きららファンタジアのSSです。初めて書くのでそこはあしからず。
※いろいろキャラ崩壊注意
〜召喚の館にて〜
きらら「よーし、今日も召喚しましょう!」
ランプ「今日はどんな方がやってくるのでしょうか」
きらら「この石で召喚させてください!」
クレア「召喚ですね、私に任せてください」
ガチャ
ランプ「アレ、誰でしょう」
そこにはチノ、マヤ、メグ、3人揃ってチマメ隊がいた。
マヤ「おーい、私たちも召喚をやりにきたぞ!」
メグ「こんなチケット拾ったんだー」
ランプ「これは、召喚チケットですね。あれ?色が若干違うような...」
チノ「違うんですか?」
きらら「普通の召喚チケットは金を中心としたデザインに真ん中に鍵のデザインが入ってるのですが...」
マヤ「本当だ、少し青っぽいような...星五確定チケットとか?」
クレア「多分そうじゃないでしょうか。」
マヤ「よーしじゃ私たちもこれ使っていい?」
きらら「いいですよ、私たちも気になりますし」
きらら「じゃ、召喚しますね」
クレア「鍵開けます」
マヤ「私がやるー!」
マヤはチケットを紋章の中に投げつける。
すると...
ガタガタガタカ
メグ「あれー?ちょっとやばそうじゃない?」
チノ「小物が揺れてます」
それに合わせて、白い紋章は蒼く輝き、その1秒後には黄金に輝く。
クレア「こ、これはもしかするとかもです!」
ランプ「星五演出ですね!すごい方が来そうです!」
きらら(マヤさんナイス!)
ピカー
メグ「ま、眩しいよー」
チノ「前が見えません」
マヤ「す、すげぇ...」
光が収まると...
チマメ「...アレ」
???「オッス、オラせんしの孫悟空!」
どの聖典を探しても見つからないであろう登場人物が、そこにいた。
ランプ「ど、どちら様でしょうか...」
きらら「お、男の人ですね...」
クレア「しかも、今まで召喚したどのクリエメイトよりも強そう...」
マヤ「なんで、ご、悟空が...」
悟空「あれ?オラのことしってんのか?」
マヤ「いや、初対面だよ!?」
チノ「そういえばマヤさんは少年ジャ○プをよく読んでますよね」
チノ(さすがに悟空くらいは私でも知ってますけど)
マヤ「ま、まぁここに来たからは私たちの仲間だからね。歓迎するよ!」
メグ「うん!」
チノ「あれ?紋章が...」
またもや、紋章が白→青→金と変わってくる。
クレア「何もしてないのにもしかするとかもです!」
きらら、ランプ「えぇ!?」
マヤ「今度はベジータでも来るんじゃね?」
チノ「そうですよね...」
メグ「どうくるか、だね。」
だが、恒例の閃光が炸裂し、再びチマメ隊ときらら達の視界が一瞬奪われる。
その後目が見えるようになったチマメ隊たちに映った光景は...
強靭な蒼い鱗を持ち、緑の翼を広げた飛竜が、ちょうどこちらを振り向いたところだった。
???「ガァァァァァァァァ!!!」
マヤ「うるさ!」
チノ「うぅ...」
メグ「ふぇぇ」
飛竜は雄叫びを上げ、チマメ隊に寄り添ってきた。
チノ「あれ、襲いかかってこない...」
ランプ「も、もう意味がわかりません...」
きらら「もしかして、マヤさんが使ったチケットは、この世界から違うところにあったチケットなのでは?」
続き
チノ「なんか、さっきのおかしなことでエトワリアにも変な影響が出たかも知れません。」
マヤ「まじ?」
チノ「とりあえず外に出てみましょう」
外
メグ「悟空さんとマヤちゃんは商店街の方を見てきて!私とチノちゃんはラビットハウスを見てくるから!」
きらら「私たちはとりあえず待ってますね」
ランプ「大丈夫でしょうか」
悟空「行くぞ、マヤ!」
マヤ「うん!」
マヤは悟空の手に捕まり飛んでった。
マヤ「やばぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁ!」
飛竜「ガァー」
チノ「私たちはこの竜に乗っていきましょう。あとで名前もつけなきゃ行けませんね。」
メグ「う、うん」
蒼き飛竜は二人を乗せて飛び立った。
商店街
悟空「ざっと見て回ったけど特に変わったところはなさそうだな」
マヤ「うーん、ちょっと残念。ラビットハウスに向かお...」
きゃー!
突然叫び声が聞こえた。
マヤ「あっちだよ!行ってみよう!」
二人は叫び声が聞こえた方向へ向かうとでっかいティッピーのようななにかが特徴的なツノとしっぽが生えている少女、シャミ子こと吉田優子を追いかけていた。
シャミ子「ちょ、やばいです!助けてください〜」
マヤ「助けなきゃ!」
悟空「アイツはオラがやる!マヤはあの子を頼む!」
悟空は素手でティッピーみたいなのに勢いをつけて突っ込む。
そのスピードはせんしであるマヤを大幅に上回っていた!
悟空「どりゃー!」バキ!
一撃でティッピーみたいなのを空の彼方へと吹っ飛ばした!
マヤ「大丈夫?」
シャミ子「すみません...それより、あの強そうな方は一体...なんかどこかで見たことがあるようなないような...」
マヤ「ドラゴンボールの方の悟空だよ。なんでこの世界に来たのかは分かんないけど。あと私はマヤだよ!」
シャミ子「吉田優子です。この名前で呼んでいる人はほとんどいませんが...」
悟空「優子、おめぇすげーやばそうだったけど大丈夫だったか。よかったよかった。」
そこへ...
桃「あ、シャミ子。こんなところにいたんだ。早く筋肉をつけに特訓しに行こうよ。ってなんで悟空が!?」
驚く桃。さすがに知っていたらしい。
悟空「オラも行きてぇ!」
マヤ「私たちはとりあえずラビットハウスに戻ろうよ!」
悟空やマヤがティッピーみたいなのをぶっ飛ばした時から少し遡る。
クロモンたちがうろつく里の外。
そこでは悟空以外にも「クリエメイト」ではない者達が...
