注意
この話は、落語の話にある「転失気」という噺の内容を、エトワリアでやってみた話です
第23作目です。きららちゃんの誕生日記念作品にしようとしましたが、もう一つの作品を記念作品にしました(こっちはもしも完成しない時の保険だった)
内容はギャグであり、色々ぶっ壊れております(それなりにキャラ崩壊しております)
長くなると読むのがだるくなると予想したので、きららBBSでは、話の要点になる作品のみ登場させております(重要ではない作品はpixivにて追加予定)
もし気が向いたらシリーズ化する可能性もあるので、第一弾としています
カタカナと漢字が混じっておりますが、これについてですが、発言しているキャラ自身が、本当の意味を理解している場合は漢字表記で、理解していない場合や別の意味で言った場合はカタカナ表記です(一応把握しておいてください)
過去作はpixivにて投稿しておりますので、よろしければ(https://www.pixiv.net/users/2873290)
ある日のコルクの店
コルク:「今日は穏やかな日」
コルク:「たまには忙しくない日も悪くない」
あおいがやってくる(何かを企む顔で)
あおい:「コルクちゃん、きたで〜」
コルク:「ご所望は?」
あおい:「コルクちゃん、転失気あるか〜?」
コルク:「『テンシキ』・・・何、それ?」
あおい:「え?物知りのコルクちゃん知らんの?里の皆知ってるし、コルクちゃんも聞いた事あるやろ〜」
コルク:「(ここで知らないと言ったら恥ずかしいかも・・・)」
コルクはポーカーフェイス決めて
コルク:「あっ、アレの事、ド忘れしていた」
あおい:「せや、アレの事や、ほんまにわかっとるか?」
コルク:「それが欲しいなら、近々用意する」
あおい:「転失気って奴あったら、うちに聞かせてな〜。後うちが頼んだのは内緒やで〜」
あおいが帰った後
コルク:「皆知ってるって・・・私が知らないはずはない。でも聞いたことはない」(悩む顔)
時間が経つときららとランプがやってきて
きらら:「コルク来たよ〜」
ランプ:「本日のおすすめは何ですか?」
コルク:「いらっしゃい二人共」
買い物の後、コルクが二人に頼み事
コルク:「二人共、暇?」
きらら:「どうしたの?」
コルク:「お使い頼まれてくれる?ランプの教育の一環で」
きらら:「エトワリウムの欠片探し?違う用件?」
ランプ:「きららさんと二人でですか。コルクさんも私の事心配で課題を出すんですか?」
コルク:「二人には『テンシキ』を探して欲しい。客から頼まれている」
きらら:「へえ、変わった名前の物だね」
ランプ:「『テンシキ』ってなんですか?」
コルク:「里の皆知っているから、私が教える必要はない。答えを知ったらランプのためにならない」
ランプ:「私の教育のために頼む以上、コルクさんは知っているんですよね」
コルク:「当然。知らないと恥ずかしいくらいの物」(ポーカーフェイス)
きらら:「私聞いたことないけど、そんなに知られている物なんだ〜」
コルク:「ランプの修行の一環できららも一緒に頑張って探して」
きららとランプが出た後
コルク:「とりあえずハッタリ仕掛けたけど・・・二人に任せたら答えは出るはず」
コルク:「しかし・・・本当にどういう物なのか・・・もしポルカが知っていて私が知らなかったらバカにされるに決まってる」(ポルカが知らない事を祈っていた)
きららとランプは歩きながら
ランプ:「コルクさんったら・・・人使いが荒いんですから〜」
きらら:「まあお散歩だと思って楽しもうよ♪」
ランプ:「そうですね♪最近きららさんとご一緒の時間がなかったような気がしますから」
まずはどこから行こうか考える
ランプ:「まずは、どこから聞きましょうか?」
きらら:「最初はクレアの所かな」
クレアの所へ行き
きらら:「クレア、いる?」
クレア:「きららさん、召喚ですか?」
きらら:「違うよ。昨日の散々な結果に文句も言いたいけど、それとは別の用事だよ」
