注意
この作品は、健康診断の結果を見たセサミから糖尿病になって死ぬと宣告されて、シュガーが甘い物を一週間我慢することを遂行する内容です。
第15作目であります(何気に結構出してきました)
なお今回は、シュガー主役ですが、アルシーヴさんやフェンネルも頑張ります
また・・・結局並行執筆中の作品を放置しております。ここ数か月で書きたい内容が逆に増えてしまったようです(まず一個片づけような)
内容はハートフルです(いつもはギャグばかりですが)
過去作です(こんだけ書いているのに、並行執筆中からの作品が少ない件・・・pixivに投稿してある奴のほうが修正してあるのでオススメです)
第1作:【きらファンSS】偶然にも学園生活部の中の人キャラだけで揃ったら
http://kirarabbs.com/index.cgi?read=938&ukey=0&log=past
第2作:【きらファンSS】やすながゴムゴムの実を食ったら。(エトワリア)
http://kirarabbs.com/index.cgi?read=956&ukey=0&log=past
第3作:【きらファンSS】きらら:「あの天使なクレアがドSになった」
http://kirarabbs.com/index.cgi?read=983&ukey=0&log=past
第4作:【きらファンSS】シュガーとソルトのすき焼き論争
http://kirarabbs.com/index.cgi?read=1336&ukey=0
第5作:【きらファンSS】コルク:「私と一緒に素材集めを手伝ってくれないか」(第1作外伝)
http://kirarabbs.com/index.cgi?read=1341&ukey=0
第6作:【きらファンSS】アルシーヴ・痔・END
http://kirarabbs.com/index.cgi?read=1402&ukey=0
第7作:【きらファンSS】エトワリアアルコール消失事件、カンナの奮闘と黒ずくめの女の野望
http://kirarabbs.com/index.cgi?read=1464&ukey=0
第8作:【きらファンSS】きらら・ハッピーバースデー(7月7日誕生日記念作品)
http://kirarabbs.com/index.cgi?read=1497&ukey=0
第9作:【きらファンSS】里娘たちで無人島パロやってみた(きらファン×銀魂)
http://kirarabbs.com/index.cgi?read=1588&ukey=0
第10作:【きらファンSS】スニーキング・ザ・フェンネル
http://kirarabbs.com/index.cgi?read=1660&ukey=0
第11作:【きらファンSS】きらら:「さあポルカ、最後の勝負だよ」(トランプゲーム第1弾)
http://kirarabbs.com/index.cgi?read=1769&ukey=0
第12作:【きらファンSS】エトワリア宴会狂騒曲、イーグルジャンプ謝罪行脚の巻(第1作外伝)
http://kirarabbs.com/index.cgi?read=1827&ukey=0
第13作:【きらファンSS】???:「あっオナラ出そう」(マジ閲覧注意)
http://kirarabbs.com/index.cgi?read=1862&ukey=0
第14作:【きらファンSS】夜の里娘たちの部屋・ライネのお仕置き回避大作戦(某テレビ番組パロ)
http://kirarabbs.com/index.cgi?read=1999&ukey=0
ある日
シュガーは相変わらず甘い物を食べていた(テーブルには甘い物まみれ)
シュガー:「甘くて美味しい〜」
ソルト:「なんでそんなに甘い物を食べられるんですか?」
シュガー:「ソルトも食べないと無くなるよ〜」
ソルト:「胸が焼けますのでもう要らないです」
ソルトが呆れながらも、シュガーは甘い物を食べていた
そして町に来たら、ジンジャーと出会う
シュガー:「あっジンジャーだ」
ジンジャー:「よお、お前ら」
ソルト:「いつもお疲れ様です。ジンジャー」
