あらすじ・・・普通の高校生、音無いりすはある日、半裸の神様から強大な力を与えられた。
そして、その力で地球を破壊する様強要される。しかし元々豆腐も壊せない
非力の上、普通の生活をエンジョイしているいりすにその気はサラサラ無い・・・
果たしていりすの運命は?地球はどうなる??
登場人物
音無いりす・・・愛称みゅーたん。小動物系非力女子だったが、神様から強大な力を授かり
地球を破壊する様命じられる。
鈴木すず・・・・みゅーたんの親友兼あだ名の付け親(?)
鳥居やしろ・・・神社の一人娘。おっぱいさん
神様・・・・・・半裸の神様。みゅーたんに力を渡す。
天使さん・・・・神様の使い。神様をいじるのと愛でるのが好き。
コミックス・・・・芳文社より全2巻発売
以前から探してた「音無さん」2巻をつい先日無事入手(1巻は既に持ってます)
1巻と通して何回も読んでる内に、色々言いたい事とか、感想とか、考察とか
したくなったのでスレ立てました。
勿論当時リアルタイムで読んでた方も一言(「懐かしい!」とか)でも良いので
色々書き込んで下さい!
コミックスを読むに、本作、雑誌掲載当時は結構カラーページも貰ってたみたいですが
(カラーページらしき所は色が若干違ってる)2巻のカバー下とか、後書き読むに本作は
所謂「打ち切り作品」みたいなんですよね。(それでも最後はキチンと纏まってます)
「これだけカラーページ貰って優遇されてて打ち切りか・・・」と一寸ビックリしました。
元々ミラクって「もっと自由に四コマを」がコンセプトの筈、なんですが、本作を始め
Lisa Stepとか、シロクマと不明局とか、ミラクのコンセプトに合った作品の殆どが2巻乙って
如何な物なんでしょうか・・・
さてここからはネタバレアリの感想考察に入るので、これから本作を読みたい!
と考えてる方は御注意をば〜〜〜
さて
これ、結局一番の諸悪の権化(と言うか、トラブルの根源)って、実は
天使さんなんじゃないでしょうかねぇ・・・(2巻巻頭カラーエピソード参照)
天使さんがつっぱリスさんを喋れる様にし、その後神様から引き離していなければ
と言うより、神様につっぱリスさんを与えていなければ、神様が地球を破壊する事も
みゅーたんが神様から地球破壊を命じられる事も、神様の中の汚れが目覚める事も
無かったのでは・・・?
後、基本的に本作は打ち切り作品ながら結構きれいに纏まってますが
矢張り残された幾つかの謎が・・・・・
謎1・・神様の本名は?
謎2・・前の神様から力を与えらる以前の神様は、どんな性格で
どんな人生を歩んで来たのか?
謎3・・神様になる前の神様が住んでいた世界は、どんな感じだったのか?
神様が言っていた「世界が荒廃した」原因は?
謎4・・神様になったみゅーたんは、今後どのくらいの割合ですーちゃん
(すずのあだ名)ややしろちゃんと会えるのか?
そして最後に、もし本作が打ち切られる事無く、2巻カバー下に書かれてた様な
半裸神の両親や色々なキャラが出て来たら、どんな展開になってた?等など
ここからは自分なりの解釈ですが・・・・・
謎3ですが、本作の世界観として、実はみゅーたん達が産まれる遥か遥か以前、地球は現在
(本作連載当時)よりずっと進んだ科学と文明を築いていて、人間達はそれを謳歌していた。
そして、神様になる前の神様は、その時代の崇高な科学者だったのではないかと。(これで
謎2もある程度は答えが出ましたかね?)
そして当時科学者だった神様は、様々な文明の利器を発明、開発して来ましたが・・・・・
「機械に依存し過ぎた人類は、やがて機械に淘汰される」「便利になり過ぎる事が、人類にとって
必ずしも良い事とは限らない」の言葉通り、やがて人類は戦争へと発展して行く・・・
自分が発明した文明の利器によって争う人々を見て、神様(になる前の科学者)は苦悩し、後悔する。
それでも神様(になる前の科学者)はシェルターに逃げ、何とか一命を取り留めるも世界は崩壊してしまう。
長くなりそうなので分けました
やがて一人ぼっちになった神様(になる前の科学者)の前に、前神が現れ
神様(略)に神の力を与えた。そうして神様は何億年もかけて、争いの無い
本編の世界を作り上げていった・・・と。(あくまで独自の解釈です笑)
後、半裸神様は何故あそこまでみゅーたんに拘ってたのか、も気になる所です。
(神様曰く「適性がある」としか言ってませんが・・・)
考察の文量から熱意が伝わってきます。
私も音無さんは好きな作品の一つです。
以下サイトに作品の基本情報と簡単なレビューをまとめているので、良かったら見てください。
https://w.atwiki.jp/2otu_kirara/pages/15.html
過去作品や2巻乙モノでも意外な掘り出し物ってあるよね。
特にミラクコミックは、段々入手が難しくなって来てるけど
今読んでも充分通じる物、結構有ると思う。
前の神様から適任者として力を授かり神様になったのは
実はあの半裸の神様だけで無くもう1人いたと推測してみる。
その、もう1人の神様こそみゅーたんなんだけど、彼女は
もしも半裸の神様に何かが起こった、或いは何かをやらかして
しまった時の為の、正にバックアップの役割を担っていて
特に問題が起きて無い間は、スリープ状態になっていた。
で、半裸神が体内に「汚れ」を残してしまった時、長い眠りから覚め
いつか半裸神の中の「汚れ」が暴走した時の為の準備を整えていたと。
ただ、半裸神から地球を壊せ
と言われたのは想定外だっただろうけど。
1巻も面白かったけど、更に面白くなったのは
やっぱ断然2巻だね!
特に1巻ではポーカーフェイスだった天使さんが
2巻で色々表情を見せて呉れたのは凄い眼福だった。
後、「ホレンテ島の魔法使い」がごちうさのフォロワー
と言うかオマージュ作?だったのに対し、「音無さん」は
クライマックスの展開とか見るに、まどマギのフォロワー
だったのかな?とか思ったり。
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