【安価SS】発明家「安価でなんか発明するか。」
注:キャラ崩壊、独自解釈を含む可能性があります。予めご了承ください。特に今回はゆるキャン△の作家クエスト「野クルと鋼鉄の咆哮」のネタバレを含みます。予めご了承ください。
エロ、グロ、暴力的な内容はNG
安価は基本的に指定レスの直下
選択安価の場合それに従わないレスは安価下
発明家「バイクの件があってから里の者らから依頼も来るようになったしな。次は>>2でも作ってみるか。」
安価内容、発明する物
発明家「全自動卵割り機！？…なるほど、それは妙案じゃな…。早速作ってみるか。（普段卵を割る機会などないしな、卵割り機があったら便利かも知れん。）」
3日後
発明家「よし、試作一号機のかんせいじゃ。早速>>4に使ってもらうとするか。」
使う人物安価、参戦済みのクリエメイトの中から選択
クロ「自動で卵を割る機械か…。卵を入れてレバーを引けば下の受け皿に割れた卵が出てくる、と。」
セン（アホらしい。卵なんて手でわりゃいいだろ。）
クロ「とにかく、頼まれた通り使い勝手を試してみよう。卵は5個までセットできるのか…。そしてレバーを引く…。」
ガチャ、ウィーン…パカッ
クロ「…うん、殻も入ってないし。綺麗に割れてるようだね。」
セン「へっ、おもしろそうじゃねぇか。俺にもやらせてくれよ。」
クロ「ん、あぁ。ならこの殻を受け手から外して…。」
セン（自分で卵を入れて、レバーを引いて、殻を外す。これのどこが自動なんだ？）
クロ「さて、割ってみたはいいけど、この卵なんに使おう？」
セン「おい！考えてなかったのかよ！？」
クロ「とりあえず目玉焼きでも作ろうか。」
ジュージュー
クロ「よし、できた。セン、食べてみてくれ。」
セン「へいへい、機械で割ったからって普通の目玉焼きだろ……って、オイ、これ。」
\びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛ぃ゛/
>>6
旅をするにおいて必要なスキル+双子にご飯を作らなきゃならない
だからできるんじゃないんですか？
発明家「カレー製造機！？なるほど…。しかしワシは美味いカレーの作り方などわからんからな…。とりあえずは材料を切るカッター、湯を沸かす機構、正確に調味料を測る重量計を作ってそれらを組み合わせて…」ブツブツ
3日後
発明家「よし、試作品一号の完成じゃ。早速>>10に使ってもらうとするか。」
人物安価、参戦済みで未登場のクリエメイトから選択
ナギ「ふーん、カレー製造機ねぇ。材料をそのままぶちこめばカレーができると、じゃあ早速ためしてみっか。」ポチッとな
ウィーン…ガコンガコン！ゴゴゴーッ！
30分後
ナギ「どれどれ…。見た目は普通のカレーだな。どれ味は？」パクッ
食べた感想安価、このレスの直下
ナギ「モグモグ…うわ、なんだこれ？なんかグニグニしたのが入ってる…。あの爺さん何したんだ！？ちょっと文句言いに行こう。」
ナギ「おい爺さん！なんだよあのカレー！？食ってみたけどなんかグニグニしたのが入ってたぞ！」
発明家「あぁ、それはタピオカじゃ。何やら最近流行っていると噂で聞いたのでな。具材を全てタピオカにする機構を取り付けたのじゃ。」
ナギ「は？肉も玉ねぎもにんじんもみんなタピオカになってんのかよ…。|||」
発明家「大変だったんじゃぞ。このためにわざわざ知り合いの錬金術師に協力を要請して…。」
ナギ「ナシだよ。」
発明家「なんと！？」
発明家「うーむ、タピオカブームに乗っかるのは妙案だと思ったんじゃがな。まぁいいわい。さて、つぎは何を作ろうかの。」
安価内容、発明する物（食品関連なら特別ルートに入るかも）
グルメスパイザー
発明家「グルメスパイザー？イラストも一緒に載っていたがなんじゃこの珍妙な機械は？そもそもスナック菓子とはなんじゃ？よくわからんが、まぁとりあえず形にしてみるか。」
3日後
発明家「よし、完成…したはいいが、これで何をしたら良いのか…。とりあえずクッキーを砕いてアイスにでもかけてみるか。」
PON
CRUSH！！CRUSH！！
PA_PA_PA！！
発明家「どれどれ…。！！これは、とろけるアイスとザクザクのクッキーの食感が見事に調和しとる！…いや、単にアイスとクッキーを一緒に食べればいいだけじゃな。はぁ、ワシ何やっとるんじゃろ？発明をしててこんな虚しい気分になったのは初めてかも知れんな…。」