ランプ:「クレアさん、色々すいません。『テンシキ』って何か知ってます?皆さんご存知だそうで」
クレア:「『テンシキ』?(ここで知らないって言ったらポルカがもし知っていたらバカにされるかも・・・)」
クレアは咄嗟に答えた
クレア:「前にそのような品種の種があったけど、今は無いかな」
ランプ:「そうなんですか・・・それは残念です」
きらら:「これはなかなか難しいね。コルクも結構ランプに厳しいね」
クレア:「コルクちゃんがランプにお使い頼んでいるの?」
ランプ:「コルクさんは知っているそうですが、私の修行のためだと言って教えてくれないんです」
クレア:「そうなんだね♪ランプ頑張ってね」
きらら:「じゃあまたね」
出た後
きらら:「クレアの所になかったね」
ランプ:「本当に『テンシキ』って存在するんですかね。皆さんご存知だと言っていましたが、クレアさんは本当に知っていてあの返答ですかね?」
きらら:「まだ始まったばかりだし、ランプの修行だしね、クレアはエトワリア出身だから、曖昧だったんだよ」
ランプ:「こうなったらあらゆるクリエメイトの皆様の所へ行きましょう。異世界から来た方ならきっとご存知でしょう」
ひだまり荘
ゆの:「きららちゃん、ランプちゃん、こんにちは〜」
きらら:「ゆのさん、こんにちは」
ランプ:「今日もゆの様、絵をお描きになられているんですね」
ゆの:「うん、何か用事かな?」
きらら:「『テンシキ』って何か知ってます?皆さんご存知だそうで」
ゆの:「(皆ってことは・・・宮ちゃんも・・・私だけ知らないなんて恥ずかしいかも・・・)」
ゆのは咄嗟に答えた
ゆの:「う〜ん。そういう絵を昔見たような気がする。どこだったか忘れちゃったの」
きらら:「そうですか」
ランプ:「思い出せそうですか?」
ゆの:「もう思い出せないかも・・・」
きらら:「ありがとうございました」
ゆの:「じゃあね」
イーグルジャンプ
青葉:「あっ、きららさん、ランプちゃんも一緒ですね」
ランプ:「部屋中の栄養ドリンクの山、お疲れなんですね」
青葉:「八神さんも皆徹夜で、大変だったんです・・・それで御用は?」
きらら:「『テンシキ』ってご存知ですか。皆さんご存知だそうで」
青葉:「(皆ってことは、ねねっちも・・・)」
青葉は咄嗟に答えた
青葉:「ねねっちに貸していたんですけど、今ねねっちはどこかへ行きました」
きらら:「いつ頃帰ってきそうですか?」
青葉:「しばらく帰ってこないかな〜」
ランプ:「お手数おかけしました。失礼します」
学園生活部
由紀:「きららちゃん、ランプちゃん〜いらっしゃい♪」
きらら:「由紀さん、こんにちは」
美紀:「二人そろっているのは、珍しいですね」
ランプ:「胡桃様と悠里様は?」
由紀:「胡桃ちゃんは、魔物狩りに行って〜りーさんは、今屋上で園芸だよ〜♪」
ランプ:「『テンシキ』ってご存知ですか。皆さんご存知だそうで〜」
由紀:「う〜ん、分からないかな〜みーくん分かる〜」
美紀:「(由紀先輩の前で知らないと言ったら・・・ここは)」
美紀は咄嗟に答えた
美紀:「台所にあったんですが、みそ汁に混ぜて食べました」
由紀:「え、そうなんだ〜」
きらら:「それって美味しかったんですか?」
由紀:「う〜ん、覚えてないよ〜いつだったか覚えてる?」
美紀:「分からないです・・・(由紀先輩・・・ウソ言ってごめんなさい)」
ランプ:「お手数おかけしました」
Aチャンネル勢
トオル:「きらら、何か用?炭酸撫でに来たの?」
るん:「炭酸とマッチってよく似てるよね」
きらら:「あの感触は結構似てますよね〜」
ランプ:「いえいえ、トオル様の猫ちゃんとあの饅頭なんて月とスッポンですから」
るん:「まあマッチには、独特の感触があっていいと思うよ。本題は何かな〜」
ランプ:「『テンシキ』ってご存知でしょうか?皆さんご存知だそうで」
るん:「う〜ん、私は知らないかも、トオルは?」
トオル:「(ここで知らないと言ったら、るんちゃんガッカリするかも・・・)」
トオルは咄嗟に答えた