ジンジャー:「一緒に歩くか」
シュガー:「わーい♪」
しばらく歩いて、住民が声を掛けてくる
住民1:「あっ、シュガー様、クッキーいかがですか」
シュガー:「わーい♪」
住民2:「マフィンもありますよ」
シュガー:「わーい♪」
住民3:「チョコレートもあげますよ」
シュガー:「甘くて美味し〜い♪」
あちこちで甘い物貰うシュガーに
ソルト:「相変わらずお人好しですね、シュガーは」
ジンジャー:「アイツって本当に住民に好かれるよな〜」
ソルト:「ああいう性格だと七賢者として心配です」
ジンジャー:「あ〜毒盛られていても、疑いなく喰らいそうだからか?」
ソルト:「ソルトがいないと、シュガーは制御不能です」
ジンジャー:「あれで、今コントロール出来ている方なのか?」
またしばらく歩いて、シュガーがおねだり
シュガー:「ジンジャー、あれ買って!」
ジンジャー:「しゃーねーな」
ソルト:「シュガーの我儘に付き合ってもらってすいません」
シュガーの食べっぷりを見て
ジンジャー:「シュガーお前、よくそんなに甘い物を食えるな〜」
シュガー:「甘い物は別腹だよ〜♪」
ソルト:「やれやれです」
ジンジャー:「お前、健康診断の尿検査で引っかかるぞwww」
シュガーの甘い物好きはジンジャーもドン引きした
健康診断の日(七賢者全員とアルシーヴとソラ)
ソラ:「今日は健康診断よ」
アルシーヴ:「皆、滞りなく行うように」
シュガー:「よ〜し頑張るよ〜」
ソルト:「シュガー、ここは落ち着いて行動してくださいね」
セサミ:「シュガー、遊びじゃないのですよ」
フェンネル:「アルシーヴ様〜一緒に参りましょう♪」
セサミ:「貴方は貴方でちゃんとしてくださいね」
ジンジャー:「やれやれ、セサミは大変だな・・・問題児の世話で手がかかるんだろな〜」
カルダモン:「セサミは皆のお姉さんだね」
ジンジャー:「それだとアルシーヴ様、オカンだよなwww」
アルシーヴ達がレントゲン撮影を行うため(シュガーとソルトは待ってもらう)
アルシーヴ:「このバリウムというのは、今でもつらいな」
看護師:「アルシーヴ様、シュガー様達が見ていますよ」
アルシーヴ:「分かっている(ここは大人の威厳を見せねば)」
アルシーヴがバリウム飲む(凄くマズそうな顔)
アルシーヴ:「うっ・・・マズイ(シュガー、ソルト見ていたか?)」
シュガー:「シュガー退屈〜お話しして〜♪」
ソルト:「シュガー、看護師さんを困らせるのはダメですよ」
看護師:「ではレントゲン撮影しますので、どうぞ」
アルシーヴ:「さて、行くか(見ていなかったのか・・・頑張ったんだが・・・)」
色々あって健康診断が終わる
しばらく日が経って健康診断の結果が届く。アルシーヴとセサミが確認
アルシーヴ:「どうだった?」
セサミ:「今のところシュガーには異常はありません。でもこのままだと糖尿病になる可能性も否定は出来かねます」
アルシーヴ:「そうか・・・クリエメイトの話では、子供の時から糖尿病になる事例も聞いた」
セサミ:「とりあえず私からシュガーに言っておきます」
セサミが、シュガーを呼び出す(ソルトも一緒)
セサミ:「シュガー」(真剣な表情)
シュガー:「何?セサミ〜」
セサミ:「よ〜く聞いてくださいね」
シュガー:「もしかして、アルシーヴ様のお役に立てた事についてかな?」
ソルト:「それはないと思いますよ」
セサミ:「貴方、このまま甘い物ばかり食べていたら、糖尿病になりますわよ」
シュガー:「何それ?」
ソルト:「セサミ、シュガーはそれを言われても、深刻な状況だと分からないですよ(え?本当なんですか?)」
シュガー:「え?シュガーの体に何かあるの?」
セサミ:「はい。このままだと死にますよ」
シュガー:「あばばばば、シュガー死にたくない」
セサミ:「まだ助かる可能性があります」
シュガー:「どうしたらいいの?」
セサミ:「甘い物を一週間禁止します」
シュガー:「そうしたらシュガー助かるの?」
セサミ:「まあ・・・そうですね(とりあえず我慢を覚えさせるために仕方ないですね)」
シュガー:「分かった、シュガー頑張る」
