チマメ探偵団――それは正義を愛し、悪を憎む少女たちで結成された無敵の探偵団である。
メンバーは3人。
――冷静な判断でメンバーをまとめる『チノ』
――溢れる行動力で3人を引っ張る『マヤ』
――物腰の柔らかさでみんなを和ませる『メグ』
3人の頭文字 ”チ” ”マ” ”メ” からとって『チマメ探偵団』と命名された。
立ちはだかる事件を前に、3人は時に笑い、時に頭を抱え、時に涙を浮かべる……
これは、そんな三人の少女たち『チマメ探偵団』が里を騒がす事件を華麗に解決していく物語である――
※注意※
このssは実際にあったおかしな犯罪を異世界風に再現し、探偵団に扮するチマメ隊が解決していくお話です。
脚色はありますが、全て”実際に”起きた事件です。
『怪盗ラパン』、『さすらいの賞金稼ぎ リン&カレン』の設定が含まれます。
たまにブラックジョークがまざることがあります。苦手な人はブラウザバック推奨です。
ナレーション(CV:マッチ)【ここは、チマメ探偵事務所――】
ナレーション(CV:マッチ)【数々の事件を解決し、その評判は世界の果てまで響き渡る『チマメ探偵団』の根城である――】
ナレーション(CV:マッチ)【事務所には、事件の依頼が途切れることはない――】
ナレーション(CV:マッチ)【朗らかな秋晴れの空の下、つかの間の休息で生まれた静寂を探偵団のメインエンジンである『マヤ』の一言が掻き消した】
ナレーション(CV:マッチ)(僕の出番これだけかい?ランプ……)ヒソヒソ
マヤ「いやー。まさか異世界に来て、名探偵として名を馳せるとは思わなかったよー」
チノ「名探偵……なんでしょうか」
マヤ「名探偵だよ!私たちが『チマメ探偵団』を結成してから、たくさん事件を解決してきたじゃん!」
マヤ「毎日事件の依頼も届いてるし、受けた依頼はすぐに解決してるし」
マヤ「里の人からも『チマメ探偵団バンザーイ』って讃えられてるし」
チノ「それは私たちが名探偵だからではなくて――」
ドタドタドタ ガチャ
メグ「はあ……はあ……」
メグ「チノちゃん、マヤちゃん!事件の依頼だよ〜!」
メグ「里に、おいしいコーヒーを淹れてくれる喫茶店があるでしょ?」ハアハア
メグ「そこの喫茶店からの依頼で」ハアハア
メグ「夕べ喫茶店に強盗がやってきたんだって!」
チノ(それって私が開いてる喫茶店じゃ……ってそうじゃなくて)
チノ「私達にその強盗を突き止めてほしいということですね」
マヤ「コーヒーだったら、チノが淹れてくれるのもおいしいよね。さっすが未来のバリスタ!」
メグ「あそこの喫茶店、コーヒーだけじゃなくてパンも美味しいんだよね〜」
メグ「注文してから店員さんが焼いてくれて、コーヒーと一緒に食べると美味しくって〜」
チノ「ふ、二人とも///今は事件の解決のほうが先です!強盗にあったという喫茶店に急ぎましょう!」
(パトカーのサイレン音↓)
https://www.youtube.com/watch?v=xPNQ_MQjp0g
\見て!チマメ探偵団よ!/ \今日もあっという間に事件を解決しちゃったわ!/
R警部「すごいぞチマメ探偵団!今回もスピード解決じゃないか!」
マヤ「もちろん!これくらいの事件、私たちにかかれば楽勝だよ!」
メグ「けっこう簡単だったよね〜」
チノ(それはそうですよ。だって本当は……)
――数時間前
マヤ「それで、昨日この店に強盗がやってきたんだ?」
店員C「うん。もっていた剣で脅されて、カウンターにあったお金をとられちゃったんだ……」
メグ「どんな人だったか覚えてますか?」
店員C「ええと、モヒカン頭でトゲトゲのついたリングを肩につけてて」
店員C「ジャケットとズボンはボロボロで」
店員C「いかにも荒くれ者な格好だったよ」
ガチャ カランカラン
??「すいませんギャ。コーヒーとトーストのセットをお願いギャ」
チノ(モヒカン頭で肩にはトゲトゲのついたリング、いかにも荒くれ者……さっきの証言と同じ格好です)