???「くそ、どこなんだここは」
???「大丈夫ですか、父さん。多分俺たちは地球とは別の所にいるんです。」
???「お父さんどこなんだろ...」
そう言いながら見知らぬ土地を歩く3人。「クリエメイト」同様に装備を新たにつけている。
アリス「あれ、あの三人..」
カレン「アレってもしかして...」
忍「もしかしなくても...」
陽子「ベジータ、トランクス、悟飯。つまりサイヤ人だな。」
綾「そうね。」
忍「確かあの三人、超サイヤ人になれるから...」
五人の少女達はサイヤ人に興味津々である。
やっぱりエトワリア人以外にとっては、サイヤ人のことはみんな知ってるらしい。
悟飯「もしかして、最近話題の異世界転生ってやつかな...」
ベジータ「なら早く元の世界に戻れるようにしないとな、そういえばカカロットだけ見当たらんな。」
トランクス「一応悟空さんもこの世界に来てるらしいです。」
そこへ...
忍「おーい!そこの三人のサイヤ人さん!」
ベジータ「なんだ。というかなぜオレたちの種族を知ってやがる」
忍「まぁ、それは私たちはあなた方のファンですから」
トランクス「ファン...」
アリス「ちょっとシノ、その人たち確かとても強いよ」
綾「特に怒らせたらヤバいわよ」
アリスと綾が止めようとする。
カレン「まぁ大丈夫でショウ。ここのクリエメイトの強さって戦闘力がどれくらいかでは決まらないでショウシ。」
ベジータ「なんだと、キサマ。ならやってみるか」バシュ
ベジータはクリエメイトとは比較にならないスピードでカレンに突っ込む。
しかし
カレン「とう!」
カレンはヒョイと交わし...
「一気に決めマス!必殺エターナル波動剣!」
カレンの剣が輝き出す。
ベジータ「え」
サイヤ人のそれを上回るほどのオーラを纏った剣がベジータに直撃した。
ベジータ「ばかなぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ベジータは吹っ飛んでいった。
カレン「ほらね?」
だがさすがはサイヤ人。なんとか耐えていた。
ベジータ「調子に乗るなよ...」バシュ‼
ベジータの髪が金色に輝く。
トランクス「ちょ、父さん!落ち着いて!」
ベジータ「フン、まあいい。貴様が強いのはわかったからな。」
ベジータも落ち着いたようで、超サイヤ人化を解く。
悟飯「よかった...」
ベジータ「でも、なぜどう見ても地球人のガキにしか見えないが、貴様らはそんな戦闘力をもっているんだ?」
忍「この世界のクリエメイトは、せんし、まほうつかい、ナイト、そうりょ、アルケミストといった5つのクラスのいずれかにはなっていて、わかりやすくいうと、色んなモンスターと戦うためにここにいる感じです。あと超サイヤ人になってください。」
陽子「カレンはよくトレーニングしてるからな。」
綾「この五人の中では一番強いと思うわ。」
アリス「せんしだからね。」
カレン「ベジータたちも自分の姿をよく見てみるデース!」
カレンがベジータたちに鏡を渡す。
ベジータ「なんだこれは」
悟飯「いつもと服が違う...」
トランクス「え、俺だけそのまま...」
カレン「ざっと見ると...ベジータがまほうつかい、悟飯がアルケミスト、トランクスがせんしって感じデスネ。」
綾「とりあえず里へ戻りましょ、ベジータたちのことも報告したいし。」
陽子「だな。」
ベジータ「微かだがカカロットの気を感じた...」
悟飯「僕もです。」
トランクス「あっち辺りでしょうね。すみませんカレンさん達、俺らはちょっと用があるので...」
忍「まってください!実はベジータさんたちの金髪を...」
アリス「....」
忍「やっぱやめときます」
カレン「アレは商店街デスネ。」
トランクス「では俺達はここで、ありがとうございました。」
ベジータ「今度は全力の超サイヤ人で貴様を倒してやるからな。」
カレン「望むところデース。」
そしてサイヤ人たちは悟空を探しに商店街に向かう。
〜商店街〜
しかし、悟空はいなかった。
ベジータは先程カレンにやられたのは、カレンがギャグマンガのキャラなのでは?と考えながら悟飯、トランクスと商店街を歩いている。
そこへ、ツノの生えた少女を連れたピンク髪の少女が話しかけてきた。
桃「ベジータに悟飯、未来のトランクスまで...三人は今何してるの?」
悟飯「え、なんで僕たちのことを..」
ベジータ「まるでオレたちのことを知ってるかのような素振りだな。あの五人組と一緒だ。」
トランクス「僕たちは孫悟空さんという人を探してるんです。」
シャミ子「あぁその人なら...マヤさんっていう子と一緒にラビットハウスへ行きましたよ。」
悟飯「どこですか?」
桃「この地図を見ればわかるよ」
桃が地図を差し出す。
悟飯「ありがとうございます!」
三人は商店街を後にし、目的地へ向かった。
桃「まさかこんなにサイヤ人と会えるなんて...」
チノとメグは蒼き飛竜に乗ってラビットハウスへ向かっていた。
チノ「凄く早かった...」
メグ「早かったね...」
チノ「というわけで少し待っててくださいね。私たちはここに用があるので。」
そうすると、飛竜は頷く。
メグ「強そうな見た目の割には結構いい子だね〜」
チノ「そうですね。とりあえず早く入りましょう。」
ラビットハウスのドアを開けると、そこには...
???「モグモグ...このメロンパンうま!おかわりってあるのか?」
ココア「は、はい...あ、チノちゃん!パン焼くの手伝ってぇ〜」
ココアが作ったパンを一気に食べまくる赤い髪の少女が席に座っていた。
チノ「誰ですか?少なくともエトワリアの人では無さそうですが。」
実際、その赤髪の少女はエトワリアでは見たことない装いをしている。とはいえ、どこかきららに似た雰囲気もあるようだが...