ソルト:「多分初日で終わると思います。シュガーには無謀なのでは?(まだ至るレベルに達していないのでしたか)」
セサミ:「シュガー、信じていますよ。アルシーヴ様の期待に応えられることを(ソルトの言葉の通りになりそうですが・・・)」
甘い物断ち生活開始
シュガー:「よ〜し、シュガー頑張るよ〜」
ソルト:「私が見ているので、食べたら言いつけますよ」
シュガー:「とりあえずお仕事〜」
ソルト:「シュガー、ちょっとお花摘みに行ってきます」
シュガー:「トイレだよね〜♪」
ソルト:「余計な事は言わなくて結構です///」
シュガーがお菓子を発見する
シュガー:「美味しそう・・・」(目をキラキラ)
ソルトがいないことを確認して
シュガー:「こっそり食べればバレないよね・・・」(ちょっとヤバイと分かっている顔)
シュガーが夢中で全部食べてしまった。
ソルト:「今帰ってきました」
シュガー:「おかえり〜」(微妙に冷や汗)
ソルト:「シュガー、その口周りについているカスは何ですか?」
シュガー:「えっと・・・埃がついたんだよ〜」
ソルト:「じゃあそこの缶は?」(落ちている缶を指差して)
シュガー:「あばばばば!バレた」
ソルト:「シュガーにはガッカリです。言いつけておきます」
初日でアウトだったので・・・
セサミ:「ソルトから報告がありました。いきなりシュガーが甘い物を食べてしまいました」
アルシーヴ:「まあ子供だからな・・・今まで我慢もせず甘い物を食べていた子供にいきなり食べるなということをさせるのは難しいのは分かっていた」
フェンネル:「相変わらずシュガーはアルシーヴ様の御手を煩わせる悪い子ですわね」
アルシーヴ:「これはカンナに何か頼んでみるか。仕事が終わったらライネのところへ行く」
セサミ:「アルシーヴ様、ヤケ酒は謹んでくださいね。健康診断でも怪しいですよ」
アルシーヴ:「分かっている。子供に教える以前に、大人としての姿勢を正さねばな(セサミにはお見通しか・・・トホホ)」
夜に里へ行き。ライネの食堂にて
アルシーヴ:「カンナよ、頼みがある」
カンナ:「何だい」
アルシーヴ:「シュガーを今日から一週間甘い物を禁止にさせたが、初日で挫折した」
カンナ:「ありゃランプと同じガキだからな、いきなり我慢するのは難しいだろ」
アルシーヴ:「しかし、シュガーが糖尿病になるのは心配だから、我慢を覚えさせたいのだ」
カンナ:「健康診断の結果ヤバかったのか?(我慢ってwwwどんだけシュガーはガキなんだwww)」
アルシーヴ:「いや、まだ異常はない。しかしあのような食生活を続けるのは危険だ」
カンナ:「要するに、甘い物を食わせないように我慢させる道具を作ってほしいんだな(お前はアイツの母ちゃんかwww?)」
アルシーヴ:「出来るか?お前が頼りなんだ」
カンナ:「道具は作れるけどよ。お前がそこまでシュガーを心配する奴とはな〜www」
ポルカがやってくる
ポルカ:「二人共真剣な話をしているけど、何してんだい?」
カンナ:「この筆頭神官様が、てめえのガキに甘い物を我慢させる道具を作って欲しいと頼んでいる」
ポルカ:「それ俺にも協力させてくれよ」
アルシーヴ:「確かポルカだったな。シュガーがあの時は世話になった」
ポルカ:「いいってことよ。ガキってのは、やっぱりシュガーのことかい?」
アルシーヴ:「うむ、お前の力も借りたい」
ポルカ:「よ〜し、カンナさんより凄いの作るぞ〜」
カンナ:「アルシーヴ、ポルカの奴を採用したとしてもあたしにも費用は払えよな」
アルシーヴ:「もちろんだ。シュガーのために我慢を覚えさせる道具を頼むぞ」
ポルカ:「しかしさアルシーヴさん、そんなものがあったら、ライネさんもお菓子ばっかり食べたりして太らねえと思うよなwww」
カンナ:「だよな、アイツも結構我慢苦手だよなwww太りたくないと言っておきながら、めっちゃお菓子食うよなww」
ポルカ:「ライネさんが一番欲しがりそうな道具だから、ライネさんの分も作っておこうww」
アルシーヴ:「おいおいそういう言葉は・・・あっ!」(背後に迫るライネを見て)
カンナ:「どうしたww」
二人の頭にライネの拳骨が炸裂