トオル:「炭酸と遊ぶのに使っていたけど、壊れちゃって捨てちゃった」
ランプ:「そうですか〜」
きらら:「トオルさんに懐いているんですね」
るん:「きっと見つかると思うから頑張って♪」
二人が帰った後、別の部屋からユー子が来た
ユー子:「アレ、誰か来とったん?」
トオル:「さっき、きららとランプが訪ねてきた」
るん:「『テンシキ』というのを探してるんだって♪」
ユー子:「なんやろな〜?せやせやロコちゃんの落語が可愛らしくておもろかったんやでー」
トオル:「へえ。それで」
ユー子:「トオルも一遍やってみいへん?」
トオル:「別に興味ないよ」
きんいろモザイク勢
カレン:「キララ〜ランプ、コンニチハデース」
きらら:「『テンシキ』ってあります?皆さんご存知だそうで」
カレン:「『テンシキ』デスカ?聞いた事ないデース。アヤヤは知ってマスカ?」
綾:「とっ、当然よ!」
綾は咄嗟に答えた
綾:「陽子が前にくれたけど、もう使っちゃったからないの」
ランプ:「陽子様が持っていたんですか?」
きらら:「もう使っちゃったんですか・・・残念です」
カレン:「アンラッキーの後には、ラッキーが付くものデース」
綾:「探し物は必ず見つかるわ。二人共頑張りなさい」
ランプ:「はい!お褒めの言葉をバネに、頑張ります」
SNS部
珠輝:「きららちゃん、ランプちゃん、こんにちは」
きらら:「珠輝さん、こんにちは〜」
ランプ:「珠輝様、目の下にクマが、他の方は?」
珠輝:「部員は徹夜で寝ちゃっていますね。何か用ですか?」
きらら:「『テンシキ』ってご存知ですか?皆さんご存知だそうで、ずっと探しているんです」
珠輝:「う〜んと(皆さん知っているんですか?)」
咄嗟に
珠輝:「ゆみねがそういう同人誌持っていたような気がするけど、今はゆみねが留守なので」
ランプ:「そうですか・・・」
きらら:「じゃあさようなら」
珠輝:「頑張って見つけて下さいね」
棗屋
千矢:「きらら、ランプ、来てくれたのー」
きらら:「ちょっと聞きたい事があって」
千矢:「何かなー?」
小梅:「いやいや、千矢が知るはずないから、聞きたい事があるならあたしが答えるわよ」
ランプ:「『テンシキ』ってご存知ですか?皆様ご存知だそうで」
千矢:「私聞いた事ないなー♪小梅は知っているんだよね♪」
小梅:「う〜んと(千矢が見ているのに、答えられないのはマズイわね)」
小梅は咄嗟に答えた
小梅:「それなんだけど、今は在庫切れよ」
きらら:「そうなんですか・・・残念です」
ランプ:「では失礼します」
臣:「待って二人共、さっき見た夢占いの結果だと、二人が誰かに物凄く追い回される内容が出てきた。その誰かは、二人に凄い激昂している」
きらら:「えっ、そうなんですか?」
ランプ:「臣様、肝に銘じておきますね」
野クル部
きらら:「リンさんいますか?」
なでしこ:「あっ、きららちゃん。リンちゃんは今いないんだよねー」
ランプ:「なでしこ様でも構いませんよ」
きらら:「『テンシキ』ってあります?皆さんご存知だと聞いたので」
なでしこ:「(私知らないけど、皆知ってるんだよね・・・)」
なでしこは悩んだ末答える
なでしこ:「『テンシキ』?そんな調理器具があったけど、今はないかな」
ランプ:「そうですかー」
きらら:「あちこち尋ねても、なかなか見つからないんですが、頑張って探してみせますね」
なでしこ:「頑張ってね〜」
陰からあおいが覗いていた
あおい:「おもろい展開になってきたで〜(コルクちゃん知らんから。二人に探しに行かせてるんやな〜ww)」(ほら吹きイヌコの顔)
ネズミ荘
衣乃:「こんにちは」
ランプ:「相変わらず衣乃様、凄い恰好ですね」
きらら:「衣乃さん、『テンシキ』って何か知ってます?皆さんご存知ですが、私たちは知らなくて」
衣乃:「(皆さんご存知で・・・私は知らないんですが)」
衣乃は迷いながら答える
衣乃:「『テンシキ』ですか・・・そのタイトルの本は誰かに貸しちゃったみたいで・・・」
