注意
この作品は、やすなとセサミが入れ替わる話です。入れ替わりネタ第2弾です(前回が苺香ちゃんとクレアちゃんを入れ替えた話)
第18作目となります(pixiv限定で投稿した作品は、カウントしていません)
書くきっかけが、自分自身の公約に、セサミを迎え入れたら、このネタでSSを書くという願掛けをしていたので、確定チケットでセサミが来た故に作成した次第です(実装当時は当たらなかった)
内容は正直言って大した話ではないですが、よろしければどうぞ
ちなみに第1弾の設定はある程度引き継がれています
今作は、神殿サイドとキルミーサイドでそれぞれどんな事があったのか、分ける書き方をしております(読むときにややこしいと思います)
今回から、過去作のリンクは貼りません。理由として、誤字や手抜きが多い過去作を晒すのは嫌だということと、単純に面倒くさいというわけです(pixiv版に修正された物がありますので、そちらからどうぞ)
(https://www.pixiv.net/users/2873290)
入れ替わった際はこうなります(私の場合はこういう形式です)
例
本人(身体):「(台詞)」
ある日
セサミの朝は早い
セサミ:「さて、今日も頑張りますか」
身支度をする(自称秘書の正装でww)
セサミ:「さて、これでよしっと」
まずは朝食を作る(フェンネルも見に来た)
セサミ:「♪〜♪」(鼻歌歌いながら)
フェンネル:「相変わらず、セサミは家事料理が出来ていいですわね」
セサミ:「秘書として当然ですから」
フェンネル:「私も出来れば、アルシーヴ様に喜んで貰えるのに」
セサミ:「貴方には貴方の出来ることでお役に立てればいいのですよ。アルシーヴ様の盾という役目を」
フェンネル:「そうね、私も全力でアルシーヴ様に尽くすから、貴方も全力でね」
朝食を作った後シュガーを起こしに行き
セサミ:「シュガー、そろそろ起きなさい」
シュガー:「むにゃむにゃ〜」(気持ちよさそうに寝ている)
セサミ:「今日のおやつはシュガーだけ、抜きにしましょうか」
シュガー:「あばばばば!おやつ抜きは嫌だ〜」(飛び起きる)
セサミ:「相変わらず、扱いやすいですね。早く支度なさい」
シュガーを起こした後ソラも起こす
セサミ:「ソラ様、そろそろお時間です」
ソラ:「う〜ん・・・あと5分」
セサミ:「1分以内に起床されなければ、昨夜こっそり食べていたジャンクフードの件についてお説教が必要ですかね?」
ソラ:「それだけは勘弁して〜」(飛び起きる)
セサミ:「夜更かしも程々にしてくださいね」
朝礼後
セサミ:「今日のスケジュールについてですが〜(長いから省略)」
アルシーヴ:「うむ、分かった」
セサミ:「本日の目を通すべき資料は、部屋に置いてあります」
アルシーヴ:「相変わらず、早いな」
セサミ:「これぐらい秘書として当然のことです」
そしてクロモンに食事をあげに行く
セサミ:「クロモン達、食事の時間ですよ」
クロまる:「くー(セサミ様、お腹ペコペコです)」
クロのしん:「くー!(おいクロまる、我先アピールするなって)」
クロりん:「くー(二人共、みっともない)」
セサミ:「仲良く食べるんですよ」
クロモン達:「くー♪(は〜い)」
神殿に来た客人を迎える
セサミ:「次の方どうぞ」
客人A:「これはこれは、アルシーヴ様」
アルシーヴ:「今日は、ご足労だった」
色々報告後
客人A:「ではこれからもよろしくお願いいたします」
アルシーヴ:「ではごきげんよう」
セサミ:「お気を付けて」
一段落したら昼食づくりをする
セサミ:「お昼までに急がないと」
ソラ:「ねえセサミ」
セサミ:「どうされました?」
ソラ:「何か手伝う事ない?」
セサミ:「ソラ様が手を加えられると大変ですので、部屋で仕事を続けてくださいね」
ソラ:「お腹が空いていたから、覗きに来ただけなの♪」
セサミ:「サボっていると、またアルシーヴ様に小言を言われますよ」
それからおやつの時間
シュガー:「おやつの時間だ〜♪」
ソルト:「シュガーはしゃぎすぎです」
セサミ:「皆さん、今日はチョコレートタルトですよ」
