この作品は、とある勘違いからランプが食べられると勘違いしたきららが騒動を起こす話です
第24作目です。(SS文化を守るために結構頑張ってます)前作より今作の方がきららちゃんの誕生日にふさわしいと判断したので、今作を誕生日記念作品としています
内容的には疑似シリアス系です(書いている時も結構感情移入しました。去年はシリアスの中に大量のギャグを突っ込みましたが、今回はギャグはほぼないです。)
過去作はpixivにありますので、よろしければどうぞ(https://www.pixiv.net/users/2873290)
ある日Aチャンネル勢の拠点に、きららとランプと野クル部の3人がいた
千明:「よくぞ集まってくれた諸君」(ドヤ顔で腕組み)
きらら:「野クル部の方から来てくれましたよね。ランプに呼ばれたので」
ランプ:「千明様、きららさんも連れてきましたよ」
トオル:「野クル部の三人組は、今日は何しに来たの?」
ナギ:「私らに何か話があるって昨日私が聞いて、今日その話をするんだとさ」
なでしこ:「あきちゃん、説明お願い」
千明:「この度、野クル部は、新たな調理器具を手に入れたのだ。気になるよな〜」(ノリノリで焦らす)
あおい:「もったいぶってないで、早よ言いやー」
なでしこ:「あおいちゃん。野クル部として言わせてあげてね」
トオル:「なでしこ・・・そこは言わない方がいいよ」
るん:「楽しみだな〜♪」
千明:「この度、新しいステーキ用のグリルを導入した〜写真はこれだ」
ユー子:「えらい凄いもんやな〜えらい高かったんとちゃうん?」
なでしこ:「カンナさんに結構な値段請求されたよ〜」
ランプ:「流石千明様凄いですね〜」
トオル:「本題は何かな?」
千明:「よくぞ聞いてくれた!我々は君たちにしか出来ないお願いをしに来たのだ」(強烈なドヤ顔)
あおい:「部長、はよ言いやー」
ナギ:「アンタら漫才でもしに来たの?」
ユー子:「この前振りおもろいわ〜ww」
千明:「我々野クル部は、肉評論家である。るんに是非とも我々の最新グリルで焼いたステーキを評価してもらいたいのだ。もちろん元々うちらが持っている焼肉用のコンロもあるから、それもやる予定だぞ〜」
るん:「私が審査員ってことだね♪焼肉も出来るなら一石二鳥だね〜」
トオル:「という事は私たちも一緒に?」
なでしこ:「もちろん、トオルちゃん達も皆大歓迎だよ♪」
千明:「明日の19時ぐらいに野クル部のベースキャンプに来てくれよな」
ランプ:「私命をかけて必ず参ります!」
きらら:「ランプ大袈裟だよ〜」
そしてその日、いつも通りにランプが神殿にこっそり帰った
ランプ:「今日もバレなかったですね♪明日楽しみですね」(ウキウキ)
アルシーヴ:「今日は何をしていたのかな?ランプよ」(絶妙な笑顔で迫る)
ランプ:「げっ!」(アルシーヴに驚く)
アルシーヴ:「全く貴様は、毎日毎日脱走を繰り返しおって・・・」
ランプ:「これも修行の一環でして・・・」(いつもの言い訳)
アルシーヴ:「今回の補習は、いつもの何倍の量を課す、特別部屋でマッチを見張りに立たせる。もちろん終わるまで里へ行くのは禁止だ!」(カリスマ全快で、ブチ切れ)
ランプ:「どうかご慈悲を〜」(涙目)
アルシーヴの命令により、マッチの監視下でみっちり修行させられる羽目となった・・・いつもなら笑い話で終わるのに、これが厄介な事件の引き金になろうとは、二人は知る由もない
翌日
きららは、テンションが上がりすぎて時間まで少し我慢できないのか、準備している様子を見に野クル部へ行く
きらら:「今夜は楽しみだな〜♪」
きらら:「皆さん、準備してますね。ちょっと聞いてみましょう」
きららは、陰から覗いて聞いてみた(野クル部はきららに気づいていない)
なでしこ:「ステーキ用の肉、どういったのがいいかな〜」
千明:「ステーキ用の肉といえば、サーロインかヒレか、リブロースもいいな〜」
なでしこ:「高そうなお肉が焼ける音を想像したら涎が〜♪(グゥー)」
リン:「なでしこ、まだ始まってない内から腹の音ヤバイぞ」
恵那:「なでしこちゃん、夜まで我慢できるかな〜♪」
きらら:「なでしこさん、相変わらずですね♪」(遠くで見ていながら微笑む)
あおいから、きららにとって思いがけない一言が出る
あおい:「ステーキ言うたら、ランプもええなあ」
きらら:「え?今、ランプって言ったよね」(驚く)
千明:「ランプか、結構柔らかいんだよな〜」
なでしこ:「結構淡泊だけど、美味しいんだよね」
きらら:「確かに、ランプって柔らかいけど、まさか野クル部の皆さんって今までランプが美味しそうだと思っていたの」(若干恐怖心を感じた)
千明:「そうとなれば材料を手に入れるために里へ繰り出さないとな」
恵那:「ミーティング終わったら行こうか♪」
リン:「仕込み時間も兼ねて早く仕入れに行かないと。それに準備も必要だしな」
あおい:「今日はお祭りやで〜」
なでしこ:「腕がなるよ〜」
きらら:「ランプが危ない!」(走って行く)
きららはランプを探しに行く
リン:「ん?誰か走って行かなかったか?」
なでしこ:「多分クロモンだよ〜♪」
恵那:「食いしん坊なクロモンが私たちの話を聞いていたんだろうね〜」
野クル部は、クロモンだと吞気に感じていたが・・・まさかとんでもない事態に発展しようとは知る由もない
きららは召喚の館へ行き
きらら:「ランプはどこ?」
クレア:「ランプですか?今日は見かけませんでしたね。何かあったんですか?」
きらら:「ランプが食べられちゃう!」(真剣な表情)
クレア:「え?意味が分からないんですけど・・・どういう意味ですか?」(バカバカしい話で驚く)