杏子「佐倉杏子だ。なんか目が覚めたらここの屋根にいた。」
リゼ「そんなことなんてあるのか...」
彼女も悟空や蒼き竜のように「クリエメイト」ではない者らしい。
チノ達は杏子に今の現状を話す。
杏子「ふーん。要するに別の世界の奴らがここに集合してるって感じだな。あんた達もこの世界の住人ではないと。」
メグ「まぁそうなんだけど...」
ココア「色々とかおすな事になってきたね...」
明らかに男である悟空がクリエメイトの装いで召喚されたり、ついでに竜も付いてきたり、杏子が屋根の上にいたりと、はっきり言ってめちゃくちゃである。
再びドアが開く。
悟空「オッス!」
マヤ「色々やばかった...」
「「えっ!?悟空!?」」
やはり驚く一同。
杏子「へー、あんたが悟空か。」
悟空「お、おめぇクリエメイトじゃないのに強そうだな!」
一人だけ動じずに話しかける杏子。
一方外では...
ベジータ「おい、何だあのドラゴン。」
悟飯「強そうですね...」
トランクス「このまま放置しても大丈夫なのでしょうか。」
ベジータ「まぁ大人しそうだしまずはカカロットだろ。あの先にいそうだな。」
ドアまで行くもドラゴンは襲ってこない。
そのまま三人はドアを開けた。
マヤ「え、ベジータ達も!」
チノ「まさか本当に召喚されてたとは...」
メグ「色々すごい...」
悟空「よ!ベジータ、悟飯、トランクス!おめぇらも来てたんか!」
杏子「お、あの強そうなのは悟空の仲間か。」
ココア「これって夢なのかな...」
リゼ「違うだろ」
ベジータ達を見た少女達の色々な感想が混ざっている。
ベジータ(もうオレたちは知られているの前提なのか...)
悟飯「僕たちの世界では僕たちは有名じゃないのに...」
トランクス「何ででしょうね。」
それからサイヤ人と杏子とココア達は色々な事を話し合った...
ラビットハウスのこと、魔法少女のこと、サイヤ人たちのこと...
チノ「あ、そういえばあの竜のこと忘れてました!」
ベジータ「ドアの前にいたあいつか...アレを手懐けるとはな...」
悟飯「凄いですね...」
メグ「早く名前をつけにいかなきゃ行けないんだった!」
外に出るとその竜はこっちを向いた。
チノ「うーん、空のように蒼いから...シエルとかどうですかね?」
メグ「私もシエルがいいな!」
シエルと呼ばれた蒼い竜はそれに呼応するように天に吠えた。
悟空「そういえばオラたちはどこで泊まればいいんだ?」
杏子「あたしは別に野宿でもいいけど...」
チノ「まぁ流石に無理がありますよね。」
ココア「悟空さん達や杏子ちゃんのことももっと知りたいし、頑張ってみるよ!」
というわけでラビットハウスになんとか泊まれるように努力した結果、なんとか全員泊まれるスペースを確保出来た。
当然ながら、帰ってきた千夜やシャロも驚いていたが...
こうして、サイヤ人、飛竜、魔法少女と...色々とかおすになったエトワリアの一日が終わった。
だが、これはこれから始まる出来事の序章にすぎなかったのだ...
かおす「このタイトルなのに、私は出ないんですか!?」
続く
ちなみにチノの声優はシエルというキャラを演じたことがあるんだって
続き
翌日、チノは気づかなかった。ココアだけでなく、どの聖典に記されていない男たちや魔法少女まで起こさないといけないということに....
そして、変なクリエメイトの続出により、召喚の館は一時的に休業。
神殿では大きな騒ぎになっていた。
サイヤ人は他のクリエメイトの比にならない量の食事を取ることがあり、小田切双葉と大食いの最強争いをしていたほどだ。
そして、サイヤ人が召喚されて一週間。
花小泉杏はココアと悟空と散歩をしていた。
杏「いい天気だねー」
ココア「意外と何もおこらないよねー」
悟空「たまにはこういうのもいいもんだな。」
その時、上空に赤色の流れ星が見えた。
ココア「!?!?」
それと同時に...
???「いやぁぁぁぁあああ!!!!」
杏子とは違う赤髪のお団子の少女が降ってきた。
悟空「危ねぇ!」
悟空は落ちていく少女の元へ向かい、キャッチする。
ココア、杏「「ナイスキャッチ!」」
後ろからココアと杏の声がハモる。
???「た、助かりました...って、ここどこですか!?」
おそらく別世界から召喚されてきたようだが、同じ赤髪でも杏子とは違う雰囲気を持っている。
ココア「ここはエトワリアっていうんだ。」
ココアは少女にこの世界についてを説明すると...
???「えぇ!?ここって異世界なのぉ!?」
悟空「つーかおめぇ誰だ?」
あかり「私は普通の中学生の赤座あかりです。起きたらいきなり落ちていたので驚きました。」
杏「あれ?」
いつのまにか、赤い光芒は消えている。それが輝いていた時に、あかりが落ちてきたのだ。
あかり「あ、あれは私じゃないですよ。なんか、銀色のよくわからないような形をしていたような...」
悟空「あかりではない、「何者か」なのか。もしかしたら、何かが起こるかもしれねぇぞ」
杏「私が報告してくるよ」
ココア「はなこちゃんはあかりちゃんを連れて先に帰ってて、私と悟空さんが報告するから。」
杏「わかったよ。」
きらら「悟空さん、ココアさん、何かあったんですか?」
悟空「あぁ。オラが杏とココアと散歩してたら、赤い流れ星が流れてきて、あかりっつぅ女の子が降ってきたんだ。オラやベジータ、杏子みてーにランプも知らなかった子だ。」
ココア「あとは、あかりちゃんが落ちてた所の近くにこんなものがあったんだ。」
ココアは銀色の謎の物体をきららに渡す。
きらら「これは...なんでしょうか...所々灼けている甲殻...でしょうか。」
悟空「オラにもわかんねぇな」
きらら「とりあえず、他のクリエメイトのみなさんや神殿の人たちにも聞いてみますね。」
悟空とココアはきららと別れ、ラビットハウスに向かった。
一方、悟空とココアと別れた杏、そして、あかりは...