チノ(まさか犯人……いやいやありえません。偶然ですね)
店員C「あっ!この人がそうだよチノちゃん!ちょうどこの格好で強盗に来たの!」
犯人「ギャ?」
チノ「……」
マヤ「……」
メグ「……」
チノ(強盗は昨日、喫茶店から確かにお金を奪いました)
チノ(次の日、私達が店員さんに聴き込みをしていると、強盗は昨日押し入った時と同じ格好で喫茶店にやってきました)
チノ(その後、強盗は私たちに取り押さえられて、駆けつけた警察に逮捕されました)
R警部「お手柄だったな!チマメ探偵団!」
店員C「あっという間に捕まえちゃうんだもん!さすが私の妹たちだよ!」
\チマメ探偵団バンザーイ/ \チーマーメ!チーマーメ!/
マヤ「いやーそんなに褒められたら照れちゃうよー///」
メグ「えへへ〜///」
チノ「そ、それほどでもないです///」
チノ(まったく……)
チノ(ウチの探偵団にくる事件の依頼はアホすぎます)
引用及び参考動画
「おかしな犯罪者たち」 ttps://www.nicovideo.jp/watch/sm14441981
#00:12 〜
今日もチマメ探偵団のおかげで、里の平和は守られた――
君のまわりでなにか事件がおこったら、チマメ探偵事務所まで知らせてくれたまえ!
読ませていただきました!
この犯人…一体誰なのでしょうか…?
あ、関係ないですけどギャングー団って間抜けですよね!
おもしろかったです!
しかし、エトワリアにもこんな犯人がいるもんですね…。
あ、そんなこと言ってる場合じゃなかった!
チマメ探偵団、先程ケチャップを抱えてる死体がありました!犯人を突き止めてください!
読みましたー。楽しかったです
最後のナレーション、どこかで…と思ったら、名探偵ホームズで聞いたフレーズでした。あれはいいアニメです…
マヤ「またまた私たちだけで事件解決!知名度が上がっちゃって参ったよー」
チノ「完全に犯人の自滅だったじゃないですか……」
マヤ「解決したのは本当なんだし、いいじゃん」
メグ「また事件の依頼だよ〜」
メグ「ついさっき、里にある銀行で強盗があったんだって」
マヤ「行こう、チノ。事件が私たちを呼んでいる!」
チノ「今度はマトモな犯人だといいですね……」
チノ「いえ、事件が起きないのが一番です」
\見て!チマメ探偵団よ!/ \またまた警察からの称賛を受けているわ!/
R警部「すごいぞチマメ探偵団!またしてもスピード解決じゃないか!」
チノ「はあ……まあ……」
マヤ「まあね、朝飯前だったよ!」
メグ「今日の朝ごはんは和食だったね〜」
チノ(そもそも今回の銀行強盗、なんであんな行動とったんでしょうか……)
――数時間前
チノ「えっ?強盗は何も盗らずに帰ったんですか?」
受付嬢S「そうなの、銃を突きつけられて「金を出せ!」って言われたときはビックリしたけど」
受付嬢S「話をしたらすぐ帰ってポカンとしちゃったわ」
メグ「受付のお姉さんはなんて言ったの?」
マヤ「ていうか、お姉さんどこかで会ったことない?」
受付嬢S「マ”ッ!?そ、そんなはずないわ!ひ、人違いよ!」
マヤ「ふーん」
受付嬢S「私は、教育係の先輩が言ったとおりのことを話しただけよ」
受付嬢S「ここで働き始めたばかりだし、金庫の開け方もまだ知らないしね」
受付嬢S(ていうか私も、そもそもここの金庫に預けられた宝石を盗むために従業員として潜り込んだんだけどね)
受付嬢S「いらっしゃいませー。本日はどのようなご用件で――」
強盗「金を出すギャ!でないとこいつをぶっ放すギャ!」チャキ
受付嬢S「マ”ッ!?イギャアアアアア!!!!!」
キャーゴウトウヨー ジュウヲモッテルワ、ドウシマショ
ザワザワ……
強盗「うるさいギャ!さっさと金よこすギャ!」
受付嬢S「ア……ア……」
受付嬢S(どうしよう……お金を渡したくないけど、抵抗したら何されるかわからないし……)
受付嬢S(ていうか、私はここに勤めたばかりで、金庫の管理なんて仕事、やったことない!)