きらら:「野クル部の皆さんに料理されて、皆に食べられちゃうんだよ」(凄く慌てた表情)
クレア:「全く・・・きららさん熱でもあるんですよ」(冗談と受けている)
きらら:「私の話を信じないクレアなんてもう知らない!」(怒った)
きららは怒って出て行った
クレア:「どうしたんでしょうか?あんなに怒っているきららさん珍しいですね・・・」(呆然とする)
クレア:「でも・・・なぜよりにもよってランプなんでしょう?お肉なら他にも色々あるのですよね?」(疑問を抱く)
コルクの店へ行く
コルク:「いらっしゃい、きらら」
きらら:「ランプ来てなかった?」
コルク:「今日は来ていない。どうしたの?(何だろう?凄く焦っている)」
きらら:「ランプが食べられちゃうの!」
コルク:「え?意味不明、どういう風に?」(アホすぎる内容に、一瞬驚く)
きらら:「野クル部の皆さんに料理されちゃうんだよ!」
コルク:「きらら・・・それ私をからかっているの?野クル部がそんな真似する人間だと思う?」(呆れている)
きらら:「確かに、ランプがいいって言ってたもん」
コルク:「それ何かの勘違いだと思う。一回頭冷やしたら?」
きらら:「後で本当だったとしても吠え面かかないでよ!コルクのバカ」(捨て台詞吐き捨てて走り去る)
怒って出て行ったきららを見てコルクは呆然とした
コルク:「きららが私に向かってバカって・・・でも冗談言うキャラじゃないから・・・まさか」(少しムッとしたが、冷静に考えている)
その後野クル部がやってきて(時系列的に、結構後)
なでしこ:「コルクちゃん、来たよ〜♪」
コルク:「ご所望は?(ヤバイ・・・渦中の人間が来た)」(若干冷や汗)
千明:「ステーキや焼き肉用に調味料が必要だから、見せてくれないか?」
コルク:「あっ・・・うん分かった(え?まさかと思ってちょっと動揺しちゃった・・・)」(表情がビビった)
交渉成立し、コルクは質問をする
コルク:「今日は何か祝い事でもするの?」
なでしこ:「今日は野クル部でトオルちゃん達ときららちゃん達を誘って、ステーキを振る舞うんだよ♪」
コルク:「だから調味料とか必要という事(あれ?きららも誘われているの?)」
千明:「何せお肉評論家のるんが来るんでねー。気合入れないとな」
コルク:「(まさかと思うけど、一応聞いてみよう)一つ聞いていい?」
なでしこ:「何かな?」
コルク:「ステーキに使う肉の正体って気にする?」
なでしこ:「う〜ん、美味しければあまり気にならないかな〜」
コルク:「そう(少しどっちとも取れない答え・・・)」
千明:「もしよかったらコルクも来ないか?」
なでしこ:「クレアちゃんやポルカちゃんも来てくれたら嬉しいな〜♪」
コルク:「行けたら行く」
野クル部が帰った後
コルク:「買っていった調味料は、ランプを調理するために使うのか?」
コルク:「いや・・・絶対にありえない。もし本当に人間のランプを調理して、それをきららに食べさせるなんてやったら、野クル部はサイコパス極めている・・・」
コルク:「でも・・・きららもそこまでバカじゃないから、多分誤解しないと思う。知り合いを料理するなんてきららに何か恨みでもない限り・・・」
コルクは長い間考えていた。大した事なく終わるか、大事件かもしれないと焦るべきかで
コルクの店を後にしたきららは、ポルカの店へ行き
ポルカ:「よお、きらら、すげえ汗だな、ランニングでもしていたのか」
きらら:「ランプ見かけなかった?」
ポルカ:「今日は見ていないな。というかあまり俺の所来ないけどな」
きらら:「ランプが危ないの!」
ポルカ:「ん?どういう意味だ?」(一瞬ガチになる)
きらら:「ランプが食べられちゃうの!」
ポルカ:「は?アイツ魔物に喧嘩売ったのか?」(あまりにもぶっ飛んだ内容で驚く)
きらら:「違うの、野クル部の皆さんに料理されて」
ポルカ:「おいおいwwそんなのありえねえって、前にライネさんが太った事を言いふらした事がバレてライネさんにお仕置きされた時に、俺が料理されそうになったけどな。あいつらはそんなヤバイ趣味ねえって」
きらら:「もういいよ!信じてくれないなら!」
ポルカ:「うん・・・じゃあな(それを信じるのはマジで無理だ・・・)」
ライネのいる訓練所へ行く
ライネ:「あらあら、きららちゃんどうしたの?」
きらら:「ランプが危ないんです!」
ライネ:「ランプちゃんが危ないの?どうして?」
きらら:「ランプが食べられちゃうんです!」
ライネ:「どういう意味なのかしら?魔物に狙われているの?」(首を傾げる)
きらら:「野クル部の皆さんに、料理されてしまうんです」
ライネ:「野クル部の子達が?そんな事ありえないわよ〜♪」(冗談だと思って笑っている)
きらら:「噓じゃないです!ランプを美味しそうだって言ったんです」(真剣な表情)
ライネ:「そういえば、ちょっと前にポルカちゃんへのお仕置きに、ポルカちゃんを拘束して目の前で豚ちゃんを丸ごと料理したことあるのよ」
きらら:「えっ・・・」(一瞬身の毛がよだつ)
ライネ:「でも結構そういう事はハードだから、野クル部の子達には厳しいわよ」
きらら:「野クル部の皆さんはサバイバルに長けていますから、あり得なくないですよね」
ライネ:「きららちゃんの話がもし本当だったら、私が一か月全裸で過ごしてあげてもいいわよ」(やっぱり冗談だと思っている)
きらら:「その言葉忘れないでくださいね!」(指を指しながら走り去る)
捨て台詞吐き捨てた後、走って行った
