きらファンss
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1 名前:名無しさん[age] 投稿日:2019/08/23 22:58:31 ID:26Fn7ScQ/q
初投稿です。私もssを投稿してみたくなりましたので書いてみました。

< 12
61 名前:リゾチウマーΛ[age] 投稿日:2019/10/29 23:11:08 ID:hpKAQuBMO3
というわけで投稿しました。たまにはほかのキャラから見た花名とクレアのイチャイチャもいいかなと思いましたので書きました。
今回の話は番外編的な内容なので花名とクレアのセリフはありません。

62 名前:ルナ・ソレイユ◆yodjdoerBO2[age] 投稿日:2019/10/29 23:36:19 ID:UnVIh0xXSE
たまちゃん辛い…
きららさんには刺激が強すぎましたね!

63 名前:名無しさん[age] 投稿日:2019/10/30 06:27:13 ID:Bqs7NBtqp9
たまちゃん切ない…

64 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/02 22:42:36 ID:sdkAPSOYtV
少し遅れましたがコメ返信です。
>>62> >63
たまちゃんには少し可哀そうなことをしたと思っています。

65 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/06 22:48:45 ID:L9rt8jRGku
「それじゃあ花名行ってきます」
「行ってらっしゃいクレア」

 私はそう言ってクレアを見送った。なんでも今日は大事な用事があるそうでクレアは夕方ごろに帰ってくるらしい。恋人がいない時間をどう過ごすか考えていたらあぎりさんがやって来た。

「お待たせしましたー、これが頼まれていた薬ですー」

 そう言ってこの前頼んだ薬を渡してきた。それから薬の使い方と注意事項などを説明された。そうしてあぎりさんはどこかに行ってしまった。

「えーと確かこの薬はまだ完全に完成していなくて、完成させるには変身したい人間の体の一部が必要なんだよね。あと効果は一定時間で切れて元に戻るんだったけ」
 
 私はそう呟きながらクレアの体の一部を探す。

「あ、あった」

 クレアの青い髪を見つけた。早速これを薬の中に入れてみる。

「わ、色が変わった」

 無色透明だった薬はクレアの髪を入れるとぼこぼこと泡を立ててクレアの髪と同じ青色になった。

「これを飲むんだよね。えいっ」

 私はそう言って薬を一気に飲む。すると体が少し熱くなってきた。少しするとその熱さは収まってきた。

「これで本当にクレアに変身できたのかな」

 私は近くにある恐る恐る鏡を覗き込んでみる。

「わ、すごい」

 そこには一之瀬花名ではなくクレアが立っていた。試しに右手を挙げてみると鏡の中のクレアも右手を上げる。

「本当にクレアになっている。あ、でも服装は私のままだ」

 少し悩んでから、クレアの部屋に行きクレアの服を取ってみる。

「…………クレアの服」

 クレアの服を鼻に近づける。

「クレアのいい匂いがする」

 しばらくクレアの匂いを堪能してからクレアの服に着替える。それからもう一度鏡の前に来る。そこには正真正銘いつものクレアがいた。

66 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/06 22:49:12 ID:L9rt8jRGku
「あはっ」

 鏡の前でクルっと回転してみたり、

「えへっ」

 ウインクをしてみたり、

「次回もがんばりますっ!またいつでも来てくださいね!」

 クレアの真似をしてみたりして、クレアの姿を楽しんだ。

 一通り楽しんでから改めて鏡に映る自分の姿を見てみる。

「やっぱり、クレアってすごくかわいいな」

 私は鏡を見ながらそう呟く。こんなにかわいい女の子が私の恋人だなんて私はすっごく幸せ者だな。

「ふわぁ」

 色々やって少し疲れたからかあくびが出てきちゃった。クレアもいなくて暇だし昼寝でもしようかな。
私はそのまま寝室で昼寝をすることにした。


 唇に柔らかいものが当たる感触で私の目が覚めた。目を開けると恋人のクレアがいた。

「ただいま、花名」
「お帰り、クレア」

 私たちはそう言ってからもういちどキスをした。

「それで用事っていったい何だったの?」

 私は帰ってきたクレアに気になっていたことを聞いてみる。

「実はお風呂場の改装を依頼していたのです」
「お風呂場?」
「はい、家のお風呂場はあまり広くないですよね。せっかく花名と恋人になったのに一緒に入れないのは寂しいのでお風呂を広くしてもらう依頼をしに行っていたのです」

 確かに家のお風呂はあまり広くなく一度に一人しか入ることができない。前々から一緒に入りたいと思っていたけど、

「それってお金とか大丈夫なの?」
「大丈夫です。これでも召喚の手伝いでお金は結構もらっていますので」
「ありがとうクレア」
「きゃぁっ」

 私はそう言ってクレアに抱き着いた。

「クレアっ、愛している」
「はいっ、私も愛しています。花名」

 そうして私たちはキスをした。

67 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/06 22:49:34 ID:L9rt8jRGku
 おまけ

「ところで花名どうして私の服を着ていたんですか?それからこの薬が入っていたビンはいったい何ですか?」
 
 クレアが笑顔でそんなことを聞いてきて私は洗いざらいすべてを話した。

68 名前:リゾチウマーΛ[age] 投稿日:2019/11/06 22:50:47 ID:L9rt8jRGku
というわけでssを更新しました。
入れ替わりも大好きですが、こういう相手に変身するというのも好きなので書いてみました。

69 名前:ルナ・ソレイユ◆yodjdoerBO2[age] 投稿日:2019/11/06 23:04:37 ID:1m5iUDo6LK
変身物もよき…!
花名ちゃんの変○度もあがってきましたね!()
クレアちゃん絶対内心嬉しいやつ!

70 名前:名無しさん[age] 投稿日:2019/11/07 04:20:35 ID:p9jhucgkax
恋人の姿になってはしゃぐのかわいい

71 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/07 23:30:11 ID:I6DoED/7DP
コメ返信です。
>>69
あなたが以前入れ替わりものを書いたので私は変身物を書いてみました。そう言ってもらえてうれしいです。後こっちの花名とクレアは相手に対してはけっこう変○度が高いという設定です。
>>70
可愛いと言ってもらえてうれしいです。

72 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/08 05:54:23 ID:I6DoED/7DP
「わー本当に広くなっている」

 私はお風呂場を見てそう呟いた。今日はお風呂を工事して今まで一人しか入れなかったお風呂を一度に二人入れるようにした。最初はお風呂の工事なんて簡単にできるんだろうかと思っていたけど、その辺は魔法の力を使ったらしい。ファンタジー世界ってすごい。

「新しいお風呂はどうですか花名?」
「うん、前より広くなっている。これなら一緒に入れるね」
「そうですね、これからは毎日一緒に入れますね」
「それじゃあ、お風呂に入ろっか」
「はいっ」

 そうして私たちは体を軽く洗ってからお風呂に入った。お風呂は以前よりも広くなったとはいえ一度に二人しか入れないわけなので必然的にクレアとは向かい合うことになる。クレアとは何度もしているし、もうクレアの体で知らないところはないといっていいけどクレアと一緒にお風呂に入るのは久しぶりなのでドキドキしてしまう。。あ、でもあの時は旅館のお風呂で近くに旅館の人もいただろうから完全に二人きりでお風呂に入るのは初めてかも

「こうして二人だけでお風呂に入るのって初めてだね」
「何を言っているんですか、温泉旅行の時一緒に入ったじゃないですか」
「うん。でもあの時は旅館のお風呂で近くには旅館の人もいただろうから完全に二人きりなのは初めてだよ」
「あっ、そうですね」

 そのまま私たちは見つめ合う。

「花名」

 クレアが目を閉じて顔を近づけてくる。

「クレア」

 だから、私も同じように目を閉じ顔を近づける。

「「んっ」」

 そうして私たちの唇が触れ合った。
 
 クレアと唇を重ね合わせているとクレアの言葉が、クレアの思いが伝わってくる。

(花名、愛しています)
(うん、私も愛しているよ。クレア)
(花名もっと深くつながりたいです)
(うん、私もクレアともっとつながりたい)

73 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/08 05:55:15 ID:I6DoED/7DP
 私たちは一度唇を離しもう一度重ね合わせる。今度はさっきよりも長く、深く。

 たっぷりクレアを堪能してから唇を離す。唇が離れるときれいな銀の橋が架かった。

「はぁ……はぁ」

 少し息が荒くなるがまだ足りないもっとクレアがほしい。クレアも同じようなのでまた唇を重ねる
 そうして私たちは何度も何度も唇を重ね合わせた。

「花名、もう我慢できません」

 何度目かのくちづけの後クレアがそう言った。

「うん、私も我慢できないもっとクレアがほしい」
「はいっ、このまましましょう」

 私たちは湯船から上がるとそのままお風呂場で愛し合った。


「花名とても気持ちよかったです」
「うん。私も気持ちよかったよ、クレア」

 行為を終えた私たちは今日何度目になるかわからないキスをした。

 それから私たちは体をしっかりと洗ってからもう一度湯船にはいり体を温めてからお風呂から出た。
 
 いつものようにクレアとおそろいの下着、おそろいのパジャマを身に着けてベッドに入った。

74 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/08 05:55:38 ID:I6DoED/7DP
 今日はお風呂場でいっぱい愛し合ったのでこのまま眠ることにしようと思ったんだけど、クレアが口を開いた。

「あ、そうそう今度きららたちと海に行くことになったんです。もしも、よければ花もどうですか?」
「海?いいね。いつなの?」
「××日です」

 その日を聞いて私は少し驚いた。

「ごめん、その日はたまちゃんと約束があるの」
「たまてさんとですか?」
「うん、なんでもエトワリアの珍しい食材でいろいろ椋してみたくて呼ばれたの」
「そうですか残念ですね」
「そうだね、でも今度二人だけで海に行ってみようか」
「はいっ。行きましょう」

 そうして私たちはいつものようにお休みのキスをした。

 それにしてもたまちゃんの料理か。たまちゃんは結構料理がうまいから楽しみだなー。
 そんなことを考えながら私は眠りについた。

75 名前:リゾチウマーΛ[age] 投稿日:2019/11/08 05:56:44 ID:I6DoED/7DP
というわけで投稿しました。
女の子たちが一緒にお風呂に入るというのは好きなのでまた書いてみました。

76 名前:人見知り◆tAB7QcnOfQk[age] 投稿日:2019/11/08 06:22:16 ID:YBMdr7M1LU
一緒に入ったらこうなりますね。
そしてこれは、浮気フラグ・・・?