アルシーヴ:「セサミは、本当によくやってくれるな」
フェンネル:「(私も褒められたい♪)」
ソラがなんか言う
ソラ:「今度私がおやつを作るわ♪」
アルシーヴ:「ソラ様、それだけはどうか・・・お気持ちだけ受け取っておきます」
フェンネル:「同意ですわ(あんな悪夢は二度とゴメンですわ)」
シュガー:「ソラ様の作った料理は兵器だもんね〜」(正直に言った)
ソルト:「シュガー、余計な事を言うんじゃないです」
こうしてセサミは神殿における秘書の仕事をこなす(自己解釈多いけど、ご容赦願います)
その日某時刻やすなは、あぎりに何か貰っていた
やすな:「あぎりさ〜ん♪例の物出来た?」
あぎり:「はいは〜い。これです〜♪」(薬の小瓶を見せる)
やすな:「確か『声がオッサンになる』薬だよね」
あぎり:「これを飲むと、翌日声が一日中オッサンになりますよ〜」
やすな:「ソーニャちゃんの可愛い声が、オッサンになったら面白いからね〜」
あぎり:「とりあえずコーラにでも混ぜておきましょう♪」
やすな:「それをソーニャちゃんに飲ませるまで、冷やしておこう」
やすなは冷蔵庫にコーラを入れておこうとしたが、コーラはもう一つ有ったらしく
やすな:「二つあると紛らわしいから、目印付けておこう」
やすなは、薬入りを星マーク、そうでない奴に丸を付けた(マジックペン持ってきて、書いた)
やすな:「これでよしと、冷蔵庫にポンっとね」
数時間後
やすな:「あ〜喉渇いちゃった」
やすなは冷蔵庫を漁る
やすな:「コーラ冷えてるー」
そしてコーラを一気
やすな:「ぷはー、やっぱこれだねー、おっ、ゲップ」(ゲップする)
やすな:「そういえば、薬入りもあったよね。あっ、これだった」(もう片方を指差す)
やすな:「うっかり飲んじゃったら、私がオッサンになっちゃうもんね〜♪」
そしてソーニャが帰ってきて
やすな:「ソーニャちゃん、コーラ冷やしておいたよ」
ソーニャ:「また何か企んでいないだろうな?」
やすな:「まあいいから飲んで飲んで!」
ソーニャ:「目印らしいのがあるが、どうやら仕掛けはないようだな」
やすな:「(アレ?思いの外上手くいったよ・・・)」
こうして互いの何気ない一日が終わった
翌日の朝
神殿でやすなが目を覚ます
やすな(セサミ):「あれ?見慣れない天井が見える」
やすな(セサミ):「なんか、凄く肩が重いような」
起きたやすなが鏡を見ると・・・
やすな(セサミ):「え?なんか私凄い大人のお姉さんになっちゃってるよ!」
シュガーとソルトが起こしに来た
シュガー:「ねえ、セサミもう朝だよ〜」
ソルト:「いつも寝坊するはずのないセサミが珍しいですね。」
やすな(セサミ):「あの・・・シュガーちゃん、ソルトちゃん、聞いて」
シュガー:「セサミ、どうしたの?」
ソルト:「いつもと口調が違いますね。目つきがおバカになったような」
セサミが来ないと心配したアルシーヴがやってきて
アルシーヴ:「セサミ、もう朝礼まで時間がないぞ。どうした?」
シュガー:「アルシーヴ様、セサミがなんかおかしくなっちゃったよ〜」
やすな(セサミ):「あの・・・アルシーヴさん、これには訳がありまして・・・」(戸惑っている)
アルシーヴ:「ん?貴様セサミではないな。どういうわけか説明してもらおうか?」
事情説明をする
やすな(セサミ):「実は、ソーニャちゃんに仕掛けようとした悪戯に、自分が引っかかってこうなったんです」
アルシーヴ:「ふむ・・・そういうことか、セサミもとんだとばっちりを受けたな」(溜息をついた)
ソルト:「策士策に溺れるとは、とんだおバカさんですね・・・」(呆れる)
やすな(セサミ):「本当は、声がオッサンになる薬だったんですけど・・・どういうわけか入れ替わったんです」
シュガー:「おじさんみたいな声になっちゃったら、外に出られないよ〜」
アルシーヴ:「どちらにせよ、貴様の悪戯が原因だということが分かった」
やすな(セサミ):「あの、とりあえずどうしたら・・・」
アルシーヴ:「とりあえずさっさと身支度を済ませておけ、すぐに朝礼をする。その後、私と一緒に里でセサミを探す」