ライネ:「きららちゃんの話は冗談だと思っているけど、もし本当だったら、どうやって全裸生活しようか悩むわね〜」(公式設定でライネは露出癖あり)
カンナの店へも行く
きらら:「ランプ来てませんでしたか?」(かなり息が上がっている)
カンナ:「どうした、そんな慌てて、ランプは今日は来ていないぞ」
きらら:「ランプが危ないんです」
カンナ:「ランプが?どういう事だ?」
きらら:「ランプが食べられちゃうんです。野クル部の皆さんに料理されて」
カンナ:「おいおい、何の冗談だ?そんな真似するために、あたしにアレ造らせたのか?」
きらら:「そうだと思いますよ!信じてくださいよ」
カンナ:「そんなのありえないって、もし本当だったら、一か月、いや一生酒止めてやるよ!」(思い切って啖呵を切った)
きらら:「もし本当だったら後悔しないでくださいね!」
きららが出た後
カンナ:「あり得ない話だから、あんな事言ってやったけど、本当だったら・・・野クル部がそんな真似しねえよな」(ガチだったらどうしようという不安が残った)
それからあちこち訪ねて(もし気が向いたら、pixiv版に追加可能性)
ネズミ荘(ある方のために付けておきました)
きらら:「ランプ来ていませんでした?」
仁菜:「きららちゃん、どうしたの?」
きらら:「ランプが危ないんです」
衣乃:「ランプちゃんがどうしたんです?」
きらら:「ランプが食べられちゃうんです!」
衣乃:「食べられるって、ランプちゃんを食べちゃいたいくらい愛してる人がいるんですか?」
ロコ:「それは仁菜とお前だけだ。それ比喩表現だしな」(ツッコミ)
仁菜:「好きだけど、ロコちゃんを食べたりしないよー」
はゆ:「よく分かんないけど・・・誰に食べられちゃうの?」
きらら:「野クル部の皆さんに料理されて、皆に食べられるんです!」
はゆ:「きららちゃんの冗談・・・キツイね〜」
衣乃:「野クル部の皆さんから総受けなんですか!」(別の方向に勘違いした)
ロコ:「そんなバカな話有り得ないって(衣乃が暴走しているな・・・)」
きらら:「もういいですよ!」
きららが帰った後
仁菜:「きららちゃん、凄く焦っていたよね・・・」
衣乃:「愛している意味で、一番ランプちゃんを食べたいなんて考えていそうなのは、きららちゃんだと思いますね♪」
はゆ:「あのさ衣乃っち、それって比喩表現だよね?」
ロコ:「マジで、今日は何なんだ?(頭がおかしい話多すぎだろ)」
台所から不気味な音がする
へも:「(衣乃先輩言っていましたよね〜。先輩達を食べちゃいたいくらい好きだって)」(ヤンデレ)
はゆ:「なんか寒気がするね〜包丁を研ぐ音も・・・」(視線を感じる)
ロコ:「へも・・・なんで包丁なんて研いでいるんだ?」
へも:「料理の練習ですよ。衣乃先輩に自分の手料理を振る舞いたいので〜」
衣乃:「へもちゃん、期待してますね」
ロコ:「(何だろ・・・へもがはゆに凄く強烈な目線を向けているのは気のせいか?)」
Aチャンネル勢
きらら:「ランプ来ていませんでした?」
ナギ:「いや・・・来てないけど、凄い汗びっしょりだけど?」
るん:「きららちゃんどうしたの?まだ時間はあるよ〜」
きらら:「ランプが食べられちゃうんです」
トオル:「え?誰に」(一瞬本当かもしれないと思った表情)
きらら:「野クル部の皆さんに料理されて」
ユー子:「いやいや、そんなアホな話ないってwwほんまやったらホラーやで」
るん:「きららちゃんの怪談面白いー♪」
ナギ:「人を食う人間なんて本当にいるわけないってww野クル部の連中がそんな真似するのか?」
きらら:「ランプが美味しそうだと言ってたんです」
トオル:「それ何かと聞き間違えたんだと思うけど(きららが嘘をつくとは、思えないし・・・)」
きらら:「ウソじゃないです!」
ユー子:「分かった分かった。とりあえず飴ちゃんあげるから、これで落ち着くで〜」
きらら:「もういいですよ!誰も信じてくれないんですから!」(怒って出た)
きららが出た後
トオル:「どう思う?」
ユー子:「きららちゃんの目は本気やで・・・どう考えてもうちらをからかっている感じはないな〜」
るん:「今から、ホルモン以外の焼肉の部位の暗唱するね♪」
ナギ:「るんは相変わらずだな」
るん:「カルビ、イチボ、リブロース、バラ(延々と暗唱して)え〜と・・・ランプ」
ナギ:「ん?今なんて言った?」
るん:「えっと・・・確か、ランプって」
ユー子:「せや、ランプはランプでも肉の部位やな」
トオル:「やっぱり、きららは間違いなく勘違いしているに違いないよ」
ナギ:「パーティーの時に誤解は解けるだろ。ランプは絶対に来るしな」
そしてきららは疲れたのか自分の家に戻り
きらら:「こんなに探してもいない・・・まさかもう捕まっちゃったの」
きらら:「ううん、ランプは時間になったら迎えに来るはず。だって勝手に一人で行かないもん」
きらら:「走り回っていたら、なんだか眠くなってきた・・・時間あるし寝た方がいいかな」(ベッドで寝転がり、昼寝)
しばらく寝ていて・・・日が沈む頃に目覚めた
きらら:「ふあ〜よく寝た・・・」
時計を見ると
きらら:「あっ、もう時間だ、行かないと」
きらら:「迎えに来ないってことは、ランプ・・・もう行っちゃったのかな?」
野クル部のベースキャンプへ向かう
きらら:「ランプ、無事でいて」
野クル部のベースキャンプに到着
千明:「お〜きらら来たな」
きらら:「ランプはまだですか?」
恵那:「ランプちゃん、もう来ていたかな〜?」
リン:「時間が早すぎてどこかで遊んでいるんじゃないか?」
なでしこ:「ランプちゃん、昨日は凄くテンション高かったよね〜」