ランプ:「そうですか・・・ないですか」
出た後、ロコがトイレから帰ってきて
ロコ:「あれ?客がいたのか」
衣乃:「ロコ先輩、『テンシキ』って知ってます?」
ロコ:「『テンシキ』・・・?どこかで聞いたような。最近それに関係する話を誰かにしたような気がする」
衣乃:「そういえば、ロコ先輩、最近落語を披露していなかったですか?」
ロコ:「ああ、最近色んなクリエメイトに私の落語を聞かせるのが趣味で、結構評判いいんだぞ」
きらら達は、歩き続ける
きらら:「『テンシキ』って本当に何なんだろう・・・」
ランプ:「クリエメイトの皆様の話を伺っていると・・・共通点が全くないですね」
きらら:「そこまで考えてなかったかも・・・」
ランプ:「私はちゃんと覚えていますので安心してください(きららさんって結構人の話を理解しない人でしたね・・・)」
あちこち訪ねてみたが答えがなく・・・ついに情報処理部へ
ゆずこ:「きららちゃん、ランプちゃん、いらっしゃい♪」
きらら:「こんにちは」
唯:「今日の二人、あちこち回った感じするけど、何かあったの?」
ランプ:「今日はある探し物をしていまして、クリエメイトの皆様をあちこち訪ねておりました♪」
きらら:「『テンシキ』ってあります?皆さんご存知だと聞いて、あちこち尋ねたんですが、ないと言われて」
唯:「なんかこの話何かに似てるような・・・」
ゆずこ:「ちょっと調べるね」
縁:「情報処理部の力で解決だ〜」
事実を伝えられる
ゆずこ:「転失気って、オナラの事だよ」
ランプ:「え!本当ですか(ちょっと待ってください・・・クリエメイトの皆様はご存知だったはず・・・)」
唯:「私たちの世界の落語の題目に、そういう噺があるんだよね」
ランプ:「落語ですか?何かのお話なんですね」
縁:「きららちゃんの今日の行動を聞いていたら、その話の通りになっちゃってるね」
きらら:「今日の私たちって、その落語通りになっていたんですか?」
頼子:「転失気という噺は、師匠が医者に意味も知らないのに知ったかぶりして、弟子に探しに行かせて、あちこち訪ねても頓珍漢な答えばかりで、最後は医者で真実を知り、弟子が師匠が意味を知らない事を察して、嘘を信じ込ませて恥を掻かせるお話なんですよ」
ゆずこ:「あれ?お母さん詳しいね」
頼子:「前に落語を披露して貰ったんですよ〜♪」
ランプ:「だとすれば、クリエメイトの皆様でご存知だというのはありえなかったんですね」
唯:「うん、多分ほとんど知らないと思う」
真実にたどり着き、情報処理部を後にした二人は、考えていた
きらら:「転失気ってオナラだったんだね。でもオナラなんてどうやって持って帰ったらいいのかな?」
ランプ:「きららさん、よくよく考えてください。コルクさんがオナラを頼む人だと思いますか?」
きらら:「えっ?言いづらいから転失気って言い方で頼んだんじゃないの?」
ランプ:「そんなわけないじゃないですか。明らかに知らないのに知ったかぶりしてるんです。コルクさんって意外と強がりなんですよ」
きらら:「だとしたらちゃんと真実を伝えるべきだと思うよ」
ランプが悪そうな顔で
ランプ:「きららさん、コルクさんを一回ぎゃふんと言わせてみませんか?」
きらら:「大丈夫かな?ポルカから聞いたけど、コルクはああ見えて喧嘩っ早いよ」
ランプ:「いつもコルクさんって、知的でクールキャラを気取っていますが、知ったかぶりして赤っ恥を掻くというギャップ萌えってみたくないですか〜」
きらら:「コルクのギャップ萌えというのを見てみたいね♪」
ランプ:「そうなったらポルカさんに何か転失気と言える何かを作って貰いましょう」
ポルカの店を二人は訪れ
ポルカ:「よお、いらっしゃい」
きらら:「転失気って知ってる?皆聞いたことあるって」
ポルカ:「さあ〜知らねえな。皆知ってるのか?」
ランプ:「皆さんご存知だそうですが、ポルカさん、知らないんですね。コルクさんが探してきて欲しいと言ってたので」
ポルカ:「コルクに頼まれていたのか。皆知ってるのに俺は初めて聞いたが、一体何なんだろな」