77 名前:ルナ・ソレイユ◆yodjdoerBO2[age] 投稿日:2019/11/08 06:49:48 ID:m6VYsSrO5G
まさかのお風呂場で…!
そして次回ははなたま回…?
どうなるのか楽しみです!

78 名前:名無しさん[age] 投稿日:2019/11/08 08:11:23 ID:RK/gVqnr6u
自分も女の子が一緒にお風呂入るシチュエーション好きです。
銀の橋という表現がおしゃれで素敵だなと思いました。

79 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/09 06:58:45 ID:4AI4R/mwMU
コメ返信です。
>>76
恋人同士が二人だけでお風呂に入って何も起きないわけがありませんよね。それからうちの花名はクレア一筋なので浮気はしません。ただ『友達』の家に遊びに行くだけです。
>>77
はなたまではなく、たま→花名になるとおもいます。
>>78
私の表現をほめていただき嬉しいです。ありがとうございます。

後読み返してみたら誤字がありました。
花名のセリフのところ
「うん、なんでもエトワリアの珍しい食材でいろいろ椋してみたくて呼ばれたの」となっていますが椋してとなっていますが、正しくは試してでした。なんでこんな誤字したんだろう

80 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/09 23:09:39 ID:s4PVuuov3/
これから投稿します。
今回の話は悲恋描写があります。なのでそう言うのが苦手な方はちゅういです。

81 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/09 23:10:42 ID:s4PVuuov3/
「ここに来るのも久しぶりだなー」

 私はスロウライフリゾートの前に来てそう呟いた。
 今日はたまちゃんとの約束をした日。たまちゃんがエトワリアの珍しい食材で色々試してみたいらしくて私は呼ばれた。

「たまちゃんの料理楽しみだな」

 クレアと同棲をする前はスロウライフリゾートでたまちゃんや栄依子ちゃん、冠ちゃんと一緒に暮らしていた。毎日の食事は料理が一番上手なたまちゃんが担当していた。たまちゃんが作る料理は本当においしかった。そんなたまちゃんがエトワリアの珍しい食材を使った料理を作ってくれるみたいだからすっごく楽しみ。

「たまちゃーん、来たよー」

 私はノックをしながらそう言った。
 すぐに家の中から足音が聞こえてきてたまちゃんが出てきた。

「待っていましたよ、花名ちゃん。さぁさぁあがってください」
「うん、お邪魔します」

 私はそう言って家に上がる。リビングにつくとテーブルの上には様々なおいしそうな料理が並べられていた。

「わー、おいしそう」

 私は思わずそう感嘆の声をもらした。

「花名ちゃんのために作ったんですよ。さあ食べましょう」

 たまちゃんが席に着くように促す。でも、その前に気になっていることを聞いてみる。

「あれ?栄依子ちゃんと冠ちゃんは?」
「お二人ならちょっと用事があるそうです。だから、私と花名ちゃんの二人だけです」
「そうなんだ、残念だね」

 冠ちゃんと栄依子ちゃんも一緒ならよかったのに。そう思いながら私は席に着く。

「「いただきます」」

82 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/09 23:11:21 ID:s4PVuuov3/
 二人でいただきますをしてからご飯を食べる。久しぶりに食べるたまちゃんの料理はとてもおいしかった。
それに珍しい材料を使っているからなのか前に食べたたまちゃんの料理よりもおいしかった。
 あれ、でもこの味、クレアが作る料理の味に似ているような気がする。違う材料を使っているはずなのになんでだろう。そんなことを思いながら食べ進める

「花名ちゃん、お味はどうですか?」
「うん、とってもおいしいよ」
「そうですか、それはよかったです」

 そう言いながらたまちゃんは笑う。だから、私も笑う。楽しい食事の時間はあっという間に過ぎていった。

「「ごちそうさまでした」」

 私たちはそう言って食事を終える。

「たまちゃんの料理すっごくおいしかったよ」

 私はたまちゃんに正直な感想を告げる。

「それに珍しい材料を使っているからなのか以前食べたたまちゃんの料理よりもずっとおいしかったよ」
「そうですか。それはよかったです。特別な隠し味を使った買いがありました」
「特別な隠し味?それって何かな?」
「花名ちゃんへのたっぷりの愛情です」
「え?」

 私はその言葉を聞いて気付いた。まったく違う料理のはずなのになぜクレアが私に作る料理と似たような味がしたのか。でも、それが意味することはつまり…………。

83 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/09 23:11:47 ID:s4PVuuov3/
「私は花名ちゃんのことが好きなんです」

 たまちゃんに告白されちゃった。でも、私は……。

「ごめんたまちゃん。たまちゃんのことは好きだよ。でもそれは友達としてなの。恋人として好きなのは、愛しているのはクレアなの。だからたまちゃんの気持ちにはこたえられない」
「私だけを見てなんて言いません。クレアちゃんの次でもいいです。それでもだめなんですか」
「ごめんね。私はもうクレアのものだからクレアを傷つけるようなことはできないの」

 私がそう告げるとたまちゃんは目から大粒の涙をぽろぽろとこぼした。

「どうして、どうしてクレアちゃんなんですか。私のほうが花名ちゃんとの付き合いは長いのに。私が花名ちゃんと先に出会ったのにどうして後から出会ったクレアちゃんなんですか」

 たまちゃんが涙を流しながらそう叫んだ。私はそんなたまちゃんに対し、

「ごめん。本当にごめんね」

 と言うことしかできなかった。

「うわあああああああああーーん」

 たまちゃんが大声で泣き出してしまった。私はそんなたまちゃんをもう見ていられなくなったから。

「ごめんね。私もう帰るね。ご飯すごくおいしかったよ」

 泣いているたまちゃんを置いて帰ることにした。

「わああああーーーん」

 ごめんねたまちゃん。本当にごめん。私は心の中でたまちゃんに謝りながらスロウライフリゾートを出た。

「ごめんね、たまちゃん」

 私はたまちゃんに謝りながら家に帰ることにした。スロウライフリゾートから離れたはずなのにまだたまちゃんの泣き叫ぶ声が聞こえた気がした。

 その日私は家に帰ってからたまちゃんに謝りながらいっぱい泣いた。

84 名前:リゾチウマーΛ[age] 投稿日:2019/11/09 23:13:52 ID:s4PVuuov3/
というわけで投稿しました。
たまちゃんがすごく可哀そうになってきましたので、なにかたまちゃん救済を考えてみようと思います。

85 名前:ルナ・ソレイユ◆yodjdoerBO2[age] 投稿日:2019/11/10 02:23:54 ID:NoQebyf31.
計画的犯行ですね
あぁ…たまちゃん…たまちゃんがああぁ…

86 名前:名無しさん[age] 投稿日:2019/11/10 07:11:27 ID:U1DfVsk/c/
たまちゃん報われてほしいですね

87 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/12 05:54:13 ID:v2pnkjw79i
コメ返信です
>>85
『計画的犯行』?少し意味が分かりません。
>>86
きっとたまちゃんには新しい出会いが待っています。

88 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/13 17:45:39 ID:D07LF9ibrB
 きららやクリエメイトの皆さんたちと海水浴に行って家に帰ると花名が泣いていました。この日花名はたまてさんのところに遊びに行っていました。だから、たまてさんと何かあったんでしょう。

「花名、たまてさんと何かあったんですか」

 と、私が聞いてみても花名は答えてくれませんでした。私は花名が話してくれるのを待つことにしました。

 そうして数日が過ぎました。花名はもう泣いていませんでしたが元気がありませんでした。恋人のこんな姿を見るのは辛いので私は花名を連れて遊びに行くことにしました。

 私たちはあのお花畑に行きました。今の花名を連れて行くのは大変でした。

「見てください、花名。たくさんのきれいなお花がさいていますよ」
「うん……そうだね……」

 思い出の花畑に行っても花名は元気がありませんでした。たまてさんのところに行って事情を聞いてみたほうがいいのかなと思っていると、突然大きな足音が響いてきました。

「な、なんですか?」

 困惑している間にも足音は近づいていきついには見たこともない魔物が現れました。

89 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/13 17:46:34 ID:D07LF9ibrB
「なんですか?あの魔物は」

 早く逃げないとそう思いましたが魔物は予想外に素早く謎の触手を伸ばしてきて花名を捕まえてしまいました。

「あぐぅ……」

 花名が痛そうな声を漏らします。早く花名を助けないと、そう思っていると、

「そぉい!」

 どこからかそんな声が聞こえてきて謎のエネルギー弾が魔物に当たりました。かなりのダメージだったようで魔物は花名を離しました。

「つまらぬものを斬ってしまったぜよ」

 そう言ってカレンさんが現れました。どうやらさっきのエネルギー弾はカレンさんが放ったもののようでした。

「カレンさんありがとうございます」

 私はカレンさんにお礼を言います。

「それよりもハナを」

 カレンさんがそう言います。そうです花名のところに行かないと

「花名、大丈夫ですか」

 私は急いで花名に駆け寄りました。花名は気絶しており少しけがをしているようでした。

「あぁ、花名」

 私が嘆いていると、

「いっしょにがんばろうね」

 そんな声と共に花名を光が包んで花名の傷が治りました。

「大丈夫?クレアちゃん」

 そこにいたのは由紀さんでした。

「私は大丈夫です」

 カレンさんは魔物と戦っていましたが苦戦しているようでした。カレンさんに発生した隙を見逃さず魔物が触手で攻撃しようとします。

90 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/13 17:47:11 ID:D07LF9ibrB
「あぶないっ!」

 私がそう叫びます。すると何者かが現れ魔物の攻撃を防ぎます。

「皆大丈夫?」

 現れたのは千矢さんでした。どうやらカレンさん、由紀さん、千矢さんの三人が私たちを助けてくれたようです。でも、どうしてこの三人がここに来ることができたのか?そう疑問に思っているときららがやってきました。