きらら:「(本当にもう料理されちゃって、嘘ついている可能性も)」
あおい:「そろそろトオルちゃん達も来る頃やろな〜」
トオル達もやってきて
トオル:「来たよ」
千明:「お〜待っていたゾ」
るん:「今日は、じゃんじゃん食べるからね〜♪」
なでしこ:「任せてね〜♪」
あおい:「肉は大量やから遠慮せんでええで〜」
きらら:「トオルさん、途中でランプ見かけませんでしたか?」
トオル:「えっ、一緒じゃないの?」(ちょっと驚く)
ユー子:「まだ来てへんの?」(まさかと思う)
ナギ:「命をかけて来るって言ったのに・・・何かあったのか?(まさか・・・)」(野クル部を見つめて)
るん:「きっとお腹を空かせるためにランニングしてるんじゃないかな〜」
ナギ:「そうだといいけど(だからって時間忘れるか?)」
きらら:「ランプ・・・どこ行っちゃったの」
そして焼肉しながら、時間が経ち、ステーキが焼き上がり
なでしこ:「は〜い。ランプステーキですよ♪」
るん:「わあ♪美味しそうだね〜」
そのセリフを聞いた瞬間、きららは泣き叫ぶ
きらら:「うわーん!ランプ!」(胸がつぶれそうな声で泣き叫ぶ)
リン:「え?どういう事?」(何事かと思いドン引き)
ナギ:「(え?まさか本当にやりやがったのか!よく考えたら今ランプいないし)」
きらら:「ランプが・・・こんな姿に」(ステーキを見つめてガチ泣き)
恵那:「きららちゃん、それジョークだよね?エイプリルフールはもう過ぎてるよ」
ユー子:「(野クル部の子らがジョークであって欲しいわ・・・エイプリルフールでもシャレにならん)」
あおい:「きららちゃん、聞いてな。ランプていうのは、牛の肉の部位のランプやで、尻の肉やで」(いつものノリで言う)
ナギ:「(あっ・・・だよね。だと思ってたし)」(安心した)
ユー子:「(ほんまやったら心臓に悪いわ・・・あ〜よかった)」(勘違いと分かり安堵する)
きらら:「ランプをどこにやったの!ランプを返してよ!」(野クル部に当たり散らす)
あおい:「だから・・・ランプちゃんやのうて、これは牛の肉のランプや」(必死に説明)
きらら:「ウソだ!そんなわけない!野クル部の皆さんが料理して」(我を忘れている)
なでしこ:「きららちゃん!私たちはそんなことしないよ。だってランプちゃんは友達だよ!」(必死に弁解する)
トオル:「(きらら・・・完全に我を忘れている。これじゃ何言っても・・・)」
きらら:「ランプ・・・こんなお別れなんて・・・嫌だー!」
きららは泣き叫んで走って行った・・・そしてテントに立てこもった
あおい:「あっ・・・アレうちらのテントや」
恵那:「あちゃ〜このままじゃ外で寝る羽目になっちゃうね」
リン:「おい!斉藤はもう少し危機感持て」
そしてリンは一言
リン:「どうしてこうなった?」
なでしこ:「なんできららちゃん、このステーキを見てあんな誤解しちゃったんだろ・・・」
恵那:「きららちゃんからのドッキリって感じじゃないよね。あの叫びから考えて本気だったよね」
千明:「イヌ子、お前か?折角のパーティーをぶち壊しやがって」
あおい:「今回は、うちやないで、誰がこんなシャレにならんホラ吹くか!」(千明にキレた)
なでしこ:「ねえトオルちゃん達、心当たりないかな?」
ナギ:「そういえば、昼間きららが来て『ランプが食べられちゃう』とか言っていたような」
ユー子:「せや!誰にやと聞いたら『野クル部の皆さんに料理されて』と言ってたで」
千明:「おいちょっと待て!なぜ我々がそんな恐ろしい事をするなんて事になったんだ!」
あおい:「そないなおっかない趣味ないで・・・今までもこれからもな」
トオル:「ねえ?きららが野クル部に来た心当たりはない?」
るん:「前日にランプステーキなんてやる話はしていないから・・・きららちゃんがどこかで聞いた可能性が高いのは野クル部だと思うよ」
リン:「そういえば、買い出し前のミーティングでクロモンかなという気配があったような」
なでしこ:「あおいちゃんが、『ステーキ言うたら、ランプもええなあ』と言っていたし、ひょっとしたらそれを聞いちゃったのかも・・・」
恵那:「あの気配は、実はきららちゃんだったんだね」
トオル:「なるほど、辻褄は合うね」
そんなやり取りをしていたら、ランプがやってきて
ランプ:「すいません。遅くなりましたー!」(走って来る)
マッチ:「全く、アルシーヴは僕を監視役に使わせるなんて・・・まあご馳走にありつけるならいいけど」
トオル:「あれ?ランプなんで遅くなったの?」
ランプ:「昨日脱走したことがアルシーヴ先生にバレて、アルシーヴ先生に昨日から監禁状態で修行マシマシに課されたので」
マッチ:「さっきまで、ノルマをクリアするために、必死だったよ」
凄い重い空気が漂った状況の中、ランプが一言
ランプ:「皆さま、せっかくの食事会なのに、どうしたんですか?」
マッチ:「こんなに美味しそうなステーキが目の前にあるのに、冷えた感じが漂うね」
ナギ:「(うわあ・・・こんな事になったのは、ランプが来るタイミングが悪かったなんて言いづらいわ)」
ランプ:「そういえば、きららさんはまだ来てないんですか?」
なでしこ:「きららちゃんはもう来てるよ・・・でもね・・・」(少し目を逸らす)
ランプ:「え?きららさんに何かあったんですか?」
あおい:「あのな・・・ランプちゃん、よう聞いてな」
千明から、さっきまで起こった信じられないような話をランプとマッチに伝える
千明:「きららはな・・・お前がうちらに料理にされたと勘違いしてるんだ」
ランプ:「え!きららさん、私が料理されちゃったと勘違いしてるんですか!」(驚きを隠せない)