杏「大丈夫だった?」
あかり「もう大丈夫です。悟空さんがちょうどいいタイミングで受け止めてくれたので、全然痛くないですよ。」
二人は悟空達より先にラビットハウスへ向かっていた。
サイヤ人や杏子たちの加入で、ラビットハウスは異世界人用の溜まり場みたいになっていた。
そのおかげで、何故か大繁盛しており、クエストに行けるのもせいぜい1日一人だけ。ということが多くなっていた。
杏「私は花小泉杏だよ。まぁここではほとんど『はなこ』って呼ばれてるけどね。」
あかり「杏さんって私と雰囲気似てますよね。」
杏「そうかな?」
そんな何気ないことを話していると、ラビットハウスが見えてきた。
〜ラビットハウス〜
杏「また新しい子が来たよ!」
チノ「えぇ....」
あかり「赤座あかりです。今日からここでお世話になります。」
リゼ「私はリゼだ。よろしくな。」
シャロ、千夜((この子、どことなくはなこ(ちゃん)みたいな雰囲気がする...))
杏子「あんたはどの聖典のキャラなんだ?」
あかり「え、聖典???」
杏「聖典っていうのは私たちがもともといた世界のことだよ。」
あかり「うーん、よくわからないけど七森中ってところにいたよ。」
杏子「初めて聞くところだな」
すると...
キィーン
上空から意味不明な音が聞こえてきた。
シャロ「あれが、はなこがいってた赤色の流れ星...?」
千夜「そうみたいね...」
二人は窓を見ながらそう言う。
杏子「あれ多分自然現象じゃないと思うんだけどな...」
杏子はそう呟く。
杏「え!?」
杏子「あぁ。なんか嫌な予感がする。」
リゼ「つまり、どういうことだ?」
杏子「なんかの生き物だ。人でもあたしたちが元の世界で戦ってた魔女でもない。しかもあのスピードで飛んでるんだしとんでもないヤツだと思う。」
シャロ「つまり、そんなバケモノまでエトワリアに召喚されたってこと?」
杏子「今回、あたしや悟空、あかりにあの蒼い竜みたいに、聖典に載ってない奴らが来まくってるだろ?きっとチノたちが持ってきたあの青いチケットのせいだろうな。」
千夜「私たちはどうすればいいのかしら。」
チノ「私たちクリエメイトで勝てる領域なのでしょうか。流れ星みたいなスピードを持ってるとか、流石に厳しすぎないでしょうかね...」
杏子「そのためのあたし達だろ?異世界のヤツには異世界のヤツらで対抗だ。このままほっておくと絶対この里に来る。クリエメイトだけで無理だとしても、桃やミカン、香奈もだけど魔法少女、サイヤ人、ドラゴン。そしてあんたらクリエメイト。色んな戦力がこっちにもいるんだ。」
杏「相手は一人だけだけどこっちは100人以上。そう簡単には負けられないよ!」
本格的に、赤い流れ星をもたらす生き物に対する会議がラビットハウスで行われようとしていた。
新作が来るたび楽しく読ませていただいております。
なお私の方は全然思い浮かばずに停滞している模様。
デレレレレン!デーデレレレーデレレンデーレ
ヒナゲシ「よしよしバルファルクちゃん。とりあえずオーダーしたココアちゃんから絶望のクリエ集めが出来たから、もっと強くなれるの!」
リアリストのヒナゲシは、天彗龍と言われるバルファルクを他のリアリストと共に捕獲。絶望のクリエを餌に飼育していた。
ここ最近聖典外からの異世界からの住人が多いが、こちらにも来ていたようだ。
例の赤い彗星っぽいのの正体でもあり、なぜ強大な古龍であるバルファルクが人間に好意を示すのか...
ヒナゲシ「クリエメイトも、きららちゃん達も、全て滅べばいいの!聖典に書いてあることなんて、全部綺麗事なの!」
パラガス「お前の言う通りだぜ。」
マントを付けた髭が生えた男はそう言った。
ヒナゲシ「やっぱりパラガスさんもそう思うの。」
パラガス「俺も元の世界では押し潰されて殺されたからな。」
「いちいち聖典を汚さなくても、全部物理でぶっ壊せばいいの!だから、サイヤ人のパラガスさんとドラゴンのバルファルクちゃんは適任なの...!」
バルファルク「キーン!」
パラガス「ハイプリス様には説明しなくてもいいのか?」
ヒナゲシ「今回は絶対かつるから。お姉様もいらないの。ていうか多分この二人さえいればきららちゃんは負けバトル確定なの。開幕でS専用チノ越え1%バリアからの全体9999ダメージ与えれる気がするの。」
ヒナゲシ「準備はととのったの。明日突っ込んでやるの。」
彼女が一番変な影響を受けている気がするが...
パラガス「正直こいつ、俺を殺したブロリーより強そうだしなぁ...」
ヒナゲシ「当たり前なの。色々な聖典を読んできたけど、これほど強いのは見たことないの...まぁ、パラガスさんが出ている聖典も見たことないから一概には言えないけど...」
パラガス「まぁブロリーも惑星くらいなら余裕で滅ぼせるからなぁ。」
ヒナゲシ「ブロリーさんも召喚されてほしかったの...それだけは心残りなの。」
三日後
リコリスの声「...あんたあまり調子乗らない方がいいわよ」
ヒナゲシ「大丈夫なのお姉様。聖典の世界の人たちはあまり戦闘能力高くないと思うし、なにせ味方は惑星壊せたり人とは思えないスピードを持ってたり。」
「負 け る わ け が な い の 。」
リコリスの声「やけに自信満々ね...」
ヒナゲシ「じゃあ、行ってくるの。」
ヒナゲシはそう言うとバルファルクの背中に乗る
遅れて、パラガスも背中に乗った。
キーン...とはせずに、二人を背中に乗せたバルファルクは走って行った。
仮にバルファルクが空を飛んだら二人が降ろされそうだからだろうか。
もちろん、きらら達がこの襲撃に気付くわけもなく...