ランプ:「ポルカさん、実はですね。私情報処理部の皆様から真実を聞いたので知っているんですよ。耳貸してください」
ランプから真実を聞き、3人は腹抱えながら笑い転げる
ポルカ:「えwwマジかよ。転失気って屁の事かよwww、もしかしてコルクは知らねえのか」
ランプ:「コルクさんは知っているって言ったんですけどwww」
きらら:「知っていて頼む物じゃないよね。どう考えてもww」
ランプ:「大体オナラを欲しがる人なんて変態ですよww」
ポルカ:「なるほどなwwアイツ知ったかぶりしてんのかww」
ランプ:「それでちょっとぎゃふんと言わせたいと思いまして」
ポルカ:「へへへwwwそれならいい物があるぜ」
ポルカは奥から何かを持ってきた
ポルカ:「これだ」
きらら:「何この食器?」
ポルカ:「カンナさんに誕生日プレゼントをしようと作ってた奴で、酒入れる杯なんだよ。でもカンナさんからデザインが気に入らないってダメ出し喰らって返されて、俺の所で保管していた」
きらら:「これをどうするの?」
ポルカ:「コルクに、これを『テンシキ』と言って渡せばいいぜ」
きらら:「こんなあからさまでバレないかな?気づかれそう」
ポルカ:「アイツの知ったかぶりで二人共お使いしてたんだろwwアイツもこれを転失気だって信じるぜww」
ランプ:「せっかくですから、桐の箱に入れて、それらしい台詞でも考えておきましょうww」
きらら:「それ面白いね〜」
ポルカ:「アイツどんな顔するんだろなーww」
ランプ:「ありがとうございます。ポルカさん」
ポルカ:「おう、じゃあな」
きららとランプが出た後にあおいがやってきて
ポルカ:「おっ、あおいじゃねえか」
あおい:「ポルカちゃん、話したいことがあるんやけど」
ポルカ:「おう、何だ?」
そしてコルクの店に二人は帰ってきて
きらら:「ただいまーコルク」
コルク:「おかえり二人共、『テンシキ』はあった?」
ランプ:「ポルカさんが持ってました。『テンシキ』って天使が酒を注ぐために使う杯だったんだと教えてくれたんですよ」
コルク:「その通り、天使の杯、すなわち天使の器と書いて『テンシキ』という(そういう物だったの!そんな有名な器を知らないなんで私は・・・ていうかなんでポルカが持っていたの?)」(ドヤ顔してポーカーフェイス決めているが、腹の底では驚愕)
ランプ:「凄く勉強になりましたよ(コルクさん、私の出任せを本当に信じてますよww)」(笑い堪えている)
きらら:「じゃあコルク、後はよろしくね」
コルク:「待って、二人が渡してあげると喜ぶ。呼んでくる」
コルクはあおいを呼んできて(電話で呼んだ)
あおい:「転失気があったんやな」
ランプ:「依頼人ってあおい様だったんですか」
きらら:「野クル部の拠点に行きましたけど、居なかったですね」
あおい:「留守にしとったからな〜。そんなことより転失気は?」
コルク:「二人共持ってきて」
きらら:「分かったよコルク」
ランプが持ってくる(笑いを我慢して)
ランプ:「これです(ヤバイ我慢できないww)」(超ニヤニヤしている)
あおい:「開けたらえらいクッサイやろな〜ww(ランプちゃんも途中で気付いとるなww)」
コルク:「別に生物じゃない(この杯ってクサイの?)」(顔に出ていないが驚いた)
ランプ:「(やっぱりあおい様は知っていたんですね)」
きらら:「邪魔したら悪いからランプ下がろうww」
きららとランプは笑いをこらえながらこっそり覗き
コルク:「絶対に驚く品だから」
あおい:「そりゃ驚いてひっくり返るやろな〜(箱開けたら)ん?なんやこの杯?」(分かっていてもリアクション)
ランプ:「コルクさん、どんなリアクションするんでしょうww」
コルク:「『テンシキ』というのは、天使が酒を入れるために使う杯だと言われている」(真面目にドヤ顔)
きらら:「それランプが言っていた話そのまま言っただけww」
あおい:「コルクちゃん、えらい能弁垂れてるけどww、これ転失気ちゃうで、どうみてもただの杯やで」