カンナ:「いってー、何すんだよ」
ポルカ:「お〜いってー、頭が割れる!」(床にのたうち回る)
ライネ:「相変わらず二人共、よくそんなに私の悪口が言えるわね〜♪」(両手で腕を鳴らす)
カンナ:「それ事実だろ。実際太って走ってまた食っての繰り返しだろ」
ポルカ:「最近はしわも増えているぜ。加齢臭もキツイぜ」
アルシーヴ:「ちょ!ポルカ(おい!そんなこと言ったら)」
ポルカの足元にライネの得物のナイフが刺さった
ライネ:「何か言ったかしら?次は本気で当てちゃうわよ〜」(笑顔でガチでタマを取りに行く勢い)
ポルカ:「いや何でもないぜ・・・(カンナさんの勢いにつられてつい言っちまった)」
カンナ:「その床の穴の修理代は、お前持ちだよな」
ポルカの顔スレスレにナイフが飛んできた(完全に八つ当たり)
ポルカ:「ひえー!なんで俺に・・・」(シェーのポーズで回避)
ライネ:「それだけ悪口言っておいて、請求するなんていい度胸ね?」(笑顔で殺気)
カンナ:「あたしじゃなくてほとんどポルカが言ったろ!」
ポルカ:「あの・・・本当にすいませんでした!修理代は俺が持つんでもう勘弁して〜」
アルシーヴ:「本当におっかないな・・・シュガーをしばらく預けてみる手もあるかもしれんな」
翌日の夜の食堂
カンナ:「出来たぞ」
ポルカ:「俺も出来たぜー」
アルシーヴ:「見せてもらえるか二人共」
カンナ:「あたしはこれだ」
アルシーヴ:「これは・・・ブレスレットのようだが」
カンナ:「こいつは、甘い物を口にすると、電気ショックが走る。死ぬほどじゃないが、ライネでも悶絶するくらい痛いぞ〜」
ライネ:「もうカンナったら、私の意思が弱いと思ってるの〜」(怒っている顔)
ポルカ:「カンナさん、古典的だな。シュガーとライネさんはそこまでバカじゃねえんだからさ〜」
ポルカの背後にライネがナイフを突きつける
ライネ:「あまり口走ると、命はないわよ〜♪」(ポルカに耳元で囁く)
ポルカ:「やだな〜ライネさん、冗談だって〜(もう俺のバカ!つい口走ってしまうぜ)」
カンナ:「ちなみに腕輪が作動したら、この端末からバイブが走るから、遠くからでも分かる。隠れて食べてもバレるぞ〜」
アルシーヴ:「よく分かった。そしてポルカは、どういうのを作った?」
ポルカ:「俺はこれだ」
アルシーヴ:「これは頭に付ける輪っかのようだな」
ポルカ:「こいつは、脳内に小言を送り付ける道具だ。アンタの言葉を予めこいつに吹き込んでおけば、甘い物を手に取ったら、小言が脳内に走るんだぜ」
カンナ:「要するに、アルシーヴの言うことはちゃんと聞くだろうなという発想か〜」
アルシーヴ:「それはどういう意味だ?シュガーは私の言うことを聞くと思っていないのか?」
カンナ:「シュガーがお前の言うことを聞かないなんて言っていないぞ〜」
ポルカ:「まあまあ(アルシーヴさんって、神殿ではオカンみたいなポジションなのか?)」
二人のやり取りを見ていたコルクがやって来た
コルク:「ちょっといい?」
ポルカ:「おっ!コルクどうした?」
コルク:「昨日の話を聞いていた。私からも協力する」
アルシーヴ:「そういえばお前もシュガーの面倒を見ていてくれたな」
ポルカ:「ちなみに俺の方がシュガーの面倒見ていたぞ」
コルク:「シュガーに完全に見下されていた」
ポルカ:「余計な事言うなって」
アルシーヴ:「それで、お前は何を持ってきたんだ?」
コルク:「シュガーの甘い物を我慢させるなら、これがいい」
コルクが薬の瓶を出して見せた
アルシーヴ:「これは?」
コルク:「これは、一粒飲むと24時間甘い物を苦く感じさせる薬、結構効く」
アルシーヴ:「薬で我慢させるのは、少し考えものだな・・・」
コルク:「もしシュガーが本当に我慢できないなら、最後の手段でやってもいいと思う。ライネにも勧めたことがある。食欲減退効果が凄いからダイエットに最適」
ポルカ:「あ〜なるほどな〜」(ライネを見て)
ライネ:「何見ているのかしら〜?死に急ぐにはまだ早いわよ♪」(殺気全快でナイフ片手に笑顔)
ポルカ:「まだ何も言ってないぜ(あのお姉さん、地獄耳かよ)」