バルファルクの背中にて
パラガス「そういえば、なんで三日後にしたんだ?」
ヒナゲシ「どうせ、この異変にきららちゃんは作戦会議してるの。バルファルクちゃんが飛んでるのも見られたっぽいし。だからあえて油断させたの。三日前は勢いで明日って言っちゃったけどやっぱりやめたの。」
今日はここまでにします。
ここから深刻なレベルでのヒナゲシのキャラ崩壊にご注意ください。
現在多忙につき更新が出来るかどうか怪しいです
リアルでのテスト週間が終われば再び更新出来ると思います
3日後。きらら達は気づくことはなかったが、当然悟空たちは気の流れを感じていた。
訓練所が壊れるのでクリエメイトとは違うところで修業をしていたのだが...
悟空「!」
ベジータ「貴様もわかったかカカロット。強い気の流れが。」
悟空「ああ。きらら達に伝えにいくぞ。」
トランクス「父さん、悟空さん、行きましょう」
〜ラビットハウス前〜
きらら「もう来るんですか?」
悟空「里の近くからやべぇ気を感じる。」
ベジータ「俺達と魔法少女組が里の外で戦う。」
ランプ「でも、そんな少人数で大丈夫なんですか?」
ベジータ「もしかしたら別の敵も来る可能性があるだろう。」
ランプ「わかりました。」
チノ「それなら、専用ぶきが最終段階になった千夜さんも連れてってください。攻撃を非常に高めてくれるんです。」
ココア「前のめちゃくちゃ強い『極クエスト』ではお世話になったからね。」
悟空「おめぇらっていつもこんな感じで戦ってるのか?」
ココア「うん。シャロちゃんや仁菜ちゃん、美雨ちゃんが防御を下げて、千夜ちゃんやかおすちゃんがカレンちゃんや桃ちゃんなどのアタッカーの攻撃を上げて、はなこちゃんや水着のチノちゃんが相手の攻撃を受け止めて強化されたアタッカーがトドメをさすって感じだよ〜」
悟空「個々はあんま強くねぇけどみんなで補ってるわけか」
ベジータ「基本一対一のオレらとは大違いだな。」
悟空「よーし、行くか。」
マヤ「悟空、待って!」
悟空をマヤが引き止める
メグ「私たちも行かないかな?」
悟空「悪りぃな、オラたちもみんなを危険な目に合わせたくねぇ」
チノ「なら、せめてシエルを」
ベジータ「あの蒼いドラゴンか。」
悟空「仕方ねぇな。シエルだけだぞ。」
店に悟飯が戻ってきた。
悟飯「すみません。桃さんとの特訓が長引きました。」
悟空「大丈夫だ悟飯。心配すんな。」
シャロ「私と千夜が行くわ。悟空さん達でも十分だとは思うけど...」
悟空「あんま人数は多くない方がいいよな。」
ベジータ「そろそろ行くぞ。」
悟空「ああ。」
里の近くの平原にて...
サイヤ人と魔法少女。杏、千夜、シャロは武器を構え、蒼い竜ことシエルは空を羽ばたき臨戦体制を取っている。
きららたちは里の中で警戒。
そして、バルファルクに乗った二人は、ついに里に辿り着こうとしていた。
ヒナゲシ「バレてるの...」
パラガス「カカロットにベジータまでいるじゃないか!」
悟空「おめぇはパラガス!どうしてここに!」
パラガス「気がついたらだ。」
ベジータ「オレらと一緒だな。」
杏「つまり、あのおじさんも悟空さんたちと全く同じ状況ってことだよね。」
パラガス「腐腐、だがお前たちの命もあと数時間だ。このドラゴンが、全て消し飛ばすからな。」
悟空「おめぇは戦わねぇのかよ。」
パラガス「死の恐怖を味わうがいい。やれ、バルファルク!」
ヒナゲシ「私たちの恨みを受けるがいいの!」
バルファルク「キーン!」
その刹那、バルファルクがベジータに突っ込んでいた。
ベジータ「がはっ」
その衝撃にベジータは吹き飛ばされる。これが戦いの始まりだった。
ヒナゲシ「リアライフで強化されてるの。そう簡単には倒せないの。」
杏「注意を引きつけるよ!」
杏は槍を構え、狙われやすさを大アップし、
ミカン「はらぺこになりなさい!」
ミカンはバルファルクにフラスコを投げつけ、
千夜「今回復するわ!」
千夜は傷ついたベジータを回復させる。
ヒナゲシ「ブレイズアロー!」
炎の矢を杏に打つ。しかし、
桃「ふん!」
近くにいた桃が剣を弾き、
杏子「はぁ!」
跳躍した杏子が槍をヒナゲシに打ちつけた。
パラガス「くらえ!」
黒ずんだ緑色の気弾を悟空に放つ。
悟空は間一髪で回避し、
「ハァー!」
力を込めて超サイヤ人になった。
悟空「おめぇなかなかやるじゃねぇか。」
パラガス「俺もリアライフをもらったからな。ベジータに対する憎しみは今でも変わらないぜ。」
パラガスは気合を込めると、ドス黒いオーラが身を包み込む。
悟空「さぁ、初めっか。」
ヒナゲシ「絶望のクリエで強化されたから、今のパラガスさんとバルファルクちゃんはとんでもなく強いの!」
ベジータ「くそったれ...パラガスはオレたちならすぐ倒せると思ったんだがな...」
トランクス「ハァー!」
トランクスは飛び上がってバルファルクの翼を斬り裂く。
悟飯「かめはめ、波ァー!」
香奈「喰らって!」
悟飯のかめはめ波と香奈の魔法でバルファルクを追撃する。
バルファルクは怯むもすぐにトランクスを翼で突き刺すように攻撃し、
そのまま周囲を薙ぎ払った。
香奈「いてっ!」
悟飯「うゎ!」
トランクス「ぐぁ!」
吹き飛ばされる三人。
ガァァァァァァ!
