「ピヨーっ!? ていうかすごく痛い!」ヒリヒリ
ひづめ「もう、言わんこっちゃないですね」ホッ
こはね「ひどい!」ナミダメ
こはね「ふふっ ひづめさん、意外とわかりやすいですよね」
ひづめ「ん? なんのことですか?」キョトン
きらら「いえいえ、何でもないです あっ!?そうだ!」
こはね&ひづめ「??」
きらら「最近、魔物の討伐情報が出たんですよ! それを手伝っていただきたいなと」
ひづめ「はい、私は良いですけど…こはねさんはどうですか?」
こはね「ん? 私はいつでも準備万端だよ!」
きらら「ありがとうございます! お二人がいればまさに百人力ですね」
ひづめ「はい、あとで皆さんにも話を通しておきますね」
こはね「あっ! ひづめ、きららちゃん、宇希にはこの話を言わないでくれるかな」
ひづめ「…? 何故ですか?」
こはね「今回は宇希に頼らず魔物を退治して、何かプレゼントしたいんだ」
きらら「そうですか… はい!わかりました」
ひづめ「なら、私も花和さんの誕生日が3週間後なのでサプライズのために黙っていましょうか」
きらら「では、2週間後に行く予定なのでよろしくお願いします」
ひづめ「はい!」
こはね「うん! 私は宇希たちのところに戻らないとだから行くね」タタタ
きらら「はい、私も準備のために戻りますね」サッサッサッ
ひづめ「急に二人っきりになりましたね…」
花和「…すぅ……すぅ…」
ひづめ『なんとも穏やかな寝顔です。』ツンツン
花和「ううん ひづめぇ…」ムニャムニャ
ひづめ「ビクッ …寝言ですか」ホッ
ひづめ「……花和さん いま思い返すとすごくドキドキします。 パフォーマンス前の高揚感に似ていて…」
花和「隣で支えます…」
ひづめ「…ふふっ いつも隣にいて、支えてくれてありがとうございます」サラサラ
〜〜
ひづめ「さぁ… 私たちも帰りましょうか…」///
花和「…」zzz
[3週間後…]
ひづめ「花和さん、お誕生日おめでとうございます!!」トウトツ
花和「えっ!? え〜〜〜〜!! ありがとうございます!!」ドーン
うき「はなわおねえちゃん! おおきなこえだしてどうしたの?」キョトン
虎徹「花和ちゃんは今日誕生日でサプライズされているんだよ」コソッ
うき「えっ! はなわおねえちゃん、きょうたんじょうびなの!? すご〜い おめでと〜」
ひづめ「こはねさん、兎和さん」
こはね&兎和「は〜い ケーキで〜す!」
うき「わぁ〜 ごうかでおいしそ〜だね〜!」キャッキャッ
花和「わ、私のためにこんなサプライズ! 感激です!!」
ひづめ「いえ! 満足するのはまだ早いですよ! ですが、その前にケーキのろうそくを消しましょうか」
こはね「ハッピーバースデイ はなわちゃん!」
虎徹「花和ちゃん、誕生日おめでとう!」
兎和「花和先輩 おめでとうございます」
うき「はなわおねえちゃん おたんじょうびおめでとう」
花和「みんな… ありがとう!」フーッ
ひづめ「みんなからのプレゼントです 僭越ながら私が選ばせていただきました 受け取っていただけますか?」
花和「開けてもいいですか?」
ひづめ「もちろんです!」
花和「これは… 髪飾りじゃないですか!それも高そうな」フルフル
ひづめ「花和さんに似合いそうなものをいろいろと探していたのですが…見つからずポルカさんに作っていただいたのです」
花和「オーダーメイド… そんな私の為に」
ひづめ「付けてみてください」ソッ
花和「はい… どうですか…?」キラン
ひづめ「はい! よく似合ってますよ」ニコッ
うき「わ〜っ! ひづめおねえちゃんとはなわおねえちゃんおそろい〜」キラキラ
こはね「そうだね! すごい似合ってる」
ひづめ「花和さん なんだか少し照れますね」///
花和「!? ひづめケーキ、たべましょうか!」
虎徹「みんな〜 ケーキ切れたよ〜」
兎和「虎徹先輩がすごい形相できっていました…」
花和「まったく、虎徹ったら」ハハッ
虎徹「もう! ちゃんと均等に切ったんだから信用してよね」プンプン
ひづめ「では皆さん、ケーキは取りましたね 」
みんな「うん!」
ひづめ「では!」
<乾杯!!>
[完]
あとがき
ここまで読んでいただきありがとうございます!