シュガー:「アルシーヴ様、朝食はどうするの?」
アルシーヴ:「すまぬが、朝礼の後でお前たちで作って欲しい」
ソルト:「承知しました」
やすな(セサミ):「あの〜、セサミさんの服装って、この布切れみたいな・・・」
アルシーヴ:「セサミの自称正装だから仕方あるまい。早く着替えて来なさい」
やすな(セサミ):「うわ・・・凄く恥ずかしい///」
朝礼(ジンジャーもいます)
アルシーヴ:「皆に報告がある。今セサミは、やすなと中身が入れ替わっている」
ソラ:「え!そうなの」(マジの驚き)
カルダモン:「今朝珍しく、朝寝坊したと思ったら、そういうこと(ヤバイwww凄く面白い)」
やすな(セサミ):「(セサミさん・・・朝早いんだね)」
ジンジャー:「やすなって奴は、相当のアホだと聞いたぞ。よりによってセサミと入れ替わるかwww(ハレンチな恰好でアホってwwwただの変態だぜww)」
やすな(セサミ):「あんまりアホって言わないでよ〜。私も好きでアホじゃないよ」
フェンネル:「今日の朝食がなかったのはそういうことだったのですわね(普段の口調と違い過ぎてwww)」
やすな(セサミ):「色々ごめんなさい・・・」
シュガー:「アルシーヴ様〜。お腹ペコペコだよ〜」
ソラ:「私もよ〜」
ソルト:「シュガー、口を謹んでください」
アルシーヴ:「とりあえず、朝食は各々で済ませるように頼む。昼食はソルトにお願いする」
ソルト:「セサミの代わりはお任せください。ソラ様、もう少し辛抱してくださいね」
シュガー:「シュガーも手伝うよ〜」
ソルト:「シュガーは余計な事しなくていいです。シュガーは自分の仕事をちゃんとしてください」
アルシーヴ:「では、私は早速里へ行く。セサミ・・・じゃない。やすな付いてきなさい」
カルダモン:「あたしも一緒に行っていいかな?(一瞬セサミと間違えたwww)」
フェンネル:「貴方が行ってどうするのよ?護衛は私の役目ですのよ」
カルダモン:「面白そうだから(やすなの姿をしたセサミ見てみたい)」
アルシーヴ:「まあいいだろう。今回はカルダモンに護衛を任せる」
やすなが起きる少し前に、キルミーハウスで、セサミが起きた(いつもの調子で早起きしたようだ)
セサミ(やすな):「さて、皆の朝食の準備っと・・・」
セサミ(やすな):「あれ?背が縮んだような気がしますね。思いの外身が軽いです」
セサミ(やすな):「そういえば・・・ここ神殿ではないような・・・洗面台へ行きましょうか」
鏡を見た
セサミ(やすな):「誰ですか?この如何にも頭の悪そうな顔は?」
セサミ(やすな):「どうやらこの身体の人と入れ替わってしまったようですね・・・神殿は大丈夫でしょうか?」
洗面台から戻る
セサミ(やすな):「朝食でも作りますか。流石に作っておられるでしょうから」
冷蔵庫を開けたが・・・
セサミ(やすな):「あれ?嗜好品以外何もないですね」
セサミ(やすな):「ここの人は、料理しないのですか・・・」
セサミは考える
セサミ(やすな):「一体これはどういう事なのでしょうか?」
セサミ(やすな):「昨日何かやらかしましたか?記憶にないです・・・」(考え込む)
セサミ(やすな):「今頃、神殿は大変なことに・・・」(不安そうな顔)
しばらく考え事をしていたら、ソーニャが文句を言ってきた(やすなが飲んだ後のボトルを片手に)
ソーニャ:「おい!やすな、昨日は何を飲ませようとしたんだ?」(怒っている)
セサミ(やすな):「え?何のことですか。急におっしゃられても答えかねます」(戸惑う)
ソーニャ:「ん?お前なんか目つきかわったか?口調もアホな感じがないぞ」
セサミ(やすな):「あの、ソーニャさん、落ち着いて聞いてください」
ソーニャ:「何だ?命乞いか?」
セサミ(やすな):「今私は、セサミなのです」
ソーニャ:「フン、どうせ死にたくないから、出任せで言っているんだろ」
セサミ(やすな):「本当です。知らぬことを弁明するのは不可能です」
ソーニャ:「え?じゃああのバカは、アンタの身体の可能性が高いよな」(半信半疑)
アルシーヴがセサミの身体のやすなを連れて、カルダモンと共にやってきた