カンナ:「まあ一週間のノルマは行けるだろうな。まあその後のリバウンドが恐ろしいだろうがな(ライネがもし使っていたらwww)」
アルシーヴ:「じゃあ全部貰おう。しっかり使わせてもらう」(全員に代金を払う)
カンナ:「また利用してくれよ」
ポルカ:「俺も頼っていいぜ」
カンナ:「あたしの仕事を横取りしようとすんな」(ポルカに拳骨)
ポルカ:「いってーな。ライネさんと変わらないぜ」
アルシーヴは神殿に帰って
アルシーヴ:「よし、まずはポルカから貰った道具に小言を吹き込んでおこう」
アルシーヴは考えていた
アルシーヴ:「うーむ・・・悩むな。シュガーに一番効く言葉は何だろうか?」
二人がやって来た
フェンネル:「アルシーヴ様、お悩みですか〜♪」
セサミ:「帰って早々何されているのですか?」
アルシーヴ:「里でシュガーのための道具を作って貰ったんだが、この道具に小言を吹き込もうと考えているが、何がいいか悩む」
フェンネル:「では私が先に小言を吹き込んでみますわ」
セサミ:「シュガーに効果のあるのを頼みますよ」
フェンネル:「シュガー、アルシーヴ様は、貴方に期待していらしたのに、裏切るのかしら?」
フェンネル:「貴方がいなくなったら、アルシーヴ様は、深く悲しまれますわよ」
フェンネル:「我慢の出来ないシュガーなんかより、私の方が好きだと仰ってましたわよ〜」
フェンネルが色んな小言をノリノリで吹き込んでいる。アルシーヴとセサミが若干ドン引き
アルシーヴ:「フェンネルよ、お前のシュガーへの小言にほとんど私が入っているんだが・・・」
セサミ:「(やれやれフェンネルは相変わらずです)この薬は何ですか?」
アルシーヴ:「それは甘い物を苦く感じさせる薬だ。本当かどうか分からんが、試しに飲んでみようと思う」
フェンネル:「いえ!アルシーヴ様、私が毒見してみせます。アルシーヴ様の手を煩わせる程ではありません」
フェンネルが飲んだ後
セサミ:「(うわっ本当にやりましたよ・・・)試しに、この飴玉をなめてください」
フェンネル:「うっ!口の中が・・・(エスプレッソを何倍にもしたような苦さですわ!)」(悶絶)
セサミ:「本当ですね」
フェンネル:「セサミ!ティッシュ持って来て!(口の中ヤバイですって!)」
アルシーヴ:「本当に効くのだな。よくやったフェンネル」
フェンネル:「アルシーヴ様のお役に立てて光栄です。勿体ないお言葉ですわ」(青ざめた顔で喜んでいる)
セサミ:「流石はアルシーヴ様の盾と自負するだけありますわね」
アルシーヴ:「(すまぬ・・・身代わりをしてくれて)」
朝シュガーに改めて甘い物を我慢する生活が始まることを宣言
アルシーヴ:「シュガー、今日から始める前にこれを付けてもらう」
シュガー:「アルシーヴ様、シュガーにプレゼントしてくれるの?」
ソルト:「シュガーのためにアルシーヴ様が、里に行って作って貰ったのですよ」
フェンネル:「シュガー、アルシーヴ様に感謝なさい」
カンナ達から貰った物を出す
アルシーヴ:「これは、甘い物を食べると、電気ショックが走る腕輪だ」
シュガー:「本当に〜?」(腕輪を付ける)
セサミ:「論より証拠ですから、試しにチョコを食べて試してみます?」
甘い物を口にすると、腕輪から電気ショックが走る
シュガー:「あばばばば!痛いよ〜」
フェンネル:「甘い物を口にしたら、こんな痛い思いをしますわよ。それでもまだ口にしたい?」
シュガー:「こんな痛い思いをするくらいなら、甘い物要らない・・・」
ソルト:「流石に効いたようですね(痛みより甘い物だったらどうしようか考えものでした)」
アルシーヴ:「(ライネが悶絶するほどだと言っていたが、シュガー・・・)それから、これもつけよう」
アルシーヴがポルカに貰った頭の輪っかのような道具を見せた
シュガー:「これな〜に?」(何事もなかったかのように)
セサミ:「(痛いのもう忘れていますわ・・・)」
アルシーヴ:「甘い物に手を付けると、私とセサミとフェンネルの小言が脳内に走る道具だ」
フェンネル:「約束を破れば、アルシーヴ様が悲しまれるということを、実感出来る素晴らしい物ですわ(私が付けたい♪)」
セサミ:「フェンネル・・・何羨ましそうな顔しているのですか?」