コルク:「え?きららとランプは確かにそう言ったはず、ポルカの所にあった」
あおい:「転失気ってのは、オナラの事やでww聞いた事あるやろ」
コルク:「え!//(聞いたことあるってそういう意味!)」(顔真っ赤で憤死寸前)
きらら:「コルクが顔真っ赤ww」
ランプ:「やっぱり知ったかぶりしてたんですねww」
あおい:「もしかして最初に頼んだ時、ほんまは知らんかったんやろ。そもそもうちは物やなんて言うてないしなー」(ほら吹きイヌコの顔)
真実を知ったコルクは激高し
コルク:「きらら!ランプ!どこ行ったの!」(超激おこ)
きらら:「ランプさっさと逃げようww」(急ぎ足で外へ)
ランプ:「顔真っ赤ですねww」(きららと共に逃げる)
コルク:「逃走図る気?逃がさない!」(逃げたのを察して外へ行く)
あおい:「おもろい展開になってきたなww。さてうちもさっさと行くか」(コルクが出たのを見計らって)
きららとランプはコルクに里中を追いかけまわされながら、ポルカの所へ逃げた(途中で撒いたりして)
きらら:「ポルカ〜コルクが物凄く怒っているのーww」
ランプ:「隠れさせてくださいww」
ポルカ:「その様子じゃ、コルク相当怒り狂ってるなww」
きらら:「やっぱりオナラだと知って真っ赤な顔だったよー」
ポルカ:「早く隠れなww」(隠れる場所を指差して)
二人が隠れて間もなくコルクが怒り心頭でドアを開けた
コルク:「ポルカ!そこに二人がいるはず、どこに隠れた!」
ポルカ:「今いねえぞー(すげえ感情的にブチ切れてんなww)」
コルク:「ポルカにも話がある!聞いたうえで二人の場所を吐かせる!」
ポルカ:「分かった分かった、とりあえず落ち着け」
コルクが問い詰める(得物を片手に)
コルク:「二人が持ってきた杯、アレはポルカが用意したんだよね?」(凄い剣幕で)
ポルカ:「おう、そうだが」(ちょっとビビった)
コルク:「転失気が屁だという事も分かった上で?」(脅迫する)
ポルカ:「おう・・・でも屁だというのはランプから初めて聞いたぜ」
コルク:「本当に?ランプが話す前に知っていたって事はないよね?」(疑心暗鬼)
ポルカ:「本当だって、あ!そうだ。お詫びの印にこれをやるぜ。開けて確かめてみな」(箱を見せる)
コルク:「箱?これ以上騙そうなら容赦しない」
ポルカ:「まあまあ、開けて覗いてみな」
ドッキリ大成功と書いてある。開けた瞬間、あおいとマッチがやってきて(一部始終をコルクが入った後に入口から覗いていた)
あおい:「いや〜コルクちゃん悪かったな〜」
コルク:「え?あおいがなぜここに・・・どういうこと?」
マッチ:「きらら、ランプ、もう出てきてもいいよ」
二人共出てくる(二人のやり取りが覗ける場所から)
きらら:「いやあ〜あんなに怒ってるコルク、面白かったよ〜」
ランプ:「でもマッチなんでここにいるの?」
マッチ:「それはあおいの口で説明した方が早いよ」
コルク:「やっぱりここにいた。どういう事?」
あおい:「実はな〜うちとマッチが企画したドッキリやで、仕掛け人はうちとマッチだけで、他は皆知らんと乗せられとっただけやで〜」
コルク:「じゃあ転失気なんて物を皆が知ってるなんて話は・・・」
あおい:「皆知ってるわけないやろ〜、でもほんまに落語通りに上手く話が進んでいくとは思わんかったわ〜ww」
ポルカ:「俺もきららとランプが出た後に、あおいからドッキリだと聞かされて驚いたぜ」
コルク:「マッチは、何していたの?」
マッチ:「僕は、カメラを回していたのさ。あおいがコルクに頼み事をするところからずっと撮影していたよ」
コルク:「え?気付かなかった・・・」
ランプ:「どうりで今日はマッチがいないと思ったよ〜」
きらら:「あおいさんは、どこで転失気なんて知ったんですか?」
あおい:「それはな〜ネズミ荘のロコちゃんの落語を聞いてな〜」
このドッキリ企画開始のちょっと前にあおいはロコから落語の練習で客を頼まれて(ちなみに報酬はフカフカ)