アルシーヴ:「セサミ、やはりここにいたか」
ソーニャ:「筆頭神官か?」
カルダモン:「やはり君はここにいたんだね」(既に顔が笑っている)
セサミ(やすな):「アルシーヴ様、申し訳ございません」(頭を下げる)
アルシーヴ:「分かっている。事情はやすなから聞いた。お前が責めることはない」
カルダモン:「セサミには過失はないからね(ギャップが凄すぎてwwwもう我慢できないww)」(顔が笑いをこらえるのに必死)
ソーニャ:「やすなの身体を見て、セサミだと分かったということは、今そこにいるセサミはやすなだな」
やすな(セサミ):「あの〜ソーニャちゃん、ゴメンなさい」(申し訳なさそうな顔)
ソーニャ:「やっぱりお前の仕業か。このバカ!」(怒っている)
カルダモン:「ソーニャ、一応お仕置きしたい気持ちは察するけど、今目の前にいるのはセサミの身体したやすなだからね」
やすな(セサミ):「そうだよ〜、私を殴ったら、セサミさんを殴ったのと一緒なんだよ〜」
ソーニャ:「くっ・・・(クソ・・・ハレンチな恰好で挑発しやがって)」
セサミ(やすな):「では私が代わりにお仕置きを受けたら、やすなさんにしたのと同じでは?」
ソーニャ:「お前は悪くないだろって・・・もう分からなくなってきた」(混乱した)
アルシーヴ:「一つ伺うが、その薬はどうして入った?」
あぎりがやってきて
あぎり:「おそらく、やすなさんに渡した薬が、入れ替わる薬だったのですよ〜」
やすな(セサミ):「じゃあ、私が間違って飲んだのは・・・」
アルシーヴ:「その入れ替わる薬か・・・」
ソーニャ:「アンタら、勝手に納得してるが、あぎり・・・やっぱりお前か(やすなが勝手に自爆したのか。バカはバカか・・・)」
カルダモン:「もしソーニャが飲んだらどうなったんだろう?」
ソーニャ:「お前と入れ替わる可能性が高いな。私と似ているからな」
カルダモン:「そうだとあまり面白い展開にならないかな〜」
やすな(セサミ):「二人共〇〇屋みたいだしね」
アルシーヴ:「ちなみに効果はいつ切れる?」
あぎり:「二日ですね。明後日の朝には戻りますよ〜♪」
アルシーヴ:「二日か・・・」(考えている)
カルダモン:「やすなの姿をしたセサミを連れ帰っても、神殿にあらぬ噂が回って混乱する可能性が高いと思うよ(それはそれで面白そうだけどwww)」
ソーニャ:「そうだな。でも私もセサミの姿のやすなをうちに置いておいたら、色々カオスで困る(こんな痴女みたいなアホが一日中いたら、私の頭がおかしくなる)」
あぎり:「ちなみに、戻る際は、身体ごと入れ替わったりしませんので、身体が戻るべき場所にいるのがお勧めですよ〜」
アルシーヴ:「つまりは、こうだな」
結論がついた
カルダモン:「じゃあやすなは、神殿に来てもらおうか。セサミの姿ならまだ誤魔化せる余地があるからね」
ソーニャ:「じゃあセサミは、私の所に残ってもらうか。筆頭神官さん、このアホの処遇については好きにしてくれて構わない。なるべく反省させるように頼む」
アルシーヴ:「了解した。セサミ、神殿の事は心配するな」
カルダモン:「じゃあねセサミ。休暇だと思ってお世話になるといいよ」
セサミ(やすな):「ソーニャさん、不束者ですがよろしくお願いします」
ソーニャ:「あっ、おうよろしく・・・(いつも見慣れているはずなのに、なんだこの違和感は)」(戸惑いを隠し切れない)
やすな(セサミ):「あっ、ソーニャちゃん、照れてるww」
ソーニャ:「お前、帰って来た暁には、覚悟しておけよ」
カルダモン:「お〜恐いね〜(来てよかった)」(面白い物を見たから喜んでいる)
やすなは神殿に帰って
やすな(セサミ):「ソーニャちゃん、二日間セサミさんと一緒か〜大丈夫かな?」
アルシーヴ:「私は、貴様がいることで神殿がどうなるか心配なのだが」(呆れている)
カルダモン:「セサミの事より、自分の心配しようね」
やすな(セサミ):「私は、ここでどうすれば?」
アルシーヴ:「お前には、神殿に迷惑を掛けた以上、それ相応のケジメを付けてもらう」