「大丈夫?クレア、花名さん」

 どうやら、きららの力のおかげのようでした。

「私は平気です。でも花名が」
「これはひどい」

 きららは気絶している花名を見てびっくりしました。

「みんなここはいったん退くよ」

 きららが戦っている皆さんにそう言いました。
 魔物はかなりの傷を負ったのか退却する私たちを追いかけようとしなかったのですんなりと逃げることができました。

 里に戻りきららの家で気絶している花名をベッドに寝かせます。花名が倒れたと聞いてすぐに花名の友人たちであるたまてさん、栄依子さん、冠さんもやってきました。

「花名(ちゃん)」

 三人は驚いたような声で花名の名前を呼びます。それから何があったのかを聞かれたので私は三人に謎の魔物に襲われたことを話すことにします。
 私が話し終えると三人は複雑そうな表情になります。

91 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/13 17:47:44 ID:D07LF9ibrB
「それで、その魔物って何なの」

 私の話を聞いて栄依子さんがそう言いました。そうです。その魔物が何なのか知らないと私はそう思ってきららのほうを見ます。そうしてきららは説明を始めます。

 きららの説明はあの魔物は大昔に封印された魔物であること。その封印が解けてしまったこと。詳しい情報は現在文献で調査中であること。魔物の討伐を依頼されたこと。森で私たちのパスを感じたので様子を見に行ったことなどでした。

「まさかあの森にあんな危険な魔物が封印されていたなんて」

 説明を聞いた私はそんなことを口にしてしまいます。あの森は花名との思い出のお花畑があるのにこのままじゃ行けなくなってしまいます

「大丈夫だよ、クレア私たちが絶対にあの魔物を倒して見せるから」

 きららがそう言うとカレンさんに千矢さん由紀さんもうなずきます。

「う、うーん」

 きららたちにお礼を言おうとしたらそんな声が聞こえてきました。声のしたほうを見ると花名が目を覚ましていました。

「花名(ちゃん)(さん)」

 私たちはいっせいに花名の名前を呼びます。

「え、えっとなに?」

 花名がびっくりしてしまいました、でもこれでよかった。私はそう思い花名に抱き着きます。

「花名、本当に良かったです」

 私がそう思っていると花名は衝撃的なことを言いました。

「えっと、誰だったけ?」
「えっ?」

 花名は私との記憶を失っていました。

92 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/13 17:48:27 ID:D07LF9ibrB
 視点変更クレア→花名

「う、うーん」

 私はそんな声をあげながら目を覚ます。あれどうして眠っていたんだっけ?確かお花畑に行って、あれ?誰と行ったんだっけ?そう考えていると

「花名(さん)(ちゃん)」

 みんなに名前を呼ばれてしまった。私はびっくりして

「え、えっとなに?」

 と、言ってしまう。私の名前を呼んだのは元の世界の友達のたまちゃん、栄依子ちゃん、冠ちゃん。それからエトワリアでできた友達のきららちゃん、千矢ちゃん、カレンちゃん、由紀ちゃん。あと、青い髪の知らない女の子がいる。あの子誰だったけ?と思っているとその子が抱き着いてきた。

「花名、本当に良かったです」

 その子がそんなことを言ってきた。でも、私はその子のことを知らないから

「えっと、誰だったけ?」

 と、聞いてみた。

「えっ?」

 その子はびっくりしたような顔でそう言った。周りを見てみるとほかのみんなもびっくりしたような顔をしていた。私、そんなに変なこと言ったかな?そう思っているとその子が口を開いた。

「何を言っているのですか、花名。私です、クレアです」

 その子がそんなことを言ってきた。

「クレア?ごめん、あなたのことは知らない」

 そう、知らないはず。あれ?少し頭が痛くなってきた。

93 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/13 17:49:05 ID:D07LF9ibrB
「あ、あぁ、そん……な……」

 その子はこの世の終わりのような表情をしながらそう言ってそのまま部屋を出て行った。なぜか、あの子の悲しそうな顔を見て心が痛んだ。

 それから、みんなに様々なことを質問された。そうして私はそれらの質問に答えていった。途中、なぜか意味の分からない質問もあった。

 様々な質問の結果私は魔物に襲われたショックで一部の記憶を失ってしまったらしいとのこと。それから私は様子を見るためにしばらくきららちゃんの家に泊まることになった。

 数日が立って文献の調査が進み私を襲ったという魔物は記憶を吸い取る能力があるということが分かり、私が記憶を失ったのもその魔物の能力が原因らしいとのことだった。それから、その魔物の行方は現在調査中であるとのことだった。

「これから魔物の調査に行ってきます」

 そう言ってきららちゃんは仲間たちと一緒に森に向かっていった。

「今日は誰が来るのかな」

 一人になった私はそう呟いた。記憶を失って不安になっている私のために友達が遊びに来て話し相手になってくれた。二日前は栄依子ちゃん、昨日は冠ちゃんが来てくれた。だから、たぶん今日来るのは……。
 
 そう思っていると玄関のほうから声がした。

「花名ちゃん、遊びに来ましたよー」

 私の予想通りたまちゃんが遊びに来た。


「お茶をどうぞ、たまちゃん」

94 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/13 17:49:46 ID:D07LF9ibrB
 私はそう言ってたまちゃんに湯飲みを手渡す。
 
「ありがとうございます。花名ちゃん」

 たまちゃんはお茶を飲む。

「花名ちゃんが入れるお茶は美味しいですねー」
「ありがとう、たまちゃん」

 そうして私たちはお茶を飲みながらいろいろな会話を楽しんだ。ある程度会話をした後私はずっと気になっていたことを聞いてみることにした。

「あ、そうそうたまちゃんあの青い髪の女の子って私とどういう関係なのかな」
「えっ?」

 一瞬たまちゃんが固まった。どうしてだろう?

「あー、あの子なら花名ちゃんの友達ですよ、友達」
「友達……」

 本当にそうなのかな?私はあの子の記憶を失っているようだけどあの子の悲しみ方を見ると私とあの子はただの友達じゃないような……。そういえば記憶を失ってからあの子に会っていない。これから会いに行ってみようかなと思っていたらお腹がくーとなった。

「…………」

 私の顔は恥ずかしさで真っ赤になってしまう。

「そろそろお昼ですからねー。私が花名ちゃんに料理を作ってあげましょう」

 そう言ってたまちゃんは台所に向かっていった。

「あ、私も手伝うよ」

 手伝おうとするとたまちゃんに断られる。

「いいから、いいから、今の花名ちゃんは病気のようなものなんだから待っていてください」

 そう言われ私は待つことにした。
 少しして料理ができテーブルの上においしそうな料理が並べられる。

95 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/13 17:50:16 ID:D07LF9ibrB
「「いただきます」」

 私たちはそう言ってからご飯を食べる。

「ふーふー」

 熱そうな料理なので息を吹きかけて軽く冷ましてから口の中に入れる。うん。やっぱりたまちゃんが作る料理はすごくおいしい。

「とってもおいしいよ、たまちゃん」
「そうですか。それはよかったです」

 そうして私たちは食事を楽しんだ。

「「ごちそうさまでした」」

 私たちは同時にご飯を食べ終えた。

「たまちゃん、とても美味しかったよ」

 私は正直な感想をたまちゃんに言う。

「ありがとうございます。花名ちゃん。ところで……」

 少したまちゃんの様子が変わった気がする?

「私の料理を毎日食べてみたくはありませんか?」
「こっちの世界に来てからたまちゃんが料理の担当だったような?」
「違います。そういう意味じゃありません。これから私と花名ちゃんの二人だけで暮らしたいという意味です」
「えっ?それって……」
「私は花名ちゃんのことが好きなんです。花名ちゃんと恋人になりたいんです」

 たまちゃんに告白されちゃった。たまちゃんは私のことが好き。でも、私はたまちゃんのことをどう思っているんだろう。私はたまちゃんのことは友達として好き。それは間違いない、でもそれが恋人としてかどうかはわからない。

「花名ちゃん……」

96 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/13 17:51:00 ID:D07LF9ibrB
 考えている間にたまちゃんがこちらに近づいてくる。このままたまちゃんの告白を受け入れて、たまちゃんと恋人になったとしたらきっと楽しい。そして、私はたまちゃんと一緒に過ごすうちにたまちゃんのことを恋人として好きになっていくんだろう。それはきっと幸せな未来。だから、いいのかな。このままたまちゃんのことを受け入れても。私はそう思って私もたまちゃんに近づく。

「花名ちゃん……」
「たまちゃん……」

 そして、私たちの唇が重なろうとする……。
 
「えっ?」

 重なろうとしたところで、なぜかあの青い髪の女の子の悲しそうな顔が浮かんだ。

「いたっ」

 気づくと私はたまちゃんを突き飛ばしていた。

「ごめんね、たまちゃん。大丈夫」

 そう言ってたまちゃんに近づく。たまちゃんは涙を流していた。その涙は突き飛ばされた痛みから来るものじゃなく……。

「やっぱり駄目なんですね」

 たまちゃんは泣きながらそう言った。

97 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/13 17:51:24 ID:D07LF9ibrB
「最初に花名ちゃんからクレアちゃんの記憶がなくなったと聞いたとき嬉しかったんです。だって、花名ちゃんとクレアちゃんは恋人でしたから。私の入る余地なんてなかったんです。でも、今なら花名ちゃんに受け入れてもらえる。そう思っていました。やっぱりずるはいけませんね」

 たまちゃんの口からすごい言葉が出てきた。

「私とあの子が……恋人……?」
「はいっ。そうなんです」

 やっぱり、私とあの子はただの友達じゃなかったんだ。あの子のことを思い出したい。

「あぐぅ」

 そう思うと頭がすごく痛くなってきた。

「花名ちゃん!」

 たまちゃんの驚いたような声を聞きながら私の意識は闇へと落ちていった……。

98 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/13 17:52:01 ID:D07LF9ibrB
 視点変更花名→クレア

 花名が私との記憶を失ってから数日が経過しました。先ほどきららがやって来て文献で分かったことを伝えてくれました。花名が記憶を失った原因は私たちを襲った魔物の能力によるものだそうです。けれど、魔物のせいで失った記憶を取り戻す方法については記述がなく、魔物を倒しても記憶は戻らないかもしれないとのことでした。