シュガー:「フェンネル、欲しいの?」
ソルト:「シュガーのための物ですから、シュガーが付けるのですよ」
フェンネル:「わっ、分かっていますわ」
セサミ:「貴方の分は自分で頼みなさいね」
シュガーが付けた後
アルシーヴ:「それから、これは最終手段だが」
シュガー:「何何〜」
アルシーヴ:「この薬は、一回飲めば、24時間甘い物を苦く感じさせる薬だ」
フェンネル:「シュガー、言っておきますけど、その効果は絶大ですわよ」
シュガー:「なんでフェンネルが知っているの?」
フェンネル:「私が実験してみましたわ。もう甘い物を食べる気を無くすほどですわ」
セサミ:「フェンネルが青ざめるくらいですから、本当に効きますよ」
アルシーヴ:「そういうことだ。でもお前なら、その薬に頼らずとも出来ると信じているぞ」
シュガー:「うん、アルシーヴ様に褒められるために、シュガー頑張るよ〜♪」
ソルト:「私も協力します」
アルシーヴ:「フェンネルよ、外出の際はシュガーのことを観察してもらえるか」
フェンネル:「承知致しました。このフェンネル、命を懸けて」
セサミ:「大袈裟ですね」
改めてスタート
シュガー:「よ〜し今度こそ頑張るよ〜」
ソルト:「とりあえず今日は部屋を片づけますよ」
シュガー:「そういえば結構散らかっているね〜」
ソルト:「ほとんどシュガーですよ。ソルトも手伝いますから、頑張って片づけますよ」
シュガー:「分かった〜♪」
二人は自分の部屋の片づけをした。セサミがこっそり観察
シュガー:「あっ、お菓子の缶だ♪」
セサミ:「まずい・・・二人が入る前にお菓子を片づけるべきでした」
お菓子が見つかる
シュガー:「(ソルトが向こう向いている)」
セサミ:「シュガー、さっきの意気込みはどうしたのですか?」(顔が焦っている)
シュガーが手に取ると
アルシーヴ(小言):「シュガーよ、お前がこの試練を成し遂げたらいっぱい褒めてやるぞ」
セサミ:「もうダメですか・・・」
シュガー:「分かった。アルシーヴ様に褒められるために頑張る!」
セサミ:「よかったです(あの小言マシンは凄いですね)」
ソルト:「シュガー、手が止まっていますよ。何かあったんですか?」
シュガー:「何でもないよ〜♪」
シュガーは我慢した。セサミも安堵した
二日目
シュガーがソラ捜索で街を歩いていると(フェンネルがこっそり付けている)
住民1:「あ!シュガー様だ。クッキーありますよ」
シュガー:「わ〜い」
フェンネル:「うわ・・・いきなりシュガーが誘惑に」
シュガーに小言が走る
アルシーヴ(小言)「シュガーよ、私は期待しているのだぞ。ここで諦めていいのか?」
シュガー:「アルシーヴ様の声だ」
シュガーはアルシーヴの声に励まされ
シュガー:「今日のシュガーは、調子が悪いから要らない」
住民1:「そうですか。じゃあまた」
フェンネル:「アルシーヴ様の声が聞こえたのね(流石はアルシーヴ様〜)」
シュガーは我慢した。フェンネルが妙に興奮していた・・・
三日目
シュガーとソルトが非番で街を歩いていると(今日もフェンネルがこっそり監視)
ジンジャー:「よおお前ら」
シュガー:「ジンジャーだ♪」
ジンジャー:「シュガー、なんだその頭?」(シュガーの小言マシンを指差して)
フェンネル:「そういえば、ジンジャーは知らないのでしたわ。今から言いに行こうかしら?」
シュガー:「シュガーは、甘い物を我慢しているの!」
ソルト:「一週間だけですが、真剣にやっています。その頭の飾りはそのためです」
ジンジャー:「あたしとトレーニングしたら、甘い物を食べることを忘れられるぜ」
シュガー:「それは嫌だ」
ソルト:「同じです」
ジンジャー:「そうか。でもお前のことを応援しているぞ」
フェンネル:「ジンジャーは理解したようね」
ジンジャーに激励された模様。フェンネルも流石にあんなトレーニングには付き合いたくないらしい
四日目
ソラの部屋にお茶を出すためにシュガーとソルトが入った
シュガー:「ソラ様〜入るよ」
ソルト:「お茶が入りました」
ソラ:「そこに置いておいて」
ソラの部屋から、ポテチやらのジャンクフードが大量に