やすな(セサミ):「一体どういうお仕置きで?」
アルシーヴ:「今日は、ソラ様を見張ってもらう。付きっきりで」
やすな(セサミ):「それだけ?」
アルシーヴ:「お前に出来ることはそれぐらいしかないだろうから」
カルダモン:「料理も家事も出来ないなら、そうするしかないからね〜。表沙汰にすると面倒だしね」
やすな(セサミ):「な〜んだアルシーヴさん、優しいな〜」
アルシーヴ:「一つ忠告しておくが、もし脱走させたら、夕飯はない」
やすな(セサミ):「全力で見張ります!」(ガチの顔)
カルダモン:「その意気だよ(今のリアクション凄く面白いねwww)」
アルシーヴ:「それから、これを渡しておく」
やすな(セサミ):「何これ?エサ」
アルシーヴ:「クロモン達の世話も頼む。セサミがやっている」
やすな(セサミ):「とりあえずやってみますね」
カルダモン:「ご飯催促してきたら、ご飯あげたらいいから、とりあえず頑張ってね」
やすなはソラの見張りをする
ソラ:「なんでやすなちゃんが、私の部屋にいるの?」
やすな(セサミ):「アルシーヴさんから、見張って欲しいと頼まれて」
ソラ:「もう、アルシーヴったら」
やすな(セサミ):「お仕事頑張ってくださいね」
しばらくして
やすな(セサミ):「はあ・・・ソーニャちゃん今頃どうしてるかな?」
ソラ:「セサミの事気になる?」
やすな(セサミ):「結構気になるよ。教えて下さい」
ソラ:「セサミはね、アルシーヴの専属秘書なんだけど、神殿で私たちの身の回りの世話もやってくれるのよ」
やすな(セサミ):「なんか、家族でいうしっかり者のお姉さんみたいっすね」
ソラ:「結構秘書歴長いから、年も年なのよ〜」
しばらくして、ソラが脱走しようとした
やすな(セサミ):「おーい、ソラ様脱走しようとしないでね」
ソラ:「黙ってたら大丈夫よ」
やすな(セサミ):「じゃあ、ベッドの下のおやつとジャンクフードの件アルシーヴさんに言っちゃおうかな?」
ソラ:「それだけは言わないで〜」
やすな(セサミ):「仕事が終わったら、里の話をしてあげますよ。脱走したらアルシーヴさんから飯抜きにされるんだからね」
ソラ:「それ興味あるわ〜♪、じゃあ頑張るわね」
やすな(セサミ):「(あ〜危なかった。いつもこうやって脱走してんすか・・・)」(安堵する)
それから、クロモンの世話等で、それなりにこき使われたらしい(セサミよりは苦労していないが)
キルミーサイド
セサミ(やすな):「私はどうしたらよろしいでしょうか?」
ソーニャ:「そうだな・・・。じゃあ家事料理を頼めるか?」
セサミ(やすな):「それだけでよろしいのですか?」
ソーニャ:「今回の件はやすながやらかした所為で、別にアンタは何も悪くないんだ。せめて何かしたいのならそれだけお願いする」
セサミ(やすな):「そういえば、家事料理は普段はどなたが?」
ソーニャ:「私ら個人主義で別行動だから、ここでは誰も家事していないんだ。食事も外食だしな」
セサミ(やすな):「承知しました」
ソーニャ:「(と言っても、この拠点でする事があるのか?生活するにおいての家具はあるがな・・・)」
昼食の時間
セサミ(やすな):「ソーニャさん、昼食ですよ」
ソーニャ:「へえ、流石は筆頭神官の専属秘書というだけあるな」
セサミ(やすな):「これぐらいはいつもの事です」
ソーニャ:「おっ、美味い」
セサミ(やすな):「恐縮です。しかし食材を買いに行く際に、クリエメイトの皆さんから凄く不思議そうな顔で見つめられました」
ソーニャ:「そりゃ・・・まあな(真面目に買い物していたらそう思われても仕方ないよな、あのアホ)」
それから家事をしているやすなの姿をしたセサミを見て
ソーニャ:「・・・」(ぼーっとしている)
セサミ(やすな):「どうされました?」
ソーニャ:「いや・・・何でもない(やすなが真面目に家事しているのが違和感を覚える・・・)」
ソーニャはこう切り出す
ソーニャ:「いつもアンタ、神殿でもそういうポジションなのか?」
セサミ(やすな):「私はアルシーヴ様の秘書ですが、七賢者の世話や、クロモン達の世話もやっております。料理家事等の身の世話も私がやっているんですよ」