一方その頃、里では…。
ナギ「でさ、その発明品から出てきたカレーがさぁ。具材が全部タピオカだったんだよ。」
ユー子「なんやそれ、気持ち悪っ。」
るん「でも自動でカレーができるなんてすごいね〜。」
トオル「機械が沢山あれば工場ができるかも。」
＼＼＼アハハハハ／／／
コルク「良いことを聞いた。早速発明家の家に出発。」
発明家「しかし今回は食品に関する発明ばかりしとるな。食品といえば野クルのなでしこが作る料理は美味かったなぁ。」
コンコンコン
発明家「誰か来たようじゃな…。誰じゃ？」
コルク「こんにちは。」
発明家「お主は、確か里の雑貨屋の娘じゃったか。」
コルク「はじめまして、私はコルク。早速だけど相談があって来た。」
発明家「ふむ、まぁ少し待ちなさい。今、茶を入れてやろう。」
＼＼＼ドカーーーーン！／／／
コルク（これがお茶を入れる音！？）
発明家「で？相談というのは。」
コルク「おじいさん。普段料理はされてる？」
発明家「一人暮らしで発明に没頭しとるでな。大したものは作れんぞ。」
コルク「もし、温めるだけですぐに一品作れたら便利だとは思わない？」
発明家「ふむ、確かにな。特にワシのようなとっては便利かも知れん。」
コルク「ライネさんから聞いた話ではクリエメイトの世界にはレトルト食品や冷凍食品と言って、ある程度の期間保存できてその上調理工程は温めるだけで完成と言うものが存在するらしい。」
発明家「なんと！？そんな便利なものが。」
コルク「エトワリアにもそれができたらすごい発明になる。（そして私はそれを売れば大儲けできる）」
発明家「なるほど、ちょうど食品関連の発明をしていたところじゃ。面白い、やってみるか。」
発明家「ではまず何から取り掛かるか。自動でカレーを作る機械をこの前作ったばかりじゃから機構はそれを応用するとして…、問題は>>25じゃな。」
発明の課題安価
マッチ「今回は>>26を採用することにするよ。」
発明家「やはり衛生面じゃろうな。たくさんの人が食べることになるとなれば尚更じゃ。各パーツをきちんと洗浄できる作りにして、加熱時の温度管理も徹底しなくてはな…。」
3日後
発明家「よし、試作一号機の完成じゃ。完成したカレーがパウチに詰められ、急速に冷却されることで長期の保存を実現したぞ。さて、では試運転開始じゃ。」
コルク「その後は実食。」
その後
発明家「うーむ、これは…。」
コルク「>>28。」
この発明の次の課題安価
発明家「なぁ、お前さん。このカレーどう思う？」
コルク「不味くはない。でも美味しいかどうかも分からない。」
発明家「そもそもカレー自体が最近になってクリエメイトに持ち込まれた料理じゃからな…。何人かのクリエメイトに味見してもらうとするか。」
佐久「カレーの試食と聞いて来たんだが。」
はるみ「うち、カレーにはうるさいよ。」
リョウ「私も微力ながらお手伝いします。」
発明家「では早速試食してみてくれるか？」
３人「いただきまーす。」モグモグ
佐久「>>32」
はるみ「>>33」
リョウ「>>34」
佐久「私にとっては辛味が足りないが、一般受けはするんじゃないか？」
はるみ「やべぇ」
リョウ「何かが足りない…ような気がします……。」
発明家「なるほど、変わった食べ方のお嬢さん。具体的に教えてもらえるか？」
リョウ「なんというか…、このカレーを食べて喜んでいる人の顔が見えてこないんです。すいません、生意気なことを言ってしまって。」
コルク「問題ない。リョウらしい意見が聞けた。つまり売り込む層を絞ってその人達に合わせた味に仕上げなければならないということ。」
発明家「なるほどな、しかしワシは料理のことなどさっぱりだからな。」
コルク「なら、ライネさんに協力を要請しよう。」
佐久「よし、では私は>>下1に話をしてみる。」
はるみ「それならうちは>>下2を呼んでくる。」
リョウ「私も>>下3さんにお願いしてみます。」
発明家「よし、そのメンバーで会議を開くぞ！」
人物安価、参戦済みで未登場のクリエメイト（料理や食について見識のある人物ならなお良し）
ミカン「来たわよ。エトワリアでレトルトカレーを作るんですってね。」
頼子「あらあら、エトワリアも便利になりますね。」
みら「私で力になれるか分からないけど精一杯お手伝いするよ！」