ソルト:「ソラ様、ベッドの下から、ジャンクフードやらのお菓子が大量に見つかったのですが?」
ソラ:「ギクッ!何のことかしら〜」
ソルト:「セサミに報告する必要がありますね」
ソラ:「お菓子あげるから黙って欲しいな〜」
シュガー:「お菓子だ〜」(目がキラキラ)
フェンネル(小言):「そのような誘惑に負けるようでは、アルシーヴ様の足手まといですわよ」
シュガー:「今シュガー我慢しているから、その手は通じないよ〜」(ドヤ顔)
ソラ:「そんな〜」
ソルト:「そういうわけです。観念してください(やりますね、シュガー)」
シュガーはソラの懐柔策に乗せられず我慢した。なおソラはセサミから小言を喰らった模様
五日目
ハッカのためにお使いをセサミから頼まれた
セサミ:「二人にお願いがあります」
シュガー:「何何〜」
セサミ:「街へお使いに行ってください」
ソルト:「わかりました」
シュガー:「任せて〜♪」
セサミ:「ソルト、シュガーのことは任せましたよ」
ソルト:「分かっています」
街へ行く
ソルト:「シュガー、寄り道せずに行きますよ」
シュガー:「分かっているよ〜♪」
色々誘惑はあったが店に入って
ソルト:「あれですね」(高い所にある商品を見て)
シュガー:「(ジ〜)」(お菓子の缶を見ている)
ソルト:「シュガー、貴方も探してください」
シュガー:「シュガーちゃんと探してるよ〜」
お会計に進んだ時に
ソルト:「シュガー、なぜお菓子の缶が入っているのでしょうか?」
シュガー:「セサミから頼まれた物だよ〜」
ソルト:「そのお菓子の缶は、頼まれた物ではありません。よって買いません」
シュガー:「分かったよ・・・シュガー我慢する」
ソルト:「やけにすんなりですね」
ハッカへのお使いはちゃんと出来たようである
六日目
シュガーとソルトが里へ行き、ランプを連れ戻しに
シュガー:「ランプー、どこ行ったの〜♪」
ソルト:「シュガー、貴方と違って、返事するほどおバカさんじゃないですよ」
シュガー:「シュガーをバカにしてるでしょ!」(ちょっと怒った)
ソルト:「事実ですよ」
カオスと小夢と出会う
薫子:「あっシュガーちゃんです」
シュガー:「カオスおねえちゃんだ♪」
ソルト:「お久しぶりです」
小夢:「カオスちゃんの知り合い?私の名前は恋塚小夢!よろしくね♪」
シュガー:「そうだよ〜♪小夢おねえちゃん」
ソルト:「あの時はお世話になりました」
薫子:「あば〜、双子の姉妹の微笑ましい戯れる様子は最高です〜」
小夢:「(カオスちゃんがオッサンクサイコメントを・・・)二人にドーナツあげる♪作りすぎちゃって」
シュガー:「ありがとう小夢おねえちゃん」
セサミ(小言):「後もう少しの辛抱ですよ。ここで諦めてはいけません」
シュガー:「分かっているよセサミ」
ソルト:「セサミの小言が聞こえたのですか?」
薫子:「何かあったのですか?」
ソルト:「今シュガーはアルシーヴ様のご命令により、甘い物を我慢しているのです」
薫子:「そうなんですか」
小夢:「そうだとすると、ドーナツあげちゃ悪いかな?」
ソルト:「いえ、頂いておきます。シュガーの我慢も明日で終わりなので」
小夢:「頑張ってね♪」(シュガーをナデナデ)
シュガー:「うん頑張るよ〜♪」
薫子:「私も、頑張ります」
シュガー:「カオスおねえちゃん、じゃあね〜♪」
ソルト:「シュガー、まだ帰るのではないのです。ランプを連れ帰らないと」
シュガー:「忘れてた。ランプ!アルシーヴ様が怒っているよ〜」
ソルト:「全く・・・シュガーはもう少し頭を使うべきです」
小夢からドーナツを貰ったようだ。しかしソルトのおかげでその日はちゃんと我慢した(ランプも一応連れ帰った)
最終日
シュガーが昨日の小夢から貰ったドーナツの匂いを感じ取った
シュガー:「小夢おねえちゃんのドーナツの匂いがする」
ソルト:「シュガー、後もう少しです。ここで諦めたら今までの努力が水の泡です」
シュガー:「分かってるよソルト」
ソルト:「要らぬ心配でしたね」(安堵した)
遠くから見ていたセサミとフェンネル
セサミ:「最初のシュガーとは打って変わりましたね」