ソーニャ:「それを毎日やっているのか?アンタがいない神殿は大丈夫なのか?」
セサミ(やすな):「本当は凄く心配です。私がいないとソラ様やシュガー等の子供たちが・・・」
ソーニャ:「たまには、アンタがいない苦労も知ってもらうのも大事なんじゃないのか?一人で抱えなくてもいいんだぞ」
セサミ(やすな):「お二方が羨ましいですね。そういえば、やすなさんってどういう方なんですか?」
ソーニャ:「一言で言えば、バカだ。アンタと大違いだ」
セサミ(やすな):「そうなのですね。貴方もカルダモンと性格違うような気がします」
ソーニャ:「カルダモンって、調停者だよな。普段どんな仕事してるんだ?」
セサミ(やすな):「争いごとを仲裁するのが、主な仕事だと聞いています。本人は楽しいかどうかが重要だと言っておりますね」
ソーニャ:「ふ〜ん、そうなのか(〇〇屋である私とは違うな)」
ソーニャは最後に
ソーニャ:「もしかしたら、こういう出来事は不幸な事じゃなくて、神様がくれた休暇なのかもしれないかもな」
セサミ(やすな):「そう考えたら、こういう体験も悪くないと思えますわ」
ソーニャ:「そうだ、神殿の事はきっと大丈夫だ。筆頭神官が心配するなって言ったんだからさ」
セサミ(やすな):「ソーニャさん、その言葉で安心いたしました」
いつものソーニャと違い、凄く優しい一面が表れていた(やすなが見たら相当おちょくるであろう)
翌日
いつもの朝礼
アルシーヴ:「今日の日付が変われば、やすなとお別れだが」
ソラ:「明日になったらセサミが帰って来るのね」
フェンネル:「全く、貴方はアルシーヴ様のお手を煩わせていますわね。最後まで手を抜くような真似をするんじゃなくてよ」
やすな(セサミ):「フェンネルさん、私の所為でゴメン」
ソルト:「フェンネル、一番大変なのはソルトなんですよ」
アルシーヴ:「皆、協力して頑張ってくれ。今日までの辛抱だ」
朝礼後
アルシーヴ:「やすな、少しいいか?」
やすな(セサミ):「アルシーヴさん、どうしたの?」
アルシーヴ:「今日は、私は外での仕事で夕方まで神殿を空ける」
フェンネル:「もちろん、私が護衛ですわ」
やすな(セサミ):「ちょっとタイミング悪いね」
アルシーヴ:「もし客人が来たら、上手く対応してもらえるか?」
やすな(セサミ):「私に出来るかな・・・」
フェンネル:「アルシーヴ様の顔に泥を塗るような失態をしたらどうなるかは、よく分かってますわね?」(ガチで迫る顔)
やすな(セサミ):「フェンネルさん、あんまりプレッシャーかけないで・・・」
シュガー:「じゃあシュガーとソルトでフォローしてあげる♪」
ソルト:「少しはマシになると思うので」
やすな(セサミ):「ありがとう、二人共〜」(涙目)
アルシーヴが外出した後、しばらくして最初の客人がやってきた(ソルトから、秘書らしい口調の練習はして貰った)
客人B:「これはこれはセサミ様、筆頭神官はお留守のようで」
ソルト:「(『遠方からご足労様です。今日は私が用件を伺います』って言ってください)」(遠くからプラカードを見せる)
やすな(セサミ):「えっと、遠い方からご苦労さんです。今日はわたしが、用件を・・・えっと聞きます」(漢字読めないから、ぎこちない)
客人B:「いつもの感じではないようですね?」
シュガー:「セサミはね、今日はちょっと調子が悪いだけだから、気にしないで〜♪」(フォローする)
客人B:「そうなんですかシュガー様」(納得した)
シュガー:「アルシーヴ様に、何を伝えて欲しいの〜?」
客人B:「本日は、こういった件でして」
用件を伝えて
客人B:「ではまたごきげんよう」
やすな(セサミ):「ごっ・・・ご機嫌ようでございますわ・・・」
ソルト:「お気を付けてお帰り下さい」
客人がドアを閉めた後
やすな(セサミ):「ふ〜緊張した」
ソルト:「まだ終わっていませんよ。次のお客様がいらっしゃいますので」
やすな(セサミ):「えっ?」
客人C:「入ってよろしいですか?後ろが詰まっておりますので」