私はその説明を聞いて絶望しました。文献を調べれば記憶を取り戻す方法が分かるかもしれないと思っていたのに……。きららは魔物を倒せば記憶が戻る可能性にかけて魔物を討伐に行くそうです。でも、私はきららのように強くはないので魔物を討伐に行く勇気はありません。だから、寝室に向かい、ベッドに入ります。このベッドは花名を愛し、花名に愛され、花名と愛し合ったベッドです。まだ、かすかに花名の香りが残っています。、

「花名ぁ……。花名ぁ……」

私は花名の残り香を感じながら花名の名前を呼びながらいっぱい泣いてしまいました。

「う、うーん」

 そんな声をあげながら目を覚まします。どうやら眠っていたようです。もしかしたら悪い夢でも見ていたのかもしれないと思いますが、相変わらずベッドに花名はいません。

「花名ぁ……」

 とても悲しいです。以前は一人でも平気だったのに今は花名がいないとすごく寂しいです。このまま花名のことを考えながらしてみようと思っていると玄関のほうから音がします。

99 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/13 17:52:36 ID:D07LF9ibrB
「なんでしょうか」

 もしかして花名が戻って来てくれた。そう思いながら私は玄関に向かいます。しかし、そこにいたのは花名ではなく花名の友人のたまてさんでした。

「ちょっといいですか?」

 たまてさんはそう言いました。


 私はたまてさんをリビングに案内するとたまてさんにお茶をあげます。

「どうもです」

 たまてさんはお茶を飲みながらそう言います。私も自分のお茶を飲みます。

「それで、いったい何の用で来たんですか?」
「実は大事な用事があってきたんです」

 大事な用事?いったい何だろう?私がそう思っているとたまてさんが口を開きます。

「私花名ちゃんのことが好きでした」
「えっ?」

 たまてさんがとんでもないことを言いました。

「花名ちゃんがクレアちゃんと恋人になってから花名ちゃんのことが好きだって気づいたんです。それからクレアちゃんに嫉妬の感情を向けていました。だから、花名ちゃんがクレアちゃんの記憶を失ったときとてもうれしいと思ってしまったんです。今なら花名ちゃんと恋人になれるそう思いました。でも、だめでした」
「もしかして、花名に告白したんですか?」
「はい、でも振られてしまいました。きっと花名ちゃんの中には少しだけクレアちゃんへの思いが残っていたんです。この時私は思ったんです。もう私の入る余地はないんだなって。だから、私は花名ちゃんのことはあきらめて二人のことを応援することにします。私の話は以上です」

100 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/13 17:53:12 ID:D07LF9ibrB
 たまてさんはそう言ってどこかに行こうとします。

「あの、どこに行くんですか?」
「もちろん、あの魔物を倒しにですよ」
「魔物を倒しても花名の記憶は戻らないかもしれないそうです」
「それでも魔物を倒せば花名ちゃんの記憶が戻る可能性にかけます。だって私は二人を応援すると決めましたから。だから、二人のためにできることはやってみたいんです」
「たまてさん……」

 たまてさんの言葉に私の胸は熱くなる。私も花名のために私ができることをする。

「たまてさん、私もついていきます」
「どうぞどうぞ、それから、私のことはたまちゃんでいいですよ」
「はいっ。たまちゃん」

 そうして、私たちは魔物を倒しに行くことにしました。

「ここにあの魔物がいるんですね。気を付けて進みましょう」
「はいっ」

 私たちは森の中を進み、魔物を探します。すこし、進むと明らかに戦闘を行っている音が聞こえてきます。そこでは皆さんが魔物と戦っていました。皆さんは魔物に苦戦しているようでした。怖い。でも、花名のために勇気を振り絞ります。

101 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/13 17:53:40 ID:D07LF9ibrB
「行きましょう、たまちゃん」
「はいです」

 そうして私たちも魔物と戦い始めます。


「や、やった」

 激しい戦いの末なんとか魔物を倒すことに成功しました。花名の記憶はどうなるのでしょうか?そう思いながら魔物を見ると、魔物の体から光の珠が出てきました。私にはわかります。間違いありません、あれは。

「花名の記憶です!!」

 私はそう叫びます。私の叫びを聞いた皆さんは光の珠を見つめます。あの球をどうすればいいのか考えていると光の珠は花名のいる里のほうへ向かっていきました。よかった私は心の底からそう思いました。それから私たちは急いで里に帰ります。

「あっ」

 里の入り口に誰かがいるのが見えました。普通は誰かわからない距離です。でも私にはわかります。だから、私は全速力で走ります。少しずつ彼女に近づいていきます。彼女は私が近づいていることに気づき口を開きます。

「クレアっ!」

 彼女が、花名が私の名前を呼んでくれました。それだけで私はとても嬉しくなります。だから、私も彼女の名前を呼びます。

「花名っ!」

 そして私は彼女に抱き着きます。

「ごめんね、クレア。私クレアのこと忘れてた」
「いえ、いいんです。こうして思い出してくれましたから」

 そのまま私たちは強く抱き合い、それから互いを見つめます。

102 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/13 17:54:11 ID:D07LF9ibrB
「クレア」
「花名」
「「愛してい(るよ)(ます)」」

 そうして私たちは唇を重ねようとします。重ねようとしたところで皆さんが見ていることに気づきます。

「「「「「あははは……」」」」」

 皆さんは苦笑していました。私たちは皆さんが見ている前でキスはできないので体を離します。皆さんは私たちがキスをやめたことに様々な反応を見せていました。その中にはたまちゃんもいました。花名はたまちゃんがいることに気づきます。

「ごめん、クレア。たまちゃんと少し話してくる」

 花名はそう言ってたまちゃんのところに向かいました。

「行ってらっしゃい花名」

 私は小さくそう呟きました。

103 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/13 17:54:39 ID:D07LF9ibrB
 視点変更クレア→花名

 たまちゃんは皆から少し離れたとこにいる。私はそんなたまちゃんに話しかける。

「たまちゃん、少しお話しない?」
「いいですね、私も花名ちゃんとお話ししたいと思っていました。でも、ここには皆さんがいるから少し離れませんか」
「うん、そうだね」

 私たちは皆から離れたところに移動し、会話を始めることにした。

「たまちゃん、ごむぐ」

 ごめんねと言おうとした口はたまちゃんの手によってふさがれてしまう。

「花名ちゃんその言葉は言わないでほしいです。だって私が悪いんですから」

 たまちゃんが手を離す。

「でも、私たまちゃんを傷つけてしまったから」
「花名ちゃんは悪くないですよ。恋人がいる花名ちゃんに告白した私が悪いんです。だから、謝らないでください」
「たまちゃん……」
「私は花名ちゃんのことが好きでした。花名ちゃんの恋人になりたいと思っていました。でも、記憶を失っている花名ちゃんに振られて二人の絆は強いんだって、私が入る隙間はもうないんだってわかりました。だから、花名ちゃんクレアちゃんと幸せになってください」

 たまちゃんにこんなことを言われちゃった。でも……。

104 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/13 17:55:18 ID:D07LF9ibrB
「私はクレアという恋人がいて十分幸せだよ?」
「いいえ、花名ちゃんはクレアちゃんともっと幸せになれます。結婚すればいいんです」
「け、け結婚……?でも私とクレアは女の子同士で、女の子同士は結婚できないよ」
「いいえ、できます。だってここは異世界エトワリアです。異世界ですから日本の法律は関係ありません」

 たまちゃんにそう言われてしまった。異世界だから日本の法律は関係ない。確かにその通りかも。

「うん。分かった。私クレアと幸せになるね」
「頑張ってください花名ちゃん。それからもう一つお願いしていいですか?」
「なにかな、たまちゃん?」
「花名ちゃんとクレアちゃんの間に子供ができたら私を名付け親にしてくださいね」

 たまちゃんの言葉に私はびっくりしてしまう。

「子供って」

 そんなことできるわけがないそう思っていると、たまちゃんが口を開く。

「ここは異世界ですから。きっと女の子同士で子供を作る方法もあります。だから、結婚したら子供を作ってください」

 そういえば私以前クレアに変身する薬を作ってもらった。だから、そういう薬も作ってもらえるのかも……。

「うん、私頑張るね」

 私はたまちゃんにそう言った。

 それから、私とクレアは一緒に家に帰った。家で私とクレアは今までできなかった分のキスをいっぱいした。

 そして夜、私とクレアは一緒のベッドに入る。いつもならこれから恋人同士の時間が始まる。でも、今日はちがう。

「花名、いったいどうしたのですか」
「あのね、クレア大事な話があるの」

 私はクレアに……。

105 名前:リゾチウマーΛ[age] 投稿日:2019/11/13 17:58:57 ID:D07LF9ibrB
というわけで投稿しました。
何らかの理由で記憶を失い記憶を取り戻すというのはより中が深まるイベントだと思うので書いてみました。
最後のほうはかなりはっちゃけてしまいました。
それから、たまちゃんは失恋のショックを乗り越えて花名とクレアのことを応援することになりました。たまちゃんはいい子です。

106 名前:ルナ・ソレイユ◆yodjdoerBO2[age] 投稿日:2019/11/13 18:31:08 ID:oIh.U1K5E3
大切な記憶は完全には奪いきれなかったんですね…!二人の絆の強さ、やはりすごいです!
たまちゃん、なんとか乗り越えましたね…よかった…!