ロコ:「お後がよろしいようで〜」
あおい:「いや〜ロコちゃんおもろかったで」
ロコ:「伊達に役者10年やってきたわけじゃないからな〜」
あおい:「(これはおもろいドッキリに使えるな〜)」
ロコ:「私の落語の評判を伝えておいてくれよな。後フカフカさせてくれ」
あおい:「ええで〜」
ロコは巨乳のクリエメイトに落語の客をやってもらっていた(報酬がフカフカだったり、飴を貰ったり色々・・・落語よりそれをしているロコが可愛いから来たクリエメイトも多かった模様)
そしてある日ソラ様が里のある密室にあおいを呼んで(ここはきららに話していない)
ソラ:「あおいちゃん、面白いドッキリビデオのネタはないかしら♪」
あおい:「ソラ様、おもろいネタ仕入れてきたで〜」
あおいが転失気の話をして
ソラ:「それ面白いわね〜。そうとなったらマッチにお願いしないと〜」
あおい:「まあ楽しみにしててや〜」
ソラ:「期待しているわ〜」
こうしてソラ様の依頼からドッキリ企画が始まった
回想終わり
あおい:「他のデカ乳のクリエメイトも一部知っとったはずやで〜、ロコちゃんも結構やり手やな〜」
ランプ:「そういえば転失気の話を詳しく話してくださった頼子様は大きかったですね」
きらら:「でも今日はランプと一緒にお使い出来て楽しかったよ。旅が終わった後以降、ランプと触れ合った時間が減っていたから」
ランプ:「最近私自身も個人行動が多くて、きららさんと一緒に行動を共にしていなかったので、久しぶりにご一緒出来て、私も楽しかったですよ」
あおい:「ええ話やな〜」
マッチ:「何がともあれめでたしめでたしだね」
いい話で終わると思いきや、コルクが一言申す
コルク:「待って・・・あおい、一つ聞いていい?最初にあおいが言った言葉を解釈すると、『オナラ出ているのか?』と聞いたことになるけど、最後にあったら聞かせてという事は、放屁を聞かせろって事?」
あおい:「まあ・・・そういう事になるやろな〜、それドッキリで冗談やで」
コルク:「正直私騙されて腹の虫が収まらない。そこで今日の私への依頼通り有言実行で、あおいが顔面で屁を受け止める罰ゲームを受けて」(まだ怒っていたようだ)
あおい:「え〜コルクちゃんのオナラ嗅ぐん?それで気が収まるんやったらしゃーないな・・・」
コルク:「私の屁だなんて言ってない。あったら聞かせろという注文なら誰の放屁であるかは不問。ならばポルカが屁をこくのが道理」
ポルカ:「え?俺がやるのかよ。まあ俺もドッキリに間接的に加担したからな。悪いがあおい、俺の屁を顔面で受けな」
あおいが、ポルカのケツの前に座り(要はケツが目の前)
あおい:「お手柔らかにな・・・うちもこんなん初めてやからな〜」
ポルカ:「心配すんな。俺の好物は炭水化物と果物だから、そんなに臭わないぜ」(公式設定)
あおい:「あ〜そうなんや。なら安心やな(意外と草食系やねんなww肉ばっか食うとるイメージあったわ)」
マッチ:「一応言っておくけど、力みすぎて別のもの出さないようにね」
ポルカ:「俺の年でそんな真似しねえよ。親父じゃあるまいし、ていうかさ、人の顔面に屁をこくところを見たいって言うコルクも変態だぜww」
コルク:「ポルカの親父さん、まだ漏らしたって聞いた事ない。それから私は変態じゃない」
ランプ:「そこは触れない方がよろしいかと(こんな事やらせているのに自分自身は変態ではないとww)」
きらら:「何が漏れたらまずいの?オナラが出るのと漏れるで違うの?」(疑問を抱く)
ランプ:「きららさん、そこは気にしないでくださいww」
あおい:「そんな事はどうでもええ、いつまでポルカちゃんのケツ見ていなあかんのや?うち頭オカシイ人間やと思われるやん」
ポルカ:「出せと言われると出ねえよー。いつもなら仕事中に出るんだけどよ」
そして出そうになり
ポルカ:「あっ!出る、ふん(ブオォー!)アッー!痔に響いた」(周辺に響くくらいデカイ音)
あおい:「ぐはあ、めっちゃクッサイで!やっぱ屁クサイのは一緒やな」(ひっくり返って悶絶する)