フェンネル:「本当に人って変わることができるのね」
セサミ:「貴方も最初は、今と全然違っていましたものね」
フェンネル:「昔のことは、私にとっては黒歴史ですわ」
セサミ:「これもアルシーヴ様のおかげでしょうね」
そしてついに甘い物を我慢する生活が終わる。七賢者全員で見届けた
シュガー:「ついに終わった〜」
ソルト:「お疲れ様です」
ジンジャー:「やったなシュガー」
シュガー:「アルシーヴ様〜シュガー偉かったでしょ♪」
アルシーヴ:「よく頑張ったな、シュガー」(シュガーをナデナデする)
フェンネル:「アルシーヴ様〜私も撫でてくださ〜い♪」
アルシーヴ:「お前も監視よく頑張ったな・・・(やれやれ・・・)」(呆れながらもナデナデする)
ソルト:「フェンネル・・・大人気ないですよ」
セサミ:「今日ぐらいはいいと思いますよ。アルシーヴ様のあんなに優しそうな笑顔はそうそうないですよ」
アルシーヴ:「セサミ、あまり茶化さないでくれ///」(照れる)
シュガー:「アルシーヴ様〜私が居なくなったら寂しい?」
アルシーヴ:「あ〜もちろんだ。だがそれはお前だけじゃない。七賢者全員例外ではない」
フェンネル:「私もアルシーヴ様がいなくなったら、自決しますわ」
アルシーヴ:「その気持ちだけ受け取ろう。だがお前も命を捨てるような真似はするなよ」
ジンジャー:「しかし、本当にアルシーヴ様ってオカンだよな」
カルダモン:「その器の大きさが七賢者達の心を動かすんだろうね」
シュガーが一言
シュガー:「小夢おねえちゃんからのドーナツを皆で食べようよ」
ジンジャー:「おいおい、いいのか?いつものお前なら独り占めするのに珍しいな」
シュガー:「皆で一緒のほうがいいもん♪」
カルダモン:「シュガーも今回の経験で成長したようだね」
アルシーヴ:「そうだな、セサミお茶を用意してやって欲しい」
セサミ:「承知しました」
ジンジャー:「早くしないとドーナツ無くなるから急いだほうがいいぞ〜」
フェンネル:「貴方が先に食べないように見張っておくわよ?」
ジンジャー:「お〜こえー」
楽しそうな雰囲気が漂っていたのか、ソラがやってきた。
ソラ:「あらあら?楽しそうね。私も一緒にお茶にするわ」
アルシーヴ:「セサミ、ソラ様の分も忘れないで欲しい」
セサミ:「既に折り込み済みです」
カルダモン:「流石はセサミだね」
皆揃ったので
アルシーヴ:「では、お茶にしよう」
全員:「は〜い」
こうしてシュガーの試練は見事に達成された、シュガーはアルシーヴの想いをより深く理解したようだ。アルシーヴの器のデカさには驚かされる。(本当にオカン属性パねえ)
終わり
最後までお読みいただき感謝申し上げます。
第13作でさり気にシュガーの健康状態に若干触れていたので、それをネタにしました(本当に糖尿病まっしぐらレベルの食生活だったので)
何気にハートフルストーリーを書いたのは、第1作以来だなと思いました(それまでずっとギャグばかり)
私の中でアルシーヴさんのイメージは、初期とだいぶ変わりました(オカン属性が凄かった)
後ライネさんを年増扱いするような発言をポルカにさせたことは一応謝罪いたします(しわはまだしも、加齢臭は言いすぎ)
次回作も期待しない程度に
ナミコさん→GAのメンバー(特にノダ)
クロ→ニジュサン
アルシーヴ→シュガソル
きゆづき先生のキャラってみんなおかん属性+バフみありますね〜。
>>35
読んでいただきありがとうございます。
そういう因果関係があるとはwwwそれは初耳でした
アルシーヴ様がオカンだとすれば、ソラ様は父だと思っております(そういう風にしか思えなくなってきました)
次回作も期待しない程度に
>>37
最後までお読みいただきありがとうございます
最初のアルシーヴ様のイメージは、「エトワリアの魔王的存在」というイメージでしたが、メインストーリー終わった後は、「ソラのパシリ」というイメージになり、今では「七賢者のオカン」というイメージになっております
次回作も期待しない程度に
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