マッチ:「そんなバカな話があるのかい?」(ドッキリを疑う)
ナギ:「信じられない話だけど、これはマジだ」
ランプ:「私生きてますよ。料理された覚えもないですし」
マッチ:「恨まれる理由もないしね。僕にはあっても」
るん:「このステーキに使われたお肉が、ランプという肉の部位で、それをランプちゃんだと思ったんだよ」
なでしこ:「そのステーキがランプステーキだと知ったら、胸がつぶれそうな声で泣き叫んでいたよ・・・」
ランプ:「そこまで!確かにきららさんって知識に疎いですけど、ちゃんと言ったんですよね?」(さり気にディスる)
マッチ:「どう見てもこれ、勘違いするような大きさじゃないよね・・・ランプからこんな肉は取れないよ」(一応ツッコミ)
あおい:「ちゃんと言うてんで・・・ランプはランプでも肉の部位の事やでと」
トオル:「でも耳を貸そうともしなかった。『ランプをどこにやったの!ランプを返してよ!』と野クル部の面々に当たり散らしていたし、なでしこが友達を料理なんてする真似はしないと弁解したけど・・・」
ランプ:「それで、きららさんは、今どこに!」
千明:「泣き叫んで走って、うちらのテントに立てこもった・・・」
ランプ:「きららさん・・・どうして」(涙目)
マッチ:「クレアも呆れるくらい理解力ないけど・・・まさかこういう事になるとはね」
なでしこ:「ランプちゃん、なんとかきららちゃんに説明して貰えないかな?」
るん:「ランプちゃんが頼りなんだよ」
ランプ:「もちろんです!」
マッチ:「うん、僕も一緒に行くよ」
野クル部のテントへ行く。きららのすすり泣く声が聞こえる
きらら:「ランプ・・・ランプ・・・もう会えないの・・・」(ランプはこの世にいないと思って、泣き続けている)
千明:「お〜い!きらら連れてきたぞ」
ランプ:「きららさん、遅くなりました。私です。ランプです。開けてください」(いつも通りに振る舞う)
マッチ:「遅くなって悪かったね。きらら」
これで誤解は解ける・・・と思いきや
きらら:「私を慰めるために、誰かが声真似して、ランプがいると思わせているんですよね」(人を信じられない)
ランプ:「え?(まさかのそういう展開ですか・・・)」
マッチ:「(ランプと同じ声のクリエメイトはまだいないはずだよね?)」
なでしこ:「本当にランプちゃんだって、信じてよきららちゃん」
ランプ:「そうですよ。だから出てきてください。そして私を抱きしめて下さいー」(手を広げて)
きらら:「もうほっといてよ!私をまた騙そうとしているんでしょ!野クル部の皆さんは!そんな子供だましで騙せるとでも!」(現実を受け入れられない感情で不貞腐れている)
千明:「クソ・・・イヌ子の所為で、信じてもらえないじゃないか」
ランプ:「(きららさん・・・私の姿を見てくれないのですか・・・)」
ランプ達はまた戻る
ランプ:「きららさん、聞いてくれませんね」
ユー子:「ほんまに料理されてしもうたと思てるんやろね・・・」
ナギ:「本人ここにいるのに、直接見ようとしないもんな」
リン:「もし人形とかの偽者だったらと思って、知るのを恐れているかもしれないな」
恵那:「ここはエトワリアだから、魔法とかで色々出来ちゃうから常識が通じないよね〜」
あおい:「きららちゃんって結構、不思議な子やな・・・今まで騙してゴメンやで・・・」
千明:「本当・・・反省しろよなイヌ子。お前のせいで更にこじれているからな」
トオル:「というか・・・野クル部の信用って低いの?」
るん:「きららちゃんって野クル部に結構騙された事多いんだねww」
なでしこ:「え?里のみんなから信用ないのー!」
ランプ:「こんな時に救世主がいれば、例えば神とか降臨して、あっという間に解決するとか」
マッチ:「そんな魔法のような奇跡は・・・ソラ様でもない限りね・・・」
そんな中少し離れた場所でソラがアルシーヴと共に転移魔法でやってきた
ソラ:「到着〜♪」(テンションが物凄く高い)
アルシーヴ:「ソラ様、ランプのパーティーに行きたいとは・・・同行する私の身も考えてください・・・」
ソラ:「アルシーヴは付いてこなくても、私一人でもいいのに〜」
アルシーヴ:「ソラ様に万が一の事があってはならないので、念の為です(本音はそのまま帰ってこない可能性が高いので、連れ帰るためです)」
ソラ:「早くしないとステーキがなくなっちゃう♪」
野クル部のパーティー会場へ行くが、重い空気漂う中。ソラが一言
ソラ:「あら?せっかくのパーティーなのに、しんみりしてどうしたのかしら〜」
アルシーヴ:「何かあったのか?」
ランプ:「ソラ様、アルシーヴ先生、いい所に」
あおい:「ほんまに女神が降臨したで〜」
事情を聴く
アルシーヴ:「何!きららが、ランプがステーキに調理されたと勘違いして立てこもっているのか!」
ソラ:「でも、ランプはここにいるわよ。どういう意味かしら?」(首を傾げる)
るん:「えっとね、このステーキに使われる牛の肉の部位が、ランプと言いまして〜。それをランプちゃんと勘違いしちゃったんです」
ソラ:「なるほど、ランプ違いって訳ね」
アルシーヴ:「うむ・・・勘違いとは言え、そんなに泣き叫ぶくらい悲痛を覚えるとは、きららにとってランプはそんなに大事な存在だったのだな」
あおい:「考え方変えたら笑い話に聴こえるのにな〜ステーキ見て泣き叫ぶ子なんて初めて見たで」
なでしこ:「ソラ様、アルシーヴさん、何とかきららちゃんにランプちゃんは生きているよと伝えて貰えませんか」
リン:「ランプが直接話しかけても、誰かが声真似してると思っていて、信じてくれないんです」