発明家「う、うむよろしく頼むぞ。（このメンバーほんとに大丈夫なんじゃろうか？）」
ライネ「それで、売り込む層を明確にしてその人達好みの味付けにするのよね。」
コルク「肯定、だからまずはこのエトワリアでどんな人に簡易食品の需要があるか、その人達にはどんな味付けが最適か。みんなの意見を聞きたい。」
はるみ「なるへそ。」
佐久「やはり、普段忙しくて料理が作れない人には需要があるのではないか？」
リョウ「あと、一人暮らしで料理があまり得意でない人にとっても便利だと思います。」
ミカン「はいはい！！なら柑橘類の果汁を入れてビタミンを摂取できるようにすべきだと思うわ！そういう人達って野菜をあまり食べないからビタミン不足になりがちだし！」
はるみ「なるへそ。」
みら「そう言えばこの間あおと山まで星を見に行った時、そこでお腹が空いちゃったんだよね。お湯であっためるだけで作れるレトルトカレーならキャンプや旅をするときにも便利なんじゃないかな？」
佐久「まとめると、ターゲットは『普段の生活が忙しい人』『一人暮らしで料理が苦手な人』『旅人や冒険者、キャンパーなど、野宿の機会が多い人』と、言うことになるな。」
頼子「そうですね〜。それなら先生はほっとできるような家庭の味を再現するのがいいと思います。」
ライネ「そうね。でもカレーがエトワリアに普及し出したのって最近の事だし…。」
みら「そっか…。エトワリアの人達にとっては『カレー＝家庭料理』ってわけじゃないんだ。」
はるみ「でも、エトワリアの人達も一口食べれば分かる。カレーはいつ食べても美味しい究極の料理だって。」
リョウ「確かに、私達の世界では家庭料理でも給食でもカレーって聞くだけでテンションがあがるほどの人気な料理でしたね。」
佐久「なら、カレーにエトワリアの家庭料理でよく使われる食材や調味料を入れてみるのはどうだ？」
ミカン「いいかも！！それならライネさんが一番詳しいんじゃない？」
ライネ「そうねぇ。>>下1や>>下2なんかがエトワリアの代表的な家庭の味かしら？」
エトワリアの家庭の味代表の食材や調味料安価
マッチ「実際はエトワリア独自の呼び方があると思うけどここでは最初からエトワリアでも『ほうとう』で通用することにするよ。」
ミカン「星彩石の塩漬け！？あれって食べれたの！？」
コルク「肯定、あれはなかなか美味しい。よくクレアがお裾分けしてくれる。」
佐久（もしかしてクレアが召喚の際に星彩石を求めてくる理由って…。）
はるみ\やべぇ/
頼子「ほうとうってエトワリアにもあったんですね〜。」
発明家「ほうとうならワシも知っとる。他の小麦粉料理と使って粘りが出るまでこねる必要もなく、形も幅広の麺にしたり小塊にしたり、要は粉を練ってスープで煮込めば完成じゃからな。」
みら「なら、とりあえずこの２つの食材をカレーに足してみようよ！」
ライネ「じゃあ、わたしが試作品を作ってみるわ。リョウちゃん、頼子さん、手伝ってもらえるかしら？」
リョウ「はい！もちろんです。」
頼子「先生も頑張りますよ。」
はるみ「味見はうちに任せて。」
発明家「ではワシは試作品2号機の図面を引いておこうかの。悪いが機械に使う素材を誰か集めて来てくれんか？」
佐久「それならわたしが行こう。」
ミカン「私も行くわ。素材は多いに越したことはないでしょ。」
みら「えーっと、私は…。」
コルク「みらは私と一緒に商品化の際してパッケージのデザインを考えて欲しい。絵が得意なみらなら適任。」
みら「分かった！よーし、思わずみんなが食べたくなるようなイラストを描くぞ〜！」
こうしてワシらはそれぞれの得意分野を活かし、エトワリアにレトルトカレーを作るために奔走した。開発途中で機械が爆発したり、ミカンという嬢ちゃんが柑橘類の果汁だけは譲れないとその配合率でもめたり、佐久という嬢ちゃんが「やはり激辛カレーにするべきだ」などと言い出したり。
それでもみんなで協力し、そしてプロジェクト始動から半年が経過したその日。ついにワシらはエトワリアで初となる『レトルトカレー』の販売にこぎつけたのじゃった。
発明家「ついにこの日が来たな。」
リョウ「いよいよですね。」
佐久「私たちが作った『レトルトカレー』がエトワリアに流通するのか。」
ミカン「思えば長い道のりだったわね。」
