ある男の手記
×日
学校に立て篭もり何日目だろうか?
今日も変わらずこの棟以外の校舎内と校庭は奴らで溢れかえっている。
皆疲労と空腹も限界に達しようとしている。
俺ももう・・・
△日
残りわずかな食料の減り方がおかしい
誰かが盗み食いをしているのか?
この恐怖と疑心暗鬼で今にも殺し合いが始まりそうで気が気でない。
○日
仲間の一人が一匹のウサギを捕まえた。
どうやらコイツが食料を食い散らしていたらしい。
貴重なお菓子類はコイツのせいで全滅してしまった。
■日
話し合いの結果このウサギを食うことにした。
子供たちがかわいそうだと言っていたが背に腹はかえられない。
なによりコイツのせいで食料が大分減ってしまったのだ責任は取ってもらわなければならない。
誰かのペットだったらしく頭の王冠にはANKOと彫られていた。
・・・あんこ・・・悪く思うなよ?
久しぶりの肉だった。
ハッキリ言って不味かった。
そう・・・まるで腐りかけの魚みたいな臭いと味だった。
以前ならそのまま捨てたろうが今はそんな贅沢は言っていられない貴重なたんぱく質だから。
●日
もうおわりだ
これもぜんぶあのうさぎのせいだ
あいつをくったあとみんなはらをこわしてしまった
そしてそれとどうじにあいつらがなだれこんできた
これを読んだものへ
もしまだ事態が好転していなかったら
おれはあんなのにはなりたくない
これからここへ来るとちゅうで運良く拾ったピストルで頭を吹き飛ばす
だからそのときはおれの周辺を探してくれ・・・これが助けになることを願う
あの世にはゾンビとウサギがいないことを願う
誰かが書き残した手紙
○月○日
この手紙を読んでいる人がいたら、聞いてほしい。この町、いやこの都市どころか日本はもう終わりだ。外には人間だったやつらの成れの果てが我が物顔で徘徊している。音を立てて見つかったら最後、バケモノどものエサになってしまう。
残された道はバケモノになっていない連中と合流し、団結するくらいしかないが、スーパーや駅、公共施設など主要な場所はほとんどがバケモノだらけになっている事だろう。
私は比較的安全な地下を移動するつもりだが、いつバケモノたちが来るか分からない、願わくばこの手紙が善良な生き残りに拾われ、かの地にて合流できる事を祈っている
○○○、×××(本名)
誰かの手記
○月2日
ここに閉じこもって何ヶ月だろう
もともとちゃんと職についてないニートのgmkzのおかげで助かることができて なんとも複雑な気分だ
今日は一日、創○madを見て過ごした ひ○もとま○みの顔を見るのも何回目だろうか
よ○○まみどりがやってるあん○くほうそうの荒らしコメがほとんどなくなってるのを見ると人類が絶滅しかけているのを感じる
そんな僕の唯一の楽しみは ○の配信を見ることだ
やっぱりこの人はすごい 同接がこのご時世にもかかわらず アベレージ5万をキープしている
ここの視聴者のほとんどが引きこもりで助かっていたのか それとも娯楽に飢えたキ○だの○ブだのレト○トだのの視聴者が流れてきてるのか
同接を絵畜生と競ってたころがなつかしい
なんでもJKたちだけが立ち篭ってる学校があるらしい
どうせもう死ぬんだから最後くらい良い思いしに言ってもいいよな?
これは人類が新たなステージへと登るための試練なのだ
脆弱な者は淘汰される
ただそれだけのことである
私は彼らを受け入れる
イオン様に少しでもお近づきなるために
この最悪がなぜ始まったのか?
どこかの信者がこういったらしい。
「始めましょう、一からいえゼロから」と。
青紙の少女が何かに植物人間状態にされ、それに絶望し、人類を恨みながら自信が最悪の化身と化し、世界の何もかもを壊し、すべての命が消えるのをトリガーに世界をそれを知る前の世界に逆行させようとしているらしい。
わたしはこのまま、彼らたちから逃れ引きこもり生活を続行するつもりだ。
えッ?六章完結!?レムは?レムは???REEEEEEMUUUUUU!!!!!!
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