アルシーヴ:「うむ・・・考えてみれば私が昨日のランプの脱走を咎めたのも原因だとも言える」
マッチ:「脱走したことは悪い事だけどね。アルシーヴもそこまで責めなくてもいいよ」
ランプ:「私がきららさんより先に来ていればこうならなかったですもんね」
アルシーヴ:「ランプ、あまり調子に乗らないように!だが傷心したきららを放ってはおけんな」
ランプ:「何かいいアイデアはないでしょうか」
アルシーヴ:「うむ・・・私でも難しいな」
マッチ:「アルシーヴの力じゃ難しいか・・・」
そしてソラが閃いた
ソラ:「あっ!私いい方法思いついちゃった♪」
アルシーヴ:「ソラ様、何か妙案でも」
ソラ:「きららちゃんにとっては、この勘違いは本当の事だと思っているのよ」
ランプ:「きららさんって、一回信じると疑わない人ですから」
ソラ:「きららちゃんにとって、この誤解が嘘であってほしいと思っているなら、誤解を解こうという強引な考え方じゃダメよ」
ランプ:「それはどういった作戦ですか?」
ソラ:「作戦はこうよ♪」
ソラが作戦を紙に書き、立案する
アルシーヴ:「なるほどこれなら上手く行くかもしれませんね」
ランプ:「きららさんの純粋な心を逆手に取る作戦ですね」
マッチ:「ランプってきららの事を無意識にディスっているねww」
ソラ:「私の力も加われば、その後の事も安心よ♪」
あおい:「誤解には嘘で対抗して、更に女神パワーで解決するんか」
恵那:「押してダメなら引いてみろ作戦だね」
ソラ:「じゃあ皆作戦通りに協力してね。みんなの力がとっても重要だからね」
全員:「おー」
野クル部のテントへソラが行く(一部のメンバーも離れて様子を見る)
ソラ:「きららちゃん、入っていいかしら?」
きらら:「ソラ様・・・なんでここに?」
ソラ:「きららちゃんが悲しんでいるのを感じてここに来たのよ」
きらら:「誰から聞いたんですか?」
ソラ:「私は女神だから何でもお見通しよ〜♪」
ソラが問いかける
ソラ:「ねえ、きららちゃん?貴方は今自分がどのような状況か分かってる〜?」
きらら:「えっと、ランプが野クル部の皆さんにステーキにされちゃったんです・・・もうランプに会えないのが胸が痛く辛くて」(心を痛めた表情)
ソラ:「へえそうなの〜、きららちゃんは、ランプにまた会いたい?」
きらら:「もし叶うなら、でもランプはもう帰ってこないんですよね。そんなことありえないよ・・・」
ソラが女神級のカリスマで一言
ソラ:「フフフ♪きららちゃん、実は今貴方はずっと夢の中にいるのよ。私はランプや皆から頼まれてきららちゃんの夢の中に入ってきたの〜♪」
きらら:「これは夢?そういえば疲れて昼寝をしていたような、それなら早く覚めて欲しい!」
ソラ:「なら私の魔法で悪夢から脱出しましょうね♪」
ソラは魔法を使い
ソラ:「さあ目を瞑って、そして目が覚めたらこの悪夢とおさらばできるわよ」
きらら:「なんだか、凄く優しい心に包まれた気分です・・・(目を閉じて)zzz」
きららを眠らせて
ソラ:「じゃあお願いね」
アルシーヴ:「はい(きらら・・・涙で顔が赤くなっているな・・・相当胸を痛めたのだろうな)」(きららをお姫様抱っこで運ぶ)
ソラ:「ランプもこんなにいい子が一緒だなんて幸せね」
少し経ってきららは、テーブルに座って居眠りした状態で目を覚ます(ソラ様の魔法で上手く眠らせて起きる時間を計算している。若干記憶改竄している)
きらら:「ん?ここは?」
千明:「お〜い!きららいつまで寝てるんだ〜」
るん:「もうパーティー始まってるよ〜」
きらら:「私あれからずっと寝ていました?そういえばランプはどこに?」
ソラ:「フフフ♪やっと悪夢から目覚めたのね、ランプならそこにいるわよ♪」
きららの目には、いつものランプが映っていた
ランプ:「きららさ〜ん、やっと目が覚めましたか。長い御昼寝でしたね」
マッチ:「きららをここまで運ぶの大変だったよ」
きらら:「ランプ・・・本当にランプなの?確か料理されちゃったはず」(現実かどうか迷う)
ランプ:「何言っているんですか〜私はこの通りですよ。呼びかけても、目覚めなくて心配でしたよ〜」
アルシーヴ:「きららもとんだ悪夢を見たものだな。フッ」(カリスマある顔)
きららは、ランプに抱き着いて涙を流す
きらら:「間違いないこの柔らかい感触、ランプ!もう会えないと思っていたよー!」(泣きながらかつてないくらいの感情を露わにする)
ランプ:「きららさん、私はずっと離れませんよ。ずっと一緒ですよ♪」
ソラ:「きららちゃんは、本当にランプの事が大事な存在なのね♪」
アルシーヴ:「ランプも幸せ者だな。お前をこんなに思っていてくれる人間と一緒に居られる事が」
離れて見ていた野クル部とAチャンネル勢
ナギ:「ソラ様すげえな。まさかの夢オチという事にさせるとは」
あおい:「噓も方便やと言うけどな〜女神級の嘘はよう効くな〜」
恵那:「ランプステーキを全部食べていたなでしこちゃんとるんちゃんもナイスだったね♪」
リン:「あれを見たらまた思い出すからな」
るん:「とても美味しかったよ〜。100点満点♪」
なでしこ:「それはよかった♪」
ユー子:「感動でハンカチがビショビショやで〜」(感動している)
るん:「アカデミー賞取れそうな、感動的な話だよね〜」
ナギ:「う〜ん、よくよく考えたら、実際何事も起こっていないもんな。きららが勝手に騒いだだけ」
間もなくしてコルク達がやってきて
コルク:「きらら、ランプは心配ない(きららとランプを見て)・・・ん?どういう状況?」