107 名前:名無しさん[age] 投稿日:2019/11/13 19:10:15 ID:PEDzolkpGR
たまちゃん本当にいい娘です
記憶喪失、辛い展開ですが無事に元に戻ってよかったです。

108 名前:人見知り◆tAB7QcnOfQk[age] 投稿日:2019/11/13 20:38:09 ID:jc/TMgn90k
たまちゃん、子供にポセイドンってつけようとして嫌がらせと思われそうだけど天然です

109 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2019/11/14 22:46:34 ID:CW1rwLX/Yr
コメ返信です。
>>106
二人の絆はかなり強いという設定です。
>>107
記憶喪失物は初めてでしたが、書いていて少し辛くなりました。
>>108
その場合は花名は約束した手前止めづらいでしょうが、クレアが全力で止めてくれるでしょう。

110 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/01/12 17:46:04 ID:c6ig116itC
花名の記憶が戻った日の夜、私は花名に結婚を申し込まれました。もちろん私はOKしました。それから二人で色々話し合い指輪じゃなくても結婚の証となるものがほしいと思い、いくつかのお店を見て回りました。そんなとき絆の試練の島の話を聞きました。なんでもその島では試練を乗り越えたものには絆の証が授けられるそうです。この話を聞いた私たちはその島に向かうことにしました。

「すごい、本当に道ができちゃった」

 潮が引いてできた道を見て花名がそう驚きの声を漏らしました。実際私も少し驚きました。

「この道の先に試練の島があるんだね」
「そうですね」
「じゃあ、行こっか」
「はいっ」

 私たちは手をつないで島に向かって歩きました。

 少し歩いて島に着くとそこには石碑があり、こう書かれていました。『これより先、道を一人ずつ選び、進むべし。最初はだれもがひとり。だが違えた道はまた集う。道がひとつになるとき、汝らは再び手を取り合いそのきずなの強さが最後に試されるだろう』と。

111 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/01/12 17:46:41 ID:c6ig116itC
「どうやら分かれて進まなければいけないようですね」
「そうだね」

 私たちは石碑の指示に従い分かれて進むことにしました。

 視点変更クレア→花名

 クレアと別れて一人で島を進むことにしたんだけど、

「やっぱり一人だと少し寂しいな」

 そう思いながら進んでいると足音が聞こえてきた。

「もしかして、魔物」

 そう思って杖を構える。出てきたのは

「花名、よかった会えました。」

 クレアの姿をしたなにかだった。

「どうしたんですか、花名。私に会えてうれしくないのですか?」
「ちがうっ。あなたはクレアじゃない」

 なにかに話しかけられて思わず私はそう叫んでしまった。

「えっ?何を言っているのですか花名?私はあなたの恋人のクレアですよ」

 なにかがそう言ってきた。見た目がクレアの姿をしているだけに少し不愉快な気持ちになる。

「その姿でしゃべらないで。消えて」

 そう言いながら攻撃をしようとしたらなにかは消えてしまった。

「結構簡単な試練だったな」

 そう思いながら道を進むと、

「花名です」

 本物のクレアを見つけた。

112 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/01/12 17:47:15 ID:c6ig116itC
 視点変更花名→クレア

 花名と別れて少し歩いていると足音が聞こえてきました。一体何なのかと思い振り返りました。

「あ、クレア」

 それは花名の姿をしたなにかでした。

「クレアと出会えてよかった」

 なにかがそんなことを言いながら私に近づいてきました。だから、私は口を開きます。

「いったい何ですか?あなたは?」
「え?わからないの?恋人の一之瀬……」
「あなたは私の恋人の花名じゃありません」

 なにかが花名の名前を言う前にさえぎります。

「花名の姿をしているだけで不愉快です。消えてください」

 怒りを込めて偽物にそう告げます。そのまま偽物はどこかに行ってしまいました。

「結構簡単な試練でしたね」

 私はそう呟きながら進みます。すると恋人の花名を見つけました。

「花名です」

 私はそう言いながら花名に近づきます。花名も私に気づきました。

「クレアっ」
「本物の花名です」

 そのまま私たちは抱き合います。しばらく抱き合ってから先を急がなければいけないということを思い出します。

113 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/01/12 17:47:47 ID:c6ig116itC
「花名、先に進みましょう。私たちの愛の証を取りに行くんです」
「うん」

 私と花名は先に進みます。途中に道をふさぐ岩がありましたが二人で押してみると簡単にどかすことができました。なんだったんでしょう?そう思いながら先に進むと洞窟を見つけました。

「ここに入るのかな?」
「ほかに道もありませんし。多分、そうだと思います」

 私たちは洞窟の中に入ることにしました。洞窟の中は思ったよりも明るかったのですか、

「少し狭いね」
「そうですね」
 
 洞窟の中は少し狭かったので不安な気持ちになってきました。だから、私たちは手をつなぎながら歩くことにしました。

「花名の手。やっぱりすごく温かいです」
「クレアの手も温かいよ」

 そんな会話をしながら歩いていると広い空間に出ました。もしかして、

「ここが次の試練の場所なのでしょうか?」
「だと思うよ」

 そう思っていると声が聞こえてきました。

『これがお前たち二人の最後の試練である』

 私たち二人はその声にびっくりしてしまいます。でも……

「いよいよですね、花名」
「うん」

 この最後の試練を乗り越えたら私たち二人の愛の証が手に入る。そう思うと怖くありません。どんな試練でも乗り越えて見せます。そう思っていました。でも……。

「「えっ?」」

 試練の場に現れたのは花名の記憶を奪ったあの魔物でした。

114 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/01/12 17:48:13 ID:c6ig116itC
「どうして、あの魔物が……」

 私は小さくそう呟き、思い出します。花名の偽物が現れたことを。だから、あの魔物も見た目が同じだけの偽物なのでしょう。ですが、見た目が同じだけでも花名には恐怖の象徴のようでした。

「あ……あぁあ……」

 花名はおびえた声をあげながら後ずさります。魔物は私たちが戦おうとしないからなのかその場から動きません。このままでは愛の証が手に入らないそう思った私は、

「花名っ」

 名前を呼び花名と唇を重ね合わせます。たっぷり花名と唇を重ね合わせてから離します。

「花名、大丈夫です。私がついています。だから、怖くありません。絶対にこの試練を乗り越えて愛の証を手に入れましょう。そして、結婚しましょう」

 私は花名にそう言います。花名は私の言葉を聞いて、

「うんっ」

 とうなずきました。そのまま私たちはもう一度唇を重ね合わせます。さっきよりも長く深く。

「「んっ……んんっ」」

 私たちはたっぷりお互いを堪能してから唇を離し、口を開きます。

115 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/01/12 17:48:41 ID:c6ig116itC
「花名」
「クレア」
「「愛してい(ます)(るよ)」

 私たちは手をつなぎ、魔物を見据えます。

『グルルルルル』

 私たちが戦う意思を示したからなのか今まで動かなかった魔物が動き出しました。

「行こうか」
「はいっ」

 私たちは魔物と戦い始めます。


『はぐべびほぽ!!』

 魔物は断末魔を言いながら消滅していきました。

「やった、やりました。私たちの愛の勝利です」
「うん、そうだね」

 私たちは二人で喜びます。そうしていると空から二つのペンダントが落ちてきました。私たちはそれを手にします。

「これが試練を乗り越えた証なんだね」
「そうみたいですね」

 私たちはお互いのペンダントを見せ合います。

「あれ?」
「どうしたのですか花名?」
「私とクレアのペンダント少し形が違う」
「本当ですね」

 どうしてでしょうそう思っていると花名が気付いたようです。

「もしかして」

 花名はそう言って私たちのペンダントをくっつけます。すると、二つのペンダントはハートの形になりました。

「私たちの愛の証ですね」
「一生大事にしようね」
「はいっ」

 私たちはもう一度唇を重ね合わせてから帰路につきました。

116 名前:リゾチウマーΛ[age] 投稿日:2020/01/12 17:51:57 ID:c6ig116itC
というわけで投稿しました。
今回の話は以前から書いてみたかった花名とクレアの二人が絆の試練に挑む話になります。
ちなみに以前ルナさんも花名とクレアの二人が絆の試練に挑む話を書いておりそちらと被るところもあるので投稿していいのか少し不安になりましたが許可をもらったので投稿しました。

117 名前:阿東[age] 投稿日:2020/01/12 17:58:08 ID:mIKLnMNVGa
『はるかなレシーブ』のイベントを使ってくるとは・・・。

118 名前:ルナ・ソレイユ◆yodjdoerBO2[age] 投稿日:2020/01/12 23:17:35 ID:cpixra4/q1
読ませていただきました!
絆の試練はきらファンでの恋愛物では鉄板ですよね…!
題材が同じでも書く人によって違う展開になるんだなぁと思いました!
どんな魔物でも二人の愛には勝てない…!

119 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/01/13 23:14:05 ID:fY7Kqq9r7A
コメ返信です
>>117
はるかなレシーブのイベントは百合的においしいと思うので。
>>118
愛の力はとても強いと思います。

120 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/03/07 23:42:46 ID:MEs0R3LIbK
ついにこの日がやってきました。今日は私と花名が結婚をする日です。

数週間前、私たちは結婚をすることにしたと里の皆様に発表しました。皆さんはとても優しく私たちを祝福してくれました。この話は神殿にも伝わり神殿で大々的に結婚式をすることになりました。
そして、今日結婚式の準備が整い私たちは里に描かれた転移の魔法陣によって神殿に到着しました。

「わー、これが神殿なんだ。すごい」

 神殿を見た花名がそう感嘆の声をあげました。確かにすごいです。私も初めてみましたが神殿がこんなにすごいなんて思いませんでした。想像以上です。
 でも、驚いている場合じゃありません。

「花名、中に入りましょう」
「あ、そうだね」

 私たちは神殿の中に入ります。

「一之瀬花名様とクレア様ですね。お待ちしておりました」

 中に入ると神殿の人がそう言いました。そのまま私と花名は違う部屋に移動させられました。花名と離れるのは嫌でしたがしょうがありません。我慢することにします。

121 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/03/07 23:43:32 ID:MEs0R3LIbK
「では、ウエディングドレスの着付けを始めます」

 神殿の人はそう言ってウエディングドレスを持ってきました。

「わー、とてもきれいです」

 私はそう感嘆の声を漏らしてしまいます。それはとてもきれいなドレスでした。あんなきれいなドレスを私が着る。私に似合うかどうか不安になります。でも、きっと花名にはすごく似合います。そして、ウエディングドレスを身に纏った花名はきっと最高にきれいな花名なんでしょう。私はあのドレスを身に纏った花名を想像しようとします。

「あのーよろしいですか?」
「はっ」

 神殿の人の声で私は現実に戻されます。そうでした。ドレスを着ないといけないんでした。

「では、これからドレスの着付けを始めます」

 神殿の人はそう言って私にウエディングドレスを着せてくれました。神殿の人は専門の人なのかとても手際が良くあっという間に私はウエディングドレス姿になりました。それから別の人も来てその人は私に化粧を施しました。

