人生ss初投稿です。よろしくお願いします。
ワードで打ったやつよっこらしょです。文字化けしちゃったら見てる方すみません。
最近、シノの様子がおかしい。
忍「ちょっと出かけてきますね〜」
アリス「商店街に行くの?私もいこうか?」
忍「いえいえ、一人で大丈夫ですので。」
こんなやり取りをして出かけていき、何も買ってこずに帰ってくることが何度もある。
しかもなぜか心なしかうれしそうに見える。
カレン「それはもしかしたら、ほかの金髪少女に会いに行ってるかもしれませんね〜。」
アリス「エェ!?」
カレン「だってシノ、エトワリアに新しい金髪少女が召喚されるたびに喜んでマス。」
アリス「そうだけど・・・。」
カレン「もしかしたら、今頃いろんな国の金髪少女と会ってるかもしれませんね。」
アリス「そんなこと・・・。」
カレン「ハナやエミリを見て」
忍(妄想)「さすが経済大国アメリカ!!金髪もゴージャスです!!」
カレン「ソーニャに」
忍(妄想)「ドイツの金髪は世界一ィ!!」
カレン「リリスさんに」
忍(妄想)「メソポタミア金髪!!色褪せない黄金!!」
カレン「とか言ってるかもしれませんヨ。」
アリス「・・・。あれ、もしかしてエトワリアに金髪の人ってすごく多くない!?」
カレン「そうデスヨ。」
アリス「そうだよね、私たちが来た頃より増えてるもんね・・・。」
カレン「他の髪色の人もいますけど、金髪は1つの属性デスシ。」
アリス(私の金髪って、シノにとってのなんなんだろう・・・。)
陽子「ただいまー。ってアリスどうした?すごい落ち込んでるけど。」
カレン「アリスは今、自分の存在価値に疑問を抱いているのデス。」
陽子「いや言い方。あれ?そういやシノまだ帰ってきてないの?」
アリス「シノ見たの!?ドコ?ドコで!?」
陽子「いやアリス落ち着け、確か甘兎庵に入っていくのを見たな。」
カレン「甘兎庵はシャロがいますネ。金髪の。」
アリス「・・・ちょっと甘兎庵に行ってくる。」ゴゴゴ
陽子「何その擬音。あとそのフラスコは置いていけ。」
アリス「だってぇ・・・。」
陽子「なんかあったのか?ほら、陽子お姉ちゃんに話してごらん。」
陽子「・・・ふむふむ、つまりアリスはシノが他の金髪少女に夢中になっているのではと。」
アリス「うん。」
陽子(なんか、1年の時もこんなことなかったっけ。)
陽子「心配しなくても、シノがアリスの金髪を見るときは特別な目で見てるよ。」
アリス「・・・。本当?」
陽子「本当だよ(多分)。」
アリス「じゃぁ、なんでシノは私に何も言ってくれないんだろう。」
陽子「まぁ、シノもこっちに来て色んな付き合いあるだろうしなぁ。」
アリス「それって金髪以外で?」
陽子「シノだって、いつも金髪ってわけじゃ・・・ないと。思う。」
アリス「ヨーコー!!」
カレン「やっぱり、甘兎庵にいってみますカ?」
陽子「まあそれが手っ取り早いよな。」
カレン「虎穴に入らずんばというヤツですね。相手は兎ですが。」
アリス「とにかく甘兎庵に行こう!!何かシノの事聞けるかもしれないし!」
陽子「そうだな。とりあえずアリス、フラスコは置いていこうか。」
千夜「いらっしゃいませー。あら、アリスちゃんにカレンちゃん。陽子ちゃんも。」
アリス「こんにちはチヤ。ねぇ、シノ来なかった?」
千夜「来たけど、ちょっと前にお店出ちゃったわね。どうかしたの?」
アリス「ううん、何でもない。あれ、今日シャロは?」
千夜「今日はシャロちゃんオフなの。コルクちゃんのお店でアンティークカップ探すって張り切ってたわー。」
千夜「あ、そういえば最近忍ちゃんよくうちに来てシャロちゃんとお話してるわね。」
陽子・カレン「え?」
ガチャッ(裏口の開く音)
千夜「あ、ちょうど帰ってきたみたい。」
シャロ「たっだいまー!!今日も大漁よー!!ってうわ!?」
アリス「ジーーー」
シャロ(え、何?すごい見られてる?私なんかした?)
千夜「シャロちゃんおかえりなさい。何処かで忍ちゃん見なかった?」
シャロ「忍?あぁ、コルクのお店で見かけたわ。どうかしたの?」
アリス「シャロ、最近シノとなんの話をしてるの?答えて。」
シャロ「(えぇ、、なんかアリスすごい怖いんだけど。)カップの話とかハーブティーの話よ。」
陽子「あぁ、前にティーパーティーしたもんな。」
シャロ「で、カップやハーブティーの売ってるお店の話をしたわ。」
陽子「じゃぁ、金髪目当てじゃなさそうだな。アリス、よかったじゃん。」
シャロ「この前もクレアと3人で話盛り上がったわね。」
陽子・カレン「・・・え?」
カレン「クレアはクレアでも青髪のほうのクレアでしたね。」
陽子「まぁ、シノはビーチバレーとか興味ないだろうしなぁ。」
アリス「どうだろう・・・。前にハナのよさこい見た時も・・・」
忍(回想)「YOSAKOI!!金髪!!フッフー!!」
アリス「って、すごいテンションだったもん。」
カレン「アー、想像できマス。」
陽子「まぁ、とりあえずは目撃情報のあったコルクの店に行こうか。」
アリス「ねぇカレン、前にカレンがシノにアニメの本を見せたことあったよね。」
カレン「ハイ、どうしました?」
アリス「あの時シノ、「青髪もいいかも」って言ってなかったっけ?」
カレン「エ!?アー、よく覚えてないデス。」
陽子(シノー!!早く見つかってくれー!!)