三人に追撃しようとするバルファルクにシエルは咆哮しバルファルクに突進。そのまま天高く飛翔し、バルファルクもそれに合わせて舞い上がる。
ヒナゲシ「マテリアルアロー」
杏「ぐっ!」
ヒナゲシの弓の連射を盾で確実に受け止めていく杏。
色々な属性を持つ矢を打ってくるヒナゲシは、かなりの強敵であった。だが、それ以上に強いのがパラガスとバルファルク。クリエメイトには少々厳しい相手だ。しかし、
シャロ「まずはヒナゲシから倒さなきゃ...」
ミカン「一気にデバフ行くわよ!」
千夜「バフと回復は私に任せて!」
一人でダメなら、みんなで協力すればいい話だ。
ヒナゲシ「しつこいの!ブレイズアロー!」
杏「まだまだ!」
凄まじい耐久力を誇る杏。専用ぶきにより、スタンして動けなくなったりしないのだ。
シャロ「覚悟はいいでしょうねー!」
ミカン「行くわよ、それ!」
防御力を下げる効果を持つフラスコをヒナゲシにぶん投げる二人。
ヒナゲシ「しまっ、」
杏を倒すのに集中していたヒナゲシはモロに食らってしまう。
千夜「海の側より去来せし、七色に輝く!」
そして千夜は杖を振り、周囲を照らす。
悟空「すげぇな、これ!」
ベジータ「力が湧いてくるな。」
桃「これで決める!」
ヒナゲシ「や、やばいの...」
杏子「くらえ、はぁぁぁぁぁぁぁ!!」
桃「フレッシュピーチハートスラッシュ!」
二人の魔法少女の一撃が、ヒナゲシに炸裂した。
ヒナゲシ「覚えてなさいなのー!」
ヒナゲシは吹き飛ばされ、倒れた。
パラガス「ヒナゲシ!」
バルファルク「キーン!!」
ヒナゲシの"友達"は怒りに震え、纏っていた絶望のクリエはその黒い輝きを増す。
二人と一頭。偽りの絆が、想いを強くしていくー。
シエルと空中戦を繰り広げていたバルファルクは、シエルの火炎放射を躱し、翼で叩き落とす。
そして着地し翼を反転させ、赤い光弾のようなものを全体に撃ち出した。
悟空「ぐぁ!」
桃「つっ!」
パラガスと交戦中だった悟空は、吹き飛ばされた後にパラガスの追撃を受けてしまった。
パラガス「腐腐。ってDoor!?」
超サイヤ人になったベジータがパラガスに強烈な蹴りを入れた。
ベジータ「カカロット!今は一体一にこだわってる場合じゃなかろう!」
悟空「そうみてぇだな...あの時のパラガスはそこまで強い気は持ってなかったけど...今はセルにも負けねぇくらい強え。あのドラゴンは悟飯達に任せっぞ。」
悟空「行くぞ!ベジータ!」
ベジータ「オレに指図するなぁ!」
そう言いながらも悟空と共にパラガスを倒さんとするベジータ。
パラガス「俺に八つ裂きにされるがいい」
両手から黒い波動を生み出し、振り払う。
黒い衝撃波を悟空とベジータに放った。
二人はそれを回避し、額に拳を入れる。
パラガスは両手で受け止めて、
パラガス「はぁ!」
悟空「ぎゃあああ!」
ベジータ「ごはぁ!」
パラガスの周囲に黒い爆発が巻き起こった。
今日はここまでです。
いよいよ小説も最終盤です。
ここまでお待たせして本当にごめんなさい。
>>40
待ってました!様々なクロスオーバーが熱くて見てて面白いいぞぉ!次の展開がどうなるのか、オラわくわくすっぞ!