「終わりました」

 どうやらドレスの着付けと化粧が終わったようです。姿見が近くに持っていかれました。私は恐る恐る姿見を見てみます。

122 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/03/07 23:44:08 ID:MEs0R3LIbK
「わぁぁ……」

 思わず口からそんな声が出てしまいます。

「これが私……」

 ウエディングドレスを身に纏い、化粧を施された私はとてもきれいな女の子になっていました。

「まるで自分が自分じゃないみたいです」

 私は小さくそう呟きます。ここで私は気づきます。私の着付けが終わっているということはおそらく花の着付けも終わっているということに。早くウエディングドレス姿の花名を見てみたい。私はそう思い許可を得て部屋の外に出ることにします。

「花名はどこにいるのでしょうか?」

 花名を探します。探していると複数の足音が聞こえてきました。でも、この足音の中に花名の足音はありません。一体誰だろうと思っているときららたちでした。

「あっ、クレア」

 きららがそう言いながら私に近づいてきました。

「もう来ていたのですね皆さん」

 私と花名は今日の主役なので皆よりも早く神殿に来ていましたが、きららたちも神殿に来たようです。恐らくほかのクリエメイトたち、花名の友人たちももう来ているでしょう。

123 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/03/07 23:44:56 ID:MEs0R3LIbK
「うん、今さっき来たところ」

 きららがそう言います。

「それにしてもウエディングドレスを身に纏っているクレア、すっごくきれいでびっくりしちゃった」
「はいっ、すっごくきれいです」
「うん、とても似合っている」

 きららたちが口々に私をほめてくれます。きれいだと言われるとなんだかこそばゆい気持ちになってしまいます。

「あっ」

 こんなことをしている場合ではありませんでした。

「どうしたのクレア?」
「花名を探している途中でした」
「花名さん?わかったパスを探してみるね」
「お願いします」

 きららは集中のために目を閉じます。少しして目を開きます。

「案内するからついてきて」

 私はきららについていきます。少し歩くと向こうから複数の足音が聞こえてきました。

「この足音は……」

 間違いなく花名の足音です。向こうも私に気づいたのか走りだしました。やがて、私たちは出会います。

「花名っ」
「クレアっ」

124 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/03/07 23:45:28 ID:MEs0R3LIbK
 花名は私のようにウエディングドレスを身に纏い化粧も施されていました。そんな花名はとてもきれいでかわいかったです。

「花名、すっごくすっごくきれいです。とってもかわいいです」
「クレアだってすっごくすっごくきれいで、かわいいよ」
「ありがとうございます」

 私たちはそのまま見つめ合います。

「んぅ」

 花名が目を閉じ顔を近づけてきました。

「んぅ」

 だから、私も目を閉じ顔を近づけます。やがて私たちの距離はゼロになり唇が……触れ合いませんでした。

「あれ?」

 目を開けてみます。花名はたまちゃんに引っ張られていました。

「だめですよ。お二方、誓いのくちづけの前にキスをしちゃ」

 たまちゃんがそう言ってきました。思わず私はたまちゃんをにらんでしまいます。

「そんな顔をしてもだめですよ。誓いのくちづけまでキスはお預けです。お・あ・ず・けです」

 たまちゃんが強くそう言いました。そのまま私は花名と違う部屋に移動させられました。

125 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/03/07 23:45:54 ID:MEs0R3LIbK
「うー花名とキスしたかったなあ」

あんなにきれいでかわいい花名は初めて見ました。もちろんいつもの花名もきれいでかわいいのですがウエディングドレス姿の花名はいつもの花名よりきれいでかわいかったです。そんな花名に早くキスをしたいです。

「いつになったら皆さんは来るのでしょうか」

 私は小さくそう呟きます。 転移の魔法陣を使っているとはいえクリエメイトの皆さんを転移させるのには時間がかかるらしくクリエメイトの皆さんはまだ全員来ていませんでした。

「まだ数十分しかたっていないです……」

体感では数時間は経った気がします。何時になったら私は花名とキスできるのでしょうか?そう思っていたら扉がノックされました。神殿の人が入ってきて結婚式の準備が整ったと伝えてくれました。いよいよ私と花名の結婚式です。

126 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/03/07 23:46:23 ID:MEs0R3LIbK
 私と花名はクリエメイトや里のみんなが見守る中バージンロードを歩きます。バージンロードを歩いた先には女神ソラ様がいました。ソラ様は口を開きます。

「クレアよ、あなたは一之瀬花名を病める時も健やかなるときも、死が二人を分かつまで愛することを誓いますか?」

 ソラ様がそう問いかけてきました。

「はいっ、誓います」

 私はそう答えます。

「よろしい。では、一之瀬花名よ、あなたはクレアを病める時も健やかなるときも死が二人を分かつまで愛することを誓いますか?」
「はいっ、誓います」

 花名もそう答えます。

「では誓いのくちづけを」

 ついにこの時が来ました。私と花名は絆の試練で手に入れた愛の証であるペンダントを取り出します。そのペンダントを合わせてハートを作ります。そのまま私たちは見つめ合い、誓いを交わします。誓いを交わした瞬間荘厳な鐘の音が響き渡りました。

(花名、私花名と結婚出来てとてもうれしいです)
(うん、私もクレアと結婚出来てとてもうれしいよ)
(ずっと一緒にいましょうね)
(うん、愛しているよクレア)
(私も愛しています花名)

 しばらく私たちは誓いを交わしたままでいました。

127 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/03/07 23:47:33 ID:MEs0R3LIbK
 それからパーティーが行われました。パーティーの初めにウエディングケーキに入刀し、それから豪華な食事を食べて、パーティーを楽しみました。パーティーの最中に結婚をした私たちのために様々な人たちがプレゼントを渡してくれました。
私と花名を題材にしたまんがやゲーム、スティーレの割引券など様々なものをもらいました。それから、絵を描くことができる人たちは私と花名の絵を描いてくれるそうなので遅くなるようでした。
ウエディングドレスを身に纏った私と花名の絵、とても楽しみです。それから、裕美音さんもプレゼントをくれたのですが相変わらずでした。一体何なんですかねあの人は。

 その夜私と花名はお家に帰ってきました。もらったプレゼントなどの荷物を置いて一息つきます。

「ふー、ちょっと疲れちゃったね」
「そうですね、でも花名との結婚式とても楽しかったです」
「うん、クレアとの結婚式とても楽しかった。それからウエディングドレス姿のクレアとてもきれいでかわいかったよ」
「ウエディングドレス姿の花名だってとてもきれいでかわいかったです」
「「んぅ」」

 そのまま私たちは唇を重ねます。

128 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/03/07 23:48:46 ID:MEs0R3LIbK
「花名、今夜は結婚して初めての夜ですね。」
「うん、そうだね。せっかくの夜だからクレアといっぱいしたい」
「はいっ。私も花名といっぱいしたいです」
「まずはお風呂に入ろっか」
「そうですね」

 私たちは一緒にお風呂に入って体をしっかり洗います。それから、パジャマに着替えて寝室に向かいます。

 私と花名はベッドの中で無我夢中でお互いの唇をむさぼります。

「「ん……。んぅん……」」

激しいくちづけに少し息が苦しくなりますが構わずくちづけを続けます。やがて私と花名は限界を迎えそうになります。限界を迎えそうになったところで一度唇を離します。

「「……はぁはぁ……」」

 呼吸を整え酸素を体に送り込んでからもう一度唇を重ねます。

 そんな行為を何度も何度も繰り返します。

「花名……」
「クレア……」

 しだいに私と花名は我慢できなくなりパジャマを脱ぎ捨て、下着も脱ぎ捨て生まれたままの姿になり、もう一度唇を重ねます。

129 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/03/07 23:49:20 ID:MEs0R3LIbK
(花名、私花名といっぱい愛し合いたいです)
(うん、私もクレアといっぱい愛し合いたい)

 そのまま私と花名はいっぱい愛し合いました。


「「……はぁはぁはぁはぁ……」」

 行為を終えた私たちは呼吸を整えます。

 花名との結婚初夜とてもよかったです。

「花名、私一之瀬クレアになれてとても幸せです」

 私がそう言うと花名はきょとんとした表情になります。

「どうしたのですか花名?」
「だって、私がクレアに嫁いだ形になるから私がクレアの名字を名乗ることになるんじゃ?」
「聖典の世界ではそうなのですが、私たちエトワリアの人間で名字を持っている人は少ないのです。だから、私が花名の名字を名乗ることになるのです」
「あ、そうなんだ。そういえばクレアの名字知らないと思っていたけど名字持っていなかったんだ」
「だから、私は名字を持っている聖典の世界の人間をうらやましく思っていました。こうして花名と結婚して花名と同じ名字になれてとてもうれしいです」
「うん、私もクレアが一之瀬になってくれてとてもうれしいよ」

 私たちは軽く唇を重ねます。

「クレア、せっかく結婚したんだからクレアの子供がほしい」
「はいっ私も花名の子供がほしいです」
「クレアいいお母さんになろうね」
「はいっ。二人で一緒に頑張りましょう」

 そのまま笑いあい、くちづけを交わしてから眠りにつきました。とても幸せな一日でした。

130 名前:リゾチウマーΛ[age] 投稿日:2020/03/07 23:52:51 ID:MEs0R3LIbK
というわけで投稿しました。この二人を結婚させてみたくて描いてみました。ちなみに私は百合結婚では二人がウエディングドレス型になっているのが好きです。あと、ssのなかで二人を結婚させてしまいましたがまだ描きたいネタはあるのでこの二人のssは書く予定です。

131 名前:阿東[age] 投稿日:2020/03/08 06:13:17 ID:IJDfrKFDwj
>>127
絵を描くことができる人・・GAやひだまり荘のメンバー、青葉や珠輝、勇魚ですかな?

如月は結婚絵の依頼だから二人のことを真面目に描こうとすごく緊張しそう。

クロは二人に小さい子供の面倒の見方のアドバイスをしそう。

132 名前:雨月琴音[age] 投稿日:2020/03/08 08:36:09 ID:SXemRGhkAg
結婚おめでとうございます
「しばらく私たちは誓いを交わしたままでいました。」が尊いです!