受付嬢S(ハッ!)
受付嬢S(そういえば、先輩の社員が仕事の説明の時に言ってたわ)
受付嬢S「う、うちの金庫は店長しか開けられないんです!」
受付嬢S「店長は今、仕事でいなくて……」
受付嬢S「私たちはだれも金庫の開け方はわかりません!」
強盗「ほんとかギャ?嘘ついてごまかしてるんじゃないかギャ?」
受付嬢S「嘘じゃないです!私はここに来たばかりで金庫の開け方なんてわかりません!」
強盗「……!それじゃあ……」
カリカリサラサラ
強盗「ここに俺たちの連絡先を書いたギャ。店長が帰ってきたら、ここに連絡するギャ」
受付嬢S「え……」
強盗「言うとおりにしないと痛い目見るギャ!」
受付嬢S「わ、わかりました……」
強盗「俺達は一旦帰るギャ。ちゃんと連絡するギャよ!」
受付嬢S「これがそのメモよ……」
マヤ「あ、ほんとだ」
メグ「確かに連絡先が書いてあるね」
チノ「……」
マヤ「……」
メグ「……」
チノ(私たちは警察に応援を頼んだ後、メモに書いてあった連絡先に連絡しました)
チノ(ブラフだろうと思っていましたが、本当に強盗がやってきました)
チノ(当然、強盗は待ち受けていた警察に逮捕され、事件は無事解決。めでたしめでたしです)
R警部「お手柄だな!チマメ探偵団!」
受付嬢S「噂に違わぬ解決の速さね!さすがR先輩に頼りにされることはあるわ!」
受付嬢S(ここでの盗みはしばらく後にしたほうが良さそうね)
\チマメ探偵団バンザーイ/ \チーマーメ!チーマーメ!/
マヤ「いやいやー私たち名探偵だからねー///」
メグ「名探偵として当然だよね〜///」
チノ「た、大したことないです///」
チノ(まったく……)
チノ(こんなことで褒められて、いいんでしょうか……)
今日もチマメ探偵団のおかげで、里の平和は守られた――
君のまわりでなにか事件がおこったら、チマメ探偵事務所まで知らせてくれたまえ!
この事件のソースURL
TRAP RADER 世界のマヌケな犯罪者たち7選
ttps://trapradar.net/culture/dumbest-criminls/
受付嬢S…R警部…一体、何間紗路さんと何座理世さんなんだろうか…
悪党は間抜けしかいないのか!(やすな並の感想)
>>9
感想ありがとうございます!
ギャングー団……ひねりのない気の抜けたネーミングだなあ。
きっとこの犯人と同じマヌケな奴らの集まりなんだろうなあ……(すっとぼけ)
>>10
呼んでもらえるだけで嬉しいのに楽しかったと言ってもらえるなんて……
そんな感想が届いたから調子に乗って続編を書きました。
また感想をお待ちしています!
>>11
メグ「殺人事件の依頼だよ〜!」
R警部「現場に残されているのは、使用されたケチャップと、小麦の香りがする少女の遺体(ホトケ)」
R警部「そして血溜まりとそれで書かれた血文字……」
マヤ「……ハッ!」(コテリン!)