コルク「いらっしゃい。今日はどうしたの?」
陽子「コルク!シノ来てなかった!?」
コルク「さっきまでは来てたけど・・・。クレア、知らない?」
クレア「忍ちゃんですか?さっきお店の前で会いましたよ。」
クレア「あの・・・、アリスさん、私に何かついてます・・・?」
陽子「あぁごめんクレア、アリス今日はダークサイドなんだ。で、どこ行ったか知らない?」
クレア「はい、学園生活部のりーさんがやってる農園に行ったはずです。ヒバリちゃんと一緒に。」
陽子「ヒバリってあの青髪っぽい・・・?」
クレア「はい、そうですけど?」
烏丸先生「あらー、皆さんどうしたんですか?」
陽子「からすちゃん?なんでここにいるの?」
烏丸先生「先生、ここの農園で野菜を育ててるのー。学校で育てていることを若狭さんに話したら使っていいって言ってくれて。」
りーさん「私やヒバリちゃんだけじゃすべて使いきれないですし、ほかの方にも使っていただいた方が活気もありますから。
陽子「からすちゃんりーさん、シノ見なかった?」
烏丸先生「大宮さんなら、雲雀ケ丘さんと向こうの花壇にいますよー。」
りーさん「ヒバリちゃん、教えるの上手だからずっとシノを手伝ってるのよね。」
カレン「ヨーコ・・・。」
陽子「いよいよ腹をくくる時が来たか・・・。」
ヒバリ「・・・で、こっちはまだ収穫するには早いからもう少し待ちましょう」
シノ「はい!ありがとうございますヒバリちゃん。」
陽子「いた!シノー!!」
シノ「あれ?陽子ちゃんにカレン。・・・アリスも?」
アリス「シノ!!正直に答えて!!私どうしたらいいの!?」
シノ「・・・はい?」
シノ「・・・なるほど、ということは私が金髪ではなく青髪に浮気しているのではと。」
アリス・陽子・カレン「うん。」
ヒバリ(どういうこと・・・?)
シノ「私の金髪愛はそんなものじゃありません!!」
ヒバリ(どういうこと!?)
シノ「私にとって金髪少女を愛でることが最大の幸福なんです!!それを以上に愛でる髪なんて、私には考えられません!!」
シノ「そして私にとって、アリスの金髪が一番なんです!!」
アリス「シノ・・・///。じゃぁ、なんで最近私に内緒でいろいろなところに行ってたの?」
シノ「それは・・・。アリス、これを見てください。」
アリス「これって、ハーブ?」
シノ「はい、以前開いたティーパーティー以来、こっちで飲めるおいしいお茶を探してたんです。でもこっちだとなかなか手に入らなくて…。」
陽子「それでシャロやコルクに聞いてたのか」
シノ「クレアちゃんもこっちの世界の方ですし、植物にも詳しいのでお知恵をいただきました。ヒバリちゃんやりーさんもクレアちゃんが紹介してくれて。」
シノ「アリスに黙ってたのは、ティーパーティーを開いたときにサプライズで見せようと思ってたんです。それなのに心配をかけてしまったみたいで・・・。ごめんなさい。」
アリス「私の方こそごめん、早とちりしちゃって・・・。」
カレン「アリス、危うく髪の毛青色に染めようとしてマシタ。」
シノ「エェ!?そんなことされたら私、自分の罪の重さに耐えられなくなります!!」
陽子「まぁでも良かったよ何もなくて。で、ティーパーティーに使うハーブって集まったの?」
シノ「いえ、まだ全然です。場所もほんとはもっと欲しいですが・・・。」
ヒバリ「シノ、だったら・・・。」
アリス「シノー、ハーブの収穫一緒にしよー。」
シノ「はい、じゃあ一緒に庭に行きましょう。」
アリス「農園の方のハーブはどうなってるの?」
シノ「あっちはシャロちゃんが引き継いでくれました。こっちの世界でのハーブ栽培を考えていたみたいで。お手伝いには行ってますが。」
アリス「そっかー。じゃあ安心だね。」
シノ「アリス、元々これはアリスにサプライズで始めたものだって前に話しましたよね。」
アリス「うん。でもごめんね、早とちりでサプライズを台無しにしちゃって。」
シノ「でも結果的にもっと広い場所でできるようになりましたし、アリスと一緒に収穫できるようになりました。今はよかったと思ってます。」
アリス「シノ・・・。」
シノ「わたし、農園でヒバリちゃんに教わりながら収穫してる時も楽しかったです。でも今は、アリスと一緒に過ごせてる時間はもっと楽しいです。」
シノ「だからアリス、もっと同じ時間を、一緒の思い出をたくさん作りましょうね!!」
アリス「・・・うん!!」
おわり
余談 独り言です。
ということで人生初ssです。
2年前くらいに投稿したい!こんな話したい!と思ってましたが下書きしたのが今日の朝。何かを始めるのって一歩重いですが歩いてみるとずんずん行くもんですね。投稿前提に考えず下書きだけでもやっとけばもう少し軽かったかもです。
というか、カレンのカタカナは入れないとカレンぽくないけど配置悪いとエセ外国人感すごい。原先生はやっぱりすごい。
読んで頂いただけでもありがたいのに感想まで。
ほんとうにありがとうございます!
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