クレア:「あれ?コルクちゃん、何事もないよ。むしろきららさん何故ランプに抱き着いているの?」
なでしこ:「コルクちゃん達来てくれたんだね♪あれ皆どうして不思議な顔しているの?」
コルク:「きららから、『ランプが食べられちゃう』と聞いて、もしかしてと思って、きららの勘違いを解くためにここに来た」
なでしこ:「あっ、その話なんだけど、聞いて」
事情をこっそり聴く(もちろんきららに聴こえないようにと釘を刺す)
コルク:「それは野クル部も災難だった。有り得ないと思っていたけど、内心疑ってすまない」
なでしこ:「えっ?あの時疑ってたの〜」
クレア:「そんな事があったんですね、でももう心配ないようですね♪」
ポルカ:「流石は女神様だな。しっかしきららが勘違いであんなに泣き叫ぶって凄いな」
なでしこ:「ランプちゃんが食べられちゃう話は、きららちゃんは夢だと思っているから、きららちゃんに合わせてあげてね」
きららとランプの方にコルク達が来て
ポルカ:「おう、きらら、悪夢に長いこと苛まれていたんだってな。なでしこから聞いたぜ」
きらら:「あれ?コルク達も来たの」
コルク:「私が誘った。野クル部が私の店に寄っていたからパーティーの話を聞いて」
クレア:「きららさん、今日は走り回って疲れて御昼寝しちゃって、さっきまでずっと寝ていたんですね。起きたらパーティー会場だなんて凄い話ですね」
きらら:「本当だよ〜、起きたらもう始まっている最中だったんだよ」
ランプ:「さあさあ、きららさん、楽しみましょう」
きらら:「うん♪」
ソラ:「さあ私女神ソラの降臨により、パーティーは更に盛り上がるわよ〜」
きらら達を眺めている野クル部とAチャンネル勢
あおい:「あ〜主旨変わってもうたな〜完全にソラ様のペースやでー」
千明:「元々、うちらのグリルの性能を確かめるためだったはずがなww」
リン:「まあでもソラ様のおかげで、野クル部に対する誤解も晴れたから、今回はソラ様を立てるべきだな」
恵那:「ソラ様いなかったら、今頃私たち里から追放されてたよね〜」
ユー子:「まあ結果オーライやな、見てみ二人があんなに仲良くしている姿を見て感動したで〜」
トオル:「二人の絆を再確認出来たから、結果的にパーティーは成功だと思う」
るん:「ねえねえ、皆早くしないと、お肉なくなっちゃうよ。私となでしこちゃんで食べ尽くしちゃうかも〜♪」
なでしこ:「その心配はないよ〜♪まだまだ沢山あるから」
カンナとライネもやってくる
カンナ:「おう、アルシーヴも来たのか?」
ライネ:「あら?女神様の付き人で来たのかしら?」
アルシーヴ:「カンナ、ライネも一緒に来たのか?」
カンナ:「野クル部の連中から連絡貰って、今仕事終わったから来た」
ライネ:「あらあら♪きららちゃんとランプちゃん、いつもより引っ付いているわね♪」
ソラ:「今日のランプはきららちゃんと一緒の方がいいのよ♪」
カンナ:「そういえば今日、きららが来て変な事を言っていたが?」
ライネ:「きららちゃん、凄く慌てていたわね」
アルシーヴ:「その件についてだが」
アルシーヴが事情を話す
カンナ:「やっぱりそうか。野クル部があたしの作った奴でそんな真似する訳ないと思っていたし(あ〜よかった。酒止めずに済んだ)」
ライネ:「ポルカちゃんへのお仕置きの話をしたのが誤解を助長したかも・・・」
アルシーヴ:「え?(相変わらずライネは何をしているんだ?)」(ドン引き)
なでしこ:「カンナさん、最新グリルのおかげでこのパーティー盛り上がってますよ〜」
千明:「本当に、あざ〜す」
カンナ:「あたしの仕事に不備の二文字はない、フン」
ライネ:「それよりも〜私の所からお酒いっぱい持ってきたから」
カンナ:「じゃあ禁酒の賭けもあたしが勝ったし、大人組は改めて。乾杯!」
アルシーヴ:「お前、そこまできららとランプが心配だったのか。そこまでして野クル部を信じるとは意外だな」
カンナ:「そうじゃねえよ。あり得ない話だからそう啖呵を切った」
ライネ:「私なんか全裸生活するって賭けたのよ〜」
アルシーヴ:「それはよく分からんな・・・(むしろやりたそうな顔をしているが?)」
ソラ:「アルシーヴ、あんまり二人の雰囲気を壊さないように、酒はほどほどにね」
アルシーヴ:「もちろんです」
そしてまたステーキが焼き上がり
なでしこ:「は〜い、サーロインステーキが焼けましたよ〜」
るん:「わあ、ステーキの王道だね♪」
千明:「やっぱり、ステーキといえばこれを出さずにいられない!」
きららがこう切り出す
きらら:「そういえば、私の見た悪夢の中で、ランプがステーキに調理されちゃったんです」
ランプ:「それは嫌な夢でしたね。マッチがステーキにされちゃえばよかったんですよ」(上手く合わせている)
トオル:「それはそれで、可哀想だと思う」
マッチ:「そうだよ!僕は美味しくないよ!」
るん:「でもマッチってどんな味か気になるよね〜♪」(マッチを見つめる)
マッチ:「ちょっと、なんで涎を垂らしているのさ!」(るんの顔を見てビビった)
ユー子:「るん、世の中には美味い物は沢山あるんやから、マッチなんか食う必要ないやん」
ナギ:「そうそう、基本的には管理された食べ物が一番美味いからな」
きらら:「料理美味しいですね♪」
ランプ:「野クル部の皆さんに感謝ですね♪」
聞いていた野クル部は集まってこっそり話す
あおい:「きららちゃん、まだ夢の中の話やと思てくれとるけど・・・」
リン:「いつまで、その嘘が通じるか」
千明:「今後、牛の部位のランプを食うのは止めよう」
恵那:「そのほうがいいね。ランプステーキ食べられないのってそんなに苦痛じゃないよね〜」