マヤ「ホットドッグよりもケチャップにふさわしいパンを焼くというのは建前で、パン三銃士と血で血を洗う死闘を繰り広げていたんだよ!」
少女C「どうしたらそう見えるの!?」
チノ「生きていました」
>>12
最後のセリフのパロディを拾ってくれた!
名探偵ホームズ、私も好きです。
犬のホームズには及びませんが、同じような気楽な気持ちで読めるSSを目指して書きました。
感想、ありがとうございます!
犯人の口調が全員ギャなのに草生える。
同じ組織の人間か、それとも脱獄だけは上手いのか
>>24
受付嬢SさんもR警部もエトワリアにいるありふれた一人ダヨ。誰かに似ててもきっと気のせいダヨ。
>>25
ありがとうございます!また楽しく読んでもらえるようにがんばります!
>>26
華麗なる犯罪は地味な準備の積み重ねの上に成り立つのです……
>>29
まて、それ以上いけない
>>30
確かに全員語尾がギャだから別人なのか分からない……
でも脱獄してもまたすぐにムショへ逆戻りになりそう。
マヤ「最近、里で何かのコンテストをやってるらしいね」
マヤ「なんか里で腕の立つ冒険者がみんな参加してるらしいじゃん」
マヤ「私たちも参加してみようよー。無敵のチマメ探偵団だし!」
チノ「探偵団、関係あるんでしょうか……」
メグ「事件の依頼だよ〜」バタバタ
チノ「でも、やめたほうがいいと思いますよ、マヤさん」
マヤ「なんだよチノ。ノリ悪いなー」
マヤ「数々の事件や凶悪犯と渡り歩いた私たちなら、コンテストくらい訳ないって」
メグ「なんの話〜?」
マヤ「チノが里でやってるコンテストに出たくないって言うんだよー」
メグ「それって、例の候補生さんが企画したやつ?」
マヤ「そうそう」
チノ「お正月や運動会の企画といい、アクティブな人です」
チノ「でも、ほんとにやめたほうがいいですよ」
チノ「うちの喫茶店でも、バイトの人が腕試しだと言って参加したんですが……」
━━━━━━
━━━━
━━
バイトR『私が苦戦するとは、想定外だ……』
━━
━━━━
━━━━━━
チノ「━━って、ボロボロになって帰ってきたんです」
マヤ「マジ!?あの鬼教官が!?」
メグ「あんな強い人がボロボロになるなんて……」
チノ「ちなみに私も参加しないかと誘われました」
チノ「なぜかいつもの格好じゃなくて、水着に着替えて出てほしいと言われましたが」
マヤ「え?なんで?」
メグ「水着コンテストとかあるのかな〜?」
チノ「結局、喫茶店や探偵の仕事で忙しいから断りましたけどね」
チノ「そういえばメグさん、さっき急いでいたようですが」
メグ「あっ、そうだった〜!」
メグ「里にある食堂に、強盗がやってきたって連絡があったの!」
マヤ「行こう、チノ!この事件を解決したら私たち、コンテストに出場するんだ!」
チノ(ますますコテンパンにされる予感がします……)
─
───
─────
(パトカーのサイレン音↓)
https://www.youtube.com/watch?v=xPNQ_MQjp0g
\見て!チマメ探偵団よ!/ \あっちの人は食堂の人かしら?警察からの称賛を受けているわ!/
R警部「すごいぞチマメ探偵団!強盗に何も渡さず追い返したそうじゃないか!」
チノ「いえ、今回は私たちじゃないです」
マヤ「うんうん、今回はこの店のシェフとコックさんのお手柄だよ」
メグ「あっという間に強盗を捕まえちゃって、かっこよかったよね〜」
チノ(駆けつけたときもびっくりしましたが、話を聞いたら更にびっくりしました……)
──────
───
─
───数時間前……
───エトワリアの食堂
シャミ子「よし。これで格好はバッチリですよ、桃!」