ランプ:「ポルカさんのオナラ、デカイ音でしたねww」
マッチ:「本当に、変態ビデオでやる事にしか見えないね」
ポルカ:「スマンww昨日ライネさんの店の在庫で貰った缶詰の豆や玉ねぎを食い過ぎた所為だ。おいコルク、これで腹の虫収まったか?」(痔で痛そうな顔で)
コルク:「フッ、面白かったから許す」(満足したのか、鼻で笑いながら若干にやけている)
きらら:「コルク、鼻で笑ってたよwwちょっと臭ってきた」(手で払うリアクション)
ランプ:「コルクさん、変な人ですねwwクサッ」(鼻を覆う)
コルク:「これで頼まれた転失気を用意したから依頼完了という事。分かったあおい?」(してやった顔)
あおい:「コルクちゃん、おっかない子やな・・・」(してやられたという顔)
そして数日後、ソラはドッキリビデオを鑑賞する
ソラ:「ハハハww最高、コルクちゃんがあんなに顔真っ赤なの面白いww」
マッチ:「ポルカも災難でしたね」
ソラ:「それにきららちゃんとランプが、あんなに仲良くしているのもいいわね〜♪」
マッチ:「ランプも最近気にしていましたからね〜」
ソラ:「でも皆知ったかぶりしても、答えがそれぞれで面白かったわ〜♪」
マッチ:「十人十色って奴ですね」
ソラ:「また里へ行ってドッキリのネタを仕入れたいわね〜」
マッチ:「(また僕がこき使われそうだね・・・)」
そして数日後アルシーヴにドッキリを仕掛ける
ソラ:「アルシーヴ、転失気はあるかしら」
アルシーヴ:「『テンシキ』?それは一体?」
ソラ:「あらアルシーヴったら、知らないの?皆知っているわよ」
アルシーヴ:「あ、あれですか。少し物忘れをしておりました」
そしてランプを呼んで
アルシーヴ:「ランプ、『テンシキ』とは何か分かるか?」
ランプ:「分かりません(アルシーヴ先生、知らないのかなww)」
アルシーヴ:「私はそれを知っているが、教えたらお前のためにならない。自力で探してみせよ」
ランプ:「はい、分かりました(知ったかぶりのアルシーヴ先生をぎゃふんと言わせてみよう♪)」
また知ったかぶりで赤っ恥を掻く話は繰り返す(最後にバレて、ランプはこってり絞られたらしい)
終わり
最後までお読みいただき感謝申し上げます。
今回は、転失気という落語の内容が、このエトワリアで再現できると軽い気持ちで思って作成した次第です(色々バリエーションも作れそうですが、今回はコルクちゃんが騙される話になりました)
今回の作品は、元々誕生日記念で作る予定だったので、きららとランプが主役であるようにしています(コルクちゃんが主役に見えますが)
きららとランプが最近一緒じゃなかったようなので、久しぶりに一緒に行動したとなっていますが、最近のイベントできららが影薄くないかと思ったので・・・早い話が私の主観です
クリエメイトの部分が強烈手抜きですが、落語の話になるべく近づけたかったので、こういう形になりました(正直屁にもならない話だと私は思っております)
ポルカが最後に放屁した時に、あおいが臭いに対する感想ですが、その時の私の実体験をそのまま突っ込みました(マジで悶絶しました)
次回作も期待しない程度に
>>32
最後までお読みいただき感謝申し上げます。(いつも感想レスを頂き感謝しております)
落語話は、当てはめやすいので、いい話を作りやすかったです(最後はドッキリで片づけられるから)
他の方も、落語話で作れそうと思われたなら、積極的に作っていくのも面白いと思います(私に気を遣う必要ないですよ)
次回作も期待しない程度に
>>34
最後までお読みいただき感謝申し上げます。(まさかこのようなコメントを頂けるとは思いませんでした)
私の作品が誰かのお役に立てたなら光栄です。(歓喜であります)
次回作も期待しない程度に(余談ですが、誕生日記念作品は既に完成しましたので7月7日待ちです)
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