なでしこ:「でも食べられないなんて・・・」(ちょっと涙目)
千明:「我慢しろなでしこ、野クル部が、追放されるよりマシだ」(なでしこをなだめる)
きらら:「あれ?あおいさん達何しているんですか?早くしないと冷めちゃいますよー」(無邪気な笑顔)
千明:「何でもないゾ(誰の所為で気を遣っていると思っているんだ・・・)」(冷や汗)
あおい:「今行くで〜(きららちゃん、色んな意味でおっかない子やな・・・)」(疲れた顔)
こうしてきららとランプの絆はさらに強まったのであった。なお肉のランプは二度と使用しない方がいいと野クル部は改めて思ったのであった。なおきららがクリエメイトの施設で撒いたガセは女神パワーで記憶を上手く書き換えたらしい(野クル部の立場ときららの立場を守った・・・真実は野クル部とAチャンネル勢だけの秘密となったらしい)
終わり
最後までお読みいただき感謝申し上げます。
今回の作品は、実は全く問題が起こってもいないのに、きららちゃんの頭の中で大問題が起こるという不思議な内容だったと思います。その勘違いで野クル部がかなりのとばっちりを受けましたが、結果オーライです
思いついたきっかけは、ようつべを見ていたら、ランプステーキという動画が目に移り、あっなるほどなと思いついたわけです(元々ランプという単語に敏感になっていたので)
きららちゃんに感情移入するあまり、書いていた時に物凄く胸が痛くなりました。(きららちゃんが人を簡単に信用しないのは、ちょっとやり過ぎ感ありました)
誕生日記念に疑似シリアスな内容を作るのはどうかと思いましたが、最後はいい話で終わったので、これでいいと思います(面倒くさい事は女神パワーで解決したので)
次回作も期待しない程度に
>>6
ここ文字化けしておりますが、「暢気」という字が入ります(いつもの字だと文字化けしました)
管理人さんには、お手間をおかけします
>>11
よく見たらここも・・・
「ウソ」が文字化けしているので、そこも理解願います
ちなみに、投稿したその日に、きららちゃんのクロスキャラを当てました
今回も二人の絆というのが重要なポイントになっておりますので、その関係で当たったと感じております
こういった若干キャラ崩壊しててはっちゃけてるSS自分はすごく好物です。
次回も楽しみにしてます。
>>38
最後までお読みいただき感謝申し上げます。(感想レス来ないか心配でした)
今回の作品は、きららのランプに対する思いというのが上手く表現出来たと思っております。
文章で悲しみを表現していますが、ランプを失ったきららの悲しみが読者の方にどれぐらい伝わったのか分からないのが、SSの悩みどころです(きららちゃんは本気です)
次回作も期待しない程度に(次は突発か、残った宿題かどっちかがいつか出ると思います・・・多分)
>>28
よく見たらまた文字化けを見つけてしまいました>>36と同様です
管理人さんには、本当に申し訳ございません。
今後はややこしい漢字は使うのは控えます(文字化けするとダサいので)
ランプ肉はヒレやテンダーロインと並ぶ希少で良質な赤身肉、そしてランプ自身も希少で脂肪が少なく
※このコメントは粛清されました
このssを読んで肉の部位にランプがあることを知りました。きららの勘違いがとても面白かったです。
それからきららさんはランプを食べたことはありますか(性的な意味で)?
>>41
最後までお読みいただき感謝申し上げます。
人間のランプは食べちゃダメですよ〜。ランプに代わりはいないですからね〜(希少価値というレベル以上)
きららちゃんが、もしランプステーキ(牛の方)を知らずに食べた後に、ランプステーキと知ったら、別の意味で発狂していた可能性が高いかもしれないですね(きららちゃんの知識の疎さを、活用しました)
次回作も期待しない程度に
>>42
最後までお読みいただき感謝申し上げます。(返信遅くなり申し訳ございません。)
推測ですが、性的な意味以上はないと思いますので食べたことはないと思います。(なぜかイノっちは食べちゃいたいレベルだと思っておりましたが)
精々一緒に寝るとか風呂入るとかの、スキンシップくらいだと感じております(割と健全だと思います)
きららとランプの関係は、友達を超えて、血を超えた姉妹というレベルかなと私は思っております(きららちゃんの姉属性が滲み出ているため)
次回作も期待しない程度に
>>45
最後までお読みいただき感謝申し上げます。(いつも感想レス頂き感謝しております)
ランプという肉の部位があった事自体は、私は知っていましたが、むしろ衝撃だったのは、リブロースってサーロインより高いという事を肉屋で買い物した時に知ったことです(あおいがミーティングの時に肉の部位の羅列を列挙させる場面は、本当に適当でした)
次回作も期待しない程度に
始めて読みました。
ランプ肉……牛の部位ね……私も初めて聞いたときは紛らわしいと思いました。
さて……「ランプが食べられる」で意味深な方を思い浮かべた私はきららとジンジャーにシバかれに逝くとし
(文章はここで途切れている)
>>47
最後までお読みいただき感謝申し上げます。初めての方に満足してもらえて幸いです
実際考えてみたら結構紛らわしいですよね。何も知識がなかったら間違いなくきららちゃん同様の誤解をするでしょう
意味深だと思われても、そこまでしなくても大丈夫ですよ〜(ジンジャーは器がデカイから、メイド長の方がおっかない)
次回作も期待しない程度に
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