133 名前:名無しさん[age] 投稿日:2020/03/08 08:58:02 ID:S48P2bbl1W
Wウェディングドレスいいですよね。

花名&クレア【結婚】

とっておき:初夜の営み
スキル1:誓いのキス
スキル2:二人で一之瀬になろう

134 名前:ルナ・ソレイユ◆yodjdoerBO2[age] 投稿日:2020/03/08 10:39:15 ID:D3wNYaPg4j
結婚おめでとうございます!
たまちゃんがブレーキ役になってるのがハマってていい…
ソラ様よく発狂せずに終えましたね()

135 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/03/08 23:00:35 ID:BWOsOxbkSd
コメ返信です
>>131
実はまだGAのメンバーは召喚されていない設定なのですすみません。ただ、二人に子供ができるころにはクロは召喚されているので二人にアドバイスできるでしょう。
>>132
尊いと言ってもらえてうれしいです。二人は長いこと誓いを交わしたままでいました。
>>133
女の子同士の結婚ならやっぱり二人ともウエディングドレスがいいと思います。あと、とっておきがやばいきらファンが○○○になってしまう。
>>134
たまちゃんは二人のことを応援すると決めましたから。ソラ様は頑張って我慢しました。

136 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/04/07 22:57:34 ID:Lj4K.gM4FK
 花名と結婚して少し経ちました。あの旅館の女将が家にやって来て結婚祝いとして旅館の割引券をプレゼントしてくれたので私と花名は新婚旅行に行くことになりました。

「やっと着きましたね」
「うん、そうだね」

 長い距離を歩いてようやく旅館に着きました。

「一之瀬花名様と一之瀬クレア様ですね。お待ちしておりました」

 中に入るとあの女将が私たちを出迎えてくれました。それにしても一之瀬クレア。とてもうれしい言葉です。

「えへへへ」
 
 思わず笑顔になってしまいます。

「急に笑い出してどうしたのですか?」
「あ、いえなんでもないです」

女将に変な目で見られてしまいました。気を付けないといけません。

「それじゃあ手続きをしよっか」
「そうですね」

 私たちは二人で宿泊の手続きをします。宿泊の手続きを終えると戸が開く音がしました。どうやら私たち以外のお客が来たようです。

「こんにちはー」
「あばばばばばー。中もすごいですー」

 その声の一つは聞きお覚えのある声でした。私と花名は振り返ります。

137 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/04/07 22:58:09 ID:Lj4K.gM4FK
「「たまちゃんっ」」
「花名ちゃんとクレアちゃん」

 やってきた客の一人はたまちゃんでした。私たちはたまちゃんのところに行きます。

「びっくりですね。花名ちゃんたちもここに泊まるんですね」
「うん、新婚旅行で来たの。たまちゃんのほうは」
「実は商店街の福引でこの旅館の宿泊券を当てたのです」

 たまちゃんがそう言いました。でも、どうしてかおすさんもここにいるのでしょうか。私たちの視線はかおすさんに向かいます。視線に気づいたたまちゃんが口を開きます。

「あばっ」
「実は私はかおすちゃんとお付き合いをすることになったのです」

 たまちゃんがかおすちゃんを抱き寄せてそう言いました。

「「え、えええーーーー」」

 私たちはびっくりしてそんな声をあげてしまいます。

「い、い、い、いつから付き合っていたの?」
「お二人が結婚をする少し前に私とかおすちゃんは恋人同士になりました」
「そうなんだ……」
「はい、たまちゃんと恋人になりました」
「それじゃあ私たちも宿泊の手続きをしましょうか」
「そ、そうですね」

 そう言って二人は女将のところに向かいました。

138 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/04/07 22:58:38 ID:Lj4K.gM4FK
「まさかあの二人が付き合うことになっているなんてびっくりですね」
「うん、そうだね。でも……」
「でも?」
「たまちゃんが新しい恋を見つけて本当によかった」
「そうですね」

 私たちが会話をしている間にお二人も手続きを終えたようです。私たち四人は女将に部屋に案内されました。

「一之瀬ご婦妻方はこちらの部屋で、百地たまて様と萌田薫子さまはこちらの部屋になります」

 どうやら、私とたまちゃんたちはとなり同士のようです。

「それでは夕食の時間になれば夕食を持っていきますのでそれまでお部屋でおくつろぎくださいませ」
「それじゃあ、花名ちゃんたちに負けないくらいお部屋でイチャイチャしましょうか」
「あばっ」

 たまちゃんたちはそう言ってお部屋に入っていきました。

「私たちもお部屋に入りましょうか」
「うん、そうだね」

 私と花名は部屋でくつろぎます。

「それにしても花名以前に比べるとだいぶ体力がつきましたね」
「え?そうかな?」
「はいっ。だって以前はこの旅館まで歩くだけですごく疲れていましたが今回はそんなこともないですし」
「それは多分クレアと激しい運動をいっぱいしているからかな」

 花名がそんなことを言ってきました。激しい運動というのはあれのことですね。

139 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/04/07 22:59:18 ID:Lj4K.gM4FK
「そうですね。私と花名は数えきれないくらい恋人同士の営みをしてきましたからね。自然と花名も体力がついたんですね」
「クレアのおかげだよ」

 花名のその言葉に私は嬉しくなります。

「こちらこそありがとうございます。愛していますよ花名」
「私も愛しているよクレア」

 私たちはキスをしました。それから私たちは昼寝をすることにしました。

「ん、うーん」

 そんな声をあげながら私は目を覚まします。窓の外を見ると夕方になっていました。少し寝すぎたようです。となりを見ると花名も今起きたところのようです。

「「んぅっ」」

 私と花名はキスをします。キスをしていると突然扉が開きました。どうやら夕食の時間になったようです。

「お食事をお持ちしたのですがもしかしてお邪魔でしたか」

 私たちは首を横に振ります。

140 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/04/07 22:59:42 ID:Lj4K.gM4FK
「いえ、別にお邪魔というわけでは」
「うん、そうです。ただキスをしていただけです」
「そうですか。それは少し残念ですね。せっかくの新婚旅行なのですし、あなたたちには思い出作りのためにもっともっとイチャイチャしてほしいと思っています。お部屋のことは気にしなくていいですので夜になったら存分にイチャイチャしてくださいませ。それでは私は百地様達に料理を持っていきますので」

 女将はそう言って部屋を出ていきました。

「女将はああ言っていますがどうしますか花名?」
「やっぱりお部屋を汚すのは悪いし普通に過ごそっか」
「そうですね」
「それよりもご飯にしよっか」
「そうしましょう」

 私たちは夕食を食べることにしました。

「「いただきます」」

 二人で仲良く合図をして食べ始めます。

「相変わらずここの料理はおいしいね」
「はいっ。すごくおいしいです」

 旅館の料理は季節のお野菜やキノコや山菜などの山の幸が豊富でとても美味しかったです。私と花名は夢中になって食べました。

「「ごちそうさまでした」」

 私と花名はあっという間に食べ終わりました。

「すごくおいしい料理だったね」
「はいっ。とてもおいしかったです」

 私と花名はお風呂に入ることにしました。お風呂に入るために部屋を出るとちょうどたまちゃんたちも部屋を出たところでした。

141 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/04/07 23:00:11 ID:Lj4K.gM4FK
「おや、お二人も今からお風呂ですか?」
「うん、私たちも今からお風呂に入るところだよ」
「それじゃあ一緒に浴場に行きましょうか」
「うん」

 私たちは脱衣場で衣服を脱いで裸になりました。

「私たちはこの大浴場でイチャイチャすることにしますけどお二人はどうするのですか?」
「私たちは露天風呂のほうに行くことにします」
「そうですか、それじゃあかおすちゃんいっしょに洗いっこしましょっか」
「はいっ」

 たまちゃんたちは向こうに行ったので私たちは露天風呂のほうに行くことにしました。

「いいお湯だねー」
「そうですね」

 私と花名は露天風呂でまったりとしています。温泉に入って顔が少し上気している花名の顔はとてもきれいです。

「花名」

 最愛の人の名前を呼びます。

「クレア」

 花名も私の名前を呼びます。

「「愛してい(るよ)(います)」」

 そのまま私たちは見つめ合い。顔を近づけて唇を重ね合わせます。と言っても我慢できなくなってはいけないので軽い触れるだけのキスですけど。唇を離しまた重ねます。私たちはお風呂に入っている間その行為を何度も繰り返しました……。

142 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/04/07 23:00:45 ID:Lj4K.gM4FK
「お風呂とても気持ちよかったですね」
「そうだね、とてもさっぱりしたよ」

 お風呂から出た私たちは寝間着を着ながらそんな会話をします。たまちゃんたちは私たちより先にお風呂から出たようなので私たち二人だけでした。

「お部屋に戻ろっか」
「そうですね」

 後は寝るだけなので部屋に戻ります。部屋に戻るとお布団が敷いてありました。

「それじゃあ寝ましょうか」
「うん、そうだね」
「「おやすみなさい」」

 私たちはいつものようにおやすみのキスをしてから眠りにつくことにしました。

 
 私は眠りにつくことにしたのですがなかなか眠れないでいました。その理由は……。

『あぁん。たまちゃーん』
『ふふふ、かわいいですよ。かおすちゃん』

 となりの部屋から聞こえる声のせいです。となりの部屋ではたまちゃんとかおすさんがしているようです。その音が私たちの部屋にまで響いてきます。その声のせいで私は眠れないでいました。眠ろうと目をつむっているのですが眠ることができませんでした。花名はどうなのかと思い目を開けてみます。

143 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/04/07 23:01:28 ID:Lj4K.gM4FK
「「あっ」」

 花名と目が合っちゃいました。どうやら花名も私のように眠れないでいるようです。

「眠れないね」
「そうですね」
「あのふたりやっちゃているね」
「そうですね」

『たまちゃん、愛していますー』
『私も愛していますよ。かおすちゃん』

 今もこうしてあの二人の声が聞こえてきます。あの声のせいで興奮して眠りにつくことができません、声を聞くたびにどんどん興奮してきちゃいます。この興奮を鎮めるには……。