ベジータ「はぁぁぁ!!」
ベジータが受け身をとり、再び宙に飛び上がる。
パラガス「無駄無駄っ!」
パラガスはベジータの拳を回避し、黒い球を複数生み出しベジータにぶつける。
悟空「かーーめーー」
悟空はそのまま地で力を溜め始めた。
ベジータは腕を交差させて防御し、パラガスの顔を殴った。
パラガス「ぐぉ!」
しかしパラガス少し怯むだけで、隙ができたベジータの顎を高く蹴り上げた。
ベジータ「がぁ!」
悟空「はーめー」
続けて回し蹴りを放ってベジータを悟空の方向に吹き飛ばす。
しかし、一瞬前までにはいたはずのそこには悟空の姿はなかった。
悟空「波ァァァァァァァ!!!」
悟空は一瞬後にパラガスの目の前に現れ、渾身のかめはめ波を放った。
パラガス「あーーーう」
パラガス「はぁ、はぁ、」
ベジータ「くたばれ!」
パラガス「どぉう!」
なんとか耐えたところを復帰したベジータが追撃する。
ベジータ「くらえ!ビックバンアタック!」
ベジータはダメ押しと言わんばかりにビックバンアタックを放つ。
パラガス「ダークデッドパニッシャー!」
パラガスも体制を立て直し、手から黒ずんだ紫色の気弾を打ち出す。
お互いの強烈な気弾は衝突すると、大気が震え出した。
ベジータ「なんだこれは!?」
そして、黒と白の閃光が、パラガスとベジータを包み込んだ。
〜ラビットハウスにて〜
ココア「ヴェア!?」
きらら「!?、なんなのこれ!?」
ベジータとパラガスの衝突は、里の中でも伝わっていた。
ランプ「きっとあそこの戦いでなにかが起こったんです。」
きらら「なら、私、行かなくちゃ。」
ランプ「危険ですよ!サイヤ人の皆様に任せて置いた方が...」
きらら「私はクリエメイトのみなさんを守らないといけないんだ。サイヤ人の人たちは待ってた方がいいって言ってたけど、それでも。」
ランプ「わかりました。なら、こっちの防衛は任せといてください!」
ココア「大丈夫だよ。まっかせといて!」
きらら「ココアさん...行ってきます!」
悟空「ベジータァ!」
ベジータ「うっ...くそぉ」
パラガス「異世界転生してもやられるとは...これもサイヤ人の定めか」
その衝撃に巻き込まれたベジータとパラガスはお互い力尽きた。
悟空「ベジータ、後はオラたちに任せとけ」
ベジータ「誰が、貴様なんかに...」
悟空「後はあのドラゴンだけか」
悟空はバルファルクと交戦している悟飯やクリエメイトたちの元へ向かった。
バルファルク「キーン!」
杏「ぐ、まだまだ!」
ジェット機のごときスピードで突進をし、杏を吹き飛ばす。
何度も攻撃を防いだからか鉄壁のナイトの杏も傷が深くなっている。
「はなこちゃん!今回復するわ!」
唯一のそうりょである千夜の回復魔法は全体回復な分回復量が低い。
バルファルクは全体攻撃をするから決して無駄にはなってはいないが、かなりジリ貧な戦いになっている。
ミカン「防御を下げるわ!」
悟飯「ボクだって!」
悟飯は一応アルケミストなので、今まではほとんど使っていなかったが腰にぶら下げてあったフラスコを使ってミカンと共に防御を下げる。
トランクス「はぁぁぁぁぁぁ!」
脆くなったバルファルクの頭に、トランクスの剣が斬り込まれる。
そしてバルファルクは翼を引き、トランクスを突き刺そうとするが、間一髪のところで回避した。
悟空「うりゃぁぁぁぁぁ!」
攻撃を終え、威嚇するバルファルクに飛び込んできた悟空は拳によるフックから蹴り上げの連撃を放つ。
悟空「おめぇら、大丈夫だったか?」
桃「私たちは大丈夫だけど、このままだと厳しいかな。」
香奈「なんとかやってけれてるよ...」
悟空「無理すんなよ。」
バルファルク「キーン!」
ダメージを受け怒りに震えるバルファルクは咆哮を上げた。体からはリアライフによってドス黒くも赤い龍気が漏れ出ている。
悟空「こっからが本番だ!」
バルファルクは胸から空気を吸い込んでいき、翼が赤く染まっていく。
杏子「たぁ!」
杏子の槍が、真っ先にバルファルクに捉えた。
しかし、バルファルクは飛び上がり回避、翼を再び反転、赤い光弾を地上に打ち込む。
杏子「ちっ!」
香奈「うわぁ!」
ミカン「きゃぁ!」
そのまま着地したバルファルクは、向かってくる悟飯とトランクスに翼を叩きつけた。
地面にはバルファルクから漏れ出た赤い気が充満しており、追い討ちの爆発を起こした。
悟飯「ぐぅ!」
トランクス「ぐはぁ!」
悟空「悟飯!トランクス!」
杏「狙われやすさアップが切れたよ...」
桃「斬り裂く!」
黒い刀を頭に入れる桃。
その一撃をバルファルクは動じず、翼を前方にまとめた。
悟空「左右に離れろ桃!やべぇのが来る!」
桃「わかった!」
その直後、バルファルクから極大の赤き光線が放たれた。
桃「あ、あぁ...」
足を掠っただけでこの威力。足が動かない。
ミカン「桃!?」
直撃は桃以外避けたが、衝撃に吹き飛ばされるクリエメイトも多かった。
千夜「なんて技なの...」
シャロ「みんな大丈夫!?」
悟空「オラが行く!」
悟空は桃に向けて全力スピードで飛ばす。
悟空「大丈夫だったか!?」
桃「ちょっと厳しいかな。」
悟空「やべぇ状況になってきたな...」
〜里の外〜
きらら「今の衝撃は、もしかして!」
きらら「はやく行かなきゃ!」
〜草原〜
トランクス「まだまだ俺たちはやれます!はぁぁ!」
トランクスは威嚇するバルファルクに対して頭を連続で斬り裂き、光弾で追撃した。
悟飯「フラスコかめはめ波ー!」
デバフ効果を持つフラスコを投げ、かめはめ波を重ねる。
それを受けてもなお倒れないバルファルク。
悟飯はバルファルクから放たれた突きを回避するも、バルファルクは間髪いれず薙ぎ払いを放つ。
トランクスも巻き込まれて二人は吹き飛ばされてしまった。
トランクス「ぐぅ!」
悟飯「うわぁ!!」
そしてバルファルクはスペースシャトルのように飛び立った。
悟空「今度はなんだ!?」
杏「飛んでっちゃったよ?」
悟空「来る!」
赤い彗星になったバルファルクは空を回転したと思えば、大地に向けて急降下した。
悟空「波ァー!」
唯一その行動を捉えれた悟空のかめはめ波がなんとかバルファルクの彗星のような急降下を受け止めれている。
悟空「みんな、逃げろ!」
その直後、エトワリア全域に激震が襲った。
きららがようやくたどり着いたとき。
きららが見たのは、悟空たちサイヤ人は倒れ、残ったクリエメイト数人がなんとかバルファルクの攻撃を捌いている光景だった。
きらら「そんな!」
悟空「参ったな、コレ。」
ミカン「きらら!かなりやばい状況だわ。」
悟空「はぁ、はぁ、すまねぇな。こんなはずじゃ」
きらら「大丈夫です。ここは私に任せてもらえませんか?」
杏「いたた!」
こう話している間にも、バルファルクの連撃は止まらない。
きらら「一緒に行こう。」
悟空「あぁ」
悟空の傷ついた体を癒やし、悟空は再び超サイヤ人に。
そしてきららは鎧がボロボロになっている杏と交代し、
きらら「星を繋いで」
バルファルクに光の波動を打ち付ける。
そして悟空が続いて蹴りを頭に入れる。
きらら「私が行かなきゃ!」
杖を振るい、光が波のようになり、きららに対し翼を槍のように突き刺そうとしたバルファルクの視界を遮る。
シエル「ガァァァァ!!」
蒼き飛竜は高空から火の雨をバルファルクに叩き込み、バルファルクを怯ませた。
ミカン「この!」
香奈「やってやるんだから!」
二人の魔法少女による水と風の魔法弾が打ち付けられる。
杏「やってみなきゃわかんないもんね!」
杏子「くらえ!」
バルファルクは空気を吸引し、再び臨戦態勢に入ろうとしたところを杏と杏子の槍の連撃によって阻害され、龍気が爆発し、ダウンする。
きらら「みんな!今だよ!」
きららの杖の星が光り、悟空たちが光によってきらめいた。
悟空「力が湧いてきたぞ!悟飯、行けるな!」
悟飯「はい、お父さん!」
悟空・悟飯「かーめー」
二人が溜めている間に杏子は分身。バルファルクに対して槍を勢いよく振り回す。
悟空・悟飯「はーめー」
シエルは空から足の爪で急襲し、その勢いで火炎球を打ち出した。
バルファルクは立ち上がり翼で薙ぎ払って杏子とシエルをぶっ飛ばす。
杏子「ったぁ!」
シエル「ガァァァァ!?」
そして...