やすな(セサミ):「はい、次の方どうぞ(後何人くらい来るんだろ・・・)」
それから、やすなはシュガーとソルトのフォローも相まって数多くの客人を上手く捌いた模様(但し、内容はソルトが必死にメモしていた・・・そりゃやすながバカであると察した故)
夕方アルシーヴが帰還した
アルシーヴ:「やすな、どうだった?」
やすな(セサミ):「二人の協力もあって、何とか乗り切れました。あと客人がひっきりなしに来たんで大変でした」
アルシーヴ:「で?どういう内容か覚えているか?」
やすな(セサミ):「え〜と(来た客の髭しか記憶にないよ〜)」
ソルト:「ソルトが来た来客の方と、内容をメモしておきました」
アルシーヴ:「ソルト、助かる」
やすな(セサミ):「いやあ、緊張しすぎで頭真っ白になっちゃったもんで・・・」
ソルト:「元からないと思いますよ。人の話を覚えるような頭は」
やすな(セサミ):「うわあ・・・ソルトちゃん地味に毒吐いたよ」
シュガー:「シュガーもやすなお姉ちゃんフォローしたんだよ」
アルシーヴ:「分かった分かった、シュガーなりによくやった・・・」
やすな(セサミ):「シュガーちゃんの可愛さ戦略が、結構役に立ったので」
アルシーヴ:「やすな、まだ仕事がある。私の手伝いをしなさい」
やすな(セサミ):「あっ・・・はい(もう疲れたよ〜)」
それからアルシーヴの仕事を手伝って夜になり、寝る時間。カルダモンが労いに来た
やすな(セサミ):「あ〜、やっと終わった〜」
カルダモン:「お疲れ、やすな」
やすな(セサミ):「大人って大変だってよく分かったよ」
カルダモン:「セサミはもっと大変だよ〜。実際有給申請して、有給取ったのが半年後だったこともあるんだから」
やすな(セサミ):「え〜そうなの、私だったらバックレちゃうよ」
カルダモン:「その前に、秘書になるのは無理だろうけどねww」
やすな(セサミ):「カルダモンちゃん、バカにしてるでしょ!ソーニャちゃんと声似てるのに、性格が私だよ」
カルダモン:「相変わらず、面白いね。君は」
布団に入って、カルダモンが見守る
やすな(セサミ):「布団に入って寝たらソーニャちゃんの所に帰れるんだよね」
カルダモン:「そうだよ。戻ったらソーニャによろしく言っておいてよ」
やすな(セサミ):「分かったよ〜おやすみなさい」
キルミーサイド
ソーニャ:「おはよう・・・」
セサミ(やすな):「おはようございます」
ソーニャ:「秘書だから朝早いんだな」
セサミ(やすな):「朝食は出来ていますよ」
朝食の時間
ソーニャ:「よくバランスの取れた食事作れるよな」
セサミ(やすな):「栄養管理も秘書として当然ですから」
ソーニャ:「今は私しかいないが、神殿では、筆頭神官と女神と七賢者の分まで毎日作るんだよな」
セサミ(やすな):「はい、アルシーヴ様が昼食を取れない場合は、弁当も作りますよ」
ソーニャ:「里で自由奔放なアイツと大違いだな。アンタの爪の垢を煎じて飲ませてやりたいくらいだ」
セサミ(やすな):「私はそれが仕事ですから、お気になさらず」
それから、色々な事を二人でして(要するにソーニャがやすなが居た時とは大違いな平穏な日だった)
夜
ソーニャ:「セサミとも日付が変わればお別れか」
セサミ(やすな):「二日間というのは、短かったですね」
ソーニャ:「別に会いに行こうと思えば会えるのに、なんか不思議な感じだよな」
セサミ(やすな):「そうですね。決して永遠の別れではありませんのに、なかなか会えない感じがいたします」
ソーニャ:「アンタは女神やランプと違って忙しいから、そう思うんじゃないかな」
セサミ(やすな):「ソーニャさん、貴重な体験をさせて貰えて感謝申し上げます」
ソーニャ:「礼なら、あのアホに言ってやれ。私は何もしていないし、むしろお礼を言いたいくらいだ」
そして寝る時間
ソーニャ:「じゃあな。筆頭神官によろしく言っておいてくれ」
セサミ(やすな):「ではおやすみなさい」
翌朝元に戻る
セサミ:「いつもの私の部屋ですわ」
身支度を済ませ(相変わらず、自称秘書の正装で)
セサミ:「さて、今日も頑張りましょう」