頼子「レトルトカレー、エトワリアの人達にも受け入れてもらえるでしょうか？」
みら「みんないっぱい頑張ったもん！きっと大丈夫だよ！」
はるみ「カレーの力は偉大、カレーを信じるべし。」
ライネ「そうね。ここまでのみんなの努力とカレーを信じましょう。」
コルク「じゃあみんな、今から開店する。」
それから数日後、
アルシーヴ「ふぅ、もうこんな時間か。こう毎日激務に追われていてはまともに食事をする機会すらないな。だが今日は里で便利なものを買ってきた。なんでも沸かした湯の中で温めるだけで聖典の中に出てきた料理ができるものだとか、どれ早速作って食べてみるか。」
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コルク「頼まれたものを配達に来た。」
大会「いつもすまない。エトワリアでもレトルトカレーが食べられると聞いてどうしても食べてみたくなってな。」
コルク「構わない、それは私たちが作った自信作。是非感想を聞かせて欲しい。」
大会「へぇ〜、それは凄いな。分かった、また何かあったら頼む。」
大会「さてさて、お湯を沸かして温めて…。ふふ、向こうの世界にいた頃もよく食べてたな。」
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リン「最近はなでしこ達とキャンプすることが増えたけど、こうしてソロキャンもやっぱりいいもんだな。いつもより時間がゆっくり流れていく気がする…。そうだ、今日の夕食はこれ、コルクのところで買ったレトルトカレー。まさかエトワリアでもレトルトカレーが食べられる日が来るなんて思わなかった。お湯で温めて…いただくとするか。」
３人の感想安価
アルシーヴ>>下1
万年大会>>下2
志摩リン>>下3
アルシーヴ「………。」モグモグ
アルシーヴ「………………。」モグモグ
アルシーヴ「……………………。」モグモグ
アルシーヴ「ふぅ、ごちそうさま。（…なんというか、普通だな。）」
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大会「よし、そろそろあったまった頃だな。」
ピリーッ、トロトロトロ…
スゥーーーっ
大会「うん、この香りだ！」
大会「いただきまーす！」モグモグ
大会（うーん、この甘酸っぱいような風味とオレンジがかった色！カレーと言うのにこの優しい甘さが落ち着くんだよなぁ。）
大会「ごちそうさまでした。洗い物も食べた時の皿だけでいいから楽ちんだな。」
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ふー、ふー、ぁむっ
リン「これは…！」
リン（スパイスの中にフルーティな甘さが安心する味だ。しかもほうとうが入ってるからご飯を一緒に用意する必要もない。でもそれだけじゃない…口の中でカリカリっと弾けるこの食感、そう…まるで漬物のような…。これがまた良い！ホクホクトロトロの具材の中で時折感じるこの食感が食べてて飽きを感じさせない！これはまさに一袋の芸術！！）
リン「……………はぁ〜、（…また買おう。）」
それからさらに数日後
発明家「あれからと言うもの、エトワリアでレトルトカレーが密かなブームとなりコルクという嬢ちゃんは思い切ってカンナに工場を作って貰って量産体制に入ると言い出しおった。生産ラインの設計図を渡してやったらものの数日で里の外れに工場を作ってしまうんだから凄いわい。」
コルク「カンナさん、工場や生産ラインの建築感謝する。」
カンナ「商売に燃えてる時のお前は目が違うからな。そんな目で頼まれたら俄然やる気が出るってもんさ。で、どうなんだい、景気の方は。」
コルク「おかげさまで上々。しばらくは安泰だと思う。」
カンナ「そいつはよかったな。ところであのカレー、名前はあるのか？」
コルク「もちろん、開発に携わったみんなで相談して決めた。商品名は>>下1。」
商品名安価
今回はここで区切りをつけたいと思います。
仕事の関係で長らくBBSに顔を出せずにいましたが、やはり安価SS書くのは楽しいなと思いました。次はもっと時間をうまく調整しながらもう少し長めでネタ満載な感じの安価SSを目指したいと思います。
それでは、またなんか思いついたらその時はよろしくお願いします。ノシ
材料に使われたかも知れない品種