桃「シャミ子、確かに私、食堂のお手伝いはするって言ったけど……」
コック桃「私を厨房に立たせるのは、間違いじゃないかな?」
シャミ子「大丈夫です!シェフに桃が料理下手だと伝えたら、本腰入れて特訓してやると言ってましたから!」
コック桃「それだとお手伝いにならないんじゃないかな!?」
シャミ子「でも今の桃はハートフルピーチモーフィングステッキ━━」
シャミ子「……じゃなかった、ただのかわいい棒で身も心もコックさんなのでは?」
コック桃「ハートフルピーチモーフィングステッキはスキル習得までは対応していないから」
シェフL「あら〜あなたがシャミ子さんが言っていたお手伝いの子かしら?」
コック桃「はい。でも私、本当に料理はダメで……」
コック桃「厨房はシャミ子に任せて、私は接客に回った方がいいんじゃ……」
シェフL「大丈夫よ、はじめはみんな下手だもの。」
シェフL「シャミ子さんから仕事を素早くこなす娘がいるって聞いてたから、お手伝いに来てもらったのよ」
シェフL「簡単な仕事からやってもらうし、空いた時間には私が教えるわ」
コック桃「いや、あの……」
シェフL「それじゃあ、今日はよろしくお願いね〜」
コック桃「……はい」
─
───
─────
シャミ子(あれから朝、お昼、夕方も食堂は大繁盛でした)
シャミ子(桃は不安そうにしていましたが、シェフさんのフォローもあって、危なげなく厨房は回ったみたいです)
シャミ子(お客さんが少ないときは、シェフ直々の料理の特訓を受けているみたいです)
シャミ子(今も特訓の最中のようですね……)
\ハンバーグ、チュウビヨワビツヨビノジュンデヤク……/\アラ〜ヤイテイルノニピンクニナッテイクワ〜/
シャミ子(もう夜の10時……そろそろ冒険者さんが呑みにやってくる頃合いです)
ガチャ
??「……」
シャミ子「いらっしゃいませ。何名様ですか?」
強盗「強盗だギャ!音を立てるギャ動くギャ!」
シャミ子「ほげぇ!?あなた一体誰ですか!?」
シャミ子「うちは西部劇スタイルのご来店はおことわりです!」
カチャ
強盗「死にたいのかギャ?こっちは銃を持っているんだギャ」
シャミ子「はわわわ……」
強盗「わかったら店の有り金をさっさとよこすギャ!」
シャミ子「はいい……」ゴソゴソ
━━━厨房
コック桃(ん?シャミ子、レジからあんなにお金出して……)
コック桃(お店のお金の管理なんて、任せられてたっけ?)
シェフL「桃ちゃん?ちゃんと聞いてる?」
コック桃「シェフ、シャミ子ってお金の管理とかもやってますか?」
シェフL「?どういうことかしら?」
コック桃「なんかレジの方の様子が変なんですけど……」
強盗「袋2つ分ギャ。これで全部かギャ?」
シャミ子「は、はいっ。もうレジのどこもすっからかんです!」
強盗「よしよし、それで良いギャ」
強盗(前に強盗した仲間はしくじってたが、案外簡単ギャ)
強盗(これで大金が手に入るなんて、ちょろいもんギャ)
強盗「それじゃ俺はこれで失礼━━」
コック桃「ちょっと待って、お客さん」
強盗「なんだギャ?」
ガチンッ
強盗「うギャッ」
シャミ子(桃が強盗のヘルメットを何かで殴った!)
シャミ子(一体なにで……ってあれは!)
シャミ子(……スプーン?)
シャミ子(あ、ヘルメット凹んでる……)
強盗「うっ、お前、いきなり何を━━」
コック桃「……」スッ
強盗「しまった、奪った金が?!」
コック桃「このお金は返してもらうよ」
強盗「ぐうう、だが、こっちにはまだ銃が━━」
シェフL「あら〜お店の中で暴れてもらっては困るわ〜」ガッ
強盗「ギャッ、ウギャアアアアア……」ギリギリ
シャミ子(料理長、強盗にヘッドロックキメてる……そのままギブアップも取れそうです!)