この物語の始まりは時系列的には「変幻万化」の三週間前の話です。
本作は9月から考えていたのですがやっと表に出すことができました。花和の誕生日が11/11日のポッキーの日なのでポッキーゲームをしました(安易な考え)。私はいつも宇希先輩をメインにした話しか書いていないので、かなり新鮮です。
ポッキィゲームいかに面妖な遊びかわかっていただけたと思います。このゲームをすると相手が倒れ込み眠ってしまうそんな恐ろしい闇のゲーム。
ちなみにひづめは花和に髪飾りをプレゼントしましたが、これはチア部のメンバーがお金を出し合って花和の誕生日の2週間前にポルカに注文しました。
こはねに抱き着いた謎の人物も後の話で登場予定なのでお楽しみに
ではまた次の作品でお会いしましょう!
――――
2022年11月4日19:00
今日、きららファンタジアがサービス終了すると発表されました。ここで思い出なんかを語っても長ったらしくなるので、それは別の機会に。
少なからず衝撃はありますがあまり悲しいとは感じませんでした。ただそのとき地に沈む空の赤さと暗きの鮮烈さに目がくらんだ次第です。
――――
P.S.
最近「あんハピ♪」、「神聖喜劇」の全巻を購入しました。
まだどちらも三巻までしか読んでいないですが、とても面白いです。
あと、きらファンのフレンドを募集します
もう少しで終わるので、少しでもお役に立てたら幸いです
ユーザーID【MND9SEJWVE】
唇が当たったのか、それが問題だ
Sideきららも気になるところです
髪飾りは重要アイテムになり得ますからね……
途中で投稿時間が跳んでると思ったら、凝ったことを……
拝読しました! このエトワリア、ポッキィ流通してるのか... \すげぇ/
きららさんに見られながらのゲーム、花和さんじゃなくてもどきどきしちゃう。ひづめさんにお姫様抱っこされてるのに寝てて気付かない花和さん...
謎のけもみみ少女 (?) が相手でもぶれずにこはねLOVEな宇希さんは最早安定感すら感じます。というかそのけもみみもふらせろ (危険思想)
カルラさんと関わりがありそうなけもみみ少女、一体何者なんだ...。そこも含めて、非常に興味がもたれるところ。
そして最後は大団円。平和でいいなぁ... ってよく見たら宇希先輩ロリじゃねぇか!! そういえば、例のSSで一時的にうきちゃんになってましたね。かわいい。
幸せな雰囲気溢れる素敵なSSでした! 1日遅刻しちゃったけど、花和ちゃん、ハッピーバースディ!!
... イヴちゃん先輩、SS執筆間に合わなくてごめん... (※イヴちゃん先輩も11日が誕生日)
P.S.
『あんハピ♪』、本当に読まれていたとは...。あのときは無茶振りしてごめんなさいでした。
私も最近まとめ買いして全巻読んだのですが、なかなか面白かったです。やっぱり椿ちゃんは最高だぜ。
椿ちゃんの魅力を教えてくれたきらファンには、本当に感謝です。
... そう、本当に...。
P.S. 2
たぶん、カレル様のきらファンのフレンドリクエストに恋アス推し強めな謎のアカウントが表示されたことでしょう。
アカウントの名前が「ペンギノン」ではないため、一瞬混乱すると思います。
安心してください。そいつが私です。
>>37
コメントありがとうございます。
当たったか当たらなかったかは当人のみぞ知ることになりますが、それには無限の可能性があります。
きららとランプがポッキーゲームをする話ですね、2〜3作後に書くと思うのでお楽しみに。
今後花和にプレゼントした髪飾りがキーになる展開があるかも?
ただ今の状態では何もいえないですね…
PCの前で時間を確認しながら返信ボタンを押した作者がいたとかいなかったとか、真実は闇の中です。
>>38
ペンギノンさんいつもありがとうございます
人に見られながらのポッキーゲームってもはや羞恥プレイなのではないかと思ってきました。真実を知っていたのが花和だけだったのがせめてもの幸いですね。
謎の人物は姿も設定も明確なイメージがあるので是非ご期待ください!明確な話は少し先になりそうな予感があるので気長にお待ちください。
うきちゃん、もうちょっと書きたかったですが今後登場しない可能性があるのが惜しいところ。ただ、また登場することは少しでもあると思うので、出せたら出したいです。
はい!全巻購入しました
ただ、まだ読み終わるのに少し時間がかかると予想しているので時間がかかりそうですね…
フレンド承認しました!
ネコちゃんっぽいUNであってますかね?
短い間ですがよろしくお願いします
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