セサミは台所で朝食作りをする
セサミ:「ソルト、おはようございます」
ソルト:「セサミ、おはようございます(いつものセサミです)」
セサミ:「ソルト、シュガーを起こしてもらえますか」
ソルト:「その心配はありませんよ。もう起きていました」
セサミ:「あら?珍しいですね」
ソルト:「やすなが反面教師になったと推測されます」
フェンネルがやってきて
フェンネル:「セサミ、ちゃんと戻ったのね」
セサミ:「ええ、今日から通常業務に戻ります」
フェンネル:「貴方がいないと、本当に大変だったわよ」
セサミ:「お察しいたします(やはり何かあったんですね・・・)」
朝礼
アルシーヴ:「皆、セサミが戻った」
セサミ:「二日間ご迷惑をお掛けしました」
カルダモン:「やっぱり、セサミはこのキャラだね」
ソラ:「やすなちゃんとの日も楽しかったけどね♪」
フェンネル:「私は、アルシーヴ様が心労で倒れてしまわないか心配でしたわ」
ソルト:「ほとんどソルトがセサミの代わりを務めましたが・・・」(フェンネルにツッコミ)
シュガー:「シュガーもしっかりしないとって思うようになったよ〜」
アルシーヴ:「では今日も一日頑張ろう」
一方キルミーサイド
やすな:「ソーニャちゃん、戻ったよ〜」
ソーニャ:「はあ・・・いつものウザい奴に戻った」(ため息をつく)
やすな:「ねえねえ、聞いて聞いて」
ソーニャ:「何だ?」
やすな:「神殿にいる間、大変だったんだよ〜」
ソーニャ:「だろうな(むしろお前の所為で、神殿の人間の方が大変だったろ)」
やすな:「アルシーヴさんから、ソラ様の見張りをやらされて、客人の対応や、クロモン達の世話とか色々やらされて、てんてこ舞いだったー。フェンネルさん口うるさいしー」
ソーニャ:「これに懲りたら、もうこんな悪戯すんなよ。日常を大事にしろバカ」
やすな:「はーい!反省してます」
ソーニャ:「相変わらず、口だけは達者だな(やれやれ)」
こうして二人の入れ替わるドタバタ劇は終わり、お互いが日常を取り戻したのであった。このドタバタ劇によってソーニャとセサミの間に密かな繋がりが築かれた模様であり、セサミの重要性をアルシーヴ達は改めて自覚した
終わり
最後まで、お読みいただき感謝申し上げます
プロットを考えていた時は、全くもってつまらない作品になりそうだなと感じていましたが、意外と上手くいったような感じがしました。後タイトル考えるのに、物凄く苦労しました(キルミーベイベーのタイトルを参考にしました)
プロット段階ではギャグになりそうだなと思っていたら、書いている内にキルミーサイドがハートフルな内容になったのが意外でした(やすなは痛い目に遭いましたが)
確定チケットで当てる際は、6分の1の確率だったので、かなりの賭けでした(セサミ以外は全員いた)
次回作も期待しない程度に
>>37
いつもお読みいただきありがとうございます
ソルトちゃんは、七賢者であるからこそ、勉強熱心だと思われます(やすなのアホレベルをどこまで落としていいのか分からなかったので、この程度にしました)
漢字については、色々ツッコミがあると思いますが、エトワリアにも一般的な日本語はあると推測しています(エトワリアの言葉もあると思いますが)
いつも感想レスありがとうございます。次回作も期待しない程度に
やすなのせいで神殿がめちゃくちゃになると思っていました。それからきらファンでも声優ネタがもっと増えてほしいと思っています。
>>39
お読みいただき感謝申し上げます
アルシーヴ様の機転や、七賢者(主にソルト)のフォローで何とかギリギリ凌いだという感じだったので、正直神殿が滅茶苦茶になる危険もありましたwww(セサミが結構心配していましたので)
やすなもソーニャ以外には、迷惑をかけようとは考えてはいないと思っています(罪悪感は持っているはず)
公式に声優ネタを増やして欲しいと思うのは私も同じですよ〜
次回作も期待しない程度に(並行執筆の作品も完成目指そう)
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