シェフL「こんなの被ってたら、誰だか分からないわ。取っちゃいましょう」ガシッ
強盗「グギャア」ダンッ
シャミ子(ひええ、ヘルメットを剥いでそのまま床に押さえつけちゃいました)
シャミ子(ピンフォール?タップダウン?どっちにしろ勝負ありです!)カンカンカン!
チノ「連絡で駆けつけました、チマメ探偵団です!」
メグ「みなさん無事ですか〜?」
マヤ「強盗はどこだ!?」
シェフL「お疲れ様〜強盗はここよ〜」
強盗「ゥ……ギャ……」ガクッ
マヤ「えっ」
チノ「あ、はい」
チノ「……」
マヤ「……」
メグ「……」
─
───
─────
チノ(事情聴取によると━━)
チノ(強盗は店に押し入り受付を銃で脅してレジのお金を奪いました)
チノ(お金を奪い店を出ようとしたところ━━)
チノ(事態を察知したコックとシェフさんが急いで反撃に出て、)
チノ(コックさんは大きな金属のスプーンで強盗の被ってたヘルメットを殴り、)
チノ(続いてシェフさんがヘッドロックを加え、)
チノ(強盗からヘルメットを剥ぎ取って、床に押さえつけました)
チノ(その後、強盗は駆けつけた私たちと警察に逮捕され、一件落着です)
R警部「食堂の料理人たち!ご協力感謝するぞ!」
コック桃「いや、誰も怪我しなくてよかったよ」
シェフL「桃ちゃんがうまく立ち回ってくれたから、捕まえるのは楽だったわ〜」
シャミ子(桃といい、シェフの方といい、この世界の料理人は『シェフの気まぐれバイオレンス』を身に着けているのが普通なのか……?)
\料理人のねーちゃんいいぞー/ \景気づけに今夜はねーちゃんの料理で一杯呑むかー/
シェフL「あらあら、さっそく注文が入ったわ〜」
コック桃「いや、それは最低限上手くなってからで……」
━━━厨房
ハンバーグ?「」モ〜ン……
マヤ「ちぇー。今回はコックさん二人のお手柄かー」
メグ「私たち今回は役者不足だったね〜」
チノ「でもコックさんの言う通り、けが人が出なくてよかったです」
チノ(それにしても……)
チノ(スプーンで倒れる強盗って、なんだかマヌケな響きです)
料理人二人の勇気ある行動によって、里の平和は守られた――
君のまわりでなにか事件がおこったら、チマメ探偵事務所まで知らせてくれたまえ!
ライn…料理人L、強し…
あと焼いてるのにピンクになっていく肉…
厨房担当が強すぎる…でもみかんじゃなくて良かったかも。
ハンバーグに生命が宿ってるぽいけど…。
あと、メグちゃん、役不足は[自分にこの仕事は実力に対して軽すぎる]という意味だよ。
このミスは某奇妙な冒険の解説王も間違えたから気をつけよう!
>>50
感想ありがとうございます。
食堂に乗り込んだ強盗は頼もしいシェフとコックに料理されましたとさ。
これからもチマメ探偵団の活躍を魅せられるよう精進します。
>>52
シェフL、履歴書に伝説の勇者とか書いてありそうな貫禄でした。
なお、コック渾身の力作ハンバーグは、後でまぞくが美味しくいただきました。
>>53
メグ「え!?そうなの〜!?」
マヤ「本当だ。辞典を調べたけど、役者不足って言葉は載ってない!」
チノ「でも“力不足”、とも違う気がします」
チノ「“お株を奪われた”、とかが適当かもしれませんね」
メグ「間違った言い方だって教えてくれて、ありがとう〜」
メグ「今度から気をつけるね!」
>>54
水着チノちゃんも、リゼちゃんも、コンテストでは活躍したことでしょう。相手が強すぎただけなのです……
>>55
感想ありがとうございます。
チマメ隊の活躍をこれからも楽しみにしてもらえると嬉しいです。
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