悟空・悟飯「波ァァァー!」
親子渾身のかめはめ波が、バルファルクを巻き込む。
きらら「すごい...」
これを食らったバルファルクからは龍気が抜け落ち、そのまま大地に向けて倒れた。
悟空「へへへ、オラたちの勝ちだ。」
全力を出し尽くした悟空と悟飯はその場に突っ伏した。
倒れていたパラガスとバルファルクはカケラのようになり(オーダーされたクリエメイトが元の世界に帰るときのアレ)消えていった。
ヒナゲシ「あわわ……パラガスさんとバルファルクちゃんが……!」
ヒナゲシ「覚えてなさいなの……!こんなに頑張ったのに!!!」
ヒナゲシも転移魔法で消えていった。
きらら「あっ、ちょっと待って――」
悟空「逃げられたか。そしてパラガスもバルファルクも消えちまったな。」
きらら「では、なんで悟空さんたちは消えないんでしょう?」
悟空「まぁオラたちもそのうち消える感じだな。まぁ今はちょっとだけ休みてぇ」
きららは動けなくなった悟空たちを里へ連れていった。
〜ラビットハウスにて〜
悟空「ひゃー生き返った」
ベジータ「ちっ、オレがパラガスと相打ちなんてな。気に食わん。」
悟空「ほんと強かったよな。」
トランクス「すみません。こんな風に回復までさせてもらえるなんて。」
きらら「大丈夫ですよ。エトワリアを救ってくれたお礼です。」
ランプ「行ってしまうんですね。」
あかり「そうみたいだよぉ。」
杏子「アンタ、出番全然なかったよな。」
あかり「言わないでよぉ佐倉さん。何故かあかりだけなんのクラスにもついてなかったんだよぉ...」
ランプ「あかり様とは悟空様たちの戦いを見守っている間にいろいろ話を聞かせてもらいましたよ!!」
チノ「頑張りましたね、シエル。」
シエル「ガァ。」
メグ「お疲れ様。」
マヤ「またいつでもここに来てね!」
クレア「持ってきました。」
使用済みの青い召喚チケット。この騒動の原因となったアイテムだ。
あかり「えーい!」ズバッ
ナイフをきららから借り、チケットを切る。
そうすると、サイヤ人たちは、淡い光を浴びていく。
きらら「この光は...」
悟空「どうやらお別れみてぇだな」
ベジータ「ようやく元の世界に戻れるのか。」
悟飯「みなさん、ありがとうございました!」
トランクス「また、いつか会えるといいですね。」
杏子「異世界生活、意外と悪くなかった。」
あかり「あかりの出番がなかったのは気になるけどね...」
シエル「ガァァァァ!!」
ミカン「短い時間だったけど、貴方たちと会えてよかったわ。」
桃「いろいろありがとう。みんなも元の世界に戻ったら筋トレを忘れないで。」
香奈「私はあんまり活躍しなかったけど、すごかったよみんな!」
カレン「今度はベジータの全力の全力、みたいデス!」
ココア「みんな元気でね!」
悟空たちはカケラとなって、消えていく。元の世界に戻っていく。
きらら「……行っちゃった。」
千夜「なんだか楽しかったわね。」
シャロ「そうね。いなくなっちゃうと寂しくなるわ。」
杏「男の人が召喚されるなんてすごく珍しいからね。」
ランプ「うぅ...悟空様たちが帰ってしまいました。もっとお話ししたかったですー!」
マッチ「あーまぁこうなるよね。」
きらら「うん、そうだね。」
きらら「でもいつか会えるよ。少なくとも私はそう思ってる。」
きららはランプと外に出て、空に向かって手を掲げる。
きらら「きっとね。」
青色の流星が、流れるように煌めいた。
これでこの小説も終わりです。2020年からきらら関係ないキャラとのクロスオーバー物を書きたいと書き始めたものの、モチベが続かず、完成まで2年近くかけてしまいました。本当に申し訳ありませんでした。
そして応援本当にありがとうございました。結構書いてて楽しかったです。
かおす「やっぱり、私の出番ありませんでした!!」
お疲れ様でした!完結までずっと熱い展開が続いてワクワクしっぱなしでした!オラも創作活動負けてらんねぇしワクワクしてきたぞ!
多分あかりはクラスあげるとなると陽僧侶か陽ナイトのどっちかが適任(癒し要因か原作でメッチャタフなのを活かして)
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