「花名」

 そう思って花名を見つめると花名もこくりとうなずきました。

「「んぅっ。んぅんんん」」

 私と花名は唇を重ね合わせます。温泉でしていたような軽いキスではなくお互いをむさぼるような激しいキスです。キスをしているうちにお互い我慢できなくなり私と花名は寝間着を脱ぎ捨て下着も脱ぎ捨てます。

「花名っ」
「クレアっ」

 そのまま私と花名はいっぱい愛し合いました。

144 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/04/07 23:01:56 ID:Lj4K.gM4FK
「「はぁはぁ……。はぁはぁ……」」

 激しい行為が終わり私と花名は呼吸を整えながら余韻に浸ります。

「とてもよかったよ。クレア」
「花名もとてもよかったです」

 私たちはそう言いながら唇を重ねます。向こうの部屋もとても静かになっていました。 どうやら向こうも終わったようです。すごく疲れました。でもとてもよかったです。今ならぐっすり眠れそうな気がします。

「それじゃあ、おやすみなさい、花名」
「おやすみ、クレア」

 私たちはおやすみのキスをして今度こそ眠りにつくことにしました。

 翌朝私と花名、それにたまちゃんとかおすさんは女将に、

「昨夜はお楽しみでしたね」

 と言われてしまいました。



「「それじゃあありがとうございました」」

 旅館でもう一泊し、新婚旅行を楽しんだ私たちは女将にそう挨拶をして旅館を出ます。ちなみにたまちゃんたちは私たちの邪魔にならないように私たちよりも後に旅館を出発するようです。

145 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/04/07 23:02:20 ID:Lj4K.gM4FK
「こちらこそありがとうございました」

 女将もそう返します。お礼を言ったので歩こうとすると女将の声が聞こえてきます。

「あなたたちならいつでも割引をします。なので、またこの旅館に来てください」

 どうやらあの女将とは長い付き合いになりそうです。


「新婚旅行楽しかったですね」
「うん。相変わらず料理も美味しかったし、温泉もすごく気持ちよかった」
「女将はああいっていましたし、またあそこに行きたいですね」
「うんっ」
「花名」
「クレア」

 私たちは見つめ合ってからくちづけを交わします。

「それじゃあ行きましょうか」
「うん」

 私たちは手をつなぎながら自宅へと歩いていきました。

146 名前:リゾチウマーΛ[age] 投稿日:2020/04/07 23:20:54 ID:Lj4K.gM4FK
というわけで投稿しました。
せっかく二人を結婚させたのだから新婚旅行に行かせなければいけないと思い書きました。ちなみにほぼ同時に投降した作品とも少しつながっています。

147 名前:阿東[age] 投稿日:2020/04/07 23:32:16 ID:W9yjCRsyVp
きらファンって本来ならあり得ないはずのキャラ同士の出会いがあっていいですね。

148 名前:雨月琴音[age] 投稿日:2020/04/07 23:58:09 ID:U.P0piLiYr
せ、世界観の共有で…其々の愛の交わりを観れるだとぉ!?
素晴らしい…

149 名前:名無しさん[age] 投稿日:2020/04/08 06:32:00 ID:RWusumvJRC
この女将、ムギちゃんやすずちゃんと同族な気がする・・・

150 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/04/10 23:14:25 ID:yy1mioJG3C
コメ返信を行います
>>147
クロスオーバー物のゲームの醍醐味だと思います。
>>148
私のエトワリアを舞台にした作品は皆つながっているという設定になっています。
>>149
はい、その通りです。

151 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/05/05 00:04:56 ID:InmlZgs0AS
 花名と結婚してから長い年月が経ちました。私たちの間には子供もでき家族みんなで幸せな毎日を送っています。

「それじゃあ忘れ物はないですね」
「うんないよー」
「わたしもー」
「それじゃあ行きましょうか」
「「「うん」」」

 今日は家族みんなでピクニックに行く日です。そのために今日は花名と早起きをしてピクニックのためのお弁当を作りました。

「花名、ピクニック楽しみですね」
「うん、二人でお弁当作ったもんね」
「わたしもたのしみー」
「たのしみー」

 私たちはそんな会話をしながら歩きます。歩いていると向こうから歩いてくる人が見えました。

「やや、花名ちゃんたちではありませんか」

 たまちゃんでした。

「あ、たまおねーちゃんだー」
「たまおねーちゃんだー」

 子供たちがたまちゃんに駆け寄ります。私たちもたまちゃんに近づきます。

「それで皆さんお揃いでどうしたのですか」
「うん、実は今日は皆でピクニックに行くところなの」
「それは楽しそうですね」
「うん、とっても楽しみ。たまちゃんは」
「実は朝の市場が開かれると聞いておいしい食材がありそうだと思って行ってみることにしたのです」
「そうなんだ、頑張ってね」
「はい、がんばります」

152 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/05/05 00:05:23 ID:InmlZgs0AS
 私は花名とたまちゃんが話している間子供たちがどこかに行かないようにしっかり見ることにしました。

「それにしても」

 たまちゃんは子供たちを見ながらつぶやきました。

「どうしたのたまちゃん」
「大切な友達の花名ちゃんの子供ですから名付け親になりたかったです」
「それはだめです」
「何でですか?」
「たまちゃんのネーミングセンスはすごく残念だからです」
 
 私がそう言うとたまちゃんはうなだれました。

「ねーねー、くれあおかーさん。たまちゃんのネーミングセンスはどうざんねんなのー?」
「ざんねんなのー?」

 子供たちがそんなことを聞いてきました。

「あなたたちは知らなくていいことです」

 私はきっぱりとそう言います。これ以上聞かれたら困るので出発することにします。

「花名、そろそろ行きましょうか」
「あ、うんそうだね。またねたまちゃん」

 私たちはうなだれているたまちゃんを放ってピクニックに向かうことにしました。少し経てば復活するでしょう。

「ようやくつきましたねー」

 里を出て少し歩いてようやくピクニックの目的地である花畑に到着しました。

153 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/05/05 00:06:04 ID:InmlZgs0AS
「わーすごーい」
「すごーい」

 二人は花畑に着くなりそう感嘆の声をあげながら走り回りました。

「あんまり遠くに行ったらだめだよー」

 花名が子供たちにそう叫びました。

「「わかったー」」

 子供たちがそう返事をします。私たちは子供たちから目を離さないようにしながらビニールシートを敷いたりお弁当を用意したりします。少ししてようやくピクニックの準備ができました。

「ご飯の準備ができましたよー」

 私は子供たちに向かって叫びます。子供たちはすぐに戻ってきました。

「それじゃあいただきます」
「「「いただきます」」」

 私たちはそう言ってからご飯を食べることにしました。こうしてきれいな花々を見ながらの食事もすごくいいです。

「ねーねー、この料理ははなおかーさんとクレアおかーさんのどっちが作ったのー」
「あ、それは私が作った料理だよ」
「じゃーこっちはー」
「そちらは私ですね」

 私たちはそんな会話をしながらピクニックを楽しみました。

「「すーすー」」

 ご飯を食べ終えるとおなか一杯になったからなのか子供たちは眠りました。

154 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/05/05 00:06:53 ID:InmlZgs0AS
「花名、子供たちとこうして過ごせてとても幸せです」

「うん、私も幸せだよ、クレア」

 私たちは見つめ合いそのまま唇を重ね合わせます。しばらく唇を重ねてから離します。

「それじゃあ私たちも昼寝をしよっか」
「そうですね」

 私たちも子供たちのように昼寝をすることにしました。


 私と花名が妊娠してから数か月が経過しました。そろそろ名前を決めたほうがいいかもしれません。そう思って花名と相談します。

「それじゃあ名前はどうしましょうか」
「クレアは確か昔お花屋さんをやっていたんだよね?」
「はいっ。そうです」
「私も花名で花の名前と書いて花名で花と関係があるからお花の名前からとるのが私たちにふさわしくていいと思うな」
「そうですねそれがいいと思います。そうしましょうか」
「うんっ」

 それから、私はいくつかの花を調べアネモネという名前がいいと思いアネモネと名付けることにし、花名はあやめという名前を考えました。それから数か月して私たちの子供であるアネモネとあやめが誕生しました。

155 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/05/05 00:07:17 ID:InmlZgs0AS
「う、うーん」

 私はそんな声をあげながら目を覚まします。となりを見ると子供たち、アネモネとあやめはまだ寝ていましたが花名は起きていました。

「花名、私夢をみていました」
「私も夢をみていたよ」
「そうなんですね」

 花名がどんな夢をみていたかは聞かなくてもわかります。私たちはしばらく二人の寝顔を見つめます。

「二人は花名によく似てかわいいですね」
「ちがうよ、クレアにそっくりでかわいいんだよ」
「花名です」
「クレアだよ」

 しばらく私たちはそんな言い合いをします。

「うふふふふ」
「あはははは」

 そんな会話がおかしくて笑ってしまいます。

「花名」
「クレア」
「愛してい(ます)(るよ)」

 私たちはもう一度唇を重ね合わせました。
 とても幸せな一日でした。
 
 実は少し前に子供たちが起きていることに私たちは気づきませんでした。

156 名前:リゾチウマーΛ[age] 投稿日:2020/05/05 00:10:34 ID:InmlZgs0AS
というわけで投稿しました。

今日は子供の日なので花名とクレアの二人に子供ができているという設定のssにしました。

157 名前:名無しさん[age] 投稿日:2020/05/05 07:23:17 ID:YhRrmHGQpU
互いに、相手の誕生花を名前に持ってくるところが想い合ってる感じがあって素敵です

158 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/05/07 23:27:21 ID:jBUrlUhiJU
コメ返信です

>>157
二人の子供の名前なら誕生花がいいと思っていたので素敵と言ってもらえてうれしいです。

159 名前:ルナ・ソレイユ◆yodjdoerBO2[age] 投稿日:2020/05/08 06:49:11 ID:IHCPTbQ4J0
まさか子供まで産まれてしまうとは…(そういえば以前女将さんが言ってた())
親がこうだと子供たちも愛の深い子になってそうですね…!

160 名前:リゾチウマーΛ[sage] 投稿日:2020/05/10 22:05:15 ID:agRkNa9/1j
コメ返信です。

>>159
うちのエトワリアは女同士で子供が作れる設定ですから。それから彼女たちに育てられた子供は愛の深い子に育つでしょう。

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名前 age
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